JP3284636B2 - Cpuシステムの異常検出装置 - Google Patents

Cpuシステムの異常検出装置

Info

Publication number
JP3284636B2
JP3284636B2 JP01764693A JP1764693A JP3284636B2 JP 3284636 B2 JP3284636 B2 JP 3284636B2 JP 01764693 A JP01764693 A JP 01764693A JP 1764693 A JP1764693 A JP 1764693A JP 3284636 B2 JP3284636 B2 JP 3284636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main cpu
sub cpu
cpu
data
calculation result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01764693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06230994A (ja
Inventor
和洋 清水
哲志 長谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP01764693A priority Critical patent/JP3284636B2/ja
Publication of JPH06230994A publication Critical patent/JPH06230994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3284636B2 publication Critical patent/JP3284636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CPUシステムの異
常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平2−249762号公報には、複
数のCPUにて同一演算を行いその結果を用いてアクチ
ュエータの制御を行なう技術が開示されている。つま
り、CPUシステムの異常検出装置として、各センサ信
号をそれぞれのCPUに入力し、それぞれで同一の演算
を行い演算結果を比較するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では
それぞれの信号入力を2つのCPUで同期させることが
不可能であるため、演算結果に誤差を発生する問題が生
じる。
【0004】そこで、この発明の目的は、常に確実にシ
ステムの異常を監視することができるCPUシステムの
異常検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、メインCP
UとサブCPUとを有し、センサ信号をメインCPUに
入力し、メインCPUにて各種演算を行い、センサ信号
データと演算結果データをサブCPUに転送し、サブC
PUは入力されたセンサ信号データより各種演算を行い
メインCPUからの演算結果データと比較を行い異常監
視をするとともに、サブCPUが自己の演算結果データ
をメインCPUへ転送しメインCPUでも演算結果デー
タと比較を行い異常監視をするようにしたCPUシステ
ムの異常検出装置をその要旨とする。
【0006】ここで、メインCPUに較べ性能の劣るサ
ブCPUを用い、CPU間の相互監視処理をメインCP
Uの演算周期に対し間引いて行うようにしてもよい。
【0007】
【作用】センサ信号がメインCPUに入力されて、メイ
ンCPUにて各種演算が行われる。そして、センサ信号
データと演算結果データがサブCPUに転送される。
又、サブCPUにてセンサ信号データより各種演算が行
われ、メインCPUからの演算結果データと比較され異
常監視が行われる。同時に、サブCPUから自己の演算
結果データがメインCPUへ転送され、メインCPUで
も演算結果データと比較され異常監視が行われる。
に、サブCPUはメインCPUに較べ性能が劣ってお
り、CPU間の相互監視処理がメインCPUの演算周期
に対し間引いて行われる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を車両の後輪舵角制御装置に
具体化した一実施例を図面に従って説明する。
【0009】図2において、後輪操舵機構1内に取り付
けられた直流サーボモータ2は電気的制御装置3の電気
的指令信号を受けて正逆方向に回転し、減衰ギア4を通
して油圧パワーアシスト付ラック・アンド・ピニオン機
構つまり操舵機構1の出力軸(図示しないトーションバ
ー)に連結されている。トーションバーの他端にはピニ
オンギア5が装着されており、パワーピストン6の一端
