JPH0925889A - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

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JPH0925889A
JPH0925889A JP19613195A JP19613195A JPH0925889A JP H0925889 A JPH0925889 A JP H0925889A JP 19613195 A JP19613195 A JP 19613195A JP 19613195 A JP19613195 A JP 19613195A JP H0925889 A JPH0925889 A JP H0925889A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
air
centrifugal blower
suction
propeller
Prior art date
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Pending
Application number
JP19613195A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsunaga
宏 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP19613195A priority Critical patent/JPH0925889A/ja
Publication of JPH0925889A publication Critical patent/JPH0925889A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 突起やカバーなどを設けずに遠隔部位を集中
的に排気できる遠心送風機を提供する。 【構成】 羽根車4の回転により吸込口13から空気を
吸い込み、その空気を羽根車4の内部から外周に向けて
吐き出すように構成された遠心送風機3において、羽根
車4の吸い込み側となる端面に回転軸方向に延長して筒
部20を設け、その筒部20の外周面に、羽根車4と共
に回転し、吸込口13に向かって吸い込まれる吸込気流
aの周囲を筒状に包む旋回気流bを発生させるプロペラ
21を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファン、ブロアな
どの送風機に関し、特に、回転する羽根車の径方向に空
気を通して送風する遠心式の送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心送風機には、羽根車とケーシングの
形態等によって、多翼送風機、ターボ送風機、翼型送風
機などの種類がある。これらは何れも基本的にはファン
ブレードと呼ばれる羽根を複数備えた羽根車の回転によ
り吸込口から空気を吸い込み、該空気を羽根車の内部か
ら外周に向けて径方向に吐き出す方式の送風機である。
かような遠心送風機は、一般には軸流送風機と比べて高
い圧力が得られ、かつ、騒音も低いといった利点を有し
ている。そこで従来より、遠心送風機をダクトなどに接
続し、空調用として広く使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、送風機の吸
い込み側が開放空間になっている場合は、吸い込みによ
って生じる気流の流速は、吸込口から離れるに従って急
激に減少する。このため、例えば遠心送風機を空調空間
の天井などに配置して空調空間内を排気するような場
合、吸込口から離れた床面近傍部位等では気流の流速が
非常に小さくなり、床面近傍のガスや塵埃などを集中的
に排気することが困難になる。
【0004】一方、従来吸込口から離れた部位について
も集中的な排気ができるように、遠心送風機の吸込口に
突起物やカバーを取り付け、吸込口と排気箇所との間に
強制的な排気通路を形成することが行われている。しか
し、そのような排気通路を形成すると空調設備のコスト
上昇を招くため好ましくない。また、天井などに突起物
やカバーを取り付けたことによって開放空間が狭めら
れ、空間の有効利用がはかれなくなる。
【0005】本発明の目的は、突起やカバーなどを設け
ずに遠隔部位を集中的に排気できる遠心送風機を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のように
羽根車の回転により吸込口から空気を吸い込み、その空
気を羽根車の内部から外周に向けて吐き出すように構成
された遠心送風機において、羽根車の吸い込み側となる
端面に回転軸方向に延長して筒部を設け、その筒部の外
周面に、羽根車と共に回転し、吸込口に向かって吸い込
まれる吸込気流の周囲を筒状に包む旋回気流を発生させ
るプロペラを設けたことを特徴とする。
【0007】この遠心送風機において、上記プロペラの
回転により発生した旋回気流を、吸込空気の周りにガイ
ドする整流部材を設けることが好ましい。また、上記整
流部材の周囲には、上記プロペラの近傍に空気を供給す
る給気口を設けることが好ましい。
【0008】本発明の遠心送風機3にあっては、羽根車
4の回転により吸込口13から空気を吸い込むに際し、
羽根車4と共にプロペラ21を回転させることにより、
吸込気流aの周囲を筒状に包む旋回気流bを発生させ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、空調空間1の天井2に配
置された本発明の実施の形態に係る遠心送風機3の縦断
面図である。図2は、羽根車(ファンランナ)4の斜視
図である。図3は、整流部材5の斜視図である。
【0010】空調空間1の天井2の上方に遠心送風機3
のケーシング10が配置され、ケーシング10の内部
に、モータ11の稼働によって回転する羽根車4が設け
られている。羽根車4には、ファンブレードと呼ばれる
羽根12が放射状に複数枚取り付けられている。図示の
例では、羽根車4の下端面が吸込口13になっており、
