JP2015182313A - テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ、検出部による検出の安定性を図ることができるテープカートリッジを提供する。
【解決手段】テープカートリッジ100が装着されるカートリッジ装着部5に、装着されたテープカートリッジ100の属性情報を検出する検出部51が設けられたテープ印刷装置1に、着脱可能に装着されるテープカートリッジ100であって、巻装された印刷テープ102と、少なくとも一部が、印刷テープ102の内周部に配設されたコア軸部192と、カートリッジ装着部5に装着された状態で、検出部51に対峙する被検出部180と、を備え、被検出部180は、コア軸部192に設けられている。
【選択図】図9

Description

本発明は、カートリッジ装着部にテープカートリッジの属性情報を検出する検出部が設けられたテープ印刷装置に、着脱可能に装着されるテープカートリッジに関する。
従来、この種のテープカートリッジとして、印字ラベル作成装置のカセット装着部に設けたセンサ支持部に対応し、凹状空間を有するテープカセットが知られている(特許文献1参照)。
印字ラベル作成装置のカセット装着部には、テープカセットから引き出したテープに印刷を行う搬送機構や印字機構が配設されると共に、離間して配置した2本の位置決めピンが立設されている。また、カセット装着部には、テープ(フィルムテープ)の属性情報を検出する複数のセンサを組み込んだ角柱状のセンサ支持部が立設されている。センサ支持部には、前側面に縦並びに4つの反射型センサが、同様に右側面にも縦並びに4つの反射型センサが設けられている。
一方、テープカセットは、両面粘着テープを巻回した粘着テープスプールと、フィルムテープ(印刷テープ)を巻回したフィルムテープスプールと、インクリボンを巻回したリボンスプールと、インクリボンを巻き取るリボン巻取りスプールと、テープ駆動ローラーと、これらを収容したカセットケースと、を備えている。また、カセットケースには、2本の位置決めピンに対応する2つのピン孔が設けられると共に、両面粘着テープとフィルムテープとの間のスペースに、センサ支持部に対応する凹状空間が形成されている。そして、凹状空間を構成する周壁部には、上記の反射型センサに対応する黒塗りの計8つの被検出部が設けられている。
特開2013−141749号公報
このような、従来のテープカセットでは、2本の位置決めピンに対応する2つのピン孔と、センサ支持部に対応する凹状空間とが離れた位置に設けられているため、テープカセットを装着した時に、センサ支持部に対し凹状空間が微妙に位置ズレするおそれがある。このため、フィルムテープの属性情報の検出が、不安定になる問題があった。もっとも、センサ支持部や凹状空間を大きくして、センサ間隔等を十分にとれば、かかる問題は解消される。しかし、このようにすると、印字ラベル作成装置やテープカセットを大型化せざるを得ない。或いは、スペースの関係で、両面粘着テープやフィルムテープの巻き数を少なくする必要が生ずる。
本発明は、大型化を抑制しつつ、検出部による検出の安定性を図ることが可能なテープカートリッジを提供することを課題としている。
本発明のテープカートリッジは、テープカートリッジが装着されるカートリッジ装着部に装着されたテープカートリッジの属性情報を検出する検出部が設けられたテープ印刷装置に、着脱可能に装着される為のテープカートリッジであって、巻装された印刷テープと、コア軸部と、を備え、コア軸部は、コア軸部が延伸する方向から見た場合に、巻装されたテープの内周側に位置し、テープ印刷装置に装着された場合に、テープ印刷装置の検出部に対峙する被検出部を、コア軸部に備えたことを特徴とする。
この場合、テープ印刷装置に装着された場合に、被検出部は検出部に係合することが好ましい。
この場合、被検出部と検出部との係合は、弾性係合であることが好ましい。
巻装された印刷テープの内周部は、印刷テープの巻き癖を抑制すべく比較的大きな径を有しているため、この内周部に配設されたコア軸部も、比較的大きな径を有している。
これらの構成によれば、比較的大きいコア軸部に設けられる被検出部も、比較的大きなものとすることができる。したがって、カートリッジ装着部に装着したテープカートリッジに微小な位置ズレが生じても、検出部の検出性能が損なわれることがなく、テープカートリッジの属性情報の検出を安定に行うことが可能となる。また、通常、デットスペースとなっている印刷テープの内周部を有効に活用することができ、大型化を抑制することができる。
この場合、カートリッジ装着部に突設された凸部に組み込まれた検出部に対し、カートリッジ装着部に装着された状態で、コア軸部は、凸部が挿入される凹部を有し、被検出部は、凹部に組み込まれていることが好ましい。
この構成によれば、コア軸部の周方向における被検出部の配置の自由度を高めることができ、この点でも、テープカートリッジの属性情報の検出を安定に行うことができる。
この場合、先端側の第1凸部と、検出部が組み込まれた基端側の第2凸部と、を有する凸部に対し、凹部は、第1凸部に嵌合する第1凹部と、第2凸部に対峙すると共に被検出部が組み込まれた第2凹部と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、凸部の第1凸部に、凹部の第1凹部が嵌合するため、凸部に対し凹部を位置決めすることができる。これにより、全体としてカートリッジ装着部に位置決めすることができると共に、テープカートリッジの属性情報の検出をも安定に行うことができる。
また、二値化された属性情報の検出回路に接続された、複数の導電性接触子を有する検出部に対し、被検出部は、複数の導電性接触子が接触する接触部を含む複数の接触端子と、複数の接触端子に接続された導通/非導通配線部と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、検出部の複数の導電性接触子に、被検出部の複数の接触端子(接触部)を物理的に接触させる構造であるため、テープカートリッジの属性情報の検出を確実に行うことができる。
この場合、被検出部は、複数の接触端子および導通/非導通配線部が設けられた配線パターン基板を有し、配線パターン基板は、可撓性を有していることが好ましい。
この構成によれば、コア軸部の凹部に、被検出部を無理なく組み込むことができる。すなわち、コア軸部の凹部に製造上の公差等があっても、被検出部を凹部に適切に組み込むことができる。
この場合、配線パターン基板は、凹部を構成するコア軸部の内周側に配設されていることが好ましい。
この場合、配線パターン基板は、複数の接触端子が内側になるように、凹部を構成するコア軸部の内周側に配設されていることが好ましい。
これらの構成によれば、十分な面積を有する配線パターン基板を、凹部にスペース効率良く配設することができる。なお、配線パターン基板は、凹部の内周面に添わせて配設することが好ましい。
また、被検出部は、配線パターン基板を覆う円筒状の基板カバーを、更に有し、基板カバーには、各導電性接触子の各接触端子への接触を許容する複数の透孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、各導電性接触子の各接触端子への接触に影響を与えることなく、配線パターン基板を適切に保護することができる。
この場合、配線パターン基板は、基板カバーの外周面に取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、接着等により、配線パターン基板と基板カバーとを一体化してコア軸部に組み込むことができ、生産性を向上させることができる。
