JPH11504048A - 泌尿生殖器および腸用の組成物 - Google Patents

泌尿生殖器および腸用の組成物

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JPH11504048A JP9529373A JP52937397A JPH11504048A JP H11504048 A JPH11504048 A JP H11504048A JP 9529373 A JP9529373 A JP 9529373A JP 52937397 A JP52937397 A JP 52937397A JP H11504048 A JPH11504048 A JP H11504048A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、以下のものより成る泌尿生殖器および腸の疾患の治療あるいは予防のために有用な組成物に関する:a.)抗接着性の量の少なくともひとつのツツジ科の植物種あるいはその抽出物;およびb.)乳酸菌、ビフィズス菌およびそれらの混合物より成る群から選択される微小カプセル化されたバクテリアの少なくとも一種の培養液。

Description

【発明の詳細な説明】 泌尿生殖器および腸用の組成物 技術分野 本出願は泌尿生殖器および腸の疾患を予防しそして/または治療するのに有用 な組成物に関するものである。 発明の背景 複雑で、微小な生態系が温血動物の泌尿生殖器および腸管に広がっている。数 百種からなる膨大な量の微生物が、消化および泌尿機能に影響を及ぼしそして維 持しながら哺乳動物の泌尿生殖器および腸管を占めている。これらの領域を占め ている微生物は、大腸菌、腸溶菌、カンジダ、ガードネレラ、クレブシエラおよ びクロストリジウムのような病原性の可能性のある株から、乳酸菌およびビフィ ズス菌のような比較的非病原性のものにわたる。この精密な菌叢バランスからの 逸脱は多くの泌尿生殖器そして/または胃腸管の疾患と因果関係を持っている; このような不均衡は通常病原性の種の増殖および支配の結果となる。このような 繊細な菌叢バランスの確立そして/または保存は、それゆえ最適な健康を維持す るために必須である。 身体の菌叢の確立あるいは維持の一つの方法は乳酸菌の投与による。泌尿生殖 器および腸の疾患を治療するための乳酸菌の使用は例えば、Bruce等に1992 年4月4日に発行されたカナダ特許第1,298,556号、Reid等に1993 年5月27日に公布されたPCT出願番号WO93/09793およびTosi等 に1995年1月5日に発行された米国特許第5,176,911号中に提案され ている。研究者は乳酸菌は腸あるいは膣の上皮への接着を通して宿主の保護をも たらすと仮定している。 このような提案にもかかわらず、泌尿生殖器そして/または胃腸の疾患に対す る単一の治療剤として乳酸菌を用いることに疑問を投げかけるいくつかの要素 が確認されてきている。1)乳酸菌の個々の菌株が上皮表面に接着することがで きる度合いに関して、乳酸菌の菌株間に多様性が存在する。Reid,G.等、Examin ation of strains of Lactobacillus for properties that may influence bac terial interface in the urinary tract 、J.Urol.、138: 330‐335 、1987年。この多様性は個々の微生物にもまた拡張してもよい。2)病原性 微生物は、乳酸菌のコロニーが病原菌の侵入に先立って形成されるところで最も 確率高く除かれる。Hawthorn,L.A.等、Exclusion of uropathogen adhesio n to polymer surfaces by Lactobacillus acidophilus 、Jour.Biomed.Mat. Res.、24;39‐46;1990年;しかしながらインビトロデザインを除 外した存在しない状況である。3)生存能力の問題が経口で摂取される生菌培養 液に関して存在する。臨床的な研究が、胃および上部腸管の消化液で生菌のすべ ては生存しないということを示している。生存したものも下部腸管に効果的にコ ロニーを作るにはあまりにも弱すぎるかあるいは数が少なすぎるかもしれない。 更に、この領域での確かな臨床研究の必要を認識して、何人かの研究者達は特定 の乳酸菌の種の効力への更なる関心を表明している。それゆえ、乳酸菌製品に関 連する公開にも関わらず、乳酸菌を組み込んだ改良された泌尿生殖器および胃腸 管用組成物に対する必要が未だ残っている。 本発明者は、微小カプセル化された乳酸菌そして/またはビフィズス菌と共に ツツジ科の植物あるいは抽出物を組み込んだ組成物が病原体の細胞組織との相互 作用を変性することによって泌尿生殖器および胃腸の疾患の治療そして/または 予防のための改良された組成物を提供することを見出している。最近の研究はま た尿路感染の治療におけるツツジ科の抽出物の価値を示唆している。研究者はス ノキ属の様々の種(例、クランベリーおよびブルーベリー)は尿管の中の感染部 への一般の尿路病原体(例、大腸菌)の接着を阻害する重合型化合物を含むこと を観察している。Ofek I等、Anti-Escherichia coli Adhesion Activity of Cranberry and Blueberry Juices 、N Engl J Med 1991年;32 4;1599。驚くべきことに、本発明の組成物が乳酸バクテリアのコロニー化 に対しより誘導的な改良された環境を与える。それゆえ、食事の補足物のための 組成物を提供することが本発明の目的である。 本発明のもうひとつの目的は微小カプセル化された乳酸菌そして/またはビフ ィズス菌の生きたコロニーから成る改良された組成物を提供することである。 本発明の更なる目的は泌尿生殖器および腸の疾患を予防そして/または治療す るのに効果的な組成物を提供することである。 本発明のまた更なる目的は膣での使用のための局所用の組成物を提供すること である。 本発明のより更なる目的は泌尿生殖器および腸の疾患を予防そして/または治 療する方法を提供することである。 これらのそして他の目的は以下の開示からすみやかに明らかとなるであろう。 発明の要約 本発明は、以下のものから成る泌尿生殖器および腸の疾患の治療あるいは予防 のための組成物に関連するものである: a.)抗接着性の量の少なくともひとつのツツジ科の植物種あるいはその抽出 物;および b.)乳酸菌、ビフィズス菌およびそれらの混合物より成る群から選択される 微小カプセル化されたバクテリアの少なくともひとつの種の生きた培養液。 