JPH1150744A - パワーウインドウ装置 - Google Patents
パワーウインドウ装置Info
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- JPH1150744A JPH1150744A JP9210763A JP21076397A JPH1150744A JP H1150744 A JPH1150744 A JP H1150744A JP 9210763 A JP9210763 A JP 9210763A JP 21076397 A JP21076397 A JP 21076397A JP H1150744 A JPH1150744 A JP H1150744A
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Abstract
も、下降スイッチ又は上昇スイッチをオン操作したと
き、ウインドウガラスを下降できるパワーウインドウ装
置を提供する。 【解決手段】パワーウインドウ装置1は下降スイッチ2
2と、上昇スイッチ23とを備えたパワーウインドウス
イッチ回路20を備える。下降スイッチ22がオン操作
されると接地スイッチ33が連係して作動される。上昇
スイッチ23がオン操作されると接地スイッチ35が連
係して作動される。下降スイッチ23の各接点間と、上
昇スイッチ22の各接点間が水等により濡れてリークし
た状態で、浸水検出器40が自動車の浸水を検出し、か
つ上昇スイッチ23をオン操作すると、接地スイッチ3
5が下降スイッチ35を接地する。ドア電子制御装置2
1は、両スイッチ22,23のオン操作、及び浸水検出
器40の検出により、駆動モータMを駆動する。
Description
ーウインドウ装置に関するものである。
ウガラスを自動的に開閉させるためにパワーウインドウ
装置が用いられている。そして、前記パワーウインドウ
装置には、パワーウインドスイッチ回路が設けられてい
る。搭乗者がパワーウインドウスイッチ回路に設けられ
た、マニュアルのアップスイッチ(上昇スイッチ)又は
ダウンスイッチ(下降スイッチ)をオン操作することに
より、ウインドウガラスがアップ側又はダウン側に駆動
されるようにされている。
回路の一例を示している。このパワーウインドウスイッ
チ回路20は、ドア電子制御装置(Electronic Control
Unit 、以下、ドアECUという)21に対して設けら
れている。
降スイッチ22,上昇スイッチ23、自動操作スイッチ
24を備えている。下降スイッチ22と、上昇スイッチ
23の可動接点25は、共通の可動接点とされている。
この下降スイッチ22、上昇スイッチ23は、例えばタ
ンブラ型のスイッチとされており、一側を押圧すると下
降スイッチ22として機能し、他側を押すと上昇スイッ
チ23として機能し、マニュアル操作では、同時に下降
スイッチ22,上昇スイッチ23がオン操作されないよ
うにされている。同可動接点はバッテリ電源Bに接続さ
れている。下降スイッチ22の固定接点26は、ドアE
CU21に電気的に接続されている。又、上昇スイッチ
23の固定接点27は、ドアECU21に電気的に接続
されている。自動操作スイッチ(以下、オートスイッチ
という)24の可動接点28は、バッテリ電源Bに接続
され、固定接点29は、ドアECU21に電気的に接続
されている。
接続されている。前記駆動回路30は図示しない車両の
ウインドウガラスを上昇又は下降駆動する直流モータか
らなる駆動モータMを駆動するためのものである。
接地端子Eとの間には、発光ダイオード31、抵抗32
の直列回路が接続されている。前記発光ダイオード31
は、各スイッチ22,23,24を照明するためのもの
である。
可動接点25が、固定接点26に接続されて、オン状態
となると、ドアECU21にH(ハイ)レベルの電圧が
下降指令信号として印加される。ドアECU21は、前
記下降指令信号が印加されている間、駆動回路30を制
御して、駆動モータMを回転させる。この結果、ワイヤ
式又はアーム式のレギュレータ(図示しない)を前記駆
動モータMにより駆動してウインドウガラスを下降す
る。
接点25が、固定接点27に接続されて、オン状態とな
ると、ドアECU21にHレベルの電圧が上昇指令信号
として印加される。ドアECU21は、前記上昇指令信
号が印加されている間、駆動回路30を制御して、前記
下降の場合とは反対に駆動モータMを逆転させる。この
結果、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しな
い)を前記駆動モータMにより駆動してウインドウガラ
スを上昇する。
操作されて、固定接点29と接続されたときは、前記可
動接点25は固定接点27と接続してオン状態となるよ
うに連係して作動される。又、オートスイッチ24が、
ダウン側に操作されて固定接点29と接続されたとき
は、前記可動接点25が固定接点26と接続されてオン
状態となるように連係して作動される。そして、一旦押
圧操作を行つた後は、オートスイッチ24の押圧操作を
解除してもウインドウガラスが全閉位置、又は、全開位
置に達するまで上昇又は下降作動させる。そして、上昇
するウインドウガラスが全閉位置に位置すると、全閉位
置リミットスイッチ(図示しない)が検出し、又、下降
するウインドウガラスが全開位置に位置すると、全開位
置リミットスイッチ(図示しない)が検出作動するよう
