JP5806396B2 - 溶解性固体毛髪染色物品 - Google Patents

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Description

本発明は、カチオン性直接染料を溶解性基材と共に使用する、及び/又は溶解性基材に組み込まれたカチオン性直接染料を使用する、溶解性固体毛髪染色物品に関する。
今日市場に存在するパーソナルケア製品の大多数は液体製品として販売されている。広範に使われているが、液体製品は梱包、保管、運送、並びに使用の便宜という観点から不都合を有する。液体パーソナルケア製品は、典型的に、大幅なコストの増大、多くがゴミ廃棄場に行き着く結果となる梱包の無駄を増大させるボトルで販売されている。
固形の毛髪染料は知られているが、一般に、毛髪に適用する前に顕色剤溶液と混合される粉末酸化染毛剤に関して論じられている。かかる製品は依然として、染料組成物及び顕色剤組成物から成る従来のキットを必要とする。
可溶性発泡体の形態の固体パーソナルケア製品も知られている。国際公開第2010/077650号を参照のこと。米国特許第7,225,920 B2号は、水溶性パウチに封入され、その後水に溶解される脱色組成物について論じている。欧州特許第1745769 B1号は、泡立てられた後、乾燥されて毛髪染色製品を形成する液体について論じている。米国特許第5,879,414 A号は、洗浄耐性のある含水固体染毛剤棒状組成物について論じている。米国特許出願公開第2003/0033678号は、毛髪染色製剤などの化粧品製剤を形成するのに有用な成形体について論じている。米国特許第5,769,901号は、酸化染料成分、酸化性成分、及び増粘成分を含む粉末染毛剤について論じている。
色が落ちにくくかつ所望の染毛結果をもたらす溶解性固体毛髪染色製品を提供する必要性が依然として存在する。驚くべきことに、毛髪着色剤を提供するためには、多孔質固体物中のカチオン性界面活性剤の選択が、所望の直接染料と適合していなければならないことが見出された。多くの直接染料は本質的に塩であり、かかる直接染料が処方製品及び処方製品の安定性にどのような影響を与えるかは明らかでない。存在する塩濃度を考慮しながら、所望の染毛結果を提供することと、安定した製品を製造することとの間のバランスを見出す必要がある。
国際公開第2010/077650号 米国特許第7,225,920 B2号 欧州特許第1745769 B1号 米国特許第5,879,414 A号 米国特許出願公開第2003/0033678号 米国特許第5,769,901号
本発明の目的は、消費者の手の中で便利にかつ速やかに溶解して、毛髪への適用が容易であるように液体製品を再構成すると同時に、今日の液体製品と同様の性能で、部分又は全頭髪適用で十分な活性剤の局所送達を提供することができる開放気泡型多孔質固体物から、溶解性毛髪染色製品を提供することである。本発明の更なる目的は、物理的なエアレーション、続いて次に乾燥によって製造することができる、かかる製品を提供することである。本発明のもっと更なる目的は、所望の柔軟性及び可撓性を備える、かかる製品を提供することである。
本発明は、溶解性固体毛髪染色物品に関し、該溶解性固体毛髪染色物品は、約0.4〜約2.0グラムのカチオン性直接染料と;約10%〜約50%のポリマー構造体、約1%〜約30%の可塑剤、及び約2%〜約75%の非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、又はこれらの混合物、を含む1つ以上の溶解性多孔質固体物と、を含み、1つ以上の溶解性多孔質固体物の密度は、約0.03g/cm3〜約0.15g/cm3である。
本発明は、更に、毛髪を染色する方法に関し、該方法は、溶解性固体毛髪染色物品が溶解して毛髪染色溶液を形成するように、カチオン性直接染料と1つ以上の溶解性多孔質固体物とを含む溶解性固体毛髪染色物品を、溶媒に暴露する工程であって、カチオン性直接染料と毛髪との比が2:1〜5:1である、暴露する工程と、毛髪染色溶液を毛髪に適用する工程と、を含む。
0.12グラム/cm3の密度を有する溶解性多孔質固体物のマイクロ計算断層撮影システムの画像(30秒混合)。 0.08グラム/cm3の密度を有する溶解性多孔質固体物のマイクロ計算断層撮影システムの画像(60秒混合)。 0.07グラム/cm3の密度を有する溶解性多孔質固体物のマイクロ計算断層撮影システムの画像(90秒混合)。 0.21グラム/cm3の密度を有する表10及び11の比較例のマイクロ計算断層撮影システムの画像(30秒混合)。 0.16グラム/cm3の密度を有する表10及び11の比較例のマイクロ計算断層撮影システムの画像(60秒混合)。
本発明の全ての実施形態では、特に記述のない限り、全ての百分率は、組成物全体の重量によるものである。全ての比率は、特に記述のない限り、重量比である。全ての範囲は、包含的であり、かつ組み合わせ可能である。有効数字の数は、表示された量に対する限定を表すものでも、測定値の精度に対する限定を表すものでもない。全ての数値的な量は、特に指示のない限り、用語「約」によって修飾されることが理解されよう。特に指示がない限り、全ての測定は、25℃において周囲条件で実施されるものと理解され、「周囲条件」とは、約1気圧及び相対湿度約50%における条件を意味する。列挙される成分についてのこうした重量は全て活性レベルに基づいたものであり、特に断らないかぎり、市販の物質に含有される可能性のある基剤又は副生成物は含まれない。
定義
本明細書で使用する用語「多孔質固体物」は、特別の定めのない限り、気体、典型的には空気などの気体を含む空隙又は気泡の網状組織(この空隙又は気泡の網状組織は、実質的に相互接続されている)を画成する、固体で相互接続したポリマー含有マトリックスを指す(開放気泡型構造)。
このような主に開放気泡を含む多孔質固体物は、構造内部の急速な水の流れを可能にし、非常に上昇した溶解速度で多くの追加的な固体表面積を曝露すると考えられている。これは、ほとんど大部分の内部の気泡表面が、濡れたときに及びよりゆっくりとした溶解をもたらす主に表面侵食によって進行する溶解に伴い水へと急速に曝露されない、主に独立気泡を含む基材とは対照的である。
消費者の手の中で便利にかつ速やかに溶解して、毛髪への適用が容易であるように液体毛髪染色製品を形成すると同時に、従来の液状毛髪染色製品と同様の性能で、部分頭髪用途(例えば、根元タッチアップ適用、又はハイライト/ローライトを入れるための適用など)又は全頭髪用途で十分な直接染料の局所送達を提供することができる溶解性固体毛髪染色物品を調製することができることが見出された。溶解性固体毛髪染色物品は、物理的エアレーション、及びそれに続く乾燥によって、経済的な方法で製造され得ることも見出された。
主に相互接続した開放気泡型構造と、再構成後の直接染料堆積特性の形成との間の所望のバランスは、溶解性多孔質固体構造を作り出すエアレーション中に採用される高エネルギー加工条件下での泡の生成を可能にする、特別に選択された非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びカチオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の組み合わせを用いることによって達成された。
溶解性固体毛髪染色物品で使用するための界面活性剤の選択は、直接染料として知られる物質の存在の影響も受け、該物質は、多くの場合、反対の電荷を帯電した界面活性剤と悪い相互作用を起こす可能性がある電荷を帯電している(例えば、カチオン性又は塩基性の直接染料とアニオン性界面活性剤)。
溶解性固体毛髪染色物品
直接染料
溶解性固体毛髪染色物品は、濃淡変更又はハイライトを提供するのに適した少なくとも1種の直接染料を含む。結果として得られる所望のヘアカラーに応じて、複数の直接染料を組み合わせて、結果として生じる所望のヘアカラーを達成してもよい。
多孔質固体物は直接染料のための保持容器を形成するという意味では、直接染料は多孔質固体物に取り込まれてもよい。好適な保持容器構造としては、エンベロープ構造、パウチ構造、又はサンドイッチ構造が挙げられる。「エンベロープ」及び「パウチ」構造は、直接染料及び他の任意の所望の成分を受容するように折り畳まれる、単一溶解性多孔質固体物から形成され得る。本明細書で使用するとき、用語「サンドイッチ」構造は、2つの溶解性多孔質固体物が隣り合うと、直接染料及び他の任意の所望の成分が2つの溶解性多孔質固体物の間に位置するように少なくとも部分的に重なり合う2つの溶解性多孔質固体物を使用することを指す。あるいは、直接染料は、溶解性多孔質固体物を形成するために用いられる加工混合物の一部として組み込まれてもよい。
直接染料の量は、所望量が染色されるべき毛髪に送達されるように選択されるべきである。本明細書で使用する「毛髪」は、人毛、ウィッグ、エクステンション、ファー、及び同様のものなどのケラチン繊維を包含する。全頭髪適用が望ましい場合には、直接染料の量は、頭全体の毛髪に毛髪の1.0重量%〜1.5重量%の直接染料を送達するか、又は毛髪1g当たり約10〜15mgの直接染料を送達するように選択されるべきである。頭全体の毛髪の量は5g〜200gであり得、これは毛髪の長さによって決まる。頭全体の平均毛髪量は、約40g〜約60gであ得る。ハイライト又はローライトを入れるためなどの部分頭髪適用が望ましい場合には、直接染料の量は、直接染料が適用される毛髪の重量減少が反映するように選択されるべきである。
一実施形態では、直接染料と毛髪との比は、3:1〜5:1、例えば4:1である。溶解性毛髪染色物品中の直接染料の量は、約0.4〜約2.0グラムであり得る。
直接染料は、本質的に、カチオン性、非イオン性、又は双性イオン性である。
直接染料によってもたらされる色は、目標とする最終的な色を得るための個々の染料の選択、及び個々の染料の混合の影響を受けるか、又はそれによって制御される場合がある。直接染料は、赤、青、及び黄の色カテゴリーから選択され得る。これら直接染料を混合して、所望のヘアカラーを得ることができる。1つの例では、赤色直接染料、青色直接染料、及び黄色直接染料を、1:1:1の質量比で混合する。
以下に、代表的な染料の一覧を示す。
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カーボネートイオン源
