JP2000234352A - 建設機械用キャブ - Google Patents

建設機械用キャブ

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JP2000234352A
JP2000234352A JP11034661A JP3466199A JP2000234352A JP 2000234352 A JP2000234352 A JP 2000234352A JP 11034661 A JP11034661 A JP 11034661A JP 3466199 A JP3466199 A JP 3466199A JP 2000234352 A JP2000234352 A JP 2000234352A
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Japan
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cab
reinforcing member
fixed
plate
cab box
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JP11034661A
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English (en)
Inventor
Takayuki Ono
孝之 大野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブボックスのピラー部と床板との間に補
強部材を設けることにより、両者の接続箇所等の剛性を
高め、クラックや亀裂等の発生を防止する。 【解決手段】 略L字状のアングル材からなる補強部材
36の下側板部36Aを床板34の下面側に溶接手段で
固着する。そして、キャブボックス8の下端側に床板3
4を取付けるときに、補強部材36の立上げ板部36B
を側面部8Dのセンタピラー部14内に挿通し、その上
端側を固定ボルト等によりセンタピラー部14に固着す
る。これにより、センタピラー部14と床板34との間
を補強部材36を用いて強固に連結し、該補強部材36
によりセンタピラー部14が床板34に対して前,後方
向に歪んだりするのを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ルまたは油圧クレーン等に好適に用いられる建設機械用
キャブに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械としての油圧ショベル
は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載さ
れた上部旋回体と、該上部旋回体に俯仰動可能に設けら
れた作業装置とから大略構成されている。また、上部旋
回体のフレーム上には運転室としてのキャブが設けられ
ている(例えば、特開平9−25648号公報)。
【0003】そして、この種の従来技術による建設機械
用キャブは、上面部、前面部、後面部及び左,右の側面
部を有したキャブボックスと、前記前記キャブボックス
の下面側に設けられ前記キャブボックスを下側から覆う
床板とからなり、前記キャブボックスの下面側には前記
床板を取付けるためのベース枠体を設けてなる構成とし
ている。
【0004】また、前記左,右の側面部等は内側パネル
と外側パネルとを互いに接合して内部に中空のピラー部
等からなる空間部を形成する構成としている。そして、
前記中空の空間部内には、例えば鋼管、鋼棒等からなる
補強材または弾性材料からなる充填材等を設けることに
より、キャブの剛性を高め、車両転倒時の安全性を確保
するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、キャブボックスの左,右の側面部のうち一
方の側面部に乗降用のドアを取付けるためのドア用開口
部を設けると共に、このドア用開口部の後側部位に前記
中空のピラー部を設け、前記ドアをピラー部に対して開
閉可能にヒンジ結合する構成としている。
【0006】また、キャブボックスの前面部にはキャブ
内から前方視界を確保するために大きな窓部を設け、前
記ドアについても視界を良好ならしめるために大きな窓
部を設ける構成としており、キャブボックスの前面部及
びドア用開口部の周囲等は実質的に梁状の構造となって
いる。
【0007】これに対し、キャブボックスの後部側につ
いては、特別に視界を広くする必要がないため、前部側
に比較して窓部を小さくすることができ、キャブ全体の
剛性としては前部側が後部側に比較して剛性が低下して
いるのが実状である。
【0008】そして、キャブ全体は車両の走行時や掘削
作業時等に発生する振動の影響を受け、その剛性の低い
部分に歪みが生じることがある。この場合、キャブの振
動としてはキャブボックスの上面側が左,右に揺れるロ