にされている。
出すると、その検出に基づいてドアECU21は前記駆
動モータMを駆動を停止させ、ウインドウガラスを全開
位置又は全閉位置に保持するようにされている。
20が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、可動接点2
5を操作していないにもかかわらず可動接点25、又は
電源側固定接点25aと固定接点26間、及び可動接点
25、又は電源側固定接点25aと固定接点27間のい
ずれもが同時にリークすることがある。このような場合
には、可動接点25は、実際には操作されていないた
め、ドアECU21では、両固定接点26,27から上
昇指令信号、及び下降指令信号が同時に印加された場合
には、制御プログラムに従って、いずれの信号にも応答
しないように、すなわち、駆動回路30を介して駆動モ
ータMを駆動しないようにしている。
ッチ23を備えたパワーウインドウスイッチ回路20
は、各スイッチ22,23の各接点間が短絡した場合に
は、駆動モータMを上昇下降のいずれにも駆動しないよ
うにされている。
浸かって、パワーウインドウスイッチ回路20が水に濡
れると、上記のように、可動接点25、又は電源側固定
接点25aと固定接点26間、及び可動接点25、又は
電源側固定接点25aと固定接点27間のいずれもが同
時にリークする。
れたものであり、パワーウインドウ装置のスイッチの接
点が水に濡れてリークした状態であっても、下降スイッ
チ又は上昇スイッチをオン操作したとき、ウインドウガ
ラスを下降できるようにしたパワーウインドウ装置を提
供することを目的としている。
めに、請求項1に記載の発明は、オン操作されると、ウ
インドウガラスを下降させるための下降スイッチを含む
下降スイッチ回路と、オン操作されると、前記ウインド
ウガラスを上昇させるための上昇スイッチを含む上昇ス
イッチ回路と、ウインドウガラスを上昇下降駆動する駆
動源と、前記下降スイッチ回路の下降スイッチ又は上昇
スイッチ回路の上昇スイッチがオンされたときに、その
オン操作に基づいて前記駆動源を制御する制御手段とを
備えたパワーウインドウ装置において、車両が水に浸っ
たことを検出する検出手段と、前記上昇スイッチ及び下
降スイッチがともにリークしている状態の場合、いずれ
かのスイッチのオン操作を検知する操作検知手段とを備
え、前記制御手段は、前記操作検知手段と検出手段の結
果に基づいて、前記駆動源を制御してウインドウガラス
の下降を行うことを特徴とするパワーウインドウ装置を
その要旨としている。
て、制御手段は、前記検出手段が、車両が水に浸ったこ
とを検出したことと、前記操作検知手段が前記両スイッ
チのうちいずれかのスイッチのオン操作がされたことを
検知したことのアンド条件に基づいて、前記駆動源を制
御してウインドウガラスの下降を行うパワーウインドウ
装置をその要旨としている。
記制御手段は、前記検出手段が、車両が水に浸ったこと
を検出したことと、前記操作検知手段が前記両スイッチ
のうちいずれかのスイッチのオン操作がされたことを検
知したことのアンド条件に基づいて、前記駆動源を制御
してウインドウガラスの下降を行うことを特徴とする請
求項1に記載のパワーウインドウ装置をその要旨として
いる。
インドウガラスを下降させるための下降スイッチを含む
下降スイッチ回路と、オン操作されると、前記ウインド
ウガラスを上昇させるための上昇スイッチを含む上昇ス
イッチ回路と、ウインドウガラスを上昇下降駆動する駆
動源と、前記下降スイッチ回路の下降スイッチ又は上昇
スイッチ回路の上昇スイッチがオンされたときに、その
オン操作に基づいて前記駆動源を制御する制御手段とを
備えたパワーウインドウ装置において、車両が水に浸っ
たことを検出する検出手段と、前記上昇スイッチ及び下
降スイッチがともにリークしている状態の場合、いずれ
かのスイッチのオン操作を検知する操作検知手段とを備
え、前記制御手段は、前記操作検知手段が前記両スイッ
チのうちいずれかのスイッチのオン操作がされた検知結
果に基づいて、又は、操作検知手段の前記検知結果と、
検出手段の検出結果とに基づいて、前記駆動源を制御し
てウインドウガラスの下降を行うことを特徴とするパワ
ーウインドウ装置をその要旨としている。
のいちいずれかにおいて、前記上昇スイッチと下降スイ
ッチとは、いずれか一方がオンされたとき、オフ状態と
なることを特徴とするパワーウインドウ装置をその要旨
としている。
のうちいずれかにおいて、操作検知手段は、前記下降ス
イッチがオン操作されたとき連係して作動され、オン状
態となったとき、前記上昇スイッチ回路を接地する第1
の接地スイッチ回路と、前記下降スイッチ回路と、上昇
スイッチがオン操作されたとき連係して作動され、オン
状態となったとき、前記下降スイッチ回路を接地する第
2の接地スイッチ回路と、前記上昇スイッチ回路とを含
むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれ
かに記載のパワーウインドウ装置をその要旨としてい
る。
のうちいずれかにおいて、前記制御手段は、検出手段
が、車両が水に浸ったことを検出していないときに、下
降スイッチ回路、及び上昇スイッチ回路からそれぞれ下
降指令信号、及び上昇指令信号が同時に入力されると、
前記駆動源が上昇、下降のいずれの駆動も行わないよう
にしているパワーウインドウ装置をその要旨としてい
る。
検出手段F、車両が水に浸った場合、浸水したことを検
