JPS6126001A - 合成樹脂製高屈折率レンズ - Google Patents

合成樹脂製高屈折率レンズ

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JPS6126001A
JPS6126001A JP59147982A JP14798284A JPS6126001A JP S6126001 A JPS6126001 A JP S6126001A JP 59147982 A JP59147982 A JP 59147982A JP 14798284 A JP14798284 A JP 14798284A JP S6126001 A JPS6126001 A JP S6126001A
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JP
Japan
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tables
formulas
group
lens
refractive index
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Application number
JP59147982A
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English (en)
Inventor
Yoshio Sano
良夫 佐野
Takao Mogami
最上 隆夫
Cho Kubota
久保田 聴
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPS6126001A publication Critical patent/JPS6126001A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/14Protective coatings, e.g. hard coatings
    • G02B1/105

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、表面に耐摩耗性、耐擦傷性、染色性、耐久性
等圧優れた合成樹脂によるハードコート層を設けた耐衝
撃性の改良された合成樹脂製高屈折率レンズに関する。
(従来技術〕 合成樹脂製レンズは、ガラスレンズに比較し、安全性、
易加工性、ファッション憔に於下優れているのに加え、
近年では、反射防止加工技術、ノ・−ドコート技術、ノ
・−ド+反射防止加工晧術の進歩に伴い、急速に普及し
ている。特に眼鏡レンズのプラスチック化は、同時に高
屈折率樹脂材料による高級薄型合成樹脂、レンズへの要
望を高めている。現在、最も一般に普及している合成樹
脂製レンズとしてジエチレングリコールビス(アリルカ
ーボネート)の重合体があるが、この屈折率は、1.5
0であるため、従来から屈折率をより高めるための技術
提案がなされている。例えば%−昭54−41965.
特開昭54−77686.特開昭65−18747.ま
たは特開昭5−8−15518に開示されているよ5に
%反応性の異なる官能基をもつ単量体を共重合させる方
法が考えられている。しかしこの場合、重合が不完全に
なりやすく、レンズ中に未反応物が残留するため、熱的
な性質が不安定であり、屈折率も充分に高められないと
いう・問題がある。1本発明者らが、特開昭57−54
901.特開昭58−18602において開示した方法
によれば、優れた合成樹脂製高屈折率レンズは得られる
ものの、やはり重合反応制御の難しさ、重合反応の完結
化という点でプロセスが非常に複雑にならざるを得ない
欠点を有していた。さらに、本発明に先がけて提案した
、本発明における特許請求の範囲の中のA%卦よびBを
主成分とするレンズの場合、重合が容易で、重合度も高
く、ハードコート、反射防止などの加工性にも問題がな
く、屈折率も高いものが得られる。しかし、本発明にお
ける特許請求の範囲の中のり。
E、およびFを主成分とする被膜に関して、ジエチレン
グリコールビス(アリルカーボネート)によるレンズと
比較した場合、過酷な条件の下では、耐久性が劣り、ま
たレンズ素材に関してもジエチレングリコールビス(ア
リルカーボネートと比較し耐衝撃性が劣っていることが
見出された。また、前記A1およびBt−主成分とした
