JP4371737B2 - 通帳類印刷装置及び通帳類印刷方法 - Google Patents

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本発明は、無線ICを内蔵する通帳類の印刷装置及び印刷方法に関する。
所持人情報などの固有記載情報を印刷したカード状の印刷対象物に、無線ICを内蔵させることにより、記録する情報量を増加させたり、セキュリティ性を向上させたりすることが近年行われている。
このカード上に固有記載情報などを印刷する印刷装置においては、無線ICに記録されているデータを読み書きするための装置(以下、無線ICリーダライタ、あるいは無線IC R/Wと称する)を内蔵している。
この印刷装置では、印刷対象物への印刷と無線ICの読み書きを装置内で自動的に行って印刷データと無線ICデータの内容の不一致が発生しないように確認する必要がある。
今後、無線ICを内蔵した固有記載情報を印刷する対象物が、カード状だけでなく、通帳類状になることが考えられる。本提案はこの場合に適用される。
ところで、印刷対象物がカード状の場合には、
(1)無線ICが内蔵されている位置はせいぜい100mm×80mm程度の範囲内に収められていること、
(2)印刷面は、カード表面か裏面のどちらかのみであること、
などにより無線ICリーダライタの通信範囲との関係から、無線ICの読み書き時(以下、R/W時と称する)における無線ICリーダライタとカードとの位置関係は概ね一意的に決定することができる。
特願2003−94701号
しかしながら、印刷対象物が通帳類状の場合には、以下のような問題がある。
(1)無線ICの内蔵される位置が、表紙の場合、裏表紙の場合、中紙部分に挟み込まれる場合の3通りが考えられること、
(2)印刷面は、通帳類内部の任意のページであることが多いため、印刷時は通帳類の見開き2ページを開いた状態(150mm×200mm程度の大きさ)で搬送している場合が多いこと、
などにより通帳類を開いた状態のままで、無線ICをR/Wする際は、見開き2ページのどちらのページに無線ICが内蔵されているかにより、無線ICのリーダライタと通帳類停止位置の位置関係を調整する必要があった。
また、停止位置の調整を不要にするためには、見開き2ページ分の通信範囲をもつ無線ICリーダライタを準備する必要があるが、この場合はリーダライタの占有容積が大きくなるため、装置を小型化する際の障害となる。
なお、内蔵される無線ICの容量は増加する傾向があり、それに伴ってICの読み書きの通信時間が増加する結果として、装置内での通帳類の停止時間が長くなってしまう。
また、開いた状態で無線ICの読み書きをする場合は、通帳類の見開き2ページ分の搬送路長を占有してしまうこととなり、この場合も装置容積の効率を悪化させていた。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、通帳類と無線情報処理手段との位置関係を調整することなく、また、通帳類見開き2ページ分の通信範囲をもつ無線情報処理手段を用いることなく、無線ICに対する情報処理が可能な通帳類印刷装置及び通帳類印刷方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷手段と、この印刷手段により印刷された情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送手段の搬出端側で情報処理する無線情報処理手段と、前記読取手段と前記無線情報処理手段との間に設けられ、前記読取手段により情報が読み取られた通帳類を閉じる閉帳手段と、前記無線情報処理手段により情報処理された前記通帳類を排出する排出手段とを具備する。
請求項2記載の発明は、無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷手段と、この印刷手段により印刷された情報を読み取る読取手段と、この読取手段の読取情報に基づいて前記通帳類の印刷状態を検査する検査手段と、前記読取手段により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送手段の搬出端側で情報処理する無線情報処理手段と、前記読取手段と前記無線情報処理手段との間に設けられ、前記読取手段により情報が読み取られた通帳類を閉じる閉帳手段と、前記無線情報処理手段により情報処理された前記通帳類を排出する排出手段とを具備する。
