JP3741039B2 - 操舵制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイールへの操作を入力する操舵入力機構と、操舵輪を転舵する操舵輪転舵機構との間を機械的に非連結としたステアリングバイワイヤ動作による操舵制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステアリングバイワイヤ動作による車両用操舵装置としては、例えば、特開平10−258751号公報に記載のものが知られている。
【0003】
この公報には、制御手段が故障した場合にその故障を速やかに検出することができる車両用操舵装置を提供することを目的とし、制御手段として、主制御部と反力制御部と舵取制御部を備え、主制御部が反力制御部に与える反力指示信号に基づき、主制御部の故障を検出する車両用操舵装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両用操舵装置にあっては、ステアリングホイールは運転者の操舵操作と反力アクチュエータによる反力トルクの両方から駆動される構成となっているため、操舵角の監視のみでは反力アクチュエータの故障を判定できないという問題がある。
【0005】
すなわち、操舵角の変化は、運転者の操舵操作によるものであるか、反力アクチュエータの駆動によるものなのか、操舵角の監視のみでは判断できない。操舵トルクを監視すれば、運転者が操舵しているのか、反力アクチュエータの駆動によるものであるのかは判断可能である。しかし、カーブを通過後、操舵反力を利用して、手を離すことによって、直進状態へ復帰する場合もあるので、操舵トルクのみの監視でも反力アクチュエータの故障を判断することができない。
【0006】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、セルフセンタリング時のようなステアリングホイールから手を離しての操作時を含めて、反力アクチュエータの故障を精度良く判定することができる操舵制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明では、
ステアリングホイールへの操作を入力する操舵入力機構と、操舵輪を転舵する操舵輪転舵機構との間を機械的に非連結とし、
前記操舵入力機構に設けられた反力アクチュエータと、前記操舵輪転舵機構に設けられた転舵アクチュエータとを制御する操舵制御手段を設けた操舵制御装置において、
操舵角を検出する操舵角検出手段と、
操舵角加速度を検出する操舵角加速度検出手段と、
操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
操舵角の中立位置からの変位方向と、操舵角加速度の発生方向と、操舵トルクの発生方向とを監視し、操舵角の中立位置からの変位方向と操舵角加速度の発生方向が一致し、これらの方向と操舵トルクの発生方向が反対である状態が所定時間継続した場合、前記反力アクチュエータが故障であると判定する反力アクチュエータ故障判定手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の作用および効果】
請求項1に係る発明にあっては、反力アクチュエータ故障判定手段において、操舵角の中立位置からの変位方向と、操舵角加速度の発生方向と、操舵トルクの発生方向とが監視され、操舵角の中立位置からの変位方向と操舵角加速度の発生方向が一致し、これらの方向と操舵トルクの発生方向が反対である状態が所定時間継続した場合、操舵入力機構に設けられた反力アクチュエータが故障であると判定される。
【0009】
よって、ステアリングバイワイヤ動作による操舵制御装置において、セルフセンタリング時のようなステアリングホイールから手を離しての操作時を含めて、反力アクチュエータの故障を精度良く判定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の操舵制御装置を実現する実施の形態を、請求項1,2,3,4に係る発明に対応する第1実施例と、請求項5に係る発明に対応する第2実施例と、請求項6,7に係る発明に対応する第3実施例とに基づいて説明する。
【0011】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は第1実施例の操舵制御装置を示す全体システム図、図2は第1実施例の操舵制御装置の前輪操舵系を示す構成図、図3は第1実施例の操舵制御装置の電子制御系を示すブロック図である。
【0012】