レジズの場合、レンズ自体が着色することがあり、レン
ズとじての特性を損う場合があった。
〔目的〕
本発明の目的は、前記のような問題点を解決するために
成されたものである。すなわち本発明は比較的屈折率が
高く、成形が容易で着色が少なく、かつ被膜の耐久性、
およびレンズ素材の耐衝撃性を改善したレンズを提供す
ることである。更に詳しくは、比較的屈折率が高いレン
ズの屈折率を、一定の範囲内で任意に設定でき、重合制
御の容易さを低下させず、また、重合後の着色を改善し
たレンズを用い、その表面に耐熱性、耐温水性、耐薬品
性、耐候性、帯電性等の優れた染色可能な被膜を設け、
更に、過酷な条件下における前記、被膜の耐久性、およ
び耐衝撃性を改善したレンズに関するものである。
〔概要〕
すなわち本発明は、下記のA 、 B、およびCを主成
分とするコモノマーを共重合させて得られた合成樹脂製
し/ズ表面に、下記のD、E、およびFを主成分として
なる被膜を施した事をe像とする合成樹脂製高屈折率レ
ンズに関する。
A 一般式が〔1〕で示される1種以上の単量〔1〕 (式中R1,ぴヮは−OCH,CH,−、−OCH,C
H,CH2−jのいずれかを示す、又はフッ素を除くハ
ロゲン、α、bはそれぞれ独立に1〜4の整数、12m
はそれぞれ独立にθ〜4の整数を表わす、)より選ばれ
る1種以上の単量体。
C一般式が〔2〕で示される2種以上の単量体。
田 −oca、cuca!−のいずれかを、またnは1〜6
の整数を表わす、) D 一般式が〔8〕で示される1種以上の単量体。
R:l R,−5z(oR’ )4−c−ti        
   (8)(式中R6は炭素数1〜6の炭化水素基、
ビニル基、メタクリロキシ基、アミン基、メルカプト基
、フェニル基、またはエポキシ基から選ばれる少なくと
も1種を含む有機基、R6は水素、または炭素数1〜6
の(ハロゲン化)炭化水素基、Rマは炭素数1〜5の炭
化水素基、アルコキシアルキル基、または、炭素数1〜
4のアシル基、Cおよびdは0,1または2であって、
c+d≦2)B  粒径1から100ミリミクロンのコ
ロイダルシリカ。
F、多価アルコール、多価カルボン酸、多価カルボン酸
無水物、または多官能エポキシ化合物の中から選ばれる
化合物群のうち1種または2種以上。
次に、本発明の詳細な説明する。
一般式が〔1〕で示される単量体は、室温での性状が固
体のものが多いため、B成分、およびC成分の混合液に
溶解して用いるo A + B * Cの組成比は、得
ようとする樹脂レンズの屈折率、アツベ数、着色、被膜
の耐久性、耐衝撃性難燃性とのバランスから決定するの
が良い。
最も高い屈折率を示し得るのは単量体Aであるゆ一般式
が〔1〕で示される核置換ハロゲンは、フッ素を除く塩
素、臭素、ヨウ素が用いられるが、屈折率のアップと耐
久性とのバランスから考え、臭素が好ましい、A成分の
含有量は、B成分とC成分との混合物への溶解度にもよ
るが、高屈折率樹脂であること、被染色性の向上、硬化
被膜との密着性向上、離燃性の向上を考えるとδ〜(資
)重量パーセントが好ましい。
A成分について代表的なものを例示すれば、例えば、2
#2−ビス(4−アリルオキシカルボニールオキシ−8
,5−ジクロロフェニルノブロバン、2,2−ビス(4
−アリルオキシカルボニルオ#シー8 、5−’)ブロ
モフェニル)プロパン。
2.2−ビス(4−(2−アリルオキシカルボ、ニルオ
キシエトキシ)−8,5−ジクロロフェニル〕プロパン
、2,2−ビス(4−(2−アリルオキシカルボニルオ
キシエトキシ)−8,5−ジグロモフェニル〕プロパン
、2.2−ビス(4−(2−アリルオキシカルボニルオ
キシエトキシ)−2,8,5,6−チトラプロモフエニ
ル〕プロパン、2,2−ビス(4−(2−アリルオキシ
力ルポニルオキシプロボキシ)−8,5−ジブロモフェ
ニル〕プロパン、2.2−ビス〔4−(8−ア  −リ
ルオキシカルポニルオキシブロボキシ)−a。
5−ジブロモフェニル〕プロパン、2.2−ビス(4−
(2−(2アリルオキシカルボニルオキシエトキシ)エ
トキシ)−8,5ジブロモフエニル〕プロパン、2.2
−ビス’c4−(s−アリルオ・キシカルボニルオキシ
)−2−ヒドロキシプロポキシ)−8,5−ジブロモフ
ェニル〕プロパン。
ビス(4−アリルオキシカルボニルオキシ−8゜5−ジ
ブロモフェニル)スルフィド、ビス〔4−(2−了りル
オキシカルボニルオキシエトキシ)−3,5ジブロモフ
