JP2016032989A - 負荷制御装置 - Google Patents

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Takeo Uchino
剛雄 内野
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Abstract

【課題】負荷の制御のために供給される電圧に異常が生じたとしても、当該負荷を確実に制御することができる負荷制御装置を提供する。【解決手段】車載負荷の動作を各制御する制御部及び副制御部と、車載電源からの出力電圧を制御部及び副制御部夫々に供給する電圧に各変換する2つの電圧変換部とを備える負荷制御装置は、前記制御部に対応する一の電圧変換部が変換した電圧値を反復的に検出する電圧検出部と、該電圧検出部が検出した電圧値に基づいて、前記一の変換部が異常であるか否かを判定する判定部とを備え、前記副制御部は、前記判定部が異常であると判定した場合、前記車載負荷の動作の制御を停止させる停止信号を前記制御部に出力し、前記制御部に代えて前記車載負荷の動作を制御するようにしてある。【選択図】図4

Description

本発明は、車載負荷の動作を制御する負荷制御装置に関する。
従来、複数の制御部を備え、当該複数の制御部の一部が車載負荷の動作を制御する負荷制御装置が知られている。特許文献1に記載の負荷制御装置(車両用電子制御装置)は、制御CPU及び監視CPUの2つの制御部を備えている。制御CPUは、車載負荷の動作を制御する。監視CPUは、制御CPUの動作を監視し、異常を検出した場合には当該制御CPUにリセットをかける処理を実行する。従って、監視CPUは、制御CPUが異常を起こしたときにおける負荷の異常な制御を防止することができる。
特開2003−137045号公報
しかしながら、制御CPUが動作するために供給される電圧の大きさが当該制御CPUにおける異常の原因であった場合、監視CPUによるリセットをかける処理が行われたとしても当該異常を解消し得ない。そのため、監視CPUは、制御CPUにリセットをかける処理を何度も繰り返す虞があり、制御CPUによる負荷の制御が行われない虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、負荷の制御のために供給される電圧に異常が生じたとしても、当該負荷を確実に制御することができる負荷制御装置を提供することにある。
本発明に係る負荷制御装置は、車載負荷の動作を各制御する制御部及び副制御部と、車載電源からの出力電圧を制御部及び副制御部夫々に供給する電圧に各変換する2つの電圧変換部とを備える負荷制御装置であって、前記制御部に対応する一の電圧変換部が変換した電圧値を反復的に検出する電圧検出部と、該電圧検出部が検出した電圧値に基づいて、前記一の変換部が異常であるか否かを判定する判定部とを備え、前記副制御部は、前記判定部が異常であると判定した場合、前記車載負荷の動作の制御を停止させる停止信号を前記制御部に出力し、前記制御部に代えて前記車載負荷の動作を制御するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、電圧検出部は、制御部に対応する一の電圧変換部が変換した電圧値を反復的に検出する。判定部は、電圧検出部が検出した電圧値に基づいて、当該一の電圧変換部が異常であるか否かを判定する。副制御部は、判定部が異常であると判定した場合、車載負荷の動作の制御を停止させる停止信号を制御部に出力し、当該制御部に代えて当該車載負荷の動作を制御する。従って、制御部に電圧を供給する一の電圧変換部が異常を起こすことによって、当該電圧に異常が生じたとしても、副制御部が他の電圧変換部の変換した電圧に基づいて負荷の動作を制御することができる。そのため、負荷制御装置は、負荷の制御のために供給される電圧に異常が生じたとしても、当該負荷を確実に制御することができる。
本発明に係る負荷制御装置は、前記副制御部は、前記判定部が異常であると判定した後、異常でないと判定した場合、前記車載負荷の動作の制御を行わせる制御許可信号を前記制御部に出力し、かつ自身による車載負荷の動作の制御を停止するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、副制御部は、判定部が異常であると判定した後、異常でないと判定した場合、車載負荷の動作の制御を許可する許可信号を制御部に出力し、かつ車載負荷の動作の制御を停止する。従って、例えば、制御部に電圧を供給する一の電圧変換部の異常が解消された場合に、負荷の動作の制御を制御部に行わせることができる。そのため、例えば、副制御部が主制御部よりも性能が劣る構成であった場合、負荷の制御のために供給される電圧の異常が解消することにより、性能が高い制御部によって負荷の動作の制御を行うことができる。
