JPH11511422A - 手持ち可能な手動付与式マスチック容器及びその材料 - Google Patents

手持ち可能な手動付与式マスチック容器及びその材料

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JPH11511422A JP9513226A JP51322697A JPH11511422A JP H11511422 A JPH11511422 A JP H11511422A JP 9513226 A JP9513226 A JP 9513226A JP 51322697 A JP51322697 A JP 51322697A JP H11511422 A JPH11511422 A JP H11511422A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は手持ち可能な手動付与式マスチック容器及びマスチックを分与する方法に関する。手持ち可能な手動付与式マスチック容器(1)は透明プラスチック材料製の2枚のシートから形成され、これらシートはその周囲に沿ってシーム(7)で融着される。容器は分与端縁(4)及び充填端縁(3)を備えるように形成され、それら端縁は互いに平行である。容器はほぼ細長の形状を備え、その形状は分与端縁から最大寸法幅(6)に向かって次第に拡がり、次いで充填端縁に向かって次第に狭窄するようなものとされる。かくして、2つの台形形状部分が形成され、これら台形状部分はそれぞれ参照番号(11及び12)で全体的に示される。分与端縁に近接した台形形状部分(11)の容積は充填端縁に接近した台形形状部分(12)の容積よりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】 手持ち可能な手動付与式マスチック容器及びその材料 発明の背景 1.発明の分野 本発明は手持ち可能な手動分与式マスチック容器及びマスチックを分与するマ スチック分与方法に関し、更に詳しくはそのための材料にも関する。 2.背景技術 マスチックは建設分野や修理分野で使用される物質であり、更には自動車分野 で窪みや引っかき傷に埋めるために使用されるものである。 マスチックは高粘稠性及び高粘着性を持つ軟質なパテ状の物質である。ハッカ (Haake)粘度計を用いた場合、その剪断速度(回転速度)は7.22s-1であり、ま た粘度値は10℃で3,500 ポアズと1,500 ポアズとの間の値を取り、30℃で1,500 ポアズと650 ポアズとの間の値を取る。一般的には、マスチックは平坦平面上に 分与され、このときマスチックはスパチュラ(へら)によって硬化剤と所定の比 較的小さな比率で混合され、その混合物は化学反応を開始して、最終的には所定 の硬化時間内で固化あるいは硬化される。 未硬化の混合物は例えば自動車分野での適用に対しては容易に塗布し得るよう なものでなければならないが、しかし、自己平坦化性の混合物を使用するような 場合を除いて、修理のために一旦塗布された混合物は流動し得ないようにされる べきである。硬化後の混合物については、滑らかで硬質の仕上げ得られるべきで ある。硬化時間の選択については、適度な長さの作業時間と望ましくない程の長 い硬化時間とが適宜バランスされるように慎重に行われる。このような基準条件 を得るためには、マスチックの化学成分を選択する場合に相当な専門的知識及び 配慮が必要となる。つまるところ、マスチックは一般的には高粘稠性を示し、か つそこで用いられた溶剤に起因する相当に強力な化学的ヒューム(煙霧)を内包 する。このような理由のために、マスチックを貯蔵保持しかつ分与することは容 易なことではない。というのは、特に、マスチックは含有させることが非常に難 しいスチレンを成分とするからである。 商業的用途にあっては、伝統的には、マスチックは金属製のチューブから成る 分与容器内に貯蔵保持され、該チューブはその一端からマスチックでもって充填 され、その他端には次第に狭窄した分与ノズルが設けられる。次いで、端蓋が特 別な装置或いはガンによってチューブに強制的に装入され、これによりマスチッ クを分与ノズルを通して押し出されることになる。また、同様な容器構成は小型 チユーブから硬化剤を分与するためにも採用される。 少量のマスチックが使用される非商業的用途にあっては、伝統的には、金属製 のチューブは使用されない。というのは、チューブ自体のコストがマスチック自 体のコストに比べて相当に高いものに付くからである。なお、上述のコストの一 部は金属製のチューブ自体からのものであり、またその他の部分はマスチックで 充填する前の空のチューブに関連した保管コスト及び輸送コストとなる。かくし て、チューブの代わりに、レバー式蓋を持つ小さいな円筒形ブリキ罐が使用され る。マスチックの分与はナイフをマスチック中に差し込んですくい取ることによ って行われ、すくい取り後そのマスチックはチューブから絞り出した硬化剤と混 合させられる。しかしながら、それは実際問題として満足すべきものではない。 というのは、ブリキ罐内のマスチックは乾燥しがちであるからであり、また使用 者が化学的ヒュームで一層晒されるからであり、更には充填ペーストの汚染が生 じ得るからである。その上、ブリキ罐への充填中、空気がマスチックに取り込ま れ得ることがあり、その結果、最終混合物が気泡を含むこととなって、硬化後の 混合物の仕上がりが損なわれ、またブリキ罐のコスト及びその充填コストも相当 に高く付くことになる。更にその上、ブリキ罐への充填場所で塵埃等によるマス チックの汚染の可能性もある。 一方、商業的用途でも、比較的大きなサイズの円筒形のブリキ罐が使用される 。特定のブリキ板から作られるブリキ罐はマスチック中の溶剤特にスチレンから 生じるヒュームを閉じ込めるという理由で今でも用いられている。また、そのよ うなブリキ罐によれば、その一体構造性を維持し続ける容器、即ち時間の経過に 伴って漏洩を生じさせることのない容器であって、しかも忙しい作業現場で屡々 起き得る落下時でも破壊されることのない容器が得られる。この後者の特徴の重 要性は強力な化学的ヒュームの危険性並びにこぼれたマスチックの清掃の困難性 を考慮した場合にある。更には、ブリキ罐の内側表面がマスチック中の化学物質 によって早急には劣化されないので、適正に保証された保存寿命が明記され得る 。 プラスチック材料から形成された容器を使用することも既に提案されている。 プラスチック製の容器の使用については、マスチックをエンドユーザに送り届け るためのコスト面で一層効果的な方法が提案されるべきである。更には、プラス チック製の容器自体のコストもブリキ罐よりも大幅に低下されるべきであり、ま たその容器の製造コスト、輸送コスト及び充填コストの低減化も今までの容器よ りも一層効果的でなければならない。 US-A-4 795 062には、2枚のほぼ四角形の二枚重ねシート材料の形態となった 大きな袋状の容器であって、その4つの縁辺の周囲を 融着して4つの互いに結合された直線状の封止フランジを形成した容器が開示さ れている。