JPH1149038A - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

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JPH1149038A
JPH1149038A JP21067597A JP21067597A JPH1149038A JP H1149038 A JPH1149038 A JP H1149038A JP 21067597 A JP21067597 A JP 21067597A JP 21067597 A JP21067597 A JP 21067597A JP H1149038 A JPH1149038 A JP H1149038A
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JP
Japan
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cab
reinforcing member
construction machine
outer panel
hollow portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP21067597A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sonoda
淳 園田
Takeshi Sakyo
剛 佐京
Kazuhisa Tamura
和久 田村
Toichi Hirata
東一 平田
Takashi Nakagawa
高志 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナパネルおよびアウタパネルを内部に中
空部を有するように接合してなる運転室構造体により構
成される建設機械の運転室において、運転室構造体の補
強を容易にし、運転室を簡易に構成する。 【解決手段】 メインフレーム2の前面角部2Aに補強
部材14を固定する。インナパネル12とアウタパネル
13とを中空部11Aを有するように接合して運転室構
造体11を構成する。運転室構造体11の下端をキャブ
フレーム4に締結する。運転室構造体11の中空部11
Aに補強部材14を挿入する。これにより、キャブ3前
部の強度が向上する。補強部材14を中空部11Aに挿
入後、充填材を充填してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルやク
レーンなどの建設機械の運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の運転室は、オペレータの居住
性の観点から、防振性を高めるために、例えば、運転室
の基部となるキャブフレームと建設機械のメインフレー
ムとをダンパを介して固定することが行われている。ま
た、低騒音化および断熱性の向上を図るために、アウタ
パネルとインナパネルとを内部に中空部を有するように
接合して運転室構造体を構成し、この運転室構造体の中
空部にウレタンなどの充填材を充填して運転室の断熱性
を保持するとともに、外部からの騒音の侵入を防止する
ものが知られている(例えば特開平5−112264号
公報)。
【0003】一方、油圧ショベルなどの建設機械は、作
業中に前方から飛来する岩石などから、運転室ひいては
運転室内のオペレータを保護するために、運転室の前面
ガラスの前方に金網などによって構成される前面ガード
を取り付けることが行われている。また、ショベルやク
レーンはアームやブームを備えているため、作業中に転
倒して運転室が破損することはほとんどないが、安全性
のために運転室の強度を向上することが望まれている。
このため、例えば特開平4−208633号公報に記載
されているガードバーのように、アウタパネルとインナ
パネルとに断面凹凸状の補強部材を設けて運転室構造体
自体の強度を向上させることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−208633号公報に記載されたガードバーの
ように、凹凸状の補強部材を設けるものにおいては、補
強部材を断面凹凸状に加工したり、補強部材の形状に適
合するようにアウタパネルあるいはインナパネルをも加
工する必要があり、さらには補強部材をアウタパネルあ
るいはインナパネルに溶接する必要などがあるため、そ
の作成工程数が大きくなり作成に手間がかかるものであ
った。
【0005】本発明の目的は簡易な構成により運転室の
強度を向上させることができる建設機械の運転室を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図4を参照して説明すると、請求項1の発明は、アウ
タパネル13とインナパネル12とを、内部に中空部1
1Aを形成するように接合してなる運転室構造体11に
より構成される建設機械の運転室に適用され、運転室構
造体11の中空部11Aに、アウタパネル13とインナ
パネル12とは別部材の補強部材14を設けたことによ
り上記目的を達成する。請求項2の発明は、中空部11
Aは細長空間からなり、運転室構造体11には、細長空
間の長手方向に沿って補強部材14が挿入されているも
のである。請求項3の発明は、運転室3の前面左右端部
の柱状部を運転室構造体11により構成したものであ
る。請求項4の発明は、運転室3を基部2上に載置して
補強部材14を基部2に固定したものである。請求項5
の発明は、運転室3の背面の窓9の両側に運転室構造体