ーリングモードと、キャブ全体が前,後に揺れるピッチ
ングモードとがあり、これらの振動が長時間繰返される
と、キャブの低い剛性部分には歪みによる亀裂が発生す
る可能性がある。
【0009】特に、キャブボックスの側面部のうちドア
用開口部の周囲は、キャブボックスの剛性が高い後部側
と剛性の低い前部側との間の境界部となり、振動による
歪みが発生し易く、ドア用開口部の周囲に亀裂が発生し
た場合には、ドアの開閉に支障をきたす等の問題があ
る。
【0010】さらに、キャブボックスは床板側に設けた
防振マウント等を介して建設機械のフレーム上に設置さ
れ、フレーム側からの振動は床板側を通じてキャブボッ
クスに伝わる。このため、キャブボックスの側面部と床
板またはベース枠体とは、互いに異なる振動の影響を受
け、両者の間の溶接箇所または接続箇所等に歪みが生
じ、クラックや亀裂等が発生し易いという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、キャブボックスのピラ
ー部と床板またはベース枠体との間に補強部材を設ける
ことにより、両者の溶接箇所または接続箇所等の剛性を
高め、クラックや亀裂等が発生するのを防止できると共
に、外部からの振動に対する耐久性や寿命を向上できる
ようにした建設機械用キャブを提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、キャブボック
スの側面部のうちドア用開口部周囲の剛性を高めること
によって、ドア用開口部の周囲に亀裂等が発生するのを
防止でき、耐久性や寿命を向上できるようにした建設機
械用キャブを提供することににある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、建設機械のフレーム上に設
けられ上面部、前面部、後面部及び左,右の側面部を有
したキャブボックスと、前記フレームとキャブボックス
との間に位置して前記キャブボックスを下側から覆う床
板とからなり、前記キャブボックスの左,右の側面部の
うち少なくとも乗降用のドアが設けられる側面部には、
互いに接合された内側パネルと外側パネルと間に前記ド
アが取付けられる中空のピラー部を形成してなる建設機
械用キャブにおいて、前記中空のピラー部内と床板との
間には補強部材を設け、前記補強部材は下端側を前記床
板の下面側に固着し、上端側を前記ピラー部内に固着し
たことを特徴としてなる構成を採用している。
【0014】このように構成することにより、キャブボ
ックスの側面部に設けられる中空のピラー部と床板との
間の接続箇所を補強部材で補強でき、接続箇所の剛性を
高めることができると共に、前記側面部に設けられるド
ア用開口部周囲の強度を補強部材によって高めることが
できる。
【0015】また、請求項2の発明では、補強部材を、
床板の下面に沿って延びこの下面側に固着された下側板
部と、前記下側板部から上向きに立上げられ上端側がピ
ラー部内に固着された立上げ板部とから構成している。
【0016】これにより、補強部材の下側板部を床板の
下面側に一定の長さをもって固着でき、キャブボックス
のピラー部等を床板に対し十分な接続強度をもって連結
することができる。
【0017】一方、請求項3の発明が採用する構成は、
建設機械のフレーム上に設けられ上面部、前面部、後面
部及び左,右の側面部を有したキャブボックスと、前記
キャブボックスの下側の周囲に設けられたベース枠体
と、前記フレームとベース枠体との間に位置して前記キ
ャブボックスを下側から覆う床板とからなり、前記キャ
ブボックスの左,右の側面部のうち少なくとも乗降用の
ドアが設けられる側面部には、互いに接合された内側パ
ネルと外側パネルとの間に前記ドアが取付けられる中空
のピラー部を形成してなる建設機械用キャブにおいて、
前記ベース枠体と床板とのうち少なくともいずれか一方
の部材と前記ピラー部内との間には補強部材を設け、前
記補強部材は下端側を前記一方の部材の下面側に固着
し、上端側を前記ピラー部内に固着する構成としたこと
を特徴としている。
【0018】このように構成することにより、キャブボ
ックスのピラー部と床板またはベース枠体との間の溶接
箇所または接続箇所を補強部材で補強でき、両者の溶接
箇所または接続箇所等の剛性を高めることができる。そ
して、キャブボックスの側面部に設けられるドア用開口
部周囲の強度を補強部材で高め、中空のピラー部を床板
またはベース枠体に高い剛性をもって固着することがで
きる。
【0019】また、請求項4の発明では、補強部材を、
一方の部材の下面に沿って延びこの下面側に固着された
下側板部と、前記下側板部から上向きに立上げられ上端
側がピラー部内に固着された立上げ板部とから構成して
いる。
【0020】これにより、補強部材の下側板部を一方の
部材(床板またベース枠体)の下面側に一定の長さをも
って固着でき、キャブボックスのピラー部等を一方の部
材に対し十分な接続強度をもって連結することができ
る。