出する。又、上昇スイッチ及び下降スイッチがともにリ
ークしている状態の場合、操作検知手段は、いずれかの
スイッチがオン操作されたか否かを検知する。
の結果に基づいて、前記駆動源を制御してウインドウガ
ラスの下降を行う。請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、前記検出手段が、車両が水に浸ったことを検
出したことと、前記操作検知手段が前記両スイッチのう
ちいずれかのスイッチのオン操作がされたことを検知し
たことのアンド条件に基づいて、前記駆動源を制御して
ウインドウガラスの下降を行う。
は、上昇スイッチ、及び下降スイッチのうちいずれかの
スイッチがオン操作されたことを操作検知手段が検知し
た結果に基づいて、又は、操作検知手段の前記検知結果
と、検出手段の検出結果とに基づいて、前記駆動源を制
御してウインドウガラスの下降を行う。
下降スイッチとは、いずれか一方がオンされたとき、オ
フ状態となる。請求項5の発明によれば、第1の接地ス
イッチ回路は、下降スイッチがオン操作されたとき連係
して作動され、オン状態となったとき、前記上昇スイッ
チ回路を接地する。このため、上昇スイッチは接地され
るため、上昇スイッチがリーク状態であっても実質的に
オフ状態となり、下降スイッチのオンにより、制御手段
は、下降スイッチ回路からの信号をスイッチが操作され
て検知された信号(操作検知信号)として入力する。
ッチがオン操作されたとき連係して作動され、オン状態
となったとき、前記下降スイッチ回路を接地する。この
ため、下降スイッチは接地されるため、下降スイッチが
リーク状態であっても実質的にオフ状態となり、上昇ス
イッチのオンにより、制御手段は、上昇スイッチ回路か
らの信号をスイッチが操作されて検知された信号(操作
検知信号)として入力する。
出手段が、車両が水に浸ったことを検出していないとき
に、下降スイッチ回路、及び上昇スイッチ回路からそれ
ぞれ下降指令信号、及び上昇指令信号が同時に入力され
ると、前記駆動源が上昇、下降のいずれの駆動も行わな
いようにしている。
のパワーウインドウ装置1に具体化した第1の実施形態
を図1を参照して説明する。
構成を示すブロック図を示している。この実施形態のパ
ワーウインドウ装置1は、自動車の運転席のサイドドア
に設けられたものである。
0、駆動モータM、及び駆動モータMにて駆動され、ウ
インドウガラスを作動するワイヤ式又はアーム式のレギ
ュレータ(図示しない)等は、本実施形態でも同一構成
である。又、電気的構成において、従来例の電気的構成
と、同一構成又は相当する構成については、同一符号を
付して説明を省略し、異なるところを説明する。
イッチ回路20のアップ端子U間における上昇スイッチ
23を含む回路が本発明の上昇スイッチ回路に相当す
る。そして、上昇スイッチ23がオン状態となったと
き、アップ端子UからドアECU21に対し、H(ハイ
レベル)の上昇指令信号を出力する。
ウスイッチ回路20のダウン端子D間における下降スイ
ッチ22を含む回路が本発明の下降スイッチ回路に相当
する。そして、下降スイッチ22がオン状態となったと
き、ダウン端子DからドアECU21に対し、H(ハ
イ)レベルの下降指令信号を出力する。
接地端子Eとの間には第1の接地スイッチ33及び保護
のための抵抗34からなる直列回路が接続されている。
同第1の接地スイッチ33は、前記下降スイッチ22が
オン操作されるときに、同時にオンとなり、下降スイッ
チ22がオフ操作されるときには、同時にオフとなるよ
うに下降スイッチ22と連係されている。前記第1の接
地スイッチ33、抵抗34の直列回路は、本発明の第1
の接地スイッチ回路を構成している。
と、接地端子Eとの間には第2の接地スイッチ35及び
保護のための抵抗36からなる直列回路が接続されてい
る。同第2の接地スイッチ35は、前記上昇スイッチ2
3がオン操作されるときに、同時にオンとなり、上昇ス
イッチ23がオフ操作されるときには、同時にオフとな
るように上昇スイッチ23と連係されている。前記第2
の接地スイッチ35、抵抗36の直列回路は、本発明の
第2の接地スイッチ回路を構成している。
ッチ22、第1の接地スイッチ33、抵抗34の直列回
路(第1の接地スイッチ回路)、上昇スイッチ23、第
2の接地スイッチ35、抵抗36の直列回路(第2の接
地スイッチ回路)とにより、本発明の操作検知手段が構
成されている。
段に相当する。ドアECU21は、図示しないCPU
(中央演算処理装置)、ROM(読み出し専用メモ
リ)、RA(読み出し、書込みメモリ)RAM等を備え
ている。そして、ドアECU21は、前記下降指令信号
又は上昇指令信号に基づき、前記ROMに格納された制
御プログラムに従って駆動回路30を制御し、同駆動回
路30にて、駆動源としての駆動モータMを正転させ
て、ワイヤ式又はアーム式のレギュレータ(図示しな
い)を前記駆動モータMにより駆動してウインドウガラ
スを下降又は上昇する。又、ドアECU21は、下降ス
イッチ回路、及び上昇スイッチ回路からそれぞれ下降指
令信号、及び上昇指令信号が同時に入力された場合、前
記ROMに格納された制御プログラムに基づいて前記駆
動モータMが正転、逆転のいずれも回転しないように、
すなわち、ウインドウガラスを上昇、又は下降のいずれ
の駆動も行わないようにしている。
ドアECU21、駆動回路30、駆動モータ30によ
