JPH1148420A - オレフィン系複合樹脂積層シート - Google Patents
オレフィン系複合樹脂積層シートInfo
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- JPH1148420A JPH1148420A JP22576797A JP22576797A JPH1148420A JP H1148420 A JPH1148420 A JP H1148420A JP 22576797 A JP22576797 A JP 22576797A JP 22576797 A JP22576797 A JP 22576797A JP H1148420 A JPH1148420 A JP H1148420A
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Abstract
造等にあたり、ドローダウン性に優れ、かつ剛性や透明
性、或いは耐寒性や耐熱性のあるオレフィン系複合樹脂
積層シートを提供する。 【解決手段】 オレフィン系樹脂の積層シートであっ
て、表面層及び中間層の少なくともどちらか一方がオレ
フィン系複合樹脂シートで構成され、かつ下記を満たす
オレフィン系複合樹脂積層シートである。密度が1.7
5g/cm3以下、メルトフローレートが0.3〜20
g/10分の表面層と、ポリエチレン樹脂を15重量%
含有し、かつメルトフローレートが10g/10分以
下、密度が1.75g/cm3以下の中間層が表面層に
挟まれてなる積層シートであって、450℃に加熱され
た上下ヒーター面から15cm離れた中央水平部分のχ
mm厚みシート(30cm×30cmのサンプル試験
片)をf(x)時間加熱したときの最大垂れ量が30m
m以下であるオレフィン系複合樹脂積層シート。
Description
優れたオレフィン系複合樹脂積層シートに関する。更に
詳しくは、食品包装材分野に用いられる容器を製造する
にあたり、従来より優れた垂れの保持性と剛性や耐熱性
のあるオレフィン系複合樹脂積層シートに関する。
性、耐油性等に優れることから二次成形(真空成形、圧
空成形等)によって各種容器、カップ、トレーなどの成
形品の製造に用いられている。しかしながら、真空成形
等の熱成形法で容器を加工する際、ポリプロピレン系樹
脂シートは他の樹脂(ポリスチレン、ポリ塩化ビニル樹
脂等)と比較してその溶融特性がシャープなことから、
予熱時の加熱によるドローダウン性が大きく、成形容器
にシワや偏肉、或いは穴が発生しやすいという欠点があ
った。そこで、このポリプロピレンシートの熱成形時の
垂れ下がりを改良する技術としては、ポリプロピレン樹
脂にポリエチレン樹脂をブレンドする一般的方法(特開
昭52−136247号公報、同55−108433号
公報、特公昭63−30951号公報)、ポリプロピレ
ン樹脂に無機フィラーと無水マレイン酸変性ポリオレフ
ィン、或いはシラン変性ポリオレフィン等を配合してな
る組成物を用いる方法(特開昭51−69553号公
報、同52−15542号公報)、ポリオレフィンに繊
維状ポリテトラフルオロエチレンを添加する方法(特開
平8−165358号公報)が知られている。
る方法、或いは無機充填剤を単純に混合したものは、リ
サイクル材が30〜50重量%と増加傾向によってシー
ト幅が900mm以上に広くなるとドローダウン性が著
しく大きくなり、しかも近年、衛生面やハンドリング性
改良容器である嵌合品は、製品の形状を得る為、従来の
加熱時間より2倍以上加熱されることからドローダウン
性が更に大きくなる等、広幅シートへの適用には限界が
あった。また、繊維状ポリテトラフルオロエチレンをポ
リオレフィンに添加したものは、透明性があっても剛性
や耐熱性、或いは収縮性が劣るため、内容量の大きい容
器や定寸法容器等の製造には限界があった。特に近年、
冷凍食品や電子レンジ加熱食品の増加に伴い、耐熱性や
耐寒性のある残留歪みの少ない真空成形品である嵌合容
器や深絞り容器が普及し、しかも容器生産者からは再生
材量を多くしても真空成形時の生産性が向上できる1m
以上の広幅シートの材料開発が望まれている。
現状に鑑み、食品包装材料分野に用いられる容器や蓋の
製造等にあたり、ドローダウン性に優れ、かつ剛性や耐
寒性のあるオレフィン系複合樹脂積層シートを提供する
ことにある。
を達成すべく、鋭意検討した結果、メルトフローレイト
や密度の異なるオレフィン系樹脂もしくはオレフィン系
複合樹脂を表面層に用い、ポリエチレン樹脂を特定量配
合したオレフィン系樹脂もしくはオレフィン系複合樹脂
を中間層に用いた多層構成のオレフィン系複合樹脂積層
シートとすることで、再生材を投入してもドローダウン
性が著しく向上し、剛性、耐寒性、耐熱性に優れること
を見出し、本発明に至ったものである。
