JP2006225536A - ポリプロピレン系樹脂組成物からなる中空容器 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物からなる中空容器 Download PDF

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Abstract

【課題】
物性バランスに優れ、特に加熱処理しても透明性が良好なポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器を提供する。
【解決手段】
DSC測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピーク温度が100〜145℃である結晶性プロピレン系重合体(成分(A))35〜93重量部と、同温度が150℃以上である結晶性プロピレン系重合体(成分(B))2〜35重量部と、下記要件[1]、[2]及び[3]を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))5〜30重量部を含むポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器。[1]エチレン由来の構成単位の含有量が50重量%以上であり、エチレンと炭素原子数4〜12のα−オレフィンとの共重合体である。[2]メルトフローレートが0.1〜50g/10分である。[3]密度が865〜898kg/m3である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、透明性、柔軟性、低温での衝撃強度の物性バランスに優れ、特に加熱処理しても透明性が良好なポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器に関する。
ポリプロピレン樹脂からなる中空容器は、柔軟性、透明性、耐熱性、耐薬品性、水蒸気バリア性、軽量性、リサイクル性等の多くの特性に優れているため、広範な用途に利用されている。しかしながら、該容器は、低温での衝撃強度や加熱処理後の透明性に劣るという問題を有しており、これらを改良するための種々の提案がなされている。
例えば、230℃におけるメルトフローレートが0.3〜8g/10分であり、プロピレン含有量が82〜96.5重量%、エチレン含有量が3〜8重量%、炭素原子数4以上のα−オレフィン含有量が0.5〜10重量%の結晶性プロピレン共重合体と、190℃におけるメルトフローレートが0.3〜50g/10分であり、密度が900〜935kg/m3である結晶性エチレン系共重合体とからなり、結晶性プロピレン共重合体に対して結晶性エチレン系共重合体を4〜0.05重量%配合してなる樹脂製容器が知られているが(特許文献1参照)、低温での衝撃強度は十分なものではなかった。またこの容器は加熱処理後の透明性が十分なものでなかった。
230℃におけるメルトフローレートが8〜80g/10分である結晶性プロピレン共重合体70〜90重量%と、190℃におけるメルトフローレートが0.5〜40g/10分であり、密度が890〜915kg/m3である結晶性エチレン―α―オレフィン共重合体10〜30重量%とからなる組成物100重量部に対して、有機リン酸エステル系化合物に代表される造核剤を0.05〜0.5重量部配合してなる樹脂組成物からなる容器が知られている(特許文献2参照)。この容器の低温での衝撃強度や透明性は良好であるが、加熱処理後の透明性が十分なものではなかった。
特開平8−47980号公報 特開2002−212358号公報
本発明の目的は、透明性、柔軟性、低温での衝撃強度の物性バランスおよび加熱処理後の透明性が良好なポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器を提供するものである。
すなわち本発明は、示差走査熱量測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピーク温度が100〜145℃である結晶性プロピレン系重合体(成分(A))35〜93重量部と、示差走査熱量測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピーク温度が150℃以上である結晶性プロピレン系重合体(成分(B))2〜35重量部と、下記要件[1]、[2]及び[3]を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))5〜30重量部(但し、成分(A)、(B)及び(C)の合計量を100重量部とする)を含むポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器である。
