JPH11505973A - 異なるネットワークにおいて音声接続をセット・アップするための方法およびシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明の目的は、インテリジェント・ネットワーク・サービス交換ポイント（ＳＳＰ）を介して、インテリジェント・ネットワーク・サービス制御ポイント（ＳＣＰ）によって提供されるサービスへのアクセスを有するＩＳＤＮネットワーク、少なくとも一つのコンピュータが、データ・ネットワーク・アドレスをもつデータ・ネットワーク、およびネットワークを接続するゲートウェイを有するシステムである。呼出は、そのコンピュータに一体化されている電話機に接続され得るが、それによって、加入者のコンピュータによって用いられるデータ・ネットワーク・アドレス、および加入者の個人識別子が、まず最初に、ゲートウェイに転送され、それは、データ・ネットワーク・アドレスをコード化する。その後、そのコード化されたアドレス、ゲートウェイ・アドレスおよび加入者の個人識別子が、インテリジェント・ネットワークに転送され、そして、サービス・データ・ポイント（ＳＤＰ）のデータベースに記録される。これで、インテリジェント・ネットワークは、前述の加入者および別の加入者の間の、音声接続を設定するために必要とされるデータを有することとなる。

Description

【発明の詳細な説明】 異なるネットワークにおいて音声接続をセット・アップするための方法およびシ ステム 本発明は、一般には、音声接続のセット・アップを行うこと、特には、インテ リジェント・ネットワークおよびコンピュータの接続されたデータ・ネットワー クからなるシステムにおいてのそれに関する。 電気通信の急速な発達によって、テレオペレーターが、ユーザーに多くの異な る種類のサービスを提供することが可能となっている。進んだサービスを提供す るネットワーク・アーキテクチャーは、インテリジェント・ネットワークＩＮと 呼ばれている。インテリジェント・ネットワーク・アーキテクチャーは、例えば 、交換電話ネットワークＰＳＴＮ（公衆電話交換回路網）、移動およびパケット 交換網ＰＳＰＤＮ（パケット交換公衆データ網）およびＩＳＤＮやＢ−ＩＳＤＮ 網（総合サービス・デジタル網、広帯域ＩＳＤＮ）などの大抵の電気通信ネット ワークに応用することができる。ネットワーク技術に関係なく、インテリジェン ト・ネットワーク・アーキテクチャーの目的は、新しい電気通信サービスの創出 、制御および管理を容易にすることにある。 サービス交換ポイント（ＳＳＰ）（Service Switching Point ）には、呼出管 理とサービス選択機能が含まれる。それは、インテリジェント・ネットワーク・ サービスの要請に従うことができる。サービス制御ポイント（ＳＣＰ）（Servic e Control Point ）には、インテリジェント・ネットワーク・サービスを作り出 すために用いられるサービス・プログラムが含まれる。サービス・データ・ポイ ント（ＳＤＰ）（Service Data Point）は、データベースであって、それには、 個々のサービスを作り出すためのＳＣＰサービス・プログラムによって用いられ る顧客およびネットワーク・データが含まれる。インテリジェント周辺装置（Ｉ Ｐ）（Intelligent Peripheral）は、例えば、メッセージや音声および多重ダイ ヤル呼出の識別といったような、特別な機能を提供する。サービス管理ポイント （ＳＭＰ）（Service Management Point）の業務には、データベース管 理、ネットワーク制御および試験、またネットワーク・データ収集が含まれる。 それは、他の全ての物理的な実体（entity）に接続できる。 ＩＮネットワークと関係して定義される、基本呼出状態モデル（ＢＣＳＭ）（ Basic Call State Model）は、異なる段階での呼出制御を示し、インテリジェン ト・ネットワーク・サービスを開始するために、呼出制御が中断されるポイント を含んでいる。それは、呼出および接続プロセスにおいての検知ポイントを特定 し、そこでは、ＩＮサービスの論理的な実体（entity）が、基本呼出および接続 管理特性と相互作用できる。 前述のように、インテリジェント・ネットワーク・アーキテクチャーもまた、 ＩＳＤＮネットに応用できる。総合デジタル・サービス網（ＩＳＤＮ）は、ユー ザーが、同じユーザー・インターフェースで、いくつかの通信サービスを、個別 にでも、同時にでも用いることができることを特徴としている。例えば、端末、 端末グループ、多重サービス交換機、ローカル・エリア・ネットワーク、その他 の構内ネットワークなどのような異なるアプリケーションが、限られたユーザー ・インターフェース・グループによって、ＩＳＤＮに接続される。ＩＳＤＮネッ トワークは、現在の電話が発展して、「電話＋ＰＣ」の組合せのように、音声お よびデータの同時伝送を可能とする多重サービス端末の一部となるように手はず を整えるものである。 ＩＳＤＮユーザー・ネットワーク・インターフェースは、加入者とネットワー クとの間の情報伝達のために、異なるタイプのチャンネルを提供する。Ｂチャン ネルは、６４ｋｂｉｔ／ｓのスピードで動作し、タイミングが提供されるが、こ れは、例えば、あらゆる種類のコード化音声またはデータの伝達のためといった 、全ての情報の伝達のために用いられる。Ｄチャンネルは、伝達速度が１６ｋｂ ｉｔ／ｓか、６４ｋｂｉｔ／ｓかであるが、これは、基本的には、回線交換接続 のための信号を送るチャンネルとして意図されている。