JP3515536B2 - テープライタ - Google Patents

テープライタ

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JP3515536B2
JP3515536B2 JP2001079192A JP2001079192A JP3515536B2 JP 3515536 B2 JP3515536 B2 JP 3515536B2 JP 2001079192 A JP2001079192 A JP 2001079192A JP 2001079192 A JP2001079192 A JP 2001079192A JP 3515536 B2 JP3515536 B2 JP 3515536B2
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重一 柳澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や各種記号な
どを印字や印刷(記号や図形等の印刷も含まれるため、
以下では「印刷」の表現に統一する)するための印刷用
テープを収納するテープカートリッジ、および、このテ
ープカートリッジを使用して印刷用テープに印刷するテ
ープライタに関し、特に、収納した印刷用テープの幅や
長さなどの仕様情報やインクリボンの仕様情報を識別可
能なテープカートリッジを使用するテープライタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、この種のテーライタは、仕
様目的に合わせて、幅や色などの仕様が互いに異なる数
十種類の印刷用テープに印刷することができるように構
成されている。このため、通常、印刷用テープが収納さ
れているテープカートリッジには、印刷用テープなどの
仕様情報をテープライタが読み取るための仕様情報記憶
手段が設けられ、テープライタ側には、その仕様情報記
憶手段から仕様情報を読み取る仕様読取手段が設けられ
ている。このようなテープカートリッジおよびテープラ
イタとして、特開平7−101133号公報および特開
平6−199017号公報にそれぞれ記載されたものが
知られている。
【0003】前者の公報に記載されているテープカート
リッジは、その裏面側に凹部を有しており、その凹部内
部には、複数の凸部が形成されている。一方、テープラ
イタは、テープカートリッジを装着したときに各凸部に
押下されてオンする複数のメカスイッチを備えている。
このテープカートリッジでは、印刷用テープの仕様を識
別できるように、凸部の数や形成位置をその仕様毎に変
えてある。そして、テープカートリッジをテープライタ
に装着すると、テープライタは、複数のメカスイッチの
オン/オフ信号に基づいて、その印刷用テープの仕様を
識別することができる。
【0004】また、後者の公報に記載されているテープ
カートリッジは、裏面側から突出する複数の判別部材を
有しており、この判別部材は、印刷用テープの仕様毎に
その数や形成位置が変えられている。一方、テープライ
タは、各判別部材によってそれぞれ遮光されることによ
り判別部材の有無を検出する複数のホトカプラを備えて
いる。このテープライタは、テープカートリッジが装着
されると、形成されている各判別部材に対応するホトカ
プラの光がそれぞれ遮断させられ、このオン/オフ信号
を検出することによって、印刷用テープの仕様を判別し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来のテープカートリッジおよびテープライタには以下の
問題点がある。第1に、前述した両テープカートリッジ
は、それ自身のパッケージ形状を印刷用テープなどの仕
様毎に変えなければならないため、数十種類の成形用金
型を必要とする。このため、成型用金型製造のためのコ
ストが膨大であり、また、その成形用金型の管理も極め
て煩雑である。さらに、印刷用テープとパッケージとの
組合せを一定にしなければならず、製造管理も煩雑であ
る。
【0006】第2に、印刷用テープの種類が増加した場
合には、それに合わせて凸部や判別部材の数を増やす必
要がある結果、テープカートリッジおよびテープライタ
用の成型用金型を新たに製造しなければならない。この
ため、両カートリッジおよび両テープライタは、共に、
将来の拡張性に乏しいという問題点がある。
【0007】第3に、前者のテープライタは、接点に寿
命があるメカスイッチを使用しているため、テープカー
