JPH1150558A - 建物の土台構造 - Google Patents

建物の土台構造

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JPH1150558A
JPH1150558A JP20495497A JP20495497A JPH1150558A JP H1150558 A JPH1150558 A JP H1150558A JP 20495497 A JP20495497 A JP 20495497A JP 20495497 A JP20495497 A JP 20495497A JP H1150558 A JPH1150558 A JP H1150558A
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JP
Japan
Prior art keywords
foundation
base
building
sill
ventilation
Prior art date
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Pending
Application number
JP20495497A
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English (en)
Inventor
Satoru Toyama
悟 外山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH1150558A publication Critical patent/JPH1150558A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基礎および土台の強度や耐久性、美的外観を損
なうことなく床下の換気効果を高め、しかも設計および
施工を容易にする。 【解決手段】本発明に係る建物の土台構造は、基礎の上
面に沿って土台が載置され、この土台の上に建物本体が
設置されたものにおいて、土台2としてチャンネル材を
用い、その開口側2aが建物の内側を向くように基礎1
の上面に載置し、土台2の下面2bと屋外側の側面2c
との折曲部全長に沿って複数の換気口8を形成するとと
もに、この換気口8を上方から覆い下方に開く形状の水
切部10を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の土台構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅等の建物の一般的な土台構造を図3
(A),(B) および図4(A),(B) に示す。これらの土台構造
は、図5および図6にも部分拡大図で示すように、共に
コンクリートで枠形に形成した基礎(布基礎と呼ばれ
る)101 の上面に沿って角材状の土台102 が載置、固定
され、この土台102 の上に建物本体103 が設置されてい
る。
【0003】そして、床下の換気を促すため、図3(A),
(B) および図5に示す土台構造では基礎101 の上辺に所
定の間隔で切欠104 を形成して換気口とし、図4(A),
(B) および図6に示す土台構造では基礎101 と土台102
との間に所定の間隔でスペーサー105 を介在させて設け
た隙間106 を換気口としている。なお、図5および図6
中に示す符号107 は水切部(雨避け)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3
(A),(B) および図5の土台構造のように、基礎101 の上
辺に切欠104 を形成して換気口としたものは、切欠104
の部分において基礎101 の強度が大幅に低下するため、
図7に示すように切欠104 の隅角部等に亀裂が発生しや
すく、美的外観の面でも好ましくない。しかも、各換気
口(切欠104 )の間隔が離れているため、図8に示すよ
うに建物の床下において空気の澱み108 が出来やすく、
高い換気効果を望めない。さらに、設計および施工時に
は換気口(切欠104 )の設置位置に充分な配慮が必要で
あり、設計や施工が困難である。
【0005】その点、図4(A),(B) および図6の土台構
造のように、基礎101 と土台102 との間に設けた隙間10
6 を換気口としたものは、基礎101 の強度が低下するこ
とがなく、床下の換気効果も高いが、図9に示すよう
に、建物本体の柱109 等から土台102 に荷重が加わった
時に、その部分にスペーサー105 が的確に設けられてい
ないと、土台102 に応力が集中して土台102 の耐久性が
劣化する懸念が残る。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、基礎および土台の強度や耐久性、
美的外観を損なうことなく床下の換気効果を高めること
ができ、しかも設計および施工の容易な建物の土台構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る建物の土台構造は、基礎の上面に沿っ
て土台が載置され、この土台の上に建物本体が設置され
た建物の土台構造において、土台としてチャンネル材を
用い、その開口側が建物の内側を向くように基礎の上面
に載置し、土台の下面と屋外側の側面との折曲部全長に
沿って複数の換気口を形成するとともに、この換気口を
上方から覆い下方に開く形状の水切部を設けたことを特
徴とする。
【0008】このような土台構造によれば、基礎に換気
口となる切欠等を設けなくて済むので基礎の強度低下な
らびに美的外観の劣化がなく、設計および施工が容易に
なる。しかも、土台の下面が基礎の上面に全面的に密着
する構造なので、建物本体からの荷重が土台を介して基
礎へ均等に逃がされ、土台への応力集中が発生しない。
このため、土台の耐久性が劣化する懸念もない。
【0009】その上、複数の換気口が土台の長手方向全
長に亘って設けられているので、床下の換気効果が非常
に高くなる。そして、これらの換気口は水切部によって
覆われるので、換気口が外部に露呈することがなく、こ
の点でも美的外観が良好に保たれる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
土台構造の一実施形態を示す縦断面図である。この土台
構造において、基礎1は縦断面が逆『T』字形に、かつ
建物全体の平面外形輪郭に沿う枠形にコンクリートで形
成されて地面に埋設されている。
【0011】そして、基礎1の上面に沿って土台2が載
置されてボルト止め等により基礎1に固定され、土台2
の上に建物本体を構成する支柱3等の部材が設置、固定