この容器の一方のシート側にはノズル構成体が貼り付けられ、そのシ ート表面によってノズル構成体は使用時まで閉鎖される。このような容器は上述 した金属チューブに比べて一層単純な構成となっている。しかしながら、容器を 開けることが難しい。また、ノズル構成体は使用時にマスチックの高粘稠性及び 高粘着性のために非常に汚れた状態となり、しかも容器のシート表面から時とし て外れることもある。その上、容器を再び使用するためには、特別な分与装置を 購入して用いなければならない。このような理由により、かかる容器は特に非商 業的用途に対しては適したものではない。 プラスチック材料から形成された容器については更に別の問題もある。即ち、 プラスチック材料によっては、マスチックの強力な腐食性ヒュームを十分に閉じ 込めるための障壁が得られないということが分かった。また、プラスチック材料 で形成される封止が漏洩を十分に阻止し得ず、しかも時間の経過に伴ってその封 止能力が弱まって、この漏洩問題を一層悪化させ得るということも判明した。更 には、プラスチック製の容器を落下させたとき、封止に重大な損傷が生じ得るこ とも分かった。これらの問題が生じ得る虞れは時間の経過に伴って増大する傾向 にあり、これが適正な保存寿命例えば2年というような期間を明記することを困 難にしている。この後者の問題については次の2つの事実のいずれかに起因する ものであるということも判明している。即ち、一方の事実については、マスチッ クに用いられた溶剤によってプラスチック材料が溶解され、その結果、マスチッ クが汚染され、容器が軟化してその形状が歪められ、しかも封止部及び壁部が弱 体化するという事実であり、他方の事実については、容器の封止部及び壁部が溶 剤によって硬化され、その 結果、容器の漏洩問題及び脆性問題が引き起こされるという事実である。最後の 問題点としては、プラスチック材料として透明材料を用いることにより、マスチ ックを見ることになるが、しかしプラスチック材料が曇った状態になることも判 明した。 発明の概要 本発明の目的は、安価にしかも容易に製造し得る手持ち可能なマスチック容器 であって、手動操作での分与が可能となった手持ち可能なマスチック容器を提供 することである。 本発明の別の目的は、単純で、便利でしかも安価な容器からマスチックを分与 する方法を提供することである。 本発明の更に別の目的は、安価でしかも容易に製造し得るプラスチック製のマ スチック容器であって、上述した種々の問題を実質的に解決し得るマスチック容 器を提供することである。 本発明の一局面によれば、可撓性シート材料から形成された手持ち可能な手動 付与式マスチック容器であって、ほぼ細長の形状を備え、その細長の形状につい ては、分与端縁から最大寸法幅に向かって次第に拡がり、次いでその対向端縁に 向かって次第に狭窄するようなものとされる手持ち可能な手動付与式マスチック 容器が提供される。 可撓性シート材料から形成される従来のマスチック容器はマスチックの分与の ために特別な道具が必要とされるような形態となっている。本発明によれば、マ スチック容器は手で保持し得ると共に快適に手動付与し得るようなサイズとされ る。容器を手で保持しかつそこから手動で分与し得るという特性は特定の形状を 持つ容器から得られるものである。そのような形状によれば、容器は一方の手に 確実にかつ心地よく収まり、このとき該容器に単に圧力加えること により円滑でしかも首尾よく制御された状態で充填物の分与を行うことができる 。かくして、他方の手は自由となってスパチュラ或いは混練り板を取り扱えるこ とになるので、マスチックと硬化剤との混合物を効率よく作ることができる。混 合物は速やかに準備できるので、混合に長い時間が掛かる場合に比べると、硬化 前に利用し得る時間が一層増えることになる。また、マスチック容器の最大寸法 幅のために、充填物からの圧力は分与縁端に向かって集中され得ることになるの で、たとえ容器が部分的に空になったとしても、良好な分与操作制御が得られる 。その上、充填後の容器は分与操作中にわたってバランスされた状態となってい るので、容器が手から容易に落下するというなこともない。 本発明の一実施形態では、対向端縁と最大寸法幅との間の容積部については分 与端縁と最大寸法幅との間の容積部よりも大きくされる。 従って、一層重い重量が本体側に及ぶので、容器内のマスチックの重量によっ て生じる梃子作用が減少させられる。その上、容器の充填物の微妙な比率が分与 されるときでも、分与操作制御は維持され得る。 本発明の別の実施形態では、対向端縁と最大寸法幅との間の容積部については 分与端縁と最大寸法幅との間の容積部よりも小さくされる。 従って、マスチックを絞り出す間、重心は手のひらの領域に留まることになる ので、マスチックの分与中ずっと容器を容易に操作し続けることができる。 本発明の更に別の実施形態では、対向端縁と最大寸法幅との間の容積部につい ては分与端縁と最大寸法幅との間の容積部と実質的に同じとされる。 本発明の好ましい実施形態では、容器の長さについては、200mm と300mm との 間の長さとされる。 もし容器の長さが200mm 以下のときには、その容器の容積部はその適用を制限 される程度まで減少されることになり、またもし容器の長さが300mm 以上のとき には、その容器はもはや容易に手で保持し得ないような扱い難いものとなる。 容器の長さについては、250mm と280mm との間の長さが丁度よいものとなる。 この数値については、分与操作制御に対して理想的な長さであることが平均サ イズの手から判明した。 本発明の別の好ましい実施形態では、容器の最大寸法幅については、100mm と 200mm との間の長さとされる。 もし最大寸法幅の長さが100mm 以下のときには、その容器の容積部はその適用 を制限される程度まで減少されることになり、またもし最大寸法幅の長さが200m m 以上のときには、その容器は手の通常のスパンを超えてもはや容易に手で保持 し得ないような扱い難いものとなる。 容器の最大寸法幅については、130mm と150mm との間の長さが丁度よいものと なる。 この数値については、分与操作制御に対して理想的な長さであることが平均サ イズの手から判明した。 好ましくは、容器の平均的な幅については、60mmを超える長さとされる。 本発明の特に好都合な実施形態にあっては、対向端縁と最大寸法幅との間の容 積部及び分与端縁と最大寸法幅との間の容積部は共に略台形形状とされ、それら の平行な側辺は分与端縁に対して平行とされる。 台形形状の容積部の利用により、容器は簡素な構造となり、しかもシート材料 の廃棄は殆どないのでコスト面で効果的に製造され、一方手で保持した際に良好 な感じ及びバランス感を与えるということが判明した。また、そのような形状に よれば、分与端縁から遠く離れしかも容器を保持する手の形状に合った台形形状 容積部に圧力を均等に及ぼすことができる。 好ましくは、容器の長さに対するその最大寸法幅の比は0.46ないし0.80の範囲 内とされる。 