任意に、溶解性固体毛髪染色物品は、炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、あるいはペルオキシ一炭酸イオン、又はこれらの任意の混合物の供給源を含んでもよい。多孔質固体物が、炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、或いはペルオキシ一炭酸イオンのための保持容器を形成するという意味では、炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、或いはペルオキシ一炭酸イオンは、多孔質固体物に取り込まれてもよい。あるいは、炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、或いはペルオキシ一炭酸イオンは、多孔質固体物を形成するために使用される加工混合物の一部として組み込まれてもよい。炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、或いはペルオキシ一炭酸イオンは、直接染料及び他の任意の材料(例えば、酸化剤)と共に位置してもよく、又はこれらの材料から分離されていてもよい。
本明細書の前記イオンの供給源は、溶解性固体毛髪染色物品を水と混合すると、少なくとも0.2mol/Lの炭酸イオン濃度を提供する組成物中に提供される。溶解性固体毛髪染色物品は、好ましくは、溶解性固体毛髪染色物品を水と混合すると、約0.4mol/L〜約2.0mol/L、より好ましくは約0.5mol/L〜約1.5mol/Lの前記イオンの供給源を提供するように設計される。
これらイオンの任意の供給源(例えば固体供給源など)を利用することができる。本発明で用いるのに適切な供給源としては、炭酸イオン、カルバミン酸イオン及び炭酸水素イオンのナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、アンモニウム塩、並びにこれらの混合物、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられる。カーボネートイオンの供給源及び酸化剤の双方をもたらすために、過炭酸塩を使用してもよい。好ましい炭酸イオン、カルバミン酸イオン及び炭酸水素イオンの固体源は、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過炭酸カルシウム、及びこれらの混合物である。
酸化剤
本発明による溶解性固体毛髪染色物品は、少なくとも1つの酸化剤供給源を含み得る。本明細書で用いるのに好ましい酸化剤は、固体水溶性過酸素酸化剤である。本明細書で定義するとき、「水溶性」は、標準状態で少なくとも0.1g、好ましくは1g、より好ましくは10gの上記酸化剤を1リットルの脱イオン水に溶解できることを意味する。酸化剤は、毛幹のメラニンの初期可溶化及び脱色(漂白)に役立つ。
酸化剤は、多孔質固体物が酸化剤の保持容器を形成するという意味では、多孔質固体物によって取り込まれてもよい。あるいは、酸化剤は、多孔質固体物を形成するために使用される加工混合物の一部として組み込まれてもよい。酸化剤は、炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、或いはペルオキシ一炭酸イオンと共に位置してもよく、又はこれらの材料から分離されていてもよい。
当該技術分野において既知である任意の固体酸化剤を、本発明で利用することができる。好ましい水溶性酸化剤は、水溶液中に過酸化水素を生成できる無機過酸素物質である。水溶性過酸素酸化剤は、当該技術分野において周知であり、過酸化水素、無機アルカリ金属過酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウム、並びに有機過酸化物、例えば過酸化尿素、メラミン過酸化物、並びに無機過水和物塩の漂白化合物、例えば過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過水和物塩は、一水和物、四水和物などとして組み込まれてもよい。アルキル及びアリール過酸化物、並びに/又はペルオキシダーゼを用いてもよい。所望であれば、2種以上のこうした酸化剤の混合物を用いることができる。溶解性固体毛髪染色物品で使用するのに好ましいのは、過炭酸塩(酸化剤及び炭酸イオンの両方の供給源を提供するために使用され得る)、過硫酸塩及びこれらの組み合わせである。
任意に、溶解性固体毛髪染色物品はペルオキシ一炭酸イオンを形成してもよい。これらのイオンは、典型的には、過酸化水素の供給源と炭酸イオンとの反応からその場で形成される。
本発明によると、溶解性固体毛髪染色物品は、溶解性固体毛髪染色物品を水と混合すると、約0.1重量%〜約10重量%、別の実施形態では約1重量%〜約7重量%、及び代替実施形態では約2重量%〜約5重量%の酸化剤を提供するように設計され得る。
アンモニウムイオン供給源
任意に、溶解性固体毛髪染色物品は、少なくとも1つのアンモニウムイオン供給源を含み得る。多孔質固体物はアンモニウムイオン供給源の保持容器を形成するという意味では、アンモニウムイオン供給源は多孔質固体物によって取り込まれてもよい。好適な保持容器の形態としては、エンベロープ構造、パウチ構造、又はサンドイッチ構造が挙げられる。あるいは、アンモニウムイオンの供給源は、多孔質固体物を形成するために使用される加工混合物の一部として組み込まれてもよい。
いずれのアンモニウムイオンの固体源も本明細書で用いるのに好適である。好ましい供給源としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、水酸化アンモニウム、過炭酸塩、アンモニア及びこれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは、硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、アンモニア及びこれらの混合物である。一実施形態では、アンモニウムイオンの供給源、及び炭酸イオン、若しくはカルバメートイオン、又は炭酸水素イオン、或いはペルオキシ一炭酸イオン、又はこれらの任意の混合物の供給源は、3:1〜1:10、好ましくは2:1〜1:5の重量比で溶解性固体毛髪染色物品中に存在する。
溶解性固体毛髪染色物品は、溶解性固体毛髪染色物品を水と混合すると、約0.1重量%〜約10重量%、あるいは約0.5重量%〜約5重量%、あるいは約1重量%〜約3重量%のアンモニウムイオンを提供するように設計されるのが好ましい。
水溶性ポリマー(「ポリマー構造化剤」)
本発明は、構造化剤として機能する水溶性高分子を含む。本明細書で使用するとき、用語「水溶性ポリマー」は、水溶性ポリマー及び水分散性ポリマーの両方を包含する広義の意味とし、水への溶解度が、25℃で測定して少なくとも約0.1グラム/リットル(g/L)であるポリマーとして定義される。いくつかの実施形態では、このポリマーは、25℃で測定して約0.1グラム/リットル(g/L)〜約500グラム/リットル(g/L)の水への溶解度を有する。このレベルは、巨視的に等方性の又は透明な、有色若しくは無色の溶液の生成を示す。これらの固体物を作製するためのポリマーは、人工又は自然の起源でもよく、かつ化学反応の方法によって改善されてもよい。それは皮膜形成であってもよく、そうでなくてもよい。ポリマーは、生理学的に許容できるべきである。つまり皮膚、粘膜、毛髪及び頭皮に適合すべきである。
用語「水溶性高分子」及び「高分子構造化剤」は本明細書において互換的に使用される。更に、単数形の用語「ポリマー」が述べられる際にはいつでも、用語は1つのポリマー又は1つ以上のポリマーの混合物を包含するのに十分幅広いものであることが理解されるべきである。例えば、ポリマーの混合物を使用する場合、本明細書で参照されるようなポリマーの溶解性は、各ポリマーのそれぞれの溶解性というよりは、ポリマー混合物の溶解性として参照され得る。
本発明の1つ以上の水溶性ポリマーは、重量平均分子量が約40,000〜約500,000、約40,000〜約500,000、一実施形態では約50,000〜約400,000、更に別の実施形態では約60,000〜約300,000、及び更に別の実施形態では約70,000〜約200,000であるように選択される。重量平均分子量は、各ポリマー原材料の平均分子量を加算し、多孔質固体物内に存在するポリマーの総重量の重さによるそれぞれの相対的重量パーセントを掛けて計算する。好適な水溶性ポリマーは、国際公開第2010077650 A2号、19頁の26行目〜22頁の12行目に述べられている。
水溶性ポリマーは、多孔質溶解性固体基材の約10重量%〜約50重量%の1種以上の水溶性ポリマーが存在してもよく、一実施形態では多孔質溶解性固体基材の約15重量%〜約40重量%、特定の実施形態では多孔質溶解性固体基材の約20重量%〜約30重量%の1種以上の水溶性ポリマーが存在してもよい。
水溶性ポリマーは、多孔質溶解性固体基材を形成するために用いるプレミックスの約10%〜約50重量%の1種以上の水溶性ポリマーで存在してもよく、一実施形態では約10%〜約20%、及び別の実施形態では約10%〜約15%である。
本発明の水溶性ポリマーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン及びデンプン誘導体、プルラン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、並びにカルボキシメチルセルロースが挙げられる。
本発明の水溶性ポリマーとしては、ポリビニルアルコール、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースが挙げられる。好適なポリビニルアルコールとしては、Celanese Corporation(Dallas,TX)から商標名Celvolで入手可能なものが挙げられ、限定するものではないが、Celvol 523、Celvol 530、Celvol 540、Celvol 518、Celvol 513、Celvol 508、Celvol 504、及びこれらの組み合わせが挙げられる。好適なヒドロキシプロピルメチルセルロースには、Dow Chemical Company(Midland,MI)から商標名Methocelで入手可能なものが挙げられ、限定するものではないが、Methocel E50、Methocel E15、Methocel E6、Methocel E5、Methocel E3、Methocel F50、Methocel K100、Methocel K3、Methocel A400、及び上述のヒドロキシプロピルメチルセルロースとの組み合わせを含む、これらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、ポリ塩化ビニルは好適なポリマー構造化剤である。