本発明はまた更に乳酸バクテリアの成長を容易にする成長因子から成る上記の 組成物に関するものである。 ここで用いられる“泌尿生殖器および腸用の組成物”という語句は、通常の使 用法において泌尿生殖器そして/または腸での活性を与えるために口腔中に滞留 され、飲用されあるいは局所的に適用されてよい製品を意味する。 ここで用いられる“抗接着性の量”という語句は泌尿生殖器そして/または腸 管の上皮そして/または粘膜外皮上の病原性微生物の数を減少するために効果的 な量を意味する。 ここで用いられる“泌尿生殖器”という語は、尿の生成および排出および再生 に関連する器官系を意味する。 ここで用いられる“腸”という語は、腸のあるいは腸に関連するものを意味す る。 ここで用いられる“非病原性”という語は、健康な哺乳類に病気あるいは異常 を引き起こす能力に本質的に欠けることを意味する。ここで用いられる“健康な ”という語は、根源的な病気そして/または免疫低下のないことを意味する。 他に特定されない限り、ここで用いられるすべての百分率そして比率は重量に よる。またここで表わされるすべての測定は、他に特定されない限り25℃でな される。 発明の詳細な説明 本発明の組成物の任意のみならず必須の成分は以下の節に記述される。 必須の成分 ツツジ科の植物あるいは抽出物 約110の属と4,000の種から成るツツジ科(ヒース)は、広い種類の果 実をつける低木および常緑樹植物を包含するツツジ目のわけても最も重要な科で ある。ツツジ科に入る属は、スノキ、アルクトスタフィロス、シラタマノキ、お よびゲーリュサッキアを含む。アルクトスタフィロス属はチェックベリーおよび ベアベリー(ウワウルシ)のような種を含む。匍匐性スノーベリーあるいはモキ シープラムのような他の食用の果実はシラタマノキ属に入る。ハックルベリーは ゲーリュサッキア属のよく知られた種である。その果実で最もよく知られるスノ キ属はブルーベリー(例、V.australe)、クランベリー(例、V.macrocarpon) およびビルベリー(例、V.myrtillus)を含む。ここで用いられる“ベリー(類) ”という語はベリー、石果、プラムおよび同様のものを意味する。 大腸菌の接着は第一に微生物の立毛状の房(あるいは毛)の接着の結果である 。これらの接着はMS(マンノース感受性)およびMR(マンノース抵抗性)と 名付けられる。大部分の果実と同様、ツツジ科の果実はMS接着阻害剤であ るフルクトースを含む。しかしながら、ツツジ科の種の植物あるいは抽出物は更 に大腸菌の腎孟腎炎菌株に関連したMR接着を阻害する未確認の、非透析性の重 合型物質を更に含むことが最近示唆されている。スノキ属の種の中で研究された ように、未確認の重合型物質は尿および糞便からの大腸菌単離物の、両方の接着 を阻害することが見出されており、尿の単離物がより多く阻害される。Ofek I 等、Anti-Escherichia coli Adhesion Activity of Cranberry and Blueb erry Juices 、N Engl J Med 1991年;324;1599。クランベリ ージュースの大量の摂取は1日数グラム、尿の馬尿酸含量を増加させるというこ とがまた報告されている。この馬尿酸の分泌の増加は尿のpHのわずかな低下を 伴う。インビボ試験が、馬尿酸は尿管の一般的な病原体に対しpH5.0で静菌 性であるということを確立しているが、しかしこの作用は尿のpHが上がるにつ れて相当に減少する。Papas,N.P.等、Cranberry Juice In the Treatmen t of Urinary Tract Infections 、Southwestern Medicine、47:No.1( 1966年1月)。本発明のツツジ科の種が他の病原性バクテリア(例、Pseudo monas aeruginosa)に対して効果的であるということは、ここにその全体が参照 文献として組み込まれるが、Walker等に1995年12月12日に発行された 米国特許第5,474,774号中に開示されているが;細胞への乳酸菌の菌株の 接着に関しては効果は観察されていない。理論によって限定はされないが、ツツ ジ科の植物あるいは抽出物で起こされる病原性の阻害が、乳酸菌に対して最初に 接着しそして接着を保持するための、より望ましい、より拮抗的でない環境を与 えて、減少した病原性の相互作用の結果となるということが信じられている。こ こで用いられる“抗接着活性”という語句は泌尿生殖器そして/または腸管の上 皮そして/または粘膜外皮への病原性微生物の接着を阻害するのに効果のある量 を意味する。 本発明の組成物に有用な植物あるいは抽出物は、しかし限定はされないが、ス ノキ、アルクトスタフィロス、シラタマノキ、およびケーリュサッキアを含む広 い範囲のツツジ科の属から由来する。望ましい種はV.australe、V.corymbosum 、V.occidentale、V.ovatum、V.myrtillus、V.parvifolium、V.uliginosum 、V.macrocarpon、V.oxycoccus、V.erythrocarpum、V.vitis-idaea、V.aus trale、V.macrocarponを含む。 本発明中での使用に対し最も望ましいスノキ属の種はV.australe、V.macrocar pon、およびV.myrtillusを含む。ツツジ科の植物そして/または抽出物の混合 物もまた用いられてよい。 本発明の植物あるいは抽出物は、望ましくは濃縮液のポンドあたり少なくとも 約4ポンドの植物濃縮液あるいは抽出物の比率を持ち、より望ましくは濃縮液の ポンドあたり約4ポンドの植物濃縮液あるいは抽出物から濃縮液のポンドあたり 約50ポンドの植物濃縮液あるいは抽出物を含むように濃縮される。ツツジ科の 抽出物は望ましくは単位用量あたり少なくとも10mg、より望ましくは約10 0mgから約18g、最も望ましくは約250mgから約4gのレベルで存在す る。製品のそれぞれの用量に含まれる抽出物の量は剤形に対して調節されること ができる。例えば飲料混合物の中で用いられる粉末剤形中の抽出物の量は飲む形 のカプセル中で用いられる量が約4gまでの範囲であるのに対し、用量あたり1 8gまでの範囲であることができる。望ましいレベルのツツジ科の植物あるいは 抽出物は、1ミリリットルあたり約12から約25マイクログラムの上で述べら れた未確認の、非透析性の重合型化合物の尿路そして/または腸管の液体中での 濃度を与える。また本発明の植物あるいは抽出物はそれらの全部の酸の含量の2 .5%より多くを、そして安息香酸含量の約0.1%より多くを含む。