【0021】また、請求項5の発明では、一方の部材に
はピラー部と対応する位置に貫通穴を設け、補強部材の
立上げ板部は前記貫通穴を介してピラー部内に下側から
挿入する構成としている。
【0022】これにより、床板とベース枠体のいずれか
一方または両方の部材に設けた貫通穴から中空のピラー
部内へと補強部材の立上げ板部を挿入でき、ピラー部の
周壁に対して立上げ板部を強固に固着することができ
る。
【0023】また、請求項6の発明では、内側パネルと
外側パネルとは、ドアの後側に位置して下端側をベース
枠に固着する構成とし、補強部材の下側板部は前記各パ
ネルよりも前方に延びた位置で一方の部材に固着する構
成としている。
【0024】これにより、ベース枠体に対する内側パネ
ルと外側パネルの溶接箇所を補強部材の下側板部で補強
でき、溶接箇所の剛性を高めることができる。そして、
補強部材の下側板部は前記溶接箇所よりも前方に延びた
位置で床板またはベース枠体に固着されているから、中
空のピラー部がベース枠体に対して前,後方向に歪んだ
りするのを抑制できる。
【0025】さらに、請求項7の発明では、補強部材の
下側板部を溶接手段により一方の部材に固着し、立上げ
板部は締結手段を用いて中空のピラー部内に固着する構
成としている。
【0026】これにより、補強部材の下側板部を床板ま
たはベース枠体の下面側に予め溶接しておき、この状態
で立上げ板部を中空のピラー部内へと挿入して締結手段
による固定作業を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械用キャブを油圧ショベルに適用した場合を例に
挙げて添付図面に従って詳細に説明する。
【0028】ここで、図1ないし図8は本発明の第1の
実施の形態を示し、図中、1は下部走行体、2は下部走
行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、上部旋
回体2は旋回フレーム3を有し、この旋回フレーム3上
には、後述のキャブ7と、キャブ7の後側に位置し、原
動機および油圧ポンプ(図示せず)等を収容した建屋カ
バー4と、建屋カバー4の後側に位置するカウンタウェ
イト5等とが設けられている。また、旋回フレーム3の
前部中央には作業装置6が俯仰動可能に設けられ、作業
装置6は土砂等の掘削作業を行うものである。
【0029】7は運転室を画成するために旋回フレーム
3上に設けられたキャブで、このキャブ7は、図2及び
図4に示す如く箱形状をなし、上面部8A、前面部8
B、後面部8C及び左,右の側面部8D,8Eを有した
キャブボックス8と、後述の床板34等とによって構成
されている。
【0030】ここで、キャブボックス8の側面部8D,
8Eのうち図4に示す右側の側面部8Dは、例えば図3
に示すように薄肉の鋼板からなる前側の内側パネル9、
外側パネル10と、後側の内側パネル11、外側パネル
12とからなり、これらの内側パネル9,11と外側パ
ネル10,12とをスポット溶接等の手段で互いに接合
することにより中空構造物として構成されている。
【0031】そして、内側パネル9,11及び外側パネ
ル10,12からなる側面部8Dには、図4に示す如く
ドア用開口部13が形成され、ドア用開口部13の後側
部位には内側パネル11と外側パネル12との間で中空
のセンタピラー部14(図5参照)が形成されている。
また、ドア用開口部13の前側部位には、内側パネル9
と外側パネル10との間に中空のフロントピラー部15
が同様に形成され、側面部8Dの後端側には内側パネル
11と外側パネル12との間で中空のリヤピラー部16
が形成されている。
【0032】さらに、内側パネル11と外側パネル12
には、センタピラー部14よりも前方に張出す張出板部
11A,12Aがドア用開口部13の下側に形成され、
これらの張出板部11A,12Aは図5ないし図7に示
す如く後述のベース枠体30にスポット溶接等の手段を
用いて固着(接合)されている。
【0033】一方、図3、図4に示すキャブボックス8
の左側の側面部8Eについても、右側の側面部8Dとほ
ぼ同様に前側の内側パネル17、外側パネル18と、後
側の内側パネル19、外側パネル20とからなり、これ
らの内側パネル17,19と外側パネル18,20とを
スポット溶接等の手段で互いに接合することにより中空
構造物として構成されている。
【0034】そして、内側パネル17,19及び外側パ
ネル18,20からなる側面部8Eにも、図4に示す如
くフロントピラー部21、センタピラー部22及びリヤ
ピラー部23等が形成され、これらのピラー部21,2
2,23も軽量化を図るために中空構造をなしているも
のである。
【0035】また、前記フロントピラー部15,21間
には前窓部24が形成され、側面部8Dのセンタピラー
部14とリヤピラー部16との間には窓部25が形成さ
れている。さらに、側面部8Eのフロントピラー部21
とセンタピラー部22との間には他の窓部26が形成さ