図1において、1はステアリングホイール、2は操舵入力機構、3は前輪転舵機構(操舵輪転舵機構)、4,5は前輪、6,7は後輪、8は操舵角センサ(操舵角検出手段)、9は第2の操舵角センサ(操舵角検出手段)、10はピニオン角センサ、11はラックストロークセンサ、12は操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)、13は車速センサ、14は横加速度センサ、15はヨーレートセンサ、16は電子制御ユニット(操舵制御手段:図にはECUという略称にて記す)、17は転舵アクチュエータ、18は反力アクチュエータ、19は電磁クラッチである。
【0013】
前記操舵入力機構2は、ステアリングホイール1からの運転者の操舵操作を入力すると共に、操舵操作に応じた操舵反力を発生させる機構で、図2に示すように、ステアリングホイール1と電磁クラッチ19との間の第1コラムシャフト20には、減速ギア21を介して反力アクチュエータ18が取り付けられている。この反力アクチュエータ18と電磁クラッチ19との間には、ステアリングホイール1の回転角度を検出する操舵角センサ8が取り付けられている。そして、反力アクチュエータ18には、減速ギア21を介して反力アクチュエータ18の回転角度、つまり、第2の操舵角を検出する第2の操舵角センサ9が設けられている。さらに、ステアリングホイール1と反力アクチュエータ18の減速ギア取付部との間には、操舵力あるいは操舵反力を検出する操舵トルクセンサ12が取り付けられている。
【0014】
前記前輪転舵機構3は、左右の前輪4,5を転舵する機構で、図2に示すように、ステアリングラック22の左右端部には、それぞれタイロッド23,24を介してナックルアーム25,26及び前輪4,5が接続されている。ステアリングラック22にはネジ27が切られ、ピニオンギア28と噛み合い、ラック&ピニオンを構成し、ピニオンシャフト29が回転すると、ステアリングラック22が左右に移動し、左右のタイロッド23,24を動かす。そして、タイロッド23,24と一緒にナックルアーム25,26が動き、ナックルがキングピン周りの回転運動をして前輪4,5が転舵される。
【0015】
前記ピニオンシャフト29には、減速ギア30を介して転舵アクチュエータ17が取り付けられており、この転舵アクチュエータ17により、ピニオンシャフト29を回転させ、左右の前輪4,5を転舵させることができるようになっている。前記ピニオンシャフト29の先端には、シャフト回転角を検出するピニオン角センサ10が取り付けられている。また、前記ステアリングラック22の端部には、ステアリングラック22の移動量を検出するラックストロークセンサ11が取り付けられている。ステアリングラックストロークは、ピニオンシャフト29の回転角がラック&ピニオンを介して変換されたものとなるため、このラックストロークセンサ11は、第2のピニオン角センサということができる。また、前記ピニオンシャフト29には、第2コラムシャフト31及び第3コラムシャフト32が接続されている。
【0016】
前記電磁クラッチ19は、図2に示すように、第1コラムシャフト20と第3コラムシャフト32との間に挿入されていて、この電磁クラッチ19を切り離した状態では、転舵アクチュエータ31により左右の前輪4,5を転舵するステアリングバイワイヤ動作が行われる。また、電磁クラッチ19を締結した状態では、ステアリングホイール1と左右の前輪4,5とが機械的につながった通常のステアリングとして機能する。そして、センサ、アクチュエータ及び制御装置の故障時には、通常のステアリングとして操舵機能を果たすように構成する。
【0017】
前記電子制御ユニット16は、図3に示すように、デコーダやA/D変換器やカウンタを有する入力インターフェース16aと、中央演算処理装置としてのCPU16bと、リレーやドライバを有する出力インターフェース16cとを備えている。
【0018】
そして、エンコーダにより構成される操舵角センサ8と第2の操舵角センサ9とピニオン角センサ10からの出力は、入力インターフェース16aのデコーダに入力され、アップダウンカウンタにより回転角に応じたパルス数がカウントされる。ラックストロークセンサ11及び操舵トルクセンサ12からの出力電圧は、入力インターフェース16aのA/D変換器でデジタル数値に変換される。また、車速センサ13からのパルス信号は、入力インターフェース16aのカウンタによりカウントされてパルス周期が演算される。横加速度センサ14及びヨーレートセンサ15からの出力電圧は、入力インターフェース16aのA/D変換器でデジタル数値に変換される。このように、各センサからの出力信号は、入力インターフェース16aにより処理された後、CPU16bに入力される。