そのレベル は望まれるレベルの抗接着活性を与えるために選択され、そして望まれるように 修正される。クランベリーおよびクランベリー抽出物は尿路感染の治療そして/ または予防に有用であり、そしてまた膣の脱臭にも有用である。乳酸菌あるいはビフィズス菌の種 本発明のもうひとつの必須な成分は微小カプセル化された乳酸菌あるいはビフ ィズス菌の生菌コロニーである。乳酸菌属のバクテリアは桿状、グラム陽性そし て非胞子形成性のバクテリアとして特徴付けられる。乳酸菌科の中で、乳酸菌は 動物および人の泌尿生殖器および胃腸管に棲息しそして乳酸産生バクテリア群の 重要なメンバーである。乳酸菌の様々な種が商業的にサワーミルク、 チーズおよびヨーグルトの生産に用いられている。乳酸菌はまた発酵野菜(例、 ピクルスおよびサワークラフト)、飲料(例、ビール、ワインおよびジュース)、 発酵パン、およびいくつかのソーセージの製造に重要な役割を果たしている。 本発明での使用に適切な乳酸菌の種は1.)哺乳類の泌尿生殖器あるいは胃腸 管のどちらかの上皮細胞に速やかに接着し;2.)過酸化水素を産生し;3.)低 いpHを促進し;そしてバクテリオシンを産生するものである。ここで用いられ る“バクテリオシン”によって、バクテリアによって合成されるたんぱく質性、 殺バクテリア物質を意味し、そしてそれは通常狭い活性スペクトルを持ち、同種 のあるいは近接した種の菌株を阻害する。バクテリオシンは他のバクテリアの生 育を置換あるいは抑制する能力があるように見え、そしてそのようにして微生物 が女性の生殖器官の生態系を増殖させるのに利点を与えるかもしれない。乳酸菌 の望ましい種はL.acidophilus、L.catenaforme、L.brevis、L.bulgaricus、L.l actis、L.reuterii、L.gasseri、L.helveticus、L.casei、L.plantarum、L.delb rueckii、L.thermophilis、L.jensenii、L.crispatus、L.rogosaeおよびL.ferm entum.を含む。本発明の組成物中での使用のための最も望ましい乳酸菌の種はL .acidophilus、L.casei、L.crispatus、L.fermentumおよびL.plantarumを含む 。望ましくは、本発明の乳酸菌の種はL.acidophilus、L.catenaforme、L.casei、 L.crispatus、L.delbrueckii、L.jensenii、L.rogosaeのような過酸化水素を 産生するものである。L.fermentum、L.gasseriおよびL.plantarumはまたそれ らの接着特性の観点から、ここでの使用のために望ましいものである。 同様に哺乳類の泌尿生殖器および胃腸管に棲息しそして本発明の組成物に有用 なものは、ビフィズス菌属(Actinomycetaceae科)の種である。ビフィズス菌 の種は非抗酸性、非運動性グラム陰性桿菌である。乳酸および酢酸産生ビフィズ ス菌はまた哺乳類の泌尿生殖器および腸内菌叢の重要な調節剤と考えられている 。本組成物中での使用に適切な種は、しかし限定はされないが、B.longum、B. breve、Lactobacillus BifidusおよびLactobacillus bifidus subsp pennsyl vanicusである。本組成物中での使用に対して望ましいものはB.Bifidumであり 、最も望ましいものはB.Bifidum subsp.Pennsylvanicusである。 乳酸菌そして/またはビフィズス菌の種の混合物もまた用いられてよい。上記 の種のいかなるものも、購入されてもあるいは実験室の培養液からのどちらから 得られてもよい。 乳酸菌そして/またはビフィズス菌の種は芯そして/またはコーティングの成 分として単位用量あたり少なくとも約103の細胞のレベルで、望ましくは単位 用量あたり約104から約1012の細胞のレベルで、そして最も望ましくは単位 用量あたり約106から1010の細胞のレベルで存在する。ここで用いられる“ 単位用量”という語句は、哺乳動物への適用のための単位用量として適切な物理 的に連続しない単位を意味し、それぞれのこのような単位は製剤的に許容できる 担体と組み合わせて、望まれる治療効果を作り出すために計算された活性成分の あらかじめ決められた量を含む。そのレベルは泌尿生殖器および胃腸での活性の 望まれるレベルを提供するために選択され、そして望まれるように変更できる。 乳酸菌は室温で、そして製造中にその生存能力を4〜6倍失うので、製造の条件 によって過剰の乳酸菌が最終の単位剤形あたりに充分な生菌の数を維持するため に加えられる。別の方法として、患者はその値が、例えば総タンパク濃度のよう な他の測定によって表わされるこれらの濃度と等量の微生物を投与されることが できる。 本発明の乳酸菌そして/またはビフィズス菌の種はまた微小カプセル化されな ければならない。成長培地を除去された後凍結乾燥された生きた乳酸菌そして/ またはビフィズス菌はカプセル化のために使用されることができる。バクテリア は市販品として、あるいは実験室の菌株から得ることができる。特定の培地がこ の坐薬の成功に不可欠ではないので、適切な培地はMRS、Thayer-Martin培 地、Trypticase Soy、Brain-Heart Infusion Broth、あるいはこれらの微 生物の培養のために適切な他のいかなる高栄養の培地をも含む。唯一の重要なフ ァクターは、血液寒天板あるいは他の高栄養培地上へ定量されたバクテリアの希 釈液をおき、37℃で24‐48時間、5‐10%の二酸化炭素雰囲気中で培養 し、そして次いでコロニーの数を数えるというような、標準の臨床上の実験希釈 法によって常に決定される微生物の生育力と量である。栄養培地の除去 は0°‐4℃で14,000 xgでの遠心分離と、そして次いで最初の遠心分離 の後少なくとも3回、無菌の平衡塩類と5%のグルコース溶液で洗浄することに よって成される。バクテリアは次いで液体窒素で“急速冷凍”され高真空で凍結 乾燥される。バクテリアは次いで従来の微小カプセル化技術により微小カプセル 化される。カプセル化の適切な方法は、両方がそれらの全体がここに参照文献と して組み込まれるが、Fordへ1995年11月14日に発行された米国特許第 5,466,463号 およびTiceへ1995年4月18日に発行された米国特許 第5,407,609号 中に開示されている。 任意の成分 乳酸菌成長因子 本発明の組成物に対してまた有用なものは、乳酸バクテリアの成長を容易にす るための成長因子である。