れ、センタピラー部22とリヤピラー部23の間には別
の窓部27が形成されている。そして、これらの各窓部
24〜27内には透明のガラス板等が装着されるもので
ある。
【0036】28はキャブボックス8の上面部8Aを構
成する上側パネル、29はキャブボックス8の後面部8
Cを構成する後側パネルで、これらのパネル28,29
は図3、図4に示すように1枚の薄い鋼板等により形成
され、前記内側パネル11,19及び外側パネル12,
20等に溶接手段を用いて固着されている。
【0037】30はキャブボックス8の一部を構成する
ベース枠体で、ベース枠体30は図3に示すように鋼板
等からなる矩形状の枠板により形成され、キャブボック
ス8の前面部8B、後面部8C及び側面部8D,8Eを
構成する各パネル9〜12、17〜20及び29等の下
端側に溶接手段を用いて固着されている。
【0038】そして、ベース枠体30は前面部8B、後
面部8C及び側面部8D,8Eの下端側を互いに連結す
ると共に、後述の床板34をキャブボックス8の下面側
に取付けるためのブラケットを構成するものである。ま
た、ベース枠体30は側面部8Dを構成する各パネル9
〜12の下端側を互いに連結することにより、図4に示
す如くドア用開口部13の下側部位を構成しているもの
である。
【0039】ここで、ベース枠体30には図4に示す如
く4つの角隅部側にボルト挿通穴30A,30A,…が
形成され、各ボルト挿通穴30Aには後述の防振マウン
ト35を取付けるための取付ボルト(図示せず)等が締
着されるものである。また、ベース枠体30には、図6
に示す如くセンタピラー部14と対応する位置に四角穴
からなる貫通穴30Bが穿設され、この貫通穴30Bは
後述する床板34の貫通穴34Bと共にセンタピラー部
14内に連通し、その内側には後述の補強部材36が挿
通されている。
【0040】31はキャブボックス8の側面部8Dに開
閉可能に設けられた乗降用のドアで、このドア31は図
3に示すように2枚の金属パネル31A,31Bを互い
に接合することにより形成されている。そして、ドア3
1は後部側が図2に示す如く上,下のヒンジ32,32
等を用いてセンタピラー部14に回動可能に取付けら
れ、オペレータの乗降時等にキャブボックス8のドア用
開口部13を開閉するものである。
【0041】また、ドア31にも大きな窓部33が形成
され、該窓部33にも透明のガラス板等が装着されてい
る。そして、ドア31の窓部33は前窓部24(図4参
照)等と共にキャブ7の前方等に広い視界を提供できる
ようになっている。
【0042】34は図4に示す如くキャブボックス8を
下側から覆う床板で、床板34は矩形状をなす鋼板等に
より形成され、その4周囲に位置する外縁部がキャブボ
ックス8側のベース枠体30に複数のボルト等を用いて
着脱可能に取付けられるものである。即ち、床板34は
キャブボックス8の前面部8B、後面部8C及び側面部
8D,8Eの下端側にベース枠体30を介して設けら
れ、キャブボックス8を下側から閉塞するものである。
【0043】そして、床板34上にはキャブボックス8
内に位置して運転席及び操作レバー(いずれも図示せ
ず)等が設けられ、オペレータは前記運転席に着席した
状態で操作レバーを傾転操作するものである。また、床
板34には図4に示すように各角隅側にボルト挿通穴3
4A,34A,…が形成され、各ボルト挿通穴34Aに
は図2に示す各防振マウント35用の取付ボルト等が締
着される。さらに、床板34には図4に示す如く補強部
材36が挿通される貫通穴34Bが穿設され、この貫通
穴34Bは図7に示す如く四角穴として形成されてい
る。
【0044】35,35,…はキャブ7を旋回フレーム
3上に搭載するための防振マウントで、これらの防振マ
ウント35は、図2に示す如く旋回フレーム3と床板3
4との間に前記取付ボルト等を介して取付けられ、旋回
フレーム3上でキャブ7を防振支持するものである。
【0045】36はキャブボックス8の側面部8Dと床
板34との間に設けられた補強部材で、この補強部材3
6は、図4ないし図7に示す如く鋼板等の押出成形品ま
たは引抜き成形品からなる横断面が略四角形のパイプ材
をL字状に折曲げることにより形成され、図6に示すよ
うに中空構造をなす下側板部36Aと立上げ板部36B
とから構成されている。そして、補強部材36は中空構
造をなすことにより軽量化を図っているものである。
【0046】ここで、補強部材36の下側板部36Aは
床板34の下面側に溶接により固着され、図6に示す如
く床板34の貫通穴34Bの位置から床板34の下面に
沿って前方に延びている。そして、下側板部36Aの前
端は、キャブボックス8の側面部8Dを構成するパネル
11,12の張出板部11A,12Aよりも図6に示す
所定寸法L分だけ前側に延び、床板34の下面に強固に
固着されている。
【0047】また、下側板部36Aの後端側から上向き
に折曲げられることによりL字状に立上げられた立上げ