積層シートであって、表面層及び中間層の少なくともど
ちらか一方がオレフィン系複合樹脂シートで構成され、
かつ下記を満たすオレフィン系複合樹脂積層シートであ
る。密度が1.75g/cm3以下、メルトフローレー
トが0.3〜20g/10分の表面層と、ポリエチレン
樹脂を15重量%以上含有し、かつメルトフローレート
が10g/10分以下、密度が1.75g/cm3以下
の中間層が表面層に挟まれてなる積層シートであって、
450℃に加熱された上下ヒーター面から15cm離れ
た中央水平部分のχmm厚みシート(30cm×30c
mのサンプル試験片)をf(x)時間加熱したときの最
大垂れ量が30mm以下であるオレフィン系複合樹脂積
層シート。尚、加熱時間f(x)秒は、下記式から算出
されるものである。 f(x)=21.8χ+19.5
る。 1.表面層 (1)表面層のオレフィン系樹脂 シートの表面層に用いられるオレフィン系樹脂とは、プ
ロピレンを主成分とするものである。具体的にはプロピ
レン単独重合体、或いはプロピレン含量が97重量%以
上のプロピレンと、エチレン、ブテン−1、ペンテン−
1、ヘキセン−1、4−メチル−ペンテン−1等のα−
オレフィンとのランダム又はブロック共重合体あるいは
これらの混合物や、エチレン(共)重合体(エチレンの
単独重合体もしくはエチレンと炭素数3〜20、好まし
くは3〜12、より好ましくは3〜8のα−オレフィン
との共重合体)であって、エチレン含量が50重量%以
上のものがプロピレン系樹脂に対し、40重量%以下含
まれたオレフィン混合物等であリ、中でもプロピレン単
独重合体やプロピレン単独重合体とプロピレン−α−オ
レフィン共重合体の混合物、或いはブロック共重合体が
剛性や耐熱、耐寒性の点で好ましい。
58(230℃−2.16kg荷重)に準拠して測定し
たメルトフローレイト(以下MFRということがある)
が0.3〜20g/10分、好ましくは0.3〜10g
/10分であり、更に好ましくは、0.5〜10g/1
0分であり、MFRが0.3g/10分未満ではシート
成形が高樹脂圧力で困難となり、しかも積層シートに表
面荒れが起こりやすく、MFRが20g/10分を超え
るとシート成形時にサージングが発生し、ドローダウン
改良効果も少ない。
58(23℃)に準拠して測定した密度が1.75g/
cm3以下であり、好ましくは0.920g/cm3以
下、更に好ましくは0.903〜0.920g/cm3
であり、密度が1.750g/cm3を超えると流動性
が劣り、高樹脂圧力でシート成形が困難となったり、容
器の賦型性が劣る。
前記表面層(1)に記載のオレフィン系樹脂に無機フィ
ラーを含有する。該オレフィン系複合樹脂のJIS−K
6758(23℃)に準拠して測定した密度は1.75
g/cm3以下、好ましくは1.60g/cm3以下、更
に好ましくは1.45g/cm3以下であり、密度が
1.750g/cm3を超えると流動性が劣り、高樹脂
圧力でシート成形が困難となったり、容器の賦型性が劣
る。
ウム、炭酸マグネシウム、タルク、クレー、マイカ、酸
化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、チタンホワ
イト、カーボンブラック、水酸化アルミニウム、酸化ア
ルミニウム、水酸化マグネシウム、シリカ等の非繊維状
無機粉体が好適である。無機粉体の粒径は特に限定され
ないが、好ましくは0.1から50μmである。これら
の無機フィラーは単独または2種以上混合して用いるこ
とができる。これらの中でも特に粒径が20μm以下の
タルクが効果的である。
脂と無機フィラーとの配合比率は、好ましくはオレフィ
ン系樹脂:無機フィラー(重量%)=20〜80:80
〜20、より好ましくは40〜80:60〜20、特に
好ましくは50〜70:50〜30である。無機フィラ
ーが80重量%を超えオレフィン系樹脂が20重量%未
満となると、樹脂材料中の無機フィラーの分散性が低下
し、かつ成形時の押出性や容器等の二次成形品の賦型
性、耐寒性、耐衝撃性が劣る傾向にある。一方、オレフ
ィン系樹脂が80重量%を超え無機フィラー量が20重
量%未満となると、容器等の二次成形品の剛性や耐熱性
が劣る傾向にあるため、二次成形品の大きさに限界が生
じたり、補強構造の複雑な設計を要することから金型費
が高くなったり、形状付与等による容器生産性が劣る等
の問題が生じる場合がある。
例えばゲレーションミキサー、スーパーミキサー等で混
合し、さらに押出機やニーダー、カレンダーロール等の
単独機或いは2機併用の混合機等で溶融分散させながら
混練しペレット化することにより、オレフィン系複合樹
脂材料とすることができる。
S−K6758(230℃−2.16kg荷重)に準拠
して測定したMFRが0.3〜20g/10、好ましく
は0.3〜10g/10分であり、更に好ましくは0.
