JPH11503463A

JPH11503463A - ヘアコンディショニング組成物

Info

Publication number: JPH11503463A
Application number: JP9526053A
Authority: JP
Inventors: ジュニアレイニー，デイヴィッド; トーマスドッド，マイケル; ポールフェザーストン，ジョン
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 1996-01-12
Filing date: 1997-01-10
Publication date: 1999-03-26
Also published as: DE69715597D1; BR9707042A; CN1213293A; CN1090014C; KR100287807B1; ATE224179T1; KR19990077265A; EP0877592B1; EP0877592A1; AU1574397A; CA2242410C; US5674478A; WO1997025964A1; CA2242410A1; DE69715597T2

Abstract

(57)【要約】本発明は、リーブ・オンヘアケア組成物に関し、これは：（ｉ）０.１重量％から10重量％の、(Ａ)_m(Ｂ)_n(Ｃ)_pのモノマー単位及び架橋剤を含むカチオン性架橋高分子コンディショニング剤であって、ここで：（Ａ）は、ジアルキルアミノアルキルアクリレートモノマー又は四級アンモニウム又はその酸付加塩であり；（Ｂ）は、ジアルキルアミノアルキルメタクリレートモノマー又は四級アンモニウム又はその酸付加塩であり；（Ｃ）は、（Ａ）又は（Ｂ）と重合可能な非イオン性モノマーであり；ｍ、ｎ及びｐは、独立して０又はそれよりも大きいが、少なくともｍ又はｎの１つは１又はそれよりも大きく；（ｉｉ）０.１重量％から１０重量％の塩；並びに、（ｉｉｉ）６０重量％から９９.８重量％の極性溶媒；を含み、ここで前記カチオン性架橋高分子コンディショニング剤対前記塩の重量比は、１：２５から２５：１であり；また、ここで、当該組成物の粘度は、２５℃で３分間１０ＲＰＭで、ブルックフィールド粘度計spindel #41を用いた測定で、１０ｃＰから５００ｃＰであることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】ヘアコンディショニング組成物技術分野本発明は、改良されたヘアコンディショニング特性を有するリーブ・オンヘアケア組成物に関する。これらの組成物は、カチオン性架橋高分子コンディショニング剤、塩及び極性溶媒を含む。これらの製品は、前記コンディショニング剤を含有する慣用の製品と比較して予期せぬ低い粘性を有する。本低粘度の組成物は、例えばヘアトニック、ヘアスプレー、ムースなどのようなリーブ・オン製品としての該組成物の用途を可能にする。発明の背景頭皮の髪は、周囲環境との接触によって、及び頭皮により分泌される皮脂のために汚れる。皮脂及び環境の汚れの蓄積は、汚く脂っぽい感じを髪にもたらし、見た目にもよくない。これらの効果を改善するために、規則的にシャンプーすることが必要となる。髪をシャンプーすることは、過剰の皮脂及び他の環境の汚れを取り除くが、髪をぬらし、もつれさせ、概して取り扱いにくい状態にするという欠点がある。シャンプーすることはまた、自然な油又は他のヘア保湿成分の除去によって髪を乾燥させることになる。シャンプー後に、髪は「軟らかさ」が分かる程度に失われてしまう。頻繁なシャンプーは、また、特に長い髪について「枝毛」の現象にも寄与する。枝毛は、髪の末端が２以上の毛幹に分かれ、縮れた外観になってしまう状態を意味する。種々の試みがヘアをコンディショニングするために開発されている。これらは、シャンプー後に髪をリンスすることから、リーブ・オンヘアコンディショナートニック及びスプレーまで、シャンプー中へのヘアコンディショニング成分の含有にまで及ぶ。多くの消費者は、コンディショナーを含む簡単な及び便利なシャンプーを好むが、ある集団は、シャンプーと異なるステップとして、普通シャンプーに続けて髪に塗布されるコンディショナー配合物を使用することを好む。これらのヘアコンディショナーは、普通、入浴又はシャワー中での分散及び髪への塗布の容易性のための増粘化製品、例えばクリーム、リンス又はジェルか、入浴又はシャワーの後での分配及び髪への塗布の容易性のための低粘性製品、例えばトニック、スプレー又はムースかのいずれかである。低粘性ヘアケアコンディショニング組成物、例えばヘアトニック、ヘアコンディショニングスプレー及びムースも、また当業界において周知である。これらの製品は、髪にヘアケアスタイリング又はコンディショニング剤を、組成物自体から残りのワックス及び界面活性剤を最少にして、デリバリーすることができることについて有用である。架橋高分子コンディショニング剤は、コンディショニング剤、増粘剤又はヘアダメージ防止剤として当業界において開示されている。1995年４月13日公開のCo xらのPCT出願WO94/10833号は、改良されたヘア光沢利益のために組成物中に架橋高分子コンディショニング剤を含有するヘアケア組成物を開示している。これらのコンディショニング剤は、効果的であるが、粘度上昇効果を有し、クリーム及びローションシャンプー及びコンディショナーにもっとも適当である。しかしながら、これらの架橋高分子コンディショニング剤を含有するヘアケア組成物の得られた高い粘性は、これらの薬剤を低粘性製品、例えば非エアゾールスプレーにおける使用を妨げる。本発明において、架橋高分子コンディショニング剤を含有するヘアケア組成物が、塩と組み合わせて用いられる場合、低粘性製品の形態で提供できることが、予期せずに見出された。このようなヘアケア組成物は、低粘性製品でのカチオン性架橋高分子コンディショニング剤のコンディショニング及びダメージ防止利益を提供する。本発明の目的は、使用後にすすぎ落とされる(rinse off)ことのない髪塗布用のヘアケア組成物を提供することである。本発明の他の目的は、前記組成物を低粘度形態で提供することである。本発明の更に他の目的は、ヘアトニック、ヘアスプレー又はムースとして前記組成物を提供することであり、これらは髪の乾燥前と乾燥後のいずれで容易に塗布することができる。本発明の更なる目的は、審美的に望ましい濡れた及び乾いた髪の感じを有するようなヘアケア組成物を提供することである。本発明の他の目的は上記組成物を用いて髪をコンディショニングする方法を提供することである。ここで又は後において明細書中で説明され得る本発明のこれらの及び他の目的並びに利益は、当業者には明らかとなり、ここで記述される本発明によってもたらされることができる。本明細書の本発明は、ここで記述される必須成分と、ここで記述される如何なる好適な又は他の任意の成分とを含み、これらから成り、これらから本質的に成る。ここでの全てのパーセンテージは、他に示さなければ、全組成物の重量基準による。全ての比率は、他に示さなければ重量比である。他に示さなければ、ここで言及される配合剤の全てのパーセンテージ、比率及びレベルは、配合剤の活性量に基づき、また溶媒、充填剤又は、市販製品において本配合剤と組み合わされ得る他の物質を含まない。全ての測定は、他に示さなければ25℃又は室温でなされる。