JPH1148565A - プリンタ及びプリンタ用インクリボン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクリボンの駆動部分のスペースを確保し得
て、しかも、インクリボンの種類や制動制御態様等への
対応を容易に行うことができるインクリボンの弛みの発
生に起因する不具合を防止することができるプリンタを
提供する。 【解決手段】巻装スプール軸１７ａの昇華型カラーリボ
ン９を巻装していない部位に少なくとも一つの回転量検
出用の被検出手段としての被検出部１７ｇが設けられ、
この被検出部１７ｇがセンサ１８に検出される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、特に、
キャッシュカードや社員証・会員証、或いはプリペイド
カード等の比較的厚手で硬質のカードへのプリンタ及
び、そのプリンタに用いられるプリンタ用インクリボン
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、プリンタには、銀行や信販系
のキャッシュカードや社員証・会員証、或いは、プリペ
イドカード等の比較的硬質で厚手のカードへのプリンタ
が知られている。

【０００３】図７は、このようなカード用のプリンタに
用いられるプリンタユニット６０を示し、カードＸは図
示を略すスタッカから搬送経路６１を経由して印画手段
６２へと搬送される。

【０００４】この印画手段６２の搬送経路前後にはカー
ドＸを往復動可能に搬送する搬送ローラ対６３，６３が
配置されている。また、印画手段６２の下方には、常時
は昇華型カラーリボン６４に接し、カードＸが印画手段
６２の下方へと搬送された場合にはカードＸの下面と接
するプラテンローラ６５が配置されている。さらに、印
画手段６２は、昇華型カラーリボン６４の下面に形成さ
れたインク部をカードＸの表面に添着するサーマルヘッ
ド６２ａと、サーマルヘッド６２ａを保持するヘッドブ
ラケット６２ｂと、ヘッドブラケット６２ｂに固定され
た剥離板６２ｃとを備えている。

【０００５】昇華型カラーリボン６４は、印画手段６２
よりもカードＸの搬送方向上流側に位置する未使用部が
リボンカセット６６内に設けられた巻装スプール軸６６
ａに巻装され、印画手段６２よりもカードＸの搬送方向
下流側、即ち、印画手段６２によってカードＸに印画を
行った後の使用部がリボンカセット６６内に設けられた
巻取スプール軸６６ｂに巻き取られるようにリボンカセ
ット６６内に設けられている。また、昇華型カラーリボ
ン６４の搬送方向上流側はテンションローラ６７によっ
て緊張状態が維持され、リボンカセット６６内の搬送方
向下流側に位置するリボン搬送ローラ６６ｃに補助され
つつ巻取スプール軸６６ｂの回転駆動によって巻装スプ
ール軸６６ａに巻装された未使用部が印画手段６２とプ
ラテンローラ６５との間に順次引き出される。

【０００６】一方、このような昇華型カラーリボン６４
は、巻取スプール軸６６ｂの一端に係合歯部を形成し、
この係合歯部にカップリング部材を介して駆動モータを
連携することによってこの駆動モータの出力を巻取スプ
ール軸６６ｂに伝達して昇華型カラーリボン６４を巻装
スプール軸６６ａから引き出し、引き出した使用部分を
巻取スプール軸６６ｂで巻き取っている。

【０００７】この際、巻取スプール軸６６ｂの回転量
は、カップリング部材に設けられた鍔上のクロック板
（エンコーダ板）と、このクロック板を検知するセンサ
とによって行っている。

【０００８】そして、このセンサによって検出された回
転量に基づいて、昇華型カラーリボン６４の位置出しや
昇華型カラーリボン６４に関わる各種の制動制御を行っ
ている。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたプリンタでは、昇華型カラーリボン６４の位
置出しや昇華型カラーリボン６４に関わる各種の制動制
御をリボンカセット６６とは別のプリンタ側に設けられ
るクロック板によって行うため、駆動モータと巻取スプ
ール軸との間に介装されるクロック板の分だけスペース
を余分に使用するという問題が生じるばかりでなく、装
着される昇華型カラーリボン６４の種類や形式等の変化
によって、その態様に応じた制動制御を可能とするクロ
ック板やセンサを用いなければならなかった。