【0019】
前記CPU16bでは、これらの処理信号により、転舵アクチュエータ17、反力アクチュエータ18への出力指令値を演算する。演算された出力指令値は、出力インターフェース16cのドライバ(駆動回路)へ入力され、このドライバで電流値に変換され、転舵アクチュエータ17及び反力アクチュエータ18へ電流が供給され、両アクチュエータ17,18が動作する。また、ステアリングバイワイヤ動作と通常のステアリング動作の切り換えをCPU16bが判断し、CPU16bから指令信号が出力される。この出力信号は、出力インターフェース16cのドライバ(駆動回路)で電流指令値に変換し、電磁クラッチ19へ供給することにより、電磁クラッチ19が動作する。転舵アクチュエータ17、反力アクチュエータ18、電磁クラッチ19の各ドライバへは、リレーを介して電源が供給される。このリレーは、CPU16bからの指令信号によりON/OFFされる。
【0020】
システムの故障時には、転舵アクチュエータ17及び反力アクチュエータ18へ電源を供給しているリレーをOFFとし、両アクチュエータ17,18への電流を遮断する。そして、電磁クラッチ19を接続するように指令値を出力して、通常のステアリングとして機能するようにする。
【0021】
ここで、操舵角を検出するセンサとして、操舵角センサ8と第2の操舵角センサ9による二重系が構成され、また、転舵角を検出するセンサとして、ピニオン角センサ10とラックストロークセンサ11による二重系が構成されているのは、2つのセンサの出力を比較することで、センサの故障を確実に判定できるためである。
【0022】
次に、作用を説明する。
【0023】
[反力アクチュエータ故障判定処理]
図4は第1実施例の電子制御ユニット16で実行される反力アクチュエータ故障判定処理の流れを示すフローチャートで、以後、このフローチャートに沿って説明する。ここで、θは操舵角、d2θは操舵角加速度、Tは操舵トルク、α,βは故障判断の閾値である。また、操舵角θ及び操舵トルクTについて、符号が正のときを右回転とする。さらに、操舵角加速度d2θは、操舵角θの2階微分演算処理することにより算出される(操舵角加速度検出手段)。
【0024】
まず、ステップS1では、操舵角θが中立より右に操舵されているかどうか判断する。操舵角θが中立よりも右でなければ、ステップS2へ進み、操舵角θが中立より左に操舵されているかどうか判断する。そして、ステップS2にて操舵角θが中立より左でなければ(つまり、θ=0で中立)、ステップS3へ進み、タイマカウンタCNTをクリアし、さらに、ステップS4へ進み、故障判定フラグFAIL_FLGをクリアして判定処理を終了する。
【0025】
次に、ステップS1にて操舵角θが中立より右に操舵されていると判断されると、ステップS5へ進み、操舵角加速度d2θが右向きであるかどうかを判断する。操舵角加速度d2θが右向きであるならば、ステップS6へ進み、操舵トルクTが左向きであるかどうかをT<−αにより判断する。また、ステップS2にて操舵角θが中立より左に操舵されていると判断されると、ステップS7へ進み、操舵角加速度d2θが左向きであるかどうかを判断する。操舵角加速度d2θが左向きであるならば、ステップS8へ進み、操舵トルクTが右向きであるかどうかをT>+αにより判断する。ここで、操舵トルクTの判定において、±αの不感帯を設けているのは、機械及びアクチュエータの慣性の影響により、操舵トルクセンサ12の出力に誤差が含まれるため、この誤差分を、不感帯±αを設けることにより除去するためである。
【0026】
そして、ステップS1とステップS5とステップS6の条件を満足する場合、または、ステップS2とステップS7とステップS8の条件を満足する場合、ステップS9へ進み、タイマカウンタCNTの値を、CNT=CNT+1の式によりインクリメントする。次のステップS10では、タイマカウンタCNTの値を所定値βと比較し、CNT≦βであれば判定処理を終了し、CNT>βであれば反力アクチュエータ18が故障であると判定し、ステップS11へ進み、故障判定フラグFAIL_FLGをセットする。
【0027】
そして、ステップS11にて故障判定フラグFAIL_FLGがセットされた場合、CPU16bは、転舵アクチュエータ17と反力アクチュエータ18へ電源を供給しているリレーをOFFにし、アクチュエータへの電流を遮断する。そして、電磁クラッチ19を接続するように指令値を出力して、通常のステアリングとして機能するようにする。