に形成されたラック7と噛み合っている。即ち、モータ
2によりトーションバーの一端が回され、トーションバ
ーが捩じれ、油圧バルブ8の絞り面積が変化し、トーシ
ョンバーの捩じれを修正する方向に油圧を供給してパワ
ーピストン6を動かす機構となっている。パワーピスト
ン6の両端は、それぞれタイロッド9を介してナックル
アーム10に連結されている。後輪11はナックルアー
ム10によって左右方向へ揺動自在に支持されている。
【0010】従って、図中のA矢印方向にパワーピスト
ン6が動くことで、後輪11は左右に操舵される。そし
て、トーションバーの捩じれがなくなると油圧バルブ8
の絞り面積は「0」となり、パワーピストン6を動かす
油圧は「0」となってパワーピストン6は停止する。こ
こで、後輪操舵角センサ12は、パワーピストン6の位
置を検出し信号を出力する。電気的制御装置3は、この
信号に基づいて、パワーピストン6の位置と後輪実舵角
との関係から、後輪実舵角を求めるとともに、後輪実舵
角のその変化率より操舵角速度も求める。サーボモータ
2を含む操舵機構1と制御装置3とによって、後輪操舵
角指令位置に後輪実舵角が一致するように後輪11を位
置決め制御する位置決めサーボ系を構成している。尚、
13は油圧バルブ8を介してパワーピストン6に油圧を
供給する油圧ポンプ、14はオイルタンクを示す。
【0011】車速センサ15は車軸又は車輪の回転速度
を検出して車速Vに応じた車速信号を制御装置3に出力
する。前輪操舵角センサ16はロータリエンコーダより
なり、ステアリングシャフト17に設けられている。そ
して、ステアリングホイール18のハンドル操作に伴う
ステアリングシャフト17の回転を検出して前輪19の
操舵角θs に応じた前輪操舵角信号を制御装置3に出力
する。ヨーレイトセンサ20はジャイロ等で構成され、
車両の重心を中心とした車両の回転角速度(ヨーレイト
Wa )に応じたヨーレイト信号を制御装置3に出力す
る。左車輪速センサ21は前輪19の左車輪の回転速
(左車輪速ωL )を検出し、右車輪速センサ22は前輪
19の右車輪の回転速(左車輪速ωR )を検出する。ブ
レーキスイッチ23はABS(アンチロックブレーキシ
ステム)制御実行中、もしくは、ブレーキペダル操作が
行われているとオンする。
【0012】制御装置3を図1に基づいて説明する。制
御装置3はメインCPU24と、波形整形回路25〜2
8と、アナログバッファ29と、A/Dコンバータ30
と、デジタルバッファ31と、駆動回路32と、サブC
PU33と、オアゲート34とを備えている。波形整形
回路25〜28は車速センサ15、左車輪速センサ2
1、右車輪速センサ22、前輪操舵角センサ16からの
信号を波形整形してメインCPU24に取り込ませる。
又、アナログバッファ29は後輪操舵角センサ12とヨ
ーレイトセンサ20からの各信号を取り込み、A/Dコ
ンバータ30はアナログデジタル変換を行う。デジタル
バッファ31はブレーキスイッチ23からの信号をラッ
チする。
【0013】さらに、駆動回路32はメインCPU24
からの電流指令値信号Ifに応じた電流を直流サーボモ
ータ2に供給する。メインCPU24とサブCPU33
とはシリアルの出力ポートと入力ポートにて接続されて
いる。オアゲート34の一方の入力端子にはメインCP
U24が接続されるとともに、オアゲート34の他方の
入力端子にはサブCPU33が接続されている。さら
に、オアゲート34の出力端子は駆動回路32と接続さ
れている。
【0014】メインCPU24は8ビットもしくは16
ビットのマイクロコンピュータであり、後輪操舵制御に
必要な周期(例えば、3msecもしくは5msec
等)で前述のセンサ信号を入力し、後輪操舵制御のため
の演算を実行し、後輪操舵制御信号を出力する。そし
て、この周期の数回に1回の周期(サブCPU通信周期
と呼ぶ)でシリアル入出力ポートにて、サブCPU33
とデータの送・受信を行い、自己の演算結果とサブCP
U33の演算結果との比較を行い、結果に差が生じれば
「サブCPU異常信号」(Hレベル信号)をオアゲート
34に出力する。又、この周期(サブCPU33との通
信周期)間に、サブCPU33からの演算結果データが
受信されない場合も「サブCPU異常信号」(Hレベル
信号)をオアゲート34に出力する。
【0015】サブCPU33は4ビットもしくは1ビッ
トのマイクロコンピュータである。このサブCPU33
では、通常、メインCPU24からのデータ待ち状態で
あり、メインCPU24からのセンサ信号データ、およ
び演算結果データを入力する。そして、センサ信号デー
タを用いて後輪操舵制御のための演算を実行する。算出
された演算結果はメインCPU24へ送信するととも
に、メインCPU24からの演算結果と比較を行い、差
が生じた場合は「メインCPU異常信号」(Hレベル信
号)をオアゲート34に出力する。演算結果が一致した