ここで言及される全ての文献には、全ての特許、全ての特許出願、全ての記事、全ての公報、全てのパンフレット、及び全ての技術的なデータシートが含まれ、これらをこれらを援用して本文の一部とする。発明の要約本発明は、向上されたヘアコンディショニング及びダメージ防止をもたらすことができ、一方、浸す又はシャワーすることの後において容易に塗布するための低粘度に配合されているリーブ・オンヘアケア組成物に関する。特に、本発明は、リーブ・オンヘアケア組成物に関し、これは：（ｉ）約0.1重量％から約10重量％の、モノマーユニット(Ａ)_m(Ｂ)_n(Ｃ)_p及び架橋剤を含むカチオン性架橋高分子コンディショニング剤であり、ここで：（Ａ）はジアルキルアミノアルキルアクリレートモノマー又は四級アンモニウム又はその酸付加塩であり；（Ｂ）はジアルキルアミノアルキルメタクリレートモノマー又は四級アンモニウム又はその酸付加塩であり；（Ｃ）は、（Ａ）又は（Ｂ）と重合可能な非イオン性モノマーであり；ここでｍ、ｎ及びｐは独立して０又はそれ以上であるが、ｍ又はｎの少なくとも１つは１よりも大きい；（ii）約0.1重量％から約10重量％の塩；並びに、（iii）約60重量％から約99.8重量％の極性溶媒；を含むリーブ・オンヘアケア組成物であり：ここで前記カチオン性架橋高分子コンディショニング剤対前記塩の重量比は、約１:25から約25:１であり；前記組成物の粘度は、ブロックフィールド粘度計、スピンドル＃４１を用いて２５℃、１０ＲＰＭ、３分間での測定で約10ｃＰから約500ｃＰである。本発明は、また安全且つ有効量の上述したヘアケア組成物を、このような処理の必要がある人の髪に塗布することを含む人の髪をコンディショニングする方法にも関する。発明の詳細な記載用語「リーブ・オン」とは、用語「ヘアケア組成物」を修飾するためにここで表現されるものであり、本発明の組成物が髪に塗布され、保持されることを意図するために用いられる。これらのリーブ・オン組成物は、髪に塗布され、続いて洗うこと、リンスすること、拭うことなどのいずれかによってすぐに又は数分後に除去される「リンス・オフ」組成物と区別されるものである。必須配合剤と、種々の、しかし排除するものでない好適及び任意配合剤のリストが後述される。カチオン性架橋高分子コンディショニング剤本発明の組成物は、約0.1重量％から約10重量％、より好ましくは約0.2重量％から約５重量％、最も好ましくは約0.5重量％から約３重量％のカチオン性架橋高分子コンディショニング剤を含む。ここでのカチオン性架橋ポリマーは、髪への塗布の際に、改良されたヘアコンディショニング及びダメージ防止利益をもたらす。ここでの使用のための架橋ポリマーのタイプは、一般に、1992年３月31日発行のHaweらの米国特許第5,100,660号；1989年７月18日発行のHeardらの米国特許第 4,849,484号；1989年５月30日発行のFarrarらの米国特許第4,835,206号；1986年 12月９日発行のGloverらの米国特許第4,628,078号；1986年７月８日発行のFlesh erらの米国特許第4,599,379号；1987年７月15日公開のFarrarらのEP228,868号；に開示されており、これら全てを全文援用して本文の一部とする。ここでのポリマーは、一般式：(Ａ)_m(Ｂ)_n(Ｃ)_pによって特徴づけることができる：ここで（Ａ）はジアルキルアミノアルキルアクリレートモノマー又はその四級アンモニウム又は酸付加塩であり、（Ｂ）はジアルキルアミノアルキルメタクリレートモノマー又はその四級アンモニウム又は酸付加塩であり、（Ｃ）は、（Ａ）又は（Ｂ）と重合可能である炭素−炭素二重結合を有する（Ａ）又は（Ｂ）と重合可能である非イオン性モノマーであり、ｍは０又はそれよりも大きい整数であり、ｎは０又はそれよりも大きい整数であり、ｐは０又はそれよりも大きい整数であって、ｍ若しくはｎ又はこれらの双方が１又はそれよりも大きくなければならない。（Ｃ）モノマーは、共通して用いられるモノマーのいずれかから選択されることができる。これらのモノマーの非限定例には、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、エイコセン、無水マレイン酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、マレイン酸、アクロレイン、シクロヘキセン、エチルビニルエーテル、及びメチルビニルエーテルが含まれる。本発明のカチオン性ポリマーでは、（Ｃ）は好ましくはアクリルアミドである。（Ａ）及び（Ｂ）モノマーのアルキル部分は、短鎖長のアルキル、例えばＣ₁−Ｃ₈、好ましくはＣ₁−Ｃ₅、より好ましくはＣ₁−Ｃ₃、最も好ましくはＣ₁−Ｃ₂である。四級化の際には、ポリマーは、好ましくは、短鎖のアルキル、即ち、Ｃ₁−Ｃ₈、好ましくはＣ₁−Ｃ₅、より好ましくはＣ₁−Ｃ₃、最も好ましくはＣ₁−Ｃ₂で、四級化される。酸付加塩は、プロトン化アミノ基を有するポリマーの（Ａ）及び（Ｂ）モノマーをいう。酸付加塩は、ハロゲン（例えば、クロリド）、酢酸、リン酸、硝酸、クエン酸、又は他の酸の使用を介して予め形成させることができる。これらの(Ａ)_m(Ｂ)_n(Ｃ)_pポリマーは、また架橋剤を含み、これは、普通、２以上の不飽和官能基を含有する物質である。架橋剤は、ポリマーのモノマーユニットと反応してポリマーに組み込まれ、２以上の個々のポリマー鎖の間で、又は同一のポリマー鎖の２以上のセクションの間で、連結又は共有結合が形成される。適当な架橋剤の非限定例には、メチレンビスアクリルアミド、ジアクリレート、ジメタクリレート、ジ−ビニルアリール（例えば、ジ−ビニルフェニル環）化合物、多価アルコールのポリアルケニルポリエーテル、アリルアクリレート、ビニロキシアルキルアクリレート、及び多官能性ビニリデンからなる群より選択されたものが含まれる。ここで有用な架橋剤の特定例には、メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジ −（メタ）アクリレート、ジ−（メタ）アクリルアミド、シアノメチルアクリレート、ビニルオキシエチルアクリレート、ビニルオキシエチルメタクリレート、アリルペンタエリスリトール、トリメチルロールプロパンジアリルエーテル、アリルスクロース、ブタジエン、イソプレン、1,4ジ−エチレンベンゼン、ジビニルナフタレン、エチルビニルエーテル、メチルビニルエーテル及びアリルアクリレートからなる群より選択されたものが含まれる。他の架橋物には、ホルムアルデヒド及びグリオキサールが含まれる。架橋剤としてここでの使用に好適なものはメチレンビスアクリルアミドである。架橋剤の広範な種々の量が、最終ポリマーに所望される特性、例えば粘性化効果に依存して用いられる。架橋剤は、普通、重量／重量基準におけるポリマーの全重量の約１ppmから約10,000ppm、好ましくは約５ppmから約750ppm、より好ましくは約25ppmから約500ppm、さらにより好ましくは約100ppmから約500ppm、最も好ましくは約250ppmから約500ppmで含まれるであろう。架橋ポリマーの極限粘度数は、ポリマーを特徴づけるために測定できる。この極限粘度数は、本発明の全てのヘアケア組成物を特徴づけるために用いられる粘度測定と区別される。