JPH11508760A - 換気用の軸流空気入口を有するブロワーホイール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与えるための装置が開示される。この装置は、隆起した中央部分および全体的に円形の外側部分を有して、ハウジングに取り付けられたハブを含む。中央部分は外側部分から上方へ偏倚して外面を形成している。この装置は、ハブから上方へ延在している第１の複数の主ブレードと、ハブから下方へ延在している第２の複数の補助ブレードとを特徴とする。換気のための空気はハブに形成されている軸線方向の開口を通して導かれ、主ブレードが空気を少なくとも部分的に中央開口の中へ、また補助ブレードはハウジングを通して空気を送る。電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与えるためのブロワーホイールを含んだ装置も特徴とする。このブロワーホイールは全体的にドーム形状のハブを特徴とする。このブロワーホイールは空気をはう内部へ流すためにハブから下方へ延在する第３の複数のインペラブレードを特徴とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 換気用の軸流空気入口を有するブロワーホイール 発明の分野 本発明は電気機械に対して換気のための空気を与える装置に関する。特に本発 明は電気モーターに対して換気のための空気を与えるための軸線方向の空気入口 を有するブロワーホイールに関する。 発明の背景 電気モーターのような電気機械は作動時に発熱するので、放熱しなければ機械 内部に熱が蓄積して、内部構成部材を損傷するか、それらの使用寿命を短縮して しまう。従来の電気モーター（すなわち機械）は換気を行っており、空気はモー ターハウジングに形成されている穴やスロットを通して流れ、モーターの内部構 成部材を冷却する。典型的な構造では、モーターは冷却空気を導くためにその回 転シャフトにセンターを合わせて取り付けられた１以上のブレード（またはベー ン）セットを有するファンまたは同様構造を含み、冷却空気は穴やスロットを通 してモーターハウジングへ流入する。このような構造では、冷却空気が穴やスロ ットを通過するときに望ましくない過大な可聴騒音を発生することになる（例え ば、いわゆるサイレン作用により生じる）。このような構造においてファンがモ ーターシャフトにセンターを合わせて取り付けられる方法は、不釣り合い、ある いは偏心やその他の構造上の不安定状態も特に発生させることにもなり、このよ うな不釣り合い状態はいずれ（たとえブロワーホイールが適正に取り付けられて いる場合であっても）みそすり作用（wobbling effect）を引き起こすことにな る。他の周知の構造においてモーターは中央に換気開口を有し、この換気開口を 通して冷却空気が吸入される。この形式の周知構造は典型的に高価且つ複雑で、 軸線方向の全長が大きいモーターを典型的に必要とする。 したがって、効率的にモーターを冷却する一方で、換気のための空気の流れに より発生する可聴のサイレン作用を低減または解消するように設計された電気モ ーター用のブロワーホイールを有することが有利となる。最初の組立て時にのみ 釣り合わせ作業が必要とされる安全且つ安定した方法で、モーターの回転部分（ すなわちローター）に取り付けられる（例えば多数の取り付け箇所において取り 付けられる）ブロワーホイールを有することが有利となる。比較的高強度である が比較的安価なプラスチック材料で比較的小型の一体構造として形成することの できるブロワーホイールを有することも有利となる。加熱、換気および空気調和 （ＨＶＡＣ）の応用例に非常に効率的に適合できるブロワーホイールを有するこ とがさらに有利となる。さらにまた、モーターの有効な冷却を行うが、飛沫水分 からモーター構成部材を遮断するブロワーホイールを有することが有利となる。 発明の概要 本発明は電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与える装置に関する 。この装置は、中央部分および全体的に円形の外側部分を備え、これらの部分が 外面を形成してなるハブを有する。