JPH08256213A - 高度電話サービスの論理番号通知方式 - Google Patents

高度電話サービスの論理番号通知方式

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JPH08256213A
JPH08256213A JP5875495A JP5875495A JPH08256213A JP H08256213 A JPH08256213 A JP H08256213A JP 5875495 A JP5875495 A JP 5875495A JP 5875495 A JP5875495 A JP 5875495A JP H08256213 A JPH08256213 A JP H08256213A
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茂 三木
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Toshihiko Sekine
俊彦 関根
Hiroyuki Shinozaki
弘之 篠崎
Toru Kawachi
亨 河内
Ryoji Kono
良二 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発信者がダイヤルした論理番号を着信契約者
に通知でき、費用負担の少なく更に利便性の高い高度電
話サービスの論理番号通知方式を提供すること。 【構成】 複数の交換機を統括制御する網サービス制御
局(SCP) を有する電気通信網において、発信者5がダイ
ヤルした論理番号に対応する着信契約者6の物理番号を
記録する変換テーブルを含む記憶手段1(DB)を有し、こ
の記憶手段を検索して、論理番号を物理番号に変換して
接続制御すると共に、そのダイヤルされた論理番号を着
信契約者に通知するか否かを判定し、通知を希望した場
合には、着信端末6にそのダイヤルされた論理番号を表
示出力等により通知する論理番号通知サービス、即ち、
着信識別機能を有する通信制御方法により動作される高
度電話サービスの論理番号通知方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気通信回線を利用す
る高度電話サービスに関し、特にインテリジェントネッ
トワークを利用する電話サービスの機能高度化技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の電話サービスにおいては、種々の
高度なサービスがその利用者に提供される傾向にある。
例えば、インテリジェントネットワークを利用した情報
提供サービスとしては、日本電信電話株式会社が提供す
る『フリーダイヤルサービス』等が広く知られている。
【0003】以下では、本発明の対象とする高度電話サ
ービスについて、この『フリーダイヤルサービス』を例
にして従来技術を説明する。『フリーダイヤルサービ
ス』は、電気通信回線を利用した不特定多数を対象とし
た着信課金型のサービスであり、その概要については図
6〜図8に示されている。
【0004】まず、図6に示す構成は上述のようなサー
ビスのシステムの概要であるが、図示のように、発信者
および着信契約者は、公衆電気通信網に接続されてい
る。即ち、発信者と情報提供者である着信契約者とはそ
れぞれを収容する加入者交換機に接続され、加入者交換
機間はこの公衆電気通信網の中継交換機を介して接続さ
れる。また、各々の加入者交換機は、共通線信号網を介
して網サービス制御局に接続され、この網サービス制御
局の制御に基づいて所定のサービス機能が実現される。
【0005】なお、この網サービス制御局のその基本機
能については、インテリジェントネットワークにおける
網制御ノード(以下、NSP またはSCP と称する)として
従来より知られている。(例えば、電子情報通信学会編
「情報ネットワークハンドブック」平成4年10月発行
の『3章情報ネットワーク基本技術 3.3インテリジ
ェントネットワーク』等がある。) 上述の網サービス制御局(NSP) には、電気通信業者との
間で着信者課金の契約を行った着信契約者の番号情報が
データベースとして記憶・蓄積されている。
【0006】次に、図7には上述のデータベースのデー
タの一例を示している。即ち、契約している着信契約者
について、発信者がダイヤルする契約者番号( 論理番
号)と着信契約者の加入者ID( 即ち、着信者ID( 物