架橋ポリマーの極限粘度数は、２５℃で１モルの塩化ナトリウム中で測定でき、一般に６よりも大きく、好ましくは約８から14である。この架橋ポリマーの分子量（重量平均）は高く、普通約1,000,000から約30,000,00 0の間であると思われる。特定の分子量は、重要ではなく、より低い又はより高い重量平均分子量は用いられることができる。架橋ポリマーは、好ましくは、ブロックフィールドＲＶＴ(Brookfield Engineering Laboratories，Inc．Stought on，MA,USA)によって20RPMで測定した場合に２５℃で少なくとも約20,000ｃＰ、好ましくは約30,000ｃＰの粘度を有するように、脱イオン水中での1.0％ポリマー溶液で特徴付けられる。これらのカチオン性ポリマーは、重合が終結するまで、開始剤（普通、レドックス又は熱）の存在下で、約20重量％から約60重量％、一般に約25重量％から約 40重量％モノマーを含有する水性溶液の重合によって、作製できる。架橋剤はまた、重合すべきモノマーの溶液に添加されて、ポリマーへ組込まれることもできる。重合反応では、温度は、一般に約０℃から95℃の間で開始される。重合は、モノマー（と、如何なる付加架橋剤もまた）の水性相から、非水性相、例えば鉱油、ラノリン、イソドデカン、オレイルアルコール並びに、他の揮発性及び不揮発性のエステル、エーテル及びアルコールなどへの逆相分散の形成によって行われる。ここでの記述のこの章においてポリマーを記述する全てのパーセンテージは、他に示さなければモルである。ポリマーが（Ｃ）モノマーを含む場合、Ｃのモル比は、Ａ、Ｂ及びＣの全モル量に基づいており、０％から約９９％であることができる。（Ａ）及び（Ｂ）のモル比は、それぞれ０％から１００％であることができる。アクリルアミドが“Ｃ”モノマーとして用いられる場合、好ましくは約 20％から約99％、より好ましくは約50％から約90％のレベルで用いられるであろう。モノマーＡ及びＢが共に存在する場合、最終ポリマーにおけるモル基準によるモノマーＡ：モノマーＢの割合は、好ましくは約99：５から約15：85、より好ましくは約80：20から約20：80である。或いは、他のクラスのポリマーでは、この割合は、約５：95から約50：50、この約５：95から約25：75である。他の代替的なクラスでは、Ａ：Ｂの割合は、約50：50から約85：15である。好ましくはＡ：Ｂの割合は、約60：40から約85：15、最も好ましくは約75：25から約85：15である。本発明において最も好ましいものは、モノマーＡもモノマーＣも存在しない場合である。特に好ましいここで有用なカチオン性ポリマーは、一般構造(Ａ)_m(Ｂ )_n(Ｃ)_pであって、式中ｍは０であり、（Ｂ）はメチル四級化ジメチルアミノエチルメタクリレートであり、ｐは０であるものに相当し、架橋剤は、メチレンビスアクリルアミドである。このようなホモポリマーの例は、polquaternium 37である。このホモポリマーは、単独でも又は、適当なキャリヤー、例えば鉱油又はプロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート中で用いられることができる。このホモポリマーは、分散助剤としてPPG−１trideceth−６も含有した鉱油分散物としてAllied Colloids Ltd，（Norfokd，VA）からSalcare SC95の商品名で、又は分散助剤としてPPG−１trideceth−６も含有したプロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート中の分散物としてAllied Colloids Ltd，（Norfo kd，VA）からSalcare SC96の商品名で市販されている。塩本発明の組成物は、約0.1％から約10％、より好ましくは約0.2％から約５％、もっともこの約0.5％から約３％の塩を含む。特定理論に拘束されないが、塩は、本発明の極性溶媒中でポリマーにおける粘度低下効果をもたらすと思われる。本発明の塩は、低分子カチオン及びアニオンの混合物を含む。本発明の塩は、酸−塩基反応の生成物であるタイプの低分子イオンを含む。塩は、例えば可溶性塩の添加、若しくは酸及び塩基の混合物の添加、又はこれらの組み合わせによって、ヘアケア組成物へ組込まれることができる。塩のアニオン及びカチオンの双方が組成物中に含まれることは、本発明の必須態様である。使用に適するカチオンには、例えば、アルカリ金属、例えばリチウム、ナトリウム及びカリウム、アルカリ土類金属、例えばマグネシウム、カルシウム及びストロンチウム、並びに遷移金属、例えばアルミニウム、銅、亜鉛、鉄などが含まれる。二価カチオンの好ましいものは、マグネシウムである。好適な一価の金属イオンは、リチウム、ナトリウム及びカリウム、特にナトリウム及びカリウムである。本発明の組成物への適当な添加方法には、例えば塩基として、例えばヒドロキシド、ナトリウムヒドロキシド及びカリウムヒドロキシド、並びに極性溶媒中で可溶性であるような塩、例えば低分子アニオンの塩、例えば後述されるものとしての添加が含まれる。他の適当なカチオンには、有機イオン、例えば四級アンモニウムイオン並びに、カチオン性アミン、例えばアンモニウムモノ−、ジ−及びトリ−エタノールアミン、トリエチルアミン、モルホリン、アミノメチルプロパノール(ＡＭＰ)、アミノエチルプロパンジオールなどが含まれる。アンモニウム及びアミンは、好ましくは、塩の形態、例えばヒドロクロリド塩の形態で提供される。使用できるアニオンには、ハロゲンイオン、例えばクロリド、フルオリド、ブロミド及びヨージド、スルフェート、エチルスルフェート、メチルスルフェート、シクロヘキシルスルファメート、チオスルフェート、トルエンスルホネート、キシレンスルホネート、シトレート、ニトレート、バイカルボネート、アジペート、スクシネート、サッカリネート、ベンゾエート、ラクテート、ボレート、イセチオネート、タートレート、アセテート、エチレンジアミンテトラアセテート、並びにヘアケア組成物中で解離形態で存在することができる他のアニオンが含まれる。アニオンは、本発明の組成物に、例えば、液体担体中で少なくとも部分的に可溶性である酸若しくは塩の形態で添加されることができる。好ましいアニオンには、アセテート、エチレンジアミンテトラアセテート、シトレート、ニトレート、クロライド、ホスフェート及びスルフェートなどが含まれる。より好ましいのは、エチレンジアミンテトラアセテートである。本発明の組成物の塩は、所望の粘性減少利益を達成するために、極性溶媒中で溶解性でなければならない。塩の溶解性は約１パーセントよりも大きく、好ましくは約２パーセントよりも大きく、より好ましくは約３％よりも大きい。全ての溶解度の測定は、２５℃でなされる。本発明の組成物の好適な塩には、ナトリウムアセテート、カリウムアセテート、アンモニウムアセテート、ナトリウムシトレート、カリウムシトレート、アンモニウムシトレート、ナトリウムニトレート、カリウムニトレート、アンモニウムニトレート、ナトリウムホスフェート、カリウムホスフェート、アンモニウムホスフェート、ナトリウムクロリド、カリウムクロリド、アンモニウムクロリド、ナトリウムスルフェート、カリウムスルフェート、アンモニウムスルフェート、ナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸、ジナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸及びトリナトリウムエトレンジアミンテトラ酢酸、テトラナトリウムエチレンジアミンテトラアセテート、並びにこれらの混合物が含まれる。