り、パワーウインドウ装置1が構成されている。又、ド
アECU21には、浸水検出器40が接続されている。
浸水検出器40は、自動車が浸水した場合、その浸水を
検出するためのものであり、通常の雨水等では、濡れな
い自動車の居住室内、エンジンルーム、トランクルーム
等内に配置される。浸水検出器40は第1固定接点4
1,及び第2固定接点41がドアECU21に電気的に
接続され、前記第1及び第2固定接点40,41と若干
離間して配置された電源側固定接点はバッテリBに電気
的に接続されている。前記第1固定接点41、第2固定
接点42、電源側固定接点43とにより浸水検出器40
が構成されている。浸水検出器40は、本発明の検出手
段に相当する。
装置1の作用について説明する。パワーウインドウスイ
ッチ回路20が雨水等の電解質の液にて濡れた場合、可
動接点25、又は電源側固定接点25aと固定接点26
間、及び可動接点25、又は電源側固定接点25aと固
定接点27間のいずれもが同時にリークする。この状態
では、ドアECU21には、ダウン端子D、アップ端子
Uのいずれからも下降指令信号、上昇指令信号が入力さ
れる。
ていない場合には、ドアECU21は、両固定接点から
上昇指令信号、及び下降指令信号が同時に印加されて
も、後記する制御プログラムのフローチャートに従っ
て、いずれの信号にも応答せず、すなわち、駆動回路3
0を介して駆動モータMを駆動しない。
されると、下降スイッチ22及び第1の接地スイッチ3
3が同時にオン状態となり、上昇スイッチ回路の固定接
点27が接地される。
クされているが、上昇スイッチ回路は接地されているた
め、上昇スイッチ回路は実質的にオフ状態となって、L
(ロー)レベルの電圧がアップ端子Uを介してドアEC
U21に入力される。一方、下降スイッチ22は、オン
操作によってオン状態となり、ダウン端子Dを介してH
レベルの電圧が操作検知信号としてドアECU21に印
加される。
れると、上昇スイッチ23及び第2の接地スイッチ35
が同時にオン状態となり、下降スイッチ回路の固定接点
26が接地される。
クされているが、下降スイッチ回路は接地されているた
め、下降スイッチ回路は実質的にオフ状態となって、L
(ロー)レベルの電圧がダウン端子Dを介してドアEC
U21に印加される。一方、上昇スイッチ23は、オン
操作によってオン状態となり、アップ端子Uを介してH
レベルの電圧が操作検知信号としてドアECU21に印
加される。
チ回路20を備えたパワーウインドウ装置1の作動を図
2のフローチャートを参照して説明する。図2は、マニ
ュアルスイッチである下降スイッチ22、上昇スイッチ
23を操作したときに前記ドアECU21により実行さ
れるウインドウガラスの上昇下降処理のフローチャート
である。この処理は定時的に実行される。
て、浸水フラグFを読み込む。浸水フラグFは、浸水検
出器40が浸水し、電源側固定接点43と固定接点41
間、及び電源側固定接点43と固定接点42間とがとも
にリークし、ドアECU21に両固定接点41,42か
らともにH(ハイ)レベルの電圧が印加されたとき、
「1」にセットされる。従って、浸水検出器40が浸水
していない場合、すなわち、自動車が浸水していない場
合には「0」にリセットされている。
3がオン操作されたか否かを判定する。すなわち、ドア
ECU21に対してアップ端子UからH(ハイ)レベル
の上昇指令信号が入力されているか否かを判定する。上
昇指令信号が入力されていない場合には、ステップ15
0に移行する。
号が入力されている場合には、ステップ120におい
て、下降スイッチ22がオン操作されているか否かを判
定する。すなわち、ドアECU21に対してダウン端子
DからH(ハイレベル)の下降指令信号が入力されてい
るか否かを判定する。下降指令信号が入力されている場
合には、ステップ110では、既に上昇指令信号が入力
されていると判定しているため、実際には両スイッチ2
2,23はマニュアル操作されておらず、ともに、両ス
イッチ22,23の接点がリークしている状態であると
して、この処理ルーチンを一旦終了する。
号が入力されていない場合には、ステップ130に移行
し、浸水フラグFが「0」にリセットされているか否か
を判定する。すなわち、現在自動車が、浸水している否
かを判定する。浸水フラグFが「0」にリセットされて
いる場合には、自動車が浸水していない状態であるとし
て、ステップ140に移行し、駆動回路30を制御し
て、ウインドウガラスを上昇駆動し、この処理を一旦終
了する。
ておらず「1」にセットされている場合には、自動車が
浸水している状態であるとして、ステップ160に移行
し、駆動回路30を制御して、ウインドウガラスを下降
駆動し、この処理を一旦終了する。
0に移行した場合、同ステップ150において、下降ス
イッチ22がオン操作されているか否かを判定する。す
なわち、ドアECU21に対してダウン端子DからH
(ハイレベル)の下降指令信号が入力されているか否か
を判定する。下降指令信号が入力されていない場合に
は、両スイッチ22,23がともに操作されていないも
のとして、この処理ルーチンを一旦終了する。
号が入力されている場合には、ステップ160に移行
し、駆動回路30を制御して、ウインドウガラスを下降
駆動し、この処理を一旦終了する。
動車が浸水した場合と、浸水していない場合に分けて、
説明する。自動車が浸水していない、正常の場合には、
上昇スイッチ23をオン操作すると、ステップ100,