一方、基板カバーは、スナップイン形式で、コア軸部の内周面に装着されていることが好ましい。
この構成によれば、コア軸部に基板カバーを簡単に装着することができ、生産性を向上させることができる。
この場合、基板カバーには、スナップインのためのフックが形成され、配線パターン基板は、フックに対応する部分に切欠き凹部を有していることが好ましい。
また、基板カバーには、スナップインのためのフックが形成され、コア軸部の内周面には、フックに対応する幅のフック受け部が形成されていることが好ましい。
これらの構成によれば、周方向において、基板カバーは、フックを介してコア軸部に位置合わせされ、配線パターン基板は、切欠き凹部を介して基板カバーに位置合わせされる。これにより、配線パターン基板の各接触端子と、検出部の各導電性接触子とを、周方向において適切に位置合わせすることができる。
一方、凸部に対し、周方向に均等間隔で配置された複数の導電性接触子に対し、複数の接触端子の複数の前記接触部は、周方向に均等間隔で配置されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の導電性接触子および複数の前記接触部をそれぞれ適度な間隔で配置することができると共に、複数の導電性接触子および複数の前記接触部の数を増やすことができる。これにより、検出の安定性を図ることができると共に、テープカートリッジの属性情報の情報量を増やすことができる。
また、ばね性を有する複数の導電性接触子に対し、基板カバーは、複数の導電性接触子が弾性変形しながら相対的に乗り越える環状突部を有していることが好ましい。
この構成によれば、カートリッジ装着部への装着に、適度なクリック感を与えることができ、装着不良を有効に防止することができる。
この場合、環状突部は、先端部が面取り形状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の導電性接触子のばね力を利用して、基板カバーをカートリッジ装着部に向かって押圧することができる。これにより、テープカートリッジ自身の浮き上がりをも防止することができる。
また、配線パターン基板の導通/非導通配線部は、各接触端子に接続された複数の個別配線部と、複数の個別配線部が接続された共通配線部と、を有し、複数の個別配線部の導通/非導通により、テープカートリッジの属性情報が構成されていることが好ましい。
この構成によれば、単純な配線パターンにより、テープカートリッジの属性情報を構成することができる。
この場合、非導通は、パターニングされた複数の個別配線部に対し、所望の個別配線部の一部を除去して構成されていることが好ましい。
この構成によれば、共通の配線パターンから、個別のテープカートリッジの属性情報を簡単に構成することができる。
また、配線パターン基板上に、電子デバイスが配設されていることが好ましい。
この構成によれば、テープカートリッジの属性情報の情報量を格段に増やすことができる。
実施形態に係るテープ印刷装置の開蓋状態の外観斜視図である。 実施形態に係るテープカートリッジの平面図(a)および側面図(b)である。 カートリッジ装着部の平面図である。 開閉蓋を裏面側から見た斜視図である。 上ケースと上ケースを取り去った状態のテープカートリッジの平面図(a)および上ケースの裏面図(b)である。 テープカートリッジを裏面側から見た斜視図である。 カートリッジ装着部の斜視図である。 テープカートリッジの下ケースの斜視図である。 テープカートリッジをカートリッジ装着部に装着した状態の、検出部および被検出部廻りの拡大断面図である。 絶縁ホルダーおよびこれに保持されている導電性接触子の斜視図である。 配線パターン基板および基板カバーの斜視図(a)、およびその分解斜視図(b)である。 配線パターン基板の斜視図(a)、およびその展開状態の平面図(a)である。 第1変形例に係る配線パターン基板の展開状態の平面図(a)、第2変形例に係る配線パターン基板の展開状態の平面図(b)、第3変形例に係る配線パターン基板の展開状態の平面図(c)である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るテープカートリッジにつき、これが装着されるテープ印刷装置と共に説明する。このテープ印刷装置は、装着したテープカートリッジから印刷テープおよびインクリボンを繰り出しながら印刷を行い、印刷テープの印刷済み部分を切断して、ラベル(テープ片)を作成するものである。
[テープ印刷装置の概要]
図1は、テープ印刷装置およびこれに装着されるテープカートリッジの外観斜視図である。同図に示すように、テープ印刷装置1は、外殻を構成する装置ケース3と、テープカートリッジ100が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部5と、カートリッジ装着部5を開閉する開閉蓋7と、を備えている。装置ケース3の上面には、奥側にカートリッジ装着部5が設けられ、中央にディスプレイ11が設けられ、手前側にキーボード13が設けられている。開閉蓋7の近傍には、指掛け用の窪入部15が設けられており、開閉蓋7は、この窪入部15を介して跳ね上げるように開放される。そして、装置ケース3の側面(左側面)には、印刷テープ102が排出される縦長のテープ排出口17が設けられている。
また、テープ印刷装置1は、カートリッジ装着部5に立設された印刷ヘッド21を有する印刷機構部23と、カートリッジ装着部5の裏側空間に内蔵したテープ送り機構部25と、テープ排出口17の近傍に内蔵したテープ切断機構部27と、を備えている。ユーザーは、キーボード13から印刷情報を入力し、ディスプレイ11で印刷情報を確認した後、キー操作により印刷を実行する。印刷が指令されると、テープ送り機構部25が駆動して、印刷テープ102とインクリボン110とを並走させ、これに印刷機構部23で熱転写による印刷が行われる。この印刷送りにより、印刷テープ102はテープ排出口17から排出されてゆき、印刷が完了すると、テープ切断機構部27が駆動して、印刷テープ102の印刷済み部分が切り離される。
[テープカートリッジの概要]
図2および図5に示すように、テープカートリッジ100は、印刷テープ102をテープコア104に巻回したテープロール106と、インクリボン110を繰出しコア112に巻回したリボンロール114と、を備えている。また、テープカートリッジ100は、使用後のインクリボン110を巻き取る巻取りコア116と、印刷ヘッド21がインクリボン110および印刷テープ102を介して当接すると共に印刷テープ102およびインクリボン110を送るプラテンローラー120(プラテン)と、を備えている。さらに、テープカートリッジ100は、これらテープロール106、リボンロール114、巻取りコア116およびプラテンローラー120を収容したカートリッジケース130を備えている。このように、本実施形態のテープカートリッジ100は、外殻をカートリッジケース130で覆われた、いわゆるシェル構造を有している。
また、テープカートリッジ100には、テープ印刷装置1に装着されるときに、印刷ヘッド21が挿入される挿入開口134が、カートリッジケース130に形成されている。また、テープカートリッジ100は、カートリッジケース130に形成され、印刷テープ102が送り出されるテープ送出口138を備えている。なお、詳細は後述するが、テープロール106は、カートリッジケース130の内側に突設した円筒状のコア軸部192に回転自在に支持されている(図5(a)参照)。
