JP2005332141A - 通帳類の印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通帳類にプレ印刷されている通帳固有情報を高い精度で読み取り、印刷部での通帳固有情報の印刷を正確に行うことができるようにする。
【解決手段】 事前に通帳固有情報を記載するとともに、通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類Tを搬送する搬送ローラ対2と、この搬送ローラ対2によって搬送される通帳類Tの無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線ICリーダライタ5と、この無線ICリーダライタ5によって読み取られた通帳固有情報データに基づいて通帳類Tに通帳固有情報を印刷する中間転写印刷部8とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、金融機関等で用いられる通帳類の印刷装置及び印刷方法に関する。
通帳類等の媒体に単色または複数色の印刷を行う印刷装置のひとつに中間転写媒体として中間転写フィルムを用いる中間転写方式の印刷方式が知られている。この印刷装置の構成は、印刷部と、転写部と、これら印刷部と転写部との間を跨るように配置された中間転写フィルムを搬送するフィルム搬送部とを備えている。
印刷部はサーマルヘッド及びインクリボンを有している。転写部はヒートローラ及びバックアップローラを有している。フィルム搬送部は搬送ローラ及び搬送ローラに中間転写フィルムを固定するためのクランパを有している。
印刷時には、中間転写フィルムが印刷部に搬送される。この印刷部では、サーマルヘッドが所定情報に応じて発熱しインクリボンのインクを溶融しながらフィルムをクランプ搬送する。これにより、中間転写フィルムの表面に文字や画像等の印刷情報が印刷される。
情報が印刷された中間転写フィルムは転写部のヒートローラとバックアップローラとの間に搬送される。このとき、転写面が中間転写フィルムに対向するように配置された通帳類等の媒体がヒートローラとバックアップローラとの間に送りこまれる。この状態からヒートローラが回転されて中間転写フィルム及び通帳類がバックアップローラに押し付けられるとともに加熱され、印刷情報が通帳類の表面に転写される。
中間転写フィルムは長尺の基材フィルムと、この基材フィルム上の塗布された転写層とにより構成され、転写部においては転写層上に印刷された印刷情報とともに転写層が通帳類に転写される(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、所持人情報など印刷物毎に異なる可変情報等が印刷されて完成される通帳類のセキュリティ性向上を考える上で、可変情報等の印刷情報が印刷される前の、未使用(未印刷)の通帳類そのものの盗難、盗難に伴う偽変造通帳類の行使に対する対応策が求められている。
この対策の一つとして、各々の通帳類を見分けるために通帳類の製造工程で通帳固有情報を付与しておくことが考えられる。この通帳固有情報と、後から印刷装置で付与される所持人情報等の印刷情報の両方を同時に組み合わせて管理することで、仮に未使用通帳類の盗難が発生した場合でも、偽変造された通帳類の発見や偽変造に関する抑止に効果が得られる。
さらには、通帳固有情報をそのまま、もしくは変化させて、印刷装置で付与される印刷情報の一部に加えて印刷することが望ましい。
特開2004−745457号公報
ところで、通帳固有情報は、従来、シリアル番号等として通帳類の表紙や内側のページにプレ印刷されている。このため印刷装置では、文字の通帳固有情報を光学式OCR、またはバーコードであれば光学式バーコードリーダで読み取る必要があった。
しかしながら、OCRの場合は印刷条件などによって認識率が低下する可能性があり、セキュリティ通帳類の印刷装置に組み込む用途としては不安が残ること、また、バーコードの場合はデザインの観点から使用者に望まれないことが多くあった。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、通帳類にプレ印刷されている通帳固有情報を高い精度で読み取り、印刷部での通帳固有情報の印刷を正確に行うことができる通帳類の印刷装置及び印刷方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、事前に通帳固有情報を記載するとともに、前記通帳固有情報のデータを記録した前記無線ICを内蔵する通帳類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線読取手段と、この無線読取手段によって読み取られた通帳固有情報データに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する印刷手段とを具備すること特徴とする。