チャンネルを組み合わせ ることで、異なるチャンネル構造およびＩＳＤＮユーザー・インターフェースが 提供される。基本アクセスは、２Ｂ＋Ｄ構造を有し、また、基本システム・アク セスは、３０Ｂ＋Ｄ構造を有する。基本アクセスは、一つまたはいくつかの端末 を、直接ＩＳＤＮネットワークに接続するのに用いられ、基本システム・ア クセスは、大きなスイッチおよびローカル・エリア・ネットワークを、ＩＳＤＮ ネットワークに接続するのに用いられる。 ＩＳＤＮを通じてのローカル・ネットワークの相互接続は、６４ｋｂｉｔ／s のスピードでではあるが、今日可能となっている。しかしながら、そのスピード は、大きなファイルまたはグラフィック・アプリケーションの伝達のためには十 分ではない。ＩＳＤＮネットワークの不足は、マルチプレクシングの方法として 、非同期トランスファー・モード（ＡＴＭ）を用いるネットワークによって排除 される。ＡＴＭは、接続を基にする技術であり、そこにおいては、同じ接続に属 するブロックは、例えば、仮想チャンネル（ＶＣＩ）（Virtual Channel ）また はヘッディング識別子の仮想経路（ＶＰＩ）（Virtual Path）に基づいて識別さ れる。用いられるＶＣＩの値は、セット・アップの間に定義され、ＶＰＩは、ネ ットワーク管理機能を用いてより永続的にセット・アップされる。仮想チャンネ ル識別子は、接続もしくは、単一サービス部品、例えば、画像、音声などへのい ずれかに関係する。識別子は、接続に依存しており、全体の接続の間、維持され る。信号やユーザー・データは、別々の仮想チャンネルで伝送される。いくつか の拡張コンピュータ・ネットワークは、ＡＴＭ技術に基づいている。 周知のインテリジェント・ネットワーク・サービスは、呼出遠隔制御、フォロ ー・ミー・ダイバージョン（ＦＭＤ）（Follow-Me-Diversion ）、すなわち、サ ービスの加入者が、加入者用に各回毎に登録される電話番号に従って、掛かって くる呼出が、転送される番号を受け取るもの、および、個人番号ＵＰＴ（Univer sal Personal Telecommunications ）（汎用パーソナル電気通信）、すなわち、 サービスの加入者が、どの端末からでも電話をかけ、また異なるネットワークの どの端末にでも呼出を受けることができるもの、である。後者のサービスにおい ては、呼出のタイプは、端末およびネットワークの特性によってのみ制限されて おり、加入者は、個人的であって、ネットワークに依存しない番号を有する。 前述したようなタイプのサービスの問題は、呼出が、コンピュータによって形 成されるネットワーク、データ・ネットワーク、すなわち、例えばＩＳＤＮネッ トワークのようなデジタル・ネットワークの外にあるもの、に接続されている電 話には、転送できないということである。本ネットワークにおいては、送信接続 は、例えばＡＴＭに基づくものであり得る。例えば、全世界に広がったインター ネットは、そのようなネットワークである。データ・ネットワークにおいては、 全ての端末、例えばＰＣまたはワークステーションは、入ってくる情報を受け取 るためのそれ自体のデータ・ネットワーク・アドレスを有する。インターネット においては、標準アドレスは、ｕｓｅｒ＠ｏｕｔｎ．，，ｏｕｔ１．０．ｔｏｐ の形にある。ｕｓｅｒは、ユーザーの名前であり、ｏｕは、０からいくつかであ って、ｔｏｐは、トップ・レベル定義域、例えば、フィンランドでは、ｆｉであ る。電話がそのような端末と一体化されているとしても、この電話と、例えば、 ＩＳＤＮネットに接続されている加入者との間の呼出をセット・アップするため に、機構がまだ導入されていない。この機構が欠如しているために、個人番号Ｕ ＰＴのようなインテリジェント・ネットワーク・サービスを使うことができずに いる。 従って、本発明の目的は、加入者が、ワークステーションを通じて、インター ネットのようなデータ・ネットワークに接続されている電話から、いかなる番号 をも呼び出すことができ、そして第二に、加入者が、現在使用されているワーク ステーションに、掛かってくる呼出を、送信することのできるような、機構を提 供することである。後者の場合においては、電話を掛けている加入者が、必ずし も、電話の掛けられる加入者の場所を知っている必要はない。 この一組の目的は、特許請求の範囲１および１４に示される方法によって達成 され、また、そのシステムは、特許請求の範囲１７および１８による装置によっ て実施される。 本発明は、システム中の異なるネットワークの中にある、２つもしくはいくつ かの端末ユーザー間で、音声接続をセット・アップする方法であり、そのシステ ムは、インテリジェント・ネットワークと、データ・ネットワークと、それらネ ットワークを接続するゲートウェイとを有する。前述のインテリジェント・ネッ トワークにおいては、交換機および／またはスイッチからの呼出が、サービス交 換ポイント（ＳＳＰ）を通じて、転送され、そしてそれは、サービス・データベ ースへの通常チャンネル信号送信ネットワークを通じて問い合わせを開始し、そ してそこでは、要求される情報が、その呼出の取扱いのためにトレースされ、そ してそれは、このデータを信号送信ネットワークまたは対応するものおよびＳＳ Ｐを通じて、交換機および／またはスイッチへと戻し、その交換機および／また はスイッチは、そのデータをその呼出をセット・アップするために用いる。