理番号))とが対応付けられ記憶されている。
【0007】ここで、着信契約者は当然に複数であって
もよく、全国あるいは特定地域に集約されて設置されて
いる。また、このような論理番号は、全国あるいは地域
において統一的に設定される番号である。
【0008】次に、このような従来のサービスの動作に
ついて信号( 動作) シーケンスに従って説明する。図8
は上述のシステムに係わる動作シーケンスを解説する図
である。
【0009】( 1) まず、発信者がオフフックする。 ( 2) 発信者を収容する加入者交換機は、発信者のオフ
フックを検出すると、ダイヤルトーン(DT)を発信者に送
出する。
【0010】( 3) 発信者は、所望する論理番号をダイ
ヤルする。なお、論理番号となるダイヤル信号は、サー
ビス識別を示す「通信識別( 例:0120) 」と着信先を指
定する「契約者番号(CN)( 例:123400) 」とで構成され
る。
【0011】( 4) 発信者を収容する加入者交換機は、
ダイヤル信号( 例:0120-123400)を受信すると、通信識
別( 例:0120) により「着信者課金型のサービス」との
通信種別の識別を行う。そして、当該番号( 例:0120-1
23400)を、共通線信号網を介して網サービス制御局(NS
P) に送信する。
【0012】( 5) 網サービス制御局(NSP) では、加入
者交換機より共通線信号網を介して論理番号( 例:0120
-123400)と受信すると、先ず、通信識別( 例:0120) に
より、着信者課金型のサービスと判断し、テーブル( 参
照:図7) を検索する。検索により、契約者番号( 例:
123400) に対応する着信契約者の加入者ID( 電話番
号)(例:03-3×××- ○○○○) を読み出す。これによ
り、接続( ルーティング) のための物理番号が得られ
る。
【0013】つぎに、着信契約者の加入者ID( 電話番
号)(例:03-3×××- ○○○○) を、発信者を収容する
加入者交換機に共通線信号網を介して送出する。 ( 6) 発信者の加入者交換機は、共通線信号網を介して
網サービス制御局(NSP) より着信契約者( 即ち、情報提
供者) の加入者ID( 電話番号)(例:03-3×××- ○○
○○) を受信すると、この番号により、公衆電気通信網
を利用して中継交換機(なお、図6では1つのみ示され
ているが複数の場合もある。) を介して着信契約者を収
容する加入者交換機に接続される。
【0014】( 7) 着信契約者を収容する加入者交換機
は、着信契約者を呼び出す。 ( 8) 着信契約者が応答すると、発信者は着信契約者と
の通話( 通信) を行える。 このように、接続制御は上述の手順からなる従来の方法
によって行われていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のユーザー
サービスでは、論理番号を着信側の端末、(例えば、I
SDN端末)までは通知ができなかった。つまり従来技
術においては、発信者がダイヤルに対応した論理番号を
着信者側に通知するサービス機能は無かった。また、着
信側のISDNユーザー等が希望によって通知の必要性
の有無を選択的に指示することもできなかった。
【0016】例えば、上述のようなシーケンスに基づき
稼働されていた従来システムにおけるユーザーサービス
の利用方法としては、着信契約者が自分で提供する商品
等の宣伝や販売受付け等があり、問合せ人である発信者
に通信費の負担を掛けることなく問合せ等に応じること
ができ、販売促進などに利点がある。
【0017】しかし、上述の従来技術では次のような不
具合が有り、次のような解決されるべき課題がある。す
なわち、着信契約者が複数の商品等を取り扱っている場
合に、論理番号が1つであると、応答の後にどの商品を
発信者が希望しているのか確認する必要があるため、迅
速な対応や問合せ者に余分な負担を強いる可能性がある
などの課題があった。
【0018】そこで上記課題を解決する1つの方法とし
ては、商品毎に論理番号を付与することが考えられる。
この場合、各論理番号に共通の1つの物理番号を対応付
けたときは、論理番号の識別ができないので、結果とし
て論理番号が1つのときと同様な課題が残る。そこで、
各論理番号に対して1つの物理番号を対応させることと
なるが、この場合には、着信番号毎に端末装置を設ける
等により発信者の問合せ対象商品を識別することはでき
るが、商品の数だけ通信回線を確保する必要があり、費