請求項3記載の発明は、無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送工程と、この搬送工程によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷工程と、この印刷工程により印刷された情報を読み取る読取工程と、前記読取工程により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送工程の搬出端側で情報処理する無線情報処理工程と、前記読取工程により情報が読み取られた通帳類を前記読取工程と前記無線情報処理工程との間で閉じる閉帳工程と、前記無線情報処理工程により情報処理された前記通帳類を排出する排出工程とを具備する。
請求項4記載の発明は、無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送工程と、この搬送工程によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷工程と、この印刷工程により印刷された情報を読み取る読取工程と、この読取工程の読取情報に基づいて前記通帳類の印刷状態を検査する検査工程と、前記読取工程により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送工程の搬出端側で情報処理する無線情報処理工程と、前記読取工程により情報が読み取られた通帳類を前記読取工程と前記無線情報処理工程との間で閉じる閉帳工程と、前記無線情報処理工程により情報処理された前記通帳類を排出する排出工程とを具備する。
本発明は、開かれた状態の通帳類に情報を印刷し、この通帳類を折り畳んでからその無線ICの情報処理を行うため、無線ICが内蔵されている位置が通帳類の表紙であっても、裏表紙であっても、中紙であっても、あるいはまた、通帳類の搬送方向にもかかわらず、通帳類と無線情報処理手段との位置関係を調整することなく、無線ICに対する情報処理が可能になる。従って、無線情報処理手段を大型化したり、通帳類の見開き2ページ分の搬送路長を必要とすることがなく、装置を小型化できる。
また、通帳類の印刷状態を検査する検査手段と通帳類の無線ICに対し無線で情報処理する無線情報処理手段との間に通帳類を閉じる閉じ手段を設けるため、検査手段と無線情報処理手段内にそれぞれ通帳類を位置させて通帳類の読取動作と無線ICの読み書き動作とを並行して動作させることができ、処理時間の短縮化を図る。
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である通帳類印刷装置1を示す全体構成図である。
この通帳類印刷装置1は通帳類取込部4を備え、この通帳類取込部4には通帳類Tが閉じた状態で複数冊積層されてセットされ、一冊ずつ取り込まれるようになっている。この取込まれた通帳類Tは搬送手段としての複数個の搬送ローラ対2によって搬送路3に沿って搬送される。搬送路3中には通帳類Tの搬送方向に沿って第1の読取手段としての第1のOCR読取部5、ページ捲り部6、直接印刷部7、印刷手段としての中間転写印刷部8、第2の読取手段としての第2のOCR読取部9、閉じ手段としての折畳部14及び無線情報処理手段としての無線IC R/Wユニット10が配設されている。
また、搬送路3の排出端側には通帳類Tの排出方向を第1の方向と第2の方向に切り換える排出ゲート11が設けられ、第1の方向には正常な通帳類Tを集積させる正常集積部12、第2の方向には不良な通帳類を集積させる不良集積部13が配設されている。
上記した通帳類取込部4は、複数冊の通帳類Tを重ねたまま投入可能であり、制御部(図示しない)の指示に応じて最も下側の1冊のみをピッカ(図示しない)で押し出し、第1のOCR読取部5方向に送り出す。
第1のOCR読取部5は、隣のページめくり部6で必要なページが開かれた通帳類Tに初めから付与されている通帳類固有のシリアル番号をOCRで読み取る。シリアル番号は、一定のエリアに英数字で表現されている。
ページめくり部6は、通帳類取込部4から取り込まれた通帳類Tの上側表紙をめくる機能、さらに内側の中紙をめくる機能を有する。めくったページの認識は、通帳類Tに当初より印刷されているバーマークを、バーマークリーダ(図示しない)で読み取ることで行う。
直接印刷部7は、中間転写印刷部8で印刷される情報に比べて、セキュリティ度合いが低い情報を印刷する。全ての通帳類Tが直接印刷部7で印刷されるわけではない。また、印刷するページは、中間転写印刷部8で印刷するページとは異なる。このため、直接印刷部8の印刷が発生した場合は、まず印刷するページをページめくり部6でめくり出し、直接印刷を行った後に、中間転写印刷を行うページをめくり出すために、再度ページめくり部6に逆搬送する。なお、直接印刷部7で印刷される情報がない場合は、通帳類Tは直接印刷部7を通過する。