或る場合においては、最大寸法幅は分与端縁から容器の長さのほぼ2/5 の箇所 に位置させられる。 その結果として、手で保持した際に良好な感じ及びバランス感を与える容器が 得られる。 また、或る場合には、分与端縁は出口孔を画定するものであり、その出口孔は 分与端縁に沿う切断によって形成される。 従って、分与端縁に沿う切断により、容器は簡単に開放され得ることになり、 このとき出口孔は分与端縁によって形成されることになる。かくして、前もって 形成されるノズルは必要とされない。 種々のサイズの出口孔を提供するために、複数の切断指標を分与端縁の領域に 設けることが好ましい。 このような方法によれば、容器の出口孔については、ユーザの要望に応じて調 節され得るものとなり、若しくは将来の使用に対して新たな出口孔縁を与えるこ ともできる。 好ましくは、切断指標は分与端縁に隣接して配置されたフラップに形成したノ ッチから成る。 かくして、出口孔のサイズを指示する簡単な形態として、容器の製造時に組み 込み得るものが得られ、このため印刷等の必要性が排除される。 本発明の或る実施形態では、容器は上述したシート材料から形成された対向壁 部を備え、このとき側方シームは少なくとも分与端縁の領域で対向壁部を連結す る。 好都合には、側方シームは出口孔を剛直化させるべく分与端縁の領域で一対の フラップを形成するように拡大される。 かくして、分与操作制御は改善されることになる。 その他の或る場合においては、比較的粘稠度の低いマスチックを分与するため に、個別の閉鎖可能なノズル構造体が分与端縁に封止される。 その結果として、マスチックの流出を阻止するために、閉鎖体がノズル構造体 に取り付けられ得る。 好都合には、ノズル構造体は分与端縁に対して中央に配置され、しかもその分 与端縁に沿って部分的にのみ延在する。 上述の対向端縁については、容器を充填するための充填端縁とすることが好ま しい。 かくして、容器の充填及び閉鎖については、空気やその他の気体を侵入させる ことなく簡単にしかも速やかには行うことが可能である。 上述のシート材料については、透明な熱可塑性材料とすることが好ましい。 かくして、ユーザは容器内の充填物を容易に見分けて確認することができる。 本発明には、上述したような容器であって、しかもマスチックでもって充填さ れた容器についても取り込まれる。 本発明のその他の局面によれば、容器からマスチックを分与するマスチック分 与方法も提供され、このマスチック分与方法は: 可撓性シート材料から形成された容器にマスチックを充填させる 段階から成り、該容器は分与端縁から最大寸法幅に向かって次第に拡がり、次い でその対向端縁に向かって次第に狭窄するようになったほぼ細長形状を備え、 更に、前記分与端縁で出口孔を開口する段階と、 前記容器を手で保持して該容器に圧力を及ぼして前記出口孔からマスチックを 分与する段階とから成るものである。 かくして、手動操作でもってマスチックを分与するマスチック分与方法であっ て、特別な装置を必要としない従来の分与方法に比べて簡単で、便利でしかも清 潔なマスチック分与方法が提供されることになる。このようなマスチック分与方 法によれば、マスチックは手動操作によって首尾よく制御された態様で分与され 得ることになる。 本発明の更に別の局面によれば、プラスチック材料の積層シートから形成され たマスチック容器が提供され、その積層シートは: マスチックの化学的成分に対して障壁となるように選ばれた層であって、別の そのような層に結合若しくは封止され得るようになった層と、外側被覆層とを具 備し、 前記外側被覆層が上記の最初に述べた層とは個別に或いはそれと組み合わされ て容器に構造的な強度を与えるようにして成るものである。 このような方法によれば、適当なマスチック容器がプラスチック材料から形成 され得る。 好ましくは、上記の最初に述べた層は別のそのような層に結合若しくは封止さ れ得るように選ばれた内側層と、マスチックの化学的成分に対して障壁となるよ うに選ばれた中間層とから成り、この中間層は前記内側層と前記外側層との間に 配置される。 その結果として、容器の一体性を高めると共に漏洩の可能性を減 少させるように改善された封止性が得られる。 本発明の或る実施形態にあっては、積層シートは可撓性とされ、容器も剛直で ない可撓性容器とされる。 その結果として、破壊による漏洩に耐え得るようになった容器が製造され得る ことになる。 本発明の特別な実施形態では、好ましくは、内側層の材料としては、ポリアル キレン、例えばポリプロピレン又はポリエチレンが選ばれる。 これら材料はマスチックによって溶解されたり或いは劣化されたりすることは なく、それ故マスチックと反応したりすることもないので、容器は長期にわたる 保存寿命を得ることができる。その上、かかる材料は封止時に良好な封止性或い は結合性を持つので、それらシーム等での漏洩は減少させられる。 本発明の別の特別な実施形態では、外側層については耐熱性材料とされる。 耐熱性材料を用いることにより、積層シートに熱を適用した際、外側層を劣化 させたり弱めたりすることなく、それ故漏洩の虞れなく、熱を内側層まで到達さ せることができる。 好都合には、外側層の材料としては、ポリアルキレン、例えばポリプロピレン 又はポリエチレン、若しくはナイロンが選ばれる。 これら材料は容器に対して良好な構造的強度を与え、またマスチックからの化 学的ヒュームは障壁となる層によって封じ込められるので、容器の構造的強度は 長期にわたって劣化されることはなく、若しくは軟化されたり或いは脆弱化され たりすることもない。 好都合には、マスチックの化学的成分に対する障壁となるように選ばれた層の 材料については、アルキレンビニルアルコール共重合体、例えばエチレンビニル アルコール共重合体とされる。 エチレンビニルアルコール共重合体については、所定の有効期間にわたって劣 化されることなく強力な化学的ヒュームを閉じ込める良好な障壁となることが判 明した。 本発明の更に別の特別な実施形態においては、容器は上述した積層シートから 真空成形され、これにより容器は剛直な可撓性容器とされる。 その結果、容器の製造については、速やかに行うことができるようになる。 好ましくは、そのような容器は頂部を開口させた一体構造の容器として構成さ れる。 上述したような積層シート材料から真空成形されたマスチック容器は従来から 用いられているブリキ罐の代わりに使用され得るものであることが分かった。こ のような容器については、ユーザがその中のマスチックにアクセスし得るように なった広い首部を持つ一体構造の容器として形成することができる。容器の構造 的強度については、驚くべきことに、マスチックの質量、一般的には1kg 以上の 質量を考慮に入れても、その落下時に容器の一体構造性がその破壊によって償わ れないということを示している。その上、かかる容器は上述した溶剤によって実 質的に影響されることはないので、その一体構造性に影響を与え得ることとなる 通常のタイムリミットまでは軟化したり或いは脆弱化したりすることはなく、し かもその容器の形状は通常のタイムリミットまでは歪められることはないので、 その保存寿命について適切に明記することができる。 