JPH1153207A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JPH1153207A
JPH1153207A JP9204763A JP20476397A JPH1153207A JP H1153207 A JPH1153207 A JP H1153207A JP 9204763 A JP9204763 A JP 9204763A JP 20476397 A JP20476397 A JP 20476397A JP H1153207 A JPH1153207 A JP H1153207A
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直樹 前田
Katsutoshi Nishizaki
勝利 西崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CPUに異常が発生しても、制御の連続性を失
うことなく制御動作を継続することができる車両用制御
装置を提供する。 【解決手段】第1および第2のCPU1,2は、ライン
11,12を介して、互いにウォッチドッグパルスを監
視し、これにより相互に異常監視を行っている。一方の
CPUに異常が生じると、データセレクタ25は、正常
なCPUが出力する制御データを選択して出力する。そ
して、正常なCPUは、異常が生じたCPUをライン1
5,16を介してリセットするとともに、この異常が生
じたCPUに対して、ライン13,14から、正常動作
復帰のための設定値を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、車両の
操向制御などに適用される車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ステアリングホイールの操作
に応答してステアリング機構に補助力を与えるパワース
テアリング装置には、操舵補助力を制御するための電子
制御ユニットが備えられている。この電子制御ユニット
は、CPUおよびこれに関連する記憶素子などを有する
マイクロコンピュータを備えているが、車両において発
生するノイズ等の影響のためにマイクロコンピュータが
暴走等により誤動作すると、操舵補助力がドライバの意
図とは無関係にステアリング機構に与えられるおそれが
ある。そこで、マイクロコンピュータの暴走等の異常動
作に対するシステムの安全性を保証するために、マイク
ロコンピュータを二重系とした電子制御ユニットが適用
される場合がある。
【0003】マイクロコンピュータを二重系とした電子
制御ユニットの例は、たとえば、特開平4−41960
号公報に開示されている。この公報に記載された例で
は、一対のマイクロコンピュータからそれぞれウォッチ
ドッグパルスを発生させ、このウォッチドッグパルスの
周期を上記一対のマイクロコンピュータが相互監視する
ようになっている。そして、いずれか一方のマイクロコ
ンピュータが、他方のマイクロコンピュータからのウォ
ッチドッグパルスに異常が生じたことを検出すると、こ
の他方のマイクロコンピュータに異常が生じたものとさ
れ、操舵補助のための制御動作が徐々に停止されるよう
になっている。
【0004】また、上記一対のマイクロコンピュータ
は、切換えロジックを介して制御信号を出力するように
なっており、この切換えロジックは、いずれか一方のマ
イクロコンピュータのウォッチドッグパルスに異常が生
じたことに応答して、正常なマイクロコンピュータの制
御出力を選択して出力するように構成されている。これ
により、いずれか一方のマイクロコンピュータが暴走等
により誤動作した場合には、正常なマイクロコンピュー
タにより制御を継続しつつ、徐々に制御動作が停止され
ていくようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、車両の自動運転
のための技術が種々提案されているが、自動運転のため
の制御システムにおいても安全性についての十分な対策
を講じておく必要があることは言うまでもない。そこ
で、たとえば、ステアリング機構の動作を制御して操向
制御を行うために上記の従来技術を適用し、CPUを二
重系とした電子制御ユニットを用いることが考えられ
る。
【0006】しかし、操向制御のためのCPUを二重系
にしても、一方のCPUの暴走が検知されたことに応答
して全体の制御を中止してしまっては、その後の操向制
御を行えないから、自動運転を継続することができなく
なる。暴走したCPUをリセットすることにより制御を
継続することが考えられるかもしれないが、CPUをリ