上記のテープ送り機構部25により、プラテンローラー120および巻取りコア116が駆動されると、印刷テープ102はテープコア104から繰り出され、インクリボン110は繰出しコア112から繰り出される。繰り出された印刷テープ102およびインクリボン110は、プラテンローラー120の部分で並走し、印刷ヘッド21により印刷に供される。印刷が行われた印刷テープ102の繰出し端部(印刷済部分)は、テープ送出口138からテープ排出口17に向かって送り出される。一方、インクリボン110は、挿入開口134の周壁部分を周回し、巻取りコア116に巻き取られる。なお、テープカートリッジ100には、印刷テープ102のテープ幅に応じて、厚みの異なる複数種のものが用意されている。
[テープ印刷装置の詳細]
図1および図3に示すように、カートリッジ装着部5は、テープカートリッジ100の平面形状と相補的な平面形状に形成されると共に、装着可能な複数種のテープカートリッジ100うち、最大厚のテープカートリッジ100に対応する深さを有して、窪入形成されている。この場合、カートリッジ装着部5の底板部を構成する装着ベース31と側板部33とは、樹脂等で一体に形成(成形)されている。カートリッジ装着部5と上記のテープ排出口17との間には、スリット状のテープ排出経路35が形成されており、この部分に、上記のテープ切断機構部27が内蔵されている。
カートリッジ装着部5の装着ベース31には、テープカートリッジ100が装着されたときにそのテープカートリッジ100のコア軸部192(図5参照 )の内周部(凹部)が嵌合して位置決めされる位置決め突部41(凸部)と、ヘッドカバー43に覆われた印刷ヘッド21と、プラテンローラー120を回転駆動するプラテン駆動軸45と、巻取りコア116を回転駆動する巻取り駆動軸47と、が立設されている。また、位置決め突部41には、テープカートリッジ100の種別(属性情報)を検出する検出部51が組み込まれている(詳細は、後述する)。
一方、巻取り駆動軸47の近傍に位置して装着ベース31には、繰出しコア112および巻取りコア116の回転止めを解除するコア解除部53と、が設けられている。また、装着ベース31には、その対角位置に一対の小突起55が設けられ、加えて装着したテープカートリッジ100の中間部を掛け止めする一対の掛止め片57が設けられている。
そして、装着ベース31の裏側空間には、プラテン駆動軸45および巻取り駆動軸47を回転させるモーターおよびギヤ列(いずれも、図示省略)を有する上記のテープ送り機構部25が内蔵されている。テープ送り機構部25は、ギヤ列で動力分岐し、プラテン駆動軸45および巻取り駆動軸47を同期回転させている。また、図示では省略したが、キーボード13の裏側空間には、上記の検出部51に接続された検出回路や、印刷機構部23およびテープ送り機構部25等を制御する制御回路が搭載された制御基板が内蔵されている。
印刷機構部23は、サーマルヘッドで構成された印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21を支持すると共に回動させるヘッド支持フレーム61と、ヘッド支持フレーム61を介して印刷ヘッド21を印刷位置と退避位置との間で回動させるヘッドリリース機構(図示省略)と、印刷ヘッド21(およびヘッド支持フレーム61)を覆うヘッドカバー43と、を有している。
ヘッドリリース機構は、上記の開閉蓋7の開閉に連動して作動し、開閉蓋7の閉塞動作に連動して印刷ヘッド21を印刷位置に移動(回動)させ、開放動作に連動して印刷ヘッド21を退避位置に移動(回動)させる。印刷位置に移動した印刷ヘッド21は、テープカートリッジ100のプラテンローラー120にインクリボン110および印刷テープ102を介して当接し、退避位置に移動した印刷ヘッド21は、プラテンローラー120から離間する。これにより、テープカートリッジ100を着脱する際に、印刷テープ102やインクリボン110の印刷ヘッド21への干渉が防止される。
印刷ヘッド21には、複数の発熱素子が設けられ、複数の発熱素子は、プラテンローラー120の軸方向と同方向に列設されている。そして、印刷テープ102およびインクリボン110の送りと、複数の発熱素子の選択的駆動により印刷が行われる。ヘッドカバー43は、平面視略矩形に形成されおり、上記の装着ベース31(カートリッジ装着部5)と一体に形成(成形)されている。また、ヘッドカバー43は、装着ベース31から垂直に大きく突出しており、その内側において印刷ヘッド21の回動を許容し、外側においてテープカートリッジ100の装着ガイドとして機能する。
詳細は後述するが、検出部51は、複数の導電性接触子51aを有している。検出部51は、テープカートリッジ100の被検出部180に対し選択的に導通し、主として印刷テープ102のテープ幅やテープ色、材質等のテープカートリッジ100の種別(属性情報)を検出する。そして、この検出結果に基づいて、印刷ヘッド21やテープ送り機構部25の駆動が制御される。
コア解除部53は、繰出しコア112用および巻取りコア116用の2つの解除ピン53aで構成されている。詳細は後述するが、カートリッジケース130には、繰出しコア112および巻取りコア116にそれぞれ掛止めされる回転止めフック206が設けられている(図6参照)。テープカートリッジ100を装着すると、これら回転止めフック206に解除ピン53aが係合し、繰出しコア112および巻取りコア116の回転止めが解除される。
プラテン駆動軸45は、プラテンローラー120を挿通するように設けられた固定軸45aと、固定軸45aの基部に回転自在に軸支されたスプライン形状の可動軸45bと、を有している。テープ送り機構部25の回転動力は、この可動軸45bに伝達され、更に可動軸45bからプラテンローラー120に伝達される。同様に、巻取り駆動軸47は、固定軸47aと、固定軸47aに回転自在に軸支されたスプライン形状の可動軸47bとを有している。この場合も、テープ送り機構部25の回転動力は、可動軸47bに伝達され、更に可動軸47bから巻取りコア116に伝達される。
テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着すると、位置決め突部41にコア軸部192(テープコア104)が係合し(図9参照)、プラテン駆動軸45にプラテンローラー120が係合し、更に巻取り駆動軸47に巻取りコア116が係合する。そして、開閉蓋7を閉塞すると、印刷ヘッド21が回動し、印刷テープ102およびインクリボン110を挟んでプラテンローラー120に当接して、テープ印刷装置1は印刷待機状態となる。
図1および図4に示すように、開閉蓋7は、奥側に設けたヒンジ部71を介して、装置ケース3に回動自在に、すなわち開閉自在に取り付けられている。開閉蓋7は、開閉蓋本体73と、開閉蓋本体73の中央に設けた覗き窓75と、を有している。また、開閉蓋7は、開閉蓋本体73の裏面に突設されヒンジ部71に回動自在に軸支された一対の軸支片77と、開閉蓋本体73の裏面に突設され印刷ヘッド21を回動させる作動レバー79と、を有している。さらに、開閉蓋7は、開閉蓋本体73の裏面に突設されテープカートリッジ100を押し込む2つの押込み突起81と、開閉蓋本体73の裏面に突設され、内蔵する蓋閉塞検出スイッチ(図示省略)を作動(ON)させる押下突起83と、を有している。