用負担が増大するなどの解決すべき課題があった。
【0019】本発明の目的は、上述の課題を解決するた
めに、発信者がダイヤルした論理番号を着信契約者に通
知できるように構成するものであり、費用負担を増大さ
せずより利便性の高い高度電話サービスの論理番号通知
方式を提供することを主な目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決しその目的を達成するために、次のような手段を講
じている。すなわち、本発明の高度電話サービスの論理
番号通知方式は、複数の加入者交換機および中継交換機
と、前記の各交換機を統括的に制御する網サービス制御
局(SCP) とを有する電気通信網において、発信者がダイ
ヤルした識別論理番号に対応する着信契約者の接続用加
入者番号を記録している変換テーブルを含む記憶手段(
例えば、データベース) を有する。そして、前記網サー
ビス制御局は、前記記憶手段の検索に基づいて、加入者
間の相互接続制御を行うため、前記識別論理番号を対応
する前記接続用加入者番号に変換すると共に、前記発信
者がダイヤルした識別論理番号を前記着信契約者に通知
するか否かを、前記変換テーブル中に記録されている通
知の必要性の有無を表す情報の内容に基づいて、前記着
信契約者の端末に通知または通知しないことを判定する
ステップを有する通信制御方法により動作される。
【0021】
【作用】このような手段を講じたことにより、本発明の
システムは次のような作用を奏する。すなわち、本シス
テム中の網サービス制御局(SCP) は、データベース(DB)
中に保持する所定のテーブルにあらかじめ設定されてい
る着信契約者番号( 論理番号) 、着信先ID( 物理番
号) を参照しながら、発信者がダイヤルしてきた番号が
論理番号である場合には、その論理番号を対応する着信
先ID( 即ち、物理番号) に変換すると共に、着信契約
者番号である論理番号を通知する必要の有無を意味する
フラグ( ON:1,OFF:0) を参照して、そのフラ
グがONである場合に、いわゆる「論理番号通知依頼」
有りと判断し、その旨の情報を意味する信号に、このテ
ーブルから取り出した当該論理番号と通知する必要の有
無を意味するフラグを付加して共通線信号網を介して持
ち回り、該当する着信端末側の表示器に表示出力する。
【0022】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。 (第1実施例)図1には、本発明の第1実施例に係わる
論理番号通知方式を実現するシステム装置の構成と通知
動作が概念的に例示されている。
【0023】図示のように、共通線信号網には複数の加
入者交換機および中継交換機が接続され、これらの交換
機を統括的に制御する網サービス制御局(SCP) が配設さ
れている。また、この網サービス制御局には、発信者が
ダイヤルする識別論理番号に対応した着信契約者の接続
用加入者番号を記録する変換テーブルをデータベース(D
B)1中に検索可能に有している。
【0024】この変換テーブルの参照により、ある識別
論理番号を対応する接続用加入者番号に変換することが
でき、その変換された接続用加入者番号( 即ち、着信契
約者の物理番号) に当該発信者端末を回線接続するよう
に接続制御が適宜行われる。
【0025】このような手続きによる接続制御のもとに
おいて、本発明の論理番号通知方式は、次に列挙するよ
うな例えばISDNユーザーサービスとしての通知動作
を行う。すなわち、この変換テーブルには論理番号( ダ
イヤル番号) と物理番号( 着信先ID) との対応関係が
判る情報の他に、当該着信先が希望する論理番号の通知
希望の有無を示す情報も保持されている。(詳しくは図
4を参照。) 例えば図1の場合、ISDNユーザーサービスを利用し
ている着信契約者は、サービス提供の通信事業者と、発
信者がダイヤルした所定の論理番号について通知してく
れることを希望する旨、あらかじめ通知サービスを契約
している。所定の接続制御を行う網サービス制御局(SC
P) は、この着信ユーザーのいわゆる「論理番号通知依
頼」を示す情報をデータベース(DB)中にテーブルの1項
目として保持している。
【0026】ある発信者が、規定されている論理番号の
内からダイヤルAを行うと、網サービス制御局(SCP)
は、このダイヤルAに対応する着信先ID( 即ち、接続
先の物理番号) と、その番号に対応する通知依頼を示す
情報をこのテーブルを参照することによって認識し、前