セットした結果、リセットされたCPUにおいては従前
のデータが失われるから、一対のCPUに同じ動作を行
わせることができなくなる。したがって、たとえば、第
1のCPUに異常が生じたときに第2のCPUによる制
御に切り換え、同時に、第1のCPUをリセットする
と、その後に、第2のCPUに異常が生じて第1のCP
Uによる制御に切り換えられたときに、制御の連続性が
失われる。
【0007】たとえば、ステアリング機構に相対舵角セ
ンサを取り付け、この相対舵角センサの出力を積算して
絶対舵角を演算しているような場合には、リセットによ
って絶対舵角データが失われるから、上記の問題が発生
する。そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解
決し、CPUに異常が発生しても、制御の連続性を失う
ことなく制御動作を継続することができる車両用制御装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、相互に異
常監視する第1のCPUおよび第2のCPUと、この第
1および第2のCPUのうちのいずれか一方の演算結果
を選択して、アクチュエータ駆動用の制御信号を出力す
る切換え手段と、上記第1および第2のCPUのうち一
方のCPUに異常が生じたことに応答して、この一方の
CPUをリセットし、その後、正常動作復帰のための設
定値を他方のCPUから上記一方のCPUに送信する正
常復帰制御手段と、上記第1および第2のCPUのうち
一方のCPUに異常が生じたことに応答して、上記切換
え手段により他方のCPUの演算結果を選択させる切換
え制御手段とを含むことを特徴とする車両用制御装置で
ある。
【0009】上記の構成によれば、第1および第2のC
PUのいずれかに異常が生じたときには、正常なCPU
の演算結果が選択されてアクチュエータの動作の制御が
継続される。そして、異常が生じたCPUは、リセット
され、その後、正常動作復帰のための設定値が、正常な
CPUから当該異常が生じたCPUに送信される。これ
により、2つのCPUがいずれも正常に動作している状
態に復帰することができるから、アクチュエータの制御
を引き続き行える。しかも、異常が生じたCPUには、
リセット後に、必要な設定値が与えられるので、制御の
連続性が損なわれることもない。
【0010】請求項2記載の発明は、上記正常復帰制御
手段は、上記第1のCPUおよび第2のCPUのうち、
正常動作を継続している上記他方のCPUを含むもので
あることを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置で
ある。すなわち、2つのCPUは相互に異常発生を監視
しており、一方のCPUに異常が生じると、他方の正常
なCPUが、当該異常が生じたCPUをリセットし、さ
らに、必要な設定値を当該異常が生じたCPUに送信す
る。これにより、ハードウエアを追加することなく、制
御の連続性を保持できる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記第1および第
2のCPUは、第1レベル(たとえば「H」レベル)ま
たは第2レベル(たとえば「L」レベル)の状態信号を
出力するものであり、上記切換え制御手段は、上記第2
のCPUからの状態信号を第1レベルと第2レベルとの
間で反転して反転状態信号を出力する反転回路と、上記
第1のCPUからの状態信号と、上記反転回路が出力す
る反転状態信号とを入力として、上記切換え手段を制御
するための切換え制御信号を発生する排他的論理和回路
と、上記第1のCPUに上記反転回路が出力する反転状
態信号を入力する第1状態信号入力手段と、上記第2の
CPUに上記第1のCPUが出力する状態信号を入力す
る第2状態信号入力手段とを含み、上記第1のCPU
は、上記第2のCPUの異常を検知したことに応答し
て、上記第1状態信号入力手段から入力される反転状態
信号の反転信号を出力するものであり、上記第2のCP
Uは、上記第1のCPUの異常を検知したことに応答し
て、上記第2状態信号入力手段から入力される状態信号
の反転信号を出力するものであることを特徴とする請求
項1または2に記載の車両用制御装置である。
【0012】なお、上記第1および第2のCPUは、各
他方のCPUが正常動作しているときには、第1レベル
の状態信号を出力するものであってもよい。また、上記
切換え手段は、排他的論理和回路の出力が「H」レベル
のときには、第1のCPUが出力する制御信号を選択し
て出力し、排他的論理和回路の出力が「L」レベルのと
きには、第2のCPUが出力する制御信号を選択して出