覗き窓75は、横長に形成され、開閉蓋本体73とは別体となる透明(可視光に対し透明)な樹脂で構成されている。この覗き窓75越しに、カートリッジ装着部5に装着されたテープカートリッジ100が、視認(印刷テープ102の種別やテープ残量)できるようになっている。また、一対の軸支片77、作動レバー79、2つの押込み突起81および押下突起83と、開閉蓋本体73とは、樹脂で一体に形成(成形)されている。
作動レバー79は、開閉蓋本体73の裏面から大きく突出しており、開閉蓋7の閉塞に伴って、カートリッジ装着部5の側方に設けたスリット開口87に挿入される。スリット開口87に挿入された作動レバー79は、上記のヘッドリリース機構を作動させ、印刷ヘッド21をプラテンローラー120に向かって回動させる。同様に、押下突起83は、開閉蓋7の閉塞に伴って、スリット開口87に隣接する矩形開口91に挿入され、蓋閉塞検出スイッチをONさせる。
一方の押込み突起81は、テープカートリッジ100のプラテンローラー120の近傍位置に対応しており、他方の押込み突起81は、上記の検出部51の直上位置に対応している。開閉蓋7を閉塞すると、2つの押込み突起81は、テープカートリッジ100がカートリッジ装着部5の装着ベース31に着座するようにこれを押し込むと共に、テープカートリッジ100の浮き上がりを防止する。
[テープカートリッジの詳細]
次に、図2、図5および図6を参照して、テープカートリッジ100について詳細に説明する。なお、テープカートリッジ100の説明では、図2を例に、テープカートリッジ100の上正面である装着方向手前の面を「表面」と、逆側の装着方向奥側の面を「裏面」と、左側の側面を「左側面」と、右側の側面を「右側面」と、上側の円弧状の側面を「先端面」と、下側の側面を「基端面」と、称呼するものとする。
テープカートリッジ100は、上述のように、カートリッジケース130と、これに収容したテープロール106、リボンロール114、巻取りコア116およびプラテンローラー120と、を備えている。また、テープカートリッジ100は、カートリッジケース130に形成され挿入開口134と、プラテンローラー120の近傍において左側面に形成したテープ送出口138と、テープロール106が収容されている部位の表面、左側面および右側面に亘って貼着された識別シール141(図1参照)と、を備えている。識別シール141には、収容された印刷テープ102のテープ幅やテープ色、材質等(属性情報の一部)が、表面および左側面の2箇所に表示されている。
カートリッジケース130は、テープカートリッジ100の外郭を構成するものであり(シェル構造)、右側面の基端側が幾分突出した、平面視「L」字状の外観を呈している。表裏方向においてカートリッジケース130は、カートリッジ装着部5に装着したときに奥側となる下ケース150と、手前側となる上ケース152と、を有している。実施形態のカートリッジケース130は、上ケース152が透明な樹脂の成型品で構成され、下ケース150が不透明な樹脂の成型品で構成されている。
上ケース152は、カートリッジケース130の表面を構成する天壁部156と、天壁部156の周縁部に垂設された上周壁部158と、で一体に形成(成形)されている。また、下ケース150は、カートリッジケース130の裏面を構成する底壁部160と、底壁部160の周縁部に立設された下周壁162と、上記の挿入開口134を画成すべく底壁部160に立設された開口周壁部164と、で一体に形成(成形)されている。
上ケース152における上周壁部158の下端面には、適宜の間隔で複数の接合ピン170が設けられる一方、下ケース150の下周壁162には、この複数の接合ピン170に対応して複数の接合孔172が設けられている(図5参照)。下ケース150に、テープロール106やリボンロール114等の構成部品をセットした後、複数の接合孔172に複数の接合ピン170を圧入するように上ケース152を接合することにより、テープカートリッジ100が組み立てられる。なお、各接合孔172は、成形の容易性を考慮し貫通孔となっている。
一方、下ケース150の左側面および右側面には、上記の一対の掛止め片57に掛け止めされる一対の掛止受け部174が設けられている(図2および図6参照)。装着したテープカートリッジ100の一対の掛止受け部174に、カートリッジ装着部5側の一対の掛止め片57が掛け止めされることにより、テープカートリッジ100の浮き上がりが防止される。また、下ケース150の裏面には、上記の一対の小突起55が幾分余裕をもって嵌合する嵌合小穴176が設けられている(図6参照)。装着したテープカートリッジ100の一対の嵌合小穴176に、カートリッジ装着部5側の一対の小突起55が嵌合することにより、装着ベース31上におけるテープカートリッジ100の簡単な位置決めが為される。
図5に示すように、カートリッジケース130内の上側空間(先端面側)には、広くテープロール106が収容されるテープ収容エリア190が構成されている。テープ収容エリア190の中央には、下ケース150に一体に形成(成形)されたコア軸部192が立設されている。コア軸部192は、円筒状に形成されており、その外周面192bにはテープロール106(テープコア104)が回転自在に軸支されている。すなわち、コア軸部192は、コア軸方向から見てテープロール106の内周側に位置している。また、詳細は後述するが、コア軸部192には、コイルスプリングで構成されたテープロール106の逆転止め用ばね193が組み込まれている。
また、コア軸部192の内周部には、上記の検出部51に対応する被検出部180が設けられている(図6参照)。詳細は後述するが、被検出部180は、検出部51の複数の導電性接触子51aに対応する配線パターン基板324を有しており、配線パターン基板324による複数の導電性接触子51aの選択的な導通により、複数のビットパターンを得るようにしている。すなわち、このビットパターンが、上記したテープカートリッジ100の属性情報に対応している。
また、プラテンローラー120の近傍に位置してテープ収容エリア190には、繰り出された印刷テープ102をプラテンローラー120に導くテープガイド194が、下ケース150に一体に立設されている。すなわち、カートリッジケース130の内部には、テープロール106を起点とし、テープガイド194およびプラテンローラー120を経てテープ送出口138に至るテープ送り経路196が構成されている。テープロール106から繰り出された印刷テープ102は、テープガイド194を介してプラテンローラー120に導かれ、ここで印刷に供され、更にプラテンローラー120からテープ送出口138に導かれる。
テープロール106は、印刷テープ102およびテープコア104を有すると共に、ロール状の印刷テープ102の両端面に貼着された2枚の円形フィルム198を有している。この2枚の円形フィルム198は、テープコア104に巻回した印刷テープ102のバラケを防止している。
テープコア104は、印刷テープ102が巻装されたリール部104aと、リール部104aの内側に複数の内向きリブ104bを介して設けた転接部104cと、を有し、この転接部104cにより、上記のコア軸部192に回転自在に軸支されている。また、転接部104cの端面には、放射状の複数の端面溝104dが形成され、この端面溝104dに、上記の逆転止め用ばね193が係脱するようになっている。すなわち、コア軸部192の上部には、軸方向に延びる縦スリット192aが形成され、この縦スリット192aから、逆転止め用ばね193の線材端部が突出し、転接部104cの端面溝104dに係合している。