エニル〕スルフイド、ビス〔4−(2−アリルオキシカ
ルボニルオキシエトキシ)−8,5−ジクロロフェニル
フスルフィド。
ビス(4−(2−アリルオキシカルボニルオキシエトキ
シ)−8,5−ジブロモフェニル〕スルフォン、ビス(
4−(’2−アリルオキシカルボニルオキシエトキシ)
−8,5−ジブロモフェニルフェーテル、ビス(4−(
2−アリルオキ7カルボニルオキシエトキシ)−8,5
−ジブロモフェニルコメタンなどがある。
また、B成分としては、ジアリルオルソフタレート、ジ
アリルイノフタレート、ジアリルテレフタレートがあり
、一種で用いても、二押以上の混合で用いても良い、B
成分だけの重合によりてもレンズとしての形はできるが
、黄変し、硬化被膜との密着性、分散染料による被染色
性、耐衝撃性も悪く、レンズ素材とはなり得カい、B成
分を加える主な目的は、A成分を溶解させ液体とし、室
温でキャスティングモールド中に注入を可能にし、更に
A成分の屈折率をそれtlど低下させずに済すことであ
る。またB成分は、ジアリル化合物であるため、反応制
御も比較的簡単であり、三官能であるため、ポリマー鎖
に結合しない未反応モノマーも少ない、B成分の含有量
は5−75パーセントが適肖であり、多過ぎると着色し
たり、硬化被膜との密着性が低下し、分散染料による染
色性、衝撃性が悪く人る。
また、C成分としては、一般式が〔2〕で示される三官
能のジアリル化合物のすべてKついて、重合に悪影響を
及はすことなく1、レンズの着色、被膜の耐久性、およ
び耐衝撃性を改善でき、さらに、一定の範囲内で屈折率
を調節することが可能であるが、式中のR4、または外
圧よって得られる性質が異なるため、目的とする性能に
応じて単量体の種類と量を選択する仁とが望ましい。例
えば、R番が、−0CH冨CH,−の場合、nが2の単
量体については、特に着色に効果があり、nが4〜5の
単量体についでは、被膜の耐久性、および耐衝撃性に効
果がある。また、前記の2種類の単量体を混合させて用
いた場合、それぞれの効果を、高いレベルで維持するこ
とができ、著しく効果的である。また、A成分、および
B成分が高い屈折率を示すのに対してC成分けs n 
6 : 1−50程度であるため、C成分の添加量は、
高屈折率樹脂であることと、難燃性の向上とから考え°
て、10〜50重量パーセントが好ましい。
C成分について代表的なものを例示すれば、エチレング
リコールビス(アリルカーボネート)。
ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)、ト
リエチレングリコールビス(アリルカーボネート)、テ
トラエチレングリコールビス(アリルカーボネ−))、
ペンタエチレングリコールビス(アリルカーボネート)
、ヘキサエチレングリコールビス(アリルカーボネー)
)、(ポリ)プロピレングリコールビス(了りルカーボ
ネート)、トリエチレングリコールビス(了りルカーボ
ネー))、8−ヒドロキシプロポキシプロパノールビス
(アリルカーボネート)、グリセロールビス(アリルカ
ーボネート)、ジグリセロールビス(アリルカーボネー
ト)、トリグリセロールビス(アリルカーボネート)、
などがあげられる。
本発明による合成樹脂レンズは、すべてのモノマーが架
橋構造をとり得るため、高屈折率でレンズ製造上の管理
が簡単で、染色性、耐溶剤性、耐熱性、切さく加工性、
寸法安定性が良く、A成分のために難燃性であり、優れ
た高屈折率レンズである。
゛本発明による高屈折率レンズはA、B及びCを主成分
とするコモノマーをラジカル重合開始剤の存在下鋳型重
合するととKより得られる。ラジカル重合開始剤は特忙
限定されず、公知のものが使用されるが、t−ブチルハ
イドロパーオキサイドのようなハイドロパーオキサイド
、ジ−t−ブチルパーオキサイドのようなジアルキルパ
ーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイドのようなジア
シルバーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカー
ボネートのようなパーオキシジカーボネート、t−ブチ
ルパーオキシピバレートのようなパーオキシエステルや
ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール等のパーオ