本発明に係る負荷制御装置は、前記副制御部は、前記判定部が異常であると判定した後、異常でないと判定するまでの時間に亘り、前記停止信号を出力するようにしてあり、前記制御部は、前記副制御部から前記停止信号が入力されている時間に亘り、前記車載負荷の動作の制御を停止するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、副制御部は、判定部が異常であると判定した後、異常でないと判定するまでの時間に亘り、停止信号を出力する。制御部は、副制御部から停止信号が入力されている時間に亘り、車載負荷の動作の制御を停止する。従って、例えば制御部に対して停止信号を出力できず、車載負荷の動作の制御も行うことができない異常が副制御部に生じた場合、制御部に暫定的に負荷の動作を制御させることができる。
本発明に係る負荷制御装置は、前記制御部の異常を検出する異常検出部を更に備え、前記制御部は、前記異常検出部に反復的に信号を出力するようにしてあり、前記異常検出部は、前記信号が所定時間以上に亘り入力されない場合、前記制御部の異常を検出するようにしてあり、前記副制御部は、前記異常検出部が前記制御部の異常を検出した場合、前記停止信号を前記制御部に出力し、前記制御部に代えて前記車載負荷の動作を制御するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、異常検出部は制御部の異常を検出する。制御部は、当該異常検出部に反復的に信号を出力する。また、異常検出部は、制御部からの信号が所定時間以上に亘り入力されない場合、制御部の異常を検出する。副制御部は、異常検出部が制御部の異常を検出した場合、停止信号を制御部に出力し、当該制御部に代えて当該車載負荷の動作を制御する。従って、負荷の制御のために供給される電圧に異常が生じた場合に加え、負荷の動作を制御する制御部に異常が生じた場合にも、副制御部にて負荷の動作を確実に制御することができる。
本発明に係る負荷制御装置は、前記制御部及び副制御部の状態に関わらず、前記車載負荷の動作の制御に係る要求を前記制御部及び副制御部の両方へ入力するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、制御部及び副制御部の動作の状態に関わらず、車載負荷の動作の制御に係る要求を、当該制御部及び副制御部の両方に入力する。従って、車載負荷の動作を制御する対象が制御部から副制御部になった場合であっても、副制御部には制御部に入力される制御要求が入力されているため、負荷制御装置は、当該車載負荷の動作の制御を継続的に行うことができる。
本発明によれば、負荷の制御のために供給される電圧に異常が生じたとしても、当該負荷を確実に制御することができる。
本発明に係る負荷制御装置全体の構成を示すブロック図である。 メインマイコン及びバックアップマイコンの動作を説明する説明図である。 メインマイコンが負荷の動作を制御するときにおける処理手順を示すフローチャートである。 第1電圧変換ICに異常が生じたときにおけるバックアップマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 メインマイコンに異常が生じたときにおけるバックアップマイコンの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る負荷制御装置全体の構成を示すブロック図である。負荷制御装置1は、車両に搭載され、複数の負荷2と、ECU(Electronic Control Unit)3と、電源4とに接続されている。負荷制御装置1は、電源4から供給される電力により動作し、ECU3から負荷2の制御に係る制御信号が入力される。負荷制御装置1は、入力された制御信号に基づいて、負荷2の動作を制御する。負荷2は、ヘッドライト、ターンランプ、テールランプ等の灯火系の負荷21と、その他の負荷22とを含む。ECU3は、例えば各負荷2の制御の開始又は停止に係る入力を受け付けるように構成され、受け付けた入力に基づいて、負荷制御装置1に対して負荷2の制御に係る信号を出力する。電源4は、車載バッテリ等の各車装品に対して電力を供給する車載の電源装置である。
また、負荷制御装置1は、メインマイコン11、バックアップマイコン12、第1電圧変換IC(Integrated Circuit)13、第2電圧変換IC14、通信IC15、複数のOR回路16、及び複数のFET(Field Effect Transistor)17を備える。メインマイコン11は、例えば一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU等の制御装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置とを含んで構成されているマイクロコンピュータである。メインマイコン11は、負荷2の動作を制御するための制御プログラムを当該記憶装置に記憶している。メインマイコン11は、第1電圧変換IC13及び通信IC15に接続され、第1電圧変換IC13から供給される電圧によって動作し、通信IC15から入力される信号及び当該制御プログラムに基づいて、負荷2の動作を制御する。メインマイコン11は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)制御により各負荷2の動作を制御する。メインマイコン11は、本発明の制御部に相当する。