【００１０】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、インクリボンの駆動部分のスペースを確保し得
て、しかも、インクリボンの種類や制動制御態様等への
対応を容易に行うことができるプリンタ及びプリンタ用
インクリボンを提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、サーマルヘッドと、この
サーマルヘッドに摺接するようにスプール軸に巻装した
インクリボン本体とを備えたプリンタにおいて、前記ス
プール軸の前記インクリボン本体を巻装していない部位
に設けられた少なくとも一つの回転量検出用の被検出手
段と、前記被検出手段を検知するセンサとを設けたこと
を要旨とする。

【００１２】また、請求項３に記載の発明は、インクリ
ボン本体を巻装したスプール軸を備えたプリンタ用イン
クリボンにおいて、前記スプール軸の前記インクリボン
本体を巻装していない部位に前記スプール軸の回転量を
認識させるための少なくとも一つの被検出手段を設けた
ことを要旨とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】次に、本発明のプリンタ及びプリ
ンタ用インクリボンの実施の形態を図面に基づいて説明
する。

【００１４】図６において、プリンタとしての昇華型フ
ルカラープリンタ１（以下、単にプリンタ１と称する）
は、一側の上下にカードスタッカ２及びカードリジェク
ト口１１を有する。また、カードスタッカ２の給送部及
びリジェクト口１１の各高さ位置に対応して、プリンタ
１の内部に上下２つのカード搬送パス４，１０を備えて
いる。

【００１５】カード搬送パス４は、カードスタッカ２の
直下に位置にする供給ローラ３からプリンタ１の他側の
連結口として構成された排出口１５まで続く第１パス
（以下カード搬送パス４を第１パス４と称する。）であ
り、カード搬送パス１０は第１パス４の下方に配置され
てリジェクト口１１と連続された第２パス（以下カード
搬送パス１０を第２パス１０と称する。）である。尚、
これら第１，第２パス４，１０は、所要個数の搬送ロー
ラ対５を順次間隔を置いて配設することにより構成され
る。

【００１６】カードスタッカ２に堆積状態に置かれた記
録未処理のカードＸは、供給ローラ３により１枚ずつ第
１パス４に送り出される。

【００１７】第１パス４の経路中には、９０度を単位と
して一方向に回転可能な第１方向切換器６と、印画手段
８、例えば、Ｙ，Ｍ，Ｃの３原色並びにＢの計４色が順
次形成された昇華型カラーリボン９、プラテンローラ１
６とを備えた熱転写式のプリンタユニット７とが配置さ
れている。

【００１８】第１方向切換器６は、カードＸを抱いた状
態で図示鎖線で示すように９０度方向を変換して縦状態
となり、同様に図示鎖線で示す９０度方向を変換した状
態での第２方向転換器１２との間でカードＸの受け渡し
を行うことで第１，第２パス４，１０での処理を行うこ
とができる。

【００１９】未処理のカードＸは、第１方向切換器６を
通ってプリンタユニット７にて、画像情報に基づいて印
画手段８とプラテンローラ１６とに挟持されたときに昇
華型カラーリボン９により、その表面に文字や図柄或い
は所有者写真等の画像が黒やカラーで印刷記録されるも
ので、単色（Ｂ）印刷の場合にはそのままプリンタユニ
ット７を通過する際に印刷処理され（ステップＳ１〜Ｓ
３）、多色印刷の場合には印画手段８を中心に複数回往
復動し、その応動時（昇華型カラーリボン９の搬送方向
に同じ）に印刷が施され（ステップＳ４〜Ｓ６）、カー
ドＸが磁気カードの場合には第２パスへと移送され（ス
テップＳ７〜Ｓ８）、磁気カードでない場合にはオーバ
ーコート定着装置２０へと供給される。

【００２０】そして 第２パス１０には、上述した第２
方向切換器１２の他、磁気記録ヘッド１４を有するエン
コーダユニット１３が配設されている。尚、第２方向切
換器１２は、第１方向切換器６に対して上下に同一位置
にある。

【００２１】プリンタユニット７で画像記録されたカー
ドＸは、第１パス４を逆送されて第１方向切換器６から
第２方向転換器１２へと引き渡される（ステップＳ
８）。そして、第２パス１０上を第２方向転換器１２か
らエンコーダユニット１３に送られ、そこで磁気記録ヘ
ッド１４により磁気コード化された情報がカードＸの裏
面の磁気記録層に記録される（ステップＳ９〜Ｓ１
０）。