される。なお、符号4で示す部材は床板であり、符号5
で示す部材は床板4を支える根太である。また、符号6
で示す部材は外壁材である。
【0012】土台2は、図2にも示すように、縦断面が
略『コ』字形のチャンネル鋼材とされており、その開口
側2aが建物の内側を向くように基礎1の上面に固定さ
れている。そして、土台2の下面2bと屋外側の側面2
cとの折曲部全長に沿って複数の換気口8が形成されて
いる。この換気口8の穿設ピッチは、例えば50mmであ
る。なお、土台2は防錆のため全面的に塗装処理等がな
されている。
【0013】さらに、板金製の被装部材9が土台2の上
面2dと側面2cとを覆う形で設けられる。この被装部
材9の最下部は土台2の下面2bの高さまで延び、この
部分には水切部10が折曲形成されている。この水切部10
は、土台2の換気口8を上方から覆い、かつ下方に開く
庇状に造形されている。
【0014】以上のように構成された土台構造によれ
ば、図1および図2中に矢印で示すように外気が土台2
に形成された多数の換気口8から建物の床下に満遍なく
流通するため、床下の換気効果を従来の土台構造よりも
格段に高めることができる。
【0015】一方、基礎1には換気口となる切欠等を一
切設けなくて済むので、基礎1の強度低下ならびに美的
外観の劣化がなく、設計および施工が非常に容易にな
る。また、換気口8は水切部10によって覆われているの
で、換気口8が外部に露呈することがなく、この点でも
美的外観が良好に保たれる。
【0016】しかも、土台2の下面が基礎1の上面に全
面的に密着する構造なので、建物本体(支柱3等)から
の荷重が土台2を介して基礎1へ均等に逃がされ、土台
2への応力集中が発生しない。このため、土台2の耐久
性が劣化する懸念もなく、建物の寿命を延ばすことがで
きる。
【0017】なお、この実施形態では土台2が鋼製のチ
ャンネル材とされているが、他の金属や非金属で出来た
チャンネル材によって土台2を形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る建物
の土台構造は、基礎の上面に沿って土台が載置され、こ
の土台の上に建物本体が設置された建物の土台構造にお
いて、土台としてチャンネル材を用い、その開口側が建
物の内側を向くように基礎の上面に載置し、土台の下面
と屋外側の側面との折曲部全長に沿って複数の換気口を
形成するとともに、この換気口を上方から覆い下方に開
く形状の水切部を設けたことを特徴とするため、基礎お
よび土台の強度や耐久性、美的外観を損なうことなく床
下の換気効果を高めることができ、しかも設計および施
工を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土台構造の一実施形態を示す縦断
面図。
【図2】土台の斜視図。
【図3】従来の技術を示すもので、 (A)は建物の側面
図、 (B)は (A)の IIIB-IIIB線に沿う縦断面図。
【図4】従来の技術を示すもので、 (A)は建物の側面
図、 (B)は (A)の IVB-IVB線に沿う縦断面図。
【図5】図3(B) の V部拡大図。
【図6】図4(B) のVI部拡大図。
【図7】従来の技術の問題点を示す斜視図。
【図8】従来の技術の問題点を示す平面図。
【図9】従来の技術の問題点を示す側面図。
【符号の説明】
1 基礎 2 土台 2a 土台の開口側 2b 土台の下面 2c 土台の屋外側の側面 3 建物本体を構成する支柱 4 床板 5 根太 6 外壁材 8 換気口 9 被装部材 10 水切部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎の上面に沿って土台が載置され、こ
    の土台の上に建物本体が設置された建物の土台構造にお
    いて、土台2としてチャンネル材を用い、その開口側2
    aが建物の内側を向くように基礎1の上面に載置し、土
    台2の下面2bと屋外側の側面2cとの折曲部全長に沿
    って複数の換気口8を形成するとともに、この換気口8
    を上方から覆い下方に開く形状の水切部10を設けたこと
    を特徴とする建物の土台構造。
JP20495497A 1997-07-30 1997-07-30 建物の土台構造 Pending JPH1150558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20495497A JPH1150558A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 建物の土台構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP20495497A JPH1150558A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 建物の土台構造

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JPH1150558A true JPH1150558A (ja) 1999-02-23

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ID=16499072

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JP20495497A Pending JPH1150558A (ja) 1997-07-30 1997-07-30 建物の土台構造

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JP (1) JPH1150558A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5559915B1 (ja) * 2013-07-19 2014-07-23 積水化学工業株式会社 蓄電池設置構造
JP2015023022A (ja) * 2014-04-08 2015-02-02 積水化学工業株式会社 蓄電池設置構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5559915B1 (ja) * 2013-07-19 2014-07-23 積水化学工業株式会社 蓄電池設置構造
JP2015021292A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 積水化学工業株式会社 蓄電池設置構造
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