請求項2記載のものは、通帳固有情報データを入力する入力手段と、通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線読取手段と、この無線読取手段によって読み取られた通帳固有情報データと前記入力手段によって入力された通帳固有情報データとが一致するか否かを判別する判別手段と、この判別手段により通帳固有情報が一致すると判別されるのに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する印刷手段とを具備すること特徴とする。
請求項4記載のものは、種別を含む通帳固有情報データを入力する入力手段と、種別を含む通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている種別を含む通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線読取手段と、この無線読取手段によって読み取られた種別を含む通帳固有情報データと前記入力手段によって入力された種別を含む通帳固有情報データとが一致するか否かを判別する判別手段と、この判別手段により種別を含む通帳固有情報データが一致すると判別されるのに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する印刷手段とを具備すること特徴とする。
請求項7記載のものは、事前に通帳固有情報を印刷するとともに、前記通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類を搬送手段によって搬送することと、前記搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線読取手段によって無線通信で読み取ることと、前記無線読取手段によって読み取られた通帳固有情報のデータに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷することとを具備すること特徴とする。
本発明によれば、通帳類に事前に記載された通帳固有情報と印刷手段によって通帳類に印刷された通帳固有情報との不一致を少なくして無駄な印刷を防止できる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である通帳類印刷装置を示す全体構成図である。
この通帳類印刷装置は装置本体1を備え、この装置本体1の正面下部側には通帳類Tの出入口1aが設けられている。通帳類Tは開かれた状態で一冊づつ出入口1aから挿入されるようになっている。
この挿入された通帳類Tは搬送手段としての複数個の搬送ローラ対2の正回転によって搬送路3に沿って矢印a方向に搬送される。搬送路3中には通帳類Tの搬送方向に沿って無線読取手段としての無線ICリーダライタ5、ページマーク検出センサ6、印刷手段としての中間転写印刷部8が配設されている。通帳類Tは処理後、搬送ローラ対2の逆回転によって出入口1aに戻されるようになっている。
図2は、上記した中間転写印刷部8を示すものである。
中間転写印刷部8は機能的に情報印刷部(以下、印刷部という)16と、オーバーコート転写部(以下、転写部という)17とを有して構成されている。
印刷部16としては熱溶融転写印刷方式のものが採用されている。即ち、サーマルヘッド19とプラテンローラ20に挟まれるように溶融インクリボン22と中間転写フィルム21とを配置し、サーマルヘッド19により溶融インクリボン22のインクを中間転写フィルム21の表面に転写して情報等を印刷する。
この熱溶融転写方式の特徴としては、画像耐久性が高いこと、インク材料に機能性材料を適用することが比較的容易なこと(例えば蛍光顔料、アルミ蒸着薄膜)などがあり、偽造防止を目的とする印刷物に適している。
溶融インクリボン22のベースフィルム厚やインク層厚は、印刷ドット再現性に極めて重要なパラメータであり、インクリボン層厚としては3〜25μmであり、望ましくは4〜10μmである。
一方、中間転写フィルム21の後述するベースフィルムの厚さや、受像兼接着層厚は、接着性や膜切れ特性に影響を与えるパラメータであり、中間転写フィルム21の層厚は、10〜100μmであり、望ましくは25〜50μmである。
プラテンローラ20は硬質のゴム材料を表面に用いたローラで、ゴム硬度が上がるほどに微小ドットの再現性が向上するが、同時に最適なプラテンローラ20とサーマルヘッド19の位置関係を得ることが難しくなる。このため、硬度は75°以上、望ましくは80〜95°である。同時に研磨したゴム表面の表面粗さも、表面平滑性が上がるほどに微小ドットの再現性が向上する。このため、表面粗さは中心線平均粗さRaで1μm以下、望ましくは0.5μm程度であることが要求される。