5〜10g/10分である。MFRが0.3g/10分
未満ではシート成形が高樹脂圧力で困難となり、しかも
積層シートに表面荒れが起こりやすく、MFRが20g
/10分を超えるとシート成形時にサージングが発生
し、ドローダウンの改良効果も少ない。
フィン系複合樹脂は、プロピレンを主成分とするもので
あり、プロピレンの単独重合体、又はプロピレンとエチ
レンもしくは炭素数4〜20(好ましくは4〜12、よ
り好ましくは4〜8)のα−オレフィンとのブロック又
はランダム共重合体を主体とするものであり、該プロピ
レン系樹脂中のプロピレン重合体の含有量が好ましくは
60重量%以上、より好ましくは70重量%以上のもの
である。用いるプロピレン共重合体としては、具体的に
はプロピレン含量が99〜90重量%のプロピレンと、
エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、
4−メチル−ペンテン−1等のα−オレフィンとのラン
ダム又はブロック共重合体あるいはこれらの混合物、又
は該オレフィン系樹脂に無機フィラーを20〜80重量
%含有する密度が1.75g/cm3以下のオレフィン
系複合樹脂であり、中でもプロピレン単独重合体やプロ
ピレン−α−オレフィンブロック或いはランダム共重合
体、又は該樹脂に、無機フィラーが前記範囲内で含まれ
たものが好ましい。
ものの2種以上の混合物でもよいが、プロピレン含量が
99〜90重量%、好ましくは98〜94重量%のもの
が剛性、耐熱性の点から望ましく、また、JIS−K6
758(230℃−2.16荷重)に準拠したMFRが
10g/10分以下、好ましくは0.5〜10g/10
分、更に好ましくは、0.5〜5g/10分であるもの
がドローダウン保持性の点で好ましい。
ン系複合樹脂中のポリエチレン樹脂は、エチレンの単独
重合体もしくはエチレンと炭素数3〜20(好ましくは
3〜12、より好ましくは3〜8)のα−オレフィンと
の共重合体であり、2種類以上の混合物であってもよ
い。エチレン含量が50重量%以上のものが好適であ
る。
0重量%以上のエチレンとα−オレフィンとの共重合体
が剛性、耐熱性の点で好ましく、密度(JIS K71
12、A法)は0.970g/cm3以下であれば特に
限定されないが、0.930g/cm3以下の密度を有
するポリエチレン樹脂を使用すると耐衝撃性等が良好で
ある。前記ポリエチレン樹脂は、触媒としてチーグラー
系の化合物やメタロセン系化合物等の存在下に、高圧イ
オン重合、気相重合、溶液重合法により製造されるMF
R(JIS K7210、条件4)が10g/10分以
下、好ましくは、0.01〜10g/10分、更に好ま
しくは、0.05〜5.0g/10分のものが良好であ
る。MFRが上記範囲以外のものはいずれも溶融粘度が
高すぎるか低すぎるため、プロピレン系重合体との相溶
性が悪くなったり、表層との流動性バランスを阻害した
りしてシートにサージングを発生させて容器賦型性不良
が生じる。
プロピレン系樹脂に対し15重量%以上、好ましくは1
5〜90重量%、更に好ましくは20〜80重量%配合
した混合物であり、該混合物のMFR(JIS−K67
58〈230℃、2.16kg荷重〉に準拠する)が、
10g/10分以下、好ましくは5g/10分以下、密
度(JIS K7112、A法)は、1.750g/c
m3以下のものが中間層の構成物として必須である。
15重量%未満やMFRが上記範囲を超えるものは、真
空成形時の予熱工程でシートのドローダウンが大きくな
り、容器にシワや穴が発生して賦型性不良が生じ、特に
1000mm以上の広幅シートの真空成形では容器の製
造ロスが大きい。MFRの下限については、MFR測定
時に実質上流動性のないものであっても、シート成形機
によりシートが成形される範囲のものであればよく、特
に限定されないが0.01g/10分未満では押出量の
低下やモーター負荷が大きくなり、生産性が低下する。
また、密度が上記範囲を超えると、流動性が劣る。
ーは、表面層に用いた種類や粒径内の無機フィラー(単
独或いは2種以上の混合物可)や混合法であれば特に限
定はなく、オレフィン系複合樹脂中のオレフィン系樹脂