ポリマー構造化添加剤(Polymeric Structurant Additive)
溶解性固体毛髪染色物品の多孔質固体物は、加工を助ける、感覚的利益を提供する、又はその両方である添加剤を含んでもよい。かかる添加剤としては、およその重量平均分子量が約100,000〜約4,000,000であるように選択されたポリアルキレンオキシドが挙げられる。添加剤は、発泡増進特性を提供してもよく、更には皮膚軟化剤として作用してもよく、多孔質固体物の製造に対して利益を提供し、かつ毛髪染色物品の適用後の毛髪に対して、最終用途における利益を提供する。好適な添加剤は、Dow Chemical(例えば、Dow Chemical Company又はDowの関連会社)から商標名「POLYOX(商標)」で販売されている物質から選択され得る。
Figure 0005806396
a:5%溶液
b:2%溶液
c:1%溶液
ポリマー構造化添加剤は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)中に、多孔質固体物に形成されるプレミックスの約0.1重量%〜約10重量%、多孔質固体物に形成されるプレミックスの、例えば約1重量%〜約8重量%、例えば約2重量%〜約5重量%で存在してもよい。
可塑剤
溶解性固体毛髪染色物品の多孔質固体物は、溶解性毛髪染色物品で使用するのに適した水溶性可塑剤を含む。水溶性可塑化剤の限定されない例としては、ポリオール、コポリオール、ポリカルボン酸、ポリエステル及びジメチコーンコポリオールが挙げられる。
一実施形態では、1種以上の可塑剤は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)の約1重量%〜約30重量%で存在してもよく、別の実施形態では、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)の約3重量%〜約25重量%、別の実施形態では約5重量%〜約20重量%、及び更に別の実施形態では約8重量%〜約15重量%で存在してもよい。
1種以上の可塑剤は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)を形成するために用いられるプレミックスの約1重量%〜約10重量%で存在してもよく、一実施形態ではプレミックス約3重量%〜約6重量%で存在してもよい。
有用なポリオールの例としては、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール(200〜600)、ソルビトール、マニトール、ラクチトール及び他の一価及び多価低分子量アルコール(例、C2〜C8アルコール)のような糖アルコール類;フルクトース、グルコース、スクロース、マルトース、ラクトース、及び高フルクトースコーンシロップ固形物並びにアスコルビン酸のようなモノ、ジ−及びオリゴ糖が挙げられるが、これらに限定されない。好適なポリカルボン酸の例としては、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、ポリアクリル酸、及びポリマレイン酸が挙げられるが、これらに限定されない。好適なポリエステルの例としては、グリセロールトリアセテート、アセチル化モノグリセリド、ジエチルフタレート、リエチルシトレート、トリブチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、アセチルトリブチルシトレートが挙げられるが、これらに限定されない。好適なジメチコーンの例としては、PEG−12ジメチコーン、PEG/PPG−18/18ジメチコーン、及びPPG−12ジメチコーンが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の他の好適な可塑剤としては、アルキル及びアリルフタレート、ナフタレート、ラクテート(例えば、ナトリウム塩、アンモニウム塩、及びカリウム塩)、sorbeth−30、尿素、乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム(PCA)、ヒラルロネート又はヒアルロン酸ナトリウム、可溶性コラーゲン、変性タンパク質、L−グルタメートモノナトリウム、例えばグリコール酸、乳酸、クエン酸、マレイン酸、及びサリチル酸のようなα & βヒドロキシル酸、グリセリルポリメタクリレート、ポリクオタニウムなどのポリマー可塑剤、タンパク質、及び例えばグルタミン酸、アスパラギン酸、及びリジンなどのアミノ酸、水素デンプンヒドロリセート、他の低分子量エステル(例えば、C2〜C10アルコール及び酸のエステル)、並びに食品及びプラスチック業界の当業者に既知の他の任意の水溶性可塑剤、並びにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。欧州特許第283165 B1号は、プロポキシル化グリセロールのようなグリセロール誘導体を含む他の好適な可塑剤を開示している。
一実施形態では、可塑剤は、グリセリン又はプロピレングリコール及びこれらの組み合わせを含む。
界面活性剤及び乳化剤
溶解性固体毛髪染色物品の多孔質固体物の界面活性剤成分は、本明細書に記載される多孔質固体物の安定固体多孔質構造を調製する際の加工助剤(processing aide)として用いられる。
カチオン性界面活性剤
多孔質固体物は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)の約2重量%〜約75重量%のカチオン性界面活性剤を含んでいてもよい。カチオン性界面活性剤は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)を形成するために用いられるプレミックスの約0.1重量%〜約30重量%のカチオン性界面活性剤に存在してもよく、例えば、多孔質固体物を形成するために用いられるプレミックスの約1重量%〜約25重量%のカチオン性界面活性剤に存在してもよい。
好適なカチオン性界面活性剤は、アミノ又は四級アンモニウム親水性部分を含み、溶解したときに正電荷を帯びる。
本明細書で有用な好適な第四級アンモニウムカチオン性界面活性剤としては、式(I):
Figure 0005806396
(式中、式(I)のR1、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立して、(a)1〜22個の炭素原子の脂肪族基、又は(b)最高22個までの炭素原子を有する芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若しくはアルキルアリール基から選択され、Xは塩生成アニオンであって、例えばハロゲンラジカル(例えば塩化物、臭化物)、アセテートラジカル、シトレートラジカル、ラクテートラジカル、グリコレートラジカル、ホスフェートラジカル、ニトレートラジカル、サルフェートラジカル、及びアルキルサルフェートラジカルから選択されるものである)を有するものが挙げられるが、これに限定されない。一実施形態においてアルキルサルフェートラジカルは、メトサルフェート及び/又はエトサルフェートである。
脂肪族基は、炭素原子及び水素原子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基のような他の基を含有することができる。より長鎖の脂肪族基、例えば、炭素原子が約12個以上のものは、飽和でもよく又は不飽和でもよく、並びに、分枝鎖でもよく又は分枝鎖でなくてもよい。一実施形態において、一般式(I)のカチオン性コンディショナー活性物質の分類は、R1及びR2はそれぞれ独立して、R1及びR2の両方に少なくとも1つのエステル結合を含むC16〜C22のヒドロカルビル鎖から選択され、R3及びR4はそれぞれ独立して、CH3及びCH2CH2OHから選択される。別の一実施形態において、一般式(I)のカチオン性コンディショナー活性物質の分類は、R1及びR2はそれぞれ独立して、C16〜C22の飽和又は不飽和鎖から選択され、R3及びR4はそれぞれ独立に、CH3、CH2CH2OH、及びCH3から選択される。更に別の実施形態では、一般式(I)のカチオン性コンディショナー活性物質の部類は、R1がC16〜C22アルキル鎖であり、R2、R3、及びR4は、それぞれ独立して、CH3、CH2CH2OH、及びCH3から選択される。
一般式(I)の好適な第四級アンモニウムカチオン性コンディショナー活性物質としては、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、塩化セチルピリジニウム、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアンモニウムクロリド、ジパルミトイルエチルジメチルアンモニウムクロリド、PEG−2オレイルアンモニウムクロリド、及びこれらの塩を挙げることができ、クロリドはハロゲン(例えば臭素)、アセテート、シトレート、ラクテート、グリコレート、ホスフェートニトレート、サルフェート、又はアルキルサルフェートによって置換される。
特定の一実施形態において、本発明に使用する第四級アンモニウムカチオン性コンディショナー活性物質は、市販されているセチルトリメチルアンモニウムクロリド(例えばGENAMIN CTAC(Clariantから販売)及びARQUAD 16/29(Akzo Nobelから販売))、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTMAC)(例えばGENAMIN KDMP(Clariantから販売))、及びジステアリルジメチルアンモニウムクロリド(例えばGENAMIN DSAP(Clariantから販売))である。上記材料のいずれの混合物も好適であり得る。好ましい一実施形態において、第四級アンモニウムカチオン性コンディショナー活性物質は、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTMAC)である。
これらの混合物カチオン性界面活性剤コンディショナー活性物質としては一級、二級、三級脂肪族アミンの塩類を挙げることができる。一実施形態では、このようなアミンのアルキル基は、炭素原子を約12〜約22個有し、置換若しくは非置換であってよい。これらのアミンは、カチオン種を得るために、通常、酸と組み合わせて使用される。