中間転写フィルム21を搬送する駆動力は、一般的にプラテンローラ20に駆動機構を設けることが多いが、上記の硬度と平滑性から中間転写フィルム21とプラテンローラ20の摩擦係数が上がらず、また安定しない。このため、プラテンローラ20の下流(ヒートローラ側)直近に別途フィルム駆動ローラ23を設ける。フィルム駆動ローラ23は硬度30〜60°のローラを用い、中間転写フィルム21はフィルム駆動ローラ23に対して出来るだけ巻付き角が大きいほうが良い。実施例では90°から130°の巻き付き角をえられるようにテンショナ24を配置する。
テンショナ24には図示しないバネ機構が設けられ、限られた可動範囲内で中間転写フィルム21にテンションを与えて、フィルム駆動ローラ23と中間転写フィルム21が常に適切に接触する状態を作り出す。フィルム駆動ローラ23の駆動は5相ステッピングモータ、タイミングベルト、プーリによる減速機構の組み合わせにより、正確に搬送が行われる。また、サーマルヘッド19はニアエッジ、またはコーナエッジタイプのヘッドを用い、熱時剥離による印刷を行うことが望ましい。
また、転写部17は通帳類搬送路3を介して対向配置されるヒートローラ35とバックアップローラ36を備えている。ヒートローラ35はDCサーボモータ若しくはステッピングモータにより正確に一定速度で駆動可能になっており、回転自在なバックアップローラ36との間にはコイルバネ37で発生された圧力が付与されるようになっている。
図3(a)〜(c)は中間転写フィルム21の構成を示す断面図である。
図3(a)に示す中間転写フィルム21は、基材としてのポリエチレンテレフタレート(以下、PETという)のフィルム26の表面に、透明樹脂によるホログラム形成層と金属化合物の蒸着層による透明ホログラム層28、受像層兼接着層としてのポリエステル系樹脂29を積層したものである。
また、図3(b)に示す中間転写フィルム21は、基材としてのPETフィルム26の表面に、剥離層としてのフェノキシ系樹脂27、透明樹脂によるホログラム形成層と金属化合物の蒸着層による透明ホログラム層28、受像層兼接着層としてのポリエステル系樹脂29を積層したものである。
さらに、図3(c)に示す中間転写フィルム21は、基材としてのPETフィルム26の表面に、剥離層としてのフェノキシ系樹脂27、保護層30、透明樹脂によるホログラム形成層と金属化合物の蒸着層による透明ホログラム層28、受像層兼接着層としてのポリエステル系樹脂29を積層したものである。
その他、中間転写フィルム21としては紫外線によって発光する蛍光発色層などの機能層を設け、転写対象への転写と同時にこれらの機能層も転写するものであってもよい。
図4は未使用(未印刷)の通帳類Tを開いた状態で示すものである。
この通帳類Tは表紙Taを有し、この表紙Taには綴じ目部Ttを介して複数枚の中紙Tnが綴じ込められている。中紙Tnには通帳類固有情報としての通帳類固有番号42が記載されているとともに、無線IC43が内蔵されている。
無線IC43は主にIC本体43aとアンテナ43bとが組み合わされて、柔軟性のあるシート状や剛性のあるカード状に形成されている。この無線IC43は、通帳類Tの1ページとして貼り付けられたり、綴じ糸で入れ込まれたりしている。ここでは、図9にも示すように表紙Taをめくった見返し内側に無線IC43を貼り付けている。なお、無線IC43は図 に示すように通帳類Tの中央ページ近くに貼り付けるようにしても良い。
上記通帳固有情報42は文字として印刷され、この文字は、通帳類Tの製造工程で付与されている。また、製造工程では同時に、上記の通帳固有情報のデータが無線IC43に書き込まれている。
なお、通帳固有情報に含まれる情報としては、通帳類製造時のシリアル番号である連続番号が挙げられる。その他の固有情報として、通帳類そのものの種別の違いを示す種別、例えば物理的な形状のサイズや厚さ、構成ページ枚数などが考えられる。
さらには固有情報として、通帳類の使用方法の違いに関する種別、例えば印刷装置が印刷するページ番号、印刷装置が印刷する内容の位置や種類などが考えられる。
図5は上記した通帳類印刷装置1の駆動制御系を示すブロック図である。
図中51はデータ入力制御部で、このデータ入力制御部51に印刷装置が接続されている。データ入力制御部51には主制御部52が設けられ、この主制御部52には制御回路を介してメモリ53、インターフエース部54、操作パネル55、及び画像入力部56が接続されている。
印刷装置1には装置制御部(判別手段)58が設けられ、この装置制御部58には制御回路を介して中間転写画像処理部68、ヒータ温度制御部60、通帳類搬送制御部61、画像形成制御部62、R/W制御部73、ページマーク認識部69が配設されている。