バックアップマイコン12は、メインマイコン11と同様に、制御装置と記憶装置とを含んで構成されているマイクロコンピュータである。バックアップマイコン12は、負荷21をメインマイコン11に代わって制御するための制御プログラムを当該記憶装置に記憶している。バックアップマイコン12は、第2電圧変換IC14に接続され、当該第2電圧変換IC14から供給される電圧によって動作する。また、バックアップマイコン12は、通信IC15に接続されている。バックアップマイコン12は、メインマイコン11又は第1電圧変換IC13が異常であると判定した場合に、メインマイコン11に代えて、通信IC15から入力される信号に基づいて負荷21の動作を制御する。バックアップマイコン12は、例えばPWM制御により各負荷2の動作を制御する。バックアップマイコン12は、本発明の副制御部に相当する。
第1電圧変換IC13は、電源4及びメインマイコン11に接続され、例えば電源4から供給される直流電圧を、メインマイコン11が動作し得る直流電圧に変換するDC/DCコンバータである。第2電圧変換IC14は、電源4及びバックアップマイコン12に接続され、例えば電源4から供給される直流電圧を、バックアップマイコン12が動作し得る直流電圧に変換するDC/DCコンバータである。
ここで、第1電圧変換IC13及び第2電圧変換IC14は夫々、メインマイコン11及びバックアップマイコン12夫々の異常を検出するように構成されており、詳細は後述する。第1電圧変換IC13及び第2電圧変換IC14は、本発明の電圧変換部に相当する。また、第1電圧変換IC13は、本発明の異常検出部に相当する。
通信IC15は、ECU3と、メインマイコン11及びバックアップマイコン12とに接続され、例えば、ECU3から入力された負荷2の動作を制御するためのアナログの制御信号をデジタル信号に変換し、メインマイコン11及びバックアップマイコン12に出力する。
OR回路16は、メインマイコン11及びバックアップマイコン12に接続された論理ORの演算を実現する回路であり、負荷21の数と同じ数だけ設けられている。OR回路16は、メインマイコン11及びバックアップマイコン12から入力される信号の態様に応じて、ハイレベルの信号又はローレベルの信号を出力する。
FET17は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)等の電界効果トランジスタであり、負荷2に接続されている。本実施形態では、負荷制御装置1は、FET17がオン状態になったとき、負荷2に電力が供給され、オフ状態になったとき、負荷2に電力が供給されないように構成されている。また、負荷21に接続されているFET17は、OR回路16に接続され、OR回路16からの信号を入力する。負荷22に接続されているFET17は、メインマイコン11に接続され、メインマイコン11からの信号を入力する。各FET17は、入力された信号に基づいてオンオフが切り替わる。
次に、負荷制御装置1のメインマイコン11及びバックアップマイコン12の動作について説明する。図2は、負荷制御装置1のメインマイコン11及びバックアップマイコン12の動作を説明する説明図である。メインマイコン11は、第1電圧変換IC13から供給される電圧に基づいて、ウォッチドッグ(WD)パルスを第1電圧変換IC13に周期的に入力する。第1電圧変換IC13は、所定期間以上に亘ってWDパルスが入力されない場合、メインマイコン11が異常であることを検出し、動作の初期化に係るリセット信号をメインマイコン11に対して出力する。メインマイコン11は、リセット信号が入力された場合、動作を初期化する。第1電圧変換IC13は、異常検出部に相当する。また、メインマイコン11は、負荷21の動作を制御する場合、OR回路16をアクティブ状態にするためのチップセレクト信号CSと入力信号In1とを、当該負荷21に対応するOR回路16に出力する。
同様に、バックアップマイコン12は、第2電圧変換IC14から供給される電圧に基づいて、ウォッチドッグ(WD)パルスを第2電圧変換IC14に周期的に入力する。第2電圧変換IC14は、所定期間以上に亘ってWDパルスが入力されない場合、バックアップマイコン12が異常であることを検出し、動作の初期化に係るリセット信号をバックアップマイコン12に対して出力する。バックアップマイコン12は、リセット信号が入力された場合、動作を初期化する。また、バックアップマイコン12は、負荷21の動作を制御する場合、OR回路16をアクティブ状態にするためのチップセレクト信号CSと入力信号In2とを、当該負荷21に対応するOR回路16に出力する。