と無機フィラーとの配合比率は、好ましくはオレフィン
系樹脂:無機フィラー(重量%)=20〜80:80〜
20、より好ましくは40〜80:60〜20、特に好
ましくは50〜70:50〜30である。無機フィラー
が80重量%を超えオレフィン系樹脂が20重量%未満
となると、樹脂材料中の無機フィラーの分散性が低下
し、かつ成形時の押出性や容器等の二次成形品の賦型
性、耐寒性、耐衝撃性が劣る傾向にある。一方、オレフ
ィン系樹脂が80重量%を超え無機フィラー量が20重
量%未満となると、容器等の二次成形品の剛性や耐熱性
が劣る傾向にあるため、二次成形品の大きさに限界が生
じたり、補強構造の複雑な設計を要することから金型費
が高くなったり、形状付与等による容器生産性が劣る等
の問題が生じる場合がある。
する各成分に、前記成分以外の成分、例えば酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、滑剤、分散剤、透明化
剤、着色剤、腐食防止剤等を目的に応じて適時加えた
り、塗布してもよい。
系樹脂積層シートの厚み構成は、表面層厚み比が該積層
シートの2%以上、好ましくは5〜80%、更に好まし
くは5〜60%である。この範囲未満では、シートのド
ローダウン性の改良効果がなく、しかも真空成形時の加
工温度幅が狭く、容器の賦型性不良が生じるので好まし
くない。また、シートの全体厚みは、上記層構成比で容
器成形等ができる範囲であれば特に制限はないが、一般
の食品用容器では3mm以下が好ましい。
は、鏡面ロールを用いるポリシング法、エアーナイフ法
(ロール圧延含)あるいは、金属鏡面ベルト法(シング
ルやツインベルト含む)や急冷後に金属鏡面ベルトで圧
着化するTダイ法、インフレーション法、カレンダーロ
ール法等の共押出法や単層法に表面層を融着したり、接
着剤で貼り合わすラミネート法等から製造されるもので
あれば特に限定されないが、共押出法が生産性や層構成
を簡便に調整できることから好ましい。本発明のオレフ
ィン系複合樹脂積層シートの熱成形品の製造方法は、間
接加熱成形法(真空成形法、圧空成形法、固相圧空成形
法)、固相プレス成形、スタンピング成形、或いは前記
成形法の組み合わせ等による容器成形法であれば特に限
定されない。
積層シートの表面温度は、150℃以上、好ましくは1
50〜350℃、更に好ましくは150〜250℃の範
囲内であり、150℃未満ではオレフィン系複合樹脂積
層シートの溶融特性が不完全であるため容器の賦型性が
悪く、しかも容器内に歪みが残存し、電子レンジ等で再
加熱したとき容器が変形する。また、350℃を超える
と積層シートが熱で劣化を起こしドローダウンが激しく
なり、容器にシワや穴が発生する。
面温度は、厚み(χmm)が厚くなると断面積あたりの
熱量が小さくなるため、一定温度による加熱時間では得
られる温度が異なり、しかも垂れ量も異なる。従って厚
みの異なる積層シートの定垂れ量が得られる加熱時間f
(x)は下記式で表すことができる。 f(x)=21.8χ+19.5 f(x):加熱時間(秒)、χ:オレフィン系複合樹脂
積層シートの厚み(mm) 本発明のオレフィン系複合樹脂積層シートは、450℃
に加熱された上下ヒーター面から15cm離れた中央水
平部分のχmm厚みシート(30cm×30cmのサン
プル試験片)をf(x)時間加熱したときの最大垂れ量
が30mm以下であることが必須である。
る。 実施例1 MFR0.5g/10分、密度0.905g/cm3の
プロピレン系ブロック重合体40重量%(日本ポリケム
(株)製:ノバテックPP EC9(商品名)融点16
9℃〈以下BPP−2と称す〉)とエチレン重合体30
重量%(日本ポリケム(株)製:ノバテックHD HB
331R(商品名)融点135℃〈以下HPE−1と称
す〉)とタルク30重量%(富士タルク(株)製 粒径
10μ)を温度170℃のゲレーションミキサーで溶融
分散させ、該溶融分散された混合物を口径60mmφの
単軸押出機で温度230℃で押し出し、MFRが0.8
g/10分、密度が1.15g/cm3のプロピレン系
複合ペレットを造粒した。次に前記複合ペレット100