キサイド類、あるいはアゾビス(インプチリロニトリル
)などのアゾ化合物がある。ラジカル重合開始剤の使用
量は、共重合成分のモノマー組成、重合条件等によって
異なり、−概に限定でき々いが、0.1〜5゜0重量パ
ーセントの範囲で用いるのが好適である。また、紫外線
、γ線などの光エネルギーや放射線により重合を開始す
ることも可能である。
キャスティング成形を行う際には、レンズに種々の特性
を賦与したり、工程の改善をするためにモノマーの混合
液に、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染料、
フォトクロミック物質、各種安定剤、離型剤等−の添加
物を必要に応じて使用することができる。
次に、本発明に・おける合成樹脂レンズに設けられる被
膜について説明する。
合成樹脂レンズに必要な性能としては、耐擦傷性、゛耐
熱性、耐温水性、耐水性、耐薬品性、耐候性等の耐久性
に優れ:耐衝撃性、帯電防止効果が良好で、かつ染色が
容易であることなどがあげられるが、これらの性能を向
上させる目的でレンズ表面に合成樹脂による被膜を設け
ることが一般に行なわれている。被膜の材質、および形
成方法には、さまざまなものがあり、目的・用途に応じ
て使い分けられているが、現状では、シリコン樹脂によ
る熱硬化樹脂が最も簡便かつ効果的であり、原料の入手
、または液の調整も比較的容易であるため、広く一般に
使用されている。また、本発明における合成樹脂しどズ
との相性も良く、実用上充分な性能を持っている。
本発明に使用される被膜を形成するD成分としては、メ
チルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジメト
キシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリ
ス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリアセト
キシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン
、γ−グリシドキシプロビルメチルジェトキシシラン、
β−(8,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメト
キシシラン等がある。これらは、単独、または二種以上
併用して用いられる。
また、これらの単量体は、アルコール等の有機溶剤中、
酸の存在下で加水分解して用いるのが好ましく、加水分
解後に、E成分のコロイダルシリカと混合しても、また
は混合後に加水分解を行ってもいずれでも良い。
E成分としては、高分子量の無機ケイ酸微粉子を水また
はアルコール系の分散媒に分散したコロイ、ド溶液であ
り、市販されているものである。
F成分の中で、多価アルコール系シてハ、(ポリ)エチ
レングリコール、(ポリ)プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、カテコール、レゾルシノール、ア
ルカンジオールなどの二官能性アルコール、またはグリ
セリン、トリメチロ−ルア’ロパンなどの三官能アルコ
ール、マタハ、ポリビニルアルコール表どかあげられる
。多価カルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、アジ
ピン酸、アゼライン酸、マレイン酸、θ−フタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、フマル酸、イタコン酸、オ
キザロ酢酸などがあげられる。多価カルボン酸無水物と
しては、無水コハク酸、無水マレ・イン酸、無イタコン
酸、112−ジメチルマレイン酸無水物、無水フタル酸
、ヘキサヒドロフタル酸無水物、無水ナフタル酸などが
あげられる。
また、多官能性エポキシ化合物としては、(ポリ)エチ
レングリコール、(ポリ)プロピレングリコール、ネオ
ペンチルクリコール、 力f :l−A/ 。
レゾルシノール、アルキレングリコールナトの二官能性
アルコールのジグリシジエーテル、または、グリセリン
、トリメチロールプロパンなどの三官能性アルコールの
ジグシジルエーテル、またはトリグリシジルエーテルな
どがあげられる。
D成分、E成分、および?成分の混合比は、好ましくは
、E成分lに対して、D成分が0.5〜8算)、F成分
が0.5〜6.より好ましくは、D成分が0.5〜5.