110,120,130の各処理がなされ,ステップ1
40で駆動モータMを上昇駆動する。
ステップ100,110,150の各処理がなされ,ス
テップ160で駆動モータMを下降駆動する。自動車が
浸水し、かつ、パワーウインドウスイッチ回路120の
下降スイッチ22、上昇スイッチ23の各接点がリーク
状態であって、浸水検出器40が浸水を検出した場合に
おいて、上昇スイッチ23をオン操作すると、ステップ
100,110,120,130の各処理がなされ,ス
テップ160で駆動モータMを下降駆動する。
降スイッチ23をオン操作すると、浸水していない場合
と同様にステップ100,110,150の各処理がな
され,ステップ160で駆動モータMを下降駆動する。
ち、浸水検出器40が浸水を検出していない場合におい
て、パワーウインドウスイッチ回路20に雨水、飲料水
等が侵入して各スイッチ22,23がともにリークして
いる状態で、いずれのスイッチ22,23が実際にオン
操作されないときには、ステップ100,110,12
0の各処理がなされて、ルーチンをそのまま一旦終了す
る。このため、各スイッチ22,23をオン操作しない
限り、ウインドウガラスは上昇、下降のいずれも作動す
ることはない。
用効果を奏する。 (1) 本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回
路20が水等の電解質に濡れ、下降スイッチ22、上昇
スイッチ23の各接点間がリークした状態にあっても、
下降スイッチ22をオン操作すると、上昇スイッチ23
を含む上昇スイッチ回路を接地し、上昇スイッチの各接
点間がリークしていても、実質的に上昇スイッチをオフ
状態にするようにした。
20が浸水によって水等に濡れても、下降スイッチ22
のオン操作により、ウインドウガラスを下降することが
できる。 (2)本実施形態では、パワーウインドウスイッチ回路
20が浸水によって水に濡れ、下降スイッチ22、上昇
スイッチ23の各接点間がリークした状態にあっても、
上昇スイッチ23をオン操作すると、下降スイッチ22
を含む下降スイッチ回路を接地し、下降スイッチ22の
各接点間がリークしていても、実質的に下降スイッチ2
2をオフ状態にするようにした。そして、浸水検出器4
0の浸水検出が行われていると、パワーウインドウスイ
ッチ回路20が水等に濡れても、上昇スイッチ23のオ
ン操作により、ウインドウガラスを下降することができ
る。
に上昇スイッチ23をオン操作すれば、ウインドウガラ
スを上昇作動することができる。 (第2の実施形態)次に第2の実施形態を図3を参照し
て説明する。なお、第2の実施形態では、ハード構成は
前記第1の実施形態と同一構成であり、ドアECU21
が行う制御プログラムが異なっている。
イッチ22、上昇スイッチ23を操作したときに前記ド
アECU21により実行されるウインドウガラスの上昇
下降処理のフローチャートである。この処理は定時的に
実行される。
て、浸水フラグFを読み込む。前記浸水フラグFのセッ
ト、リセットは、前記第1の実施形態と同様に行われ
る。次にステップ210において、浸水フラグFが
「0」にリセットされているか否かを判定する。すなわ
ち、現在自動車が、浸水している否かを判定する。浸水
フラグFが「0」にリセットされている場合には、自動
車が浸水していない状態であるとして、ステップ220
に移行する。
オン操作されたか否かを判定する。すなわち、ドアEC
U21に対してアップ端子UからH(ハイレベル)の上
昇指令信号が入力されているか否かを判定する。上昇指
令信号が入力されていない場合には、ステップ250に
移行する。上昇指令信号が入力されている場合には、ス
テップ230において、下降スイッチ22がオン操作さ
れているか否かを判定する。すなわち、ドアECU21
に対してダウン端子DからH(ハイレベル)の下降指令
信号が入力されているか否かを判定する。下降指令信号
が入力されている場合には、前のステップ220では、
既に上昇指令信号が入力されていると判定しているた
め、実際には両スイッチ22,23はマニュアル操作さ
れておらず、ともに、両スイッチ22,23の接点が何
らかの原因でリークしている状態であるとして、この処
理ルーチンを一旦終了する。
号が入力されていない場合には、上昇スイッチ23のみ
が正常に操作されているとしてステップ240に移行
し、駆動回路30を制御して、ウインドウガラスを上昇
駆動し、この処理を一旦終了する。
0に移行した場合には、同ステップ250において、下
降スイッチ22がオン操作されているか否かを判定す
る。すなわち、ドアECU21に対してダウン端子Dか
らH(ハイ)レベルの下降指令信号が入力されているか
否かを判定する。前記下降指令信号が入力されていない
場合には、両スイッチ22,23がともに操作されてい
ないものとして、この処理ルーチンを一旦終了する。
号が入力されている場合には、ステップ260に移行
し、駆動回路30を制御して、ウインドウガラスを下降
駆動し、この処理を一旦終了する。
Fが「1」にセットされている場合には、自動車が浸水
しているものとして、ステップ270において、下降ス
イッチ22又は上昇スイッチ23のオン操作がなされた
か否かを判定する。
ダウン端子Dからいずれか一方のみがH(ハイ)レベル
の電圧が操作検知信号としてドアECU21に印加され
ているか、否かで行われる。
一方のみがH(ハイ)レベルの電圧が操作検知信号とし