前述 のデータ・ネットワークにおいては、少なくとも一つのログインされたコンピュ ータが、データ・ネットワーク・アドレスおよびそのコンピュータに一体化され た電話を備えている。上記セット・アップ方法においては、データ・ネットワー ク中のログインされているコンピュータのアドレス情報が、そのゲートウェイに 転送され、そのゲートウェイからメッセージが、インテリジェント・ネットワー クに転送されて、そのデータ・ネットワークへログインされている加入者のコン ピュータのアドレス・データを更新し、音声接続が望まれるときに、前述の加入 者と他の加入者との間の音声接続が、インテリジェント・ネットワークによって 制御されて作り出される。 本発明は、インテリジェント・ネットワークおよびデータ・ネットワーク・ワ ークステーションの個人アドレスを用いており、そのため、加入者が、自分のワ ークステーションを始動し、データ・ネットワークに接続するとき、同時に、自 分の現在のデータ・ネットワーク・アドレスおよび自分の個人識別子ＰＩ（Pers onal Identifier ）を送り、それらは、データ・ネットワークおよびＩＳＤＮネ ットを接続しているゲートウェイに転送される。インターネットは説明上の例と して用いられている。 ゲートウェイは、インターネット・アドレスをＩＳＤＮアドレスに変換し、そ れおよびＰＩ識別子を、インテリジェント・ネットワーク・サービス交換ポイン ト（ＳＳＰ）を通じて、サービス制御ポイント（ＳＣＰ）に送る。ＳＣＰは、そ のデータをサービス・データ・ポイント（ＳＤＰ）データベースに蓄積する。 全ての制御機能は、インテリジェント・ネットワークに集中しており、そうい う訳で、音声接続は、そのインテリジェント・ネットワーク機能を使っている加 入者およびその他の加入者との間でセット・アップすることができる。他方の加 入者は、ＩＳＤＮの加入者、ＰＳＴＮの加入者、または、データ・ネットワーク に接続している加入者であり得る。インテリジェント・ネットワークが、加入者 の場所についてのルーティング情報を有するために、加入者は、呼出遠隔制御Ｆ ＭＤ（フォロー・ミー・ダイバージョン）および個人番号ＵＰＴ（汎用パーソナ ル電気通信）のようなサービスを用いることができる。 本発明は、好ましい形の実施例によって、また、添付の図面を参考に、以下に 、より詳細に示される。それらの図面中、 図１は、簡略化された形のシステム・アーキテクチャーを示す。 図２は、ゲートウェイの簡略構造を示す。 図３は、電話ユーザーがワークステーションのログインを行った後で、ネット ワーク中に呼出がどう配置されるかの基本図である。 図４は、ＩＮへの呼出制御の活動化のブロック図である。 図５は、ゲートウェイへのワークステーション・ログイン・データ段階のブロ ック図である。 図６は、図４の可能な別の活動化のブロック図である。 図１は、参照符号１で、本発明のための、ＩＮネットワークの本質機能全体を 提示する。サービス交換ポイント１３およびサービス・データ・ポイント１１の 一般タスクは、すでに、説明の始めにおいて示されている。インテリジェント・ ネットワーク１は、サービス交換ポイント１３を経て、ＩＳＤＮネットワーク２ へとスイッチされる。参照番号６は、加入者の装置、この場合は電話機、を示し ており、それは、基本アクセス２Ｂ＋Ｄ構造で、直接ＩＳＤＮネットワークにス イッチされる。ＩＳＤＮネットワーク１およびインテリジェント・ネットワーク ２の相互接続は、本技術分野で良く知られている。 参照符号３は、コンピュータによって形成されるネットワークを示しており、 それは、ここでは、ＰＣまたはワークステーション５を有するインターネットで ある。ネットワーク３もまた、そのとおり周知である。ＰＣは、中央処理装置（ ＣＰＵ）、メモリー（ＲＯＭまたはＲＡＭ、ハードディスクのようなプログラム および主メモリ）、付加的な活用を生み出すためのカードおよび部品を接続する ためのバスからなる。ＰＣ入力および出力は、画面上または、例えばプリンター などで、表示することができる。ユーザーは、キーボード、マウスまたはその他 の対応する標準送り装置を用いて、データを入力することができる。ＰＣには、 今日、画像、音声またはテキスト処理のためのマルチメディア装置が含まれてい る。ＰＣには、例えば、音響カードまたはそれに対応するものが備えられていて 、それには、マイクロフォンおよびスピーカーを、音声の伝達および受け取りの ために、接続することができる。マイクロフォンおよびスピーカーは、ＰＣまた はＰＣ周辺装置に組み込むことができ、表示装置は、外部のものであるか、また は共通ハンドセットであってよい。データ・ネットワークのために、ＰＣには、 ネットワーク・アダプタが備えられており、それを通じて、ＰＣは、データ・ネ ットワークと接続される。 ネットワーク２および３の相互接続については、以下にＩＳＤＮゲートウェイ ４が提示されており、その簡略ブロック図が、図２に示されている。ゲートウェ イ４は、サーバーとなることができるが、それは、ＡＴＭネットワークに向けて のユーザー・インターフェイスからなっていて、それは、ハードウェア４２、そ のドライバー４４およびインターネット・プロトコール処理ブロック４５を含ん でいる。他方の側で、それは、ＩＳＤＮネットワークに向けてのユーザー・イン ターフェイスからなっており、それは、標準ベーシック・システム・アクセス３ ０Ｂ＋Ｄであり得るが、ハードウェア４１、そのドライバー４３およびドライバ ーの開発キット・ライブラリー４６を含んでいる。 本発明によってゲートウェイ機能に加えられるのは、以下のものである。