羽根車4の回転により、空調空間1内の空気をこの吸込
口13から羽根車4の中心部に吸い込み、その空気を遠
心力の作用によって羽根車4の内部から外周に向けて径
方向に吐き出す構成になっている。また、羽根車4の周
囲を覆うようにしてファンケーシング15が設けられて
おり、こうして羽根車4の外周に吐き出した空調空間1
内の空気は、ファンケーシング15の出口16から排気
される。
【0011】以上のように構成された遠心送風機3にお
いて、羽根車4の吸い込み側となる下端面には、羽根車
4の回転軸方向に延長して筒部20が一体的に設けられ
ている。この筒部20の上下端は何れも開口しており、
上端は羽根車4の下端面に形成された吸込口13に連通
している。また、下端はファンケーシング15の下方に
突出しており、上述したように羽根車4の回転によって
空調空間1内の空気を羽根車4の下端面の吸込口13に
吸い込むに際し、その吸込気流aが筒部20の中を上方
に向かって通る構成になっている。
【0012】また、筒部20の下端外周面には、プロペ
ラ21が設けられている。プロペラ21は、筒部20の
外周面に取り付けられた多数の羽根22を備えており、
上述したようにモータ11の稼働によって羽根車4が回
転すると、プロペラ21も羽根車4と共に回転する。そ
して、このプロペラ21の回転により、筒部20の外側
において発生した旋回気流bが、羽根車4下端面の吸込
口13に向かって上方に吸い込まれる吸込気流aの周囲
を筒状に包むようにして、吸込気流aとは逆向きに(下
方に向かって)流れるように構成されている。
【0013】また、プロペラ21の下方には、こうして
プロペラ21の回転により発生した旋回気流bを、吸込
気流aの周りにガイドするための整流部材5が設けられ
ている。図示の例では整流部材5は、プロペラ21の外
周を包むように配置された外筒部25と、羽根車4下端
面の筒部20と同程度の直径を有する、外筒部25より
も高さの低い内筒部26と、それら外筒部25と内筒部
26の間に鉛直方向に挿入された整流板27で構成され
ている。また、整流部材5の周囲と遠心送風機3のケー
シング10の間の隙間によって給気口28が形成されて
おり、空調空間1の空気がこの給気口28を介してケー
シング10内に入り込み、プロペラ21の近傍に空気が
供給されるようになっている。
【0014】さて、以上の如く構成された本発明の実施
の形態の遠心送風機3において、モータ11を稼働して
羽根車4の回転を開始すると、筒部20の中を上方に向
かって通る吸込気流aが発生し、吸込口13への空調空
間1内空気の吸込が開始される。また一方、羽根車4の
回転に伴って、筒部20の下端外周面に設けられたプロ
ペラ21も回転し、これにより吸込気流aとは逆向きの
下方に向かって流れる旋回気流bが同時に発生する。こ
うして発生した旋回気流bは、整流部材5によってガイ
ドされ、吸込気流aの周りを包むように筒状に流れる。
なお、旋回気流bの発生に必要な空気は、空調空間1内
から給気口28を介してケーシング10内に供給され
る。
【0015】そして、このように上向きの吸込気流aを
生じさせる一方で、その吸込気流aの周りに吸込気流a
とは逆向きの下向きの旋回気流bを流すことにより、吸
込気流aは、図1に示す如き、羽根車4下面の吸込口1
3へ吸い込まれる竜巻流となる。かくして、竜巻流とな
って羽根車4内に吸い込まれた空調空間1内の空気は、
羽根車4の遠心力の作用によって径方向に吐き出され、
ファンケーシング15の出口16から排気される。
【0016】従って、この実施の形態の遠心送風機3に
よれば、以上のように開放された空調空間1内において
局所的に竜巻流を発生させることができる。これによ
り、例えば空調空間1の床面近傍のガスや塵埃などをも
集中的に排気することができるようになる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、吸込気流の周囲を旋回
気流で筒状に包むことにより吸込気流を竜巻流にするこ
とができる。従って、本発明によれば、特殊なカバーな
どを用いずに遠隔部位に発生したガスや塵埃などを集中
的に排気することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調空間の天井に配置された本発明の実施の形
態に係る遠心送風機の縦断面図である。
【図2】羽根車の斜視図である。
【図3】整流部材の斜視図である。
【符号の説明】
a 吸込気流 b 旋回気流 1 空調空間 3 遠心送風機 4 羽根車 5 整流部材 13 吸込口 20 筒部 21 プロペラ 28 給気口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車の回転により吸込口から空気を吸
    い込み、該空気を羽根車の内部から外周に向けて吐き出
    す遠心送風機において、羽根車の吸い込み側となる端面
    に回転軸方向に延長して筒部を設け、該筒部の外周面
    に、羽根車と共に回転し、吸込口に向かって吸い込まれ
    る吸込気流の周囲を筒状に包む旋回気流を発生させるプ
    ロペラを設けたことを特徴とする遠心送風機。
  2. 【請求項2】 上記プロペラの回転により発生した旋回
    気流を、吸込気流の周りにガイドする整流部材を設けた
    請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 【請求項3】 上記整流部材の周囲に、上記プロペラの
    近傍に空気を供給する給気口を設けた請求項2に記載の
    遠心送風機。
JP19613195A 1995-07-07 1995-07-07 遠心送風機 Pending JPH0925889A (ja)

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Effective date: 20040224

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629