11を設けたものである。請求項6の発明は、中空部1
1Aにさらに充填材を充填したものである。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明が適用される油
圧ショベルの上部旋回体の構成を示す斜視図、図2は運
転室のフレーム構成を示す斜視図、図3は図2の要部A
拡大図である。図1に示すように、上部旋回体1は不図
示の下部走行体に旋回可能に取り付けられており、上部
旋回体1のメインフレーム2には、キャブフレーム4を
介してキャブ(運転室)3が取り付けられている。キャ
ブフレーム4は不図示のダンパを介してメインフレーム
2に取り付けられる。メインフレーム2におけるキャブ
3の側方にはブーム5が起伏自在に取り付けられる。
【0009】図2(a)に示すように、キャブ3は、キ
ャブフレーム4上に固定されており、前面窓6、上面窓
7、側面窓8、背面窓9およびドア取付部10が形成さ
れている。図2(b)に示すように、キャブ3は略直方
体状に形成され、その各辺部にはアウタパネル13とイ
ンナパネル12とからなる中空柱状の運転室構造体P1
〜P13が配置される。例えば、前面窓6は上下左右の
4本の構造体P1〜P4により取り囲まれて形成され
る。また、上面窓7、側面窓8、背面窓9は4辺の構造
体に囲まれる上部パネルUP、側部パネルSP、背面パ
ネルBPにそれぞれ形成される。
【0010】図3に示すように、構造体P1,P2はイ
ンナパネル12とアウタパネル13とを、その内部に中
空部11Aが形成されるように接合してなる運転室構造
体11から構成される。インナパネル12とアウタパネ
ル13の下端部はキャブフレーム4上にたとえばスポッ
ト溶接あるいはボルトにより締結される。メインフレー
ム2の角部2Aには、断面I字形状の補強部材14が取
り付けられる。すなわち、補強部材14の下端部には取
付部16が溶接などにより取り付けられており、補強部
材14はこの取付部16を介してメインフレーム2の角
部2Aにボルト15により固定されている。そして、こ
の補強部材14が運転室構造体11の中空部11Aに挿
入されている。なお、図2のようなキャブにあっては、
補強部材14は運転室構造体11の曲線部B(図2参
照)にまでは達しない長さとする。
【0011】ここで、運転室構造体11のインナパネル
12には、図4に示すように、中空部11Aに補強部材
14が挿入されたときに、補強部材14のI字形状と適
合するように凹凸部12aが形成されており、アウタパ
ネル13はインナパネル12の凹凸部12aと対向する
部分が半円形状に形成されている。このように、インナ
パネル12を構成することにより、補強部材14と運転
室構造体11とのがたつきが防止される。そして、中空
部11Aに補強部材14を挿入した後、中空部11Aに
はウレタンなどの充填材が充填される。補強部材14が
中空部11Aでいずれのパネルにも接触しないようにす
ることができる。
【0012】本実施の形態においては、インナパネル1
2およびアウタパネル13からなる運転室構造体11の
中空部11Aに補強部材14を挿入したため、キャブ3
の前面下部の強度が向上する。また、補強部材14を中
空部11Aに挿入するのみでよく、補強部材14をイン
ナパネル12あるいはアウタパネル13に溶接する必要
がないため、キャブ3の作製工程数を減少させることが
でき、これにより簡易にキャブ3を構成することができ
る。さらに、中空部11Aに充填材を充填することによ
り、補強部材14とインナパネル12およびアウタパネ
ル13とが衝突することによる運転室内の騒音を低減す
ることができる。
【0013】なお、上記実施の形態においては、断面I
字形状の補強部材14を使用しているが、例えば図5に
示すように円筒状の補強部材24を使用してもよい。こ
のような断面円筒状の補強部材24を使用することによ
り、インナパネル12A,12Bの断面形状を円筒形と
すればよいため、図4に示すようにインナパネル12を
凹凸状とするものと比較してその加工が容易なものとな
る。
【0014】また、上記実施の形態においては、補強部
材14を運転室構造体11の曲部Bまで達しない長さと
したが、補強部材14を運転室構造体11の形状に適合
するように形成し、運転室構造体11の中空部11Aの
上下全域に亘って補強部材14を挿入してもよい。
【0015】さらに、上記実施の形態においては、キャ
ブ3の前面の構造体P1,P2に補強部材14を設けて
いるが、例えば図6に示すように、背面窓9の両側にお
けるインナパネル12とアウタパネル13とにより構成
される運転室構造体P8,P9の中空部11A内に補強
部材14Aを挿入してもよい。この場合、補強部材14
Aは図6に示すように背面窓9の両側にのみ位置するよ
うに中空部11Aに接着などによって保持する。あるい
は充填材によって保持してもよい。また補強部材14A
の下端をキャブフレーム4に固定して、キャブフレーム
4から背面窓9の両側に至る全領域に補強部材14Aを
設けてもよい。さらに、背面窓9の両側に設ける補強部
材14Aは、断面I字形状のもののみならず、断面円筒
状のものを用いてもよい。
【0016】さらにまた、上記実施の形態においては、
略直方体状の運転室の各辺に補強部材が挿入された運転
室構造体を設けた場合について説明したが、直方体の面
を構成する上面、側面および背面にもインナパネルとア
ウタパネルとからなる運転室構造体を使用し、その構造
体の内部に補強部材を上下方向あるいは左右方向に延在
させてもよい。また、上記実施の形態においては、補強
部材としてI型鋼、鋼管を使用しているが、H型鋼、L