すな わち、ゲートウェイ４は、コンピュータまたはデータ・ネットワークに接続され ているコンピュータと対話し、また、少なくとも以下のタスクを有する。ａ）呼 出識別、すなわち、それは、ＩＳＤＮおよびデータ・ネットワークからの呼出要 請を識別し、ｂ）Ａ−およびＢ−番号の送信、および、ｃ）ゲートウェイの中で 、およびゲートウェイから、ワークステーションの電話機への音声接続の設定と 解放。ゲートウェイ交換制御プログラム４８は、ＡＴＭネットワークから、イン ターネット・アドレスを受け取って、それを１０進コード化ＩＳＤＮアドレスに 変換する。それは、その変換されたアドレスをインテリジェント・ネットワーク に転送し、ユーザー・データベースＳＤＰに記録する。本発明による方法におい ては、加入者へのルーティング情報は、インテリジェント・ネットワーク・デー タベースへと送信されなければならない。こうなることによって、ワークステー シ ョンを始動するとき、ユーザーは、通常、おそらくはパスワードを用いて、イン ターネットにログインするものとなる。その後、彼／彼女は、特別な電話プログ ラムを開始することによって、インテリジェント・ネットワークに登録する。そ のプログラムは、インターネット・プロトコール（ＩＰ）および、電話プログラ ム要請に答えて、ユーザーによってワークステーションに与えられた、ユーザー の個人識別番号に従って、ゲートウェイにインターネット・アドレスを送る。呼 出制御を取り扱うインテリジェント・ネットワーク・サービスのサービス番号は 、そのプログラムによって、自動的に送信に加えられてもよいし、そうでなけれ ば、ユーザーによって加えられなければならない。そのサービスは、周知の個人 番号型ＵＰＴ（Universal Personal Telecommunications ）（汎用パーソナル電 気通信）であり得る。プログラムによってゲートウェイに送られる情報セットは 、このように「インテリジェント・ネットワーク・サービス番号＋ＩＰアドレス ＋ユーザーの個人識別子」である。この情報セットを形成し、また送信するため の機構は、実際には、本発明にとって本質的なものではなく、単に、ゲートウェ イが、その情報セットを受け取るということのみが本質的である。 ゲートウェイが、データ・ネットワークから、ワークステーションによって送 られる情報セットを受け取ったとき、その交換制御プログラム４８、図２は、Ｉ Ｐプロトコール・アドレスを、ＩＳＤＮの世界で使われる１０進の形にコード化 する。インターネット・アドレスの形は、２進３２ビット情報構造の点状１０進 表現と呼ばれ、それによって、アドレスを、８ビット、８ビット、８ビット、８ ビットの形で表現することができる。その２進アドレスは、周知の方法で、１０ 桁１０進数（１０ベースの数字）に１０進コード化される。ゲートウェイ４は、 直列「インテリジェント・ネットワーク・サービス番号＋１０進コード化ＩＰア ドレス＋ユーザーの個人識別子＋ゲートウェイ・アドレス」を、例えば、テレフ ォンアクティボラゲットＬＭエリクソンのＡＸＥ交換機およびそこに接続される ＩＳＤＮを用いて、ＩＳＤＮネットワーク交換機へと送信する。 ゲートウェイは、この直列の送信のために、ＩＳＵＰプロトコール（総合サー ビス・デジタル・ネットワーク・ユーザー部分（ＣＣＩＴＴ番号７）（国際電信 電話諮問委員会）、例えば、ＩＡＭ（Initial Address Message）メッセージ （イニシャル・アドレス・メッセージ）のようなもの、に従って、適切なメッセ ージを用いることができ、また、データを、ＥＴＳＩ（European Telecommunica tions Standards Institute）（ヨーロッパ電気通信標準学会）において定義さ れる適切なＩＡＭメッセージ・フィールドに位置付ける。適切なフィールドは、 周知のＡ−またはＢ−番号サブ・フィールド、または、直接、Ａ−番号フィール ドであり得る。双方の場合において、インテリジェント・ネットワークは、転送 される情報を読み取ることができる。メッセージが交換機に到達するとき、イン テリジェント・ネットワーク・サービス交換ポイントＳＳＰ１３、図１は、イン テリジェント・ネットワーク・サービス番号を識別し、インテリジェント・ネッ トワーク・サービスを開始する。このサービスは、加入者の場所＋ユーザーの個 人識別子＋ゲートウェイ・アドレスを定義する、１０進コード化されたＩＰアド レスを、サービス・データ・データベース中に位置付ける。呼出を行う加入者、 例えばＩＳＤＮ加入者６が、インテリジェント・ネットワーク・サービス番号、 および、ワークステーションを通じてのインテリジェント・ネットワークにログ インされた加入者の個人識別番号に、ダイヤルするとき、インテリジェント・ネ ットワークは、呼び出される加入者の情報を、データベースから検索することが でき、従って、その呼出を、コンピュータに一体化された電話機へと接続する。 ワークステーションからのおよびワークステーションへの全ての呼出は、インテ リジェント・ネットワークによって、集中制御される。このように、呼出ルーテ ィングは、標準ＩＮデータベースおよび伝統的なＩＳＤＮネットワーク・ノード ・ルーティング・テーブルを用いている。呼出は、加入者データから得られるゲ ートウェイへの経路を定められ、そのゲートウェイは、ＩＰ番号変換を実行し、 その後、正しいワークステーションへの呼出の経路を定める。 一つの好ましい実施例によると、インテリジェント・ネットワーク・サービス は、個人番号ＵＰＴサービスのようなものであり、それは、ここでは、高度個人 電気通信サービスと呼ばれる。