トリッジの着脱を繰り返すことによって、場合によって
はその接点が接触不良を起こし、信頼性に欠けるという
問題点がある。また、メカ接点内にゴミや埃が入り込
み、接触不良を起こすという事態も生じることがある。
さらに、メカ接点の存在により、その部分がアンテナと
なる結果、EMIや静電気に対する対策を施さなければ
ならない場合があり、かかる場合には、そのための製造
コストが上昇してしまうという問題もある。加えて、メ
カ接点をセルフクリーニングさせるためにはある程度大
きい電流を流す必要があり、しかも、通常、メカ接点の
一方の端子を抵抗を介して電源に固定的にプルアップし
ているため、電源を投入した状態でテープカートリッジ
が装着されていれば、連続して電流が流れてしまう結
果、テープライタの消費電流を低減させるための障害と
なっている。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、印刷用テープやそれを収納したテープカー
トリッジ自体の仕様情報を印刷した粘着テープが貼付さ
れたテープカートリッジを装着して、その仕様情報を読
み取るとともに、自らその仕様情報の修正・変更ができ
るテープライタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のテープライタ
は、印刷用テープを収納し、かつ、印刷用テープおよび
テープカートリッジ本体の少なくとも一方の仕様情報を
含む読取可能情報を読取可能に印刷した粘着テープが貼
付されたテープカートリッジを装着可能なテープ装着手
段と、装着されたテープカートリッジから読取可能情報
を読み取ると共に、読み取った読取可能情報と、ROM
内の仕様情報データとを照合することにより、仕様情報
を識別する読取手段と、識別された仕様情報に基づい
て、印刷用テープへの印刷を制御する印刷手段と、を備
え、印刷手段は、識別に供したROM内の1の仕様情報
データに基づいて、粘着テープと同様の粘着テープを作
成可能に構成されていることを特徴とする。
【0010】このテープライタは、仕様情報を印刷した
粘着テープが貼付されたテープカートリッジを装着し
て、その仕様情報を読み取るので、その仕様情報は粘着
テープに印刷された情報として読み取られることにな
る。一方、印刷用テープは印刷処理後にその粘着テープ
として利用可能なものである。すなわち、仕様情報を印
刷用テープに印刷すれば、その印刷処理後の印刷用テー
プを、仕様情報を印刷した粘着テープとして、テープカ
ートリッジに貼付することができるので、ユーザは、こ
のテープライタにより自ら仕様情報を印刷用テープに印
刷してそれを貼付することができる。また、仕様情報の
修正・変更等も自由に行うことができ、商品説明情報そ
の他の文字などを自由に印刷することもできる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】また、この場合、印刷手段は、空きスペー
スに仕様情報に関連する商品説明情報を印刷した、粘着
テープと同様の粘着テープを作成可能に構成されている
ことが好ましい。
【0029】また、この場合、商品説明情報には、当該
商品の製造年月日が含まれていることが好ましい。
【0030】また、これらの場合、商品説明情報には、
当該商品の取り扱いに関する説明が含まれていることが
好ましい。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るテープカートリッジおよびテープライタの好適
な実施の形態についてそれぞれ説明する。
【0046】図1および図2は、テープカートリッジ
(テープカートリッジ本体)1およびテープライタ10
の外観斜視図をそれぞれ示している。
【0047】図1に示すテープカートリッジ1は、印刷
用テープとエンドレステープ状のインクリボン(いずれ
も図示せず)とを収納している。印刷用テープは、テー
プコアに巻き付けられており、インクリボンは、テープ
カートリッジ1内のインクリボン移動路を介して移動可
能に、中空のインクリボンコアに巻き付けられている。
また、テープカートリッジ1は、テープライタ10に装
着したときに、テープライタ10側に配設されている印
刷ヘッド(図示せず)がはまり込む印刷ヘッド嵌合孔2
と、孔部3,4とを備えている。孔部3には、印刷用テ
ープを外部に送り出すためのプラテンローラが装着され
た中空のプラテンローラ軸が回動自在に組み込まれてお
り、テープライタ10に装着したときに、プラテンロー