この装置はまたハブの外側部分から上方へ延 在する第１の複数のブレードと、ハブの外側部分から下方へ延在する第２の複数 のブレードと、ハブをハウジングに取り付けるのに適合された取り付け手段とを 含む。換気のための空気はハブの中央部分に形成された軸線方向の開口を通して 導かれ、第１の複数のブレードは空気を少なくとも部分的にハブの外面へ向けて 導くと共に、少なくとも部分的に中央開口の中へ導くように適合されており、ま た第２の複数のブレードはハウジングを通して空気を送るように適合されている 。 本発明はまた換気のための空気を電気機械のハウジング内に与えるためのブロ ワーホイールに関する。このブロワーホイールは隆起した中央部分と全体的に円 形の外側部分とを有する全体的にドーム形状のハブを含み、実質的に連続した外 面を形成するように中央部分が外側部分から上方へ偏倚されている。このブロワ ーホイールはハブの外側部分から上方へ延在する第１の複数のブレードと、ハブ の中央部分から下方へ延在する第２の複数のブレードと、ハブの外側部分から下 方へ延在する第３の複数のブレードと、ハブをハウジングに取り付けるための取 り付け手段とを含む。換気のための空気はハブの中央部分に形成された中央開口 を通して導かれ、第１の複数のブレードは空気を少なくとも部分的にハブの外面 へ向けて導くと共に、少なくとも部分的に中央開口の中へ導くように適合されて おり、また第２の複数のブレードはハウジング内部へ空気を送るように適合され 、 第３の複数のブレードはハウジングから空気を送り出すように適合されている。 図面の簡単な説明 図１は好ましい実施例による電気モーターに取り付けられたときのブロワーホ イールの斜視図である。 図２はブロワーホイールおよびモーターの一部切除した横断面図である（方向 を示す矢印によって内部を通る空気の流れを示している）。 図３はブロワーホイールおよびモーターの頂平面図である（方向を示す矢印に よって内部を通る空気の流れを示している）。 図４はブロワーホイールの一部切除した頂平面図である（方向を示す矢印によ って内部を通る空気の流れを示している）。 図４ａはブロワーホイールの主ブレードの一部切除した（詳細）頂平面図であ る（方向を示す矢印により、それに沿って通る空気の流れを示している）。 図５はブロワーホイールおよびモーターの一部切除した頂平面図である（方向 を示す矢印によって内部を通る空気の流れを示している）。 好ましい実施例の詳細な説明 図１を参照すれば、好ましい実施例によるブロワーホイール１００が電気モー ター２００（ブロワーホイールの下側に部分的に見える）に取り付けられて示さ れている。ブロワーホイール１００は電気モーター２００の回転部分（すなわち ローター２４０）に取り付けられており、したがって電気モーター２００の中心 軸線のまわりに回転する。 ブロワーホイール１００は中央に配置されたドーム形状のハブ１１０を含み、 換気のための空気入口１２０がハブを通して中央（軸線方向）に配置されている 。図２を参照すれば、ハブ１１０は上部および下部のパラボラ形状の表面（それ ぞれ符号１１２，１１４で示されている）で構成された湾曲形状を有し、これら のパラボラ形状の表面は滑らかに連続して全体的にドーム形状の外面を形成する ように組合わせて結合されており、この形状は望まれる設計基準にしたがって効 率的な換気のための空気流を形成するように最適化されている。ハブ１１０の上 部表面１１２は換気のための空気入口１２０の丸められた内側表面に組合わせて 結合されており、この形状は換気のための空気の流れによって生じる可聴騒音を 最 小限に抑えるように最適化されている。ブロワーホイール１００に流入し、その まわりを流れる典型的な換気のための空気の流れが、矢印（符号Ａを付されてい る）で示されている。 ハブ１１０の下部表面１１４はハブ１１０の外周縁１１５で実質的に水平（す なわち平坦）な形状とされており、この位置から複数の直立した主ブレード１３ ０が上方へ垂直方向に延在している。複数の補助ブレード１４０がハブ１１０の 外周縁１１５にて下方へ垂直方向に延在している。