ここで用いられる“乳酸バクテリアの成長を容易にす るための成長因子”という語句は乳酸を産生するバクテリアの成長を容易にする ために必要な食物そして/またはエネルギーの源を供給する栄養物あるいは培地 を意味する。成長因子は望ましくは病原バクテリアの極度の成長を容易にするこ となしに、乳酸バクテリア、望ましくは乳酸菌そして/またはビフィズス菌、の 成長を確立しそして維持するために選択的である。バクテリアそして/またはコ ロニーの成長のために必須な様々の栄養要求は成長因子が、発酵できる炭水化物 、ペプトン、肉およびイースト抽出物を含む時に通常合致する。トマトジュース 、マンガン、アセテートおよびオレイン酸エステル、特にTween 80による補助 は大部分の種に対して促進的あるいは更に必須であり、そしてそれゆえ大部分の MRS培地中に含まれる。非常に特定の基質に適応した乳酸バクテリアは特別な 成長因子を必要とするかも知れない。 適切な成長因子の例は、しかし限定はされないが、イースト抽出物;ガングリ オシド;サリシン;限定はされないが、フルクトオリゴサッカライド、ガラクト オリゴサッカライドおよび大豆オリゴサッカライドのようなオリゴサッカライド と同様にグリコーゲン、グルコース、フルクトース、ラムノース、ラク ツロース、メチル‐α‐D‐マンノシド、p‐ニトロフェノール‐α‐D‐マン ノシド、マルトース、マルトデキストリン、デキストリン、デキストラン、レバ ン、シアル酸およびアセチルグルコサミンのようなモノ‐、ジ‐およびポリサッ カライド糖を含む。繊維あるいはプシリウムのような発酵できる基質が、グアガ ムおよびキサンタムガムが用いられてよいように本組成物中で用いられてよい。 同様に、ペプトン、ケラチンのようなタンパク性物質;野菜;大豆およびラウリ ル酸のような不飽和脂肪酸およびリポテイコ酸のようなテイコ酸およびグリセロ ホスフェートあるいはβ‐グリセロホスフェートのようなエステルがまた成長因 子として有用である。成長因子は望ましくは乳酸バクテリア、最も望ましくは乳 酸菌そして/またはビフィズス菌の種の成長を確立しそして維持するために選択 的である。本発明の組成物中での使用に望ましい成長因子は、ラクトース、ラク ツロース、ラムノース、オリゴサッカライドおよびグリコーゲンを含む。これら の栄養物の混合物もまた用いられてよい。 より望ましくは本発明の成長因子は、しかし限定はされないが、ガラクトオリ ゴサッカライド、大豆オリゴサッカライドおよびフルクトオリゴサッカライドの ようなオリゴサッカライドである。オリゴサッカライドは乳酸バクテリアによる より容易な接近のためにこれらの成長因子の位置を固定するのを助ける生物的接 着特性を有する。ここでの使用に対し最も望ましいものはフルクトオリゴサッカ ライドである。乳酸菌およびビフィズス菌のような乳酸バクテリアは発酵を通し て、それを乳酸あるいは乳酸、酢酸およびCO2の混合物に変換することによっ てフルクトオリゴサッカライドをエネルギー源として部分的に利用する。この炭 水化物の発酵によって産生される乳酸と他の脂肪酸は病原菌のコロニー化を予防 する重要な調節機構である低いpHの維持に寄与する。 化学的にはオリゴフルクトースはイヌリンのオリゴサッカライド画分である。 それはGFnとFn型から成り立っている[G=グルコース;F=フルクース; n=n=2‐6で、β(2,1)結合で約2:1の比率で結合しているフルクー ス残基の数で、そして平均の重合度は4である。イヌリンはチコリ根の熱水抽出 で製造されそしてGFn型の分子から成り、nは平均の重合度10を持つ最 高60までの範囲である。ここでの使用に対し適切なフルクトオリゴサッカライ ドは、フルクトースの末端単位の代わりに非フルクトース単位を持ってもよいし あるいは持たなくてもよい。同じことが糖末端単位に関して他のオリゴサッカラ イドにも当てはまる。非フルクトース単位は、しかし限定はされないが、キシリ トール、マンニトール、およびソルビトールのようなポリアルコールを含んでも よい。本組成物中での使用のために最も望ましいフルクトオリゴサッカライドは イヌリンあるいはオリゴフルクトースである。これらの栄養物の混合物もまた用 いられてよい。 理論によって限定はされないが、摂取によって成長因子が上皮の表面から病原 微生物を置きかえることのできる乳酸菌そして/またはビフィズス菌の種の数を 増やすということが信じられている。乳酸菌そして/またはビフィズス菌の種の 数の増加は置換あるいは排泄することによって病原体を競争的に排除する;その 結果は宿主の病原体の総括的な減少である。更に、膣の感染は一般に直腸から膣 への病原体の移行の結果と信じられているので、膣に侵入する病原体の数はまた 移行病原体の数が減少するにつれて減少する。 成長因子は望ましくは本発明の組成物中に単位用量あたり約5%から約75% 、より望ましくは約20%から約70%、そして最も望ましくは約30%から約 65%で組み入れられる。 コーティング物質 本発明の組成物は更にコーティング物質を含んでもよい。本発明の組成物に対 して有用なコーティング物質は水不溶性でもよいだけでなく水可溶でもよい。本 発明のコーティング物質は望ましくは水分活性(Aw)が約0.6より少なく、よ り望ましくは約0.45より少なく、最も望ましくは約0.3より少ないように乾 燥される。ここで用いられる“水分活性”という語は、共に同じ温度で測定され る純水の蒸気圧に対する、食物(固体あるいは液体)のような物質の上の水の平 衡蒸気圧の比の測定として技術においてよく知られている。より詳細な水分活性 の記述は英国特許第2,014,429号中に見出される。 本発明の組成物に有用な水可溶コーティングは糖あるいは有機コーティングを 含んでよい。本組成物に有用な糖コーティングはモノサッカライドあるいは二つ あるいはそれ以上のサッカライド単位の重合物を含むシロップ状物質である。有 機コーティングもまた本発明の組成物に対して有用である。用いられる有用な有 機重合物あるいは共重合物はカルボン酸およびエステル基を複数持つものを含む 。そのような基は効果的な味覚マスキング特性に対し、活性成分との物理的ある いは化学的相互作用に大いに寄与している。望ましい重合物あるいは共重合物は ビニルおよびアクリル酸そして/またはエステル基かあるいはカルボン酸そして /またはエステル基のどちらかを含む。特定の重合物/共重合物は業界の通常の 技術のひとつによって容易に確かめられる。一般的に安全性と毒性の点から製剤 的に許容できる重合物/共重合物が用いられてよい。このような重合物/共重合 物は溶媒あるいは溶媒の混合物に溶解することが望ましい。このような重合物/ 共重合物は以下のような重合型あるいは樹脂状の物質を含む:アクリル酸そして 置換アクリル酸の共重合体;セルロースエステル;ビニルおよび置換ビニルエス テル;ポリスルホン酸、それらのエステルおよびアミド。