本明細書で有用である好適なアルキルアミン塩としては、一般式(II):
1−C(O)−N(H)−R2−N(R3)(R4
式(II)
(式(II)のR1は、12〜22個の炭素原子を含む脂肪酸鎖であり、式(II)のR2は、1〜4個の炭素原子を含むアルキレン基であり、式(II)のR3及び式(II)のR4は、独立して、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基である)を有するアルキルアミンに対応する塩が挙げられるが、これらに限定されない。R1は飽和でもよく又は不飽和でもよく、並びに、分枝鎖でもよく又は分枝鎖でなくてもよい。
一般式(II)の好適な材料は、ステアルアミドプロピルジメチルアミン、ステアルアミドプロピルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン及びジエチルアミノエチルステアルアミドである。
これらの混合物アルキルアミン塩類としては、ジメチルステアルアミン、ジメチルソイアミン、ソイアミン、ミリスチルアミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロープロパンジアミン、エトキシル化(5モルのエチレンオキシドが付加された)ステアリルアミン、ジヒドロキシエチルステアリルアミン及びアラキジルベヘニルアミンを挙げることができる。好ましい実施形態において、アルキルアミン塩は、ステアルアミドプロピルジメチルアミンである。上記材料のいずれの混合物も好適であり得る。
非イオン性界面活性剤
多孔質固体物は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)の約2重量%〜約75重量%の非イオン性界面活性剤を含んでもよい。多孔質固体物は、多孔質固体物を形成するのに用いられるプレミックスの約0.1重量%〜約30重量%の非イオン性界面活性剤を含んでもよく、例えば、多孔質固体物を形成するのに用いられるプレミックスの約0.5重量%〜約10重量%の非イオン性界面活性剤を含んでもよい。
一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、溶解性多孔質固体物を作製する際の加工助剤として用いられる界面活性剤である。好適な非イオン性界面活性剤としては、脂肪族アルコール、ポリオキシエチレン化アルキルフェノール類、ポリオキシエチレン化アルコール類、ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール類、アルカン酸のグリセリルエステル類、アルカン酸のポリグリセリルエステル類、アルカン酸のプロピレングリコールエステル類、アルカン酸のソルビトールエステル類、アルカン酸のポリオキシエチレン化ソルビトールエステル類、アルカン酸のポリオキシエチレングリコールエステル類、ポリオキシエチレン化アルカン酸類、アルカノールアミド類、N−アルキルピロリドン類、アルキルグリコシド類、アルキルポリグルコシド類、アルキルアミンオキシド類、及びポリオキシエチレン化シリコーン類が挙げられるが、これらに限定されない。
代表的な脂肪族アルコールとしては、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。
代表的なポリオキシエチレン化アルコールとしては、ラウレス−3、ラウレス−23、セテス−10、ステアレス−10、ステアレス−100、べへネス−10、及びShell Chemicals(Houston,Texas)から商標名NEODOL(登録商標)91、NEODOL(登録商標)23、NEODOL(登録商標)25、NEODOL(登録商標)45、NEODOL(登録商標)135、NEODOL(登録商標)67、NEODOL(登録商標)PC 100、NEODOL(登録商標)PC 200、NEODOL(登録商標)PC 600で市販されているもの、及びこれらの混合物を含むがこれらに限定されない、アルキル鎖の範囲がC9〜C16で、約1〜約110個のアルコキシ基を含むものが挙げられる。
同様に市販されているものは、BRIJ(登録商標)の商標名でUniqema(Wilmington,Delaware)から市販されているポリオキシエチレン脂肪族エーテルであり、限定するものではないが、BRIJ(登録商標)30、BRIJ(登録商標)35、BRIJ(登録商標)52、BRIJ(登録商標)56、BRIJ(登録商標)58、BRIJ(登録商標)72、BRIJ(登録商標)76、BRIJ(登録商標)78、BRIJ(登録商標)93、BRIJ(登録商標)97、BRIJ(登録商標)98、BRIJ(登録商標)721、及びこれらの混合物が挙げられる。
好適なアルキルグリコシド及びアルキルポリグルコシドは、式(III)である式:(糖)n−O−Rで表すことができ、式中、式(III)の(糖)は、グルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース、及び同様のものなどの糖部分であり、式(III)のnは、約1〜約1000の整数であり、式(III)のRは、C8〜C30アルキル基である。アルキル基を誘導することができる長鎖アルコールの例としては、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、及び同様のものが挙げられる。これらの界面活性剤の例としては、アルキルポリグルコシドが挙げられ、この場合(糖)はグルコース部分であり、RはC8〜20アルキル基であり、nは約1〜約9の整数である。これらの界面活性剤の市販例としては、Cognis,Ambler,Paから商標名APG(登録商標)325 CS、APG(登録商標)600 CS、及びAPG(登録商標)625 CS)で入手可能な、デシルポリグルコシド及びラウリルポリグルコシドが挙げられる。同様に本明細書で有用な界面活性剤は、スクロースココエート及びスクロースラウレートなどのショ糖エステル界面活性剤、並びにDow Chemical Company,Houston,Txから商標名TRITON(商標)BG−10及びTRITON(商標)CG−110で入手可能なアルキルポリグルコシドである。
本発明での使用に適している他の非イオン性界面活性剤は、グリセリルエステル及びポリグリセリルエステルであり、限定するものではないが、グリセリルモノエステル、例えばグリセリルオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノパルミテート、グリセリルモノベヘネート、及びこれらの混合物などのC12〜22の飽和、不飽和、及び分枝鎖脂肪酸のグリセリルモノエステル、並びに、例えばポリグリセリル−4イソステアリン酸、オレイン酸ポリグリセリル−3、ポリグリセリル−2−セスキオレエート、トリグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルモノオレエート、テトラグリセリルモノオレエート、及びこれらの混合物などのC12〜22の飽和、不飽和及び分枝鎖脂肪酸のポリグリセリルエステルが挙げられる。
同様に非イオン性界面活性剤として本明細書で有用なものは、ソルビタンエステルである。C12〜22の飽和、不飽和の、及び分枝鎖脂肪酸のソルビタンエステルは本明細書で有用である。これらのソルビタンエステルは通常モノエステル、ジエステル、トリエステルなどのエステルの混合物を含む。好適なソルビタンエステルの代表的な実施例には、ソルビタンモノラウレート(SPAN(登録商標)20)、ソルビタンモノパルミテート(SPAN(登録商標)40)、ソルビタンモノステアレート(SPAN(登録商標)60)、ソルビタントリステアレート(SPAN(登録商標)65)、ソルビタンモノオレエート(SPAN(登録商標)80)、ソルビタントリオレエート(SPAN(登録商標)85)、及びソルビタンイソステアレートが挙げられる。
同様に本明細書に用いるのに好適なものは、ソルビタンエステルのアルコキシル化誘導体であり、限定するものではないが、全てUniqemaから入手可能である、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(TWEEN(登録商標)20)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミテート(TWEEN(登録商標)40)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート(TWEEN(登録商標)60)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)80)、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレート(TWEEN(登録商標)21)、ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート(TWEEN(登録商標)61)、ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート(TWEEN(登録商標)81)、及びこれらの混合物、が挙げられる。
同様に本明細書に用いるのに好適なものは、アルキルフェノールエトキシレートであり、限定するものではないが、ノニルフェノールエトキシレート(Dow Chemical Company(Houston,TX)から入手可能であるTERGITOL(商標)NP−4、NP−6、NP−7、NP−8、NP−9、NP−10、NP−11、NP−12、NP−13、NP−15、NP−30、NP−40、NP−50、NP−55、NP−70)及びオクチルフェノールエトキシレート(Dow Chemical Company(Houston,TX)から入手可能であるTRITON(商標)X−15、X−35、X−45、X−114、X−100、X−102、X−165、X−305、X−405、X−705)が挙げられる。
同様に本明細書に用いるのに好適なものは、コカミドモノエタノールアミン(CMEA)が挙げられるアルカノールアミド、並びにラウラミンオキシド及びコカミンオキシドが挙げられる第三級アルキルアミンオキシドである。
一実施形態では、非イオン性及びカチオン性界面活性剤の混合物は、溶解性固体毛髪染色物品の約2重量%〜約75重量%で存在する。
両性界面活性剤
