JP2008189160A - 自動車用複合部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高張力鋼製中空部材2の少なくとも長手方向中央部2cの中空部内に、補強リブ6を有するアルミニウム合金補強材5が挿入され、この中空部内面2dに、補強材5の外縁部7、8が当接するように嵌合されている自動車用複合部材1として、補強材5の0.2%耐力と中空部材2との引張強度とを特定の範囲として、軽量化を犠牲とせずに、複合部材の最大荷重や初期剛性、エネルギ吸収特性を高める。
【選択図】図1
Description
先ず、本発明における自動車用複合部材の構造の前提として、高張力鋼製中空部材側は、構造形状に関しては、通常の高張力鋼製中空部材と同じものを用いて良い。例えば、通常の自動車用の高張力鋼製中空部材としての、ドアビーム、ピラー(A、B、Cの各ピラー)、サイドロッカー、フードヒンジ、フードロックなどの各車種に応じて設計される構造形状が適用可能である。以下、高張力鋼製中空部材を、単に鋼製中空部材、中空部材とも言う。
後述するドアビームなどを含めて、高張力鋼製中空部材側は、部材としての必要な強度、剛性を確保し、軽量化および低コスト化を図るため、前提として、引張強さが980MPa以上の高強度とする。中空部材の引張強さが980MPa未満では、厚み(板厚)を厚くしないと、中空部材として必要な、側突などの衝突荷重による曲げ荷重や衝撃力の負荷に対する座屈強度や曲げ剛性を高くできず、軽量化が犠牲となる。
図1は本発明自動車用複合部材の用途の一つであるドアビームの一実施態様を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図である。
図1において、本発明自動車用複合部材は、以上説明したドアビームなどの自動車用部材の構造を前提として、高張力鋼製中空部材である中空ビーム部2の少なくとも長手方向中央部2cの中空部内に、アルミニウム合金補強材(以下、単に補強材とも言う)5が挿入されている。
アルミニウム合金補強材5の長さは、中空ビーム部2の長さよりも短かい方が好ましい。中空ビーム部2の長手方向中央部2cの中空部内のみに補強材5を設ける場合、補強材5の好ましい長さは、中空ビーム部2の長さの1/3〜1/2の範囲である。
ここで、図1、2に示すように、異種金属同士である補強材5と中空ビーム部2との間に、樹脂層40を介させて絶縁することにより、電食と称せられる、異種金属同士の界面に生じやすい腐食を確実に防止できる。この樹脂層40の介在がないと、アルミニウム合金と鋼との異種金属同士の接触により、電食が必然的に生じ、外観の問題だけではなく、ドアビームなどの自動車用中空部材の本来の機能を損なうような結果となる。
アルミニウム合金補強材5を中空ビーム部2に挿入して補強する際、ここで、挿入された補強材5は、図2に示すように、中空ビーム部2の中空部内面2dに、補強材5の外縁部7、8が(樹脂層を介して)当接するように挿入、および嵌合されていることが、効果を発揮するために好ましい。
この点、短尺なアルミニウム合金補強材5を、中空ビーム部2に挿入する際に、中空ビーム部2を高張力鋼鈑の電縫管とすれば、補強材5の中空ビーム部2の中空部内での、円周方向や長手方向の位置決めがしやすい。
補強材のこの他の位置決めの態様として、補強材5の径方向や長手方向の形状を非対称とする手段もある。
アルミニウム合金補強材5は、上記図1、2の態様で例示した通り、中空ビーム部2の円筒状中空部2cの径方向に延在するリブ(補強リブ)6を有する。また、このリブ6の両端側に在って中空ビーム部2の円筒状中空部2cの円周方向に沿った形状を有する両外縁部7、8とを、その長手方向に亙って延在させた断面形状(横断面形状、径方向断面形状)を有する。このような補強材形状は、アルミニウム合金押出形材によって好適に得られる。
以上のような効果を発揮するアルミニウム合金補強材の横方向断面の形状の別の態様を、図6〜10を用いて説明する。これらもアルミニウム合金押出形材とすれば簡便に製作することができる。ただ、図6〜10以外でも、本発明に係る補強材の補強リブと外縁部(フランジ、外縁片)とを有し、補強効果が発揮できる形状のものは、本発明に係る補強材の範囲に含まれる。
アルミニウム合金補強材の板厚は、上記板厚効果や衝突エネルギ吸収効果などの各効果を発揮させるためには大きい方が良いが、重量が増加する。このために、補強材の板厚は、軽量化が必要な複合材としての重量増加許容量からも決定される。この点、アルミニウム合金補強材の板厚は、上記効果発揮のためには最低でも1.5mm以上とし、軽量化のためには最大でも5mm以下とすることが好ましい。
以上説明したアルミニウム合金補強材の形状は、横方向(半径方向)の断面形状をその長手方向に亙って有している。このような補強材の形状は、前記した通り、熱間押出による押出形材によって簡便に得られる。ただ、補強材は、これに限らず、アルミニウム合金の鍛造や鋳造(鍛造材や鋳造材)によって得ても良い。また、形状によっては、アルミニウム合金板から成形や加工によって得る方法もある。しかし、これらの方法は、製造や成形などが困難な形状もあり、押出形材に比してコストが高くなる可能性も高い。
アルミニウム合金補強材の強度は、上記比較的薄肉の板厚条件下で板厚効果や衝突エネルギ吸収効果などの各効果を発揮させるためには、大きい方が良い。具体的には、0.2%耐力で130MPa以上、好ましくは150MPa以上の強度であることとする。このような条件を満たすアルミニウム合金としては、JIS乃至AA規格で言う、Al−Mg−Si系の6000系やAl−Mg−Zn系の7000系の熱処理型アルミニウム合金、あるいはAl−Mg系の5000系アルミニウム合金が、上記した製法による製造後に、必要な調質処理(熱処理)を施して使用される。
5、13、14、18、23、27:アルミニウム合金補強材、
6、15、19、20、24、28、29:補強リブ、
7、8、16、17、21、22、25、26、30、31、32、33:外縁部
Claims (6)
- 高張力鋼製中空部材の少なくとも長手方向中央部の中空部内にアルミニウム合金補強材が挿入された自動車用複合部材であって、このアルミニウム合金補強材は、前記中空部の径方向に延在するリブと、このリブの両端側に在って前記中空部の内周方向に沿った形状を有する両外縁部とを、その長手方向に亙って延在させた形状を有して、これら両外縁部が、前記中空部内面に当接するように、前記中空部内に挿入されており、このアルミニウム合金補強材の0.2%耐力が130MPa以上であるとともに、前記高張力鋼製中空部材の引張強度が980MPa以上、1350MPa以下の範囲であることを特徴とする自動車用複合部材。
- 前記補強材の両外縁部が、樹脂を介して、前記中空部内面に当接するように、前記中空部内に挿入されている請求項1に記載の自動車用複合部材。
- 前記高張力鋼製中空部材が電縫管であり、電縫管の溶接部内面側に凸状の溶接ビードが形成され、この溶接ビードにおいて前記アルミニウム合金補強材が位置決めされている請求項1または2に記載の自動車用複合部材。
- 前記アルミニウム合金補強材における前記両外縁部の長さが異なる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動車用複合部材。
- 前記アルミニウム合金補強材における長手方向の両端部が、長手方向に対して斜め方向に傾いた端面を各々有している請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動車用複合部材。
- 前記自動車用複合部材の用途がドアビームである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自動車用複合部材。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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