場合は、メインCPU24からのデータ待ち状態とな
る。又、この待ち状態が一定時間経過してもメインCP
U24からデータが入力されない場合も「メインCPU
異常信号」(Hレベル信号)をオアゲート34に出力す
る。
【0016】オアゲート34は、メインCPU24とサ
ブCPU33のポート出力が入力され、どちらか一方で
も異常信号(Hレベル信号)が入力されると、その出力
がHレベルとなる。このオアゲート34のHレベルの出
力により、駆動回路32において後輪操舵制御が中止さ
れるようになっている。
【0017】次に、作用を説明する。図3は、メインC
PU24とサブCPU33のデータ送・受信の状態を示
すタイムチャート図である。ここで、サブCPU33の
通信周期はメインCPU24の定時割込み周期の4回に
1回実施している。
【0018】このメインCPU24の処理、及び、サブ
CPU33の処理をフローチャートを用いて説明する。
図4は、メインCPU24の定時割込み処理のフローチ
ャートである。
【0019】メインCPU24はステップ101で、前
回の割込み処理で算出された演算結果を駆動回路32へ
出力する。そして、メインCPU24はステップ102
で、演算結果をサブCPU33へ転送するか否かを判定
する。ここで、本実施例では、定時割込み4回に1回サ
ブCPU33へデータ転送を行うので、この転送周期を
カウントするカウンタの値nは正常時n=0〜3とな
る。メインCPU24はn=1ならばステップ103に
移行して、演算結果をサブCPU33へ転送し、n≠1
ならばステップ103の処理を実施せずにステップ10
4に移行する。
【0020】メインCPU24はステップ104で各種
センサ信号を入力する。そして、メインCPU24はス
テップ105で入力されたセンサ信号データをサブCP
U33へ転送するか否かを判定する処理を行う。つま
り、メインCPU24はステップ105でn=0なら
ば、ステップ106でセンサ信号データをサブCPU3
3へ転送し、ステップ105でn≠0ならば、ステップ
107に移行する。
【0021】メインCPU24はステップ107で、カ
ウンタの値nを「1」インクリメントし、ステップ10
8でセンサ信号から後輪指令値を算出する。そして、メ
インCPU24はステップ109で演算結果がサブCP
U33からの演算結果と比較されるべきデータであるか
否かの判定を行い、n=1であればステップ110にて
比較用メモリにステップ108での演算結果を保存す
る。一方、メインCPU24はn≠1であれば、ステッ
プ111に移行する。
【0022】メインCPU24はステップ111でシリ
アル入力レジスタにサブCPU33からのデータが転送
済であるか否かを判定し、データが転送済であればステ
ップ112で、サブCPU33から転送された演算結果
データと、ステップ110で保存した自己の演算結果デ
ータとの比較を行なう。そして、メインCPU24はス
テップ113にて、データが一致するか否かの判定を行
い、一致すればステップ114でカウンタの値nをクリ
ア(n=0)し、割込み処理を終了する。又、メインC
PU24はステップ113でデータが一致しない場合、
ステップ116でオアゲート34にサブCPU異常信号
(Hレベル信号)を出力する。
【0023】一方、メインCPU24はステップ111
でサブCPU33からデータが転送されてない場合は、
ステップ115に移行して、n≧4であるかどうか判定
する。これは、サブCPU33からの入力待ちのタイム
オーバを判定する処理であり、n<4であれば、待ち時
間内であり、割込み処理を終了する。しかし、n≧4で
あれば、メインCPU24は待ち時間のタイムオーバと
なり、ステップ116へ移り、オアゲート34にサブC
PU異常信号(Hレベル信号)を出力し、割込み処理を
終了する。
【0024】以上がメインCPU24側のサブCPU3
3との送・受信処理である。次に、サブCPU33側の
処理を図5、図6を用いて説明する。図5はサブCPU
33のメインルーチンを示すフローチャートである。
【0025】ステップ201〜203がパワーON時や
リセットスタート時のイニシャル・ルーチンであり、ス
テップ204以後がメインルーチン(メインループ)で
ある。
【0026】まず、サブCPU33はステップ201に
て、RAMチェック、メモリ、レジスタクリア等のチェ
ックを行なう。サブCPU33はステップ202でフリ
ーランニングカウンタの値をX,Yに書き込む。そし
て、サブCPU33はステップ203でメインCPU2
4にサブCPU33がスタンバイできた旨の信号を出力
する。
【0027】サブCPU33はステップ204でシリア
ル入力割込みによるメインCPU24からのセンサ信号
データが受信済であるかどうか判定する。判定は、セン
サデータフラグを用い、フラグが「1」であれば、セン
サ信号データが受信済と判定し、ステップ205にてセ