好ましくは、上述の容器の壁厚については、650 μmと900 μmとの間の厚さと される。 容器の壁厚がかかる範囲内であれば、上述したような種々の利点が効率的に活 かせ得ることが判明した。 好都合には、容器は実質的に平坦な底部を備え、その底部には直立壁部が設け られる。 従って、マスチックのすべてを容器の底部からすくい取ることができるので、 マスチックの無駄を少なくすることができる。 好ましくは、容器の形状については、タブ形状或いはバレル形状とされる。 このような形状によれば、充填後の容器を良好に積み重ねることができると共 に空の容器も良好に入れ子式に積み重ねることが可能であり、またその積重ねス ペースの最適の状態での利用が得られ、更にラベル等を貼るための良好な表面領 域が得られ、その上ユーザに対してマスチックにアクセスするための良好な開口 が与えられることになる。 本発明の特別な実施形態では、上述の容器の底部の面積はその頂部開口の面積 と同様にされる。 このような実施形態によれば、上述したような利点のすべてが効率的に活かせ 得る。 好ましくは、上述した一体構造の容器はその縁の周囲に沿うリップと、該容器 を閉鎖する閉鎖体とを備える。 好都合には、上述の閉鎖体は封鎖部材から成り、この封鎖部材は上述のリップ に封止される。 上述した積層シール材料から形成された閉鎖体を用いることにより、容器は良 好に封止され得る。 好ましくは、内側層の材料としては、ポリアルキレン、例えばポリプロピレン 又はポリエチレンが選ばれる。 これら材料はマスチックによって溶解されたり或いは劣化されたりすることは なく、それ故マスチックと反応したりすることもないので、容器は長期にわたる 保存寿命を得ることができる。その上、 かかる材料は封止時に良好な封止性或いは結合性を持つので、それらシーム等で の漏洩は減少させられる。 好都合には、外側層の材料としては、ポリアルキレン、例えばポリプロピレン 又はポリエチレンが選ばれる。 これら材料は容器に対して良好な構造的強度を与え、またマスチックからの化 学的ヒュームは障壁となる層によって封じ込められるので、容器の構造的強度は 長期にわたって劣化されることはなく、若しくは軟化されたり或いは脆弱化され たりすることもない。かくして、剛直な容器では、その壁部の変形或いは反りが 所定の有効期間で生じることはない。 好都合には、マスチックの化学的成分に対する障壁となるように選ばれた層の 材料については、アルキレンビニルアルコール共重合体、例えばエチレンビニル アルコール共重合体とされる。 エチレンビニルアルコール共重合体については、所定の有効期間にわたって劣 化されることなく強力な化学的ヒュームを閉じ込める良好な障壁となることが判 明した。 本発明の更に別の局面によれば、マスチック容器をプラスチック材料から形成 するマスチック容器形成方法が提供され、このマスチック容器形成方法は: (a)マスチックの化学的成分に対して障壁となるように選ばれた層であって、 別のそのような層に結合若しくは封止され得るようになった層と、この層とは個 別に或いはそれと組み合わされて容器に構造的な強度を与えるようになった外側 被覆層とを具備する積層シートを形成する積層シート形成段階と、 (b)前記積層シートを容器に形成する容器形成段階とから成るものである。 好ましくは、積層シート形成段階(a)は上記の最初に述べた層を内 側層及び中間層として形成する段階から成り、前記内側層は別の上記の最初に述 べたような層に結合若しくは封止され得るように選ばれ、また前記中間層はマス チックの化学的成分に対して障壁となるように選ばれ、この中間層は前記内側層 と前記外側層との間に配置される。 その結果として、容器の一体性を高めると共に漏洩の可能性を減少させるよう に改善された封止性が得られる。 或る場合においては、容器形成段階(b)は剛直な容器を形成する段階から成る 。 従って、剛直な容器については、入れ子式の形態で積み重ねる得るように形成 することができるので、使用前の空の容器の輸送コストが低減され得る。 別の或る場合においては、容器形成段階(b)は可撓性の袋状容器を形成する段 階から成る。 そのような可撓性の袋状容器によれば、可撓性プラスチック材料から形成され た従来の容器について先に述べた欠点を備えることなく上述したような手持ち可 能な容器の利点を得ることができる。 図面の簡単な説明 本発明の幾つかの実施形態について、添付図面を参照して以下に説明する。 図1は、本発明による手持ち可能な手動付与式マスチック容器の第1の実施形 態を無充填の状態で平面図として示す。 図2は、図1のA−A線に沿う断面図であって、手持ち可能な手動付与式マス チック容器を充填状態で示す。 図3は、本発明による手持ち可能な手動付与式マスチック容器の第2の実施形 態を無充填の状態で平面図として示す。 発明の詳細な説明 図1及び図2を参照すると、手持ち可能な手動付与式マスチック容器1は透明 プラスチック材料から成る2枚のシートによって形成され、これら2枚のシート はその周囲に沿ってシーム7として融着される。マスチック容器は分与端縁4及 び充填端縁3を備えるように形成され、これら両端縁は互いに平行とされる。マ スチック容器はほぼ細長形状を備え、その細長形状については、分与端縁から参 照符号6で示されしかも該分与端縁に平行な最大寸法幅に向かって次第に拡がり 、次いで充填端縁に向かって次第に狭窄するようなものとなっている。最大寸法 幅6は細長形状の軸線に沿って分与端縁4から約2/5 の距離の所であって充填端 縁3から約3/5 の距離の所に位置させられる。 即ち、参照符号11及び12によって全体的に示される2つの台形部が設けら れる。分与端縁に近接した台形部11の容積は充填端縁に近接した台形部12の 容積よりも小さい。 図示するように、シーム7は分与端縁に接近するにつれて横に拡がって三角形 状のフラップ2を形成する。各フラップ2には3つのノッチ5が形成され、これ らノッチの目的については後述する。 容器の形成については、プラスチック材料から2枚のシートを所望形状に切り 取り、次いで充填端縁3となる縁辺を除いて2枚のシートをそのすべての縁辺に 沿ってシームとして融着することによって行われる。次に、容器はマスチックで もって充填され、その充填端縁を封止することにより閉鎖容器が得られる。未充 填の容器を所定の場所で製造し、その未充填の容器を充填のために別の場所に輸 送し得ることは明らかであろう。 本実施形態の容器を使用するためには、マスチックを露出させるべく分与端縁 3に沿ってシーム7が切り取られる。これにより所定 の幅を持つ出口孔が形成される。マスチックの分与量を制御し得るように出口孔 に対して異なった幅を与えるための指標として3つのノッチ5が位置決めされる 。また、フラップ2は分与端縁で剛直要素となって出口孔の安定性を高める。 マスチックを分与するためには、容器は手で保持され、このとき最大寸法幅6 は手のひらに適合するようになっている。