上記した中間転写画像処理部68にはサーマルヘッド19の印字動作を制御するヘッド制御部64が接続されている。ヒータ温度制御部60には制御回路を介してヒートローラ35のヒータ65が接続されている。通帳類搬送制御部61には制御回路を介して通帳類搬送機構2A、通帳類取込機構4が接続されている。画像形成制御部62には制御回路を介して転写リボン搬送機構32a、サーマルヘッド19を移動させるヘッド移動機構19a、ヒートローラ35を回転させる回転機構35aが接続されている。R/w制御部73には、無線IC R/W部5が接続されている。ページマーク認識部69には読取光学系6が接続されている。
次に、上記したように構成される通帳類印刷装置の印刷動作について説明する。
まず、オペレータはデータ入力制御部51で、これから作成する通帳類の所持人データや写真画像情報、通帳類の種別情報等を入力しておく。この時、通帳固有情報に関する情報に関して、オペレータは関与しない。
つぎに、オペレータは、印刷装置またはデータ入力制御部51が通帳類取込可能の表示を示した後に、通帳類Tを開いた状態にして通帳類出入口1aから挿入する。この挿入された通帳類Tは搬送ローラ対2により挟持搬送される。この通帳類Tは、無線ICリーダライタ5に搬送されて、その無線IC43とリーダライタ5が交信し、無線IC43から通帳固有情報データが読み出される。この時、無線IC43が故障していて交信が成立しなかったり、交信が可能でも無線IC43内の通帳類固有番号が規定と異なる場合は、印刷装置はその旨をオペレータに図示しないランプや警報などにより通知し、取り込んだ通帳類Tを出入口1aに戻す。
また、通帳固有情報に含まれる種別が、データ入力制御部51に入力された通帳類Tの種別情報と一致しない場合は、印刷装置はその旨をオペレータに通知し、取り込んだ通帳類Tを出入口1aに戻す。
正常な交信が成立した場合は、リーダライタ5で読み取った通帳固有情報をデータ入力制御部51に送る。データ入力制御部51では、通帳類の所持人データや写真画像情報、通帳類の種別情報等に通帳固有情報、またはそれに関連した情報を組み込み、印刷データを完成する。完成した印刷データは、データ入力制御部51から印刷装置に送信される。
挿入された通帳類Tは光学式センサ部に搬送されてページマークが光学式センサ6で読み取られ、開かれた通帳類のページが正しいか、通帳類の挿入方向が正しいかがチェックされる。このチェック後、通帳類Tは中間転写ユニット8に搬送され、中間転写ユニット8により上記したように作成された印刷データに基づいて情報が印刷、転写される。
即ち、印刷データに基づいてサーマルヘッド19が動作され、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の三原色のインクに加えて必要に応じて黒インクの4色を重ね合せて所持人の顔画像を中間転写フィルム21の表面にカラー印刷する。これら複数色のインクの重ね合わせによる印刷は、中間転写フィルム21がサーマルヘッド19をインクの色数と同じ回数往復することで行われる。また、印刷される情報は、反転画像であるという特徴がある。なお、印刷色は上記4色のインクに加えて、蛍光顔料を含んだインクなど機能性インクを付与してもよい。
この所持人の顔画像のカラー印刷とともに、通帳固有情報が付与されたセキュリティ情報が中間転写フィルム21の表面にサーマルヘッド19により印刷される。
このようにカラー顔画像、及び通帳固有情報が付与されたセキュリティ情報が印刷された中間転写フィルム21は順方向(ヒートローラ35の方向)に巻き取られ、図6(a)に示すように経路途中の転写部マーク検知センサ39によって中間転写フィルム21の位置が把握される。この把握結果に基づいて転写開始位置まで中間転写フィルム21が送られる。
また、このとき通帳類Tは、転写される頁が開かれた状態で図6(b)に示すように取り込まれて、ヒートローラ35に対して決められた位置に搬送される。転写される頁は、表紙見返し頁でも、他の中紙頁でもかまわない。
このように互いに位置決めされた中間転写フィルム21と通帳類Tの該当ベージは、図6(c)に示すように円周の一部が切り欠かれた形状の金属製のヒートローラ35の回転と共に合わされ、搬送と同時に加圧されるとともに加熱される。その後、図7に示すように通帳類Tに対して60°〜110°の角度をもって転写フィルムベース26が引き上げられて、固有印刷情報と受像兼接着層29、ホログラム層28の転写が完了し、図8に示すように通帳類Tが作成される。
即ち、通帳類Tの上側ページTnには、通帳固有情報が文字で付与されており、固有情報を含むデータが無線IC43の内部にも書き込まれている。下側ページTaには、通帳類の所持人カラー顔画像44と、所持人やその他のセキュリティ情報46に加えて通帳固有情報42aが黒文字で印刷されている。
一方、中間転写ユニット8の動作は、通帳固有情報に含まれる物理的形状の違いに関する種別に基づき、制御される。