最も好ましくは、ジナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸である。架橋高分子コンディショニング剤対塩の割合本発明の組成物は、約１：25から約25：１、好ましくは約１：10から約15：１、より好ましくは約１：１から約10：１のカチオン性架橋高分子コンディショニング剤対塩の重要な重量比で構成されなければならない。極性溶媒本発明のリーブ・オンヘアケア組成物は、また架橋高分子コンディショニング剤のための液状担体としての極性溶媒も含む。極性溶媒は、２５℃での誘電率が約5.0よりも大きく、好ましくは約7.5よりも大きく、より好ましくは約10.0よりも大きい溶媒物質のいずれかである。本発明の極性溶媒は、全組成物の約60％から約99.8％、好ましくは約80％から約98％、より好ましくは約90％から約95％のレベルで存在する１以上の極性溶媒を含む。本発明の組成物に必須な極性溶媒は、水、Ｃ₂−Ｃ₃一価アルコール及びこれらの混合物からなる群より選択される。存在するならば、Ｃ₃アルカノール、例えばイソプロパノールは、組成物の約15重量％を超えないレベル、好ましくは約12 重量％を超えない、より好ましくは約10重量％を超えないレベルで用いられるべきである。高いレベルのＣ₃一価アルコールは、これらが発生してしまう潜在的な悪臭発生のために、本発明の組成物では望ましくない。好ましい極性溶媒相は、水、エタノール又はこれらの混合物を含有する。水及びアルコール混合物、例えば水−エタノール又は水−イソプロパノール− エタノールを用いる場合、組成物の水の含有量は、一般に全組成物の約0.5重量％から約99重量％の範囲に存在する。このような混合物では、アルコール溶媒は、一般に、全組成物の０.５重量％から約９９重量％の範囲で存在する。粘度本発明の組成物は、25℃で、約10から約500cP、好ましくは約50cPから約200cP 、より好ましくは約100cPから約200cPの粘度から成る混合物である。粘度は、25 ℃で10RPMで３分間、Brookfield Digital Viscometer Model DV-II，Spindel ＃ 41を用いて測定される。任意成分本発明のヘアケア組成物は、低い粘度を有する種々の製品タイプに配合されることができ、これにはトニック、スプレー及びムースが含まれる。従って、本発明は、広範の任意配合剤を含有することができ、これには、とりわけヘアケア製品、特にヘアスプレー及びヘアトニック組成物に用いられることが当業界において既知である如何なるタイプの配合剤をも含まれる。これらの配合剤には、不溶性シリコーン流体、ガム及び樹脂、揮発性シリコーン溶媒、不溶性化粒子、界面活性剤、分散助剤、スタイリング樹脂、噴射剤及びその他が含まれるが、これらに制限されない。シリコーンコンディショニング剤本発明の組成物は、場合によって、不揮発性の可溶性若しくは不溶性シリコーンコンディショニング剤又は、揮発性シリコーンコンディショニング剤を含むことができる。可溶性とは、シリコーンコンディショニング剤が、同一相の一部を形成するように、組成物の水性キャリヤーと混和性であることを意味する。不溶性とは、シリコーンが、シリコーンのエマルジョン又は小滴の懸濁物の形態にあるように、水性キャリヤーとは別の不連続相を形成することを意味する。用語「不揮発性」とは、ここで用いられる場合、少なくとも約260℃、好ましくは少なくとも約275℃、より好ましくは少なくとも約300℃の沸点を有するシリコーンを意味するべきである。このような物質は、周囲条件において、かなり低い又はまったく有意な蒸気圧を示さない。用語、揮発性とは、シリコーンが約99℃から約 260℃までの沸点を有することを意味するであろう。シリコーンヘアコンディショニング剤は、組成物の約.０５重量％から約１０重量％、好ましくは約０.１重量％から約６重量％、より好ましくは約０.５重量％から約５重量％、最も好ましくは約０.５重量％から約３重量％のレベルで、本発明のリーブ・オンヘアケア組成物に用いられることができる。可溶性シリコーンには、シリコーンコポリオール、例えばジメチコーンコポリオール、例えばポリエーテルシロキサン変性ポリマー、例えばポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンが含まれ、ここでエチレン及び／又はプロピレンオキシドのレベルは、組成物中で可溶性にさせるに十分である。しかしながら、不溶性シリコーンが好ましい。ここで用いられる不溶性シリコーンヘアコンディショニング剤は、25℃で約1,000から約2,000,000センチストークス、より好ましくは約10,000から約1,800,000、さらにより好ましくは約100,0 00から約1,500,000の粘度を有することが好ましい。粘度は、Dow Corning Corpo rate Test Method CTM0004,1970年７月20日に説明されているガラスキャピラリ粘度計によって測定できる。適当な不溶性不揮発性シリコーン流体には、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー及びこれらの混合物が含まれる。ヘアコンディショニング特性を有する他の不溶性不揮発性シリコーン流体も使用できる。用語「シリコーン流体」とは、25℃で1,000,000センチストークスよりも低い粘度を有する流れ可能なシリコーン物質を意味するべきであろう。一般に、流体の粘度は、25℃で約５と1,00 0,000センチストークスの間、好ましくは約１０と約300,000の間であることができる。ここでのシリコーン流体には、下記の構造を有するポリアルキル又はポリアリールシロキサンも含まれる：式中、Ｒはアルキル又はアリールであり、ｘは約７から約8,000の整数であるものが用いられ得る。“Ａ”は、シリコーン鎖の末端を停止する基を表す。シロキサン鎖において置換されたアルキル又はアリール基（Ｒ）又は、シロキサン鎖の末端（Ａ）は、得られたシリコーンが室温で流体を維持し、疎水性であり、髪に塗布した場合に刺激がなく毒性や他の有害性もなく、組成物の他の成分と混和性があり、通常の使用及び保管条件下において化学的に安定であり、髪に付着すること及びコンディショニングすることができるならば、如何なる構造をも採ることができる。適当なＡ基には、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びアリーロキシが含まれる。ケイ素原子上の２つのＲ基は、同一の基又は異なる基で置換されていてもよい。好ましくは、２つのＲ基は、同一の基を表す。好ましい基には、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル及びフェニルメチルが含まれる。好ましいシリコーンは、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンである。ポリジメチルシロキサンが特に好ましい。