型鋼などを用いてもよい。このような型鋼や鋼管を使用
する場合には、補強部材を適宜の長さに切断するのみで
よく、工程数およびコストを低減することができる。さ
らに、上記実施の形態においては、油圧ショベルに本発
明を適用しているが、これに限定されるものではなく、
クレーンのキャブにも本発明を適用することができる。
【0017】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、メインフレーム2が基部を構成する。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、運転室構造体の中空部に補強部材を設け
て運転室構造体の強度を向上するにあたって、中空部に
補強部材を挿入するのみでよいため、補強部材とアウタ
パネルあるいはインナパネルとの溶接が不要となり、こ
れにより運転室の作製工程数を減少して運転室を簡易に
構成することができる。請求項2の発明によれば、中空
部の細長空間の長手方向に沿って補強部材を備えたた
め、細長い運転室構造体の強度を簡単に向上することが
できる。請求項3の発明によれば、転倒などにより衝撃
を受けやすい運転室前面左右に運転室構造体を設けたた
め、転倒時の安全性を向上することができる。請求項4
の発明によれば、補強部材が基部に固定されているた
め、補強部材ひいては運転室構造体の強度を向上するこ
とができる。請求項5の発明によれば、転倒などにより
衝撃を受けやすい運転室の背面窓の左右に運転室構造体
を設けたため、転倒時の安全性を向上することができ
る。請求項6の発明によれば、中空部に充填材が充填さ
れているため、運転室内の断熱性と低騒音性を確保する
ことができる。また、充填材により中空部内に補強部材
を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ショベルの上部旋回体の構成を示す斜視図
【図2】(a)は運転室の構成を示す斜視図、(b)は
スケルトン図
【図3】図2の要部A拡大図
【図4】補強部材が部材に挿入される状態を示す斜視図
【図5】補強部材の他の形態を示す図
【図6】背面窓両側に補強部材を設けた状態を示す斜視
【符号の説明】
1 上部旋回体 2 メインフレーム 3 キャブ(運転室) 4 キャブフレーム 5 ブーム 6 前面窓 7 上面窓 8 側面窓 9 背面窓 10 ドア取付部 11 運転室構造体 12 インナパネル 13 アウタパネル 14,14A,14B,24 補強部材
フロントページの続き (72)発明者 平田 東一 茨城県土浦市神立650番地 日立建機株式 会社土浦工場内 (72)発明者 中川 高志 茨城県土浦市神立650番地 日立建機株式 会社土浦工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタパネルとインナパネルとを、内部
    に中空部を形成するように接合してなる運転室構造体に
    より構成される建設機械の運転室において、 前記運転室構造体の中空部に、前記アウタパネルと前記
    インナパネルとは別部材の補強部材を設けたことを特徴
    とする建設機械の運転室。
  2. 【請求項2】 前記中空部は細長空間からなり、前記運
    転室構造体は、前記細長空間の長手方向に沿って前記補
    強部材が挿入されていることを特徴とする請求項1記載
    の建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】 前記運転室は、その前面左右端部に柱状
    部を有し、前記柱状部は前記運転室構造体からなること
    を特徴とする請求項1または2記載の建設機械の運転
    室。
  4. 【請求項4】 前記運転室は基部上に載置されており、
    前記補強部材は該基部に固定されていることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載の建設機械の運転室。
  5. 【請求項5】 前記運転室は、その背面に窓を有し、前
    記運転室構造体は該窓の両側に設けられてなることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の建設機械の
    運転室。
  6. 【請求項6】 前記中空部にさらに充填材が充填されて
    なることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載
    の建設機械の運転室。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004203277A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Takahashiworks Co Ltd 誤差吸収リブによるフレーム材
JP2008006935A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Kobe Steel Ltd 自動車用複合部材
JP2008189160A (ja) * 2007-02-05 2008-08-21 Kobe Steel Ltd 自動車用複合部材
JP2013541653A (ja) * 2010-10-20 2013-11-14 ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー 建設機械用転覆防止構造のキャブ

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