てドアECU21に印加されている場合には、ステップ
260に移行して、駆動回路30を制御して、ウインド
ウガラスを下降駆動し、この処理を一旦終了する。
れか一方のみがH(ハイ)レベルの電圧が操作検知信号
としてドアECU21に印加されていない場合には、こ
の処理ルーチンを一旦終了する。
ずれか一方のみがH(ハイ)レベルの電圧が操作検知信
号としてドアECU21に印加されていない場合とは、
下記の2つの場合である。
レベルの電圧が印加されている場合、両スイッチ22,
23の接点がリーク状態であり、両スイッチ22.23
ともオン操作されていない状態のとき。
レベルの電圧が印加されている場合、両スイッチ22,
23の接点がリークしていない状態でないであり、両ス
イッチ22.23ともオン操作されていない状態のと
き。
ッチ22,上昇スイッチ23はともに操作されていない
状態であるため、駆動モータMを駆動しないのである。
さて、本実施形態によると、次のような作用効果を奏す
る。
「1」にセットされ、かつ、下降スイッチ22,又は上
昇スイッチ23のいずれかが操作されて操作検知信号と
して、H(ハイ)レベルの信号がドアECU21に印加
されることをアンド条件として、ガラスウインドウを下
降駆動するようにした。この結果、パワーウインドウス
イッチ回路20が浸水によって水等に濡れても、下降ス
イッチ22又は上昇スイッチ23のいずれかのスイッチ
のオン操作により、ウインドウガラスを下降することが
できる。 (第3の実施形態)次に、2ドアセダンのパワーウイン
ドウ装置に具体化した第3の実施形態を図4を参照して
説明する。
各々のパワーウインドウ装置1,2のシステムの電気的
構成を示している。なお、前記第1の実施形態と同一構
成又は相当する構成については、同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
けられたパワーウインドウ装置2のパワーウインドウス
イッチ回路20は、オートスイッチ24が省略されてい
るところが、運転席側のパワーウインドウ装置1のパワ
ーウインドウスイッチ回路20と異なっている。
ウインドウ装置1のドアECU21には、助手席側のサ
イドドアのウインドウを上昇下降操作するための助手席
用のパワーウインドウスイッチ回路20Aが設けられて
いる。ここで、運転席側のドアECU21に接続された
助手席用のパワーウインドウスイッチ回路には20Aを
付し、助手席のサイドドアに設けられたパワーウインド
ウ装置2のパワーウインドウスイッチ回路には、区別す
るために20Bを付す。そして、両パワーウインドウス
イッチ回路20A,20Bは同一構成とされている。
ドアECU21と、助手席側のパワーウインドウ装置1
のドアECU21とを区別するために、運転席側のドア
ECUには21Aを付し、助手席側のドアECUには2
1Bを付す。
Bと通信するように接続されており、パワーウインドウ
スイッチ回路20Aのスイッチ操作の結果を、そのま
ま、助手席側のパワーウインドウ装置2のドアECU2
1Bに送信する。
ンド装置1,2の作用について説明する。この実施形態
では、運転席側のパワーウインドウ装置1のパワーウイ
ンドウスイッチ回路20、及び助手席側のパワーウイン
ドウ装置1のパワーウインドウスイッチ回路20Bが、
水等の電解質に濡れ、下降スイッチ22、上昇スイッチ
23の各接点間がリークした状態にあっても、それぞれ
の回路の下降スイッチ22をオン操作すると、上昇スイ
ッチ23を含む上昇スイッチ回路を接地する。
オン操作すると、下降スイッチ22を含む下降スイッチ
回路を接地することになる。従って、各パワーウインド
ウ装置1,2の浸水検出器40が自動車の浸水を検出
し、パワーウインドウスイッチ回路20が水等に濡れた
場合、下降スイッチ22又は上昇スイッチ23のオン操
作すると、各パワーウインドウ装置1,2のドアECU
21A,21Bが上記第1の実施形態の図2に示すフロ
ーチャートを実行する。
席側、助手席側のサイドドアのウインドウガラスをそれ
ぞれ下降させることができる。又、パワーウインドウ装
置2の浸水検出器40が浸水を検出し、運転席側のパワ
ーウインドウ装置1における助手席用のパワーウインド
ウスイッチ回路20Aが水等に濡れ、下降スイッチ2
2、上昇スイッチ23の各接点間がリークした状態にあ
っても、下降スイッチ22をオン操作すると、上昇スイ
ッチ23を含む上昇スイッチ回路を接地することによ
り、ダウン端子Dから操作検知信号として、ドアECU
21Aに印加される。この結果、この操作検知信号はド
アECU21Aから助手席側のパワーウインドウ装置2
のドアECU21Bに送信される。
の各接点間がリークした状態にあっても、上昇スイッチ
23をオン操作すると、下降スイッチ22を含む下降ス
イッチ回路を接地することにより、アップ端子Uから操
作検知信号として、ドアECU21Aに印加される。こ
の結果、この操作検知信号はドアECU21Aから助手
席側のパワーウインドウ装置2のドアECU21Bに送
信される。
ECU21Bはこの操作検知信号及び浸水検出器40の
検出結果に基づいて、上記第1の実施形態の図2に示す
フローチャートを実行する。
席側のサイドドアのウインドウガラスを運転席側から遠
隔操作にて下降させることができる。さて、本実施形態
によると、次のような作用効果を奏する。
1は、前記第1の実施形態の(1)と同様の作用効果を