多孔質固体物は、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)の約2重量%〜約75重量%の両性界面活性剤を含んでもよい。多孔質固体物は、多孔質固体物を形成するのに用いられるプレミックスの約0.1重量%〜約30重量%の両性界面活性剤を含んでもよく、例えば、多孔質固体物を形成するのに用いられるプレミックスの約1重量%〜約25重量%の両性界面活性剤を含んでもよい。
溶解性多孔質固体物で使用するのに適した両性界面活性剤としては、脂肪族第二級及び第三級アミンの誘導体として広く記述されるものであって、その脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができ、その脂肪族置換基のうちの1つが約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つがアニオン性水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート、又はホスホネートを含有するものが挙げられる。この定義に該当する化合物の例は、3−ドデシルアミノプロピオン酸ナトリウム、3−ドデシルアミノプロパンスルホン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、米国特許第2,658,072号の教示に従ってドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとを反応させることで調製されるもののようなN−アルキルタウリン類、米国特許第2,438,091号の教示に従って生成されるもののようなN−高級アルキルアスパラギン酸類、及び米国特許第2,528,378号に記載の生成物である。
使用に好適な双極性界面活性剤には、脂肪族第四級アンモニウム、ホスホニウム及びスルホニウム化合物の誘導体として広く記述されるものであって、その脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができ、その脂肪族置換基の内の1つが約8〜約18個の炭素原子を含有し、1つがアニオン性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェート、ホスフェート又はホスホネートを含有するものが挙げられる。使用するのに適した双性イオン性界面活性剤としては、ココアミドプロピルベタインなどのベタイン、ラウロアンホ酢酸及びココアンホアセテートなどのアルキルアンホアセテートが挙げられる。アルキルアンホアセテートは、モノアセテート及びジアセテートを含み得る。
乳化剤
溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)を調製するためのプレミックスは、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)の約1重量%〜約20重量%の乳化剤を含んでもよい。乳化剤の例としては、モノグリセリ及びジグリセリド、ポリグリセロールエステル、プロピレングリコールエステル、ソルビタンエステル、及び既知の又は別の方法で空気界面を安定化するのに一般的に使われる他の乳化剤が挙げられる。
任意成分
多孔質固体物などの溶解性固体毛髪染色物品は、染毛剤組成物での使用が既知であるか、あるいは有用であるような他の任意成分を更に含んでもよく、かかる任意材料は、本明細書に記載の選択された不可欠な材料と適合性があるか、あるいは過度に製品性能を損なわないという条件で含まれる。
かかる任意成分は、もっとも典型的には、化粧料への使用が認可された材料である。かかる任意成分の非限定的な例としては、アミノシリコーンなどのシリコーン、防腐剤、増粘剤、感覚剤、植物抽出物、pH調節剤、抗菌剤、共溶媒又はその他の追加溶媒、及びその他の同様の物質が挙げられる。
シリコーン
任意成分としては、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、アミノ置換シリコーン、四級化シリコーン、及びこれらの混合物などのシリコーンを挙げることができる。好ましいポリアルキルシロキサンには、例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンが挙げられる。ジメチコーンとしても知られるポリジメチルシロキサンが、特に好ましい。好適なアミノ置換シリコーンとしては、末端置換又はペンダント置換アミノ置換シリコーンが挙げられる。
シリコーンは、溶解性固体毛髪染色物品(例えば多孔質固体物)を形成するために用いられるプレミックスの0.5重量%〜約5重量%で存在し得る。
好適な末端置換型アミノシリコーンは、一般式(IV):
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a
式(IV)
(式中、式(IV)のGは、水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8アルキル、好ましくはメチルであり、式(IV)のaは、0又は1〜3の値を有する整数、好ましくは1であり、式(IV)のbは、0、1又は2、好ましくは1であり、式(IV)のnは、0〜1,999の数であり、mは、0〜1,999の整数であり、nとmの合計は1〜2,000の数であり、aとmが、両方共0ではなく、式(IV)のR1は、一般式:CqH2qL(式中、qは、2〜8の値を有する整数であり、Lは以下の基、即ち、−N(R2)CH2−CH2−N(R22、−N(R22、−N(R23~、−N(R2)CH2−CH2−NR22~(式中、R2は、水素、フェニル、ベンジル、又は飽和炭化水素ラジカル、好ましくは約C1〜約C20のアルキルラジカルであり、A~は、ハロゲン化物イオンを表す)から選択される)に従う一価のラジカルである)に一致する。
極めて好ましいアミノシリコーンは、式(IV)(式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルであり、nは好ましくは約1500〜約1700、より好ましくは約1600であり、Lは−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である)に対応するものである。別の極めて好ましいアミノシリコーンは、式(IV)(式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルであり、nは好ましくは約400〜約600、より好ましくは約500であり、Lは−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である)に対応するものである。このような極めて好ましいアミノシリコーンは、末端アミノシリコーンと呼ぶことができるが、これはシリコーン鎖の片端又は両端が、窒素含有基によって終端されているためである。
好適なペンダント置換アミノシリコーンは、米国特許出願公開第2007/0039103A1号の段落[0027]〜[0031]に記載されている。
他の任意成分には、有機溶媒、特に高分子構造化剤用の可溶化剤として及び乾燥促進剤として有用な水混和性溶媒及び水混和性共溶媒が挙げられる。好適な溶媒の限定されない例としては、アルコール、ケトン、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、エステル、及びそれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態では、アルコールは一価である。
他の実施形態では、一価アルコールはエタノール、イソプロパノール、及びn−プロパノールである。一実施形態では、エステルは、エチルアセテート及びブチルアセテートである。好適な有機溶媒の他の非限定的な例としては、ベンジンアルコール、アミルアセテート、プロピルアセテート、アセトン、ヘプタン、イソ−ブチルアセテート、イソ−プロピルアセテート、トルエン、メチルアセテート、イソ−ブタノール、n−アミルアルコール、n−ブチルアルコール、ヘキサン、及びメチルエチルケトン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、メチルエチルケトン、アセトン、及びこれらの組み合わせが挙げられる。
他の任意成分としては、ラテックス又はエマルションポリマー、例えば水溶性高分子のような増粘剤、粘土、シリカ、ワックス、エチレングリコールジステアレート、コアセルベート形成成分及び四級アミン化合物を含む沈着助剤、が挙げられる。
製品形態
溶解性多孔質固体物は、単独で又は直接染料及び他の任意成分と組み合わせて使用され得る、溶解性多孔質固体物などの様々な製品形態のいずれかで製造され得る。溶解性多孔質固体物は、ユーザーが容易に取り扱うことができる適当なサイズの、1つ以上の平らなシート又はパッドの形態である。本発明の溶解性多孔質固体物は、正方形、長方形又は円盤状又は任意の他の形状であってよい。パッドは、また、穿孔及び/又は切断機構によって小出しされた個々の部分を有する、テープ状ロール・ディスペンサ上に提供された連続ストリップの形でもよい。あるいは、本発明の溶解性多孔質固体物は、1つ以上の円筒形の物品、球形の物品、管状の物品、又は任意の他の形状の物品の形態である。溶解性多孔質固体物は、約0.5mm〜約10mmの厚さ(キャリパー)、一実施形態では約1mm〜約7mm、及び更に他の実施形態では約2mm〜約6mmの厚さ(キャリパー)を有してもよい。パッド又はストリップに対して、3次元以上を備える円筒状、球状、又は他の物品の場合は、厚さは、最短寸法の最大距離、つまり、例えば球又は円筒の直径として取られる。
溶解性多孔質固体物は、非平滑な、くぼみが付けられた、又は別の方法で組織分布的にパターン形成された、文字、ロゴ又は図を含む1つ以上の面を含んでもよい。非平滑な基材は、その基材の最も外側の表面がその表面の他の領域に対して隆起している部分を含む、基材の形状によって生じ得る。その隆起部分は、物品の形成化された形状に起因することができる。例えば、物品を最初は窪みのある又は格子縞に形成することができる。隆起部分はまた、クレーピング工程、刷り込みコーティング、エンボッシングパターン、隆起部分を有する他の層への積層の結果、又は溶解性多孔質固体物基材自体の物理的形状の結果であり得る。テクスチャリングはまた、第1の溶解性多孔質固体物を、非平滑な第2の溶解性多孔質固体物に積層した結果であり得る。