更に、バックアップマイコン12は、メインマイコン11から出力されたWDパルス及び第1電圧変換IC13から出力されたリセット信号の出力の有無を検出可能に構成されている。例えば、メインマイコン11及び第1電圧変換IC13間のWDパルス及びリセット信号の入出力経路が中途で分岐し、バックアップマイコン12に当該WDパルス及びリセット信号が入力するように構成することで実現することができる。また、同様に、バックアップマイコン12は、第1電圧変換IC13からメインマイコン11に供給される電圧値を検出可能に構成されている。
このように構成されたバックアップマイコン12は、リセット信号及びWDパルスの検出により、第1電圧変換IC13又はメインマイコン11が異常であるか否かを判定し、判定結果に応じてメインマイコン11に停止信号又は制御許可信号を出力する。同様に、バックアップマイコン12は、検出した電圧値に基づいて、第1電圧変換IC13又はメインマイコン11が異常であるか否かを判定し、判定結果に応じてメインマイコン11に停止信号又は制御許可信号を出力する。停止信号及び制御許可信号は夫々、互いに異なる信号であり、例えば一方がハイレベルの信号であった場合、他方はローレベルの信号である。
本実施形態におけるバックアップマイコン12は正常に動作している間に亘って、停止信号及び制御許可信号のどちらか一方を常時メインマイコン11に出力する。バックアップマイコン12は、停止信号を出力している間に亘って、メインマイコン11に代わって、負荷21の動作を制御する。即ち、バックアップマイコン12は、停止信号を出力している間に亘って、OR回路16にチップセレクト信号CS及び入力信号In2を出力する。メインマイコン11は、バックアップマイコン12から停止信号が入力されている間に亘って、負荷2の制御を行わない。即ち、メインマイコン11は、負荷21に接続されたFET17への信号の出力、並びにOR回路16へのチップセレクト信号CS及び入力信号In1の出力を行わない。従って、制御対象の負荷21に対応するOR回路16には、チップセレクト信号CS及び入力信号In1の組、又はチップセレクト信号CS及び入力信号In2の組の何れか一組が入力される。
以上の動作を行うときのメインマイコン11及びバックアップマイコン12の処理手順を夫々以下に示す。
図3は、メインマイコン11が負荷2の動作を制御するときにおける処理手順を示すフローチャートである。メインマイコン11は、通信IC15から負荷2の制御に係る信号が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。制御に係る信号が入力されていないと判定した場合(S11:NO)、メインマイコン11は、当該信号が入力されるまで処理を待つ。
制御に係る信号が入力されたと判定した場合(S11:YES)、メインマイコン11は、バックアップマイコン12から停止信号が入力されているか否かを判定する(ステップS12)。即ち、メインマイコン11はステップS12において、バックアップマイコン12から停止信号又は制御許可信号の何れかが入力されているかを判定している。停止信号が入力されていると判定した場合(S12:YES)、メインマイコン11は、入力された制御に係る信号に基づく動作を行わず、負荷2の制御を停止し(ステップS13)、ステップS12に処理を戻す。
ステップS12において停止信号が入力されていないと判定した場合(S12:NO)、メインマイコン11は、入力された制御に係る信号に基づいて対応する負荷2の制御を行う(ステップS14)。その後、メインマイコン11は、当該負荷2の制御が完了したか否かを判定する(ステップS15)。完了していないと判定した場合(S15:NO)、メインマイコン11はステップS12に処理を戻し、完了したと判定した場合(S15:YES)、メインマイコン11は処理を終える。
図4は、第1電圧変換IC13に異常が生じたときにおけるバックアップマイコン12の処理手順を示すフローチャートである。バックアップマイコン12は、サンプリングタイミングにあるか否かを判定する(ステップS21)。バックアップマイコン12は例えば、所定時間毎に第1電圧変換IC13からメインマイコン11に供給される電圧値を検出するように構成されており、所定時間が経過する都度、当該電圧値を検出すべきサンプリングタイミングにあると判定する。所定時間は例えば5ミリ秒である。サンプリングタイミングにないと判定した場合(S21:NO)、バックアップマイコン12は、サンプリングタイミングになるまで待機する。
サンプリングタイミングにあると判定した場合(S21:YES)、バックアップマイコン12は、第1電圧変換IC13からメインマイコン11に供給される電圧値を検出する(ステップS22)。次いで、バックアップマイコン12は、検出した電圧値に基づいて第1電圧変換IC13が異常であるか否かを判定する(ステップS23)。バックアップマイコン12は例えば、メインマイコン11が動作可能な電圧の上限値−10%の値よりも、検出した電圧値が高い値であるか否かにより判定を行う。またバックアップマイコン12は例えば、メインマイコン11が動作可能な電圧の下限値−10%の値よりも、検出した電圧値が低い値であるか否かにより判定する。バックアップマイコン12は、ステップS23において本発明の判定部として機能する。