奏することができる。 (2) 又、本実施形態では、助手席側のパワーウイン
ドウスイッチ回路20Bが水等の電解質に濡れ、下降ス
イッチ22、上昇スイッチ23の各接点間がリークした
状態にあっても、下降スイッチ22をオン操作すると、
上昇スイッチ23を含む上昇スイッチ回路を接地し、上
昇スイッチの各接点間がリークしていても、実質的に上
昇スイッチをオフ状態にするようにした。
下降スイッチ22を含む下降スイッチ回路を接地し、下
降スイッチの各接点間がリークしていても、実質的に下
降スイッチ23をオフ状態にするようにした。
置2のパワーウインドウスイッチ回路20Bが水等に濡
れた場合でも、パワーウインドウスイッチ回路20Bの
下降スイッチ22、又は上昇スイッチ23をオン操作す
ると、助手席側のサイドドアのウインドウガラスを下降
することが可能となる。
側のパワーウインドウ装置1のドアECU21に設けら
れた助手席側のサイドドアのウインドウを上昇下降操作
するための助手席用のパワーウインドウスイッチ回路2
0Bにおいても、他のパワーウインドウスイッチ回路2
0,20Aと同様に構成した。
置1のパワーウインドウスイッチ回路20Aが水等に濡
れた場合でも、運転席において、パワーウインドウスイ
ッチ回路20Aの下降スイッチ22をオン操作すると、
助手席側のサイドドアのウインドウガラスを下降するこ
とが可能となる。
次のように変更することも可能である。 (1) 前記第3の実施形態では、2ドアセダンのパワ
ーウインドウ装置に具体化したが、3つ以上のサイドド
アを有する自動車等の車両のパワーウインドウ装置に具
体化してもよい。この場合、第3の実施形態のドアEC
U21Aには、さらにパワーウインドウスイッチ回路2
0を運転席以外のサイドドアの数に応じた数分を設ける
ものとする。
ンドウスイッチ回路20,20A,20Bは、サイドド
アに設けることを前提としているが、サイドドアに設け
ることは必須ではなく、例えば、運転席と助手席との間
のコンソールに設けてもよく、又、インストルメントパ
ネル等に設けてもよい。
パワーウインドウ装置のドアECU21は、図2に示す
第1の実施形態の制御プログラムを実行処理するように
したが、図3に示す第2の実施形態の制御プログラムを
実行処理するようにしてもよい。
出器40を各接点間がリーク状態であるか否かで検出す
るようにしたが、浸水検出を他の方法によって行っても
よい。
0をドアECU21と別回路としたが、ドアECU21
に駆動回路30を含む構成にしてもよい。ここで、特許
請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した
実施形態によって把握される技術的思想をその効果とと
もに以下に挙げる。
段に対して複数のパワーウインドウスイッチ回路が設け
られ、各パワーウインドウスイッチ回路は、前記上昇ス
イッチ回路、下降スイッチ回路とを含み、そのうちの1
つのパワーウインドウスイッチ回路は、前記制御手段が
掌握する駆動源を制御するためのに使用されるものであ
り、他のパワーウインドウ回路は、前記制御手段以外の
他の制御手段が掌握する駆動源を制御するために使用さ
れるものであり、前記単一の制御手段と、他の制御手段
とは、他のパワーウインドウ回路に係るスイッチ操作に
応じた信号を通信にて送信するようにされていることを
特徴とするパワーウインドウ装置。
の箇所に設けられた駆動源を遠隔操作にて駆動し、ウイ
ンドウガラスを下降することができる。前記第3の実施
形態において、ドアECU21Aが単一の制御手段に相
当し、ドアECU21Bが他の制御手段に相当する。
又、パワーウインドウスイッチ回路20,20Aは単一
の制御手段に設けられた複数のパワーウインドウスイッ
チ回路に相当する。又、ドアECU21A,21Bに設
けられた駆動モータMは各制御回路が掌握する駆動源に
相当する。
項6の発明によれば、パワーウインドウ装置のスイッチ
の接点が水等に濡れてリークした状態であっても、下降
スイッチ又は上昇スイッチをオン操作すれば、ウインド
ウガラスを下降できる優れた効果を奏する。すなわち、
搭乗者が下降スイッチをオン操作した場合には勿論のこ
と、搭乗者が間違って上昇スイッチをオン操作しても、
ウインドウガラスを下降することができる。
成を示す電気回路図。
ト。
ャート。
構成を示す電気回路図。
路、 21…ドアECU(制御手段を構成する)、 22…下降スイッチ(下降スイッチ回路を構成する)、 23…上昇スイッチ(上昇スイッチ回路を構成する)、 30…駆動モータ(駆動源を構成する)、 33…第1の接地スイッチ(第1の接地スイッチ回路を
構成する)、 35…第2の接地スイッチ(第2の接地スイッチ回路を
構成する、又、下降スイッチ22、第1の接地スイッチ
33、抵抗34の直列回路(第1の接地スイッチ回
路)、上昇スイッチ23、第2の接地スイッチ35、抵
抗36の直列回路(第2の接地スイッチ回路)とによ
り、操作検知手段を構成する)、 40…浸水検出器(検出手段を構成する)。
Claims (6)
- 【請求項1】 オン操作されると、ウインドウガラスを
下降させるための下降スイッチを含む下降スイッチ回路
と、 オン操作されると、前記ウインドウガラスを上昇させる
ための上昇スイッチを含む上昇スイッチ回路と、 ウインドウガラスを上昇下降駆動する駆動源と、 前記下降スイッチ回路の下降スイッチ又は上昇スイッチ
回路の上昇スイッチがオンされたときに、そのオン操作