力するものであってもよい。
【0013】この構成によれば、第1および第2のCP
Uが入力される反転状態信号または状態信号に対して同
様に動作することにより、正常なCPUの演算結果をア
クチュエータの制御のために確実に選択させることがで
きる。これにより、第1および第2のCPUのために個
別にソフトウエアを開発する必要がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る電子制御ユニット10の基本的
な構成を示すブロック図である。この電子制御ユニット
10は、ステアリング機構に操舵力を与えて舵角を調整
するためのアクチュエータ20の動作を制御するための
ものであって、たとえば、車両の自動運転のための操向
制御のために利用される。電子制御ユニット10は、た
とえばアンチロックブレーキシステムなどの車両の他の
電装品の制御を行う車両電子制御ユニット(ECU:El
ectronic Control Unit )30との間で通信を行い、舵
角指令データなどを車両電子制御ユニット30から受信
するようになっている。アクチュエータ20は、たとえ
ば、電動モータであってもよい。
【0015】電子制御ユニット10は、第1のCPU1
と、第2のCPU2とを有する二重系の構成を有してお
り、これらの2つのCPU1,2は、同じプログラムに
基づいて同じ動作を行うようになっている。すなわち、
操舵輪の舵角などを演算し、演算内容に応じてアクチュ
エータ20の動作を制御するための制御信号を同様に発
生するようになっている。
【0016】第1および第2のCPU1,2は、割り込
み周期に応じたウォッチドッグパルスをそれぞれライン
11,12に出力するように構成されており、ライン1
1,12に導出されるウォッチドッグパルスを互いに監
視することによって、各他方のCPU1,2の動作に異
常が生じているか否かを監視し合っている。また、第1
および第2のCPU1,2は、データ通信ライン13,
14を介して相互接続されていて、互いにデータのやり
とりを行うことができる。さらに、第1のCPU1は、
ライン15を介して第2のCPU2をリセットすること
ができるようになっており、第2のCPU2は、ライン
16を介して第1のCPU1をリセットすることができ
るようになっている。
【0017】第1および第2のCPU1,2には、各種
の周辺回路17が接続されている。この周辺回路17に
は、車両電子制御ユニット30との通信のための通信イ
ンタフェース(I/F)、各種の監視回路およびアクチ
ュエータ20を駆動するためのドライバなどが含まれて
いる。周辺回路17のうち通信インタフェース部は、車
両電子制御ユニット30に通信ライン31を介して接続
されている。また、周辺回路17のなかの監視回路に
は、各種のセンサ類32が接続されている。このセンサ
類32には、たとえば、操舵輪の相対舵角を検出する舵
角センサなどが含まれている。
【0018】第1および第2のCPU1,2は、周辺回
路17から与えられる舵角指令データや相対舵角データ
に基づいて、各種の演算を行い、それぞれ、ライン2
1,22に、アクチュエータ20を制御するための制御
データを出力する。ライン21,22は、切換え手段と
してのデータセレクタ25に接続されている。このデー
タセレクタ25は、切換え制御回路40からの出力信号
に基づいて、ライン21からの制御データまたはライン
22からの制御データを選択し、選択された制御データ
をライン23から周辺回路17に入力する。この制御デ
ータに基づいて周辺回路17のなかのアクチュエータ2
0のドライバの動作が制御され、その結果、アクチュエ
ータ20の動作が制御される。
【0019】図2は、切換え制御回路40の詳細な構成
を示すブロック図である。切換え制御回路40は、第1
および第2のCPU1,2が出力する状態信号S1,S
2に基づいて、「H」レベルまたは「L」レベルの切換
え制御信号を出力するように構成されている。切換え制
御回路40は、「H」レベルの切換え制御信号が与えら
れた場合には、ライン21を介する第1のCPU1から
の制御データを選択して出力し、「L」レベルの切換え
制御信号が与えられた場合には、ライン22を介する第
2のCPU2からの制御データを選択して出力する。
【0020】切換え制御回路40は、CPU1からの状
態信号S1が導出されるライン41と、第2のCPU2
からの状態信号S2が導出されるライン42と、ライン
42に導出された信号を反転して状態信号S2の反転信
号/S2(記号「/」は、明細書中においては反転信号
を表すものとし、図面中ではオーバーラインで示す。)
を出力する反転回路43と、反転回路43が出力する反