ラ軸にテープライタ10側のプラテン駆動軸が嵌合す
る。また、孔部4には、インクリボンコアが回動自在に
組み込まれており、テープライタ10に装着したとき
に、インクリボンコアにテープライタ10側のインクリ
ボン駆動軸が嵌合する。
【0048】さらに、テープカートリッジ1の側面部に
は、テープライタ10が印刷用テープや印刷用インクの
仕様を識別するための仕様表示シール(仕様情報記憶手
段)5が装着されている。仕様表示シール5の表面に
は、同図に示すように、5つにブロック化され、地色が
白色の仕様表示部6a〜6e(以下、区別しないとき
は、単に「仕様表示部6」という)が形成されている。
仕様表示シール5は、各仕様表示部6のいずれか1つ以
上が黒色に印刷されることにより、その黒色に印刷され
た仕様表示部6の数と位置の組み合わせから、テープカ
ートリッジ1内の印刷用テープやインクリボンの仕様を
特定できるようになっている。具体的には、印刷用テー
プの仕様には、6mm、9mm、12mm、18mmお
よび24mmのテープ幅と、白や黒などのテープ色と、
1.5m、4m、8mおよび16mのテープ長と、通常
の印刷用テープおよびいわゆる転写紙などの印刷用テー
プの種類とが含まれ、インクリボンの仕様には、インク
色や質などが含まれる。なお、すべての仕様表示部6,
6・・が黒インクによって印刷されていない場合には、
予め決めた1種類が特定されるようにしてもよい。仕様
表示シール5は、粘着性を有する裏面側に剥離可能な剥
離テープが張り合わさせており、表示部6,6・・に印
刷した後に剥離テープを剥げば、テープカートリッジ1
の側面に容易に張り付けることができる。
【0049】テープライタ10は、図2に示すように、
各種部品を収納する本体ケース11と、印刷情報を入力
するための複数の入力キー12,12・・を備えた入力
部13と、開閉自在な本体カバー14と、本体ケース1
1の左上部に形成されテープカートリッジ1を着脱自在
に装着するためのカートリッジ装着部15と、入力部1
1から入力した文字列やその他の情報を表示する表示部
16と、テープカートリッジ1内の印刷用テープをカッ
トするためのカッター(図示せず)を駆動するテープカ
ット用押釦17とを備えている。また、本体カバー14
には、テープカートリッジ1の装着を確認するための確
認窓21と、表示部16に表示された文字列を直視可能
な透視窓22が形成されており、両窓21,22は、そ
れぞれ透明なプラスチックで形成されている。さらに、
カートリッジ装着部15を構成する内壁には1列に配列
された5つのホトインタラプタ23a〜23eから構成
されるデータ読取部(読取手段)24が配設されてい
る。各ホトインタラプタ23a〜23eは、テープカー
トリッジ1をカートリッジ装着部15に装着したとき
に、仕様表示シール5の各仕様表示部6a〜6eにそれ
ぞれ対向するように配設されており、各仕様表示部6に
黒インクが印刷されているか否かを検出する。なお、本
実施形態ではテープカートリッジ1の着脱方向と直交方
向に仕様表示シール5を粘着すると共に、これと対向す
るようにホトインタラプタ23a〜23eを配設してい
る。このように配設した場合には、ホトインタラプタ2
3a〜23eへのゴミや埃等の付着を防止することがで
きる。また、テープカートリッジ1の着脱方向と同方向
に仕様表示シール5を粘着すると共に、これと対向する
ようにホトインタラプタ23a〜23eを配設してもよ
い。このように配設した場合には、外光の乱入を阻止す
ることができ、この結果、仕様表示部6,6・・の仕様
情報の誤読取りを防止することができる。
【0050】次に、テープライタ10の電気的な構成に
ついて、図3を参照して説明する。同図は、テープライ
タ10の全体的な動作を制御する制御部31の主たる回
路のブロック図を示している。同図に示すように、制御
部31は、1チップマイクロコンピュータ(読取部、装
着検出部、以下、「CPU」という)32、マスクRO
M33、表示制御回路34,プリンタコントローラ35
およびモータドライバ36を備えている。
【0051】CPU32は、その内部にROM、RAM
および入力部ポートを備えている。ROMは、CPU3
2の動作プログラム、フォントマップ、および後述する
A/D変換ポートに入力された検出データとそれに対応
する仕様情報とからなる仕様情報データなどを記憶す
る。RAMは、文字編集を行うためのテキストエリアと
して機能すると共にそのテキストデータを一時的に保存