板部36Bは、床板34の貫通穴34B及びベース枠体
30の貫通穴30Bを通じて側面部8Dのセンタピラー
部14内に挿通され、その上端側は後述の固定ボルト4
0等によりセンタピラー部14(外側パネル12)に固
着されている。
【0048】この場合、立上げ板部36Bの上端側には
図6、図7に示すようにボルト挿通穴37が穿設され、
立上げ板部36Bの内面側にはボルト挿通穴37と対応
する位置にナット38が溶接等の手段を用いて予め固着
されている。一方、キャブボックス8のセンタピラー部
14には、側面部8Dの一部を構成する外側パネル12
に他のボルト挿通穴39が穿設され、このボルト挿通穴
39は立上げ板部36Bのボルト挿通穴37と穴位置が
一致するものである。
【0049】さらに、40は補強部材36の立上げ板部
36Bをセンタピラー部14に固着するための固定ボル
トで、固定ボルト40は、図6に示す如く補強部材36
の立上げ板部36Bをセンタピラー部14内に挿入して
ボルト挿通穴37,39の穴位置を互いに一致させた状
態で、センタピラー部14の外側からボルト挿通穴3
9,37内に挿通される。そして、固定ボルト40は先
端側が補強部材36内のナット38に螺着されることに
より、補強部材36の立上げ板部36Bをセンタピラー
部14内に強固に固着するものである。
【0050】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0051】まず、作業現場等ではキャブ7内でオペレ
ータが操作レバーを傾転操作することにより、例えば下
部走行体1を作動させて車両を前,後進させる。そし
て、土砂等の掘削作業時には、他の操作レバーを傾転操
作して作業装置6を作動させたり、上部旋回体2を旋回
動作させるものである。
【0052】この場合、キャブ7は床板34側に設けた
各防振マウント35(図2参照)等を介して旋回フレー
ム3上に設置され、作業時や走行時の振動が旋回フレー
ム3側からキャブ7側に伝わるのを抑えるようにしてい
る。しかし、各防振マウント35等を用いるだけでは、
旋回フレーム3側からキャブ7の床板34側に伝わる振
動を完全に遮断することはできない。
【0053】このため、油圧ショベルを長期に亘って稼
働させるうちには、キャブボックス8の側面部8Dと床
板34またはベース枠体30とが、作業時や走行時の振
動による影響を受け、側面部8Dのセンタピラー部14
とベース枠体30または床板34との溶接箇所または接
続箇所等に歪みが生じ易くなるものである。
【0054】この場合、キャブボックス8の側面部8
D,8Eのうち、乗降用のドア31が取付けられるドア
用開口部13を有した側面部8D側では、このドア用開
口部13の後側部位に中空のセンタピラー部14が設け
られ、このセンタピラー部14に対してドア31が開閉
可能にヒンジ結合されている。
【0055】また、キャブボックス8の前面部8Bには
キャブ7内から前方視界を確保するために大きな前窓部
24が設けられ、ドア31についても視界を良好ならし
めるために大きな窓部33を設ける構成としており、キ
ャブボックス8の前面部8B及びドア用開口部13の周
囲等は実質的に梁状構造となっている。
【0056】これにより、キャブボックス8の前部側は
後部側に比較して剛性が低下しており、キャブ7が走行
時や作業時等に発生する振動の影響を受ける場合には、
その剛性の低い部分に歪み等が生じる可能性が高い。特
に、キャブボックス8の側面部8Dのうちドア用開口部
13の周囲は、キャブボックス13の剛性が高い後部側
と剛性の低い前部側との間の境界部となり、振動による
歪みが発生し易く、例えばセンタピラー部14とベース
枠体30との溶接箇所等に亀裂が発生した場合には、ド
ア31の開閉に支障をきたすことになる。
【0057】そこで、本実施の形態では、略L字状のア
ングル材からなる補強部材36の下側板部36Aを床板
34の下面側に溶接手段で固着し、キャブボックス8の
下端側にベース枠体30を介して床板34を取付けると
きに、補強部材36の立上げ板部36Bを、床板34の
貫通穴34B及びベース枠体30の貫通穴30Bを通じ
て側面部8Dのセンタピラー部14内に挿通し、その上
端側を固定ボルト40等によりセンタピラー部14に固
着する構成としている。
【0058】このため、センタピラー部14とベース枠
体30、床板34との間を補強部材36を用いて強固に
連結でき、両者の溶接箇所および接続箇所等の剛性を確
実に高めることができる。そして、センタピラー部14
がベース枠体30に対して振動の影響等で前,後方向に
歪んだりするのを補強部材36により抑制でき、例えば
センタピラー部14とベース枠体30との溶接箇所等に
亀裂が発生したり、ドア31の開閉に支障をきたしたり
する等の問題を解消できる。
【0059】特に、補強部材36の下側板部36Aを、
キャブボックス8の側面部8Dを構成するパネル11,
12の張出板部11A,12Aよりも寸法L(図6参