転状態信号/S2が導出されるライン44と、ライン4
1に導出された状態信号S1およびライン44に導出さ
れた反転状態信号/S2とが入力される排他的論理和回
路45とを有しており、この排他的論理和回路45の出
力が、切換え制御信号としてデータセレクタ25に入力
されている。
【0021】切換え制御回路40は、さらに、ライン4
1に導出された状態信号S1を第2のCPU2に入力す
るためのライン46(第2状態信号入力手段)と、ライ
ン44に導出された反転状態信号/S2を第1のCPU
1に入力するためのライン47(第1状態信号入力手
段)とを備えている。下記表1には、第1および第2の
CPU1,2がそれぞれ出力する状態信号S1,S2の
例が示されている。
【0022】
【表1】
【0023】第1および第2のCPU1,2が、ライン
11,12を介してウォッチドッグパルスを互いに監視
し合っているのは、上述のとおりである。ウォッチドッ
グパルスは、図3に示すように、CPUが正常に動作し
ている場合には一定の周期のパルスであるが、CPUの
暴走が生じると、周期に乱れが生じる。したがって、た
とえば、ウォッチドッグパルスの周期が所定値よりも長
くなったことに基づいて、CPUの暴走を検出すること
ができる。
【0024】第1および第2のCPU1,2は、各他方
のCPUのウォッチドッグパルスに異常がなければ(す
なわち、各他方のCPUが正常動作しているならば)、
入力される状態信号/S2,S1に無関係に、「H」レ
ベルの信号を出力する。その結果、ライン41には、
「H」レベルの信号が導出され、ライン44には「L」
レベルの信号が導出されるので、排他的論理和回路45
の出力信号は「H」レベルとなる。よって、第1および
第2のCPU1,2のいずれもが正常に動作していれ
ば、第1のCPU1が出力する制御データがデータセレ
クタ25によって選択されることになる。
【0025】一方、第1および第2のCPU1,2は、
各他方のCPUのウォッチドッグパルスに異常が生じた
ならば(すなわち、各他方のCPUが暴走状態となった
ならば)、入力される状態信号/S2,S1の反転信号
をライン41,42に導出する。すなわち、たとえば、
第1のCPU1が暴走した場合には、第2のCPU2
は、状態信号S1の反転信号/S1を状態信号S2とし
てライン42に出力する。したがって、ライン44に
は、結局、信号S1が導出されることになる。よって、
排他的論理和回路45の出力信号は「L」レベルとな
り、データセレクタ25は、ライン22から与えられる
第2のCPU2(すなわち、正常動作しているCPU)
が出力する制御データを選択して出力することになる。
【0026】一方、第2のCPU2が暴走した場合に
は、第1のCPU1は、反転状態信号/S2の反転信号
である信号S2を状態信号S1として出力する。そのた
め、排他的論理和回路45には、ライン41から信号S
2が与えられ、ライン44からは反転状態信号/S2が
入力される。よって、排他的論理和回路45の出力信号
は、「H」レベルとなり、データセレクタ25は、正常
動作しているCPUである第1のCPU1からの制御デ
ータを選択して出力することになる。
【0027】このようにして、第1および第2のCPU
1,2は、ライン47,46から入力される状態信号お
よびライン11,12からのウォッチドッグパルスに対
して全く同様に動作し、切換え制御回路40の働きによ
って、一方のCPUが暴走した場合には正常なCPUの
制御データが確実に選択されることになる。第1のCP
U1に暴走が生じると、第2のCPU2は状態信号S2
を上述のように制御するとともに、ライン16(図1参
照)を介して第1のCPU1にリセット信号を与え、こ
の第1のCPU1をリセットする。その後、第2のCP
U2は、さらに、第1のCPU1による制御動作を継続
させるために必要な設定値(すなわち、正常動作復帰の
ための設定値)をライン14(図1参照)を介して第1
のCPU1に送信する。このような設定値には、たとえ
ば、相対舵角を積算して得られる絶対舵角データなどが
ある。
【0028】また、第2のCPU2に暴走が生じた場合
も同様に、第1のCPUは状態信号S1を上述のように
制御するとともに、ライン15(図1参照)を介して第
2のCPU2にリセット信号を与え、この第2のCPU
2をリセットする。その後、第1のCPU1は、第2の
CPU2による制御動作を継続させるために必要な設定
値をライン13(図1参照)を介して第2のCPU2に
送信する。
【0029】こうして、暴走が生じたCPUは、リセッ
トされた後に、その後の制御動作を継続するために必要