述の接続制御を行うと共に、この着信者が設定した着信
端末へのダイヤルされた論理番号の通知要望の判定処理
を行う。その判定の結果に基づき、通知が希望されてい
る場合は、網サービス制御局(SCP) は共通線信号網およ
び加入者交換機3を経由し、そのダイヤルされた論理番
号と判定結果を伝達し、着信契約者のISDN端末の表
示器にその論理番号を表示出力する。
【0027】つまり、上記のように構成されたシステム
が提供するの高度電話サービスの中の論理番号通知方式
には、所定の規定によりあらかじめ設定された変換テー
ブル中の情報に基づいて上述のような通知制御が図られ
ていることがわかる。
【0028】この変換テーブル中の対応する論理番号と
物理番号との対応付けおよび、当該番号を着信者に通知
するか否かを判定するための所定の情報は、例えば、当
該着信者の通知要望に関する「有」又は「無」を表すフ
ラグを設け、実質的な相互接続と同時に、このフラグが
「有」( 即ち、ON:1) の場合に表示する。
【0029】なお、このような論理番号通知方式では、
フラグが「有」の時に表示を指示する主体は、着信端末
側に有する判定機能が行ってもよいし、その端末を収容
する加入者交換機の判断でその端末に表示されるべき時
だけその論理番号を所定の信号に付加させて端末に送付
してもよい。
【0030】また、上記の通知動作は、当該変換テーブ
ル中の構造によって変形実施も可能である。着信端末は
ISDN端末に限定する必要はなく、表示器等伝達信号
を受信できる付加装置によって変形実施も可能である。
【0031】次に図2には、本実施例の論理番号通知方
式に関し、当該回線における各ノード間で交わされる信
号シーケンスが例示されている。そこでチャートに従っ
て本発明システムの動作を順次解説する。
【0032】( 1) まず、発信者がオフフックし、ダイ
ヤルにより所望の着信契約者番号等( 論理番号) を送出
する。 ( 2) この発信者を収容する加入者交換機はこのダイヤ
ル信号を検出すると、問合せを意味する"CALL Request"
を網サービス制御局(SCP) に送出する。(発信者のID
とダイヤル番号( 論理番号) )ここで、網サービス制御
局(SCP) は着信契約者の通話状況等を管理している。
【0033】( 3) 網サービス制御局(SCP) は、発信者
がダイヤルした論理番号に対応する着信契約者が、その
かけてきた発信者のダイヤル番号( 即ち、論理番号)
を、接続用の着信者ID( 物理番号) に変換すると共
に、論理番号を通知してくれることを希望しているか否
かをチェックするための「通知要望判定」を行う。
【0034】( 4) そして、この網サービス制御局は、
このとき、データベース中の変換テーブル( 詳しくは、
図4を参照) の所定のフラグ情報を参照し判定して、そ
の結果を付加された情報を加味した通知内容(物理番号
+ 通知依頼の有無)を通知信号"Indicate"により発
信者を収容する加入者交換機に対し返信する。
【0035】( 5) この加入者交換機は、当該着信者と
の接続を図るために物理番号に基づき共通線信号網を経
由して着信者側を収容する加入者交換機に呼出しを意味
するIAM(Initial Address Message) 信号を送信す
る。この時、論理番号通知を要する場合には、その通知
依頼の信号も送信する。
【0036】( 6) 着信契約者を収容する加入者交換機
は、対応する着信契約者の着信端末を呼び出す。 ( 7) この着信者端末は、受け取った通知内容の論理番
号を表示器に出力する。
【0037】なお、通知内容のうちで通知依頼の有無の
情報が、仮に通知の必要が無いことを意味する「無」(
即ち、フラグがOFF) である場合には、表示しないよ
うに動作してもよい。
【0038】( 8) そしてこの着信者端末が応答する
と、その応答を意味するANM(ANsewr Message)信号
を、共通線信号網の網サービス制御局(SCP) を経由して
返送する。
【0039】( 9) この着信者端末から応答することに
より、当該発信者とこの着信契約者との間の通話を開始
することができる。 なお、このシーケンスにおけるその他の処理としては、
例えば、着信契約者の応答を発信者の加入者交換機が検
出した場合には、通信開始時刻が網サービス制御局(SC
P) に対して共通線信号網を経由して通知される。ま
た、この後には「切断処理」および「課金処理」等も所
定の方法で行われる。そして、一連の通信が終了した時