【００２２】磁気記録を終了したカードＸは、プリンタ
ユニット７での印刷状態並びにエンコーダユニット１３
による磁気記録状態がチェックされ（ステップＳ１
１）、印刷状態若しくは磁気記録状態に不具合が検出さ
れればリジェクト口１１から排出され、不具合がなけれ
ば第２方向切換器１２に戻され、第１方向切換器６に引
き渡されて、第１パス４に移行され（ステップＳ１
２）、プリンタユニット７を素通り又は裏面への印刷
（一般には単色）が行われた後、第１パス４の端部に形
成した排出口１５からオーバコート定着装置２０に供給
される。

【００２３】昇華型カラーリボン９は、印画手段８より
もカードＸの搬送方向上流側に位置する未使用部がリボ
ンカセット１７の巻装スプール軸１７ａに巻装され、印
画手段８よりもカードＸの搬送方向下流側、即ち、印画
手段８によってカードＸに印画を行った使用部がリボン
カセット１７の巻取スプール軸１７ｂに巻き取られるよ
うにリボンカセット１７内に設けられている。

【００２４】リボンカセット１７は、図１（Ａ），
（Ｂ）に示すように、ヒンジ部１７ｄを介して開閉可能
となるよう上下カバー１７ｅ，１７ｆとに分割され、各
スプール軸１７ａ，１７ｂは、その両端の一部が各カバ
ー１７ｅ，１７ｆに回転可能に挟持されている。この
際、各スプール軸１７ａ，１７ｂの一端は、リボンカセ
ット１７に対して巻装側と巻取側とが整合しているにも
拘わらず昇華型カラーリボン９の表裏を逆にセットしな
いように他端と形態を異ならせると共に、昇華型カラー
リボン９を巻装した状態で下カバー１７ｆへセットする
際及びリボンカセット１７を昇華型フルカラープリンタ
１にセットする際の把手として利用できように各スプー
ル軸リボンカセット１７から外部へと露出されている
（公知）。

【００２５】巻装スプール軸１７ａは、図２，図３に示
すように、リボンカセット１７から露出された一端の複
数箇所を対向して切り欠くことで巻装スプール軸１７ａ
の外周の曲率が回転方向によって変化する被検出手段と
しての被検出部１７ｇが形成されている。また、巻装ス
プール軸１７ａの中央は昇華型カラーリボン９の巻装部
１７ｈとされ、巻装部１７ｈの両端には昇華型カラーリ
ボン９のずれ防止用の鍔部１７ｉが形成され、巻装スプ
ール軸１７ａの他端には、図２及び図３に示すように、
カップリング部１７ｊが形成されている。

【００２６】非検出部１７ｇは、図１（Ａ），（Ｃ）に
示すように、発光センサ１８ａと受光センサ１８ｂとか
らなるセンサ１８によって、巻装スプール軸１７ａの回
転時におけるパルスの出力（図１（Ｄ）参照）が得ら
れ、これによって回転時の巻装スプール軸１７ａの回転
量を検出することができ、この回転量に基づいて昇華型
カラーリボン９の位置出しや昇華型カラーリボン６４に
関わる各種の制動制御を行うことができる。尚、センサ
１８を巻装スプール軸１７ａ側に設けたことにより、予
め決定され且つ引き出し量に応じて巻装直径が可変する
昇華型カラーリボン９の引き出し量を巻取スプール軸１
７ｂ側で検出するよりも容易に算出することが可能とな
る。

【００２７】カップリング部１７ｊは、巻装スプール軸
１７ａを巻取スプール軸１７ｂとして共用することがで
きる他、カップリング部１７ｊに昇華型プリンタ１側に
回転可能に設けた従動カップリング（図示せず）を係合
させることによって巻装スプール軸１７ａから印画手段
８に至る部分の昇華型カラーリボン９を緊張させること
ができる。

【００２８】また、被検出部１７ｇは、図４（Ａ），
（Ｂ）に示すように、一端に開放する一条若しくは放射
状に延びるスリット１７ｋを被検出部１７ｇとしたも
の、或いは、図４（Ｃ），（Ｄ）に示すように、一端に
設けた複数の突起１７ｍを被検出部１７ｇとしたもの、
さらには、図４（Ｅ），（Ｆ），（Ｇ）に示すように、
一端の端面に着磁された磁性部１７ｎと非磁性部１７ｐ
とでセンサ１８の検出特性を応用して擬似的に断面外周
の曲率を変化させた被検出部１７ｇとするなど、各種の
態様が考えられる。尚、図４（Ｅ），（Ｆ），（Ｇ）に
示した磁性部１７ｎと非磁性部１７ｐとを検出する場合
のセンサ１８にはひとつの磁気センサが用いられる。