するファイルエリアとして機能する。また、CPU32
は、マスクROM33、表示制御回路34、プリンタコ
ントローラ35およびモータドライバ36に接続させる
と共に、図示しないインターフェース部を介して、入力
部13やデータ読取部24などにも接続され、これらの
すべてを制御する。
【0052】マスクROM33は、明朝体やゴシック体
の一般的な印刷用文字や、鏡文字などの特殊文字を初め
とする様々な文字や絵柄等の各種記号のドットデータを
記憶する。表示制御回路34は、LCDコントローラ4
1およびドライバ42を備え、CPU32からシリアル
出力されるドット表示データに基づいて表示部16の表
示を制御する。プリンタコントローラ35は、CPU3
2から出力される印刷ヘッド制御信号に基づいて、印刷
ヘッドに流す電流値を制御する。モータドライバ36
は、CPU32から出力される4相の駆動信号に基づい
て、印刷用テープおよびインクリボンを送り出すステッ
ピングモータを駆動する。
【0053】データ読取部24の各ホトインタラプタ2
3a〜23eは、それぞれホトダイオードDa〜Deと
ホトトランジスタTa〜Teとから構成されている。各
ホトダイオードDa〜Deは、それぞれ、そのカソード
がCPU32が出力ポートPO1〜PO5に接続され、
そのアノードが抵抗を介して電源ラインに接続されてい
る。また、各ホトトランジスタTa〜Teは、それぞ
れ、そのコレクタが、CPU32のA/D変換ポートP
I1〜PI5に接続されると共に抵抗を介して電源ライ
ンに接続され、エミッタがアースに接続されている。
【0054】各ホトインタラプタ23a〜23eは、同
一の構成のため、以下、代表してホトインタラプタ23
aの機能について説明する。CPU32の出力ポートP
O1からロウレベルの駆動信号が出力されると、ホトダ
イオードDaが点灯し、これに対向する仕様表示シール
5の仕様表示部6aに光を照射する。仕様表示部6aに
黒インクが印刷されていない場合には、地色が白色のた
め光を反射し、反射光がホトトランジスタTaに入射す
る。ホトトランジスタTaは入射光の強度に応じて電流
を流し、直列接続されている抵抗のホトトランジスタT
a側の電圧を低下させる。CPU32は、A/D変換ポ
ートPI1を介して入力した電圧レベルを検出し、所定
レベル以下の場合には、仕様表示部6aが印刷されてい
ないと判別する。一方、CPU32は、電圧レベルが所
定レベル以上の場合には、仕様表示部6aが印刷されて
いると判別する。なお、CPU32は電圧のレベル値に
よって仕様表示部6が印刷されているか否かを判別する
ため、印刷インクの濃淡を変えることによって、1つの
仕様表示部6に複数の仕様情報を記憶させることができ
る。また、逆に、A/D変換ポートを用いずに、電圧レ
ベルのハイ/ロウレベルで仕様表示部6に印刷されてい
るか否かを判別するように構成してもよい。
【0055】図4は、仕様表示シール5に記憶させてい
る仕様情報の例を示している。同図に示す「○」は仕様
表示部6に印刷がされていないことを示し、「●」は仕
様表示部6に印刷がされていることを示す。また、
「−」は左欄に示す仕様に対しては無関係であることを
示す。この例では、例えば、仕様表示部6a、仕様表示
部6bおよび仕様表示部6eに印刷されている場合に
は、仕様表示シール5は、印刷用テープが、12mmの
テープ幅で、インクの質が「B」の転写紙であることを
表示している。
【0056】次に、テープライタ10が仕様表示シール
5a〜5eに印刷された仕様情報を読み取る読取処理に
ついて説明する。本体カバー14を開いてカートリッジ
装着部15にテープカートリッジ1を装着し、本体カバ
ー14を閉じた後に電源を投入すれば、CPU32は、
出力ポートPO1〜PO5にロウレベル信号をそれぞれ
出力することによって、各ホトダイオードDa〜Deを
点灯させる。次いで、CPU32はA/D変換ポートP
I1〜PI5の電圧レベルを検出し、いずれか1つ以上
に所定レベル以下の電圧が入力されると、テープカート
リッジ1が装着されているものと判別する。次いで、C
PU32は、検出データと内部ROMに記憶している仕
様情報データとを照合することにより、仕様表示シール
5に書き込まれている仕様情報を読み取る。前述した例
では、CPU32は、印刷用テープのテープ幅が12m
mであると識別し、例えば、入力キー12によって印刷
データが入力され、かつ印刷用テープに複数行印刷する
複数行印刷処理が入力キー12によって選択されると、
印刷用テープのテープ幅と各行の文字列の大小関係とか