中間転写印刷部8は後で詳しく述べる。
第2のOCR読取部9は搬送されてくる通帳類Tの通帳類シリアル番号と、シリアル番号情報を含む固有印刷情報(例えば所持人のカラー顔画像やセキュリティ情報)を読み取る。
折畳部14は、回動レバー14aを有し、この回動レバー14aを上方へ回動させることにより、見開き2ページを開いた状態で搬送されてくる通帳類Tの前方のページを綴じ目を中心に後方に回転させて折り畳んで閉じた状態にする。
無線IC R/Wユニット10は、折り畳まれた通帳類Tの無線IC43に対し後述するように無線で情報処理する。
正常通帳類集積部12は、正常通帳類と判断された通帳類Tを閉じた状態で積み重ね、不良通帳類集積部13は不良通帳類と判断された通帳類Tは閉じた状態で積み重ねる。
図2は、上記した中間転写印刷部8を示すものである。
中間転写印刷部8は機能的に情報印刷部(以下、印刷部という)16と、オーバーコート転写部(以下、転写部という)17とを有して構成されている。
印刷部16としては熱溶融転写印刷方式のものが採用されている。即ち、サーマルヘッド19とプラテンローラ20に挟まれるように中間転写フィルム21と溶融インクリボン22を配置し、これら中間転写フィルム21と溶融インクリボン22によって中間転写フィルム21の表面に情報等を印刷する。
この熱溶融転写方式の特徴としては、画像耐久性が高いこと、インク材料に機能性材料を適用することが比較的容易なこと(例えば蛍光顔料、アルミ蒸着薄膜)などがあり、偽造防止を目的とする印刷物に適している。
溶融インクリボン22のベースフィルム厚やインク層厚は、印刷ドット再現性に極めて重要なパラメータであり、インクリボン総厚としては3〜25μmであり、望ましくは4〜10μmである。
一方、中間転写フィルム21の後述するベースフィルムの厚さや、受像兼接着総厚は、接着性や膜切れ特性に影響を与えるパラメータであり、中間転写フィルム21の総厚は、10〜100μmであり、望ましくは25〜50μmである。
プラテンローラ20は硬質のゴム材料を表面に用いたローラで、ゴム硬度が上がるほどに微小ドットの再現性が向上するが、同時に最適なプラテンローラ20とサーマルヘッド19の位置関係を得ることが難しくなる。このため、硬度は75°以上、望ましくは85〜97°である。同時に研磨したゴム表面の表面粗さも、表面平滑性が上がるほどに微小ドットの再現性が向上する。このため、表面粗さは中心線平均粗さRaで1μm以下、望ましくは0.5μm程度であることが要求される。
中間転写フィルム21を搬送する駆動力は、一般的にプラテンローラ20に駆動機構を設けることが多いが、上記の硬度と平滑性から中間転写フィルム21とプラテンローラ20の摩擦係数が上がらず、また安定しない。
このため、プラテンローラ20の下流(ヒートローラ側)直近に別途フィルム駆動ローラ23を設ける。フィルム駆動ローラ23は硬度30〜60度のローラを用い、中間転写フィルム21はフィルム駆動ローラ23に対して出来るだけ巻付き角が大きいほうが良い。実施例では90°から130°の巻き付き角をえられるようにテンショナ24を配置する。
テンショナ24には図示しないバネ機構が設けられ、限られた可動範囲内で中間転写フィルム21にテンションを与えて、フィルム駆動ローラ23と中間転写フィルム21が常に適切に接触する状態を作り出す。
フィルム駆動ローラ23の駆動は5相ステッピングモータ、タイミングベルト、プーリによる減速機構の組み合わせにより、正確に搬送が行われる。また、サーマルヘッド19はニアエッジ、またはコーナエッジタイプのヘッドを用い、熱時剥離による印刷を行うことが望ましい。
また、転写部17は通帳類搬送路3を介して対向配置されるヒートローラ35とバックアップローラ36を備えている。ヒートローラ35はDCサーボモータ若しくはステッピングモータにより正確に一定速度で駆動可能になっており、回転自在なバックアップローラ36との間にはコイルバネ37で発生された圧力が付与されるようになっている。
図3(a)〜(c)は中間転写フィルム21の構成を示す断面図である。
図3(a)に示す中間転写フィルム21は、基材としてのPETフィルム26の表面に、透明樹脂によるホログラム形成層と金属化合物の蒸着層による透明ホログラム層28、受像層兼接着層としてのポリエステル系樹脂29を積層したものである。