【００２９】また、図２及び図３に示した被検出部１７
ｇの切り欠きの数を可変したり、図４（Ａ）と図４
（Ｂ）に示めしたもの、図４（Ｃ）と図４（Ｄ）に示し
たもの、図４（Ｅ）と図４（Ｆ）と図４（Ｇ）とで示し
たもののようにスリットや突起、或いは磁性部１７ｎと
非磁性部１７ｐとの数を異ならせることによって、昇華
型カラーリボン９の種類等の変化に応じてセンサ１８に
よる検出の一定化を図ることができる。

【００３０】また、この際のスリットとして貫通穴であ
っても同様であるし、反射光束を利用することができる
もの、即ち、巻装スプール軸１７ａのいかなるところに
いかなる形態の検知機能を設けても同一の趣旨である。

【００３１】さらに、上記実施の形態における説明では
カップリング部１７ｊと反射部分とで説明したが、例え
ば、カップリング部１７ｊの周辺に設けることや鍔部１
７ｉを利用する検出方法なども同一思想である。

【００３２】巻取スプール軸１７ｂは、リボンカセット
１７の内部で、その他端に形成されたカップリング部１
７ｑに駆動モータ１９のカップリング状駆動軸１９ａが
係合されている。従って、駆動モータ１９が駆動する
と、リボンカセット１７内のカードＸの搬送方向下流側
に位置するリボン搬送ローラ１７ｃによって緊張状態が
維持されつつ、ダイレクトに伝達された駆動モータ１９
の駆動を受けて回転することによって巻装スプール軸１
７ａに巻装された未使用部を印画手段８とプラテンロー
ラ１６との間に順次引き出す。この際、従来技術で説明
したクロック板によって巻取スプール軸１７ｂの回転量
を検出する場合には、その特性からクロック板をリボン
カセット１７の外部に位置させる必要があるため、駆動
モータ１９の設置一がカップリング部１７ｑから離れて
しまい、周辺の設置スペースを確保する必要があるが、
本実施の形態のように、クロック板の廃止を可能とする
ことによってカップリング部１７ｑの近傍、即ち、リボ
ンカセット１７内に駆動モータ１９の一部を臨ませるこ
とができ、周辺の省設置スペース化を実現することが可
能となる。

【００３３】オーバコート定着装置２０は、オプション
装置として昇華型フルカラープリンタ１に接続されるよ
うにしている。即ち、昇華型フルカラープリンタ１に
て、未記録カードの表面に、カードＸを発行するための
必要な画像が印刷され、続いて未記録カードの裏面に設
けられた磁気記録層に磁気コード化された情報が書き込
まれる。そして、得られたカードＸは、オーバコート定
着装置２０に送られて、その表面がホログラムコートフ
ィルム等のコートフィルムＹで覆われる。

【００３４】このオーバコート定着装置２０は、その一
側に排出口１５に対する連絡口となる受入口２１を、ま
た他側に排出口２３を有する。受入口２１と排出口２３
との間に構成されたカードＸの搬送パス２２には、入口
側ローラ対２４、第１キャプスタンローラ対２６、プラ
テンローラ２７、第２キャプスタンローラ対２８、及び
排出側ローラ対２９が順に配列されている。そして第２
キャプスタンローラ対２８と排出側ローラ対２９との間
に、コート済みシートの形態を矯正するシート矯正用ロ
ーラ３０を備えている。

【００３５】２５は入口側ローラ対２４と排出側ローラ
対２９との内側区間にかけて設けた通路ガイド板であ
る。上記オーバコート定着装置２０の他側には、排出口
２３からオーバコート処理を終えて排出されたカードＸ
を集積するための排出スタッカＳを設けている。

【００３６】搬送パス２２の上方において、プラテンロ
ーラ２７よりもカード搬送方向の上流側には、コートフ
ィルムＹを供給する供給ボビン部３１が、また下流側に
は、コートフィルムＹの巻き取りを行う巻取りボビン部
３２が配置されている。この供給ボビン部３１及び巻取
りボビン部３２は、コートフィルムＹをその両端側から
それぞれに巻き付けて、供給ロール及び巻取ロールを形
成している。