第1電圧変換IC13が異常であると判定した場合(S23:YES)、バックアップマイコン12は、メインマイコン11に対して停止信号を出力する(ステップS24)。その後、バックアップマイコン12は、メインマイコン11に代えて負荷21の制御を開始し(ステップS25)、ステップS21に処理を戻す。ここで、ステップS25においてバックアップマイコン12は、通信IC15から制御に係る信号が入力された場合、メインマイコン11に代えて負荷21の制御を行う状態となる。即ち、バックアップマイコン12は、ステップS25の処理を行った後に自身の負荷21の制御を停止する処理を行うまで、入力された制御に係る信号に基づいて当該負荷21の制御を継続して行う。
第1電圧変換IC13が異常でないと判定した場合(S23:NO)、バックアップマイコン12は、自身がメインマイコン11に対して停止信号を出力しているか否かを判定する(ステップS26)。停止信号を出力していないと判定した場合(S26:NO)、バックアップマイコン12は、処理を終える。
自身がメインマイコン11に対して停止信号を出力していると判定した場合(S26:YES)、バックアップマイコン12はメインマイコン11に対して制御許可信号を出力し(ステップS27)、メインマイコン11に代えて行っている負荷21の制御を停止する(ステップS28)。その後、バックアップマイコン12は処理を終える。
図5は、メインマイコン11に異常が生じたときにおけるバックアップマイコン12の処理手順を示すフローチャートである。バックアップマイコン12は、メインマイコン11の異常を検出したか否かを判定する(ステップS31)。具体的には、バックアップマイコン12は、第1電圧変換IC13からメインマイコン11へのリセット信号の出力を検知したか否かにより判定を行う。メインマイコン11の異常を検出していないと判定した場合(S31:NO)、バックアップマイコン12は異常を検出するまで待機する。
メインマイコン11の異常を検出した場合(S31:YES)、バックアップマイコン12は、メインマイコン11に対して停止信号を出力し(ステップS32)、メインマイコン11に代えて負荷21の制御を開始する(ステップS33)。ここで、ステップS33の処理は、図4中のステップS25の処理と同様であるため、説明を省略する。
その後、バックアップマイコン12は、メインマイコン11の復帰を検出したか否かを判定する(ステップS34)。具体的には、バックアップマイコン12は、メインマイコン11が第1電圧変換IC13に対してWDパルスを出力しているか否かにより判定を行う。メインマイコン11の復帰を検出していないと判定した場合(S34:NO)、バックアップマイコン12は、メインマイコン11の復帰を検出するまで待機する。
メインマイコン11の復帰を検出したと判定した場合(S34:YES)、バックアップマイコン12は、制御許可信号を出力し(ステップS35)、メインマイコン11に代えて行っている負荷21の制御を停止する(ステップS36)。
以上の構成及び処理によって、第1電圧変換IC13が異常を起こすことによって、メインマイコン11に供給する電圧に異常が生じたとしても、バックアップマイコン12が第2電圧変換IC14から供給される電圧により負荷21の動作を制御することができる。そのため、負荷制御装置1は、負荷21の制御のためにメインマイコン11に供給される電圧に異常が生じたとしても、当該負荷21を確実に制御することができる。従って、灯火系の負荷21は、動作中に制御を中断されない、即ち制御の異常に起因して消灯又は点灯することがないため、車両の走行の安全性を向上することができる。また、例えば供給される電圧の低下が頻発し、第1電圧変換IC13からメインマイコン11に対して何度もリセット信号が送信されたときであっても、バックアップマイコン12により負荷22の制御を継続することができる。
また、負荷21の制御のために供給される電圧に異常が生じた場合に加え、負荷21の動作を制御するメインマイコン11に異常が生じた場合にも、バックアップマイコン12にて負荷21の動作を確実に制御することができる。
また、例えば、バックアップマイコン12がメインマイコン11よりも性能が劣る構成であった場合、メインマイコン11に供給される電圧の異常が解消することにより、性能が高いメインマイコン11によって負荷21の動作の制御を行うことができる。
また、メインマイコン11は、バックアップマイコン12から停止信号が入力されている間に亘って、負荷21の動作の制御を行わない。そのため、例えば、停止信号及び制御許可信号の何れも入力されない場合に、負荷2の制御を行うように構成されたメインマイコン11であれば、負荷21の駆動中にバックアップマイコン12に異常が生じた場合に暫定的に負荷21の動作を制御することができる。