y成分が1〜5である。D成分が少ないと、被膜の密着
性が低下し、多いと被染色性が低下する。また、1成分
が少々いと被染色性が劣り、多いと充分々硬度、耐擦傷
性が得られない。・ また、コート液には、必要に応じて硬化触媒を用いる事
が望ましい。硬化触媒としては、例えばアミン類、アミ
ノ酸類、金属アセチルアセトネート類、有機酸金属塩、
過塩素酸塩、鉱酸、有機、ルイス酸などがあげられるが
、塗液の寿命、被膜の耐擦傷性、耐水性、耐薬品性、被
染色性などにおいては、過塩素酸マグネシウムが最も優
れた効果を示す。
さらに、塗液には、アルコール類、ケトン類、セロソル
ブ類、カルボン酸類などの溶媒を単独または混合して加
えとることもでき、必要に応じて少量の界面活性剤、帯
電防止剤、紫外線吸収剤を添加し、塗液あ塗布性、被膜
の性能を改良することもできる。
尚、本発明における合成樹脂レンズ基材と被膜との密着
性は、極めて良好であるが、さらに基材表面をあらかじ
めアルカリ処理、酸処理、界面活性剤処理、ブライマー
処理、またはプラズマ処理等をすることによって、密着
性を改良するとともできる。  一 本発明における合成樹脂レンズは、ディッピング法、ス
ピンナー法、スプレー法、あるいはフロー法により塗液
を均一に塗布された後、茄熱乾燥により架橋硬化され、
被膜を形成する。膜厚は、1〜30μ常が適当で、1μ
m未満の場合は、得られた被膜の、耐擦傷性が充分でな
く、80μmを越える場合は、被膜にクラックを生じ易
い。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例忙限定されるものではない、な
お、実施例中の部社、すべて重量部を表わす。
〔合成樹脂レンズ基材の製造〕
(G) 2.2−ビス[4−(2−アリルオキシカルボニルオキ
シエトキシ)−8,5−ジブロモフェニル]プロパン5
0部、ジアリルオルソ7ターレー)25部、ジエチレン
グリコールビス(アリルカーボネート)11部、プ四ピ
レングリコールビス(アリルカーボネート)10部、2
(2′−ヒドロキシ−51−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール0.2部を混合攪拌し、次に重合開始剤とし
てジー2−エチルヘキシルバーオキシジカーボネ−)8
.8部を加えてよく混合した。この混合液の不溶物を濾
過した後、度数で−6,0Of+が出るように設計され
たガラス型と、中心厚が2.0−となるように設計され
た。エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるガスケット
で作られる空間に注入した1重合は恒温槽中で40℃で
4時間、44℃で4時間、46’Cで4.6時間、49
℃で8時間、52℃で2.6時間、56℃で2時間、6
4℃で2.5時間、(資)℃で1時間、100℃で1時
間行った。その後ガスケットとガラス型とをレンツから
分離した。この方法で65關φで−6,00Dのレンズ
を鋳型重合した時の、ガラス型とレンズの間のはがれの
発生率は、0.11未満であ、った。次kc100℃で
8時間ポストキュアーし、レンズ内部の歪をとった。得
られたレンズの光学的面状態は良好であり、内部歪もな
く、光学材料として満足できるものであった。レンズの
屈折率は、1.571であった。
2.2−ビス(4−アリルオキシカルボニルオキシ−a
、5−ジブロモフェニル)プロパン65部、ジアリルイ
ソフタレート20部、エチレングリコールビス(アリル
カーポネー))l1m、テトラエチレングリコールビス
(アリルカーボネー))5部、ペンタエチレングリコー
ルビス(了りルカーボネート)5部、2−エチルへキシ
ル−2−シアノ−8,8−ジフェニルアクリレート0.
4部、を混合攪拌し、次に重合開始剤として、ジー2−
エチルヘキシルパーオキシジカーボネート8.6部を加
えてよく混合した。以下、成形の工程は、(a)と同様
の方法で行った。得られたレンズの屈折率は、1,57
8であった。
2.2−ビス〔4−(2ニアリルオキシカル゛ボニルオ
キシエトキシ、)−8,5−ジブロモフェニル〕プロパ
ン55部、ジアリルインフタレニト5部、ジエチレング
リコールビス(アリルカーボネ−))8部、テトラエチ
レングリコールビス(アリルカーボネート)5部、ベン
久エチレングリコ夢−ルビス(アリルカーボネ−))5
部、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン0.