用いられ得る不揮発性ポリアルキルシロキサン流体には、例えば、ポリジメチルシロキサンが含まれる。これらのシロキサンは、例えばGeneral Electric Com panyからViscasil R(商品名)及びSF96シリーズとして、並びにDow CorningからD ow Corning 200(商品名)シリーズとして入手可能である。用いられ得るポリアルキルアリールシロキサン流体には、例えばポリメチルフェニルシロキサンも含まれる。これらのシロキサンは、例えばGeneral Electric CompanyからSF1075(商品名)メチルフェニル流体、又はDow Corningから556 Cos metic Grade Fluid(商品名)として入手可能である。髪の輝き特性を高めるために、高度にアリール化されたシリコーン、例えば、約１.４６以上の、特に約１.５２以上の屈折率を有する高度フェニル化ポリエチルシリコーンが特に好ましい。これらの高い屈折率のシリコーンが用いられる場合、それらは、表面張力を減らし、物質の薄膜形成能を高めるために、下記に記述されるような展着剤、例えば界面活性剤又はシリコーン樹脂と混合されるべきである。用いられ得るポリエーテルシロキサンコポリマーには、例えばポリプロピレンオキシド変性ポリジメチルシロキサン（例えば、Dow Corning DC-1248(商品名) ）が含まれるが、エチレンオキシド又はエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの混合物も用いられ得る。エチレンオキシド及びプロピレンオキシドレベルは、ここでの組成物における溶解能を妨げないように十分低くするべきである。適当なシリコーン流体を開示している文献には、米国特許第2,826,551号、Gre en：米国特許第3,964,500号、Drakoff,1976 年６月22日発行；米国特許第4,364, 837号、Pader；及び英国特許第849,433号、Woolstonが含まれる。これらの特許を全て援用して本文の一部とする。シリコーンコンディショニング剤において特に有用であることができる他のシリコーンヘアコンディショニング物質は、不溶性シリコーンガムである。用語「シリコーンガム」とは、ここで用いられる場合、1,000,000センチストークスよりも高い又はこれと等しい２５℃での粘度を有するポリオルガノシロキサン物質を意味する。シリコーンガムは、Petrarchによって、及び1979年５月１日発行の Spitzerらの米国特許第4,152,416号並びに、Noll，Walter，Chemistry and Tech nology of Silicones，New York :Academic Press 1968を含む他のものに記述されている。「シリコーンガム」は、普通、約200,000を超える、一般に約200,000 と約1,000,000の間である質量分子量を有する。特定例には、ポリジメチルシロキサン、(ポリジメチルシロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ（ジメチルシロキサン）（ジフェニルシロキサン）（メチルビニルシロキサン）コポリマー及びこれらの混合物が含まれる。好ましくは、シリコーンヘアコンディショニング剤は、約1,000,000センチストークスよりも大きい粘度を有するポリジメチルシロキサンガムと、約10センチストークスから約100,000センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサン流体とで構成され、ここでガム対流体の割合は、約30：70から約70：30であり、好ましくは約40：60から約60：40である。ガム流体ブレンド物は、単独でも、適当なキャリヤー、例えばpolysorbate 80とのプレミックスにおいて用いられることができる。シリコーンコンディショニング剤に含まれることができる任意成分は、シリコーン樹脂である。シリコーン樹脂は、高度に架橋された高分子シロキサン系である。架橋は、シリコーン樹脂の製造中に、一官能価若しくは二官能価、又はこれらの双方のシランによる三官能価及び四官能価シランの導入を介して組み込まれる。この業界において十分に理解されているように、得られるシリコーン樹脂のために要求される架橋の度合いは、シリコーン樹脂へ組み込まれた特定のシランユニットによって変えられる。一般に、乾燥して硬い又は剛い薄膜となるために十分なレベルの三官能価及び四官能価シロキサンモノマーユニットを有する（それゆえ、十分なレベルの架橋を有する）シリコーン物質は、シリコーン樹脂と考えられる。酸素原子対ケイ素原子の割合は、特定のシリコーン物質における架橋のレベルの指標である。少なくとも約１：１のケイ素原子当たりの酸素原子を有するシリコーン物質は、一般に、ここでのシリコーン樹脂であろう。好ましくは酸素：ケイ素原子の割合は少なくとも約１.２：１.０である。シリコーン樹脂の製造に用いられるシランには、モノメチル−、ジメチル−、トリメチル−、モノフェニル−、ジフェニル−、メチルフェニル−、モノビニル−及びメチルビニル −クロロシラン並びに、テトラクロロシランが含まれ、メチル置換シランが最も普通に用いられる。好ましい樹脂は、General ElectricからGE SS4230(商品名) 及びSS4267(商品名)として入手できる。市販のシリコーン樹脂は、一般に、低粘度の揮発性又は不揮発性シリコーン流体における溶解形態で供給され得る。ここで用いられるシリコーン樹脂は、当業者にすぐに明らかとなるように、このような可溶化形態で供給され、本発明の組成物へ組み込まれるべきである。他の任意シリコーンコンディショニング剤は、揮発性シリコーン溶媒である。揮発性シリコーン溶媒は、存在する場合、組成物の約０.０１重量％から約１０重量％、好ましくは約０.０５％から約５重量％のレベルである。揮発性シリコーンは、ヘアケア組成物においてシリコーンガム及び樹脂の分散をより容易に及びより均一にさせる。シリコーンは、環状又は直鎖のポリジメチルシロキサンであってもよい。環状シリコーン中のケイ素原子の数は、約３から約７、最も好ましくは約４又は５である。環状シリコーンの一般式は下記のとおりである：式中ｎ＝３−７である。本発明に有用な直鎖ポリジメチルシロキサンは、一般に、約３から約９のケイ素原子を含み、下記の一般式： (ＣＨ₃)₃Ｓi-Ｏ-[Ｓi(ＣＨ₃)₂Ｏ]_m-Ｓi(ＣＨ₃)₃ を有し、ここで式中ｍ＝１−７である。上述したタイプの揮発性シリコーン溶媒は、例えばDow Corning 344,345及び2 00 Fluid(商品名)；Union CarbideからSilicone 7202及び7158(商品名)；Stauff er ChemicalからSWS-03314(商品名)として広く入手可能である。本発明の好ましい揮発性シリコーン溶媒は、シクロメチコーンであり、これはGeneral Electric Siliconesから入手可能である。存在する場合には、これは、約０.０５％から約５.０％で存在する。シリコーン流体、ガム及び樹脂とシリコーンの製造において議論した章に含まれるシリコーンにおけるバックグラウンド物質は、Encyclopedia of Polymer Sc ience and Engineering，Vol.15，Second Edition，pp204-308,John Wiley & So ns，Inc.,1989に見出すことができる。