JPS61220913A - パワ−ウインドウ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明はパワーウィンドウ装置に関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来、自動車等に用いられるパワーウィンドウ装置とし
ては例えば第３図に示すようなものがある。

これは電源１とウィンドウガラス駆動部３との間にリレ
ー５と昇降操作スイッチ７を設けてパワーウィンドウ装
置としたもので、アームレスト位置に設けた昇降操作ス
イッチの端子をＵＰ又はＤＯＷＮ方向へ操作することで
ウィンドウガラスの昇降駆動モータ９を正逆方向に回転
させウィンドウガラスを昇降駆動するようにしたもので
ある。

なお図において１１はイグニッションスイッチ１３はコ
イル、１５はリレー接片、１７はヒユーズを示し、ウィ
ンドウガラス駆動部３はイグニッションスイッチ１１の
オンによって能動状態となる。

以上の構成により、運転者がパワーウィンドウスイッチ
７をＵＰ又はＤＯＷＮ方向に切替えることによってウィ
ンドウガラスを所望の方向に一定速度で上昇させること
ができる。（昭和５８年５月自動車技術会発行の新編自
動車工学便覧く第７編〉１３９頁参照） しかしながら、従来のパワーウィンドウ装置は、ウィン
ドウガラスの昇降を一定速度で行うと共に昇降の時間を
節約する為にこの上昇速度を比較的高速としており、例
えｉ寒い日又は雨の日等においてウィンドウをほんのわ
ずか開いて車内の換気を計りたいような場合開度調整が
難かしいという問題点があった。

〔発明の目的〕

そこでこの発明の目的はウィンドウガラスの開度を適度
容易に調整することができるパワーウィンドウ装置を提
供することにある。

〔発明の概要〕

前記目的を達成する為にこの発明は、指令に応じて供給
電力を変更可能の供給電力変更部と、該変更部で定めら
れた電力でウィンドウガラスを昇降駆動するウィンドウ
ガラス駆動部とを有せしめ、てパワーウィンドウ装置を
構成し、指令に応じて供給電力を切換えることによりウ
ィンドウガラスの昇降速度を適切とするようにした。

〔実施例〕

以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図はこの発明の第１実施例を示すもので、第３図に
示す従来例と同一の機能を果たす要素には同一の番号を
付している。

この実施例ではモータ９をリレー１９に接続させている
。このリレー１９はスイッチ２１とコイル２３を有して
なりコイル２３に電流が印加されるとスイッチ２１は端
子２５と接続し、又コイル２３に電流が印加されていな
いときにはスイッチ２１は端子２７に接続されるように
なっている。

端子２５は抵抗２９を介してアースされ、又端子２７は
そのままアースされる。

電１１１１とコイル２３との間にはスイッチ３１が設け
られ、このスイッチ３１は開度検出装置３３から送られ
る信号によりオンオフする。

開度検出装置３３は、ウィンドウの開度を検出し例えば
ウィンドウが全開の状態から５０１１１！ｌ下降するま
ではスイッチ３１をオンとする信号を出力し、又ウィン
ドウが５０ＩＩ１ｍ以上下降した状態から全開までの状
態においてはスイッチ３１をオフとする信号を与えるも
のである。

従って、ウィンドウが全開状態から５０１１１１１以上
下降した状態においてはスイッチ３１はオフのままであ
るので、リレー１９のコイル２３には電流が流れずスイ
ッチ２１は端子２７と接続している。

この場合モータ９は従来と同様の電圧によって定まる動
力で高速度でウィンドウガラスの昇降を行う。

又、ウィンドウが全開状態から５０Ｉｌ１１１下降する
までの間にいては、開度検出装置３３から送られる信号
によりスイッチ３１は開となるため、リレー１９内のコ
イル２３に電流が流れ、リレー１９内のスイッチ２１が
端子２５と接続する。