照)分だけ前側に突出させ、床板34の下面に溶接によ
り固着する構成としている。このため、ベース枠体30
に対する張出板部11A,12A側の接続(溶接)強度
を補強部材36により効果的に高めることができ、セン
タピラー部14が前,後に歪んだりするの良好に防ぐこ
とができる。
【0060】また、キャブボックス8に対する床板34
の組付け時には、補強部材36の立上げ板部36Bをセ
ンタピラー部14内に挿入してボルト挿通穴37,39
の穴位置を互いに一致させた状態で、固定ボルト40を
センタピラー部14の外側からボルト挿通穴39,37
内に挿通することにより、固定ボルト40の先端側を補
強部材36内のナット38に容易に螺着でき、センタピ
ラー部14に対する補強部材36の取付作業を効率的に
行うことができる。
【0061】従って、本実施の形態によれば、キャブボ
ックス8のセンタピラー部14と床板34との間に補強
部材36を設けることにより、両者の接続箇所等の剛性
を確実に高めることができ、溶接箇所等にクラックや亀
裂等が発生するのを防止できると共に、外部からの振動
に対するキャブ7全体の強度を高め、耐久性や寿命を向
上させることができる。
【0062】また、キャブボックス8のセンタピラー部
14と床板34との間に補強部材36を設けることによ
り、キャブボックス8の側面部8Dのうちドア用開口部
13周囲の剛性を高めることができ、ドア用開口部13
の周囲に亀裂等が発生するのを防止でき、キャブ7全体
の耐久性や寿命を確実に向上できる。
【0063】次に、図9は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では前記第1の実施の形態と同一の
構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するもの
とする。しかし、本実施の形態の特徴は、ベース枠体5
1の下面側に補強部材52の下側板部52Aを溶接手段
を用いて固着し、床板53は補強部材52よりも内側の
位置でベース枠体51にボルト止めする構成としたこと
にある。
【0064】ここで、ベース枠体51は前記第1の実施
の形態で述べたベース枠体30とほぼ同様に構成されて
いるものの、この場合には、床板53を補強部材52よ
りも内側の位置でベース枠体51にボルト止めするため
に、ベース枠体51は比較的幅広に形成されているもの
である。
【0065】また、補強部材52についても、第1の実
施の形態で述べた補強部材36と同様に下側板部52A
と立上げ板部52Bとから構成されているものの、補強
部材52の下側板部52Aはベース枠体51の下面側に
直接溶接されている点で、前記第1の実施の形態とは異
なるものである。
【0066】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができるが、特に本実施の形態では、補強部
材52の下側板部52Aをベース枠体51の下面側に溶
接手段で固着しているため、センタピラー部14とベー
ス枠体51との溶接強度を補強部材52により直接的に
高めることができ、床板53とは別々に補強部材52を
キャブボックス8に組付けることができる。
【0067】なお、前記第1の実施の形態では、補強部
材36を横断面が略四角形状なす中空のパイプ材により
構成するものとして述べたが、本発明はこれに限らず、
例えば図10に示す第1の変形例のように、高い剛性を
もった金属平板材をL字状に折曲げることにより補強部
材61を、下側板部61Aと立上げ板部61Bとから構
成してもよいものである。
【0068】また、補強部材は、例えば円形、長円形ま
たは略三角形の中空パイプ等を用いて形成してもよいも
のである。さらに、例えば図11に示す第2の変形例の
ように、T字形状をなす補強部材71を採用してもよ
く、この場合にも、補強部材71は下側板部71Aと立
上げ板部71Bとから構成されるものである。また、第
2の実施の形態で用いた補強部材52についても、前述
した場合と同様の変形が可能なものである。
【0069】一方、前記各実施の形態では、固定ボルト
40の頭部を図6、図7に示す如くセンタピラー部14
の外側に突出させているが、これに替えて、例えばセン
タピラー部14側にはボルト挿通穴39の周囲に位置し
て凹窪部を形成し、この凹窪部内に固定ボルト40の頭
部を収める構成としてもよく、この場合には、固定ボル
ト40の頭部がドア31に干渉する可能性をより確実に
低減できる。
【0070】また、前記各実施の形態では、キャブボッ
クス8の側面部8D側に補強部材36(52)を設ける
場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、
例えば側面部8E側のセンタピラー部22と床板34
(ベース枠体51)との間に補強部材を追加して設ける
構成としてもよいものである。
【0071】さらに、前記各実施の形態では、建設機械