ら、内部ROMに記憶されているフォントマップを参照
して各行の文字フォントを決定する。また、CPU32
は、インクリボンのインクの質が「B」であると識別
し、印刷ヘッドがその質に合った熱量になるような印刷
ヘッド制御信号をプリンタコントローラ35に出力す
る。さらに、CPU32は、転写紙であると識別し、入
力キー12によって印刷データが入力されると、文字フ
ォントをいわゆる鏡文字フォントに自動的に決定する。
なお、CPU32は、仕様情報を識別した後は、出力ポ
ートPO1〜PO5をハイレベルにすることにより、各
ホトダイオードDa〜Deを消灯させ、この結果、装置
の消費電流を削減している。
【0057】なお、この実施の形態では、仕様表示シー
ル5が印刷用テープや印刷用インクの種類などの仕様情
報を表す例について説明したが、図5に示すように、仕
様表示シール5に商品説明情報を表示させることもでき
る。この場合、商品説明情報としては、同図に示すよう
に、テープカートリッジ1の仕様情報や、テープカート
リッジ1の製造年月、仕様表示部6に印刷した内容の文
字による表示、および仕様表示シール5の取り扱いに関
する説明を初めとして、あらゆる内容を表示させること
ができる。この場合、使用者自身が、テープライタ10
を使用することによって仕様表示シール5を作ることも
でき、その際に、テープライタ10を用いて仕様表示シ
ール5の空きスペースに文字などを自由に印刷すること
もできる。
【0058】以上のように、本実施形態のテープカート
リッジ1によれば、印刷用テープやインクリボンの仕様
が異なっても、仕様表示シール5にその仕様を記憶させ
ることにより、パッケージを共通化することができる。
また、印刷用テープが転写紙の場合には、テープライタ
10が自動的に鏡文字を印刷するため、使用者は、煩雑
な鏡文字印刷処理を指定することなく、確実かつ容易に
転写紙を作成することができる。また、テープライタ1
0が印刷条件を自動的に設定することができるので、使
用者は、極めて簡単かつ確実に操作することができる。
また、特定の1種類については、仕様表示シール5に何
等印刷などをしなくてもテープライタ10は識別するこ
とができるので、最も使用される印刷用テープおよびイ
ンクリボンをその特定の1種類にすることにより、より
コストダウンの成果を顕著にすることができる。
【0059】さらに、仕様表示部6と読取部24との間
にはメカ的に接触する部分がないため、半永久的にかつ
確実に仕様を識別することができ、この結果、高信頼性
のテープライタ10を実現することができる。さらに、
テープカートリッジ1を組み立てた後に仕様表示部6を
粘着させることができるため、テープカートリッジ1の
パッケージと印刷用テープやインクリボンとの組み合わ
せについて注意を払う必要がなく、製造管理が非常に簡
易になる。
【0060】また、表面実装用のホトインタラプタ23
a〜23eを使用することにより、従来品のメカスイッ
チを使用する場合と比較して、より装置の小型化を図る
ことができる。また、紙類やプラスチックフィルムの仕
様表示シール5を用いることができるので、この場合に
は、EMIや静電気に対する対策を不要にすることがで
きる結果、コストダウンを図ることができる。
【0061】なお、本発明における仕様情報記憶手段
は、粘着テープに印刷する構成に限定されず、プラスチ
ック板に直接印刷してもよいし、印刷した紙やシールを
プラスチック板や金属板に貼り付け、そのプラスチック
板や金属板をテープカートリッジ1にビス止めするよう
に構成してもよい。また、インクの有無や濃淡に限ら
ず、色認識や図形認識などを用いることによって仕様表
示部6に仕様情報を記憶させるように構成してもよい
し、いわゆるバーコードのように太い線や細い線を縞状
に配設し、そのストライプの幅や間隔を変えることによ
り、仕様情報を記憶させるように構成してもよい。
【0062】また、粘着テープやプラスチック板および
金属板に、アルミニウムや銀などの光反射性材料を蒸着
したり、アルミニウム箔などを張り付けることにより仕
様表示部6を構成してもよい。さらに、インクの印刷に
代えて、磁気塗料を塗布することにより仕様表示部6を
構成してもよい。この場合、テープライタ10側には、
ホトインタラプタ23a〜23eに代えて磁気ヘッドを
配設し、磁気ヘッドによって残留磁気の有無や強弱を検
出することにより、仕様情報を読み取ることができる。
この場合には、ゴミや埃が仕様表示部6に付着しても、