更に、負荷2の制御に係る信号は、通信IC15からメインマイコン11及びバックアップマイコン12の両方に入力される。そのため、負荷21の動作を制御する対象がメインマイコン11からバックアップマイコン12に切り替わったとしても、負荷21の動作の制御を継続的に行うことができる。
なお、本実施形態においては、FET17をスイッチング素子として機能させることを説明したが、当該スイッチング素子として機能する構成であれば他の構成であってもよい。
また、本実施形態においては、ECU3から入力される信号に基づいて、負荷制御装置1が負荷2の動作を制御する例を説明したが、負荷2の制御の開始又は停止に係る入力をメインマイコン11及びバックアップマイコン12が受け付けるように構成してもよい。この場合、通信IC15の構成は必須ではない。
また、本実施形態においては、第1電圧変換IC13及び第2電圧変換IC14夫々がメインマイコン11及びバックアップマイコン12夫々の異常を検出し、復帰させる動作を行うことを説明したが、他の構成にて行うようにしてもよい。例えば負荷制御装置1にメインマイコン11及びバックアップマイコン12内にウォッチドッグタイマを設けてもよい。また、負荷制御装置1内に、メインマイコン11の異常を検出する別の構成を設けて、当該構成が異常を検出した際にバックアップマイコン12に通知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、バックアップマイコン12が第1電圧変換IC13から出力される電圧値を検出することを説明したが、別の構成にて検出するようにしてもよい。
更に、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 負荷制御装置
2 負荷
3 ECU
4 電源
11 メインマイコン(制御部)
12 バックアップマイコン(副制御部、電圧検出部、判定部)
13 第1電圧変換IC(電圧変換部、異常検出部)
14 第2電圧変換IC(電圧変換部)
15 通信IC
16 OR回路
17 FET

Claims (5)

  1. 車載負荷の動作を各制御する制御部及び副制御部と、車載電源からの出力電圧を制御部及び副制御部夫々に供給する電圧に各変換する2つの電圧変換部とを備える負荷制御装置であって、
    前記制御部に対応する一の電圧変換部が変換した電圧値を反復的に検出する電圧検出部と、
    該電圧検出部が検出した電圧値に基づいて、前記一の変換部が異常であるか否かを判定する判定部と
    を備え、
    前記副制御部は、
    前記判定部が異常であると判定した場合、前記車載負荷の動作の制御を停止させる停止信号を前記制御部に出力し、前記制御部に代えて前記車載負荷の動作を制御するようにしてあること
    を特徴とする負荷制御装置。
  2. 前記副制御部は、
    前記判定部が異常であると判定した後、異常でないと判定した場合、前記車載負荷の動作の制御を行わせる制御許可信号を前記制御部に出力し、かつ自身による車載負荷の動作の制御を停止するようにしてあること
    を特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
  3. 前記副制御部は、前記判定部が異常であると判定した後、異常でないと判定するまでの時間に亘り、前記停止信号を出力するようにしてあり、
    前記制御部は、前記副制御部から前記停止信号が入力されている時間に亘り、前記車載負荷の動作の制御を停止するようにしてあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の負荷制御装置。
  4. 前記制御部の異常を検出する異常検出部を更に備え、
    前記制御部は、前記異常検出部に反復的に信号を出力するようにしてあり、
    前記異常検出部は、前記信号が所定時間以上に亘り入力されない場合、前記制御部の異常を検出するようにしてあり、
    前記副制御部は、前記異常検出部が前記制御部の異常を検出した場合、前記停止信号を前記制御部に出力し、前記制御部に代えて前記車載負荷の動作を制御するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から3までの何れか一つに記載の負荷制御装置。
  5. 前記制御部及び副制御部の状態に関わらず、前記車載負荷の動作の制御に係る要求を前記制御部及び副制御部の両方へ入力するようにしてあること
    を特徴とする請求項1から4までの何れか一つに記載の負荷制御装置。
JP2014156828A 2014-07-31 2014-07-31 負荷制御装置 Pending JP2016032989A (ja)

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