特定の例はシェラック およびゼインのような天然由来の物質、そしてエチルセルロース、セルロースア セテート、セルロースアセテートフタレート、エチルビニルアセテートそして/ またはフタレート、ポリビニルアセテートそして/またはフタレート、エチルそ して/またはメチルメタアクリル酸、エステルおよび共重合体、ヒドロキシアル キルセルロースアセテートそして/またはフタレートのような合成および半合成 の物質を含む。このような化合物はEudragit S(Rohm Pharmaの商標)および Phthalavin(Colorconの商標)のような商品名で販売されている購入可能な物 質を含む。本発明のコーティング物質は望ましくはメタアクリル酸およびメタア クリレートの重合型混合物である。糖と有機コーティングの混合物もまた用いら れてよい。 本発明の特定の態様のひとつは、ツツジ科の少なくとも一種を含む芯および上 述された微小カプセル化されたバクテリアの少なくとも一種の生きた培養液を含 むコーティング物質からなる。別の方法として、微小カプセル化された乳 酸菌はツツジ科の種を含むコーティング物質でコートされた芯の中に存在するこ とができる。後者は乳酸菌が生存しそして成長するための酸性の環境を与えるた めに利用されることが見出される。追加のコーティング層もまた加えられてよい 。 追加的に、タンパク様コーティング成分が含まれてもよい。胃腸疾患の改善に 有用なこのような成分は分枝鎖アミノ酸修飾タンパク質を含んでもよい。乳漿粉 末は例えば10%の遊離アミノ酸と43%の分枝鎖アミノ酸を含むコーティング された粉末を製造するためにアミノ酸エチルL‐ロイシン(16.1部)、エチル L‐イソロイシン(7.4部)、エチルL‐バリン(10.2部)、システインの塩酸 塩(1.5部)および炭酸ナトリウム(26部)の存在下で40℃で、20分間 水中でパパインと処理される。分枝鎖アミノ酸修飾粉末は錠剤を作るために脂肪 、デキストリン、塩、ビタミン、および同様のものと混合されることができる。 錠剤の味をより良くするためのコーティング物質の他の例は、ゼオライトおよ び粘土である。ゼオライトは家畜用のためのバクテリア性食飼コーティングとし ての使用を見出されている。例えば、家畜産業において、チアムリンフマレート はメタノールに溶解され、モルデナイト型のゼオライトあるいはでんぷん上に支 持され、乾燥されそして徐放性の、コーティングされた顆粒剤を作るための支持 物と更に予備混合される。更に錠剤コーティングの他の例は複雑な炭水化物およ び包接化合物を含む。 本発明の糖そして/または有機コーティングは、コアセルベーション層分離の ような物理化学的な方法のみならずパンコーティング、空気懸濁技術、多孔遠心 技術およびスプレードライ技術のような機械的方法を含む通常の手段によって適 用されてよい。コーティングの工程は、ここに参照文献として組み込まれるが、 Remington's Pharmaceutical Science(Alfonso Gennarol、編者)、166 6‐1675(1990年)中により詳しく述べられている。緩衝剤 本発明の組成物はまた緩衝剤を含んでもよい。経口組成物に対し、香味を強め るために酸性pHへの緩衝が行われてよい。膣部に用いられる製品に対し、本発 明の組成物中での使用に適切な緩衝剤は、泌尿生殖器のpHを約3.0から約5. 5に維持できるものである。ここで開示されたツツジ科の種中に見出されるもの 以外のいかなる緩和な、製剤的に許容できる酸も用いることができる。適当な酸 はホウ酸、あるいはそれぞれのナトリウムあるいは他の製剤的に許容できる塩( 望まれるpHを達成するのに必要な範囲まで)と組み合わせてキニン酸、プロピ オン酸、リンゴ酸、ピルビン酸、馬尿酸、酒石酸、ソルビン酸、安息香酸、乳酸 、アスコルビン酸、クエン酸あるいは酢酸のような有機酸を含む。緩衝される時 、本発明の組成物は望ましくは約3.5から約5.0の、望ましくは約3.7から 約4.7のpH範囲で、そして望ましくは乳酸ナトリウムを含む乳酸あるいは乳 酸/乳酸ナトリウムと安息香酸あるいは乳酸/乳酸ナトリウムとプロピオン酸の 組合せを用いて緩衝される。追加の植物抽出物 追加の治療用そして/または薬用の植物あるいは抽出物が本発明の組成物中に 組み入れられてもよい。このような植物あるいは抽出物は、エキナシア、アリウ ム、ブッチャ、ジュニパーニンジン、アリシン、クロレラ、アルギンおよび同様 の物を含む。これらの追加的な植物あるいは抽出物の混合物もまた用いられてよ い。 栄養添加物 栄養添加物もまた本発明の組成物中に組み入れられてもよい。このような添加 物は、しかし限定はされないが、ここで成長因子として述べられているもの以外 のタンパク質および炭水化物、ビタミン、鉱物、グリシンのようなアミノ酸、植 物の化学的成分およびそれらの混合物を含む。これらの添加物は、別の方法とし て、本発明の乳酸菌そして/またはビフィズス菌の中に最初に取り込まれてもよ い。薬用の活性物 本発明の組成物はまた薬用の活性物と組み合わせて用いられてもよい。薬用の 活性物は望ましくは少なくとも鎮痛剤そして/または胃腸剤のうちのひとつから 選択される。薬用の活性物を取り込む時、本発明の微生物との接触を避ける適切 な手段が取られるべきである。このような手段は、しかし限定はされないが、F ordへの米国特許第5,466,463号によって提案されているように微小カプ セル化の工程を修飾することを含んでよい。 本発明中での使用のために望ましい鎮痛剤の例は、アセトアミノフェン、アセ チルサリチル酸、インドメサシンおよびイブプロフェンの光学活性体あるいはラ セミ体、ナプロキセン、フルビプロフェン、カルプロフェン、チアプロフェン酸 、チクロプロフェン、ケトプロフェン、ケトロラック、エトドラック、インドメ サシン、スリンダク、フェノプロフェン、ジクロフェナック、ピロキシカム、ベ ンジドミン、ナブメトン、それらの製剤的に許容できる塩およびそれらの混合物 を含む。 本発明中での使用のために望ましい胃腸薬の例は、アトロピン、クリニジウム およびジシクロミンを含む抗コリン剤;水酸化アルミニウム、ジサリチル酸ビス マス、ジクエン酸ビスマス、シメチコン、炭酸カルシウムおよびマガルドレート を含む制酸剤;シメチジン、ファモチジン、ニザチジンおよびラニチジンを含む H2‐受容体拮抗剤;ドクセート、フェノールフタレインおよびカサンスロール を含む緩下剤;スクラルファートおよびスクラルファート湿潤ゲルを含む胃保護 剤;メトクロプラミドおよびシザプリドを含む胃運動機能改善剤;オメプラゾー ルを含むプロトンポンプ阻害剤およびジフェノキシレート、カオリンペクチン、 アタプルガイトおよびロペラミドを含む抗下痢剤を含む。