これを援用して本文の一部とする。ヘアスタイリング樹脂本発明のヘアケア組成物の他の任意成分は、ヘアスタイリング剤である。本発明の極性溶媒相において可溶性又は分散性である如何なるヘア保持ポリマーも用いられ得る。適当なタイプのポリマーには、アニオン性、非イオン性、両性及びカチオン性ポリマー物質が含まれる。特定ポリマーには、ポリビニルピロリドン（ＰＶＰ）、ＰＶＰ及びメチルメタクリレートのコポリマー、ＰＶＰ及びビニルアセテート（ＶＡ）のコポリマー、ポリビニルアルコール（ＰＶＡ）、ＰＶＡ及びクロトン酸のコポリマー、ＰＶＡ及びマレイン酸無水物のコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルグアーガム、ナトリウムポリスチレンスルホネートＰＶＰ／エチルメタクリレート／メタクリル酸ターポリマー、ビニルアセテート／クロトン酸／ビニルネオデカノエートコポリマー、オクチルアクリルアミド／アクリレートコポリマー、ポリ（メチルビニルエーテル−マレイン酸）のモノエチルエステル、並びにオクチルアクリルアミド／アクリレート／ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、アクリル酸／t-ブチルアクリレートコポリマー、ジメチルアミノエチルメタクリレート／イソブチルメタクリレート／２−エチルヘキシル−メタクリレートターポリマー、t-ブチルアクリレート／アクリル酸コポリマー、並びにシリコーングラフト化ターポリマー、例えばｔ−ブチルアクリレート／アクリル酸／ＰＤＭＳ、並びにこれらの混合物が含まれる。ＰＶＰ及び、他のモノマーとのＰＶＰコポリマーが好ましい。本発明のヘアケア組成物における使用に最も好ましい樹脂は、ポリビニルピロリドン及びビニルアセテートのコポリマー（ＰＶＰ／ＶＡ）である。本発明の組成物に場合によって追加されることができる追加ヘアスタイリングポリマーには、シリコーン含有ヘアスタイリング樹脂が含まれる。シリコーン含有ポリマーは、高分子炭素主体バックボーンに共有結合している及びこれからのペンダントであるポリシロキサン部分によって特徴付けられる。バックボーンは、好ましくはエチレン的に不飽和モノマーの重合によって誘導された炭素鎖であるが、ポリシロキサン部分がそれに対するペンダントであるセルロース系鎖又は他の炭化水素誘導高分子鎖であることもできる。バックボーンは、またエーテル基、エステル基、アミド基、ウレタン基などを含むことができる。ポリシロキサン部分は、ポリマーにおいて置換されることができ、また非ポリシロキサン含有重合可能モノマーとのポリシロキサン含有重合可能モノマー（例えばエチレン的に不飽和モノマー、エーテル及び又はエポキシドなど）の共重合によって作られることができる。好ましいシリコーン含有ポリマーは、有機バックボーン、好ましくはエチレン的に不飽和のモノマーから誘導された炭素バックボーン、例えばビニル高分子バックボーンと、バックボーンにグラフト化されたポリシロキサンマクロマー（特にポリジアルキルシロキサンが好ましく、ポリジメチルシロキサンが最も好ましい）とで構成される。シリコーン含有ポリマーは、1991年１月11日にＥＰＯ出願第0408311A2として公開されたＥＰＯ出願第90307528.1、Hayamaら；1991年10月29日発行のSuzukiらの米国特許第5,061,481号；1992年４月21日発行のBolichらの米国特許5,105,50 号；1992年３月31日発行のBolichらの米国特許5,100,658号；1992年３月31日発行のAnsher-Jacksonらの米国特許5,100,657号；1992年４月14日発行のBolichらの米国特許5,104,646号；1991年８月27日出願のBolichらの米国特許シリアル番号第07/758,319号；及び1991年８月27日出願のTorgersonらの米国特許シリアル番号第07/758,320号に開示されており、これらを全て援用して本文の一部とする。用いられる場合、ヘアスタイリング樹脂は、組成物の約０.２５％から約２０％、好ましくは約０.５％から約１０％のレベルで用いられる。他の成分本発明の組成物は、このような組成物をより化粧品的に若しくは審美的に許容可能にするために適当であり、又はそれらに付加的な使用利益をもたらすために、広範囲の付加的成分を含むことができる。CTFA Cosmetic Ingredient Handboo k,第２版,1992は、全文全て援用して本文の一部とするが、これは、ヘアケア産業において普通に用いられる種々の非限定化粧品成分を記載している。これらの付加的な成分には以下のものが含まれる：他のコンディショニング剤；洗浄性界面活性剤、例えばアニオン性、非イオン性、両性及び双性イオン性界面活性剤；懸濁化剤、例えばキサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、スターチ及びスターチ誘導体；防腐剤、例えばベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン及びイミダゾリジニル尿素；ｐＨ調整剤；着色剤、例えばＦＤ＆Ｃ又はＤ＆Ｃ染料のいずれか；ヘア酸化（ブリーチング）剤、例えば過酸化水素、パーボレート及びパースルフェート塩；ヘア還元剤、例えばチオグリコレート；香料；ポリマー可塑剤、例えばグリセリン、ジソブチルアジペート、ブチルステアレート及びプロピレングリコール；ビタミン及びその誘導体、例えばパンテノール及びパントテン酸の他の誘導体、パントテン酸エーテル；ビタミン浸透助剤、例えば３から約１２のエチレングリコール又はプロピレングリコールユニットを有するポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコール、ヘアスプレースプレー調整剤、例えば約2000から約25,000のエチレングリコールユニットを有するポリエチレングリコール。このような任意成分は、一般に、組成物の約０.０１％から約１０. ０％、好ましくは約０.０５％から約５.０％のレベルで個々に用いられる。使用方法本発明のヘアケア組成物は、本発明のコンディショニング及びダメージ保護をもたらすために慣用の方法で用いられる。このような使用方法は、用いられる組成物のタイプによるが、一般に、髪に対する製品の安全かつ有効で髪に残される量の塗布に関係する。「有効量」とは、ヘアコンディショニング利益をもたらすために十分な量を意味する。一般に、約１ｇから約５０ｇが頭皮上の髪に塗布される。組成物は、普通は、髪及び頭皮をその人自身の手で、他人の手で、又は櫛やブラシを用いて、髪にこする又はマッサージすることで髪全体に分散させる。好ましくは、組成物は、髪の乾燥前の濡れた又は湿った髪に塗布される。このような組成物が髪に塗布された後、髪は乾燥され、ユーザの希望に従ってまたユーザの普通のやり方でスタイリングされる。あるいは、組成物は、乾燥髪に塗布され、髪はそれからユーザの希望に従ってとかされスタイリングされる。実施例本発明を下記の実施例により説明する。