点では、発信者を収容する加入者交換機から、通信終了
時刻が網サービス制御局(SCP) に対して共通線信号網を
経由して通知される。
【0040】また、網サービス制御局での通話管理は、
ダイヤルされた論理番号に基づき変換した加入者IDの
通話については、着信契約者からの応答を受けて、発信
者側の加入者交換機からの通話開始通知と切断処理に伴
う通話終了通知によって行う。当然この通知に基づく
「課金処理」等の管理も行われる。したがって、着信契
約者の通話については、論理番号のダイヤルに基づくも
のについては、網サービス制御局(SCP) での管理が可能
である。
【0041】図3には、本実施例の網サービス制御局が
行う論理番号通知機能を利用した場合の実例が概念的に
示されている。詳しくは、消費者( 発信者) と通信販売
会社( 着信契約者) とが電話端末を介して行う通信販売
業務における商品注文の具体例を示している。すなわ
ち、本発明の論理番号通知機能をもつ論理番号通知方式
の回線を利用して多数種の商品を通信販売する業者が提
供する情報においては、あらかじめ、複数の電話番号
A,B,C,・・・に対応して商品( 番号) A,B,
C,・・・が規定されている。つまり、複数の商品に対
して、その商品に対応させた論理番号が付与されてい
る。
【0042】そしてある時、顧客( 消費者) である発信
者がその規定に基づく論理番号、例えばAをダイヤルす
ると、着側のISDNのダイヤルサービスにより、電話
端末には着論理番号Aが表示出力される。この表示を見
ることにより当該顧客は商品Aについての問合せを目的
としてダイヤルしてきたものと推測できるので、その商
品Aに関係する担当者が直接その端末受話器をオフフッ
クして通話に対応できる。
【0043】その結果、着信側はまず、発信者によって
ダイヤルされた番号が一般番号による着信であるか、又
は論理番号による着信であるかの識別が可能になる。ま
た、所定の取り決めにより規定された複数の目的別論理
番号を有した利用形態の場合には、発信者がダイヤルし
たその論理番号を着信側の表示器上に出力表示すること
によって、ダイヤルした発信者の通信の目的が概略的に
受話器を取るより事前に認識できるので、顧客とのスム
ーズな対応が可能となる。
【0044】図4には、本実施例の網サービス制御局に
設けられたデータベースの管理データテーブルの一例が
示されている。上述の利用実例等において顧客と販売会
社との間で規定されている着信契約者番号( 論理番号)
と着信者ID( 物理番号) として実際の電話番号との対
応が図のようなテーブルによって管理され、更に、それ
ぞれの番号にはダイヤルされた論理番号の通知有無を示
すフラグ( 但し、「有」は" 1" 、「無」は" 0")が、
ユーザーの希望に従ってあらかじめ設定されている。こ
のテーブルの設定のように、論理番号に対応する物理番
号は1つの番号でよい。
【0045】なお、複数の商品に対して、その商品に対
応した1つの論理番号を付与しているが、所望により複
数の論理番号を付与してもよい。勿論、このテーブルの
設定値は運用の形態によって任意に規定し得るものであ
る。
【0046】図5には、本発明をフリーダイヤルサービ
スに適用した場合の実施例における動作シーケンスが例
示され、各ノード間で交信される信号が詳細に示されて
いる。本図チャートと前図4に従って本発明システムの
動作を詳しく順次解説する。
【0047】( 1) まず、発信者がオフフックする。 ( 2) 発信者を収容する加入者交換機は、この発信者の
オフフックを検出すると、ダイヤルトーン(DT)をこの発
信者に送出する。
【0048】ここで、網サービス制御局(SCP) では、着
信契約者の通話状況を管理している。 ( 3) この時、発信者は所望する論理番号を含む「識別
番号」をダイヤルするが、この「識別番号」は、サービ
ス識別を示す「通信識別( 例:0120) 」と着信先指定の
論理番号「着信契約者番号CN( 例:123401) 」で構成
されてダイヤル信号としてこの交換機に伝達される。
【0049】( 4) 発信者の加入者交換機は、論理番号
を含むこのダイヤル信号( 例:0120-123401)を受信する
と、この中の通信識別( 例:0120) により「着信者課金
型のサービス」であるとの通信種別の識別を行い、当該
識別番号( 例:0120-123401)を、共通線信号網(STP) を
経由して網サービス制御局(SCP) に送信する。(SDR
Q)。