【0028】
[反力アクチュエータ故障判定作用]
上記のような反力アクチュエータ故障判定内容にしたのは、次の理由による。反力アクチュエータ18の故障モードの中でも、反力アクチュエータ18が暴走し、CPU16bからの指令値とは無関係に動く故障モードは、検出が困難である。このような反力アクチュエータ18の故障モードは、アクチュエータへの出力ハーネスあるいはドライバでのショートによって起こり得る。
【0029】
例えば、操舵角θの変化は、運転者の操舵操作によるものであるか、反力アクチュエータ18の駆動によるものなのか、操舵角θの監視のみでは判断できない。操舵トルクTを監視すれば、運転者が操舵しているのか、反力アクチュエータ18の駆動によるものであるのかは判断可能である。しかし、カーブを通過後、操舵反力を利用して、手を離すことによって、直進状態へ復帰する場合もあるので、操舵トルクTのみの監視では、反力アクチュエータ18の故障を判断することができない。そこで、故障モードを含んだ操舵操作の全ての場合について、センサで検出可能な値の変化を調べた結果、次のような結果を得た。
【0030】
Figure 0003741039
ここでは、操舵角θが+の場合についてのみ示したが、操舵角θが−の場合は符号が逆になった結果が得られる。また、セルフセンタリング時のように、手を離した状態では操舵トルクTは理想的には発生しないが、実際の操舵装置では、ステアリングホイール1等の機械部品の慣性があり、この慣性に力を作用させるので、操舵トルクセンサ12に出力が表れる。
【0031】
この結果により、操舵角θ、操舵角加速度d2θ、操舵トルクTの組み合わせを監視することにより、反力アクチュエータ18の故障が判断できることが分かった。例えば、操舵角θが+で、操舵トルクTが−の場合は、切り戻しか急反転操舵か反力アクチュエータ18の故障モードかの何れかである。このうち、切り戻しと急反転操舵の場合には、操舵角加速度d2θは−となる。よって、操舵角θが+で、操舵トルクTが−で、操舵角加速度d2θが+の場合には、反力アクチュエータ故障時であると判定できる。
【0032】
ただし、センサ出力にはノイズが含まれる可能性があり、ノイズによる反力アクチュエータ18の故障誤判断を避けるために、所定時間βを超えて連続したら故障と判断するようにしている(ステップS10及びステップS11)。
【0033】
次に、効果を説明する。
【0034】
(1) 操舵角θの中立位置からの変位方向と、操舵角加速度d2θの発生方向と、操舵トルクTの発生方向を監視し、操舵角θの中立位置からの変位方向と操舵角加速度d2θの発生方向が一致し、これらの方向と操舵トルクTの発生方向が反対である状態が所定時間継続した場合、反力アクチュエータ18が故障であると判定するようにしたため、セルフセンタリング時のようなステアリングホイール1から手を離しての操作時を含めて、反力アクチュエータ18の故障を精度良く判定することができる。
【0035】
(2) 操舵トルクTの判定において、±αの不感帯を設けているため、機械及びアクチュエータの慣性の影響により、操舵トルクセンサ12の出力に含まれる誤差分を、不感帯±αを設けることにより除去することができる。
【0036】
(3) 操舵角を検出するセンサとして、操舵角センサ8と第2の操舵角センサ9により二重系を構成し、また、転舵角を検出するセンサとして、ピニオン角センサ10とラックストロークセンサ11により二重系を構成しているため、2つのセンサの出力を比較することで、センサ故障を確実に判定することができる。
【0037】
(4) ステアリングホイール1により動作する操舵入力機構2と、左右の前輪4,5を転舵する前輪転舵機構3との間に電磁クラッチ19を挿入する構成としたため、センサやアクチュエータ等の故障判定時、電磁クラッチ19を接続することで、ステアリングホイール1と左右の前輪4,5が機械的に連結された通常のステアリングとしての機能を確保することができる。
【0038】
(第2実施例)
第2実施例は、第1実施例では、操舵角θ、操舵角加速度d2θ、操舵トルクTの組み合わせを監視することにより、反力アクチュエータ18の故障判断を行う例を示したのに対し、操舵角θ、操舵角加速度d2θ、操舵トルクTに、操舵角速度dθを加え、これらの組み合わせを監視することにより、反力アクチュエータ18の故障判断を行うようにした例である。
【0039】
まず、構成を説明すると、第2実施例の構成は第1実施例(図1〜図3)と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0040】