また、図3(b)に示す中間転写フィルム21は、基材としてのPETフィルム26の表面に、剥離層としてのフェノキシ系樹脂27、透明樹脂によるホログラム形成層と金属化合物の蒸着層による透明ホログラム層28、受像層兼接着層としてのポリエステル系樹脂29を積層したものである。
さらに、図3(c)に示す中間転写フィルム21は、基材としてのPETフィルム26の表面に、剥離層としてのフェノキシ系樹脂27、保護層30、透明樹脂によるホログラム形成層と金属化合物の蒸着層による透明ホログラム層28、受像層兼接着層としてのポリエステル系樹脂29を積層したものである。
その他、中間転写フィルム21としては紫外線によって発光する蛍光発色層などの機能層を設け、転写対象への転写と同時にこれらの機能層も転写するものであってもよい。
図6は上記した通帳類取込部4にセットされる通帳類Tを開いた状態で示すものである。
この通帳類Tの上側のページには通帳類固有情報としての通帳類固有番号42が記録されている。また、この通帳類Tには無線IC43が内蔵されている。
図7は上記した通帳類印刷装置1の駆動制御系を示すブロック図である。
図中51はデータ入力制御部で、このデータ入力制御部51に印刷装置1が接続されている。データ入力制御部51には主制御部52が設けられ、この主制御部52には制御回路を介してメモリ53、インターフエース部54、操作パネル55、及び画像入力部56が接続されている。
印刷装置1には生成手段としての生成部58a及び判別手段としての判別部58bを有して構成される装置制御部58が設けられ、この装置制御部58には制御回路を介して直接印刷画像処理部67、中間転写画像処理部68、ヒータ温度制御部60、通帳類搬送制御部61、画像形成制御部62、光学式文字認識部69、無線読取/書込部73が配設されている。
上記した直接印刷画像処理部67にはサーマルヘッド7aの印字動作を制御するヘッド制御部63が接続されている。中間転写画像処理部66にはサーマルヘッド19の印字動作を制御するヘッド制御部64が接続されている。
ヒータ温度制御部60には制御回路を介してヒートローラ35のヒータ65が接続されている。通帳類搬送制御部61には制御回路を介して通帳類搬送機構2a、通帳類取込機構4a、ページ検知部4b、ページ捲り機構6a及び排出ゲート制御部11aが接続されている。
画像形成制御部62には制御回路を介して転写リボン搬送機構32a、サーマルヘッド19を移動させるヘッド移動機構19a、ヒートローラ35を回転させる回転機構35aが接続されている。
光学式文字認識部69には第1及び第2の読取り光学系5,9が接続されている。無線IC読取/書込部73には、無線IC R/Wユニット10が接続されている。
次に、上記したように構成される通帳類印刷装置1の動作について説明する。
まず、図1に示す通帳類取込部4から通帳類Tが1冊のみ取出されてページめくり部6に搬送され(搬送工程)、ここで、その表紙が綴じ目と直交する方向に捲られて見開き2ページを開いた状態となる。この後、第1のOCR読取部5で通帳類Tの通帳類固有情報42が読み取られ、光学文字認識部69で文字認識される。この認識結果は印刷装置制御部58に送信される。印刷装置制御部58では、データ入力制御部50から送られてくる画像入力部56で取得された所持人のカラー顔画像データ、操作パネル55で入力された所持人のセキュリティ文字情報などに通帳類固有の文字情報に基づいた印刷データを加えて処理を行い、生成部58aで印刷データを生成する。
一方、このときには、図2に示すように送出側リール32から中間転写フィルム21が繰り出され、そのホログラム位置を示すマークがセンサ33によって検知される。このマーク検知結果を用いて中間転写フィルム21が印刷開始位置に制御される。
ついで、中間転写フィルム21の所定の位置に固有印刷情報等がサーマルヘッド19により上記した印刷データが印刷される。印刷される情報はY,M,Cの三原色に加えて黒の4色重ね合せによるカラー印刷である。これら複数色の重ね合わせ印刷は、中間転写フィルム21がサーマルヘッド19を色数と同じ回数往復することで、重ね合わせ印刷が行われる。また、印刷される情報は、反転画像であるという特徴がある。なお、印刷色は上記4色に加えて、蛍光顔料を含んだインクなど機能性インクを付与してもよい。
このように固有印刷情報が印刷された中間転写フィルム21は順方向(ヒートローラ35の方向)に巻き取られ、図4(a)に示すように経路途中の転写部マーク検知センサ39によって中間転写フィルム21の位置が把握される。この把握結果に基づいて転写開始位置まで中間転写フィルム21が送られる。