担体物質 本発明の組成物が組み入れられてもよい担体には多くのものがありそして多様 であり、そして組成物の最終使用に大きく依存している。これらの担体は製 剤的に許容でき、そして局所用の組成物のみならず経口摂取可能なものをも含む 。それらはここで開示された組成物と相溶性でなければならないが、完全に不活 性で、あるいは他の活性成分を含むかあるいは他の活性成分であってもよい。こ こで用いられる“相溶性”という語は、通常の使用状態のもとでは組成物の活性 あるいは生育力を本質的に減少する相互作用がないように、担体成分が本発明の 組成物と相互に混合できることを意味する。もちろん、担体物質は治療される人 への投与に対して適切であるように充分に高純度でそして充分に低い毒性である べきである。望ましくは本発明の組成物は、約0.01%から約99.99%のひ とつあるいはそれ以上の担体物質から成る。 本組成物の局所投与に対して適当な担体は坐薬、膣の錠剤あるいはカプセル、 小卵型剤形、クリーム、洗浄溶液、乳濁液、泡、ゲル、リニメント、油そして軟 膏、潅注液を含む。 クリーム、ゲルそして他のベース配合は本組成物の局所投与、例えば男性ある いは女性の生殖器(女性外陰および膣を含む)に用いられてよく、そしてワセリ ン、パラフィン、ワセリン油、植物油、動物油、固体および液体の合成グリセリ ド、ワックス、ラノリン、ラノリンアルコール、ソルビタンエステル、脂肪族ア ルコール、液体/固体ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエ チレン、デンプン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、セルロース誘導体お よびカルボキシビニルポリマーのような賦形剤を用いる半固体組成物に対する従 来の方法により作られる。 小卵型剤形、坐薬、膣カプセルあるいは錠剤および起泡性錠剤もまた予防のた めの局所適用において有用である。小卵型剤形は坐薬に似ており、卵型でありそ して主として用いられる賦形剤は半合成のグリセリドとポリエチレングリコール そして任意にまた乳化剤および界面活性剤である。 膣カプセルはゼラチン様の外皮あるいは袋であり、その中に一般に無水であり そして液体パラフィン、ワセリン、植物油そして半合成油および濃化剤を含む懸 濁液が細分されている。膣での使用に対して適切に形作られた錠剤は主な賦形剤 としてラクトース、デンプン、ポリビニルピロリドン、セルロース誘導 体、ステアリン酸マグネシウム、グリコールを含む。起泡性錠剤は化学成分(す なわち、クエン酸あるいは酒石酸と共に重曹)を含み、それは泡立てるために炭 酸ガスを発生させるのに必要である。 本発明の組成物はまたティッシュ、ハンカチ、女性用ナプキン、パンティライ ナー、タンポン、オムツ、失禁用製品および同様のもののような織られたあるい は不織の布に取り込まれ、そしてそれによって局所的に適用されてもよい。ここ での使用に望ましいものは不織の布である。本組成物を取り込むために適当な不 織の布は、ここに参照文献として組み込まれるが、Thaman等への米国特許第4, 891,227号中に記述されている。 経口剤形もまた本発明のための担体として有用である。これらの剤形は人ある いは低級動物への経口投与に適切である相溶性の固体あるいは液体充填希釈剤あ るいはカプセル化物質を含む。 経口投与のための液体剤形は本発明の組成物を無菌あるいは精製水のような飲 料水に溶解あるいは懸濁することからなる。別の方法として、液体あるいは乾燥 した経口投与形は、剤形を含む腸溶性にコーティングされたカプセルからなるこ とができる。適当な剤形は乳濁液、懸濁液、溶液、シロップおよび精製水、砂糖 、ポリサッカライド、シリケートゲル、ゼラチンあるいはアルコールのような、 技術において一般に用いられる不活性の希釈剤を含むエリキシルを含む。これら の不活性の希釈剤は本発明の治療効果に積極的に寄与しない。しかしながら、こ のような液剤は水が乳酸菌と一緒に存在する時は、乳酸菌の発酵や分解を防ぐた めに特別な注意を必要とするかもしれない。不活性希釈剤とは別に、このような 組成物はまた追加の治療用活性物のみならず湿化剤、乳化剤、懸濁剤を含むこと ができる。より詳細な液体および液体状剤形の記述に対しては、ここに参照文献 として組み込まれるが、Remington's Pharmaceutical Sciences、第17版、 Mack Publishing Company、Easton、Pa.(1990年)、1519-1544 頁を参照。 錠剤は適当な結合剤、潤滑剤、希釈剤、崩壊剤、および流動化剤を含み、圧縮 されるか、型に入れられるか、すりつぶされるか、腸溶性にコーティングさ れるか、砂糖でコーティングされるか、フィルムコーティングされるかあるいは 多数回圧縮される。 また有用なものは軟あるいは硬ゼラチンカプセルである。望ましくはゼラチン の殻はカプセルの外観の品質を強調するために本質的に透明である。軟および硬 ゼラチン外殻は一般にゼラチン、可塑剤および水よりなる。これらのカプセルの 製造において一般に用いられる原料ゼラチン物質はコラーゲン物質の部分加水分 解によって得られる。カプセル製造に適当なゼラチンはSigma Chemical Comp any、St.Louis、Mo.から購入可能である。ひとつあるいはそれ以上の可塑剤 がゼラチンの外殻を作るために取り込まれる。本発明の有用な可塑剤はグリセリ ン、ソルビタン、ソルビトール、あるいは類似の低分子量のポリオール、および それらの混合物を含む。 固形の経口用剤形を作るための技術と組成物は、ここに参照文献として組み込 まれるが、Marshall、“Solid Oral Dosage Forms”、Modern Pharmaceut ics、第7巻、(BankerおよびRhodes、編者)、359‐427(1979年) 中に記述されている。錠剤(圧縮されそして型に入れられた)、カプセル(硬およ び軟ゼラチン)、トローチおよび丸剤を作るための技術と組成物は、これらの二 つの文献がここに参照文献として全体が組み込まれるが、Remington's Pharma ceutical Sciences(Arthur Osol、編者)、1553‐1593(1980年 )およびBorkan等へ1990年6月19日に発行された米国特許第4,935, 243号中に記述されている。経口剤形を配合するために用いられる製剤的に許 容される担体と賦形剤の特定の例は、ここに参照文献として組み込まれるが、R obert、1975年9月2日に発行された米国特許第3,903,297号中に記 述されている。 