例えば、通帳類Tの厚さ(ページ数、IC構成ページの厚さ等)に関する種別であれば、中間転写ユニット8の転写部加圧機構における圧力や、転写エリア位置が制御される。
通帳類Tの中間転写ユニット8で転写されるページの紙質に関する種別であれば、中間転写ユニット8の転写部における転写速度や、ヒートローラ温度が制御される。
通帳類の印刷フォーマットに関する種別であれば、中間転写ユニットの印刷部印刷画面構成が制御、変更される。
保守等に用いるテスト通帳類であれば、中間転写ユニットの印刷部印刷内容をテスト専用の印刷内容にすることで、通帳類との区別を容易にする。
上記したようにして印刷情報が通帳類Tに印刷されたのちは、搬送ローラ対2が逆回転されて図1に示す矢印b方向に通帳類Tが逆送される。この逆送される通帳類Tは無線IC R/W5に搬送され通帳類の所持人に関する情報が無線IC43に書き込まれる。所持人に関する情報の例としては、顔写真や指紋、その他所持人特定が可能な生体情報、或いは、所持人の署名であったり、所持人の性別、背の高さ等の特徴などである。この時、無線IC43の故障等の不具合により交信が成立しない場合は、印刷装置はその旨をオペレータに表示し、通帳類Tを出入口1aに戻して排出する。ここでは、印刷の前工程、後工程の無線IC43との交信に単一の無線IC R/W5を用いており、コストの削減、装置の小型化が可能となっている。
なお、上記した実施の形態では、無線IC43に記録した通帳固有情報を無線IC R/W5で読み取って印刷データに組み込むものであったが、これに限られることなく、データ入力制御部に通帳固有情報を入力して印刷データに組み込むようにしても良い。
次に、データ入力制御部51に通帳固有情報を入力する実施の形態について説明する。
まず、オペレータはデータ入力制御部51に、これから作成する通帳類の所持人データや写真画像情報等と同時に、通帳固有情報も入力しておく。この時、通帳固有情報は、オペレータが通帳固有情報を目視で確認して、データ入力制御部51に接続されているキーボードから入力する。或いは、データ入力制御部51に接続されているOCRリーダや無線ICリーダライタ(印刷装置内蔵のリーダライタとは別)を用いて、通帳固有情報を入力することが考えられる。
データ入力制御部51では、通帳類の所持人データや写真画像情報、通帳類の種別情報等に通帳固有情報、またはそれに関連した情報を組み込み、印刷データを完成する。完成した印刷データは、印刷装置に送信される。
印刷装置に該当の通帳類が取り込まれる前に、データ入力制御部51は印刷データを印刷装置に送信し、印刷装置内部の中間転写ユニット8では該当の印刷データを中間転写リボン上に形成していく。
この時、例えば、特開2004−74557号公報に開示されるように、印刷部と転写部の間にストック画像を設けることで印刷装置としてのスループットを上げることが可能であるが、特開2004−74557号公報に示すような通帳類の滞留部を印刷装置内部に持たない限り、本願発明の実施形態のように通帳固有情報を印刷装置内部で読み出すことは困難である。このため、ここでは通帳類固有情報は先にデータ入力制御部51に入力されることが必要となる。
オペレータは、取込可能の表示と同時に、印刷装置またはデータ入力制御部51が表示する通帳固有情報を有する通帳類Tを、1冊ずつ印刷するページを開いて、印刷装置に挿入する。
挿入された通帳類Tは無線ICリーダライタ5に搬送されてその無線IC43とリーダライタ5が交信し、無線IC43から通帳固有情報データを読み出す。この時、無線IC故障等の不具合により交信が成立しない、交信が可能でも無線IC43内の通帳類固有番号が規定と異なる場合は、印刷装置はその旨をオペレータに通知し、取り込んだ通帳類を挿入排出口1aに戻す。
また、通帳固有情報に含まれる種別が、データ入力制御部51から送られてきた印刷データに含まれる種別と一致しない場合は、印刷装置はその旨をオペレータに通知し、取り込んだ通帳類を挿入排出口1aに戻す。
正常な交信が成立した場合は、無線IC43から読み取った固有情報が、データ入力制御部51から送られてきた印刷データ内の通帳固有情報と一致しているかを確認し、一致しない場合は、印刷装置はその旨をオペレータに通知し、取り込んだ通帳類を出入口1aに戻す。
一致する場合には、通帳類Tを光学式センサ部に搬送、ページマークを光学式センサ6で読み取り、開かれた通帳類のページが正しいか、通帳類の挿入方向が正しいかをチェックする。通帳類の挿入方向が正しい場合には、通帳類を印刷部に搬送して上記したように中間転写フィルム上に形成された画像を、転写部にて通帳類表面に転写する。この時、通帳固有情報をそのまま、もしくは加工して、印刷情報の一部に加えて図8に示すように印刷する。