に基づいて前記駆動源を制御する制御手段とを備えたパ
ワーウインドウ装置において、 車両が水に浸ったことを検出する検出手段と、 前記上昇スイッチ及び下降スイッチがともにリークして
いる状態の場合、いずれかのスイッチのオン操作を検知
する操作検知手段とを備え、 前記制御手段は、前記操作検知手段と検出手段の結果に
基づいて、前記駆動源を制御してウインドウガラスの下
降を行うことを特徴とするパワーウインドウ装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段が、車両
が水に浸ったことを検出したことと、前記操作検知手段
が前記両スイッチのうちいずれかのスイッチのオン操作
がされたことを検知したことのアンド条件に基づいて、
前記駆動源を制御してウインドウガラスの下降を行うこ
とを特徴とする請求項1に記載のパワーウインドウ装
置。 - 【請求項3】 オン操作されると、ウインドウガラスを
下降させるための下降スイッチを含む下降スイッチ回路
と、 オン操作されると、前記ウインドウガラスを上昇させる
ための上昇スイッチを含む上昇スイッチ回路と、 ウインドウガラスを上昇下降駆動する駆動源と、 前記下降スイッチ回路の下降スイッチ又は上昇スイッチ
回路の上昇スイッチがオンされたときに、そのオン操作
に基づいて前記駆動源を制御する制御手段とを備えたパ
ワーウインドウ装置において、 車両が水に浸ったことを検出する検出手段と、 前記上昇スイッチ及び下降スイッチがともにリークして
いる状態の場合、いずれかのスイッチのオン操作を検知
する操作検知手段とを備え、 前記制御手段は、前記操作検知手段が前記両スイッチの
うちいずれかのスイッチのオン操作がされた検知結果に
基づいて、又は、操作検知手段の前記検知結果と、検出
手段の検出結果とに基づいて、前記駆動源を制御してウ
インドウガラスの下降を行うことを特徴とするパワーウ
インドウ装置。 - 【請求項4】 前記上昇スイッチと下降スイッチとは、
いずれか一方がオンされたとき、オフ状態となることを
特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載のパワ
ーウインドウ装置。 - 【請求項5】 操作検知手段は、 前記下降スイッチがオン操作されたとき連係して作動さ
れ、オン状態となったとき、前記上昇スイッチ回路を接
地する第1の接地スイッチ回路と、 前記下降スイッチ回路と、 上昇スイッチがオン操作されたとき連係して作動され、
オン状態となったとき、前記下降スイッチ回路を接地す
る第2の接地スイッチ回路と、 前記上昇スイッチ回路とを含むことを特徴とする請求項
1乃至請求項4のうちいずれかに記載のパワーウインド
ウ装置。 - 【請求項6】 前記制御手段は、検出手段が、車両が水
に浸ったことを検出していないときに、下降スイッチ回
路、及び上昇スイッチ回路からそれぞれ下降指令信号、
及び上昇指令信号が同時に入力されると、前記駆動源が
上昇、下降のいずれの駆動も行わないようにしているこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれかに
記載のパワーウインドウ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21076397A JP3535350B2 (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | パワーウインドウ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21076397A JP3535350B2 (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | パワーウインドウ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1150744A true JPH1150744A (ja) | 1999-02-23 |
JP3535350B2 JP3535350B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
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JP21076397A Expired - Fee Related JP3535350B2 (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | パワーウインドウ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3535350B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020033783A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社デンソー | パワーウィンドウ制御装置 |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21076397A patent/JP3535350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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