特定の実施形態では、多孔質固体物の中に入り込む又は中を貫通する穴又はチャネルを溶解性多孔質固体物に穿孔することができる。こうした穿孔は、下層の金型の表面、ベルトの表面、又は他の非粘着性の表面から伸びる犬くぎによって、乾燥工程の間に形成され得る。別の方法としては、これらの穿孔は、乾燥工程の後でピン、針又は他の鋭利な物体で多孔質固体物をつつくか又は突き刺すことによって形成され得る。一実施形態では、これらの穿孔は、表面積当たりの数は多いが、多孔質固体物の完全性又は物理的外観を犠牲にするほど多い数ではない。理論に制限されるものではないが、穿孔は、非穿孔の多孔質固体物と比べて、多孔質固体物の水への溶解速度を早めると考えられる。
溶解性多孔質固体物はまた、水不溶性の用具又は装置によって送達され得る。例えば、溶解性多孔質固体物は、毛髪への適用を容易にするために、何らかの方法でアプリケーター、即ち、櫛、布切れ、棒、又は他の任意の水不溶性と考えられるアプリケーターに接着又は糊付けされてもよい。更に、溶解性多孔質固体物は、高表面積を有する独立した水不溶性用具、即ち、多孔質スポンジ、パフ、平らなシート等の表面に吸着されてもよい。後者の場合、溶解性多孔質固体物は、薄膜又は層として吸着されてもよく、あるいは用具によって提供される特定の局所空間内に含まれてもよい。
製造方法
溶解性固体毛髪染色物品は、次の(1)〜(4)を含むプロセスによって調製され得る溶解性多孔質固体物を含む。(1)界面活性剤と、溶解ポリマー構造化剤と、他の任意成分とを含む加工混合物を調製する工程、(2)気泡化加工混合物を形成するために混合物に気体を導入することによって加工混合物を気泡化する工程、(3)この気泡化された加工混合物を1つ以上の所望の形状に形成して、成形された気泡化加工混合物を形成する工程、及び(4)成形された気泡化加工混合物を所望の最終含水率まで(例えば、エネルギーを加えることにより、約0.1%〜約25%、一実施形態では約3%〜約25%、別の実施形態では約5%〜約20%、及び更に別の実施形態では約7%〜約15%まで)乾燥させて、溶解性多孔質固体物を形成する工程。
加工混合物(プレミックス)の調製
加工混合物、つまりプレミックスは、一般に、水、可塑剤、及び他の任意成分の存在下で加熱することによりポリマー構造化剤を溶解し、続いて所望により冷却することにより調製される。一実施形態では、直接染料は、調製工程において、界面活性剤、溶解ポリマー構造化剤、及び可塑剤と共に含められる。調製工程は、任意の好適な熱せられたバッチ攪拌システムの中で、或いは一軸押出成形機若しくは二軸押出成形機のいずれか又は熱交換器を伴う任意の好適な連続システムにより溶解し、高剪断混合又は静的混合のいずれかを行うことによって達成される。各成分は、プレミックス部分を用いて段階的に、若しくは各成分の任意の組み合わせで、又は単一バッチとして含められてもよい。
加工混合物は、乾燥前に約15重量%〜約50重量%固形分、一実施形態では約20重量%〜約40重量%固形分、及び別の実施形態では約25重量%〜約35重量%固形分の加工混合物を含んでいてもよく、また、約2,500cps〜約75,000cps、一実施形態では約5,000cps〜約75,000cps、別の実施形態では約7,500cps〜約75,000cps、及び更に別の実施形態では約10,000cps〜約75,000cps、別の実施形態では約65,000cps〜約70,000cpsの粘度を有する。
加工混合物の粘度の値は、25℃で30秒にわたって1.0往復秒のせん断速度で、直径4.0cmの平行プレート及び1,200ミクロンのギャップを備えるTA Instruments AR500 Rheometer(TA Instruments(New Castle,DE)から入手可能)などの好適なレオメーターによってか、又は25℃で2分にわたって1.0往復秒のせん断速度で、CP−41及びCP−42スピンドルを備えるBrookfieldモデルDV−1 PRIME Digital Viscometerなどの標準粘度計(Brookfield Engineering Laboratories,Inc.(Middleboro,MA)から入手可能)によって測定することができる。
パーセント(%)固形分含有量は、水及び低沸騰アルコールのような明らかに揮発性のあらゆる物質を除いた、固体、半固体、及び液体成分の全ての総加工混合物の重量による重量パーセントの合計である。
加工混合物のエアレーション
加工混合物のエアレーションは混合物内にガスを導入することで達成され、一実施形態では機械的な混合エネルギーによって達成されたが、他の物理的な又は化学的な手段を介して達成してもよい。エアレーションは、任意の好適な機械的加工手段によって達成されてもよく、該方法としては、限定するものではないが:(i)遊星ミキサー又は他の好適な混合容器を含む機械的な混合によるバッチタンクエアレーション、(ii)食品業界で使用される(加圧及び非加圧)半連続的又は連続的エアレーター、(iii)ガス圧入、(iv)圧力低下によるガス発生、又は(v)熱を伴う金型内などで圧縮され得る気泡化ビーズ又は粒子を形成するために加工混合物をスプレー乾燥させること、が挙げられる。
特定の実施形態において、食品産業においてマシュマロの製造で従来利用される半連続的及び連続的加圧エアレーター内で、本発明の溶解性多孔質固体物を調製できることが判明した。好適な加圧気泡化装置としては、Morton泡たて器(Morton Machine Co.,Motherwell,Scotland)、Oakes連続自動ミキサー(E.T.Oakes Corporation,Hauppauge,New York)、Fedco連続ミキサー(The Peerless Group,Sidney,Ohio)、及びPreswhip(Hosokawa Micron Group,Osaka,Japan)が挙げられる。
気泡化加工混合物の形成
気泡化加工混合物の形成は、気泡化加工混合物を所望の形状に形成するための任意の好適な手段によって達成することができ、該手段としては、限定するものではないが、次の方法が挙げられる:(i)TEFLON(登録商標)、金属、HDPE、ポリカーボネート、ネオプレン、ゴム、LDPE、ガラス、及び同様のものを含む非干渉及び非付着性表面を備える特別に設計された金型への気泡化混合物の堆積;(ii)浅底のトレーに入っている乾燥粒状デンプン内に刻み込まれている空洞の中への気泡化混合物の堆積(菓子産業で広く利用されるデンプン成型形成技術);又は(iii)成形気泡化加工混合物を形成するために、TEFLON(登録商標)金属、HDPE、ポリカーボネート、ネオプレン、ゴム、LDPE、ガラス、及び同様のものなどの、任意の非干渉及び非付着性材料を備える連続的ベルト又はスクリーン上への気泡化加工混合物の堆積。任意に、成形された気泡化加工混合物のプレス加工、切削加工、又はエンボス加工が行われてもよい。
成形された気泡化加工混合物の乾燥
成形された気泡化加工混合物の乾燥は、任意の好適な手段によって達成することができ、該手段としては、限定するものではないが、次の手段が挙げられる:(i)制御された温度及び圧力又は大気条件を備える部屋を含む乾燥室、(ii)制御された温度及び任意の湿度を備える非対流式又は対流式オーブンを含むオーブン、(iii)トラック/トレー乾燥機、(iv)多段式直列乾燥機、(v)衝突オーブン、(vi)回転式オーブン/乾燥機;(vii)直列焙煎機、(viii)急速高伝熱オーブン及び乾燥機;(ix)二重プレナム焙煎機、(x)コンベヤー乾燥機、(xi)マイクロ波乾燥技術、並びにこれらの組み合わせ。溶解性多孔質固体物を形成するために、凍結乾燥を含まない任意の好適な乾燥手段を用いることができる。連続成形プロセスを用いる場合、得られた溶解性多孔質固体物は、プレス加工、切削加工、エンボス加工されてもよく、及び/又ロール形態で保管されてもよい。
上述の4種の加工工程のいずれかの間に、又は乾燥工程の後でも任意成分を与えることができる。
本発明の溶解性多孔質固体物は、化学的な発泡剤を用いたその場のガス形成(発泡系によるCO2形成を含む、1つ以上の成分の化学反応を介する形成)によっても調製することができる。
性能及び物理特性
溶解速度
溶解性多孔質固体物は、使用中に水を適用することにより多孔質固体物を速やかに分解させることができる溶解速度を有し得る。溶解性多孔質固体物成分の溶解速度は、以下に記載される方法に従って測定される。
手溶解法:約0.5gの溶解性多孔質固体物を、ニトリル手袋をはめた手のひらに置く。注射器を介して7.5cm3のぬるめの水道水(約30℃〜約35℃)を素早く適用する。円運動を用いて、溶解が発生するまで1度に2ストローク、手の平をこすり合わせる(30ストロークまで)。手溶解値は、完全に溶解するまでに必要としたストローク数として、又は最大で30ストローク(この場合、固体物は非溶解性であるとみなされる)として記録される。
本発明の溶解性多孔質固体物は、約1〜約30ストローク、一実施形態では約2〜約25ストローク、別の実施形態では約3〜約20ストローク、及び更に別の実施形態では約4〜約15ストロークの手溶解値を有する。
厚さ
一実施形態では、溶解性多孔質固体物は、パッド、ストリップ、又はテープの形態であり、以下の手法によって計測した場合に約0.5mm〜約10mm、一実施形態では約1mm〜約7mm、及び別の実施形態では約2mm〜約6mmの厚さを有する、平らな可撓性基材であってもよい。パッド又はストリップに対してより大きな立体感を有する円筒状、球状、又は他の物体の場合は、厚さは、最短寸法の最大距離、つまり、例えば球状又は円筒状の直径、として取られ、厚さの範囲は上述と同じである。
溶解性多孔質固体物(即ち、基材又は試料基材)の厚さは、Mitutoyo Corporation Digital Disk Stand Micrometer Model Number IDS−1012E(Mitutoyo Corporation,965 Corporate Blvd,Aurora,IL,USA 60504)などのマイクロメートルゲージ又は隙間ゲージを用いて得られる。マイクロメートルは、直径2.54cm(1インチ)、重さ約32グラムのプラテンを有し、約6.32gm/cm2(40.7phi)の加圧力において厚みを測定する。
溶解性多孔質固体物の厚さは、プラテンを引き起こし、試料基材の一部分をプラテンの真下のスタンド上に配置し、注意深くプラテンを下げて試料基材に接触させ、プラテンを離し、試料基材の厚さをミリメートル単位で数値表示装置上で測定することにより、測定する。平らでないより堅い基材の場合を除いて、厚さを可能な限り最下位の表面圧力において測定するのを確実にするために、試料をプラテンの全てのエッジまで十分に延ばすべきである。完全には平らでないより堅い基材に対しては、基材の平らなエッジを、基材の平らな部分上で衝突するプラテンの一部分のみを用いて測定する。
坪量