テープカートリッジ100を持ち運びするときには、この逆転止め用ばね193により、テープロール106(印刷テープ102)の逆転が防止される。一方、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着すると、上記の位置決め突部41により逆転止め用ばね193(図9参照)が圧縮され、その線材端部が転接部104cの端面溝104dから離脱し逆転止めが解除される。これにより、印刷テープ102の送りが可能になる。
カートリッジケース130内の基部右側には、挿入開口134に隣接してリボン収容エリア200が構成されている。リボン収容エリア200の右寄りには、リボンロール114(繰出しコア112)を回転自在に支持する繰出し側軸受部202が、また左寄りには、巻取りコア116を回転自在に支持する巻取り側軸受部204が、それぞれカートリッジケース130に一体に形成されている。すなわち、上ケース152および下ケース150に、それぞれ繰出し側軸受部202および巻取り側軸受部204が形成されている。
下ケース150に形成された繰出し側軸受部202および巻取り側軸受部204の切欠き部分には、先端部をこれら繰出し側軸受部202および巻取り側軸受部204に臨ませた回転止めフック206が、それぞれ一体に形成されている。そして、一方の回転止めフック206は繰出しコア112に、他方の回転止めフック206は巻取りコア116に、それぞれ回転止め状態に係合している。
繰出し側軸受部202の近傍に位置してリボン収容エリア200には、繰り出されたインクリボン110をプラテンローラー120に導く第1リボンガイド210が、下ケース150に一体に立設されている。また、上記の開口周壁部164の外周側には、インクリボン110の周回をガイドする複数の第2リボンガイド212が一体に形成されている。
すなわち、カートリッジケース130の内部には、リボンロール114を起点とし、第1リボンガイド210、プラテンローラー120および複数の第2リボンガイド212を経て巻取りコア116に至るリボン送り経路214が構成されている。リボンロール114から繰り出されたインクリボン110は、第1リボンガイド210を介してプラテンローラー120に導かれ、ここで印刷に供され、更にプラテンローラー120から開口周壁部164(複数の第2リボンガイド212)を周回して巻取りコア116に巻き取られる。
リボンロール114は、インクリボン110および繰出しコア112を有すると共に、繰出しコア112に制動負荷を付与する円環状の板ばね220を有している(図5(b)参照)。板ばね220は、周方向において波状に形成されており、軸方向において上ケース152の天壁部156と繰出しコア112との間に介設されている。すなわち、繰出しコア112には、この板ばね220の弾発力により回転制動負荷が付与される。これにより、巻取りコア116により繰り出されてゆくインクリボン110には、バックテンションが付与されその弛みが防止される。
繰出しコア112は円筒状に形成され、その下ケース150側の端部には、周方向に複数の切欠き222が形成されている(図6参照)。そして、複数の切欠き222には、上記の回転止めフック206が係脱するようになっている。なお、繰出しコア112を支持する下ケース150側の繰出し側軸受部202は円形の開口で構成されているが、上ケース152側の繰出し側軸受部202は、円筒状の突出部分で構成されている。そして、この突出部分に上記の板ばね220が装着されている(いずれも、図5(b)参照)。
同様に、巻取りコア116は円筒状に形成され、その下ケース150側の端部には、周方向に複数の切欠き224が形成されている。そして、複数の切欠き224には、上記の回転止めフック206が係脱する。また、巻取りコア116の内周面にはスプライン溝226が形成され、上記の巻取り駆動軸47にスプライン係合する。これにより、巻取り駆動軸47の回転力が巻取りコア116に伝達され、インクリボン110が巻き取られる。
カートリッジケース130内の基部左側には、挿入開口134に隣接してプラテン収容エリア230が構成されている。プラテン収容エリア230の中央には、下ケース150に形成した楕円状開口の下軸受部234と(図6参照)、上ケース152に形成した楕円状開口の上軸受部232と(図5(b)参照)が設けられている。そして、上軸受部232および下軸受部234には、プラテンローラー120が回転自在且つ僅かに横移動可能に支持されている。すなわち、楕円状の上軸受部232および下軸受部234に支持されたプラテンローラー120は、プラテン駆動軸45に係合するホーム位置と、印刷テープ102を挟み込んでテープガイド194に接する挟持位置との間で、横移動(微小移動)可能に構成されている。
ところで、このテープカートリッジ100は、印刷テープ102の繰出し端部を、テープ送出口138から外部に僅かに突出させた状態で持ち運びされる(図1参照)。その際、誤って印刷テープ102の繰出し端部に押込み力や引込み力が作用すると、これに引きずられたプラテンローラー120が上記の挟持位置に移動する。これにより、印刷テープ102の繰出し端部が、テープ送出口138からカートリッジケース130内に引き込まれることが防止される。
プラテンローラー120は、円筒状のローラー基体240と、ローラー基体240の外周面に装着したゴムローラー242と、を有している。ゴムローラー242は、軸方向において印刷ヘッド21に対応する長さを有しており、印刷位置に移動した印刷ヘッド21は、印刷テープ102およびインクリボン110を挟み込んでこのゴムローラー242に接触する。また、ローラー基体240の内周面にはスプライン溝244が形成され、上記のプラテン駆動軸45にスプライン係合する。これにより、プラテン駆動軸45の回転力がプラテンローラー120に伝達され、印刷テープ102(およびインクリボン110)が印刷送りされる。
[被検出部および検出部の詳細]
次に、図7ないし図9を参照して、テープカートリッジ100の被検出部180廻りの構造について、カートリッジ装着部5の検出部51の構造と共に詳細に説明する。図7は、カートリッジ装着部5の斜視図であり、図8は、テープカートリッジ100の下ケース150の斜視図であり、図9は、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態の、検出部51および被検出部180廻りの拡大断面図である。
これらの図に示すように、カートリッジ装着部5の位置決め突部41(凸部)には、複数本(図示のものは、4本)の導電性接触子51aで構成された検出部51が設けられている。一方、この検出部51に対し、テープカートリッジ100のコア軸部192の内周部(凹部)には、被検出部180が設けられている。
図7および図9に示すように、位置決め突部41は、先端側の第1凸部300と、第1凸部300に対し太径に形成された基端側の第2凸部302とを有している。第1凸部300と第2凸部302とは一体に形成(成形)され、またこれら第1凸部300および第2凸部302は、装着ベース31と一体に形成(成形)されている。第1凸部300は、上端が閉塞されて円筒状に形成されており、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態で、後述するコア軸部192の第1凹部320に嵌合する。また、この嵌合により第1凸部300は、一端を上ケース152(天壁部156)に突き当てられた上記の逆転止め用ばね193を突き上げて(圧縮して)、テープロール106の逆転止めを解除する。