次に、作用を説明する。
【0041】
[反力アクチュエータ故障判定処理]
図5は第2実施例の電子制御ユニット16で実行される反力アクチュエータ故障判定処理の流れを示すフローチャートで、以後、このフローチャートに沿って説明する。ここで、θは操舵角、dθは操舵角速度、d2θは操舵角加速度、Tは操舵トルク、α,βは故障判断の閾値である。また、操舵角θ及び操舵トルクTについて、符号が正のときを右回転とする。さらに、操舵角速度dθは、操舵角θを微分演算処理により算出され(操舵角速度検出手段)、操舵角加速度d2θは、操舵角θを2階微分演算処理することにより算出される(操舵角加速度検出手段)。
【0042】
なお、ステップS1〜ステップS11は、図4に示す第1実施例と同様の処理であるので説明を省略し、第1実施例との相違点のみを説明する。
【0043】
次に、ステップS1にて操舵角θが中立より右に操舵されていると判断されると、ステップS12へ進み、操舵角速度dθが右方向であるかどうかを判断する。操舵角速度dθが右向きであるならば、ステップS5へ進み、操舵角加速度d2θが右向きであるかどうかを判断する。操舵角加速度d2θが右向きであるならば、ステップS6へ進み、操舵トルクTが左向きであるかどうかをT<−αにより判断する。
【0044】
また、ステップS2にて操舵角θが中立より左に操舵されていると判断されると、ステップS13へ進み、操舵角速度dθが左方向であるかどうかを判断する。操舵角速度dθが左向きであるならば、ステップS7へ進み、操舵角加速度d2θが左向きであるかどうかを判断する。操舵角加速度d2θが左向きであるならば、ステップS8へ進み、操舵トルクTが右向きであるかどうかをT>+αにより判断する。
【0045】
[反力アクチュエータ故障判定作用]
第1実施例と同様に、故障モードを含んだ操舵操作の全ての場合について、センサで検出可能な値の変化を調べた結果、次のような結果を得た。
【0046】
Figure 0003741039
ここでは、操舵角θが+の場合についてのみ示したが、操舵角θが−の場合は符号が逆になった結果が得られる。また、セルフセンタリング時のように、手を離した状態では操舵トルクTは理想的には発生しないが、実際の操舵装置では、ステアリングホイール1等の機械部品の慣性があり、この慣性に力を作用させるので、操舵トルクセンサ12に出力が表れる。
【0047】
この結果により、操舵角θ、操舵角速度dθ、操舵角加速度d2θ、操舵トルクTの組み合わせを監視することにより、反力アクチュエータ18の故障が判断できることが分かった。例えば、操舵角θが+で、操舵トルクTが−の場合は、切り戻しか急反転操舵か反力アクチュエータ18の故障モードかの何れかである。このうち、切り戻しと急反転操舵の場合には、操舵角速度dθが−(+→−)となり、操舵角加速度d2θは−となる。よって、操舵角θが+で、操舵トルクTが−で、操舵角速度dθが+で、操舵角加速度d2θが+の場合には、反力アクチュエータ故障時であると判定できる。
【0048】
次に、効果を説明する。
【0049】
この第2実施例の操舵制御装置では、第1実施例の(1)の効果に代え、下記の効果を得ることができる。
(5) 操舵角θの中立位置からの変位方向と、操舵角速度dθの発生方向と、操舵角加速度d2θの発生方向と、操舵トルクTの発生方向を監視し、操舵角θの中立位置からの変位方向と操舵角速度dθの発生方向と操舵角加速度d2θの発生方向が一致し、これらの方向と操舵トルクTの発生方向が反対である状態が所定時間継続した場合、反力アクチュエータ18が故障であると判定するようにしたため、セルフセンタリング時のようなステアリングホイール1から手を離しての操作時を含めて、高い故障判定信頼性により反力アクチュエータ18の故障を精度良く判定することができる。
【0050】
(第3実施例)
まず、構成を説明する。
図6は第3実施例の操舵制御装置を示す全体システム図、図7は第3実施例の操舵制御装置の前輪操舵系を示す構成図、図8は第3実施例の操舵制御装置の電子制御系を示すブロック図である。
【0051】
図6において、1はステアリングホイール、2は操舵入力機構(操舵入力機構)、3は前輪転舵機構(操舵輪転舵機構)、4,5は前輪、6,7は後輪、8は操舵角センサ、9aは操舵角センサA、9bは操舵角センサB、10aは転舵角センサ、10bはピニオン角センサ、11はラックストロークセンサ、12は操舵トルクセンサ、13は車速センサ、14は横加速度センサ、15はヨーレートセンサ、16は電子制御ユニット、17aは転舵アクチュエータA、17bは転舵アクチュエータB、18aは反力アクチュエータA、18bは反力アクチュエータBである。