[1]エチレン由来の構成単位の含有量が50重量%以上であり、エチレンと炭素原子数4〜12のα−オレフィンとの共重合体である。
[2]温度が190℃、荷重が2.16kgfの条件で測定したメルトフローレートが0.1〜50g/10分である。
[3]密度が865〜898kg/m3である。
本発明によれば、透明性、柔軟性、低温での衝撃強度の物性バランスに優れ、かつ加熱処理しても透明性に優れるポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器を提供することができる。
本発明の中空容器の層を構成するポリプロピレン系樹脂組成物に含まれる結晶性プロピレン系重合体(成分(A))は、示差走査熱量測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピークの温度が100〜145℃の重合体である。中空容器の透明性、柔軟性、衝撃強度の観点から、成分(A)の前記結晶融解ピーク温度は好ましくは110〜145℃であり、特に好ましくは120〜145℃である。結晶融解ピークの温度が100℃より低いと中空容器が柔らかくなりすぎて形状保持が困難になる。結晶融解ピークの温度が145℃より高いと、中空容器の柔軟性が悪化し、また、低温での衝撃強度が低下する。
本発明における示差走査熱量測定とは、窒素雰囲気下で試験片に以下に示す熱履歴を加えて行なう。
(i) 24℃から220℃へ300℃/分の速度で昇温
(ii) (i)の昇温後、220で5分間保持
(iii) (ii)の保温後、300℃/分の速度で150℃に降温
(iv) (iii)の降温後、150℃で1分間保持
(v) (iv)の保温後、5℃/分の速度で50℃に降温
(vi) (v)の降温後、50℃で1分間保持
(vii) (vi)の保温後、5℃/分の速度で180℃に昇温
上記の(vii)の工程から得られる結晶融解曲線から、50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピークの温度、および結晶の融解熱量(J/g)を算出する。結晶の融解熱量は、前記結晶融解曲線にベースラインを引き、結晶融解曲線とベースラインに囲まれた領域の面積から算出される値である。
本発明における結晶性プロピレン系重合体とは、示差走査型熱量計を用いて測定される結晶融解熱量が20J/g以上の重合体を意味する。本発明における結晶性ポリプロピレン系重合体(成分(A))の結晶融解熱量は、通常20〜75J/gであり、中空容器の透明性、柔軟性、衝撃強度の観点から、好ましくは30〜75J/gである。
本発明で用いる結晶性プロピレン系重合体(成分(A))は、前記の結晶融解ピークの温度を有する結晶性プロピレン系重合体であれば特に限定されないが、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体が挙げられる。他のオレフィンとしては、エチレンまたはα−オレフィンが挙げられ、α−オレフィンとしてはブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1などが挙げられる。本発明では、ポリプロピレン系樹脂組成物中に成分(A)に該当する複数の結晶性プロピレン系重合体を含んでいてもよい。その場合のポリプロピレン系樹脂組成物中の成分(A)の含有量とは、成分(A)に該当する結晶性プロピレン系重合体の合計量である。
中空容器の透明性、柔軟性の観点から、前記結晶性プロピレン系重合体(成分(A))は、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、もしくはプロピレン−ブテン−1共重合体が好ましく、エチレン由来の構成単位の含有量が2〜5重量%であるプロピレン−エチレン共重合体、ブテン−1由来の構成単位の含有量が5〜35重量%であるプロピレン−ブテン−1共重合体もしくは、エチレン由来の構成単位の含有量が2〜5重量%であり、かつブテン−1由来の構成単位の含有量が5〜35重量%であるプロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体がより好ましい。これらの結晶性プロピレン系重合体は、例えば、特公昭64−6211号公報、特公平4−37084号公報に記載されている高活性触媒を用い、プロピレンと他のオレフィンを重合系へ供給して重合を行うことにより得ることができる。
前記結晶性プロピレン系重合体(成分(A))のメルトフローレートは特に限定されるものではないが、通常1〜10g/10分であり、中空容器の透明性と柔軟性の観点から、好ましくは1.5〜8g/10分、より好ましくは2〜6g/10分である。ここで前記メルトフローレートは、温度が230℃、荷重が2.16kgfの条件で測定される値である。以下、この条件で測定されるメルトフローレートをMFR(230℃,2.16kgf)と表す。