別の方法として本発明の組成物は、本発明の組成物をフリーズドライあるいは 凍結乾燥した錠剤中に組み入れることによって成し遂げられてもよい。フリーズ ドライあるいは凍結乾燥は、乾燥した組成物を開いたマトリックス網の中に形成 することによって組成物の分解を容易にする。大部分の事例で、このことは製品 の適時の送達を促進し、水性の媒体による急速な浸透の結果をもたらす。フリー ズドライの適当な方法は技術においてよく知られており、そして一 般的に使用されている。いかなる適当なフリーズドライの従来の方法が利用され てもよい。冷凍と乾燥の望ましい方法は、組成物を速やかに冷凍しそして次いで 組成物を約2%から約5%の最終水分含量まで乾燥することである。フリーズド ライおよび製造の適当な方法は、そのすべてがここに参照文献として組み込まれ るが、Davisへの1987年2月17日の米国特許第4,642,903号、Bla nk等への1990年8月7日の米国特許第4,946,684号、Gregory等への それぞれ1981年12月15日および1983年2月1日発行の米国特許第4 ,305,502号および第4,371,516号、Iles等への1993年2月2 3日の米国特許第5,188,825号によって教示されている。 同様に本発明の組成物は真空乾燥されてもよい。真空乾燥は組成物の崩壊温度 より上の温度での組成物の少なくとも部分的な乾燥を含む。他方、フリーズドラ イは組成物の崩壊温度より下の温度での組成物の乾燥を含む。真空乾燥の適切な 方法のいかなるものも用いられてよい。適切な真空乾燥の工程は、ここに参照文 献として組み込まれるが、Pebley等へ1994年3月29日に発行された米国 特許第5,298,261号中に述べられている。 本発明に適用してよいもうひとつの型の他の錠剤化の技術はJanssen Pharma ceutica Inc.によって開発されQuicksolvTMという商品名で同定されている液 /液抽出である。この技術は、ここに参照文献として組み込まれるが、米国特許 第5,215,756号中に詳しく述べられている。 薬剤師の技術によく知られている他の任意の成分はまた、例えば天然あるいは 人工甘味料、香味料、着色料、香料、緩衝剤およびよい味と見た目のよい最終製 品を提供するための同様のもの、例えばブチル化されたヒドロキシアニソールあ るいはブチル化されたヒドロキシトルエンのような抗酸化剤、および例えばメチ ルあるいはプロピルパラベン、ソルビン酸カリウム、あるいは安息香酸ナトリウ ムのような保存性を延長し増加するための保存剤のようなこれらの成分に対して 一般的に知られている量で含まれてもよい。望ましい任意の成分はまたカフェイ ンである。 当業界は、速やかに他の適当な成分、希釈剤および剤形を認識するであろう し、あるいは通常の実験を用いてこのようなことを確認できるあろう。更に様々 の組成物の投与が、当業界に一般的な標準の技術を用いて行われることができる 。 実施例 以下の実施例が更に本発明の範囲内での態様を記述しそして例示する。これら の実施例は厳密に例示の目的のために示され、そしてここに充分に述べられてい るように様々の変法が発明の精神と範囲から離れることなく可能であるので、本 発明の限定のために構成されるものではない。 実施例 I 乳酸菌そして/またはビフィズス菌の種の培養液がフリーズドライ(あるいは 凍結乾燥したものを購入)される。フリーズドライした培養液を提供するために 、乳酸菌そして/またはビフィズス菌の接種液が殺菌された栄養培地中で生育さ れる(例、Trypticase Soy agarブロス)。培地が遠心分離によって除かれる。 バクテリア分離物が殺菌された平衡塩類と5%グルコース溶液を用いて洗浄され る。次いでバクテリアは液体窒素で“急速冷凍”されそしてフリーズドライされ る。フリーズドライされた製品は次いでバクテリア板上計測のために検査され、 次いで組成物単位用の板上計測が、約103から約1012になるように希釈され る。 実施例 II 上述されたようにして得られた、新たに得られた洗浄されそして凍結乾燥され たバクテリアが0-4℃で1mlあたり1から1010の間の微生物を含むバクテ リアの濃厚懸濁液を得るような容積の10mlの5%グルコース飽和食塩水溶液 中に懸濁される。これらのすべての手順はほかに指示されない限り、室温では生 育能力を失う乳酸バクテリアの生育能力を維持するために0-4℃の温度範囲で 行われる。バクテリアの懸濁液は0.2-0.4mlのアルギン酸ナトリウム溶液 (1.5%重量/体積)が加えられる間速やかに、しかし穏やかに撹拌される。 上記の混合物が次いで、覆われた14ゲージの針を通して窒素気流を用いて4リ ットルの丸底フラスコに移される。4リットルの丸底フラスコはあらかじめ5% のアルブミン溶液で洗浄され、そしてその後65℃で少なくとも10時間加熱さ れ、そしてその過程中で用いられる針とチューブもまたこのように処理される。 その後上記の混合物は、大きいシリンジと窒素気流を用いて加圧下30ゲージ のmulti-beveldの針を通される。30ゲージの針の周囲の窒素と空気の流れによ って乾燥された針の末端に非常に小さい水滴が生成され、そしてその小滴が1. 3‐2%の塩化カルシウム水溶液中に集められそこでゲル化する。その後、それ らは0.08‐0.13%の2-(N‐シクロヘキシル‐アミノ)エタンスルホン酸( CHES)溶液および1.0‐1.5%塩化カルシウム溶液で少なくとも3回洗浄 される。 ゲル化した小滴あるいは小さい球状物は少なくとも5倍過剰の0.1%CHE S1.1%塩化カルシウム溶液および通常の飽和食塩水溶液で更に洗浄される。 生成した球状物は次いで液体窒素中で“急速冷凍”され次いで凍結乾燥される。 これらの過程の後、カプセル化された微生物は本発明の配合中で使用されること ができる。 実施例 III 本発明の錠剤の剤形が従来の混合と錠剤化の技術を用いて以下の成分を合わせ ることにより製造される。 成分 重量百分率 濃縮クランベリー抽出物 37.300% 乳酸菌1 29.900% K2932(5%エタノール溶液)2 13.400% Avicel(pH101)3 13.400% Explotab4 1.8% タルク 3.600% ステアリン酸マグネシウム 0.600%1 微小カプセル化されたLactobacillus Caseii var.rhamnosus(108cfu/ g)。2 ポリビニルピロリドン3 微結晶セルロースのTM、セルロースの高度に精製された粒子型4 でんぷんグリコール酸ナトリウムの商標 クランベリー抽出物がエタノール中で半分のAvicelおよびK2932と共に 顆粒化される。