用キャブを油圧ショベルに適用した場合を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレー
ン、ホイールローダ等の建設機械用キャブに適用しても
よい。また、浚渫船等の船体上に上部旋回体と作業装置
とを備えた型式の建設機械用キャブ等にも適用できるも
のである。
【0072】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、キャブボックスのピラー部内と床板との間
に補強部材を設け、補強部材の下端側を前記床板の下面
側に固着し、上端側を前記ピラー部内に固着する構成と
したので、キャブボックスのピラー部と床板との間の接
続箇所を補強部材で補強でき、接続箇所の剛性を確実に
高めることができる。そして、キャブボックスの側面部
に設けられるドア用開口部周囲の強度を補強部材で高め
ることができ、これにより、外部からの振動に対するキ
ャブ全体の強度を高め、耐久性や寿命を向上させること
ができると共に、キャブボックスのピラー部と床板との
間に位置する溶接箇所等にクラックや亀裂等が発生する
のを防止することができる。
【0073】また、請求項2に記載の発明では、補強部
材を、床板の下面に沿って延びこの下面側に固着された
下側板部と、前記下側板部から上向きに立上げられ上端
側がピラー部内に固着された立上げ板部とにより構成し
たので、補強部材の下側板部を床板の下面側に一定の長
さをもって固着でき、キャブボックスのピラー部等を床
板に対し十分な接続強度をもって連結することができ
る。
【0074】一方、請求項3に記載の発明では、キャブ
ボックスの下面側にベース枠体を介して床板を設けてな
る建設機械用キャブにおいて、前記ベース枠体と床板の
うち少なくともいずれか一方の部材にはキャブボックス
のピラー部との間に補強部材を設け、補強部材の下端側
を前記一方の部材の下面側に固着し、上端側を前記ピラ
ー部内に固着する構成としたので、ピラー部と床板また
はベース枠体との間の溶接箇所または接続箇所を補強部
材で補強でき、両者の溶接箇所または接続箇所等の剛性
を高めることができる。そして、キャブボックスの側面
部に設けられるドア用開口部周囲の強度を補強部材で高
めることができ、ドア用開口部の周囲に亀裂等が発生す
るのを防止できる。従って、外部からの振動に対するキ
ャブ全体の強度を高め、耐久性や寿命を向上させること
ができる。
【0075】また、請求項4に記載の発明では、補強部
材を、一方の部材の下面に沿って延びこの下面側に固着
された下側板部と、前記下側板部から上向きに立上げら
れ上端側がピラー部内に固着された立上げ板部とから構
成しているため、補強部材の下側板部を一方の部材(床
板またベース枠体)の下面側に一定の長さをもって固着
でき、キャブボックスのピラー部等を一方の部材に対し
十分な接続強度をもって連結することができる。
【0076】また、請求項5に記載の発明では、一方の
部材にはピラー部と対応する位置に貫通穴を設け、補強
部材の立上げ板部は前記貫通穴を介してピラー部内に下
側から挿入する構成としているため、床板とベース枠体
のいずれか一方または両方の部材に設けた貫通穴から中
空のピラー部内へと補強部材の立上げ板部を挿入でき、
ピラー部の周壁に対して立上げ板部を強固に固着するこ
とができると共に、キャブに対する補強部材の組付け作
業を容易にでき、組立時の作業性を向上させることがで
きる。
【0077】また、請求項6に記載の発明では、内側パ
ネルと外側パネルとは、ドアの後側に位置して下端側を
ベース枠に固着する構成とし、補強部材の下側板部は前
記各パネルよりも前方に延びた位置で一方の部材に固着
する構成としているため、ベース枠体に対する内側パネ
ルと外側パネルの溶接箇所を補強部材の下側板部で補強
でき、溶接箇所の剛性を高めることができる。そして、
補強部材の下側板部は前記溶接箇所よりも前方に延びた
位置で床板またはベース枠体に固着されているから、中
空のピラー部がベース枠体に対して前,後方向に歪んだ
りするのを抑制でき、ピラー部の溶接箇所等を確実に補
強することができる。
【0078】さらに、請求項7に記載の発明では、補強
部材の下側板部を溶接手段により一方の部材に固着し、
立上げ板部は締結手段を用いて中空のピラー部内に固着
する構成としているため、補強部材の下側板部を床板ま
たはベース枠体に予め溶接しておき、この状態で立上げ
板部を中空のピラー部内へと挿入して締結手段による固
定作業を行うことができ、補強部材の組付け作業性を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による油圧ショベル
を示す全体図である。
【図2】図1中のキャブを旋回フレーム上に取付ける状
態を示す要部拡大の正面図である。
【図3】キャブボックスを構成する複数のパネル等を示
す分解斜視図である。
【図4】キャブボックスに床板を組付ける状態を示す斜
視図である。
【図5】床板を組付けたキャブボックスのセンタピラー