重量%を口径90mmφの押出機から、一方、MFR
1.4g/10分、密度0.904g/cm3のプロピ
レン系ブロック重合体(日本ポリケム(株)製:のノバ
テックPP EC7(商品名)融点168℃〈以下BP
P−1と称す〉)を口径50mmφの押出機からそれぞ
れ押出し、2種3層構成のフィードブロックが装着した
共押出機のTダイから、樹脂温度240℃、幅400m
mのシート状に、プロピレン系ブロック重合体/オレフ
ィン系複合樹脂(タルク濃度30wt%)/プロピレン
系ブロック重合体の層構成となるように溶融押し出しし
た。ついで前記溶融シートをポリシング法の冷却ロール
(ロール温度:上50℃、中70℃、下50℃)に導い
て冷却固化し、厚みが0.5mm、幅350mmのプロ
ピレン系ブロック重合体/オレフィン系複合樹脂(タル
ク濃度30wt%)/プロピレン系ブロック重合体(2
5/450/25μm)の2種3層のオレフィン系複合
樹脂積層シートを製出した。得られたオレフィン系複合
樹脂積層シートを、JIS−K6758に準拠して曲げ
弾性、及びASTM−D2794に準拠しデュポン衝撃
強度を測定した。
中央に30cm角の穴を有する2枚の鉄枠(33mm×
33mm×2mm)の間に挟み、断熱箱の中に水平にセ
ットする。次に鉄枠にサンドイッチされたオレフィン系
複合樹脂積層シートを均一に加熱出来るように450℃
に加熱された上下ヒーター(上下ヒーターは、設置され
たシート面から15cm離れたところからオレフィン系
複合樹脂積層シートを加熱)をシート上下面にスライド
させる。鉄枠内のシートは、加熱によって一旦、下面ヒ
ーター方向に垂れ下がり、その後、シートの厚み方向に
均一に昇温が進むと、オレフィン系複合樹脂積層シート
は再び水平となり、更なる上下面ヒーターの加熱によ
り、オレフィン系複合樹脂積層シートは自重で垂れ下が
り進行する。前記記載のオレフィン系複合樹脂積層シー
トの垂れ挙動は下面ヒーターの下に設置したレーザー光
線をオレフィン系複合樹脂積層シート面にあてて1秒間
隔で垂れ量を測定しながら、加熱時のスタートから35
秒間加熱した時の垂れ量とそのときの表面温度を測定し
た。この35秒後の加熱時間によって、オレフィン系複
合樹脂積層シートの垂れ量や垂れ勾配(35秒加熱した
時の1秒あたりの垂れ量)が少ない程、また、前記手法
の垂れ量が30mmに到達するまでの加熱時間f(x)
が長い程、ドローダウン性の優れたシートと称す。
に、下記樹脂を用いて厚みを変化させたり、添加するエ
チレン系重合体のグレード変更や配合割合、或いはタル
クを表1に記載の割合で混合したオレフィン系複合樹脂
積層シートを得た他は、実施例1と同様に積層シートの
物性や垂れ量を評価し、その結果を表1に示す。
密度=0.904g/cm3(日本ポリケム(株)製
ノバテックPP EA9〈商品名〉融点171℃) HPP−2:MFR=2.3g/10分、密度=0.9
04g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテックP
P FL6CK〈商品名〉融点172℃) HPP−3:MFR=25g/10分、密度=0.90
5g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテックPP
MA03〈商品名〉融点172℃) BPP−1:MFR=1.4g/10分、密度=0.9
04g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテックP
P EC7〈商品名〉融点168℃) BPP−2:MFR=0.5g/10分、密度=0.9
05g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテックP
P EC9〈商品名〉融点169℃) HPE−1:MFR=0.3g/10分、密度=0.9
53g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテックH
D HB331R〈商品名〉融点135℃) HPE−2:MFR=0.05g/10分、密度=0.