顆粒は次いで12メッシュの布を通されそして120°Fで乾燥 される。乾燥された顆粒混合物が20メッシュの布を通される。ふるいを通され た顆粒に乳酸菌、残りのAvicel、Explotabおよびタルクが加えられそして均一 になるまで混合される。次いで均一の混合物へステアリン酸マグネシウムが撹拌 しながら加えられる。生成した顆粒混合物が次いで、従来の錠剤化工程を用いて 圧縮される。 実施例 IV 本発明の経口カプセル剤形が従来の混合技術を用いて以下の成分を合わせるこ とによって製造される。 成分 重量百分率 濃縮クランベリー抽出物 29.900% ビフィズス菌1 15.000% フルクトオリゴサッカライド2 29.900% Avicel3 22.400% Ac Di Sol4 2.800%1 微小カプセル化されたLactobacillus bifidus subsp pennsylvanicus(108 cfu/g)。2 Golden Technologies Company,Inc.からNutraFlora FOSとして入手可 能。3 微結晶セルロースのTM、セルロースの高度に精製された粒子型。4 カルボキシメチルセルロースナトリウムのクロスリンク型の商標。 クランベリー抽出物、フルクトオリゴサッカライド、乳酸菌培養液、Avicel そ してAct Di SolをV‐ブレンダー中で合わせてそして均一になるまで撹拌す る。生成した混合物の単位用量が次いで適当なサイズにした硬ゼラチンカプセル 中に入れられる。 実施例 V 本発明の局所用ゲル剤形が従来の混合技術を用いて以下の成分を合わせること によって製造される。 成分 重量百分率 濃縮クランベリー抽出物 0.50% 乳酸菌1 2.50% フルクトオリゴサッカライド2 6.00% ポリアクリルアミドおよびC13-14イソパラフィン およびラウレス−73 4.00% PPG‐14ブチルエーテル 8.00% 精製水 q.s1 微小カプセル化されたLactobacillus Caseii var.rhamnosus(108cfu/ g)。2 Golden Technologies Company,Inc.からNutraFlora FOSとして入手可 能。3 Seppic CorporationからSepigelとして入手可能。 適当なサイズの容器に水が加えられる。中速(300rpm)で撹拌しながら、 水層を形成するためにポリアクリルアミドおよびC13-14イソパラフィンおよび ラウレス‐7が水に加えられる。別に、PPG‐14ブチルエーテルが容器に入 れられふたをされる。3枚歯パドル羽を持つLightnin’ミキサーを用い てクランベリー抽出物とフルクトオリゴサッカライドがPPG‐14ブチルエー テルに加えられ、そして低速(100rpm)でクランベリー抽出物とフルクト オリゴサッカライドが溶解するまで混合される。水層に乳酸菌培養液が加えられ そして均一な溶液になるまで低速(100rpm)で混合される。PPG‐14 ブチルエーテルがゲルを形成するために水層にゆっくりと加えられる。生成した ゲルが均一になるまで中速で撹拌される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN, YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 以下のものより成る泌尿生殖器および腸の疾患の治療あるいは予防のため の組成物: a.)抗接着性の量の少なくともひとつのツツジ科の植物種あるいはそ の抽出物;および b.)乳酸菌、ビフィズス菌およびそれらの混合物より成る群から選択 される微小カプセル化されたバクテリアの少なくとも一種の生きた培養液。 2. 成長因子がラクツロース、ラムノース、オリゴサッカライド、グリコーゲ ンおよびそれらの混合物より成る群から選択される成長因子を更に含む請求項1 による組成物。 3. 約.0.6より少ないAwを持つコーティング物質を更に含みそしてそこに 微小カプセル化されたバクテリアを懸濁している請求項1あるいは請求項2によ る組成物。 4. 坐薬、錠剤、トローチ、経口液、懸濁液、カプセル、ゼラチンカプセルよ り成る群から選択される担体を更に含む請求項1ないし3のいずれかによる組成 物。 5. 乳酸菌の種がL.acidophilus、L.gasseri、L.catenaforme、L.casei、L.c rispatus、L.delbrueckii、L.jensenii、L.rogosae、L.fermentum.、L.pla ntarumおよびそれらの混合物より成る群から選択され、そしてバクテリアの種が 組成物の単位用量あたり104から1012の乳酸菌の細胞のレベルで、望ましく は組成物の単位用量あたり少なくとも106から1010の乳酸菌の 細胞のレベルで存在する請求項1ないし4のいずれかによる組成物。 6. 植物あるいは抽出物がスノキ属から選択される請求項1ないし5のいずれ かによる組成物。 7. ビタミン、ミネラル、アミノ酸、植物の化学的成分およびそれらの混合物 より成る群から選択される栄養添加物そして/またはエキナシア、アリウム、ブ ッチャ、ジュニパーニンジン、アリシン、クロレラ、アルギンおよびそれらの混 合物より成る群から選択される追加の植物抽出物そして/または鎮痛剤、胃腸薬 およびそれらの混合物より成る群から選択される薬用活性物を更に含む請求項1 ないし6のいずれかによる組成物。 8. 泌尿生殖器の疾患を治療あるいは予防するための以下のものより成る局所 的に適用される組成物: a.)抗接着性の量の少なくとも一種のツツジ科の種の植物あるいはその 抽出物;および b.)乳酸菌、ビフィズス菌およびそれらの混合物より成る群から選択さ れる少なくとも一種の微小カプセル化されたバクテリアの生きた培養液。 9. ガラクトオリゴサッカライド、大豆オリゴサッカライド、フルクトオリゴ サッカライドおよびそれらの混合物より成る群から選択されるオリゴサッカライ ド成長因子そして/またはホウ酸、馬尿酸、酒石酸、ソルビン酸、安息香酸、乳 酸、アスコルビン酸、クエン酸、酢酸、プロピオン酸、それらの製剤的に許容で きる塩およびそれらの混合物より成る群から選択される緩衝剤を更に含む請求項 8による組成物。 10.坐薬、膣用錠剤、膣用ゼラチンカプセル、膣用トローチ、クリーム、ゲ ル、軟膏、ローション、洗浄剤、潅注液、ティッシュ、ハンカチ、パンティライ ナー、女性用ナプキン、タンポン、おむつおよび失禁用製品より成る群から選択 される担体を更に含む請求項8または9による組成物。
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