高度個人電気通信サービスは、いくつかの番号か ら個人に到達することを可能とする。サービスの加入者は、インテリジェント・ ネットワーク・サービス番号＋個人加入者識別子からなる、いわゆる個人番号を 有している。例えば、その番号は、０２−０８−４４５５６６であり得る。番号 ０２は、オペレータを定義しており、番号０８は、オペレータ・サービスを定義 し、それは、この例においては、高度個人電気通信サービスである。０２０８は 、このように、加入者の観点から見れば、サービス番号である。番号４４５５６ ６は、個人ユーザー識別子である。加入者の移動電話番号、ページング装置番号 、ボイス・メール番号および本発明に従ってのワークステーション電話番号が、 インテリジェント・ネットに記録されている。呼出を行う加入者は、番号０２− ０８−４４５５６６へダイヤルするのみであり、それは、その呼出をインテリジ ェント・ネットワークへと転送し、そのインテリジェント・ネットワーク・サー ビスが、どの実番号が、個人ユーザー識別子に対応するのかを、データベースか らチェックする。そのサービスは、所定の順番で、異なる番号で加入者を呼び出 し、その加入者が返答するところに呼出を接続する。呼出を行っている加入者に は、呼び出されている加入者の実際の場所は分からない。呼び出される加入者を 検索する順番は、選択できるが、ワークステーション電話番号は、明らかに最高 位の優先順位が与えられなければならない。もし、ユーザーが、ワークステーシ ョンを通じて登録していなければ、おそらくは次の番号で到達され得るであろう が、このようにして不必要な信号送信や呼出の遅延を避けている。 全ての加入者データが、サービス・データ・ポイント１１、図１の同じ場所に 記録されるので、加入者の管理は容易である。サービスの加入者が、自分で、自 分が到達され得るところの番号の優先順位を定義することもまた可能である。呼 出が、ワークステーションで終わり、ワークステーションから始められるための トランザクションは、以下のものである（図３、４、５および６）。 呼出がワークステーションで終結するとき、呼出の処理は、２つの段階からな る。まず、インテリジェント・ネットワークへと到達されなければならず、そし てその後、呼び出される加入者が、インテリジェント・ネットワークによって制 御されなければならない。この場合、通話料金の発送は、Ｂ加入者、すなわち、 サービスの加入者が、その費用のほとんどの部分を支払い、呼出を行うＡ加入者 は、ある基本料金を払う、といったようなものであり得る。別の選択は、Ａ加入 者に基本料金を超えるものを課するというもので、その場合は、ボイス・メッセ ージが送られて、その呼び出し費用について知らされる。実際に通話料金が請求 されるのは、通話料金の記録に基づいて、後になって行われる。呼出を行ってい るＡ加入者は、普通の旧式の電話（ＰＯＴ）（Plain Old Telephone ）ネットワ ークの加入者、またはＩＳＤＮ加入者であり得、自分の電話機で、インテリジェ ント・ネットワーク・サービス番号＋個人番号識別子にダイヤルする。その番号 は、やはり、前述の０２−０８−４４５５６６であり得る。交換機は、サービス 番号０２０８から、それがインテリジェント呼出であるということを識別し、そ の呼出をサービス交換ポイント１３に転送し、それは、サービス制御ポイント１ ２とメッセージの交換を開始し、ユーザー識別子４４５５６６をサービス・ロジ ックへと転送し、それは、このポイントから先で、呼出を制御する。サービス・ ロジックは、データベース１１から、どの番号がユーザー識別子に対応していて 、どの順番でＢ加入者が検索されるのかをチェックする。それは、Ｂ加入者がワ ークステーションの電話に登録していることを見出す。第１の段階が終結し、す なわち、インテリジェント・ネットワークがアクセスされ、サービスは、Ｂ加入 者のコード化されたＩＰアドレス、およびＩＳＤＮゲートウェイ番号を知ること になる。 第２段階は、呼出をワークステーションの電話に転送することからなる。これ は、呼出が、まず、ゲートウェイ４に転送され、Ｂ加入者のＩＰ番号が明らかに されるように行われる。その後、ゲートウェイは、ＩＰ番号をインターネット・ アドレスへとデコードし、正しいワークステーション５への音声接続を確立する 。最後に、ゲートウェイは、ＩＳＤＮネットワークとデータ・ネットワークとの 間の接続をスイッチする。呼出をゲートウェイ４に転送するのに、少なくとも２ つの異なる方法がある。 第１の方法では、ゲートウェイ番号およびＩＰアドレスは、Ｃ−番号のために 予約されるフィールドに置かれているＩＳＵＰプロトコール・イニシャル・アド レス・メッセージ（ＩＡＭ）（Initial Address Message ）の中にある。Ｃ−番 号は、周知のように、データベースからのインテリジェント・ネットワークサー ビスによって、番号変換において得られる番号を意味する。従って、Ａ番号は、 呼び出し加入者の番号であり、Ｂ番号は、呼出を行っている加入者によってダイ アルされる番号であり、そしてそれは、Ｂ加入者の個人識別子を含んでおり、ま た、Ｃ−番号は、呼出の経路が定められるべきデータベースから検索される実番 号である。この場合、Ｃ−番号は、「ゲートウェイ番号＋１０桁にコード化され たＩＰアドレス」である。この第１の方法は、オペレータに依存するものである 。 