この場合モータ９に印加される電圧はスイッチ２１が端
子２７と接続される場合に比して抵抗２９に加わる電圧
弁だけ少ない電圧となり所要電力はそれだけ少なくなり
ウィンドウガラスの昇降速度は低速となる。

以上によりウィンドウガラスが全問状態から５０１１１
ｍ以上下降した状態にあるときにはウィンドウガラスは
高速で昇降駆動するが、ウィンドウガラスが全閉状態か
ら５Ｑｍａｒ以内の状態にあるときにはウィンドガラス
は低速で昇降駆動される。従ってウィンドウを５０Ｉｌ
ＩＩ１以内でわずかに調整したい場合この区間では低速
動作されるので適度容易な開度調節が可能となる。

第２図はこの発明の第２実施例を示すものである。リレ
ー１９の構成は第１実施例のものと同様であり、この実
施例ではモータ９とリレー１９との接続点Ａをタイムコ
ントロールユニット３５と接続し、このタイムコントロ
ールユニット３５の出力端子をリレー１９のコイル２３
に接続している。

タイムコントロールユニット３５はモータ９が駆動され
モータ９とリレー１９との間に電流が流れ始めた瞬間か
ら所定時間（例えば２秒）リレー１９のコイル２３に電
流を流すものである。

即ち、イグニッションスイッチ１１がオンされリレー接
片１５がオンされている状態において昇降操作スイッチ
７をＵＰ又はＤＯＷＮ方向へ操作すると、にモータ９と
リレー１９との接続点Ａからタイムコントロールユニッ
ト３５に電圧が印加されるので、この瞬間から２秒間リ
レー１９のコイル２３に電流が流れリレー１９のスイッ
チ２１は端子２５と接続され、この結果モータに印加さ
れる電圧が減少し所要電力が減少するのでウィンドウガ
ラスは２秒間だけ低速駆動される。

そして２秒経過するとタイムコントロールユニット３５
はリレー１９の電流を遮断しスイッチ２１を端子２７と
接続する。これによりウィンドウガラスの昇降構速度は
高速となる。従ってウィンドウガラスの操作者は２秒以
内に小刻み操作をすれば自由な開度調節が行えることに
なり、又、操作スイッチを連続して操作し続けるように
すればウィンドウガラスを高速動作させることができよ
うになる。

この第２実施例によれば全問状態からだけでなくウィン
ドウが停止しているいずれの状態からでも微調整を行う
ことができる効果がある。

尚、以上述べた実施例においてはリレー１９及び抵抗２
９を用いてモータ９の所要電力圧を変更する構成とした
が、モータの所要電力を変更する為には、ボルテージレ
ギュレータ等を用いて電源電圧を変更したりすることが
できることは勿論である。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明したように、この発明によれば、ウィン
ドウガラスの昇降速度を適正としてウィンドウガラスの
開度を適度容易に調整することができるパワーウィンド
ウ装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の第１及び第２実施例に係
るパワーウィンドウの駆動装置の回路図、第３図は従来
のパワーウィンドウの駆動装置の回路図である。 １・・・電源　　　　　　９・・・モータ１９・・・リ
レー　　　　２９・・・抵抗２１・・・スイッチ　　　
３３・・・開度検出装置３５・・・タイムコントロール
ユニット特許出願人　　　　　日産自動車株式会社代理
人　　弁理士　　三　好　　保　男第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）指令に応じて供給電力を変更可能の供給電力変更
   部と、該変更部で定められた電力でウィンドウガラスを
   昇降駆動するウィンドウガラス駆動部とを有してなるパ
   ワーウィンドウ装置。
2. （２）前記指令は前記ウィンドウガラスに関連して設け
   られた位置検出センサの検出信号に基づいて行なわれる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のパワーウ
   ィンドウ装置。
3. （３）前記指令は、ウィンドウ駆動の開始と共に作動す
   るタイマ装置よって行われることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のパワーウィンドウ装置。