第2凸部302は、円筒状に形成され、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態で、後述するコア軸部192の第2凹部322に遊嵌される。第2凸部302には、4本の導電性接触子51aで構成された検出部51が組み込まれている。また、第2凸部302には、周方向に均等配置するように4つのスリット開口304が形成されている。各スリット開口304は、軸方向に延在しており、4つのスリット開口304から4本の導電性接触子51aが径方向の外方に突出している。
図9および図10に示すように、4本の導電性接触子51aは、放射状に配置(周方向に均等配置)した状態で、第2凸部302の内部に嵌合装着した絶縁ホルダー308に保持されている。絶縁ホルダー308には、周方向に均等配置するように4つの保持溝308aが形成されている。各保持溝308aは、検出部51の軸方向に延在しており、4つの保持溝308aに4本の導電性接触子51aが保持されている。
各導電性接触子51aは、ばね性を有する導電性の金属線材で構成されており、保持溝308aに保持された直線部310と、直線部310の上端から屈曲し「く」字状に延びる接触子本体312と、を有している。そして、この接触子本体312が撓みその屈曲頂部312aが、後述する被検出部180の接触端子370に接触するようになっている。また、直線部310は、二値化されたテープカートリッジ100の属性情報を検出する上記の検出回路(図示省略)に接続されている。
テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態では、導電性接触子51aと被検出部180とは、互いに対峙した位置にあり、導電性接触子51aは、被検出部180に向かってばね力を発揮し、導電性接触子51aと被検出部180とは弾発係合する。4本の導電性接触子51aは、その2本同士が対称位置に配設されている。したがって、ばね力を受ける被検出部180において、4本の導電性接触子51aのばね力は、相互に相殺される。これにより、テープカートリッジ100は、被検出部180介して、導電性接触子51aのばね力を受けるが、位置ズレを生ずることはない。なお、導電性接触子51aは、ばね性を有する帯状の金属材料であってもよい。導電性接触子51aのばね力は、テープカートリッジ100をコア軸部192において固定する働きも合わせ持つことができる。テープカートリッジ100に収容された印刷テープ102やインクリボン110などの構成部品の中で最も重量が重い印刷テープ102が巻回されたテープコア104の重心位置であるコア軸部192を固定することで、印刷動作中のテープカートリッジ100の位置ズレを効果的に抑制することができる。
図8および図9に示すように、テープカートリッジ100のコア軸部192は、上記の第1凸部300に対応する先端側の第1凹部320と、上記の第2凸部302に対応する基端側の第2凹部322と、を有している。第1凹部320と第2凹部322とは一体に形成(成形)され、またこれら第1凹部320および第2凹部322は、下ケース150(底壁部160)と一体に形成(成形)されている。そして、第1凹部320に対し第2凹部322は、太径に形成されている。
第1凹部320は、円筒状に形成され、基部側の外周部にはテープコア104が回転自在に係合している。また、第1凹部320の上端は、上ケース152(天壁部156)の近傍まで達しており、第1凹部320の内周部には、上記の逆転止め用ばね193が投入セットされている(図9参照)。そして、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着した状態で、この第1凹部320の基部側の内周部に、上記の第1凸部300が嵌合するようになっている。これにより、テープカートリッジ100は、第1凹部320を介して、第1凸部300、すなわちカートリッジ装着部5に位置決めされる。
第2凹部322は、円筒状に形成され、その内周部には、配線パターン基板324で構成された被検出部180と、この配線パターン基板324を覆う基板カバー326と、が組み込まれている(図9参照)。この場合、配線パターン基板324は、基板カバー326の外周面と第2凹部322の内周面との間に挟み込まれるように配設されている。また、基板カバー326は、スナップイン形式で、第2凹部322に装着されている。
図9および図11に示すように、基板カバー326は、円筒状に形成され、その先端部にはスナップインのための4つのフック330が形成されている。4つのフック330は、周方向に均等間隔で配置されている。各フック330は、外向きに突出したフック本体332と、フック本体332を支持するフックばね部334とで一体に形成されている。また、フックばね部334は、基板カバー326の先端から切り込むように形成した2本の切込み除去部336により画成されている。
一方、4つのフック330に対応して、第2凹部322の先端部(第1凹部320側の端部)には、4つのフック受け孔340(フック受け部)が形成されている(図8参照)。各フック受け孔340は、各フック330と略同幅に形成され、各フック330を周方向に位置決めできるようになっている。4つのフック受け孔340に、4つのフック330を位置合わせした状態で、第2凹部322に、基板カバー326を挿入してゆくと、各フックばね部334が撓み、やがて各フック330がフック受け孔340に落ち込むように係止される(スナップイン)。これにより、基板カバー326が第2凹部322に抜止め状態で装着される。
また、基板カバー326には、上記の各導電性接触子51aに対応する4つの透孔344が形成されている。各透孔344は、スリット状に形成され、軸方向に延在している。また、各透孔344は、軸方向において基板カバー326の上下中間部位置に、且つ周方向において各フック330と同位置に配設されている。透孔344に臨んだ導電性接触子51aは、その屈曲頂部312aが後述する配線パターン基板324の各接触端子370に接触する(図9参照)。
ところで、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着したときに、カートリッジ装着部5側の4本の導電性接触子51aの位置と、テープカートリッジ100側の4つの接触端子370の位置と、が周方向において常に合致している必要がある。同様に、4本の導電性接触子51aと4つの透孔344と、が周方向において合致する必要がある。このため、第2凹部322の4つのフック受け孔340に対し、基板カバー326の4つのフック330の周方向の位置が規制されることになる。
そこで、本実施形態では、周方向において、4本の導電性接触子51aに位置と、4つの透孔344の位置と、4つのフック330の位置と、4つのフック受け孔340の位置と、が合致するように配設されている。また、詳細は後述するが、4つのフック330或いは4つのフック受け孔340の位置を基準として、4つの接触端子370が配設されている(図11(b)参照)。
なお、配線パターン基板324は、接着剤等により基板カバー326の外周面に部分接着するようにしてもよい。かかる場合には、裏側の粘着剤層が不要になると共に、配線パターン基板324を基板カバー326と共に、第2凹部322に簡単に装着することができる。
