JP4268742B2 - 壁パネル及びユニット建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は壁パネル及びユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、壁パネルとして、壁枠組の内部に開口部を形成し、壁枠組の開口部を囲む周囲に面材を固定してなる壁パネルを工場生産し、これを建築現場に輸送して現地付けするものがある。特に、ユニット建物において、相隣る建物ユニットをまたぐ位置に開口を設けるようにし、開口位置の自由度を高めたり、建物ユニットの一辺の寸法を超える大開口を形成したいとき、上述の現地付けの壁パネルが採用される。
【0003】
このような現地付けの壁パネルでは、壁パネルの開口部にサッシまで工場で取付け、壁パネルの面材とサッシの間の防水まで工場で完了させることが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、壁パネルを構成する壁枠組みの開口部を囲む周囲に渡る面材を1枚物により構成することは、当該面材が大版になりすぎて実現できない。そこで、従来技術では、壁枠組の開口部を囲む周囲をいくつかの領域に分割し、各領域に面材を割付け、各面材を対応する領域の枠材に固定することとしている。
【0005】
然しながら、壁パネルの開口部を掃き出し窓等とする場合には、壁枠組の開口部を囲む周囲のうちの下部を枠材のない枠材欠除部としなければならない。このような壁パネルでは、壁枠組の開口部の下部領域に割付けられた面材に対応する枠材がなく、当該面材を固定できない。
【0006】
本発明の課題は、壁パネルを構成する壁枠組の開口部を囲む周囲のうちで枠材のない枠材欠除部においても、面材を固定可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、壁枠組の内部に開口部を形成し、壁枠組の開口部を囲む周囲に面材を固定してなる壁パネルにおいて、壁枠組の開口部を囲む周囲のうちの一部を枠材のない枠材欠除部とするとき、枠材欠除部を被覆する面材の両端部に取付金物を設け、この取付金物を壁枠組の枠材欠除部を挟む両側の枠材に取着してなるようにしたものである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記壁枠組の開口部にサッシを固定してなるようにしたものである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1の壁パネルを有してなるユニット建物である。
【0010】
【作用】
請求項1の発明によれば下記▲1▼の作用がある。
▲1▼壁パネルを構成する壁枠組の開口部を囲む周囲のうちの一部を枠材のない枠材欠除部とするとき、この枠材欠除部に割付けられた面材は、その両端部に設けた取付金物を壁枠組の当該枠材欠除部を挟む両側の枠材に取着することにより、当該枠材欠除部に固定できる。
【0011】
請求項2の発明によれば▲2▼の作用がある。
▲2▼前述▲1▼の壁パネルは、壁枠組の開口部の周囲に枠材欠除部があっても、この枠材欠除部を含む開口部の全周に面材を予め固定できるから、工場生産段階においてこの開口部に固定されるサッシの全周で面材との間の防水を完結でき、壁パネルの工場生産化率を向上できる。
【0012】
請求項3の発明によれは下記▲3▼の作用がある。
▲3▼ユニット建物に設けられる壁パネルとして前述▲1▼、▲2▼の現地付けの壁パネルを採用することにより、相隣る建物ユニットを跨ぐ位置に開口を設けるようにし、開口位置の自由度を高めたり、建物ユニットの一辺の寸法を超える大開口を形成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1はユニット建物を示す正面図、図2は建物ユニットと壁パネルを示す斜視図、図3は壁パネルの構成部品を示し、(A)は壁枠組を示す正面図、(B)は面材を示す正面図、図4は壁パネルの組立過程を示し、(A)は全体斜視図、(B)は要部斜視図、図5は壁パネルを示す斜視図である。
【0014】
ユニット建物10は、図1に示す如く、1階部分が2個の建物ユニット(居室ユニット)11A、11Bと2個の壁パネル12A、12Bによって構成され、2階部分が2個の建物ユニット(居室ユニット)13A、13Bによって構成され、屋根部分が2個の建物ユニット(屋根ユニット)14A、14Bによって構成されている。
【0015】
1階部分を構成する建物ユニット11A、11Bは、図2に示す如く、平面形状が長方形の床パネル21によって床を構成し、その床パネル21の一方の長辺側外縁部に立設した桁壁パネル22によって壁を構成している。従って、建物ユニット11A、11Bでは、床パネル21の両方の妻側の短辺側外縁部の全体を現地付けの壁パネル12A、12Bの設置領域としている。
【0016】