図１に明瞭に示されるように 、主ブレード１３０はその下端で外周縁１１５の外周縁に、また上端で支持・堅 固化のための構造体（外側リンク１３４として示されている）に支持され（取り 付けられ）ており、主ブレード１３０の各々はこの構造体に対して連結されてい る。図２に示されるように、主ブレード１３０は湾曲した下端延長部１３２を有 しており、この下端延長部はハブ１１０の下部表面１１４の湾曲形状と組合わさ れている。各々の補助ブレード１４２はハブ１１０の外周縁（下面）に上端を取 り付けられており、湾曲した上端延長部１４２にてハブ１１０の下面形状に対す る滑らかな遷移形状を形成している。（半径方向に向けられた下端延長部１３２ および上端延長部１４２は応力集中を軽減するために備えられており、そうしな ければこの応力集中が主ブレード１３０および補助ブレード１４０の取り付けを 弱体化させる。）好ましい実施例によれば、主ブレード１３０および補助ブレー ド１４０はハブ１１０の外周縁１１５の全周のまわりに（それぞれ上面および下 面に）一様な間隔で備えられる。（ブレードの一部分しか図示されていないが、 これは他の構成部材および特徴を見られるようにするためである。） ハブ１１０の内面もその外面（既に説明した）と実質的に同じ湾曲形状に形成 されている。換気のための空気入口１２０に隣接するハブ１１０の上部において 、複数のインペラブレード１５０（好ましい実施例では４つのインペラブレード が使用される）が下方且つ内方（実質的に垂直で実質的に水平）へ配向されて延 在している。インペラブレード１５０はハブ１１０の内部形状に合致する形状と され、丸められた露出している隅部１５２を含み、これは可聴騒音を低減するよ うに作用する。またハブ１１０の内部には複数の取り付け部材１６０も下方且つ 垂直方向へ延在しており、これはブロワーホイール１００に付加的な構造強度を 与 えるだけでなく、取り付け部材（支柱１６０として示されている）から下方へ延 在して電気モーター２００のローター２４０のハウジング２４２に形成されてい る対応する開口２４６の中に差し込まれる同数の取り付け箇所にて、電気モータ ー２００に対する取り付けも行う。（ローターは典型的には金属材料で作られる 。）ブロワーホイール１００は４つの取り付け箇所にて安全且つ安定してロータ ー２４０に取り付けられる形状をしており、これらの取り付け箇所はスタッド１ ６２（支柱１６０から延在している）および対応する開口２４６で構成されてい る。 図１および図２に示されるように、ブロワーホイール１００は電気モーター２ ００のハウジング２４２から軸線方向に延在する。（図示実施例では、モーター は軸線方向の長さを短縮した設計とされている。）図２には、端部カップ２５０ 、ローター２４０（換気のための空気が流れる典型的な換気スロットを示してい る）、フラックスリング２２２、磁石２２４（典型的に）、積層体２２６（典型 的に、巻線２２７を有する）、および内側ステータ支持構造部２２８（部分的に 示される）が見られる。端部キャップ２５０はその応用例においてモーターを取 り付けるための取り付けフランジ２５２を有する。 図３を参照すれば、主ブレード１３０の湾曲した横断面形状および全体構造が 示されている。主ブレード１３０はブロワーホイール１００の外周面から内方へ 延在している。定常状態において、ブロワーホイール１００が回転すると（ロー ター２４０およびブロワーホイール１００の反時計方向の回転が符号Ｒを付され た方向を示す矢印によって示されている）、換気のための空気は回転する（湾曲 した）主ブレード１３０に沿ってブレード間を通って渦巻きパターンとして吸入 され、その換気のための空気の一部分はハブ１１０の中央にセンターを合わせて 配置された（軸線方向の）換気のための空気入口１２０の中へ吸入される。図４ および図４ａを参照すれば、換気のための空気入口１２０の中へ吸入された換気 のための空気は、回転する湾曲したインペラブレード１５０によってハブ１１０ の内部の実質的に開いた円筒形の中央チャンバ（図２に符号１７０で示されてい る）内へ下方に向けて押し流される。図５を参照すれば、ローター２４０の外面 （すなわちハウジング２４２）の換気のための空気開口（スロット２４４）が示 されている（或るモーター構成部材の一部を切除して）。