3部を混合攪拌し、次に重合開始剤として、ジインプロ
ピルパーオキシジカーボネート1.7部を加えてよく混
合した。以下、成形の工程は、(α)と同様の方法で行
った。得られたレンズの屈折率は、  1.572であ
った。
(カ ゛ 2.2−ビス〔4−アリルオキシカルボニルオキシ−8
,6−ジプロフエニルノプロパン55部、ジアリルイン
フタレート2フ部、ジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)14部、2−エチルへキシル−2−シア
ノ−8,8−ジ7工二ルアクリレート064部を混合攪
拌し、次に重合開始剤として、ジ−2エチルヘキシルパ
ーオキシジカーボネート8゜6部を加えてよく混合−し
た、以下、成形の工゛程は、(α)と同様の方法で行っ
た。得られたレンズの屈折率は、1.574であった。
〔塗液の製造および被膜の形成〕
γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン30.5
部、イングロビルアルコール分散コロイダルシリカ(触
媒化成工業株製108cAL −1482’、固形分3
0% ) 15.5部、およびイソプロピルアルコール
40.5部からなる溶液全攪拌しながら、0.05規定
の塩酸8.5部を徐々に滴下し、加水分解を行った。
その後、室温でさらに2時間攪拌した後、0℃で24時
間熟成した。熟成後、室温で1.4−ブタンジオール4
.7部と、過塩素酸マグネシウム8部を加え、攪拌して
均一とした。これに、さらにフローコントロール剤(日
本二二カー株[I L−7001’ )を0.3部加え
て塗液を調整した。
塗布、および硬化の方法を次に記す。合成樹脂レンズを
、4%水酸化ナトリウム水溶液で表面処理し、洗浄・乾
燥させ、上記のように調整した塗液に浸漬し、毎分20
6nの速度で引き上げて塗布し、直ちに(資)℃で1時
間、180’Cで1時間熱風乾燥し、硬化させた。
γ−グリシドキシグロビルメチルジェトキシシラン22
部、水分散コロイダルシリカ(日産化学工業株製1スノ
ーテックスCI、固形分20%) 40部、および2−
メトキシエタノール3部からなる溶液に、0.05規定
の塩酸4部を徐々に滴下し、加水分解を行った1滴下後
、室温でさらに2時間攪拌した後、0℃でM時間熟成し
た。熟成後、室温で1,6−へ中サンジオールジグリ、
4銭エーテル(共栄社油脂株製1エポライ))600’
IO部と、塩化第一スズ6重量部を室温で加え、攪拌し
′テ均一とした。これに、フローニア 7 ) o  
k 剤(日本二ニカー株製”L−7604”)を加えて
塗液を調整した。
塗布、および硬化の方法は、(1)と同様の方法で行り
な。
(ロ) γ−グリシドキ°ジプロピルトリメトキシシラン25部
、メタノール分散コ四イダルシリヵ(日産化学株製1メ
タノールシリカゾル”固形分80%12.5部、および
1.4−ジオキサン46.5部からなる溶液に、 0.
05規定の塩酸7部を徐々に滴下し加水分解を行った。
その後、室温で2時間攪拌した後、0℃で24時間熟成
した。熟成後、室温でグリセリンジグリシジルエーテル
(長瀬産業株製1′デナコールKX81B”)85部に
過塩素酸マグネシウム7部を加え、攪拌して均一とした
。これに、フローコントロール剤レーク604を加えて
塗液を調整した。
塗布および硬化の方法は、(7)と同様の方法で行った
に) γ−グリシドキシブロビルメチルジェトキシシランフ1
部に、イソプロヒルアルコール部ヲ加工、攪拌しながら
0.06規定の塩酸10部を徐々に滴下し、加水分解を
行った。wNN後後室温で24時間熟成した。この液に
、コロイダルシリカ18産化学工業株製1メタノールシ
リカゾル1固形分80q6)17部、アルミニウムアセ
チルアセトネート4.5部を加え、攪拌して均一とした
。さらに、フローコントロール剤l1−7604を0.