ンサデータフラグを「0」にし、ステップ206で受信
されたセンサ信号データから後輪指令値の算出を行な
う。そして、サブCPU33はステップ207で演算結
果データをメインCPU24へシリアル出力を用いて転
送する。又、サブCPU33はステップ204でフラグ
が「0」であれば、センサ信号データ未受信と判定し、
ステップ208に移行する。
【0028】サブCPU33はステップ208でシリア
ル入力割り込みによるメインCPU24からの演算結果
データが受信済であるかどうか判定する。判定は、演算
結果データフラグを用い、フラグが「1」であれば演算
結果データが受信済と判定し、ステップ209にて結果
データフラグを「0」にし、ステップ210で自己の演
算結果とメインCPU24からの演算結果とのデータ比
較を行なう。
【0029】そして、サブCPU33はステップ211
で演算結果データが一致するか否かの判定を行い、一致
すればステップ212で、現在のフリーランカウンタか
らXの値を減じたものをT1に書き込む。さらに、サブ
CPU33はステップ213で、T1の値がT1>4τ
であるか否かの判定をする。ここで、τはメインCPU
24の定時割込み時間であり、本実施例では、メインC
PU24とサブCPU33のデータ送受信は割込み4回
に対し1回実施する。従って、4τは、メイン−サブC
PU間の送受信サイクル時間であり、即ち、サブCPU
33のメインCPU24からの入力待ちでのタイムオー
バを判定するものである。
【0030】T1≦4τであれば、入力待ち時間内であ
るので、ステップ204へ戻り以後、同一処理を繰り返
す。一方、サブCPU33はステップ213でT1>4
τであれば、メインCPU入力待ちタイムオーバと判定
し、ステップ214でオアゲート34にメインCPU異
常信号(Hレベル信号)の出力を行い、処理終了とな
る。又、サブCPU33はステップ211で演算結果デ
ータが一致しなかった場合もステップ214に移行し
て、メインCPU異常信号(Hレベル信号)の出力を行
い処理終了となる。
【0031】図6はサブCPU33のシリアル入力割込
み処理を示すフローチャートである。サブCPU33は
ステップ301でメインCPU24からのデータ入力を
受信すると、ステップ302にてX=Yの判定を行う。
ここで、図5のステップ202でX,Yを同じ値にし、
かつセンサ信号データが演算結果データよりも先に送ら
れてくるので、X=Yであれば、入力データはセンサ信
号データであると判定する。そして、サブCPU33は
X=Yならば、ステップ303で現在のフリーランカウ
ンタの値をXに書き込み、ステップ304にてセンサデ
ータフラグを「1」にして処理を終了する。
【0032】サブCPU33はステップ302でX≠Y
であればメインCPU24からの演算結果データと判定
し、ステップ305で現在のフリーランカウンタの値を
X及びYに書き込み、ステップ306にて演算結果デー
タフラグを「1」にして処理を終了する。
【0033】そして、オアゲート34に対し、メインC
PU24あるいはサブCPU33のどちらか一方でも異
常信号(Hレベル信号)が入力されると、オアゲート3
4の出力がHレベルとなる。オアゲート34の出力がH
レベルとなると、駆動回路32において後輪操舵制御が
中止される。
【0034】このように本実施例では、メインCPU2
4とサブCPU33とを有し、センサ信号を全てメイン
CPU24に入力し、メインCPU24にて各種演算を
行い、センサ信号データと演算結果データをサブCPU
33に転送する。そして、サブCPU33は入力された
センサ信号データより各種演算を行いメインCPU24
からの演算結果データと比較を行い異常監視をする。一
方、サブCPU33が自己の演算結果データをメインC
PU24へ転送しメインCPU24でも演算結果データ
と比較を行い異常監視をするようにした。このようにし
てCPU間の演算データを用いての相互チェックができ
る。つまり、特開平2−249762号公報のように各
センサ信号をそれぞれのCPUに入力し、それぞれで同
一の演算を行い演算結果を比較する場合にはそれぞれの
信号入力を2つのCPUで同期させることが必要であっ
た。しかしながら、本実施例では、センサ信号入力を2
つのCPUで同期させることなく、センサ入力時のタイ
ミングズレによる演算誤差を防止することができ、常に
確実にシステムの異常を監視することができることとな
る。
【0035】又、サブCPU33にメインCPU24よ
りも性能の低いコンピュータを用いても、CPU間の相
互監視処理をメインCPU24の演算周期4回に対し1
回に間引いて行うことにより、異常を監視することがで
きる。
【0036】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、以下のように実施してもよい。例えば、前
記実施例ではオアゲート34の出力端子と駆動回路32