次いで、容積部12に圧力が及ぼされ ると、マスチックが絞り出される。容器の形状のために出口孔を容易に扱い得る ので、適切で、簡潔でしかも適確な分与が可能である。その上、特別な分与装置 或いは特別なナイフは必要とされない。更には、容積部12の重量は容積部11 の重量よりも大きくされているので、充填容器の全体的な重量は本体側に一層及 ぶことになるので、分与縁4での出口孔の扱い制御が改善される。 本実施形態では、手の平均長さに対して、容器の長さ寸法として260mm が与え られるが、その寸法については200mm ないし300mm であってもよい。 また、本実施形態では、手の平均スパン長さに対して、最大寸法幅6として、 140mm が与えられるが、その寸法については100mm ないし200mm であってもよい 。 充填端縁3の寸法は30mmとされ、分与端縁4とフラップ2とには合計寸法とし て60mmが与えられる。 図3には本発明による手持ち可能な手動分与式マスチック容器の第2の実施形 態が示される。容器31はプラスチックシート材料から形成され、そのプラスチ ックシート材料は好ましい形態では透明或いは半透明とされる。容器は2つの台 形部から成る形状とされ、その一方は相対的に大きくされる。2つの台形部はそ れら長い方の基底部で一体的に結合されて、容器の充填端縁33と分与端縁34 との間で中間点36を規定する。従って、中間点36は容器の軸線方向長さに沿 って充填端縁33及び排出端縁34よりも比較的幅広となっている。中間点36 は排出端縁34から軸線方向長さの2/5 の所であって充填端縁33から軸線方向 長さの3/5 の所に配置される。 比較的大きな台形形状を成す容器の対向表面は側方シーム37及び37Aに沿 って封止される。比較的小さな台形形状を成す容器の対向表面は側方シーム38 及び38Aに沿って封止される。 充填端縁箇所での対向表面は充填後に充填端縁シーム39に沿って封止される 。排出端縁34の箇所での対向表面は端縁シーム40に沿って封止される。排出 端縁34にはノズル構造体41が設けられ、このノズル構造体41は基部42及 び直立部43で画定されるようなほぼ逆T字形状を持つ。 ノズル構造体41の基部42は封止されて端縁シーム40内に閉じ込められる 。基部42には中央排出チャンネル46が形成され、この中央排出チャンネル4 6は容器31の内部から直立部43の軸線に沿ってそこを通って排出口ノズル4 4まで延びる。直立部43の外側表面にはキャップ45を受け入れるようになっ たねじ部が設けられる。キャップ45には不正な開放を証する証拠物即ち拘束バ ンドを所定位置に取り付けることができる。基部42の外側表面にはシーム40 への結合を助けるような帯状片が設けられる。基部はシーム40に沿う中心に配 置されるが、しかし基部はそのシームに沿って部分的に延在させられるだけであ る。 第2の実施形態においても、第1の実施形態によるマスチック分与についての 全ての利点が得られ、しかも容器をキャップで封止することができる。従って、 第2の実施形態は容器内に留まるには十分な粘性を持たない流動性材料に使用し 得る。それにも拘らず、ノ ズル構造体の使用により、容器の閉鎖を容易に行い得るので、第2の実施形態の 容器を更に粘稠性のあるマスチックにも使用することが可能であるけれども、し かしその場合には一層広い出口孔ノズル及び排出チャンネルが必要となる。容器 内に材料を保持するためにその材料の固有の粘度に頼るのではなく、むしろノズ ル構造体により容器が閉鎖され得ることになる。 本発明による容器は製造するのに簡単でしかも安価であり、このため従来のマ スチック容器に比べて便利でしかもコスト面で効果的に容器を製造し得る。容器 の形状については、手の中で保持しつつ手動操作でもって快適にしかも制御され た状態でマスチックの分与を行うことができる。マスチックが絞り出される間、 重心は容器の最大寸法幅の領域に留められるので、容器は手のひらに置いた儘に 保持され、このためマスチックの分与中ずっと容器を容易に操作し続けることが できる。容器を保持する手の形状に従うようになった大きい方の台形部には該容 器の形状により平均して圧力を及ぼすことが可能である。このような箇所での穏 やかな圧力により、マスチックを絞り出すことが可能である。 また、容器は完全に封止されるので、容器内のマスチックは空気から比較的遮 断され儘にされ、このためマスチックの適用後の最終硬化物は良好な仕上げ状態 となり得る。更に、容器の形状のためにマスチックを絞り出す際に一層良好な制 御を行い得るので、マスチックを円滑にしかも平均的に絞り出すことが可能であ り、かくして気泡の形成は阻止され得る。このようなことにり、マスチックの適 用後の最終硬化物にピンホールを生じさせる可能性は低減される。従って、仕上 げ状態は改善されたものとなる。その上、容器の製造設備に対する簡単な変更に より、容器のサイズに対する相当な融通性を得ることが可能である。即ち、一回 のマスチックの適用に必要 とされる正確な量のマスチックを保持するような適当なサイズに容器を形成する ことができる。この場合、容器は一回の使用後に使い捨てられるので、長い保存 寿命を通しての材料の無駄は阻止され得る。 更に、透明な熱可塑性シート材料について述べてきたが、その他の様式のシー ト材料を用いることもできる。透明材料については好ましくは使用しなくともよ いということに気付くべきである。というのは、マスチックは紫外線暴露により 劣化し得ることになるからである。また。シート材料は単一層の形態、二重層の 形態或いは三重層の形態であってもよい。図3の実施形態では、フラップ2及び 指標5については省き得ることは明らかであろう。 本発明によるその他の局面においては、添付図面に図示した容器はプラスチッ ク材料の積層シートから形成されてもよい。積層シートは、マスチックの化学的 成分に対して障壁となるように選ばれた層であって、別のそのような層に結合或 いは封止され得るようになった層と、この層とは個別に或いはそれと組み合わさ れて容器に構造的な強度を与えるようになった外側被覆層とを備える。 一例を挙げると、積層シートは容易に撓うシートであり、このシートはポリエ チレンの内側層と、ポリエチレンの外側層と、それら層間に挟まれたエチレンビ ニルアルコール共重合体の中間層とから成るものとして形成される。このような 三層構造材料がシートに製造される。 三層構造材料のシートロールからのシートが加工機を通過させられると、シー トは折り曲げられてその内側層が互いに向かい合わせられる。このような加工機 によって、折曲げシートは例えば図1に示すような形状に切断され、次いでシー ム7の位置に沿って熱が適用される。このときポリエチレンの内側層が熱によっ て互いに結合 され、このような結合箇所と分与端縁4に沿う折り目線とにより、マスチック容 器が形成される。次いで、容器は充填端縁3を通してマスチックで充填され、そ の後充填端縁3に沿って熱を適用することによりポリエチレンの内側層が該充填 端縁で互いに結合されて容器が封止される。