また、このとき通帳類Tは、転写されるページが開かれた状態で図4(b)に示すように取り込まれて、ヒートローラ35に対して決められた位置に搬送される。転写されるページは、表紙見返しページでも、他の中紙ページでもかまわない。
このように互いに位置決めされた中間転写フィルム21と通帳類Tの該当ベージは、図4(c)に示すように円周の一部が切り欠かれた形状の金属製ヒートローラ35の回転と共に合わされ、搬送と同時に加圧されるとともに加熱される。その後、図5に示すように通帳類Tに対して60°〜110°の角度をもって転写フィルムベース26が引き上げられて、固有印刷情報と受像兼接着層29、ホログラム層28の転写が完了し、図8に示すように通帳類固有情報45を含むセキュリティ情報46及び所持人のカラー顔画像44が印刷される(印刷工程)。転写が完了した通帳類Tは、図4(d)に示すようにページが開かれた状態のまま次の第2のOCR読取部9に搬送される。
この第2のOCR読取部9で通帳類Tの通帳類シリアル番号と、シリアル番号情報を含む固有印刷情報(例えば所持人のカラー顔画像やセキュリティ情報)が読み取られ、光学式文字認識部69で文字認識される。この認識結果は印刷装置制御部58に送信され、この印刷装置制御部58で第1のOCR読取部5で読み取った通帳類シリアル番号と、第2のOCR読取部9で読み取った同じ通帳類シリアル番号及び第2のOCR読取部9で読み取った固有印刷情報に織り込まれた通帳類シリアル番号が照合され、照合結果が合致した場合は正常通帳類と判断され、照合結果が合致しない場合は何らかの原因から正常な通帳類作成がされなかった不良通帳類と判断される(検査工程)。こののち、通帳類Tは折畳部14へ送られ、回動レバー14aが上方へ回動されることにより、前方のページが押し上げられその綴じ目を中心に後方に回転されて折り畳まれ閉じた状態になる(閉じ工程)。
この折畳み後、通帳類Tは無線IC R/W部10へ送られ、この通帳類Tが不良通帳類である場合には、無線IC R/W部10により通帳類Tの無線IC43に不良であることを知らせる旨のデータが記録される(無線情報処理工程)。この記録後、通帳類Tは不良通帳類集積部13に集積される。
また、通帳類Tが正常通帳類である場合には、無線IC43に事前に通帳類Tの固有情報を記録してないものと、記録しているものとで動作が異なるので、それぞれの場合の動作を分けて記述する。
まず、無線IC43に対して、事前に通帳類の固有情報を記録していない場合についての動作であるが、上述した中間転写印刷部8の印刷動作で説明したように、第1のOCR読取部5で読み取った通帳類固有情報42を光学式文字認識部69が認識し、その認識結果を印刷装置制御部58に送信している。印刷装置制御部58では、データ入力制御部50から送られてきた、画像入力部56で取得された所持人のカラー顔画像データ、操作パネル55で入力された所持人のセキュリティ文字情報などに通帳類固有の文字情報に基づいた記録データを加えて処理を行い、無線ICへの記録データを生成し、無線IC R/Wユニット10に送信する。これにより、通帳類固有情報が付与されたセキュリティ情報が無線ICR/Wユニット10にて通帳類Tの無線IC43に記録(書き込み)される(無線情報処理工程)。
書き込み動作(通信)が終了したら、正常にデータが書き込めたかどうかをベリファイする。即ち、無線IC R/Wユニット10は記録の終わった通帳類Tの無線IC43から書き込んだデータを読み出し、送信したデータと照合を取る。照合結果が正しかった場合は正常通帳類集積部12へ通帳類Tを搬送し、通帳類Tを集積する。
照合結果が正しくなかった場合は第2のOCR読取部9での照合エラーと同様に、無線IC R/Wユニット10より、不良通帳類である旨を知らせるデータを通帳類Tの無線IC43に記録し、不良通帳類集積部13へ集積する。
一方、通帳類Tの無線IC43に対して、事前に通帳類の固有情報を記録している場合については、やはり、通帳類Tの無線IC43へ記録するためのデータは、第1のOCR読取部5で読み取った通帳類固有情報を光学式文字認識部69で認識し、その認識結果を印刷装置制御部58に送信している。印刷装置制御部58では、画像入力部56で取得された所持人のカラー顔画像データ、操作パネル55で入力された所持人のセキュリティ文字情報などに通帳類固有の文字情報に基づいた記録データを加えて処理を行い、無線IC43への記録データを生成し、無線IC R/Wユニット10に送信する。