1部を加えて塗液を調整した。
塗布、および硬化の方法は、(7)と同様の方法で行っ
た。
〔性能評価試験〕
(1)耐擦傷性:す0000スチールクールにより荷重
I D / cm ”でlO往復させた後の被膜の状態
をみた。
A:はとんと傷がつかない。
B:少し傷がつく゛。
C:多く傷がつく。
(2)密着性:1”00℃の熱水中に、2時間浸漬した
後、レンズ表面にナイフで縦横にそれぞれ11本の平行
線状の傷をつけ、100個のマス目をツくす、セロファ
ンテープを接着・剥離後に被膜か剥がれずに残ったマス
目の数で示した。
(8)外観:着色の程度を肉視て評価。
(イ)耐衝撃性=44.7fの鋼球を、127αの高さ
から落下させ、合格したものをO1本合格のものをXで
示した。
〔効果〕
以上述べたよ5に1本発明によれば、屈折率が高く、重
合が容易なレンズと、耐擦傷性、耐熱性、耐熱水性、耐
薬品性、耐候性、および帯電防止性等に優れ、染色が容
易な被膜との密着性を、過酷な条件下においても低下さ
せることなく、かつ耐衝撃性を向上させた合成樹脂レン
ズを得る仁とができたため、日常一般の使用はもちろん
のこと、極端に厳しい環境においても、充分な性能を維
持でき、高い信頼性を有する合成樹脂製高屈折率レンズ
を有することができた。
また、本発明によるレンズ基材に用いた樹脂は、キ成分
の単量体の割合を変えることにより、一定の範囲内で任
意の屈折率を設定する仁とができ、。
それによる重合への悪影響がないことから、重合の制御
が容易であり、高効率的な生産が可能となった。
さらに、被膜として、熱硬化型の樹脂を採用したことか
ら、原料費、および塗液の製造コストの低減ができ、工
程の管理も簡略化できた。
本発明による合成樹脂製高屈折率レンズは、以・上に述
べた効果のみならず、反射防止加工の基材としての性能
をも有しているため、用途はさらに広がる可能性がある
。また、本発明における熱硬化型硬化被膜は、成分を変
えることにより、目的とする性能の幅を広げることがで
きるため、それによってもたらされる効果L1以上に述
べた限りではない。
以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記のA、B、およびCを主成分とするコモノマーを共
    重合させて得られた合成樹脂製レンズ表面に、下記のD
    、E、およびFを主成分としてなる被膜を施した事を特
    徴とする合成樹脂製高屈折率レンズ。 A 一般式が〔1〕で示される1種以上の単量体 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (式中R^1、R^2は、−OCH_2CH_2−、−
    OCH_2CH_2CH_2−、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、▲
    数式、化学式、表等があります▼のいずれかを、またR
    ^3は−O−、−S−、−SO_2−、−CH_2−、
    ▲数式、化学式、表等があります▼のいずれかを示す。 Xはフッ素を除くハロゲン、α、bはそれぞれ独立に1
    〜4の整数、l、mはそれぞれ独立に0〜4の整数を表
    わす。) B ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学
    式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ より選ばれる1種以上の単量体。 C 一般式が〔2〕で示される2種以上の単量体 ▲数式、化学式、表等があります▼〔2〕 (式中R^4は、−OCH_2CH_2−、−OCH_
    2CH_2CH_2−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼のいずれかを
    、またnは1〜6の 整数を表わす。) D 一般式が〔3〕で示される1種以上の単量体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔3〕 (式中R^5は炭素数1〜6の炭化水素基、ビニル基、
    メタクリロキシ基、アミノ基、メルカプト基、フェニル
    基、またはエポキシ基から選ばれる少なくとも1種を含
    む有機基、R^6は水素、または炭素数1〜6の(ハロ
    ゲン化)炭化水素基、R^7は炭素数1〜5の炭化水素
    基、アルコキシアルキル基、または、炭素数1〜4のア
    シル基、cおよびdは、0、1または2であって、c+
    d≦2)E 粒径1から100ミリミクロンのコロイダ
    ルシリカ。 F 多価アルコール、多価カルボン酸、多価カルボン酸
    無水物、または多官能エポキシ化合物の中から選ばれる
    化合物群のうち1種または2種以上。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5674478A (en) * 1996-01-12 1997-10-07 The Procter & Gamble Company Hair conditioning compositions
JPH109036A (ja) * 1996-06-28 1998-01-13 Denso Corp センサの異常診断装置
US5750122A (en) * 1996-01-16 1998-05-12 The Procter & Gamble Company Compositions for treating hair or skin
US6106814A (en) * 1996-01-16 2000-08-22 The Procter & Gamble Company Hair conditioning compositions

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