換気のための空気は１ ７０からスロット２４４の中へ流入するのであり、回転する湾曲したインペラブ レード１５０の作用によって押し流され、端部キャップ２５０およびローター２ ４０の間の半径方向の換気のための空気の流路に関しては、回転する湾曲した軸 線方向の補助ブレード１４０の作用によって吸引される（図２に見られる）。主 ブレード１３０、インペラブレード１５０または補助ブレード１４０の枚数、長 さおよび形状（翼形）はブロワーホイール１００の基本構造および配列の範囲内 で望まれるように適合させることができる。（図示された好ましい実施例によれ ば４０枚の主ブレードおよび補助ブレードが含まれているが、特定の適用例に関 する設計基準によって要求されるように、これより多数または少数のブレードを 使用することはできる。） 図示されるように、ブロワーホイール１００は中央モーターシャフトに取り付 けられるのではないので、ブロワーホイール１００のハブ１１０に形成された換 気のための空気入口１２０は、ブロワーホイール１００の中心位置に直接に、特 に望ましい軸線方向の配向で、高い効率を得るように配置される。これは、電気 モーター２００の軸線に沿う換気のための空気の流れのために、ブロワーホイー ル１００の中央を開いている（また、空気の流れのインピーダンスを減少させる ）。モーターおよびその構成部材の内部配列の設計は、ブロワーホイールの設計 上の利益を利用するように適合させることができる。したがって、例えば空気の 体積流量がブラシカード電子回路（図示せず）によって発生した熱を放散するの に、また定常状態のモーター作動温度がその特定応用例に適当となることを保証 するのに十分であるならば、モーターを通る換気のための空気の厳密な流路がブ ロワーホイールの設計を制限することはない。換気のための空気の入口（ならび に出口）として作用するモーターハウジングに形成されたこの穴すなわち開口は 、所望されるように各種のモーター構成部材に沿って、またそれらの構成部材を 横断して換気のための空気が容易に流れることができるように、あらゆる適当な 位置および配向で、あらゆる適当な形状に形成することができる。代替実施例で 、モーターは内部冷却を向上させるために内部ヒートシンクを含むことができる 。ブロワーホイールの設計は、いずれの形式の電気モーター（または機械）に 関しても、換気のための空気の所望される（冷却）流れを形成するように、適合 できる。 ブロワーホイール１００（ハブ１１０の外面および内面を含む）の形状および 翼形は、騒音を最小限に抑制し、そのままではハウジング２４２の内部に侵入す ることになり得る飛沫液体からモーター構成部材を遮断するように、換気のため の空気の流れを最適化する。ブロワーホイール１００は（図２で最も明白なよう に）ハウジング２４２を通る換気のための空気の吸引を向上させるように設計す ることもできる。補助ブレード１４０は、例えば自動車の空気調和（ＨＶＡＣ） の応用例の場合に空気を車両の搭乗者区画室内に排出できるようにして、電気モ ーター２００を通して換気のための空気を吸引することでブロワーホイール１０ ０（および電気モーター２００）の効率を高める。この構造によれば、モーター ハウジング内部へ多量の冷却空気を吸引するためにモーターが供給するエネルギ ーは、空気調和（ＨＡＶＣ）機能に利用することもできる（典型的なモーターに おけるように失われない）。 図示した好ましい実施例に示されるように、１つの中央に配置された換気のた めの空気入口１２０を通してブロワーホイール１００の内部へ（また電気モータ ー２００を通して）換気のための空気の流れを導くために、好ましい実施例にお いてハブ１１０はインペラブレード１５０を含む。代替実施例では、ハブはイン ペラブレードを有しておらず、換気のための空気の流れは補助ブレード１４０に よって電気モーター２００を通して吸引される（補助ブレードは基本的に電気モ ーター２００を通して空気を吸引する）。いずれの好ましい実施例においても、 ブロワーホイールの中央に配置された（軸線方向）１つの換気のための空気入口 は、換気のための空気入口が複数の半径方向に間隔を隔てた（すなわち中央に配 置されていない）開口（例えば穴またはスロット）で構成されるような周知の構 造で発生するサイレン作用の可能性を減少させる。 