【0050】( 5) 網サービス制御局(SCP) では、加入
者交換機から共通線信号網を介し識別番号を含む識別番
号( 例:0120-123401)と受信すると、先ず、通信識別(
例:0120) により、「着信者課金型のサービス」と判断
し、テーブル( 図4) を検索する。この検索により、ダ
イヤルした番号( 例:123401) に対応する着信契約者の
加入者ID( 電話番号)(例:03-3×××- ○○○○) を
読み出す。これによりルーティング( 接続) のための物
理番号が得られる。
【0051】また、網サービス制御局(SCP) は、当該呼
が着信契約者の希望で、発信者のダイヤルした論理番号
を当該着信契約者に通知する必要が有るか否かをテーブ
ル( 図4) の通知有無欄の情報により判定を行う。すな
わち、この欄の情報が" 1" であれば「通知要」を意味
し、" 0" であれば「通知不要」を意味する。本例で
は" 1" であるので通知が必要とみなして以下処理を進
める。
【0052】( 6) この網サービス制御局(SCP) は、問
合せ応答信号"SDRP"によって当該呼が着信側の希望で通
知する必要が有る呼であるという情報を加味した通知内
容(着ID + 通知要)を発信者を収容する加入者交
換機に対し返答する。
【0053】( 7) その返答を受けてこの加入者交換機
は、該当する着信者との接続を図るために着信者側の加
入者交換機に呼出しを意味するIAM(Initial Address
Message) 信号を送信する。この時、このIAM信号に
は当該呼が着信側の希望で通知する必要が有る呼である
という情報を加味した通知内容「通知要」が付随されて
着側の加入者交換機に伝達される。
【0054】( 8) 当該着信契約者を収容するこの加入
者交換機は、着IDに基づき該当する着信契約者の端末
を呼び出す。またこの加入者交換機からは、発信者のダ
イヤルした論理番号が通知が行われる。
【0055】( 9) 呼び出された着信契約者の端末から
は、加入者交換機に対しての応答信号が返送される。 ( 10) 着信側の加入者交換機からは発信者側を収容す
る加入者交換機に、その確認応答を意味するANM(ANs
ewr Message)信号が返送される。
【0056】( 11) 発信者は、着信者端末と接続可能
なとなり、ここで初めて回線が確立し、以後は通信が可
能な状態となる。 ( 12) 当該発信者はこの着信契約者との通話を開始で
きる。
【0057】なお、上記ステップ( 8) では、呼出しと
併せて論理番号通知を行うようにしているが、着信契約
者の応答後に通知するようにしてもよい。 (変形実施例)なお、本発明の実施例の変形例として
は、例えばISDNのユーザーサービスとしての前述の
実施例に示した通知機能を実現するためであれば、以上
に述べた実施例以外にも、本発明の主旨を逸脱しない範
囲で種々の変形実施も可能である。
【0058】例えば、通知された番号を端末上の表示器
に表示出力する代わりに、その番号に基づいて内線端末
に割り振る構内交換機の内線接続制御に利用してもよ
い。このような変形実施により、顧客への応答が更に迅
速に行われ得る。
【0059】また、実施例中に述べた信号シーケンスお
よび通信プロトコル等については、ネットワークを構成
する運用上の交換機等のそれぞれの仕様に合わせるため
に、本発明の主要な動作の範囲内で変形実施してもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上により、例えばISDNのユーザー
サービスとしての本発明の番号通知方式によれば、従来
からの既存の一般番号( 物理番号) そのものによる着信
であるのか、ユーザーサービス契約を利用した論理番号
( ダイヤル番号) による着信であるのかの識別が可能に
なる。また、あらかじめ設定された複数の目的別の論理
番号を有する運用の場合、発信者がダイヤルしてきたそ
の論理番号を表示出力することにより、発信者が意図す
る通信の目的を事前に認識することが可能であるので、
発信者をまたせずにスムーズな応対が可能となる。
【0061】従って、本発明の目的であるところの、発
信者がダイヤルした論理番号を着信契約者に通知できる
ユーザーサービスを実現し、より利便性の高い高度電話
サービスとしての論理番号通知方式を希望するユーザー
に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わるシステム装置の論理