上記固有情報を受け取った無線IC R/Wユニット10はまず、無線IC R/Wユニット10まで搬送されてきた通帳類Tの無線IC43から事前に記録された通帳類固有情報を読み出し、印刷装置制御部58から受信したデータとの照合を取る。ここで照合結果が不一致で、照合エラーが発生した場合は第1のOCR読取部5で読取りが誤認識された可能性があり、中間転写印刷部8で印刷された固有情報を含むセキュリティデータが、そもそも通帳類が持っていた固有情報と異なって印刷されてしまった可能性がある。この場合には、不良通帳類として扱い、無線IC R/Wユニット10により、不良通帳類である旨を知らせるデータを通帳類Tの無線IC43に記録して不良通帳類集積部13へ集積する。
照合結果が一致した場合は、印刷装置制御部58から送られてきた固有情報を含むセキュリティデータを事前に無線IC43に書き込まれた固有情報に追記もしくは上書きして書き込む(無線情報処理工程)。この後の動作は通帳類Tに内蔵された無線IC43に固有情報が事前に書き込まれていなかった場合と同様に、正常にデータが書き込めたかどうかをベリファイする。即ち、無線IC R/Wユニット10は通帳類Tから無線IC10から書き込んだデータを読み出し、送信したデータと照合を取る。照合結果が正しかった場合は正常通帳類集積部12へ通帳類を搬送し、通帳類Tを集積する。照合結果が正しくなかった場合は、無線IC R/Wユニット10により、不良通帳類である旨を知らせるデータを通帳類Tの無線IC43に記録し、不良通帳類集積部13へ集積する。
ところで、上記した第2のOCR読取部9から送り出される通帳類Tは、図9(a)〜(c)或いは図10(a)〜(c)に示す状態で搬送されて折り畳まれたのち、無線IC43に対する情報処理が行われる。
即ち、図9(a)は通帳類Tが無線IC43を表紙部Taに内蔵して薄いページ側が前方の状態で搬送され、折畳部14で薄いページ側が折り畳まれてR/Wユニット10で無線IC43のデータ処理が行われる状態を示す。
図9(b)は通帳類Tが無線IC43を裏表紙部Tbに内蔵して薄いページ側が前方の状態で搬送され、折畳部14で薄いページ側が折り畳まれてR/W部10で無線IC43のデータ処理が行われる状態を示す。
図9(c)は通帳類Tが無線IC43を中紙部分Tcに内蔵して薄いページ側が前方の状態で搬送され、折畳部14で薄いページ側が折り畳まれてR/W部10で無線IC43のデータ処理が行われる状態を示す。
図10(a)に示す通帳類Tは無線IC43を表紙部Taに内蔵して厚いページ側が前方の状態で搬送され、折畳部14で厚いページ側が折り畳まれてR/W部10で無線IC10のデータ処理が行われる状態を示す。
図10(b)に示す通帳類Tは無線IC43を裏表紙部Tbに内蔵して厚いページ側が前方の状態で搬送され、折畳部14で厚いページ側が折り畳まれてR/W部10で無線IC43のデータ処理が行われる状態を示す。
図10(c)に示す通帳類Tは無線IC43を中紙部分Tcに内蔵して厚いページ側が前方の状態で搬送され、折畳部14で厚いページ側が折り畳まれてR/W部10で無線IC43のデータ処理が行われる状態を示す。
上記したように、この実施の形態によれば、通帳類Tを閉じた状態で、その無線IC43を無線IC R/Wユニット10でデータ処理するため、無線IC R/Wユニット10の占有スペースは図11に示すように通帳類1ページ分有れば良く、また、通帳類Tの搬送路長も1ページ分有れば良く、装置の小型化が可能となる。
また、第2のOCR読取部9と、無線IC・R/Wユニット10との間に通帳類の折畳部14を設けるため、第2のOCR読取部9と無線IC・R/Wユニット10内にそれぞれ通帳類Tを持たせることができる。従って、通帳類Tの読取動作と無線IC43の読み書き動作とを並行して動作させて読取動作と読書動作の処理時間を重ねることができ、時間短縮が可能となる。
なお、通帳類Tを開いた状態で、その停止位置の調整を不要にして無線IC43をデータ処理しょうとすると、図12に示すように、見開き2ページ分の幅寸法を有する無線IC R/Wユニット10が必要になり、無線IC R/Wユニット10の占有面積が大きくなり装置が大型化する。
また、通帳類1ページ分の幅寸法を有する無線IC R/Wユニット10を使用する場合には、図13に示すように通帳類3ページ幅分の搬送路長が必要になり、やはり装置が大型化する。
なお、本発明は、上記一実施の形態に限られることなく、その要旨の範囲内で種々変形実施可能なことは勿論である。