好ましい実施例によれば、ハブ１１０、主ブレード１３０、補助ブレード１４ ０およびインペラブレード１５０（好ましい実施例の形状および翼形を実質的に 反映するために全てが図面に描かれている）、および電気モーター２００に対す る取り付け構造を含むブロワーホイール１００のこの特定形状は、電気モーター ２００の内部および周囲における効率の高い（また比較的漏れの生じない）換気 のための空気の流れを形成し、また飛沫水分からモーター構成部材を保護する。 代替実施例においては、ブロワーホイールをモーターに取り付けるためにいずれ の形式の固定具または固定構造（例えばボルト、クリップまたはリベットなど） も使用できる。複数の半径方向に延在された取り付け箇所は、冷却ファン用の１ つの取り付け位置、すなわち中央取り付け位置、を有する周知の構造に比べて、 ブロワーホイールの回転時に付加的な安定性を与える。 ブロワーホイール１００は各種さまざまな適用例に、または各種さまざまなモ ーター設計と共に使用できるように容易に構成することができる。好ましい実施 例によれば、ブロワーホイールの配置および配向は、或る種の適用例で望まれる ように騒音消滅機能を与えるように作用することができる。図示実施例は軸線方 向の長さが短縮されたモーター（図示されるように）に好適であるが、他の実施 例を他のモーターの形状・設計に好適となるように適合させることができる。い ずれの好ましい実施例においてもブロワーホイールは幾つかの箇所（単数または 複数）にてモーターの回転部分に安全且つ安定して取り付けられる（またはこれ 以外の方法で緊締される）。 好ましい実施例によるブロワーホイールはハブと、主ブレードと、インペラブ レードと、補助ブレードとを含み、これらの全ては図示したように基本的に湾曲 した形状および翼形とされているが、この説明を再考した当業者に認識されるよ うに、ブロワーホイールのこれらの構成部材の形状および翼形（および全体構造 でさえも）が本発明から逸脱せずに特定の適用例に必要なように変更することが できる。（例えば、ハブは円錐形のような他の形状とされることができる。） いずれの好ましい実施例においても、ブロワーホイールはプラスチック材料で 形成されているが、代替実施例では金属および複合材料を含む他の適当な材料で 作ることができる。特に好ましい実施例によれば、ブロワーホイールは適当な強 度、弾性および耐久性を有するプラスチック材料をモールド成形して作られた一 体組立体として形成される。さらに特に好ましい実施例では、ブロワーホイール は「ナイロン」のような非常に耐久性が大きく十分に堅いプラスチック材料で作 られる。 与えられた詳細な図面、特定の例、および特別な構成部材の有用性が本発明の 好ましい実施例を説明しているが、これらは図解を目的とするだけであることが 理解される。本発明の装置は開示したこの正確な詳細構造および状態に限定され るものではない。さらに、特定の形状および開口寸法が示されたが、さまざまな 他の形状、幾何学構造および寸法がモーターの各種構成部材に使用できる。好ま しい実施例の設計、作動状態および配列に対して請求の範囲に記載された本発明 の精神から逸脱せずに、他の代替、変更、変形、そして省略が行い得る。

【手続補正書】 【提出日】１９９８年１１月５日 【補正内容】 請求の範囲 １． 電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与える装置であって、 外面を形成している中央部分および全体的に円形の外側部分を有するハブと、 ハブの外側部分から上方へ延在している第１の複数のブレードと、 ハブの外側部分から下方へ延在している第２の複数のブレードと、 ハウジングにハブを取り付けるために適合された取り付け手段とを含み、 これにより空気がハブの中央部分に形成されている軸線方向の開口を通して導 かれ、第１の複数のブレードは空気を少なくとも部分的にハブの外面に向けて、 また少なくとも部分的に中央開口の中へ導くために適合され、第２の複数のブレ ードはハウジングを通して空気を送るために適合されている装置。 ２． 請求項１に記載された装置であって、ハブの中央部分から下方へ延在し て、空気をハウジングの内部へ送るために適合された第３の複数のブレードをさ らに含んでいる装置。 ３． 請求項１に記載された装置であって、ハブが全体的にドーム形状をして いる装置。 ４． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードの各々が先 端で補強部材に連結されている装置。 ５． 請求項１に記載された装置であって、取り付け手段がハブの中央部分か ら下方へ延在している複数の取り付け部材を含んでいる装置。 ６． 請求項３に記載された装置であって、複数の取り付け部材の各々が実質 的に垂直方向に延在している装置。 ７． 請求項３に記載された装置であって、複数の取り付け部材の各々がハウ ジングに形成されている開口の中に差し込まれるように適合されるスタッドを備 えた支柱である装置。 ８． 請求項２に記載された装置であって、ハブ、第１の複数のブレード、第 ２の複数のブレード、第３の複数のブレード、および取り付け手段が一体組立体 として形成されている装置。 ９． 請求項８に記載された装置であって、一体組立体がプラスチック材料で 作られている装置。 １０． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードが少なくと も４０枚のブレードを含み、第２の複数のブレードが少なくとも４０枚のブレー ドを含んでいる装置。 １１． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードがハブから 実質的に垂直方向に延在している装置。 １２． 請求項１に記載された装置であって、第２の複数のブレードが実質的に 垂直方向に延在している装置。 １３． 請求項２に記載された装置であって、第２の複数のブレードの各々が実 質的に垂直方向に延在している装置。 １４． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードがハブの外 側部分から第１の垂直方向の寸法を延在し、ハブの中央部分はハブから第２の垂 直方向の寸法を延在し、第１の寸法が第２の寸法よりも大きくされている装置。 １５． 請求項１に記載された装置であって、取り付け手段がハウジングに対し て実質的に漏れを防止する（leak-proof）境界面を形成するように適合されてい る装置。 １６． 請求項１に記載された装置であって、取り付け手段が機械に対して実質 的に飛沫を遮断する（splash-proof）境界面を形成するように適合されている装 置。 １７． 電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与えるブロワーホイー ルであって、 中央部分および全体的に円形の外側部分を有し、中央部分が外側部分から上方 へ偏倚して実質的に連続した外面を形成しているハブと、 ハブの外側部分から上方へ延在している第１の複数のブレードと、 ハブの外側部分から下方へ延在している第２の複数のブレードと、 ハブの外側部分から下方へ延在している第３の複数のブレードと、 ハウジングにハブを取り付けるための取り付け手段とを含み、 これにより空気がハブの中央部分に形成されている開口を通して導かれ、第１ の複数のブレードは空気を少なくとも部分的にハブの外面に向けて、また少なく とも部分的に中央開口の中へ導くために適合され、第２の複数のブレードはハウ ジングの中へ空気を送るように適合され、第３の複数のブレードはハウジングか ら空気を送り出すように適合されているブロワーホイール。 １８． 請求項１７に記載されたブロワーホイールであって、中央開口が騒音を 低減するために適合された実質的に丸められた円形リムを有しているブロワーホ イール。 １９． 請求項１７に記載されたブロワーホイールであって、ハブの外側部分が その先端でほぼ水平であるブロワーホイール。 ２０． 請求項１７に記載されたブロワーホイールであって、取付手段がハブか ら下方に延びる少なくとも１つの部材からなるブロワーホイール。