とを接続しオアゲート34の出力がHレベルになると駆
動回路32で後輪操舵制御を中止したが、オアゲート3
4の出力端子とメインCPU24のリセットポート及び
サブCPU33のリセットポートとを接続する。そし
て、オアゲート34の出力がHレベルになるとメインC
PU24とサブCPU33とをリセットするようにして
もよい。
【0037】又、前記実施例では、2つのCPU間の相
互通信にシリアルポートを用いたが、8ビットのパラレ
ルポートを用いてもよい。さらに、前記実施例では、1
つの演算結果のみ比較したが、2つ以上の演算結果の比
較を行うことも可能であり、比較を増せば、相互チェッ
クの信頼度も上昇する。
【0038】さらには、前記実施例ではメインCPU2
4とサブCPU33の性能を異ならせたが、同一性能と
してもよい。図7は2つのCPUが同一性能である場合
におけるメインCPU24とサブCPU33のデータ送
・受信状態のタイムチャートである。又、図8はこの場
合のメインCPU24の処理のフローチャートである。
【0039】つまり、図8において、メインCPU24
はステップ401でサブCPU33から入力データがあ
ったか否か判定し、入力データがあるとステップ402
でそのサブCPU33からの演算結果データとメインC
PU24の前回の演算結果データとの比較を行う。メイ
ンCPU24はステップ403で演算結果データが一致
していると、ステップ404で前回の演算結果を駆動回
路32に出力する。一方、メインCPU24はステップ
403において演算結果データが一致しないとステップ
406でオアゲート34にサブCPU異常信号(Hレベ
ル信号)を出力する。又、メインCPU24はステップ
401においてサブCPU33から入力データがない
と、ステップ405でカウンタの値nが「1」か否か判
定し、n=1ならばステップ406でオアゲート34に
サブCPU異常信号(Hレベル信号)を出力する。メイ
ンCPU24はステップ405においてn≠1ならばス
テップ407に移行する。メインCPU24はステップ
407で各種センサ信号を入力し、ステップ408でサ
ブCPU33にセンサ信号データを送信し、ステップ4
09でカウンタの値nを「1」にする。さらに、メイン
CPU24はステップ410でセンサ信号データから後
輪指令値を演算し、ステップ411でサブCPU33に
演算結果を転送する。
【0040】尚、サブCPU33の処理は、図5,6と
同一となるが、図5においてステップ213でT1>τ
となる(τはメインCPUの定時割込み周期)。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
常に確実にシステムの異常を監視することができる優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の演算装置の回路図である。
【図2】後輪操舵制御装置の構成図である。
【図3】作用を説明するためのタイムチャートである。
【図4】作用を説明するためのフローチャートである。
【図5】作用を説明するためのフローチャートである。
【図6】作用を説明するためのフローチャートである。
【図7】別例のタイムチャートである。
【図8】別例のフローチャートである。
【符号の説明】
24 メインCPU 33 サブCPU
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 11/16 - 11/20 G06F 15/16 - 15/177 G05B 9/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインCPUとサブCPUとを有し、セ
    ンサ信号をメインCPUに入力し、メインCPUにて各
    種演算を行い、センサ信号データと演算結果データをサ
    ブCPUに転送し、サブCPUは入力されたセンサ信号
    データより各種演算を行いメインCPUからの演算結果
    データと比較を行い異常監視をするとともに、サブCP
    Uが自己の演算結果データをメインCPUへ転送しメイ
    ンCPUでも演算結果データと比較を行い異常監視をす
    るようにし メインCPUに較べ性能の劣るサブCPUを用い、CP
    U間の相互監視処理をメインCPUの演算周期に対し間
    引いて行うようにし たことを特徴とするCPUシステム
    の異常検出装置。