ヘアケア配合物分野の範囲内における本発明の他の変更は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われることができるということは、認識されることができる。ここでの全ての部、パーセンテージ及び割合は、他で特定されなければ重量基準である。ある成分は、希釈溶液として供給元から折られる。与えられたレベルは、他で特定されなければ、活性物質の重量パーセントを表す。ヘアグルーミングトニック本発明を代表するヘアグルーミングトニック組成物は、下記のとおりである。１ Polyquaternium 37（及び）プロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これは、Allied Colloids Ltd.，(Norforlk ,VA,USA)から市販されている。２ Polyquaternium 37(及び)鉱油(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これは Allied Colloids Ltd.,(Norforlk,VA,USA)から市販されている。３ GE Siliconesからのポリジメチルシロキサンガム／ポリジメチルシロキサン流体(40：60比)と３０％までのPolysorbate 80のプレミックス本組成物は、上記成分を慣用のやり方で一緒に混合することによって作製される。これらの組成物は、25℃において、１０cP及び５００cPの間の粘度を有することがわかる。これらの組成物は有用なリーブ・オンヘアケア製品を提供し、これはコンディショニング及びダメージ保護の利益をもたらす。非エアゾールスプレー本発明の非エアゾールヘアコンディショニングスプレー組成物は、下記のように製造される：１ Polyquaternium 37（及び）プロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これは、Allied Colloids Ltd.，(Norforlk ,VA,USA)から市販されている。２ Polyquaternium 37(及び)鉱油(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これはAllied Colloids Ltd.,(Norforlk,VA,USA)から市販されている。３ GE Siliconesからのポリジメチルシロキサンガム／ポリジメチルシロキサン流体(40：60比)と３０％までのPolysorbate 80のプレミックス４ ISPから入手可能なＰＶＰ／ＶＡ（７０／３０）５ Crode,Inc.から入手可能な加水分解動物タンパク質６ Givaudan-Roure,Incから入手可能なオクチルメトキシシンナメート。７ Croda,Inc.から入手可能なCrosilk Liquid。これらの製品を、水及び／又はエタノール中でSalcare(商品名)SC96(１)を溶解し、全てのプレミックスが溶解するまで数分間混合することによって作製する。残りの配合物を次いで添加する。香料を最後に添加する。全ての配合物を混合条件下で添加する。製品は慣用の非エアゾールポンプスプレー容器及び圧縮エアポンプスプレーエアゾール容器にパッケージできる。これらの組成物は、25℃において、１０cP及び５００cPの間の粘度を有することがわかる。得られるこれらの組成物は、リーブ・オンヘアケア製品として有用であり、これはコンディショニング及びダメージ保護の利益をもたらす。１ Polyquaternium 37(及び)プロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これは、Allied Colloids Ltd.，(Norforlk， VA，USA)から市販されている。２ GE Siliconesからのポリジメチルシロキサンガム／ポリジメチルシロキサン流体(40：60比)と３０％までのポリソルベート80のプレミックス３エタノール中５０％固体のポリ（メチルビニルエーテル／マレイン酸）モノエチルエステル。ISPから市販の有機樹脂。これらの製品を、エタノール中で Salcare(商品名)SC96(１)を溶解し、全ての Salcareが溶解するまで数分間混合することによって作製する。適合可能であれば、ジイソブチルアジペートを次いで添加する。水酸化カリウムを告いで添加する。水及び残りの配合物を添加する。香料を最後に添加する。全ての配合物を混合条件下で添加する。製品は慣用の非エアゾールポンプスプレー容器及び圧縮エアポンプスプレーエアゾール容器にパッケージできる。これらの組成物は、25℃において、１０cP及び５００cPの間の粘度を有することがわかる。得られるこれらの組成物は、リーブ・オンヘアケア製品として有用であり、これはコンディショニング及びダメージ保護の利益をもたらす。ムース下記は、本発明を代表するヘアムース組成物である。１ Polyquaternium 37（及び）プロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これは、Allied Colloids Ltd.，(Norforlk ，VA,USA)から市販されている。２ GE Siliconesからのポリジメチルシロキサンガム／ポリジメチルシロキサン流体(40：60比)と３０％までのPolysorbate 80のプレミックス３ビニルカプロラクタム／ＰＶＰ／ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー。ISPから入手可能な有機樹脂。イソブタンを除く全ての配合剤を周囲温度で、十分に混合されるまでブレンドすることによって、本組成物を作製する。このバッチの９３部で、アルミニウムエアゾールカンを充填し、所定の位置に圧着されるべきバルブが取り付けられ、最後に７部のイソブタンで加圧充填される。これらの組成物は、２５℃で１０ｃＰと５００ｃＰの間の粘度を有することがわかる。これらの組成物は、有用なリーブ・オンヘアケア組成物を提供し、これはコンディショニング及びダメージ保護利益を提供する。実施例−エアゾールヘアスプレー本発明のエアゾールヘアケア組成物は、下記のようにして製造される：１ Polyquaternium 37（及び）プロピレングリコールジカプリレート／ジカプレート(及び)ＰＰＧ−1 Trideceth 6。これは、Allied Colloids Ltd.,(Norforlk, VA,USA)から市販されている。２ GE Siliconesからのポリジメチルシロキサンガム／ポリジメチルシロキサン流体(40：60比)と３０％までのPolysorbate 80のプレミックス３エタノール中５０％固体のポリ（メチルビニルエーテル／マレイン酸）モノエチルエステル。ISPから市販の有機樹脂。全てのプレミックス配合剤を、周囲温度で、ポリマーが溶解するまで混合する。この混合物は、エアゾールカンに置かれ、次いでこのカンには、所定の位置に圧着されるべき慣用のエアゾールスプレーカンバルブが備えられる。噴射剤は、それからバルブに充填され、慣用のエアゾールスプレーカンアクチベータが備えられる。これらの組成物は、２５℃で１０ｃＰと５００ｃＰの間の粘度を有することがわかる。これらの組成物は、有用なリーブ・オンヘアケア組成物を提供し、これはコンディショニング及びダメージ保護利益を提供する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者フェザーストン，ジョンポールアメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、エンプレス、アベニュー 586