当該技術分野では、上述の加工機は 周知であり、本発明の一部を構成するものではない。上述したような結合/封止 を行うためにマイクロウェーブ或いはその他の方法を利用し得ることは明らかで あろう。 内側層としてポリエチレンが選ばれた理由としては、ポリエチレンがマスチッ ク中に存在する溶剤例えばスチレンによって溶解されることはないということで ある。従って、内側層の軟化或いは硬化はあり得ない。実際、ポリプロピレンは かかる溶剤に対して比較的不活性であるので、マスチックと化学的に相互作用す ることはないが、化学的な劣化が生じ得る。ポリエチレン同士は非常に良好な封 止性及び結合性を示し、このため耐漏洩封止7が得られる。しかしながら、ポエ チレンはマスチック中に存在する溶剤及びヒュームに対して多孔性を示し、この ためポリエチレンは容器自体には使用し得ない。注目すべき実験の後、中間層と してエチレンビニルアルコール共重合体が用いられることとなった。というのは 、エチレンビニルアルコール共重合体はマスチック中に存在するヒュームに対し て障壁として機能し、このため容器が封止されると共にそれらヒュームと反応し ないことが保証されると判明したからである。外側層としてポリエチレンが選ば れた理由としては、ポリエチレンが非常に良好な構造的強度を示し、容器の一体 性を確実なものとするということである。ポリエチレンもエチレンビニルアルコ ール共重合体も有効期間にわたって曇ったりすることがないので、保存寿命は延 長され、しかもマスチック充填容器の購入者は製品を見てそれが劣 化されていないということをチェックすることができる。それにも拘らず、既に 述べたように、紫外線暴露によるマスチックの劣化を防止するために不透明材料 を好ましくは使用し得るということにも注目すべきである。 上述した可撓性シートが図3に示すような容器を形成するために用いられた際 にはノズル構造体41での熱封止に伴って或る問題が起きることが判明した。そ の問題はノズル構造体と内側層との間での結合に大量の熱が要求されるという理 由で起きる。その結果、外側層が損傷を受けてノズル構造体の付近で弱まり、容 器の落下時にそこで破裂することになる。従って、その場合には、外側層に対し ては耐熱材料を用いることが好ましい。ナイロンの外側層が特に適切なものであ り、上述した弱まり問題が克服されるということが判明した。 別の例を挙げると、積層シートは一層剛性に富むシートであり、このシートは ポリエチレンの内側層と、ポリエチレンの外側層と、それら層間に挟まれたエチ レンビニルアルコール共重合体の中間層とから成るものとして形成される。この ような三層構造材料がシートに製造される。 850 μm の厚さを持つシート材料から標準真空成形機を用いて成形型内で真空 成形して容器が製造されると、その容器は略矩形状底部とその底部から直立した 壁部とから成り、そこには略矩形状の開口頂部が形成され、該容器の形態はタブ 形状を成す。壁部の上縁はその開口頂部の周囲に沿って延びるリップを備える。 次いで、容器はマスチックでもって充填され、壁部と同じ材料の閉鎖体がリップ に熱結合等で固着される。閉鎖体を引き離すことにより、容器は開放される。ま た、壁部と同じ材料の交換可能な蓋が用意されてもよい。 このような容器はその基部、壁部或いは閉鎖体を通してマスチック中の溶媒が 漏洩するのを阻止するということが判明した。また、基部及び壁部がマスチック 中の溶剤の作用による変形或いは反りに対して耐えることも判明した。その上、 マスチックは基部及び壁部との接触によって実質的に影響されることもない。従 って、全体的には、マスチックの保存寿命は延ばされることになる。なお、シー ト材料は十分な構造的強度を与え、その構造的強度は長期にわたって著しく変化 することはなく、かくして容器が落下された際でも、容器の一体性がその破壊に よって償われることはなく、しかもその形状が長期にわたって変形するというよ うなこともない。 上述した容器の形状についてはタブ形状とされたが、その他の開放型容器形状 を選ぶこともできる。真空成形を利用することは好都合であり、その理由は真空 成形が速やかな製造プロセスであり、しかも種々の形状のものを製造し得るから である。 実験によれば、上述したプラスチック材料から形成されしかも数年経た容器が マスチックの漏洩(重量損失によるテスト)に対してもそれらの一体性を維持す ると共にその良好な外観をも保持するということが判明した。 ポリエチレンの内側層について述べているけれども、この内側層が省き得るこ とは明らかであろう。また、ポリエチレンは内側層及び外側層に用いられるとし ているが、内側層及び外側層のいずれか一方若しくは双方がポリプロピレンであ ってもよい。 図示の実施形態は本発明の一応用例としてその説明の目的のためにだけ示され ているということが理解されるであろう。実際、本発明は種々の形状に適用する ことができるものであり、詳細な実施形態については当業者によれば容易に実施 化されるものである。 詳述すると、本発明の上述した容器形状、即ち2つの台形部をそ れらの長い方の基底部に沿って最大寸法幅として結合させたような逆二重台形形 状は基本的なものであり、その他の形状として非対称状或いは対称形状も選ぶこ とができる。 第1の実施形態において、容器が空になる前に容器の使用を終えた場合には、 分与端縁はマスチックから解放され得る。即ち、分与縁端自体は折り返されて粘 着テープ等で保持され、これにより容器から空気が一時的に締め出される。 上述した積層シート材料は可撓性のものとして形成されるので、その積層シー ト材料はマスチック容器の種々の形態及び形状に適用され得る。従って、積層シ ート材料については、添付図面に示した形状に限定されることなく種々の形状の 袋状容器に用いることができる。一方、厚手の外側層を用いることにより、容器 は剛性を持つものとして真空成形されてもよく、この場合、該容器にはナイフ或 いはスパチュラによってアクセスし得るような十分に広めの開口が与えられる。 真空成形を利用することは好都合であり、その理由は真空成形が速やかな製造プ ロセスであり、しかも種々の形状のものを製造し得るからである。また、中間層 の組成物を選択するこにより、マスチックが容器の壁部を劣化させてそこに変形 或いは反りを生じさせるようなことはない。更には、容器の組成物を選択するこ とにより、容器に適当な閉鎖体例えば箔等を熱封止等で固着することが可能であ り、そのような閉鎖体は容易に除去できるけれども、耐漏洩封止も得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN (72)発明者 デイビッド,バーナード ジャックス イギリス国,ロンドン エヌダブリュ8, セイント ジョーンズ ウッド,クリフト ン ホール 49