JP01764693A 1993-02-04 1993-02-04 Cpuシステムの異常検出装置 Expired - Lifetime JP3284636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01764693A JP3284636B2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 Cpuシステムの異常検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01764693A JP3284636B2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 Cpuシステムの異常検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06230994A JPH06230994A (ja) 1994-08-19
JP3284636B2 true JP3284636B2 (ja) 2002-05-20

Family

ID=11949625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01764693A Expired - Lifetime JP3284636B2 (ja) 1993-02-04 1993-02-04 Cpuシステムの異常検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3284636B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3991384B2 (ja) * 1996-07-15 2007-10-17 株式会社デンソー 電子制御装置
JP4747930B2 (ja) * 2006-04-24 2011-08-17 トヨタ自動車株式会社 電子制御装置、及び、演算機能検査方法
JP5575086B2 (ja) * 2011-10-20 2014-08-20 三菱電機株式会社 電子制御装置
JP6016257B2 (ja) * 2011-12-27 2016-10-26 ボッシュ株式会社 車両用エンジン制御装置
WO2013103001A1 (ja) * 2012-01-04 2013-07-11 富士通株式会社 検出装置、検出方法、および検出プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06230994A (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1153207A (ja) 車両用制御装置
US8423257B2 (en) System for and method of maintaining a driver intended path
US10717462B2 (en) Sensor device and electric power steering device using same
WO2012042629A1 (ja) 制御システム、及び電動パワーステアリング制御装置
JP2004017929A (ja) 舵角中立位置の誤検出防止方法および誤検出防止装置
JP2002107371A (ja) 車輪の回転状態検出装置
JP2002104149A (ja) 車輪の回転状態検出装置
CN111619667B (zh) 一种车辆控制方法、装置和车辆
JP2001063492A (ja) 車両安全制御装置の電子制御装置
CN111547128A (zh) 一种电动转向系统的中位自学习方法、装置及存储介质
JP3284636B2 (ja) Cpuシステムの異常検出装置
CN111422249A (zh) 后轮转向控制方法、装置和计算机存储介质
JPH03286340A (ja) Cpuの異常診断装置
JP3325040B2 (ja) 電子スロットル制御機構
US6701237B2 (en) Vehicle speed diagnostic algorithm for four-wheel steering systems
CN114104097B (zh) 转向控制方法、装置、系统及可读存储介质
JPH05134712A (ja) センサ信号処理装置および車両補助装置のコントロールユニツト
JP2006007860A (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH06329042A (ja) 後輪操舵装置
JPH06298105A (ja) 後輪操舵装置の制御システム
JPH06274361A (ja) 車両制御用コンピュータシステム
JP2913849B2 (ja) 車両用操舵角検出装置
EP1026058B1 (en) Apparatus and method for diagnosing a wheel speed input system in a vehicle motion control apparatus
JP3741039B2 (ja) 操舵制御装置
JPH06293276A (ja) 車両の4輪操舵装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term