Claims

【特許請求の範囲】１．リーブ・オンヘアケア組成物であって：（ｉ）０.１重量％から１０重量％、好ましくは０.２重量％から５重量％、より好ましくは０.５重量％から３重量％の、(Ａ)_m(Ｂ)_n(Ｃ)_pのモノマーユニット及び架橋剤を含むカチオン性架橋高分子コンディショニング剤であり、ここで：（Ａ）は、ジアルキルアミノアルキルアクリレートモノマー又は四級アンモニウム又はその酸付加塩であり；（Ｂ）は、ジアルキルアミノアルキルメタクリレートモノマー又は四級アンモニウム又はその酸付加塩であり；（Ｃ）は、（Ａ）又は（Ｂ）と重合可能な非イオン性モノマーであり；ｍ、ｎ及びｐは、独立して０又はそれよりも大きいが、ｍ又はｎの少なくとも１つは１又はそれよりも大きく、好ましくはｎは１よりも大きいかそれに等しく、ｍ及びｐは０に等しい；（ｉｉ）０.１重量％から１０重量％、好ましくは０.２重量％から５重量％、より好ましくは０.５重量％から３重量％の塩；並びに、（ｉｉｉ）６０重量％から９９.９重量％、好ましくは８０重量％から９８重量％、より好ましくは９０重量％から９５重量％の極性溶媒；を含み、ここで前記カチオン性架橋高分子コンディショニング剤対前記塩の重量比は、１：２５から２５：１、好ましくは１：１０から１５：１、より好ましくは１：１から１０：１である；また、ここで、当該組成物の粘度は、２５℃、３分間１０ＲＰＭで、ブルックフィールド粘度計spindel #41を用いた測定で、１０ｃＰから５００ｃＰ、好ましくは５０ｃＰから２００ｃＰ、より好ましくは１００ｃＰから２００ｃＰであることを特徴としている当該組成物。２．請求項１に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、前記架橋剤が、メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジ（メタ）アクリレート、ジ（メタ）アクリルアミド、シアノメチルアクリレート、ビニルオキシエチルアクリレート、ビニルオキシエチルメタクリレート、アリルペンタエリスリトール、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、アリルスクロース、ブタジエン、イソプレン、１,４−ジエチレンベンゼン、ジビニルナフタレン、エチルビニルエーテル、メチルビニルエーテル、アリルアクリレート、ホルムアルデヒド、グリオキサール及びこれらの混合物からなる群より選択されたものであり、好ましくは前記架橋剤は、前記メチレンビスアクリルアミドである当該組成物。３．請求項１又は請求項２に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、前記（Ｂ）モノマーユニットがメチル四級化ジメチルアミノエチルメタクリレートモノマーである当該組成物。４．請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、前記架橋化高分子コンディショニング剤がPolyquaternium 37である当該組成物。５．請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、前記塩が：（ｉ）リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、アルミニウム、銅、亜鉛、鉄、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウム、モノエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、モルホリンカチオン、アミノメチルプロパノールカチオン、アミノエチルプロパンジオールカチオン及びこれらの混合物からなる群より選択された低分子カチオンと；（ii）クロリド、フルオリド、ブロミド、ヨージド；スルフェート、エチルスルフェート、メチルスルフェート、シクロヘキシルスルフアメート、チオスルフェート、トルエンスルホネート、キシレンスルホネート、シトレート、ニトレート、ビカーボネート、アジペート、スクシネート、サッカリネート、ベンゾエート、ラクテート、ボレート、イセチオネート、タートレート、アセテート、エチレンジアミンテトラアセテート及びこれらの混合物からなる群より選択されたアニオンと；を含み、ここで前記塩は２５℃で１パーセントよりも高い極性溶媒中での溶解性を有する当該組成物。６．請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、前記塩が、好ましくは、ナトリウムアセテート、カリウムアセテート、アンモニウムアセテート、ナトリウムシトレート、カリウムシトレート、アンモニウムシトレート、ナトリウムニトレート、カリウムニトレート、アンモニウムニトレート、ナトリウムホスフェート、カリウムホスフェート、アンモニウムホスフェート、ナトリウムクロリド、カリウムクロリド、アンモニウムクロリド、ナトリウムスルフェート、カリウムスルフェート、アンモニウムスルフェート、ナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸、ジナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸、トリナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸、テトラナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸及びこれらの混合物からなる群より選択されたものであり；好ましくは前記塩は前記ジナトリウムエチレンジアミンテトラ酢酸である当該組成物。７．請求項１乃至請求項６のいずれか１項に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、前記極性溶媒は、水、Ｃ₂−Ｃ₃の一価アルコール及びこれらの混合物からなる群より選択されたものである当該組成物。８．請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載のリーブ・オンヘアケア組成物であって、０.１％から２０％の、シリコーンコンディショニング剤及びヘアスタイリング樹脂からなる群より選択されたヘアケア剤を更に含み；好ましくは、該ヘアケア剤は、１）1,000,000センチストークスよりも大きい粘度を有するポリジメチルシロキサンガム及び１０センチストークスから100,000センチストークスの粘度を有するポリジメチルシロキサン流体であって、該ガム対該流体の割合が３０：７０から７０：３０；２）ａ）ポリビニルピロリドン及びｂ）ビニルアセテートのコポリマー；並びに３）これらの混合物、からなる群より選択されたものである当該組成物。９．人の髪をコンディショニングする方法であって、安全且つ有効量の請求項１乃至請求項８のいずれか１項に記載のヘアケア組成物を、このような処理の必要がある人の髪に塗布することを含む当該方法。