溶解性多孔質固体物は、約125グラム/m2〜約3,000グラム/m2、一実施形態では約150グラム/m2〜約1,200グラム/m2、別の実施形態では約200グラム/m2〜約1,000グラム/m2、及び更に別の実施形態では約300グラム/m2〜約800グラム/m2の坪量を有する。
溶解性多孔質固体物の坪量を、選択された溶解性多孔質固体物の面積当たりの溶解性多孔質固体物成分の重量として計算する(グラム/m2)。その面積は多孔質固体物の外側エッジに直角の平坦表面上の投影面積として計算される。平らな物体に対しては、面積は、したがって試料の外側周囲内に取り囲まれている面積に基づいて計算される。球状物体に対しては、面積は、したがって3.14×(直径/平方)として平均直径に基づいて計算される。円筒状物体に対しては、面積は、したがって直径×長さとして平均直径及び平均長さに基づいて計算される。イレギュラーな形状の三次元物体に対しては、面積は、この側面に直角に方向付けられた平坦表面上に投影される最大の外側寸法を備える側面に基づいて計算される。これは、物体の外側寸法を1枚のグラフ用紙上で鉛筆で注意深くトレーシングし、次に2乗のおよその計数で面積を計算し、そして2乗の既知の面積を掛けるか、又は尺度を含んでかつ画像分析技術を用いてトレーシングした面積(コントラストのために陰影をつけることができる)の写真を撮ることによって達成できる。
密度
溶解性多孔質固体物は、密度測定の観点から特徴付けられる。溶解性多孔質固体物の密度は、等式:算出密度=多孔質固体物の坪量/(多孔質固体物の厚み×1,000)で決定され、多孔質固体物は、約0.03g/cm3〜約0.4g/cm3、一実施形態では約0.05g/cm3〜約0.3g/cm3、及び別の実施形態では約0.075g/cm3〜約0.2g/cm3の密度を有する。溶解性多孔質固体物の坪量及び厚さは、本明細書に記載の方法に従って決定される。
図1〜図3は、図4〜図5の比較密度で例示され得る、より高い密度よりも望ましい密度を例示する。
気泡間結合性
溶解性多孔質固体物は、高い気泡間結合性を有していてもよい、即ち、主に独立気泡型固体発泡体であるのとは対照的に、主に開放気泡型固体発泡体である。気泡間接続性は固体物の薄片をはさみ又は鋭利な刃を使用してz軸方向に2〜3mm幅で切り(固体物の垂直なx−y最大表面にわたって測定される)、得られた薄片を90度曲げて、切りたての断面領域の内部気泡構造を露出することで評価することができる。この断面領域は、接近しての目視観察によってか、又はより正確には、Olympus Olympus America Inc.(Center Valley,PA)から入手可能なSZX12 Stereo microscopeなどの立体顕微鏡の下で倍率を用いることによって評価することができる。開放気泡型溶解性多孔質固体物は、支柱の周囲に断面の深さにわたって三次元を含んで互いに内部結合している開放空隙を備える主に支柱の三次元網状組織を含む断面領域の内部を検査することで、容易に同定され得る。対照的に、独立気泡の発泡体内部断面は別個の気泡として現れることがあり、別個の気泡は横切って切断されて、切断プロセスは切断領域の露出を生じさせるという理由から、次いで断面表面でのみ二次元で内部結合される。
固体物の可撓性及び凝集性
溶解性多孔質固体物の物理的一体性(即ち固体物の凝集性)は、2つの別個の定性的な評価(1〜4の尺度)による定性的な評価系によって、脆性/可撓性(脆いとは壊れやすいということ)及び凝集性(金型からの取り外しやすさ)について評価される。
Figure 0005806396
これらの評価は、三次元の金型及び、3mm〜10mmのz方向寸法厚さを有し、かつ10cm2〜60cm2の表面積を包含してx−y方向寸法に延びる(任意のx−y形状は円形、楕円形、正方形、矩形などを含む)得られた平らな固体物について評価される。実施例は、円形テフロン金型、及び直径4.15cm及び深さ0.7cmの得られた取り外された溶解性多孔質固体物を使用して評価された。脆性/可撓性の評価は、パッドの形態の溶解性多孔質固体物を半分に曲げ、パッドの弾力性及び元の形状に戻る能力と対比したその破損/皺の傾向に関して各パッドを評価することによって判定される。凝集性評価は、乾燥させたばかりの(摂氏40℃で少なくとも20時間乾燥させた後の)溶解性多孔質固体物を型から剥離して、取り外しの難しさを書き留めることによって判定される。凝集性評価が低い固体物は、金型表面へとしっかりと付着しており、型からの壊さずに取り外すのが難しく、固体物取り外しプロセス後にもかなりの固体物が金型に付着したままである。凝集性評価の高い溶解性多孔質固体物は、溶解性多孔質固体物の取り外しプロセスの後にかなりの固体が金型に付着することなく、壊さずに金型から容易に剥離される。
使用方法
毛髪を処理するために溶解性固体毛髪染色物品を使用することができる。全頭髪カラーリング、根元タッチアップ、ハイライト、及びローライトなどの部分頭髪カラーリングのために、溶解性固体毛髪染色物品を使用することができる。
本出願は、本明細書に記載される溶解性固体毛髪染色物品を、好ましくは直接染料と毛髪の重量比が約2:1〜5:1、例えば3:1〜5:1、例えば4:1になるように取り出す工程と、溶解性固体毛髪染色物品が溶解して毛髪染色溶液を形成するように、溶解性固体毛髪染色物品を溶媒に暴露する工程と、その後毛髪染色溶液を毛髪に適用する工程と、を含む、毛髪を染色する方法も対象とする。ヘアカラーの復元は中性pH(pH約7.0)で行うことができ、より長持ちする毛髪染色は、pH約7〜約11、例えばpH 10で行うことができる。
溶解性固体毛髪染色物品は、水、水及び過酸化水素の溶液、又は水、過酸化水素、及びアンモニウムイオン供給源の溶液などの溶媒に暴露され得る。
処理工程はまた、全ての毛髪への均一な適用を確実にするために、毛髪染色溶液を手で又は道具で数分間にわたり毛髪の中に入れる工程を更に含み得る。最終的な毛髪の色が、5〜45分、例えば30分で発現する間、毛髪染色溶液は毛髪上に留まる。次に、消費者は、自分の毛髪を水道水で十分にすすぎ、毛髪を乾燥させ、整髪する。
以下の実施例は、本発明の範囲に含まれる実施形態を更に説明及び実証するものである。これらの実施例はあくまで例示を目的として与えられるものであって、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。実施例には、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく多くの変形例が可能である。別段の指定がない限り、例示される量は全て、全組成物の重量を基準とした濃度、即ち、重量/重量百分率である。なお、実施例1、実施例2A、2B、2C、3C、3D、3E及び3Fは、参考例とする。
実施例1:溶解性多孔質固体物
溶解性多孔質固体物の調製中に使用するために、次のポリビニルアルコールプレミックス(PVAプレミックス)を調製した。
Figure 0005806396
a 87〜89%加水分解、MW 85,000〜124,000例えば、Celanese
適切な寸法の洗浄した容器の中に蒸留水を加えて、100〜300rpmで撹拌した。ポリビニルアルコールを好適な容器に量り入れ、目に見える塊が形成されるのを避けるように攪拌し続けながら、へらを用いて少しずつ主混合物にゆっくりと加える。混合速度は泡の形成を最小限に抑えるように調節する。この混合物を、約30分間攪拌し続けながら85℃まで徐々に加熱した後、室温(20℃)まで冷却する。濁った混合物を、琥珀色の透明な溶液を得るために一晩静置する。
実施例2:小売の液体ヘアコンディショニング製品(Matrix Biolage)
Figure 0005806396
1 本発明の溶解性多孔質固体物の調製時に使用するために、液体ヘアコンディショナーを購入した。製品はMatrix Biolage Detangling Solution、1104mL(33.8Fl.Oz.)(Matrix LLC,New York,NY.から卸された)であった。製品を2008年2月にロット番号GC048に関して購入した。ボトルに列挙されていた成分は:水、セテアリルアルコール、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セチルアルコール、シクロペンタシロキサン、塩化ベヘントリモニウム、フェノキシエタノール、メチルパラベン、アモジメチコン、芳香剤、ジメチコノール、ステアラミンオキシド、プロピレングリコール、C11〜15 pareth−7、C12〜16 pareth−9、グリセリン、トリデセス−12、ポリソルベート20、クエン酸、ヒマワリ抽出物、クヘントウ核油、小麦胚抽出物、ホップ抽出物、紫色2号、花粉抽出物、青色1号であった。
実施例3:濃縮コンディショナー混合物/BTMACプレミックス
Figure 0005806396
Figure 0005806396
Figure 0005806396
1 PEG−90M:90%水、10% PEG−90M混合物;POLYOX(商標)WSR−301前のDow Personal Care
上記実施例は、FlackTek,Inc.(Landrum,South Carolina)から入手可能なSpeedMixer(商標)DAC 400 FVによって混合することで調製する。下の表6に所与の量で示されている上記成分の「A」グラムを、成分の全てが室温である、Max 300 SpeedMixer(商標)プラスチック瓶に加える。毎分約2,750回の範囲で回転するSpeedMixer(商標)の中で、混合物を少なくとも30秒間にわたって十分に混合する。
上記混合物の約「B」グラム(表6に示す)を、平らな回転刃の取り付け物が装着されたKitchenAid(登録商標)ミキサーモデルK5SS(Hobart Corporation,Troy,OHから入手可能)の5クオートのステンレススチールのボウルに移す。この混合物を高温で約「C」分(表6に示す)にわたって激しく通気する。次に、得られた通気済み混合物のアリコートを、19.4mLの円形テフロン金型の中にへらを使用して均一に広げ(ゴムベラの直線状端部で過剰な発泡体をこすり取って平坦な表面の高さを金型の上面に合わせる)、その前後で測定した混合物湿重量は「D」グラム(表6に示す)であり、湿潤発泡体密度が約「E」グラム/cm3(表6に示す)であることを示している。
残りの気泡化混合物を、Bytac汎用フィルム(Saint−Gobain,Paris,France)で底部を覆ったアルミニウム金型(それぞれの内のり寸法は15.9cm×15.9cm×0.6cm)の中にへらを使用して均一に広げる。各金型を75℃の対流式オーブンの中に30分間入れる。次に、金型を45℃の対流式オーブンの中に一晩入れた。