第２の方法は、例えば、ＩＡＭのようなアドレス・メッセージであって、その フィールドがＩＳＤＮアドレスの後ろの異なるエンティティーを識別するもの、 における余分のフィールドを用いることを、ＩＳＤＮが可能にするという事実を 利用する。ゲートウェイ番号は、このように、イニシャル・アドレス・メッセー ジのＣ−番号のために予約されるフィールドに置かれ、ＩＰアドレスは、それに 関係するサブ・アドレス・フィールドに置かれる。本出願人のような、いくつか の製造業者のＩＮ解決策は、余分のフィールドに情報を転送し、このフィールド を読むことを考慮している。 双方の方法において、ゲートウェイ番号は、正しいゲートウェイへと、呼出の 経路を定める。ゲートウェイ番号は、ＰＢＸ（個人ブランチ交換機）番号型、ま たは、特別なルーティング・プリフィクスおよびゲートウェイ情報の組合せのも のであり得る。そのようなコード化されたＩＰ番号は、透過的にＩＳＤＮネット ワークを通って、正しいゲートウェイ４へとやって来るが、それは、それをＣ− 番号フィールドから、または余分のフィールドから読み取る。その後、ゲートウ ェイは、インターネット・アドレスに基づいて、正しいワークステーションまた はＰＣ５への、呼出の経路を定めることができる。 次に、コンピュータ５（図１）に接続される電話から、呼出が出される場合を 考える。このとき、通話料金の請求が問題となる。それは、インテリジェント・ ネットワークの観点から見て、呼出の開始ポイントはゲートウェイであって、実 際の加入者は、ゲートウェイの後ろで、容易には識別できないからである。従っ て、識別を行う手順が導入されて、正しい人に呼出の通話料を請求しなければな らない。これは、例えば、以下のようにして実行される。 加入者が、最初に、インテリジェント・ネットワーク・サービス番号および自 分の個人ユーザー識別子にダイヤルを回し、それに基づいて、サービスが加入者 を識別する。この段階では料金は課せられない。番号列は、例えば、０８００− ０２−０９−４４５５６６であり得るが、そこにおいて、サービス番号部分０８ ００が、予約されている通話料金の請求を開示し、０２が、オペレータ識別子で あり、０９が、サービス識別子である。４４５５６６は、個人ユーザー識別子で ある。この後、通話料金請求はもはや問題でない。最後に、加入者は、呼び出さ れる加入者の番号にダイヤルするが、それは、ＰＳＴＮ（公衆電話交換網）番号 、ＩＳＤＮ番号、または、もし呼び出される加入者がそれを有しているならば、 個人番号、であり得る。ＩＮネットワークは、呼出を正しい目的地に転送し、も しその番号が個人番号であるならば、そのデータベースから、その呼出の経路が 定められるべき実番号をチェックする。したがって、実番号もまた、インターネ ット・アドレスであり得る。 本発明による方法においては、全ての制御機能が、インテリジェント・ネット ワークに集中しているが、それは、加入者が自分のコンピュータに専念している ときでさえ、電話で、加入者に到達することを可能とする。別のコンピュータに 移るときには、立ち去る前に、インテリジェント・ネットワーク・サービス番号 、および自分の個人ユーザー識別子にダイヤルし、また、適切な選択（移動電話 、ページャー等）を設定することによって、インテリジェント・ネットワーク・ データベースから、自分の登録を消去することができる。古い登録は、ユーザー が、新しいコンピュータから登録を行うときに、二者択一的に、自動的に消去さ れる。 インテリジェント・ネットワークが、損傷したゲートウェイを通じて、音声接 続をセット・アップするのを防ぐために、それは、時折、ゲートウェイの状態を チェックして、状態フラッグを割り当てることができる。フラッグの状態は、呼 出がセット・アップされるときにチェックされ、もし、フラッグが、ゲートウェ イの故障を指示するならば、その呼出を、不必要にセット・アップしようとする のではなく、その呼出は、ページャー、移動電話、またはデータベースによって 与えられる他の番号に出される。 更に注目すべきことは、ゲートウェイおよび音声トランスファーの制御機能、 および、コンピュータに接続されている電話の交換制御機能は、ゲートウェイお よびコンピュータの双方において実行されている。 この記述およびそれに関係する図面は、本発明を説明することのみが、意図さ れたものである。異なった採用の仕方や変更を行うことは、添付の請求の範囲の 中に示されているような、本発明の範囲および基本的考えから逸脱することなく 、その技術分野内の専門家には明らかである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｍ 11/00 ３０３ Ｈ０４Ｌ 11/20 Ｂ Ｈ０４Ｑ 11/04 11/02 Ｚ (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 コポーネン，ハーリ フィンランド国 エフアイエヌ−02700 カウニアイネン，ブレダンティエ 26 エ フ (72)発明者 メレン，ブヨルン フィンランド国 エフアイエヌ−02320 エスポー，アールト ４ ディー 72 (72)発明者 バーナネン，オッシィ フィンランド国 エフアイエヌ−21100 ナーンタリィ，ペウカロイセンクヤ ２ ディー 【要約の続き】 要とされるデータを有することとなる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．