945g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテック
HD HB21OR〈商品名〉融点135℃) LPE−1:MFR=0.3g/10分、密度=0.9
23g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテックL
D LF122〈商品名〉融点103℃) LLPE−1:MFR=2.0g/10分、密度=0.
920g/cm3(日本ポリケム(株)製 ノバテック
LL SF240〈商品名〉融点126℃) ゴム:MFR=3.6/10分、密度=0.890g/
cm3(三井石油化学工業(株)製 タフマーA−40
85〈商品名〉) タルク:富士タルク(株)製 粒径10um
ルク30重量%を温度170℃のゲレーションミキサー
で溶融分散させ、該溶融分散された混合物を口径60m
mφの単軸押出機で温度230℃で押し出し、MFRが
0.8g/10分、密度が1.14g/cm3のプロピ
レン系複合ペレットを造粒した。次に前記複合ペレット
100重量%を口径90mmφの押出式シート成形機か
ら、樹脂温度240℃、幅40mmのシート状に溶融押
し出しした。ついで前記溶融シートをポリシング法の冷
却ロール(ロール温度:上50℃、中70℃、下50
℃)に導いて冷却固化し、厚みが0.5mm、幅350
mmの単層オレフィン系複合樹脂シート(タルク濃度3
0wt%)を製出した。得られた単層のオレフィン系複
合樹脂積層シートの曲げ弾性やデュポン衝撃強度、或い
は垂れ特性を評価し、その結果を表1に示す。
レーションミキサーで溶融分散させ、該溶融分散された
混合物を口径60mmφの単軸押出機で温度230℃で
押し出し、MFRが0.8g/10分、密度が1.14
g/cm3のプロピレン系複合ペレットと、MFRが
0.4g/10分、密度が1.16g/cm3のプロピ
レン系複合ペレットをそれぞれ造粒した。
重量%の組成物 BPP−2が30重量%とHPE−1が40重量%と
タルクが30重量%の組成物 次に、のプロピレン複合ペレットを口径40mmφの
押出機から、一方のオレフィン系複合ペレットを口径
90mmφの押出機からそれぞれ押出し、2種3層構成
のフィードブロックが装着した共押出機のTダイから、
樹脂温度240℃、幅1100mmのシート状に、プロ
ピレン系複合樹脂/オレフィン系複合樹脂(タルク濃
度:30wt%)/プロピレン系複合樹脂の層構成とな
るように溶融押し出しした。ついで前記溶融シートをポ
リシング法の冷却ロール(ロール温度:上60℃、中8
0℃、下60℃)に導いて冷却固化し、厚みが0.5m
m、幅1040mmのプロピレン系複合樹脂/オレフィ
ン系複合樹脂(タルク濃度:30wt%)/プロピレン
系複合樹脂(50/400/50μm)の2種3層のオ
レフィン系複合樹脂積層シートを製出した。
浅野研究所製の真空成形機(名称:FLS 415)の
ヒーター温度:設定325℃(下ヒーター)〜470℃
(上ヒーター)、サイクル:5.0秒で加熱したときの
オレフィン系複合樹脂積層シートのドローダウン性と
縦:18cm、横:25cm、深さ:3cmの容器成形
品(35ヶ採り)の賦型外観を目視観察した結果や耐寒
性や耐熱性評価結果を表2に示す。
実施例7の共押出装置の加工条件でオレフィン系複合樹
脂積層シートを得、真空成形機でドローダウン製や容器
賦型性、耐寒性、耐熱性を評価した結果を表2に示す。
0重量%とを配合し、口径90mmφの押出式シート成
形機から、樹脂温度240℃、幅1100mmのシート
状に溶融押し出しした。ついで前記溶融シートをポリシ
ング法の冷却ロール(ロール温度:上60℃、中80
℃、下60℃)に導いて冷却固化し、厚みが0.5m
m、幅1040mmの単層のオレフィン系複合樹脂シー
ト(タルク濃度30wt%)を製出した。 得られた単
層のオレフィン系複合樹脂積層シートの真空成形機でド
ローダウン性や容器賦型性、耐寒性、耐熱性を評価し
た。その結果を表2に示す。尚、オレフィン系樹脂積層
シートのドローダウン性、或いは真空成形機による容器
の賦型性、耐寒性、耐熱性評価は、下記方法で行った。
所製の真空成形機(名称:FLS 415)のヒーター
温度:設定325℃(下ヒーター)〜470℃(上ヒー
ター)で5.0秒で加熱したときの該溶融積層シートの
ドローダウン量をスケールで測定した値を垂れ量とし
た。
所製の真空成形機(名称:FLS 415)のヒーター
温度:設定325℃(下ヒーター)〜470℃(上ヒー
ター)、サイクル:5.0秒で加熱成形し、縦:18c
m、横:25cm、深さ:3cmの容器(35ヶ採り)
を得たときの容器外観を目視で観察したときの結果を下