部近傍部位を拡大して示す一部破断の斜視図である。
【図6】センタピラー部と床板との間に設けた補強部材
を示す図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。
【図7】センタピラー部内に設けた補強部材を示す図6
中の矢示 VII−VII 方向からみた断面図である。
【図8】床板の下面側に設けた補強部材を示す図6中の
矢示VIII−VIII方向からみた断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態で採用した補強部材
等を示す図8とほぼ同様位置からみた断面図である。
【図10】本発明の第1の変形例で採用した補強部材を
示す斜視図である。
【図11】本発明の第2の変形例で採用した補強部材を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 3 旋回フレーム(フレーム) 6 作業装置 7 キャブ 8 キャブボックス 8A 上面部 8B 前面部 8C 後面部 8D,8E 側面部 11 内側パネル 12 外側パネル 13 ドア用開口部 14 センタピラー部(ピラー部) 30,51 ベース枠体 30B,34B 貫通穴 31 ドア 32 ヒンジ 34,53 床板 35 防振マウント 36,52,61,71 補強部材 36A,52A,61A,71A 下側板部 36B,52B,61B,71B 立上げ板部 38 ナット 40 固定ボルト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフレーム上に設けられ上面
    部、前面部、後面部及び左,右の側面部を有したキャブ
    ボックスと、前記フレームとキャブボックスとの間に位
    置して前記キャブボックスを下側から覆う床板とからな
    り、前記キャブボックスの左,右の側面部のうち少なく
    とも乗降用のドアが設けられる側面部には、互いに接合
    された内側パネルと外側パネルとの間に前記ドアが取付
    けられる中空のピラー部を形成してなる建設機械用キャ
    ブにおいて、 前記中空のピラー部内と床板との間には補強部材を設
    け、前記補強部材は下端側を前記床板の下面側に固着
    し、上端側を前記ピラー部内に固着する構成としたこと
    を特徴とする建設機械用キャブ。
  2. 【請求項2】 前記補強部材は、前記床板の下面に沿っ
    て延びこの下面側に固着された下側板部と、前記下側板
    部から上向きに立上げられ上端側が前記ピラー部内に固
    着された立上げ板部とから構成してなる請求項1に記載
    の建設機械用キャブ。
  3. 【請求項3】 建設機械のフレーム上に設けられ上面
    部、前面部、後面部及び左,右の側面部を有したキャブ
    ボックスと、前記キャブボックスの下側の周囲に設けら
    れたベース枠体と、前記フレームとベース枠体との間に
    位置して前記キャブボックスを下側から覆う床板とから
    なり、前記キャブボックスの左,右の側面部のうち少な
    くとも乗降用のドアが設けられる側面部には、互いに接
    合された内側パネルと外側パネルとの間に前記ドアが取
    付けられる中空のピラー部を形成してなる建設機械用キ
    ャブにおいて、 前記ベース枠体と床板とのうち少なくともいずれか一方
    の部材と前記ピラー部内との間には補強部材を設け、前
    記補強部材は下端側を前記一方の部材の下面側に固着
    し、上端側を前記ピラー部内に固着する構成としたこと
    を特徴とする建設機械用キャブ。
  4. 【請求項4】 前記補強部材は、前記一方の部材の下面
    に沿って延びこの下面側に固着された下側板部と、前記
    下側板部から上向きに立上げられ上端側が前記ピラー部
    内に固着された立上げ板部とから構成してなる請求項3
    に記載の建設機械用キャブ。
  5. 【請求項5】 前記一方の部材には前記ピラー部と対応
    する位置に貫通穴を設け、前記補強部材の立上げ板部は
    前記貫通穴を介してピラー部内に下側から挿入する構成
    としてなる請求項4に記載の建設機械用キャブ。
  6. 【請求項6】 前記内側パネルと外側パネルとは、前記
    ドアの後側に位置して下端側を前記ベース枠に固着する
    構成とし、前記補強部材の下側板部は前記各パネルより
    も前方に延びた位置で前記一方の部材に固着する構成と
    してなる請求項4または5に記載の建設機械用キャブ。
  7. 【請求項7】 前記補強部材の下側板部は溶接手段によ
    り前記一方の部材に固着し、前記立上げ板部は締結手段
    を用いて前記中空のピラー部内に固着する構成としてな
    る請求項4,5または6に記載の建設機械用キャブ。
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