【0052】
前記操舵入力機構2は、ステアリングホイール1からの運転者の操舵操作を入力すると共に、操舵操作に応じた操舵反力を発生させる機構で、図7に示すように、前記ステアリングホイール1と共に回転する第1コラムシャフト20には、減速ギア21a,21bを介して反力アクチュエータA18a,反力アクチュエータB18bが取り付けられている。
【0053】
そして、第1コラムシャフト20の端部には、ステアリングホイール1の回転角度を検出する操舵角センサ8が取り付けられている。また、反力アクチュエータA18aには、減速ギア21aを介して反力アクチュエータA18aの回転角度、つまり、第2の操舵角を検出する操舵角センサA9aが設けられ、さらに、反力アクチュエータB18bには、減速ギア21bを介して反力アクチュエータB18bの回転角度、つまり、第3の操舵角を検出する操舵角センサB9bが設けられている。加えて、ステアリングホイール1と反力アクチュエータB18bの減速ギア取付部との間には、操舵力あるいは操舵反力を検出する操舵トルクセンサ12が取り付けられている。
【0054】
前記前輪転舵機構3は、左右の前輪4,5を転舵する機構で、図7に示すように、ステアリングラック22の左右端部には、それぞれタイロッド23,24を介してナックルアーム25,26及び前輪4,5が接続されている。ステアリングラック22にはネジ27が切られ、ピニオンギア28と噛み合い、ラック&ピニオンを構成し、ピニオンシャフト29が回転すると、ステアリングラック22が左右に移動し、左右のタイロッド23,24を動かす。そして、タイロッド23,24と一緒にナックルアーム25,26が動き、ナックルがキングピン周りの回転運動をして前輪4,5が転舵される。
【0055】
前記ピニオンシャフト29には、減速ギア30aを介して転舵アクチュエータ17aが取り付けられ、また、減速ギア30bを介して転舵アクチュエータ17bが取り付けられており、この転舵アクチュエータ17a,17bにより、ピニオンシャフト29または第2コラムシャフト30を回転させ、左右の前輪4,5を転舵させることができるようになっている。
【0056】
前記第2コラムシャフト30の端部にはシャフト回転角を検出する転舵角センサ10aが取り付けられている。また、ピニオンシャフト29の先端には、シャフト回転角を検出する第2の転舵角センサとしてのピニオン角センサ10bが取り付けられている。さらに、前記ステアリングラック22の端部には、ステアリングラック22の移動量を検出するラックストロークセンサ11が取り付けられている。ステアリングラックストロークは、ピニオンシャフト29の回転角がラック&ピニオンを介して変換されたものとなるため、このラックストロークセンサ11は、第3の転舵角センサということができる。
【0057】
前記電子制御ユニット16は、図8に示すように、デコーダやA/D変換器やカウンタを有する入力インターフェース16aと、中央演算処理装置としてのCPU16bと、リレーやドライバを有する出力インターフェース16cとを備えている。
【0058】
そして、エンコーダにより構成される操舵角センサ8と操舵角センサA9aと操舵角センサB9bと転舵角センサ10aとピニオン角センサ10bからの出力は、入力インターフェース16aのデコーダに入力され、アップダウンカウンタにより回転角に応じたパルス数がカウントされる。ラックストロークセンサ11及び操舵トルクセンサ12からの出力電圧は、入力インターフェース16aのA/D変換器でデジタル数値に変換される。また、車速センサ13からのパルス信号は、入力インターフェース16aのカウンタによりカウントされてパルス周期が演算される。横加速度センサ14及びヨーレートセンサ15からの出力電圧は、入力インターフェース16aのA/D変換器でデジタル数値に変換される。このように、各センサからの出力信号は、入力インターフェース16aにより処理された後、CPU16bに入力される。
【0059】
前記CPU16bでは、これらの処理信号により、転舵アクチュエータA17a、転舵アクチュエータB17b、反力アクチュエータA18a、反力アクチュエータB18bへの出力指令値を演算する。演算された出力指令値は、出力インターフェース16cのドライバ(駆動回路)へ入力され、このドライバで電流値に変換され、両転舵アクチュエータ17a,17b及び反力アクチュエータ18a,18bへ電流が供給され、これらのアクチュエータ17a,17b,18a,18bが動作する。