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.可撓性シート材料から形成された手持ち可能な手動付与式マスチック容器 であって、ほぼ細長の形状を備え、その細長の形状については、分与端縁から最 大寸法幅に向かって次第に拡がり、次いでその対向端縁に向かって次第に狭窄す るようなものとされるようになった手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 2.請求の範囲第1項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器におい て、前記対向端縁と前記最大寸法幅との間の容積部については、前記分与端縁と 前記最大寸法幅との間の容積部よりも大きくされることを特徴とする手持ち可能 な手動付与式マスチック容器。 3.請求の範囲第1項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器におい て、前記対向端縁と前記最大寸法幅との間の容積部については、前記分与端縁と 前記最大寸法幅との間の容積部よりも小さくされることを特徴とする手持ち可能 な手動付与式マスチック容器。 4.請求の範囲第1項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器におい て、前記対向端縁と前記最大寸法幅との間の容積部については、前記分与端縁と 前記最大寸法幅との間の容積部と実質的に同じとされることを特徴とする手持ち 可能な手動付与式マスチック容器。 5.請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記載の手持ち可能な手 動付与式マスチック容器において、容器の長さが200mm と300mm との間の長さと されることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 6.請求の範囲第5項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチッ ク容器において、容器の長さが250mm と280mm との間の長さとされることを特徴 とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 7.請求の範囲第1項から第6項までのいずれか1項に記載の手持ち可能な手 動付与式マスチック容器において、容器の最大寸法幅が100mm と200mm との間の 長さとされることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 8.請求の範囲第7項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器におい て、容器の最大寸法幅が130mm と150mm との間の長さとされることを特徴とする 手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 9.請求の範囲第1項から第8項までのいずれか1項に記載の手持ち可能な手 動付与式マスチック容器において、容器の平均な幅が60mmを超える長さとされる ことを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 10.請求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項に記載の手持ち可能な 手動付与式マスチック容器において、前記対向端縁と前記最大寸法幅との間の容 積部及び前記分与端縁と前記最大寸法幅との間の容積部が共に略台形形状とされ 、それらの平行側辺は前記分与端縁に対して平行とされることを特徴とする手持 ち可能な手動付与式マスチック容器。 11.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、容器の長さに対する前記最大寸法幅の比 が0.46ないし0.80の範囲内とされることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マ スチック容器。 12.請求の範囲第1項から第11項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、前記最大寸法幅が前記分与端縁から容器 の長さのほぼ2/5 の箇所に位置させられることを特徴とする手持ち可能な手動付 与式マスチック容器。 13.請求の範囲第1項から第12項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、前記分与端縁が出口孔を画定するもので あり、その出口孔が前記分与端縁に沿う切断によって形成されることを特徴とす る手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 14.請求の範囲第13項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器に おいて、種々のサイズの出口孔を提供するために、複数の切断指標が前記分与端 縁の領域に設けることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 15.請求の範囲第14項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器に おいて、前記切断指標が前記分与端縁に隣接して配置されたフラップに形成した ノッチから成ることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 16.請求の範囲第13項から第15項までのいずれか1項に記載の手持ち可 能な手動付与式マスチック容器において、容器が前記可撓性シート材料から形成 された対向壁部を備え、その側方シームが少なくとも前記分与端縁の領域で前記 対向壁部を連結することを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 17.請求の範囲第14項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器に おいて、前記側方シームが前記出口孔を剛直化させるべく前記分与端縁の領域で 一対のフラップを形成するように拡大されることを特徴とする手持ち可能な手動 付与式マスチック容器。 18.請求の範囲第1項から第12項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、比較的粘稠度の低いマスチックを分与す るために、個別の閉鎖可能なノズル構造体が前記分与端縁に封止されることを特 徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 19.請求の範囲第18項に記載の手持ち可能な手動付与式マスチック容器に おいて、前記ノズル構造体が前記分与端縁に対して中央に配置され、しかも該分 与端縁に沿って部分的にのみ延在することを特徴とする手持ち可能な手動付与式 マスチック容器。 20.