図9および図11に示すように、基板カバー326の基部(図示下側)には、その外周面において外方に環状に突設した嵌合突部350が、また内周面において内方に環状に突設した環状突部352が、それぞれ設けられている。嵌合突部350には、基板カバー326の外側に配設した配線パターン基板324の下端(図示下側)が当接される。また、嵌合突部350は、基板カバー326を第2凹部322に装着した状態で、第2凹部322の基端部に嵌合する。一方、嵌合突部350の突出寸法は、配線パターン基板324の厚みに相当している。これにより、配線パターン基板324は、嵌合突部350に下端を当接された(位置決めされた)状態で、嵌合突部350により生ずる第2凹部322と基板カバー326との微小間隙に納まるようになっている。
環状突部352は、テープカートリッジ100をカートリッジ装着部5に装着したときに、4本の導電性接触子51aが弾性変形しながら相対的に乗り越える部位である。この場合、環状突部352の先端側および基端側は、それぞれ面取り形状に形成されている。すなわち、環状突部352の先端側には、環状の先端側斜面354が形成され、基端側には、環状の基端側斜面356が形成されている。
基端側斜面356は、各導電性接触子51aの相対的な乗り越えに際し、導電性接触子51aを円滑に弾性変形させる。また、先端側斜面354は、テープカートリッジ100の装着にクリック感を付与すると共に、各導電性接触子51aのばね力を利用して、装着したテープカートリッジ100の浮き上がりを防止する。
図9、図11および図12に示すように、配線パターン基板324は、FPC(Flexible Printed circuit)等で構成され、第2凹部322の内周面に取り付けられている。展開状態の配線パターン基板324には、表側に配線パターン360が形成されると共に裏側に粘着剤層(図示省略)が設けられている(図12(b)参照)。このため、配線パターン基板324は、表側が内側に且つ裏側が外側になるように円筒状に撓めて、第2凹部322の内周面に貼着されている。配線パターン基板324の第2凹部322への実際の貼着では、配線パターン基板324を基板カバー326の外周面に巻き付けておいて、基板カバー326と共に第2凹部322に装着し粘着する。
配線パターン基板324の長さは、第2凹部322の内周面における周長より僅かに短く形成されており、第2凹部322に粘着した配線パターン基板324の端部同士が重ならないようになっている(図11(a)参照)。また、配線パターン基板324における、第2凹部322の4つのフック受け孔340に対応する部分、言い換えれば基板カバー326の4つのフック330に対応する部分には、4つの切欠き凹部362が形成されている。
4つの切欠き凹部362は、4つのフック330を逃げるように設けられるが、配線パターン360のパターニングのための基準位置としても機能している。詳細は後述するが、配線パターン360における4つの接触端子370は、周方向において、4つのフック330(4つの切欠き凹部362)の位置と合致するように、パターニングされている(図12(b)参照)。
なお、配線パターン基板324は、FPCに代えて、紙や樹脂フィルム等のシート材に、導電性インク材により配線パターン360を印刷したもの、シート材に配線パターン360を金属蒸着したもの、金属箔に配線パターン360を残して絶縁性インク材を印刷したもの等、フレキシブルに基材に導電性の配線パターン360と接触端子370とを設けたものであってもよい。
図12に示すように、被検出部180を構成する配線パターン基板324には、ベース基板366上にテープカートリッジ100の属性情報を構成する配線パターン360が形成されている。配線パターン360は、上記の4本の導電性接触子51aが接触する接触部370aを含む4つの接触端子370と、4つの接触端子370に接続された導通/非導通配線部372と、を有している。また、導通/非導通配線部372、各接触端子370に接続された4つの個別配線部374と、4つの個別配線部374が接続された共通配線部376と、を有しており、4つの個別配線部374の導通/非導通により、テープカートリッジ100の属性情報が構成されている。
各接触端子370と各個別配線部374とは、周方向において、上記の切欠き凹部362と同位置に設けられている。また、各接触端子370は、基板カバー326の透孔344に合致する位置に、広く且つ矩形にパターニングされている。
この場合、4つの個別配線部374は、個々の導通/非導通により24=16通りのビットパターン、すなわち16種類の属性情報を構成する。但し、この検出部51、被検出部180でテープカートリッジ100の装着検出を兼ねる場合は、4つの個別配線部374の全てが非導通のパターンでは、テープカートリッジ100の装着を検出できないため、実際の属性情報は、24−1=15種類となる。他に、テープカートリッジ100の装着検出の手段を持つ場合には、16通種類の属性情報を各ビットパターンに割り当てることもできる。
一方、実施形態の非導通は、パターニングされた4つの個別配線部374に対し、所望の個別配線部374の一部を除去して構成されている。すなわち、原型となる配線パターン360(配線パターン基板324)では、4つの個別配線部374が4つの接触端子370に接続された導通状態にある。この原型において、例えばレーザー加工やパンチ打抜き加工により、ベース基板366に抜き孔378を形成するようにし、個別配線部374の一部を非導通としている。
そして、4本の導電性接触子51aに接続された上記の検出回路では、15種類のビットパターン(属性情報)のいずれか1つのパターンが検出され、テープカートリッジ100の種別が検出される。
[被検出部の変形例]
次に、図13を参照して、配線パターン基板324(被検出部180)の変形例について説明する。図13(a)は、第1変形例に係る配線パターン基板324Aの平面図、図13(b)は、第2変形例に係る配線パターン基板324B平面図、図13(c)は、第3変形例に係る配線パターン基板324Cの平面図である。
図13(a)に示すように、第1変形例の配線パターン基板324Aでは、4つの個別配線部374のうち所望の個別配線部374が無い、配線パターン360となっている。すなわち、テープカートリッジ100の種別(15種類)に対応して、配線パターン360の異なる複数種の配線パターン基板324Aが用意されている。なお、個別配線部374に相当するリード(リード線)を用い、必要なリードを半田付けする構成であってもよい。
図13(b)に示すように、第2変形例の配線パターン基板324Bでは、4つの個別配線部374および共通配線部376を抵抗線で構成されている。この場合には、15種類のビットパターン(テープカートリッジ100の属性情報)を抵抗値(電流値)の相違で検出するようにしている。
図13(c)に示すように、第3変形例の配線パターン基板324Cでは、配線パターン基板324C上において、配線パターン360に電子デバイス390(ICチップ)が配設されている。この変形例では、共通配線部376が無く、各個別配線部374が電子デバイス390に接続されている。電子デバイス390には、テープカートリッジ100における種別毎の属性情報が記憶されている。検出回路は、電子デバイス390の属性情報を読み取って、テープカートリッジ100の種別を検出する。
特に、第3変形例では、2つの個別配線部374を電源線(電子デバイス390の駆動電圧供給線と接地線)とし、他の2つの個別配線部374を送受信の信号線としている。このため、属性情報を読み出すだけでなく、電子デバイス390としてEEPROMやフラッシュメモリーなどを使用した場合、必要な情報を書き込むことも可能である。例えば、テープ印刷装置1側から印刷テープ102のテープ残量等を上書きすることも可能である。