【0060】
ここで、操舵角を検出するセンサとして、操舵角センサ8と操舵角センサA9aと操舵角センサB9bによる三重系が構成され、また、転舵角を検出するセンサとして、転舵角センサ10aとピニオン角センサ10bとラックストロークセンサ11による三重系が構成されている。
【0061】
センサを三重系で構成するのは、次の理由による。三重系のセンサのどれか1つが故障した場合、3つのセンサ出力の多数決を採ることにより、どのセンサが故障したかが判断可能であるので、残りの2つのセンサでステアリングバイワイヤ動作を続けることができ、第1実施例のように、機械的つながりによる通常のステアリング機能を必要としないからである。
【0062】
なお、この第3実施例において、反力アクチュエータの故障判定の動作は、第1実施例の図4に示すフローチャート、または、第2実施例の図5に示すフローチャートで説明できる。従って、反力アクチュエータ故障判定動作の説明は省略する。
【0063】
ここで、故障判定フラグFAIL_FLGがセットされた場合、2つの反力アクチュエータ18a,18bのどちらが故障したかの判定は、次のように行われる。すなわち、動作時には常に2つの反力アクチュエータ18a,18bのうちどちらか1つのアクチュエータのみが動作するようにし、残りのアクチュエータは待機状態としておく。ただし、残りのアクチュエータが正常か否かは、例えば、始動時に毎回チェックを行うようにする。これにより、故障判定フラグFAIL_FLGがセットされた場合、その時点で動作していたアクチュエータが故障であると判別できる。
【0064】
アクチュエータが故障であると判断されたら、CPU16bは、故障であると判断されたアクチュエータのドライバに電源を供給しているリレーをOFFし、待機状態にあったアクチュエータのドライバに電源を供給することリレーをONにする。これにより、ステアリングバイワイヤ動作を継続する。
【0065】
次に、効果を説明する。
【0066】
この第2実施例の操舵制御装置では、第1実施例及び第2実施例の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0067】
(6) 操舵角を検出するセンサとして、操舵角センサ8と操舵角センサA9aと操舵角センサB9bにより三重系を構成し、また、転舵角を検出するセンサとして、転舵角センサ10aとピニオン角センサ10bとラックストロークセンサ11により三重系を構成しているため、三重系のセンサのどれか1つが故障した場合、3つのセンサの多数決を採ることによりどのセンサが故障したかを判断することができる。
【0068】
(7) 転舵アクチュエータとして、転舵アクチュエータA17aと転舵アクチュエータB17bにより二重系を構成し、反力アクチュエータとして、反力アクチュエータA18aと反力アクチュエータB18bにより二重系を構成しているため、2つのアクチュエータのうち一方が故障であると判定されても、残りのアクチュエータを用いてステアリングバイワイヤ動作を継続することができる。
【0069】
(他の実施例)
以上、本発明の操舵制御装置を第1実施例乃至第3実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0070】
例えば、第1実施例〜第3実施例では、操舵角検出手段としてエンコーダを用いた例を示したが、ポテンショメータ等の他の手段を用いても良い。
【0071】
第3実施例では、操舵角速度検出手段として、操舵角検出値を時間微分演算することにより操舵角速度を得る例を示したが、タコジェネレータを用いて直接、操舵角速度を得るようにしても良い。
【0072】
第1実施例〜第3実施例では、操舵トルク検出手段として操舵トルクセンサを用いた例を示したが、反力アクチュエータのモータへの実電流値を用いて操舵トルクを推定する手段としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の操舵制御装置を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例の操舵制御装置の前輪操舵系を示す構成図である。
【図3】第1実施例の操舵制御装置の電子制御系を示すブロック図である。
【図4】第1実施例の電子制御ユニットで実行される反力アクチュエータ故障判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】第2実施例の電子制御ユニットで実行される反力アクチュエータ故障判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】第3実施例の操舵制御装置を示す全体システム図である。