本発明の一実施の形態である通帳類印刷装置を概略的に示す構成図。 同通帳類印刷装置に備えられる転写印刷部を示す構成図。 同転写印刷部で用いられる転写フィルムを示すもので、(a)はその第1の例、(b)はその第2の例、(c)はその第3の例を示す構成図。 同転写印刷部の転写動作を示す図。 同転写印刷部の転写動作の一部を拡大して示す図。 同通帳類印刷装置で用いられる通帳類を示す平面図。 同通帳類印刷装置の制御部を示すブロック図。 同通帳類印刷装置で印刷された通帳類を示す平面図。 同通帳類印刷装置で開かれた通帳類が印刷されて折畳まれたのちその無線ICがR/W処理される状態を示すを示す図。 同通帳類印刷装置で開かれた通帳類が印刷されて折畳まれたのちその無線ICがR/W処理される状態を示すを示す図。 同通帳類印刷装置で折り畳まれた通帳類の無線ICがR/W処理処理される状態を示す図。 第1の従来例を示すもので、開かれた通帳類を見開き2ページ分の幅寸法の有する無線IC R/Wユニットで情報処理する場合を示す図。 第2の従来例を示すもので、開かれた通帳類を1ページ分の幅寸法を有する無線IC R/Wユニットで情報処理する場合を示す図。
符号の説明
T…通帳類、2…搬送ローラ対(搬送手段)、3…搬送路、5…第1のOCR読取部(第1の読取手段)、8…中間転写印刷部(印刷手段)、9…第2のOCR読取部(第2の読取手段)、10…無線IC R/Wユニット(無線情報処理手段)、14…折畳部(閉帳手段)、43…無線IC、42…通帳類固有情報。

Claims (4)

  1. 無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷手段と、
    この印刷手段により印刷された情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送手段の搬出端側で情報処理する無線情報処理手段と、
    前記読取手段と前記無線情報処理手段との間に設けられ、前記読取手段により情報が読み取られた通帳類を閉じる閉帳手段と、
    前記無線情報処理手段により情報処理された前記通帳類を排出する排出手段と
    を具備することを特徴とする通帳類印刷装置。
  2. 無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷手段と、
    この印刷手段により印刷された情報を読み取る読取手段と、
    この読取手段の読取情報に基づいて前記通帳類の印刷状態を検査する検査手段と、
    前記読取手段により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送手段の搬出端側で情報処理する無線情報処理手段と、
    前記読取手段と前記無線情報処理手段との間に設けられ、前記読取手段により情報が読み取られた通帳類を閉じる閉帳手段と、
    前記無線情報処理手段により情報処理された前記通帳類を排出する排出手段と
    を具備することを特徴とする通帳類印刷装置。
  3. 無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送工程と、
    この搬送工程によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷工程と、
    この印刷工程により印刷された情報を読み取る読取工程と、
    前記読取工程により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送工程の搬出端側で情報処理する無線情報処理工程と、
    前記読取工程により情報が読み取られた通帳類を前記読取工程と前記無線情報処理工程との間で閉じる閉帳工程と、
    前記無線情報処理工程により情報処理された前記通帳類を排出する排出工程と
    を具備することを特徴とする通帳類印刷装置。
  4. 無線ICが搭載された通帳類を開かれた状態で搬送する搬送工程と、
    この搬送工程によって搬送される通帳類に情報を印刷する印刷工程と、
    この印刷工程により印刷された情報を読み取る読取工程と、
    この読取工程の読取情報に基づいて前記通帳類の印刷状態を検査する検査工程と、
    前記読取工程により印刷情報が読み取られた前記通帳類の無線ICに対し前記搬送工程の搬出端側で情報処理する無線情報処理工程と、
    前記読取工程により情報が読み取られた通帳類を前記読取工程と前記無線情報処理工程との間で閉じる閉帳工程と、
    前記無線情報処理工程により情報処理された前記通帳類を排出する排出工程と
    を具備することを特徴とする通帳類印刷装置。
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