記範囲で○〜×と判断した。 評価基準 結果 35個の容器とも賦型性が良好であり、容器に変肉が見られない。 ○ 35個の一部容器にシワが残存したり、容器に変肉がある。 △ 容器にシワが多発したり、穴が発生したりして容器の変肉が激しい。 ×
ストレッチフィルム(ユカラップ)でラップ、シールし
た充填容器を−20℃の雰囲気中に24時間放置後、1
mの高さから10回底面へ落下し、外観変化を下記範囲
で○〜×と判定した。 評価基準 結果 容器にクラックや割れが無く、丈夫で変化がみられない。 ○ 4〜9回の落下により容器の一部にクラックや割れが発生した。 △ 1〜3回の落下で容器にクラックや割れが発生した。 ×
℃に設定されたオーブン(コマツ機械製のパーヘクトオ
ーブン)に3分間加熱放置後、オーブンから容器を取り
出して容器の収縮率を測定した値を下記範囲で○〜×と
判断した。 評価基準 結果 容器の収縮率が0〜1.5%以内であり、外観に変化が見られない。 ○ 容器の収縮率が1.5〜3%以内であり、外観が少し変形している。 △ 容器の収縮率が3%以上であり、容器に変形が見られる。 ×
オレフィン系樹脂又はオレフィン系複合樹脂を表面層に
用い、ポリエチレン樹脂を特定量配合したオレフィン系
樹脂又はオレフィン系複合樹脂を中間層に用いた多層構
成のオレフィン系複合樹脂積層シートとすることで、再
生材を投入してもドローダウン性が著しく向上し、剛
性、耐寒性、耐熱性に優れる容器の生産性向上が図れる
オレフィン系複合樹脂積層シートを供給できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 オレフィン系樹脂の積層シートであっ
て、表面層及び中間層の少なくともどちらか一方がオレ
フィン系複合樹脂シートで構成され、かつ下記を満たす
オレフィン系複合樹脂積層シート。密度が1.75g/
cm3以下、メルトフローレートが0.3〜20g/1
0分の表面層と、ポリエチレン樹脂を15重量%以上含
有し、かつメルトフローレートが10g/10分以下、
密度が1.75g/cm3以下の中間層が表面層に挟ま
れてなる積層シートであって、450℃に加熱された上
下ヒーター面から15cm離れた中央水平部分のχmm
厚みシート(30cm×30cmのサンプル試験片)を
f(x)時間加熱したときの最大垂れ量が30mm以下
であるオレフィン系複合樹脂積層シート。尚、加熱時間
f(x)秒は、下記式から算出されるものである。 f(x)=21.8χ+19.5 - 【請求項2】 全層内の表面層の厚み比が2%以上であ
る請求項1記載のオレフィン系複合樹脂積層シート。
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---|---|---|---|
JP22576797A JP3868076B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | オレフィン系複合樹脂積層シート |
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JPH1148420A true JPH1148420A (ja) | 1999-02-23 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014031221A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-02-20 | Otsuka Hoso Kogyo Kk | 低温保存用食品容器 |
JP2018008514A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-18 | 日本ポリプロ株式会社 | 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法 |
JP2018016071A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-02-01 | 日本ポリプロ株式会社 | 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法 |
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-
1997
- 1997-08-07 JP JP22576797A patent/JP3868076B2/ja not_active Expired - Fee Related
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