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与える装置であって、 外面を形成している中央部分および全体的に円形の外側部分を有するハブと、 ハブの外側部分から上方へ延在している第１の複数のブレードと、 ハブの外側部分から下方へ延在している第２の複数のブレードと、 ハウジングにハブを取り付けるために適合された取り付け手段とを含み、 これにより空気がハブの中央部分に形成されている軸線方向の開口を通して導 かれ、第１の複数のブレードは空気を少なくとも部分的にハブの外面に向けて、 また少なくとも部分的に中央開口の中へ導くために適合され、第２の複数のブレ ードはハウジングを通して空気を送るために適合されている装置。 ２． 請求項１に記載された装置であって、ハブの中央部分から下方へ延在し て、空気をハウジングの内部へ送るために適合された第３の複数のブレードをさ らに含んでいる装置。 ３． 請求項１に記載された装置であって、ハブが全体的にドーム形状をして いる装置。 ４． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードの各々が先 端で補強部材に連結されている装置。 ５． 請求項１に記載された装置であって、取り付け手段がハブの中央部分か ら下方へ延在している複数の取り付け部材を含んでいる装置。 ６． 請求項３に記載された装置であって、複数の取り付け部材の各々が実質 的に垂直方向に延在している装置。 ７． 請求項３に記載された装置であって、複数の取り付け部材の各々がハウ ジングに形成されている開口の中に差し込まれるように適合されるスタッドを備 えた支柱である装置。 ８． 請求項２に記載された装置であって、ハブ、第１の複数のブレード、第 ２の複数のブレード、第３の複数のブレード、および取り付け手段が一体組立体 として形成されている装置。 ９． 請求項８に記載された装置であって、一体組立体がプラスチック材料で 作られている装置。 １０． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードが少なくと も４０枚のブレードを含み、第２の複数のブレードが少なくとも４０枚のブレー ドを含んでいる装置。 １１． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードがハブから 実質的に垂直方向に延在している装置。 １２． 請求項１に記載された装置であって、第２の複数のブレードが実質的に 垂直方向に延在している装置。 １３． 請求項２に記載された装置であって、第２の複数のブレードの各々が実 質的に垂直方向に延在している装置。 １４． 請求項１に記載された装置であって、第１の複数のブレードがハブの外 側部分から第１の垂直方向の寸法を延在し、ハブの中央部分はハブから第２の垂 直方向の寸法を延在し、第１の寸法が第２の寸法よりも大きくされている装置。 １５． 請求項１に記載された装置であって、取り付け手段がハウジングに対し て実質的に漏れを防止する（leak-proof）境界面を形成するように適合されてい る装置。 １６． 請求項１に記載された装置であって、取り付け手段が機械に対して実質 的に飛沫を遮断する（splash-proof）境界面を形成するように適合されている装 置。 １７． 電気機械のハウジング内部に換気のための空気を与えるブロワーホイー ルであって、 中央部分および全体的に円形の外側部分を有し、中央部分が外側部分から上方 へ偏倚して実質的に連続した外面を形成しているハブと、 ハブの外側部分から上方へ延在している第１の複数のブレードと、 ハブの外側部分から下方へ延在している第２の複数のブレードと、 ハブの外側部分から下方へ延在している第３の複数のブレードと、 ハウジングにハブを取り付けるための取り付け手段とを含み、 これにより空気がハブの中央部分に形成されている開口を通して導かれ、第１ の複数のブレードは空気を少なくとも部分的にハブの外面に向けて、また少なく とも部分的に中央開口の中へ導くために適合され、第２の複数のブレードはハウ ジングの中へ空気を送るように適合され、第３の複数のブレードはハウジングか ら空気を送り出すように適合されているブロワーホイール。 １８． 請求項１７に記載されたブロワーホイールであって、中央開口が騒音を 低減するために適合された実質的に丸められた円形リムを有しているブロワーホ イール。