【図7】第3実施例の操舵制御装置の前輪操舵系を示す構成図である。
【図8】第3実施例の操舵制御装置の電子制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール
2 操舵入力機構
3 前輪転舵機構(操舵輪転舵機構)
4,5 前輪(操舵輪)
6,7 後輪
8 操舵角センサ(操舵角検出手段)
9 第2の操舵角センサ(操舵角検出手段)
10 ピニオン角センサ
11 ラックストロークセンサ
12 操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)
13 車速センサ
14 横加速度センサ
15 ヨーレートセンサ
16 電子制御ユニット(操舵制御手段)
17 転舵アクチュエータ
18 反力アクチュエータ
19 電磁クラッチ

Claims (7)

  1. ステアリングホイールへの操作を入力する操舵入力機構と、操舵輪を転舵する操舵輪転舵機構との間を機械的に非連結とし、
    前記操舵入力機構に設けられた反力アクチュエータと、前記操舵輪転舵機構に設けられた転舵アクチュエータとを制御する操舵制御手段を設けた操舵制御装置において、
    操舵角を検出する操舵角検出手段と、
    操舵角加速度を検出する操舵角加速度検出手段と、
    操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
    操舵角の中立位置からの変位方向と、操舵角加速度の発生方向と、操舵トルクの発生方向とを監視し、操舵角の中立位置からの変位方向と操舵角加速度の発生方向が一致し、これらの方向と操舵トルクの発生方向が反対である状態が所定時間継続した場合、前記反力アクチュエータが故障であると判定する反力アクチュエータ故障判定手段と、
    を備えたことを特徴とする操舵制御装置。
  2. 請求項1に記載の操舵制御装置において、
    前記反力アクチュエータ故障判定手段は、操舵トルクの発生方向を監視する場合、操舵トルクの検出トルクがゼロの前後に操舵トルク発生方向を確定しない不感帯を設定した手段であることを特徴とする操舵制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の操舵制御装置において、
    前記操舵角検出手段は、ステアリングホイールの回転角度を検出する操舵角センサと、反力アクチュエータの回転角度を検出する第2の操舵角センサによる二重系の検出手段であることを特徴とする操舵制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の操舵制御装置において、
    前記操舵入力機構と操舵輪転舵機構との間に電磁クラッチに挿入し、
    前記反力アクチュエータ故障判定手段により、反力アクチュエータが故障であると判定された場合、前記電磁クラッチを接続することを特徴とする操舵制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れかに記載の操舵制御装置において、
    操舵角速度を検出する操舵角速度検出手段を設け、
    前記反力アクチュエータ故障判定手段は、操舵角の中立位置からの変位方向と、操舵角速度の発生方向と、操舵角加速度の発生方向と、操舵トルクの発生方向とを監視し、操舵角の中立位置からの変位方向と操舵角速度の発生方向と操舵角加速度の発生方向が一致し、これらの方向と操舵トルクの発生方向が反対である状態が所定時間継続した場合、前記反力アクチュエータが故障であると判定する手段であることを特徴とする操舵制御装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れかに記載の操舵制御装置において、
    前記操舵角検出手段は、ステアリングホイールの回転角度を検出する操舵角センサと、反力アクチュエータの回転角度を検出する2つの操舵角センサによる三重系の検出手段であることを特徴とする操舵制御装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れかに記載の操舵制御装置において、
    前記反力アクチュエータは、コラムシャフトに並列に2つ設けられた二重系のアクチュエータであることを特徴とする操舵制御装置。
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