請求の範囲第1項から第19項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、前記対向端縁が容器を充填するための充 填端縁とされることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 21.請求の範囲第1項から第20項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、前記可撓性シート材料が透明な熱可塑性 材料であることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 22.請求の範囲第1項から第21項までのいずれか1項に記載の手持ち可能 な手動付与式マスチック容器において、容器がマスチックでもって充填されてい ることを特徴とする手持ち可能な手動付与式マスチック容器。 23.容器からマスチックを分与するマスチック分与方法であって、 可撓性シート材料から形成された容器にマスチックを充填させる段階から成り 、該容器が分与端縁から最大寸法幅に向かって次第に拡がり、次いでその対向端 縁に向かって次第に狭窄するようになったほぼ細長形状を備え、 更に、前記分与端縁で出口孔を開口する段階と、 前記容器を手で保持して該容器に圧力を及ぼして前記出口孔からマスチックを 分与する段階とから成るマスチック分与方法。 24.プラスチック材料の積層シートから形成されたマスチック容器であって 、前記積層シートが: マスチックの化学的成分に対して障壁となるように選ばれた層であって、別の そのような層に結合若しくは封止され得るようになった層と、外側被覆層とを具 備し、 前記外側被覆層が上記の最初に述べた層とは個別に或いはそれと組み合わされ て容器に構造的な強度を与えるようにして成るマスチック容器。 25.請求の範囲第24項に記載のマスチック容器において、上記の最初に述 べた層が別のそのような層に結合若しくは封止され得るように選ばれた内側層と 、マスチックの化学的成分に対して障壁となるように選ばれた中間層とから成り 、この中間層が前記内側層と前記外側層との間に配置されることを特徴とするマ スチック容器。 26.請求の範囲第25項に記載のマスチック容器において、前記積層シート が可撓性とされ、容器が剛直でない可撓性容器とされることを特徴とするマスチ ック容器。 27.請求の範囲第26項に記載のマスチック容器において、前記内側層の材 料として、ポリアルキレン、例えばポリプロピレン又はポリエチレンが選ばれる ことを特徴とするマスチック容器。 28.請求の範囲第27又は第28項に記載のマスチック容器において、前記 外側層が耐熱性材料とされることを特徴とするマスチック容器。 29.請求の範囲第28項に記載のマスチック容器において、前記外側層の材 料として、ポリアルキレン、例えばポリプロピレン又はポリエチレン、若しくは ナイロンが選ばれることを特徴とするマスチック容器。 30.請求の範囲第24項から第29項までのいずれか1項に記載のマスチッ ク容器において、マスチックの化学的成分に対する障壁となるように選ばれた層 がアルキレンビニルアルコール共重合体、 例えばエチレンビニルアルコール共重合体とされることを特徴とするマスチック 容器。 31.請求の範囲第25項に記載のマスチック容器において、容器が前記積層 シートから真空成形され、これにより容器が剛直な可撓性容器とされることを特 徴とするマスチック容器。 32.請求の範囲第31項に記載のマスチック容器において、容器が頂部を開 口させた一体構造の容器として構成されることを特徴とするマスチック容器。 33.請求の範囲第32項に記載のマスチック容器において、容器の壁厚が65 0 μm と900 μm との間の厚さとされることを特徴とするマスチック容器。 34.請求の範囲第32又は第33項に記載のマスチック容器において、容器 が実質的に平坦な底部を備え、その底部には直立壁部が設けられることを特徴と するマスチック容器。 35.請求の範囲第34項に記載のマスチック容器において、容器がタブ形状 或いはバレル形状とされることを特徴とするマスチック容器。 36.請求の範囲第35項に記載のマスチック容器において、容器の底部の面 積がその頂部開口の面積と同様にされることを特徴とするマスチック容器。 37.請求の範囲第32項から第36項までのいずれか1項に記載のマスチッ ク容器において、前記一体構造の容器がその縁の周囲に沿うリップと、該容器を 閉鎖する閉鎖体とを備えることを特徴とするマスチック容器。 38.請求の範囲第37項に記載のマスチック容器において、前記閉鎖体は封 鎖部材から成り、この封鎖部材は前記リップに接着されることを特徴とするマス チック容器。 39.請求の範囲第31項から第38項までのいずれか1項に記載のマスチッ ク容器において、前記内側層の材料として、ポリアルキレン、例えばポリプロピ レン又はポリエチレンが選ばれることを特徴とするマスチック容器。 40.請求の範囲第31項から第39項までのいずれか1項に記載のマスチッ ク容器において、前記外側層の材料として、ポリアルキレン、例えばポリプロピ レン又はポリエチレンが選ばれることを特徴とするマスチック容器。 41.請求の範囲第31項から第40項までのいずれか1項に記載のマスチッ ク容器において、マスチックの化学的成分に対する障壁となるように選ばれた層 がアルキレンビニルアルコール共重合体、例えばエチレンビニルアルコール共重 合体とされることを特徴とするマスチック容器。 42.マスチック容器をプラスチック材料から形成するマスチック容器形成方 法であって、 (a)マスチックの化学的成分に対して障壁となるように選ばれた層であって、 別のそのような層に結合若しくは封止され得るようになった層と、この層とは個 別に或いはそれと組み合わされて容器に構造的な強度を与えるようになった外側 被覆層とを具備する積層シートを形成する積層シート形成段階と、 (b)前記積層シートを容器に形成する容器形成段階とから成るマスチック容器 形成方法。 43.請求の範囲第42項に記載のマスチック容器形成方法において、前記積 層シート形成段階(a)が上記の最初に述べた層を内側層及び中間層として形成す る段階から成り、前記内側層が別の上記の最初に述べたような層に結合若しくは 封止され得るように選ばれ、また前記中間層がマスチックの化学的成分に対して 障壁となるよう に選ばれ、この中間層が前記内側層と前記外側層との間に配置されることを特徴 とするマスチック容器形成方法。 44.請求の範囲第42項又は第43項に記載のマスチック容器形成方法にお いて、前記容器形成段階(b)が剛直な容器を形成する段階から成ることを特徴と するマスチック容器形成方法。 45.請求の範囲第42項又は第43項に記載のマスチック容器形成方法にお いて、前記容器形成段階(b)が可撓性の袋状容器を形成する段階から成ることを 特徴とするマスチック容器形成方法。
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