以上のように、本実施形態によれば、印刷テープ102の巻き癖防止の見地から比較的大きな径を有し、且つデットスペースとなっているコア軸部192の内周部に、被検出部180(配線パターン基板324)を組み込むようにしているので、テープカートリッジ100の大型化を抑制することができる。また、配線パターン基板324も、比較的面積の大きなものとすることができる。したがって、カートリッジ装着部5に装着したテープカートリッジ100に微小な位置ズレが生じても、検出部51の検出性能が損なわれることがなく、テープカートリッジ100の属性情報の検出を安定に行うことができる。また、電子デバイス390を使用する場合には、さらに、大きな容量のテープカートリッジ100の属性情報を持たせることができる。
なお、言うまでもないが、導電性接触子51aの本数、これに対応する接触端子は、任意である。
1 テープ印刷装置、3 装置ケース、5 カートリッジ装着部、7 開閉蓋、21 印刷ヘッド、23 印刷機構部、25 テープ送り機構部、31 装着ベース、41 位置決め突部、45 プラテン駆動軸、47 巻取り駆動軸、51 検出部、51a 導電性接触子、100 テープカートリッジ、102 印刷テープ、104 テープコア、106 テープロール、110 インクリボン、120 プラテンローラー、130 カートリッジケース、150 下ケース、152 上ケース、180 被検出部、192 コア軸部、300 第1凸部、302 第2凸部、312 接触子本体、320 第1凹部、322 第2凹部、324,324A,324B,324C 配線パターン基板、326 基板カバー、330 フック、340 フック受け孔、344 透孔、352 環状突起、354 先端側斜面、360 配線パターン、362 切欠き凹部、370 接触端子、370a 接触部、372 導通/非導通配線部、374 個別配線部、376 共通配線部、378 抜き孔、390 電子デバイス

Claims (20)

  1. テープカートリッジが装着されるカートリッジ装着部に装着されたテープカートリッジの属性情報を検出する検出部が設けられたテープ印刷装置に、着脱可能に装着される為のテープカートリッジであって、
    巻装された印刷テープと、
    コア軸部と、を備え、
    前記コア軸部は、前記コア軸部が延伸する方向から見た場合に、前記巻装された印刷テープの内周側に位置し、
    前記テープ印刷装置に装着された場合に、前記テープ印刷装置の前記検出部に対峙する被検出部を、前記コア軸部に備えたことを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 前記テープ印刷装置に装着された場合に、前記被検出部は前記検出部に係合することを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  3. 前記被検出部と前記検出部との係合は、弾性係合であることを特徴とする請求項2に記載のテープカートリッジ。
  4. 前記カートリッジ装着部に突設された凸部に組み込まれた前記検出部に対し、
    前記コア軸部は、前記カートリッジ装着部に装着された場合に、前記凸部が挿入される凹部を有し、
    前記被検出部は、前記凹部に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
  5. 先端側の第1凸部と、前記検出部が組み込まれた基端側の第2凸部と、を有する前記凸部に対し、
    前記凹部は、
    前記第1凸部に嵌合する第1凹部と、
    前記第2凸部に対峙すると共に前記被検出部が組み込まれた第2凹部と、を有していることを特徴とする請求項4に記載のテープカートリッジ。
  6. 二値化された前記属性情報の検出回路に接続された、複数の導電性接触子を有する前記検出部に対し、
    前記被検出部は、
    前記複数の導電性接触子が接触する接触部を含む複数の接触端子と、
    前記複数の接触端子に接続された導通/非導通配線部と、を有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のテープカートリッジ。
  7. 前記被検出部は、前記複数の接触端子および前記導通/非導通配線部が設けられた配線パターン基板を有し、
    前記配線パターン基板は、可撓性を有していることを特徴とする請求項6に記載のテープカートリッジ。
  8. 前記配線パターン基板は、前記凹部を構成する前記コア軸部の内周側に配設されていることを特徴とする請求項7に記載のテープカートリッジ。
  9. 前記配線パターン基板は、前記複数の接触端子が内側になるように、前記凹部を構成する前記コア軸部の内周側に配設されていることを特徴とする請求項8に記載のテープカートリッジ。
  10. 前記被検出部は、前記配線パターン基板を覆う円筒状の基板カバーを、更に有し、
    前記基板カバーには、前記各導電性接触子の前記各接触端子への接触を許容する複数の透孔が形成されていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載のテープカートリッジ。
  11. 前記配線パターン基板は、前記基板カバーの外周面に取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載のテープカートリッジ。
  12. 前記基板カバーは、スナップイン形式で、前記コア軸部の内周面に装着されていることを特徴とする請求項10または11に記載のテープカートリッジ。
  13. 前記基板カバーには、スナップインのためのフックが形成され、
    前記配線パターン基板は、前記フックに対応する部分に切欠き凹部を有していることを特徴とする請求項12に記載のテープカートリッジ。
  14. 前記基板カバーには、スナップインのためのフックが形成され、
    前記コア軸部の内周面には、前記フックに対応する幅のフック受け部が形成されていることを特徴とする請求項12または13に記載のテープカートリッジ。
  15. 前記凸部に対し、周方向に均等間隔で配置された前記複数の導電性接触子に対し、
    前記複数の接触端子の複数の前記接触部は、周方向に均等間隔で配置されていることを特徴とする請求項6ないし11のいずれかに記載のテープカートリッジ。
  16. ばね性を有する前記複数の導電性接触子に対し、
    前記基板カバーは、前記複数の導電性接触子が弾性変形しながら相対的に乗り越える環状突部を有していることを特徴とする請求項15に記載のテープカートリッジ。
  17. 前記環状突部は、先端部が面取り形状に形成されていることを特徴とする請求項16に記載のテープカートリッジ。
  18. 前記配線パターン基板の前記導通/非導通配線部は、
    前記各接触端子に接続された複数の個別配線部と、
    前記複数の個別配線部が接続された共通配線部と、を有し、
    前記複数の個別配線部の導通/非導通により、前記属性情報が構成されていることを特徴とする請求項7に記載のテープカートリッジ。
  19. 前記非導通は、パターニングされた複数の個別配線部に対し、所望の個別配線部の一部を除去して構成されていることを特徴とする請求項18に記載のテープカートリッジ。
  20. 前記配線パターン基板上に、電子デバイスが配設されていることを特徴とする請求項7に記載のテープカートリッジ。
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