上側ページTnには、通帳固有情報が文字で付与されており、固有情報を含むデータが無線IC43の内部にも書き込まれている。下側ページTaには、通帳類の所持人カラー顔画像44と、所持人やその他のセキュリティ情報46に加えて通帳固有情報42aが黒文字で印刷されている。
この実施においても上記した実施の形態と同様の作用効果を奏する。
その他、本発明は、その要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
本発明の一実施の形態である通帳類印刷装置を概略的に示す構成図。 同通帳類印刷装置に備えられる転写印刷部を示す構成図。 同転写印刷部で用いられる転写フィルムを示すもので、(a)はその第1の例、(b)はその第2の例、(c)はその第3の例を示す構成図。 同通帳類印刷装置で印刷される未印刷状態の通帳類を開いた状態で示す平面図。 同通帳類印刷装置の制御部を示すブロック図。 同転写印刷部の転写動作を示す図。 同転写印刷部の転写動作の一部を拡大して示す図。 同転写印刷部で印刷された通帳類を示す平面図。 図4の通帳類を示す斜視図。 通帳類の他の例を示す斜視図。
符号の説明
T…通帳類、2a〜2d…搬送ローラ対(搬送手段)、5…無線IC R/W部(無線読取手段)、8…中間転写印刷部(印刷手段)、43…無線IC、51…データ入力制御部(入力手段)、58…印刷装置制御部(判別手段)。

Claims (7)

  1. 事前に通帳固有情報を記載するとともに、前記通帳固有情報のデータを記録した前記無線ICを内蔵する通帳類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線読取手段と、
    この無線読取手段によって読み取られた通帳固有情報データに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する印刷手段と
    を具備すること特徴とする通帳類の印刷装置。
  2. 通帳固有情報データを入力する入力手段と、
    通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線読取手段と、
    この無線読取手段によって読み取られた通帳固有情報データと前記入力手段によって入力された通帳固有情報データとが一致するか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段により通帳固有情報が一致すると判別されるのに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する印刷手段と
    を具備すること特徴とする通帳類の印刷装置。
  3. 前記判別手段により通帳固有情報データが一致しないと判別されるのに基づいてその旨を通知するとともに、前記印刷手段の印刷動作を停止させることを特徴とする請求項2記載の通帳類の印刷装置。
  4. 種別を含む通帳固有情報データを入力する入力手段と、
    種別を含む通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている種別を含む通帳固有情報データを無線通信で読み取る無線読取手段と、
    この無線読取手段によって読み取られた種別を含む通帳固有情報データと前記入力手段によって入力された種別を含む通帳固有情報データとが一致するか否かを判別する判別手段と、
    この判別手段により種別を含む通帳固有情報データが一致すると判別されるのに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する印刷手段と
    を具備すること特徴とする通帳類の印刷装置。
  5. 前記種別を含む通帳固有情報データが一致すると判別されるのに基づいて前記印刷手段が前記種別に応じた動作をするように制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項4記載の通帳類の印刷装置。
  6. 前記判別手段により通帳固有情報データが一致しないと判別されるのに基づいてその旨を通知するとともに、前記印刷手段の印刷動作を停止させることを特徴とする請求項4記載の通帳類の印刷装置。
  7. 事前に通帳固有情報を印刷するとともに、前記通帳固有情報データを記録した無線ICを内蔵する通帳類を搬送手段によって搬送する工程と、
    前記搬送手段によって搬送される通帳類の無線ICに記録されている通帳固有情報データを無線読取手段によって無線通信で読み取る工程と、
    前記無線読取手段によって読み取られた通帳固有情報のデータに基づいて前記通帳類に通帳固有情報を印刷する工程と、
    を具備すること特徴とする通帳類の印刷方法。
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