な設定値が正常なCPUから与えられる。この設定値が
与えられた後は、2つのCPU1,2は、再び、両方と
もが同じ制御および演算処理を行う正常な状態に復帰す
ることになる。以上のようにこの実施形態によれば、一
対のCPU1,2のうちのいずれかの動作に異常が生じ
た場合には、正常なCPUの制御データを用いて、アク
チュエータ20の制御が継続される。そして、正常なC
PUは、異常が生じたCPUをリセットし、さらに、正
常な状態への復帰のために必要な設定値をリセット後の
CPUに与える。これにより、一対のCPU1,2が同
じ動作を行う状態に復帰することができるから、制御の
連続性が損なわれることがなく、半永久的にアクチュエ
ータ20の動作を適切に制御することができる。これに
より、安全性の高い操向装置を構成することが可能にな
る。
【0030】この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は他の形態でも実施することが可能であ
る。たとえば、上記の実施形態では、ステアリング機構
の制御を行う構成を例にとって説明したが、この発明
は、CPUを二重系にする必要のある車両用制御装置に
対して広く適用することができ、制御対象はステアリン
グ機構に限定されるものではない。
【0031】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電子制御ユニット
の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】切換え制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ウォッチドッグパルスの監視によるCPUの暴
走検知の原理を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 第1のCPU 2 第2のCPU 10 電子制御ユニット 20 アクチュエータ 25 データセレクタ 40 切換え制御回路 43 反転回路 45 排他的論理和回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に異常監視する第1のCPUおよび第
    2のCPUと、 この第1および第2のCPUのうちのいずれか一方の演
    算結果を選択して、アクチュエータ駆動用の制御信号を
    出力する切換え手段と、 上記第1および第2のCPUのうち一方のCPUに異常
    が生じたことに応答して、この一方のCPUをリセット
    し、その後、正常動作復帰のための設定値を他方のCP
    Uから上記一方のCPUに送信する正常復帰制御手段
    と、 上記第1および第2のCPUのうち一方のCPUに異常
    が生じたことに応答して、上記切換え手段により他方の
    CPUの演算結果を選択させる切換え制御手段とを含む
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 【請求項2】上記正常復帰制御手段は、上記第1のCP
    Uおよび第2のCPUのうち、正常動作を継続している
    上記他方のCPUを含むものであることを特徴とする請
    求項1記載の車両用制御装置。
  3. 【請求項3】上記第1および第2のCPUは、第1レベ
    ルまたは第2レベルの状態信号を出力するものであり、 上記切換え制御手段は、 上記第2のCPUからの状態信号を第1レベルと第2レ
    ベルとの間で反転して反転状態信号を出力する反転回路
    と、 上記第1のCPUからの状態信号と、上記反転回路が出
    力する反転状態信号とを入力として、上記切換え手段を
    制御するための切換え制御信号を発生する排他的論理和
    回路と、 上記第1のCPUに上記反転回路が出力する反転状態信
    号を入力する第1状態信号入力手段と、 上記第2のCPUに上記第1のCPUが出力する状態信
    号を入力する第2状態信号入力手段とを含み、 上記第1のCPUは、上記第2のCPUの異常を検知し
    たことに応答して、上記第1状態信号入力手段から入力
    される反転状態信号の反転信号を出力するものであり、 上記第2のCPUは、上記第1のCPUの異常を検知し
    たことに応答して、上記第2状態信号入力手段から入力
    される状態信号の反転信号を出力するものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載の車両用制御装置。
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