システム中の、異なるネットワークにおける２つもしくはいくつかの端末 のユーザー間の音声接続をセット・アップする方法であって、そのシステムは、 交換機および／またはスイッチからの呼出が、サービス交換ポイントＳＳＰを 経て転送され、それは、共通チャンネル信号送信ネットワークを介して、サービ ス・データベースへの問い合わせを開始し、要求されるデータが、呼出の取扱い のためにトレースされ、そして、それは、信号送信ネットワークまたはそれに対 応するものおよびＳＳＰを介して、交換機および／またはスイッチに、このデー タを戻し、その交換機および／スイッチは、その呼出をセット・アップするため に、その情報を用いる、インテリジェント・ネットワークと、 少なくとも一つのログインされたコンピュータが、データ・ネットワーク・ア ドレスをもっており、また、電話機がそのコンピュータに一体化されている、デ ータ・ネットワークと、 ネットワークを接続するゲートウェイとを有しており、 前記方法において、そのデータ・ネットワークにおけるそのログインされたコ ンピュータのアドレス情報が、そのゲートウェイに転送され、 前記ゲートウェイから、メッセージが、そのインテリジェント・ネットワーク に転送され、そのデータ・ネットワークにログインされている加入者のコンピュ ータのアドレス・データを更新し、かつ、 前記の加入者およびその他の加入者の間の音声接続が、音声接続が望まれると きに、そのインテリジェント・ネットワークによって制御されて作り出される ことを特徴とする、音声接続をセットアップする方法。 ２．データ・ネットワーク・アドレスが、ゲートウェイにおいて、コード化さ れたアドレスに変換され、そのコード化されたアドレス、ゲートウェイ・アドレ スおよび加入者の個人識別子が、インテリジェント・ネットワークに転送され、 ＳＤＰ（サービス・データ・ポイント）のデータベースまたは対応するものに記 録されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ３．コンピュータに一体化されている電話機に、呼出をセット・アップすると きに、 Ａ加入者によってダイヤルされる電話番号が、サービス制御ポイントに送信さ れ、それは、そのデータベースから、呼び出される加入者の対応するアドレス情 報、例えば、コード化されたアドレスおよびゲートウェイ・アドレス、を検索し 、そのコード化されたアドレスは、ゲートウェイに転送され、そのゲートウェイ は、そのコード化されたアドレスを、データ・ネットワーク・アドレスにデコー ドして、掛かってくる呼出を、データ・ネットワーク・アドレスを有する電話に 接続することを特徴とする、請求の範囲１または２に記載の方法。 ４．コンピュータと一体化された電話から、Ｂ加入者への電話へと、呼出をセ ット・アップするときに、 Ａ加入者が、最初に、インテリジェント・ネットワーク・サービス番号および 自分の個人識別子にダイヤルし、それに基づいて、呼出を行っているＡ加入者が 、識別され、その後、Ｂ加入者の番号をダイヤルし、インテリジェント・ネット ワークによって制御される、Ｂ加入者の番号へと、その呼出の経路が定められる ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ５．Ｂ加入者の番号が、インテリジェント・ネットワーク・サービス番号およ び加入者識別番号を含んでいるとき、 サービス制御ポイントが、データベースから、その識別番号に対応する電話番 号を検索し、そして、この電話番号へ呼出を送信することを特徴とする、請求項 ４に記載の方法。 ６．電話番号が、コード化されたアドレスおよびゲートウェイ・アドレスであ るとき、呼出は、ゲートウェイへの経路が定められ、そしてそれは、その呼出を 、更に、そのコード化されたアドレスに対応するデータ・ネットワーク・アドレ スに接続することを特徴とする、請求項５に記載の方法。 ７．加入者がコンピュータからログアウトするとき、アドレス情報、例えば、 コード化されたアドレスおよびゲートウェイ・アドレス、の使用は、削除される か、または、少なくともＳＤＰ（サービス・データ・ポイント）のデータベース または対応するものから除去されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ８．電話を掛けることにより加入者が到達され得る、いくつかの加入者番号が 、 データベースに記録されており、例えば、それは、移動電話番号、ページング装 置番号、ボイス・メール番号およびワークステーション電話番号のようなインテ リジェント・ネットワークであって、また、それに対して、呼出を行う加入者が 、一つの番号の組合せ、いわゆる個人番号で、アクセスを行い、その呼出を行う 加入者が、その個人番号にダイヤルするとき、その呼出が、データベースに転送 され、そこで、どの実番号が、個人ユーザー識別子に対応するかがチェックされ 、その加入者が希望される順番で呼び出され、その呼出が、その加入者が応答す るところに接続されることを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ９．ワークステーションの電話番号が、最も高い優先順位を与えられている ことを特徴とする、請求項８に記載の方法。 １０．ゲートウェイ番号およびＩＰアドレスが、Ｃ−番号のために予約されて いるフィールドに置かれており、そのＣ−番号は、呼出の経路が定められるべき データベースから検索される実番号であることを特徴とする、前記請求項の一つ またはいくつかに記載の方法。 １１．