Figure 0005806396
溶解性固体毛髪染色物品を用いた毛髪染色及び色の復元
溶解性固体毛髪染色物品に組み込まれた直接染料
1.5グラムのPiedmont白色毛髪を、実施例2Aで調製した溶解性固体毛髪染色物品に以下の条件で暴露した。実施例2Aの直接染料は、Bluequat臭化物(CAS #502453−61−4)、オレンジがかった赤色(CAS #946602−30−8)、及び黄色(CAS #68259−00−7)として選択された。これらの直接染料は1:1:1の割合で存在した(つまり実施例2Aに1.96重量%で存在する)。
実験1:中性条件下で染色:実施例2Aの溶解性固体毛髪染色物品の1/4(15.9cm×15.9cm×0.6cm)を、(1)6mLの水、及びそれとは別に(2)6mLの3%水性H22と混ぜ合わせた。溶解した毛髪染色物品は毛髪染色溶液を形成し、これを30℃にて30分間毛髪に適用した。次に、色を読み取るためにヘアピースをシャンプーし、洗い流し、乾燥させた。
実験2:pH 10で染色:実施例2Aの固体毛髪染色物品の1/4(15.9cm×15.9cm×0.6cm)を、(1)6mLの水、及びそれとは別に(2)6mLの3%水性H22と混ぜ合わせた。溶解した毛髪染色物品は毛髪染色溶液を形成し、これを30℃にて30分間毛髪に適用した。次に、色を読み取るためにヘアピースをシャンプーし、洗い流し、乾燥させた。
Figure 0005806396
溶解性固体毛髪染色物品によって包含された直接染料
0.6グラムの直接染料を包含させるために、実施例2D(総量1.2グラム)に従って調製された2つの溶解性多孔質固体物を使用してもよい。茶色、青色、黄色、及び赤色をもたらす直接染料は以下の通りである。
Figure 0005806396
次に、溶解性固体毛髪染色物品を、6.0グラムの水又は2.88グラムの水、3.00グラムのClairoxide 20 volume、及び0.12グラムの水酸化アンモニウム(30%活性)に溶解した。溶解した毛髪染色物品は毛髪染色溶液を形成し、これを30℃にて30分間毛髪に適用した。次に、色を読み取るためにヘアピースをシャンプーし、洗い流し、乾燥させた。
Figure 0005806396
密度の比較例
次の固体は本発明の用途の望ましい密度を有しておらず、比較の目的のためだけに含まれている。
Figure 0005806396
1 Celanese Corporation(Dallas,Texas)から入手可能なCELVOL(登録商標)523
2 Rohm and Haas(Philadelphia,PA)から入手可能な5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−1及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3−1。
適切な寸法の洗浄した容器に、蒸留水及びグリセリンを100〜300rpmで撹拌しながら加える。CELVOL(登録商標)523を好適な容器に量り入れ、目に見える塊が形成されるのを避けるように攪拌し続けながら、へらを用いて少しずつ主混合物にゆっくりと加える。発泡を最小限にするように混合速度を調節する。混合物を75℃になるまでゆっくりと加熱した後、ラウレス−3硫酸ナトリウム及びラウリル硫酸ナトリウムを加える。混合物を75℃になるまでゆっくりと加熱し、セチルアルコール及びコカミドMEAを加える。混合物を攪拌しながら85℃になるまでゆっくりと加熱した後、室温(35℃)まで冷却する。必要であれば、クエン酸又は希釈水酸化ナトリウムを使用して、最終的なpHを5.2〜6.6に調節する。混合物の粘度は、1s-1で約65,000〜75,000cpsでなければならない。
250グラムの上記混合物を、平らな回転刃の取り付け物が装着されたKITCHENAID(登録商標)ミキサーモデルK5SS(Hobart Corporation(Troy,OH)から入手可能)の5クオートのステンレススチールのボウルに移す。この混合物を、高速で30秒にわたって激しく通気する。その結果生じた気泡化混合物の一部を、直径4.2cm及び深さ0.6cmの12個の円形テフロン金型の中にへらで広げ、0.31グラム/cm3の平均湿潤発泡体密度を示すように計量する。残りの混合物を再び更に30秒間、合計60秒間気泡化する。その結果生じた気泡化混合物の一部を、直径4.2cm及び深さ0.6cmの12個の円形TEFLON(登録商標)金型の中にへらで広げ、約0.21グラム/cm3の平均湿潤発泡体密度を示すように計量する。残りの混合物を再び更に30秒間、合計90秒間気泡化する。その結果生じた気泡化混合物の一部を、直径4.2cm及び深さ0.6cmの12個の円形テフロン金型の中にへらで広げ、0.19グラム/cm3の平均湿潤発泡体密度を示すように計量する。
分離した金型を30分間75℃の対流式オーブンに入れ、次に一晩乾燥させるために40℃の対流式オーブンに入れる。翌日、得られた多孔質固体物を薄いヘラとピンセットの助けを借りて金型から取り外す。概算の平均密度及び坪量は表11に示す通りである。含水量が0重量%と10重量%の間と仮定して、推定界面活性剤レベルは、50重量%及び69重量%の間であり、かつ推定ポリマーレベルは、20%及び27%の間である。
Figure 0005806396
比較例のマイクロ計算断層撮影システムの画像は、図4及び図5に見ることができ、これらの図は、比較例と、本発明の用途のための請求範囲の密度との間の密度の物理的区別を示している(図1〜図3参照)。
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40ミリメートル」として開示される寸法は、「約40ミリメートル」を意味するものである。
相互参照されるか又は関連する全ての特許又は特許出願を含む、本願に引用される全ての文書を、特に除外すること又は限定することを明言しないかぎりにおいて、その全容にわたって本願に援用するものである。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。更に、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (14)

  1. 溶解性固体毛髪染色物品であって、
    (a)0.4〜2.0グラムのカチオン性直接染料と、
    (b)前記カチオン性直接染料が2つの溶解性多孔質固体物の間に位置するように少なくとも部分的に重なり合う2つの溶解性多孔質固体物であって、
    (i)前記溶解性多孔質固体物に対して1重量%〜50重量%のポリマー構造化剤と、
    (ii)前記溶解性多孔質固体物に対して重量%〜30重量%の可塑剤と、
    (iii)前記溶解性多孔質固体物に対して重量%〜75重量のカチオン性界面活性剤と
    を含む溶解性多孔質固体物と、
    を含み、前記溶解性多孔質固体物の密度が、0.03g/cm〜0.15g/cmであり、かつ前記溶解性多孔質固体物が、4ストローク〜15ストロークの手溶解値を有する、溶解性固体毛髪染色物品。
  2. 前記ポリマー構造化剤が、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  3. 前記可塑剤が、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、糖アルコール類、単糖、二糖及びオリゴ糖、アスコルビン酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  4. 前記カチオン性直接染料が、前記溶解性多孔質固体物に包含される固体である、請求項1に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  5. 炭酸イオン、カルバメートイオン、炭酸水素イオン、ペルオキシ一炭酸イオン、又はこれらの混合物の供給源を更に含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  6. 前記イオンの供給源が固体である、請求項5に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  7. 前記炭酸イオンの供給源が炭酸アンモニウムである、請求項5に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  8. 記溶解性多孔質固体物が、炭酸イオン、カルバメートイオン、炭酸水素イオン、ペルオキシ一炭酸イオン、又はこれらの混合物を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  9. 酸化剤の少なくとも1つ供給源を更に含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  10. 前記酸化剤が、過炭酸塩、過ホウ酸塩、又は過硫酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項9に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  11. 前記カチオン性界面活性剤が、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の溶解性固体毛髪染色物品。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の溶解性固体毛髪染色物品を形成するためのプレミックスであって、0.4〜2.0グラムのカチオン性直接染料と、ポリマー構造化剤と、可塑剤と、カチオン性界面活性剤と、前記プレミックスに対して50重量%〜75重量%の水、を含む、プレミックス。
  13. 毛髪を染色する方法であって、
    (a)請求項1〜11のいずれか一項に記載の溶解性固体毛髪染色物品を、前記溶解性固体毛髪染色物品が溶解して毛髪染色溶液を形成するように溶媒に暴露する工程であって、
    カチオン性直接染料と毛髪との比が2:1〜5:1である工程と、
    (b)前記毛髪染色溶液を、毛髪に適用する工程と、
    を含む方法。
  14. 前記毛髪染色溶液を、手又は装置によって毛髪に適用する、請求項13に記載の方法。
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