【００３７】上記搬送パス２２の上方において、供給ボ
ビン部３１と巻取りボビン部３２との間には、プラテン
ローラ２７に対向させて、加熱定着手段（熱源部）とし
てのヒートローラ３３が位置されている。このヒートロ
ーラ３３は、吊下揺動機構４３により弾性的に上下に揺
動可能に上方から吊下げられ且つ昇降駆動機構３４によ
り上下位置が可変となっている。

【００３８】以上説明したように、本発明のプリンタに
あっては、スプール軸のインクリボン本体を巻装してい
ない部位に設けられた少なくとも一つの回転量検出用の
被検出手段と、被検出手段を検知するセンサとを設けた
ことにより、インクリボンの駆動部分のスペースを確保
し得て、しかも、インクリボンの種類や制動制御態様等
への対応を容易に行うことができる。

【００３９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるプリンタを示し、（Ａ）はリボ
ンカセットを展開した状態の平面図、（Ｂ）はリボンカ
セットを展開した状態の正面図、（Ｃ）はリボンカセッ
トをプリンタにセットした状態の要部の断面図、（Ｄ）
はセンサの検出状態を示すタイムチャートである。

【図２】同じく、（Ａ）は巻装スプールの正面図、
（Ｂ）は巻装スプールの左側面図、（Ｃ）は巻装スプー
ルの右側面図、（Ｄ）は巻装スプールの断面図である。

【図３】同じく、インクリボンを巻装した状態の巻装ス
プールの斜視図である。

【図４】同じく、（Ａ）は被検出手段として一条のスリ
ットを設けた場合の要部の説明図、（Ｂ）は被検出手段
として放射状に延在する多条のスリットを設けた場合の
要部の説明図、（Ｃ）は被検出手段として一つの突起を
設けた場合の要部の説明図、（Ｄ）は被検出手段として
複数の突起を設けた場合の要部の説明図、（Ｅ）は被検
出手段として検出１か所の磁性部を設けた場合の要部の
説明図、（Ｆ）は被検出手段として検出多数か所の磁性
部を設けた場合の要部の説明図、（Ｇ）は被検出手段と
して検出２か所の磁性部を設けた場合の要部の説明図で
ある。

【図５】同じく、プリンタの一連の画像形成作用を示す
フロー図である。

【図６】同じく、プリンタ全体の断面図である。

【図７】従来のプリンタを示し、要部の拡大図である。

【符号の説明】

１…昇華型フルカラープリンタ（プリンタ） ８…印画手段（サーマルヘッド） ９…昇華型カラーリボン（インクリボン） １７…リボンカセット １７ａ…巻装スプール軸（スプール軸） １７ｂ…巻取スプール軸（スプール軸） １７ｇ…被検出部（被検出手段） １８…センサ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 サーマルヘッドと、このサーマルヘッド
   に摺接するようにスプール軸に巻装したインクリボン本
   体とを備えたプリンタにおいて、 前記スプール軸の前記インクリボン本体を巻装していな
   い部位に設けられた少なくとも一つの回転量検出用の被
   検出手段と、前記被検出手段を検知するセンサとを設け
   たことを特徴とするプリンタ。
2. 【請求項２】 前記被検出手段は前記スプール軸の軸方
   向に向かう外周の曲率が回転方向によって変化され、前
   記センサはこの変化を検出することを特徴とする請求項
   １に記載のプリンタ。
3. 【請求項３】 インクリボン本体を巻装したスプール軸
   を備えたプリンタ用インクリボンにおいて、 前記スプール軸の前記インクリボン本体を巻装していな
   い部位に前記スプール軸の回転量を認識させるための少
   なくとも一つの被検出手段を設けたことを特徴とするプ
   リンタ用インクリボン。
4. 【請求項４】 前記被検出手段は、前記スプール軸の少
   なくとも一部で外周の曲率を回転方向によって変化させ
   ることを特徴とする請求項１に記載のプリンタ用インク
   リボン。
5. 【請求項５】 前記被検出手段は、前記スプール軸の一
   端に設けられたスリットであることを特徴とする請求項
   ３に記載のプリンタ用インクリボン。
6. 【請求項６】 前記被検出手段は、前記インクリボンの
   種別に従って検出形態を異ならせたことを特徴とする請
   求項３に記載のプリンタ用インクリボン。