番号通知方式を示す概念図。
【図2】 本実施例の論理番号通知方式に関する各ノー
ド間で交信される信号シーケンス・チャート。
【図3】 本実施例の網サービス制御局が行う論理番号
通知機能を利用した場合の例を示す概念図。
【図4】 本実施例のデータベース中の管理データテー
ブルを示す説明図。
【図5】 その他の実施例の論理番号通知方式に関する
各ノード間で交信される信号シーケンス・チャート。
【図6】 従来のサービスのシステムの概要図。
【図7】 従来のデータベース中の管理データテーブル
を示す説明図。
【図8】 従来のシステム動作に係わる信号シーケンス
・チャート。
【符号の説明】
SCP…網サービス制御局,1…データベース( DB)
,2…加入者交換機( 発信側) ,3…加入者交換機(
受信側) ,4…中継交換機,5…発信端末,6…着信I
SDN。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠崎 弘之 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 河内 亨 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 河野 良二 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの加入者交換機を含む所
    定の電気通信網に網サービス制御局が配設され、前記網
    サービス制御局には着信契約者の前記電気通信網での接
    続用加入者番号と発信者がダイヤルするであろう識別論
    理番号とを対応させて保持する変換テーブルを具備し、
    前記発信者が指定する前記識別論理番号を前記変換テー
    ブルを参照することにより前記接続用加入者番号に変換
    して前記発信者を前記着信契約者に接続し通信を行い得
    るように構成された高度電話サービスシステムであっ
    て、 前記識別論理番号がダイヤルされた時点で、当該識別論
    理番号を前記着信契約者に通知することを意味する所定
    の識別データを前記変換テーブルに付加し、当該識別デ
    ータの付加が在る場合にのみ、当該識別論理番号を着信
    契約者の端末に通知するように動作することを特徴とす
    る、高度電話サービスの論理番号通知方式。
  2. 【請求項2】 前記識別データの付加が在る場合には、
    当該識別論理番号を含む所定の関連データを前記着信契
    約者を収容する加入者交換機または着信端末まで持ち回
    ることを特徴とする、請求項1記載の高度電話サービス
    の論理番号通知方式。
  3. 【請求項3】 複数の加入者交換機および中継交換機
    と、前記の各交換機を統括的に制御する網サービス制御
    局とを有する電気通信網において、 発信者がダイヤルした識別論理番号に対応する着信契約
    者の接続用加入者番号を記録している変換テーブルを含
    む記憶手段を有し、 前記網サービス制御局は、 前記記憶手段の検索に基づいて、加入者間の相互接続制
    御を行うため、前記識別論理番号を対応する前記接続用
    加入者番号に変換すると共に、前記発信者がダイヤルし
    た識別論理番号を前記着信契約者に通知するか否かを、
    前記変換テーブル中に記録されている通知の必要性の有
    無を表す情報の内容に基づいて、前記着信契約者の端末
    に通知または通知しないことを判定するステップを有す
    る通信制御方法により動作することを特徴とする高度電
    話サービスの論理番号通知方式。
  4. 【請求項4】 前記網サービス制御局の前記記憶手段は
    データベースであり、前記発信者によってダイヤルされ
    た当該論理番号を着信ユーザに通知することを希望する
    か否を表す判定用データをフラグとして前記変換テーブ
    ル中に記憶し、仮に当該判定用データが通知が必要であ
    ることを意味する場合には、通知可否フラグと当該論理
    番号を着信側の交換機または着信端末まで選択的に伝達
    し、当該着信加入者に通知するため当該論理番号を当該
    着信端末に受け取らせて当該着信端末の表示器上に出力
    表示することを特徴とする、請求項3記載の高度電話サ
    ービスの論理番号通知方式。
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