JP2019124020A - 建設機械のキャブ構造 - Google Patents
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図1(a)に、本発明の第1実施形態に係る建設機械のキャブ構造のフレーム(キャブフレーム)を斜め後方から見た斜視図を示し、図1(b)に、キャブフレームを下方から見上げた斜視図を示し、図2に、図1(a)のII−II線矢視図(キャブフレームの正面図)を示す。図1(a)において、左方斜め上方が建設機械の進行方向の前方、右方斜め下方が進行方向後方である。
図1(a)、図1(b)に示すように、キャブ1のルーフ部分2は、車幅方向に間隔が隔てられた一対のルーフレール2aと、ルーフレール2aの前部同士を架け渡すように設けられたフロントヘッダー2bと、ルーフレール2aの後部同士を架け渡すように設けられたリヤヘッダー2cとを備えている。キャブ1のフロア部分3は、車幅方向に間隔が隔てられた一対のフロアレール3aと、フロアレール3aの前部同士を架け渡すように設けられたフロントクロスメンバー3bと、フロアレール3aの後部同士を架け渡すように設けられたリヤクロスメンバー3cと、これら部材3a、3b、3cの内方に設けられた長方形状のフロアパネル3dとを備えている。
図1(a)、図1(b)に示すように、キャブ1のルーフ部分2とフロア部分3との間には、複数のピラー4a、4b、4cが架け渡されている。詳しくは、フロアレール3aの前部とルーフレール2aの前部との間にはフロントピラー4aが架け渡され、フロアレール3aの中程とルーフレール2aの中程との間にはセンターピラー4bが架け渡されている。なお、フロントピラー4aとルーフレール2aとは、パイプを屈曲させた一体構造であってもよい。
図1(a)、図1(b)、図2に示すように、上述した補強部材5(ガセット板6)が取り付けられる延伸部4bxを有するピラー4bは、センターピラー4bである。すなわち、一対のセンターピラー4bの下端がフロア部分3よりも下方に延伸され、それらのセンターピラー4bのフロア部分3より下方の延伸部4bxに、建設機械が横転してピラー4bに車幅方向の力Fが加わった際にセンターピラー4bがフロア部分3に対して傾斜することを抑えるための補強部材5として、延伸部4bxとフロア部分3とを接続するガセット板6が取り付けられている。ガセット板6は、直角三角形状の板からなり、溶接やボルトナット等によって、センターピラー4bの延伸部4bxとキャブ1のフロア部分3とに固定されている。
図1(a)、図1(b)、図2に示すように、キャブ1のフロア部分3には、延伸部4bxを有するセンターピラー4b同士を架け渡すようにしてフロアクロスメンバー3eが設けられている。また、キャブ1のルーフ部分2には、延伸部4bxを有するセンターピラー4b同士を架け渡すようにしてルーフクロスメンバー2dが設けられている。この結果、図2に示すように、キャブ1を正面から見たとき、一対のセンターピラー4b、4b、フロアクロスメンバー3eおよびルーフクロスメンバー2dによって、乗員Dを囲むような枠体15が構成される。補強部材5としてのガセット板6は、フロア部分3のフロアクロスメンバー3eとセンターピラー4bの延伸部4bxとに、溶接等によって固定されている。
本実施形態に係る建設機械のキャブ構造によれば、図1(a)、図1(b),図2に示すように、車幅方向に間隔が隔てられた一対のセンターピラー4bをフロア部分3よりも下方に延伸し、それら延伸部4bxに設けた補強部材5(ガセット板6)によって、センターピラー4bの延伸部4bxとキャブ1のフロア部分3との結合剛性を高め、車体横転時にセンターピラー4bがフロア部分3に対して傾斜することを抑えている。このように、センターピラー4bをキャブ1の居住スペースの外部にまで下方に延伸し、延伸部4bxに設けられた補強部材5(ガセット板6)によって車体横転時のキャブ剛性を高めているので、乗員Dのための居住スペースを一切犠牲にすることなくキャブ1を補強でき、車体横転時にキャブ1に加わる力Fに対するキャブ剛性を高めることができる。
本発明の第2実施形態を図5(a)、図5(b)に示す。第2実施形態に係る建設機械のキャブ構造は、第1実施形態と基本的には同様の構成であり、センターピラー4bとフロア部分3とのキャブ1内の隅部に三角板状の第2ガセット板16を追加した点が、第1実施形態と相違する。その他は同様の構成であるので、同一の構成部品には同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第3実施形態を図6(a)、図6(b)、図7に示す。第3実施形態に係る建設機械のキャブ構造は、第1実施形態と基本的には同様の構成であり、補強部材5がセンターピラー4bの延伸部4bxの下部同士を架け渡す補強クロスメンバー17を備えている点が、第1実施形態と相違する。その他は同様の構成であるので、同一の構成部品には同一の符号を付して説明を省略する。
2 ルーフ部分
2d ルーフクロスメンバー
3 フロア部分
3e フロアクロスメンバー
4a、4b、4c 複数のピラー
4b 少なくとも一対のピラー(センターピラー)
4bx 延伸部
5 補強部材
6 ガセット板
17 補強クロスメンバー
19 ガセット板
F 車幅方向の力
Claims (4)
- キャブのルーフ部分とフロア部分との間に、複数のピラーが架け渡された建設機械のキャブ構造であって、
前記複数のピラーの内、車幅方向に間隔が隔てられた少なくとも一対のピラーの下端が前記フロア部分よりも下方に延伸され、それらのピラーの前記フロア部分より下方の延伸部に、前記建設機械が横転して前記ピラーに車幅方向の力が加わった際に前記ピラーが前記フロア部分に対して傾斜することを抑えるための補強部材が設けられ、
該補強部材は、前記延伸部と前記フロア部分とを接続するガセット板、および前記延伸部の下部同士を架け渡す補強クロスメンバーの少なくとも一方を備えている、ことを特徴とする建設機械のキャブ構造。 - 前記延伸部を有するピラーが、前記ルーフ部分の車体前後方向の中程と前記フロア部分の車体前後方向の中程とを架け渡すセンターピラーである、ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械のキャブ構造。
- 前記キャブのフロア部分に、前記延伸部を有するピラー同士を架け渡すようにしてフロアクロスメンバーが設けられた、ことを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械のキャブ構造。
- 前記キャブのルーフ部分に、前記延伸部を有するピラー同士を架け渡すようにしてルーフクロスメンバーが設けられた、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の建設機械のキャブ構造。
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JP2018004097A JP6966946B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | 建設機械のキャブ構造 |
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Cited By (1)
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CN114018717A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-02-08 | 中国煤炭科工集团太原研究院有限公司 | 一种煤矿井下车辆rops驾驶室检测测试方法 |
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-
2018
- 2018-01-15 JP JP2018004097A patent/JP6966946B2/ja active Active
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JP6966946B2 (ja) | 2021-11-17 |
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