そして、ユニット建物10にあっては、建物ユニット11A、11B、壁パネル12A、12Bを工場内で組立てた後に建築現場へ輸送し、建物ユニット11A、11Bを建築現場の基礎の上に隣接させて据付ける。2個の仮パネル12A、12Bは、基礎の上に据付けられた相隣る2個の建物ユニット11A、11Bの両方の妻側のそれぞれにおいて、それら2個の建物ユニット11A、11Bに跨ぐように現地付けされる。
【0017】
壁パネル12Aは、図2、図5に示す如く、壁枠組31の内部に、サッシ34が固定される開口部32を形成し、壁枠組31の開口部32を囲む周囲の両側部、上部、下部のそれぞれに面材33A、33B、33C、33Dを割付け固定している。
【0018】
このとき、壁パネル12Aは、開口部32を掃き出し窓等とするため、壁枠組31における開口部32の下部を枠材のない枠材欠除部35とするものであり、その工場生産段階での組立構造を以下の如くにしている(図3〜図5)。
【0019】
(1)壁枠組31を図3(A)に示す如くに製作する。壁枠組31の開口部32を囲む周囲の両側部、上部を縦枠材31A、31B、横枠材31Cにより構成し、下部を前述の枠材欠除部35とする。
【0020】
(2)壁枠組31の開口部32を囲む周囲に図3(B)に示す如く、前述の面材33A〜33Dを割付ける。
【0021】
(3)壁枠組31の両側部、上部に面材33A、33B、33Cを固定する(図4(A))。面材33Aは縦枠材31Aに、面材33Bは縦枠材31Bに、面材33Cは横枠材31Cに固定される。
【0022】
(4)壁枠組31の下部の枠材欠除部35を含む領域を被覆する面材33Dの両端部に取付金物36A、36Bを設ける(図4)。そして、面材33Dに設けた取付金物36A、36Bを壁枠組31の枠材欠除部35を挟む両側の縦枠材31A、31Bに釘打ち等して、面材33Dをそれらの縦枠材31A、32Bに吊下げ取着する(図4(B))。
【0023】
(5)壁枠組31の面材33A〜33Dで囲まれる開口部32にサッシ34を嵌め込み固定する。このとき、面材33A〜33Dとサッシ34との間を、乾式又は湿式のシール材によって防水シールする。
【0024】
本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼壁パネル12Aを構成する壁枠組31の開口部32を囲む周囲のうちの一部を枠材のない枠材欠除部35とするとき、この枠材欠除部35に割付けられた面材33Dは、その両端部に設けた取付金物36A、36Bを壁枠組31の当該枠材欠除部35を挟む両側の縦枠材31A、31Bに取着することにより、当該枠材欠除部35に固定できる。
【0025】
▲2▼前述▲1▼の壁パネル12Aは、壁枠組31の開口部32の周囲に枠材欠除部35があっても、この枠材欠除部35を含む開口部32の全周に面材33A〜33Dを予め固定できるから、工場生産段階においてこの開口部32に固定されるサッシ34の全周で面材33A〜33Dとの間の防水を完結でき、壁パネル12Aの工場生産化率を向上できる。
【0026】
▲3▼ユニット建物10に設けられる壁パネル12Aとして前述▲1▼、▲2▼の現地付けの壁パネル12Aを採用することにより、相隣る建物ユニット11A、11Bを跨ぐ位置に開口を設けるようにし、開口位置の自由度を高めたり、建物ユニット11A、11Bの一辺の寸法を超える大開口を形成できる。
【0027】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の壁パネルは、ユニット建物に限らず、一般の建物にも適用できる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、壁パネルを構成する壁枠組の開口部を囲む周囲のうちで枠材のない枠材欠除部においても、面材を固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はユニット建物を示す正面図である。
【図2】図2は建物ユニットと壁パネルを示す斜視図である。
【図3】図3は壁パネルの構成部品を示し、(A)は壁枠組を示す正面図、(B)は面材を示す正面図である。
【図4】図4は壁パネルの組立過程を示し、(A)は全体斜視図、(B)は要部斜視図である。
【図5】図5は壁パネルを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ユニット建物
12A 壁パネル
31 壁枠組
32 開口部
33A〜33D 面材
34 サッシ
35 枠材欠除部
36A、36B 取付金物

Claims (3)

  1. 壁枠組の内部に開口部を形成し、壁枠組の開口部を囲む周囲に面材を固定してなる壁パネルにおいて、
    壁枠組の開口部を囲む周囲のうちの一部を枠材のない枠材欠除部とするとき、
    枠材欠除部を被覆する面材の両端部に取付金物を設け、この取付金物を壁枠組の枠材欠除部を挟む両側の枠材に取着してなることを特徴とする壁パネル。
  2. 前記壁枠組の開口部にサッシを固定してなる請求項1に記載の壁パネル。
  3. 請求項1に記載の壁パネルを有してなるユニット建物。
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