テープライタ10側で確実に印刷用テープの仕様などを
識別することができる。
【0063】さらに、本発明は、例えば、テープレコー
ダのテープカセットなどにも適用することができる。こ
の場合、例えば、録音テープの種類や録音時間などを記
憶させることができ、テープレコーダ側では、例えば、
メタルテープであると識別したときは、メタルテープ用
の磁気ヘッドを自動的に作動させることができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明に係るテープライタ
によれば、印刷用テープや印刷用インクの仕様が異なっ
ていてもテープカートリッジ本体の共通化によりコスト
ダウンを図ることができる。また、光学的または磁気的
結合により仕様表示部6の仕様情報を読み取ることがで
きるので、その仕様情報を半永久的にしかも確実に識別
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るテープカートリッジの
外観斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るテープライタの外観斜
視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る制御部のブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施形態に係る仕様表示シールの仕様
表示部の印刷例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る仕様表示シールの他の
用途を示す図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ 5 仕様表示シール 6 仕様表示部 10 テープライタ 23 ホトインタラプタ 24 データ読取部 32 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳澤 重一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 竹内 良之 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (56)参考文献 特開 平7−164680(JP,A) 特開 平6−127094(JP,A) 特開 平6−55818(JP,A) 特開 平1−237184(JP,A) 実開 平2−71664(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 32/00 B41J 3/36 B41J 15/04 B41J 35/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷用テープを収納し、かつ、前記印刷
    用テープおよびテープカートリッジ本体の少なくとも一
    方の仕様情報を含む読取可能情報を読取可能に印刷した
    粘着テープが貼付されたテープカートリッジを装着可能
    テープ装着手段と、 装着された前記テープカートリッジから前記読取可能情
    報を読み取ると共に、読み取った前記読取可能情報と、
    ROM内の仕様情報データとを照合することにより、前
    記仕様情報を識別する読取手段と、 識別された前記仕様情報に基づいて、前記印刷用テープ
    への印刷を制御する印刷手段と、を備え、 前記印刷手段は、前記識別に供したROM内の1の仕様
    情報データに基づいて、前記粘着テープと同様の粘着テ
    ープを作成可能に構成されていることを特徴とするテー
    プライタ。
  2. 【請求項2】 前記印刷手段は、空きスペースに前記仕
    様情報に関連する商品説明情報を印刷した、前記粘着テ
    ープと同様の粘着テープを作成可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテープライタ。
  3. 【請求項3】 前記商品説明情報には、当該商品の製造
    年月日が含まれていることを特徴とする請求項2に記載
    のテープライタ。
  4. 【請求項4】 前記商品説明情報には、当該商品の取り
    扱いに関する説明が含まれていることを特徴とする請求
    項2または3に記載のテープライタ。
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