余分なフィールドが、ＩＡＭの場合のように、ＩＳＤＮアドレス・メッ セージにおいて用いられ、そのフィールドは、ＩＳＤＮアドレスの後ろの異なる エンティティーを識別し、それによって、ゲートウェイ番号が、イニシャル・ア ドレス・メッセージのＣ−番号のために予約されるフィールドに置かれ、また、 コード化されたＩＰアドレスが、このフィールドに関係するサブ・アドレス・フ ィールドに置かれることを特徴とする、前記請求項１から９の一つもしくはいく つかに記載の方法。 １２．呼出は、ゲートウェイへの経路を定められ、その番号は、例えば、ＰＢ Ｘ−（個人ブランチ交換機）−番号型、または、ルーティング・プリフィックス およびゲートウェイ情報の組合せであり、また、それは、フィールドからの、ま たは、余分のフィールドからのＣ−番号を読み取ることを特徴とする、請求項１ ０または１１に記載の方法。 １３．ゲートウェイにおいて、インターネット・アドレスに基づいて、望まれ るワークステーションまたはＰＣ（パーソナル・コンピュータ）（５）への呼出 の経路が定められることを特徴とする、請求項１２に記載の方法。 １４．システム中のネットワーク間で音声接続をセット・アップする方法であ って、そのシステムは、ＩＳＤＮネットワークと、データ・ネットワークと、ネ ットワークを接続するゲートウェイとを有し、前記ＩＳＤＮネットワークから、 インテリジェント・ネットワーク・サービス交換ポイントＳＳＰを通って、イン テリジェント・ネットワーク・サービス・ポイントＳＣＰによって提供されるサ ービスへのアクセスがあり、前記データ・ネットワークそこにおいて、少なくと も一つのコンピュータがデータ・ネットワーク・アドレスを備え、また、そのコ ンピュータに電話が一体化されており、 加入者によって使用されるデータ・ネットワーク・アドレスおよび加入者の個 人識別子が、ゲートウェイに転送され、それは、そのデータ・ネットワーク・ア ドレスをコード化されたアドレスに変換し、そのコード化されたアドレス、ゲー トウェイ・アドレスおよび加入者の個人識別子が、インテリジェント・ネットワ ークに転送され、サービス・データ・ポイント（ＳＤＰ）データベースに記録さ れ、そして、前記加入者と他の加入者との間の音声接続が、インテリジェント・ ネットによって制御されて設定されることを特徴とする方法。 １５．加入者のアドレス・データが、個人番号（ＵＰＴ）と結合されており、 それによって、加入者は、Ａ加入者の観点から見て、一つの番号で、到達され得 る ことを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の方法。 １６．アドレス情報が、データおよび電話ネットワークの間で変えられる ことを特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の方法。 １７．システム中の、異なるネットワークにおける二つもしくはいくつかの端 末のユーザー間の音声接続をセット・アップするための装置であって、そのシス テムは、 交換機および／またはスイッチからの呼出が、サービス交換ポイントＳＳＰを 経て転送され、それは、共通のチャンネル信号送信データを介して、サービス・ データベースへの問い合わせを開始し、そこでは、その呼出を取り扱うために要 求されるデータがトレースされ、そしてそれは、このデータを、信号送信ネット ワークまたはそれに対応するものを介して、また、ＳＳＰを介して、交換機およ び／またはスイッチに戻し、その交換機および／またはスイッチは、そのデータ を、その呼出をセット・アップするために用いる、インテリジェントネットワー クと、 少なくとも一つのコンピュータがログインされていてデータ・ネットワーク・ アドレスを備えており、また、電話機が、そのコンピュータに一体化されている 、データ・ネットワークと、 ネットワークを接続するゲートウェイとを有し、 前記装置においては、そのデータ・ネットワーク中のコンピュータがログイン されており、アドレス・データがそのゲートウェイに転送され、 前記ゲートウェイから、メッセージが、そのインテリジェント・ネットワーク へと転送され、そのデータ・ネットワークへログインされているコンピュータ中 の、加入者のアドレス・データを更新し、かつ 前記加入者および別の加入者の間の音声接続が、音声接続が望まれるときに、 そのインテリジェント・ネットワークによって制御されて設定される ことを特徴とする、音声接続をセットアップする装置。 １８．装置中のインテリジェント・ネットワーク・サービスを実施するための システムであって、 インテリジェント・ネットワーク・サービス交換ポイントＳＳＰを介して、イ ンテリジェント・ネットワーク・サービス制御ポイントＳＣＰによって提供され るサービスへのアクセスをもつＩＳＤＮネットワークと、 少なくとも一つのコンピュータがデータ・ネットワーク・アドレスをもってお り、電話機がそのコンピュータに一体化されている、データ・ネットワークと、 ネットワークを接続するゲートウェイとを有し、 加入者によって知らされる 電話番号、および、現在、加入者によって使用されているコンピュータのデータ ・ネットワーク・アドレスに対応するコード化されたアドレス、ゲートウェイ・ アドレスおよび加入者の個人識別子が、ＳＤＰ（サービス・データ・ポイント） または対応するデータベースに記録されており、かつ、前記加入者および別の加 入者との間の音声接続が、インテリジェント・ネットワークによって、加入者に より与えられる電話番号の一つ、または、データ・ ネットワーク・アドレスに対して、制御されて設定される ことを特徴とするシステム。