本発明の中空容器の層を構成するポリプロピレン系樹脂組成物に含まれる結晶性プロピレン系重合体(成分(B))は、示差走査熱量測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピークの温度が150℃以上の重合体である。加熱処理後の中空容器の透明性の観点から、成分(B)の前記結晶融解ピークの温度は155℃以上であることが好ましい。結晶融解ピークの温度が150℃より低いと、加熱処理後の中空容器の透明性に劣る。
本発明に用いる結晶性プロピレン系重合体(成分(B))の結晶融解熱量は通常82J/g以上であり、加熱処理後の中空容器の透明性の観点から好ましくは85J/g以上である。
また、本発明に用いる結晶性プロピレン系重合体(成分(B))は、前記の結晶融解ピークの温度を有する結晶性プロピレン系重合体であれば特に限定されないが、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体が挙げられる。他のオレフィンとしては、エチレンまたはα−オレフィンが挙げられ、α−オレフィンとしてはブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1などが挙げられる。本発明では、ポリプロピレン系樹脂組成物中に成分(B)に該当する複数の結晶性プロピレン系重合体を含んでいてもよい。その場合のポリプロピレン系樹脂組成物中の成分(B)の含有量とは、成分(B)に該当する結晶性プロピレン系重合体の合計量である。
前記結晶性プロピレン系重合体(成分(B))のなかでも、中空容器の透明性、柔軟性の観点から、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体、もしくはプロピレン−ブテン−1共重合体が好ましく、プロピレン単独重合体、エチレン由来の構成単位の含有量が2重量%未満であるプロピレン−エチレン共重合体、ブテン−1由来の構成単位の含有量が5重量%未満であるプロピレン−ブテン−1共重合体、もしくはエチレン由来の構成単位の含有量が2重量%未満であり、かつブテン−1由来の構成単位の含有量が5重量%未満であるプロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体がより好ましい。これらの結晶性プロピレン系重合体は、例えば、特公昭64−6211号公報、特公平4−37084号公報に記載されている高活性触媒を用い、プロピレンを単独に重合系へ供給するか、もしくはプロピレンと他のオレフィンを重合系へ供給して重合を行うことにより得ることができる。
前記結晶性プロピレン系重合体(成分(B))のエチレン由来の構成単位の含有量とブテン−1由来の構成単位の含有量との合計は特に限定されるものではないが、通常0〜7重量%であり、0〜5重量%であることが好ましく、0〜3重量%であることがより好ましい。
前記結晶性プロピレン系重合体(成分(B))のMFR(230℃,2.16kgf)は0.1〜30g/10分であり、好ましくは0.3〜20g/10分、より好ましくは0.5〜10g/10分である。MFR(230℃,2.16kgf)が0.1g/10分未満では、中空容器の表面が荒れて透明性が低下する。また、MFR(230℃,2.16kgf)が30g/10分を超えると、中空容器の柔軟性が低下し、また低温での衝撃強度も低下する。
本発明に用いるプロピレン系重合体(成分(A)および成分(B))は、例えば特公昭64−6211号公報、特公平4−37084号公報に記載されている重合触媒を用い、プロピレンを単独に重合系へ供給するか、もしくはプロピレンと他のオレフィンを重合系へ供給して重合することにより、得ることができる。重合方法としては、例えば、溶液重合、バルク重合、気相重合などが挙げられ、いずれか単一の重合方法でも、これらの重合方法を組み合わせて多段重合してもよい。
本発明に用いるエチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))とは、エチレン由来の構成単位を50重量%以上含有する、エチレンと炭素原子数4〜12のα−オレフィンとの共重合体である。中空容器の柔軟性、衝撃強度の観点から、成分(C)中のエチレン由来の構成単位の含有量は55重量%以上が好ましく、60重量%以上がより好ましく、65重量%以上が特に好ましい。エチレンと共重合するα−オレフィンとしてはブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1を例示することができる。中空容器の低温での衝撃強度の観点から、好ましいα−オレフィンは、ブテン−1、ヘキセン−1である。本発明では、ポリプロピレン系樹脂組成物中に成分(C)に該当する複数のエチレン−α−オレフィン共重合体を含んでいてもよい。その場合のポリプロピレン系樹脂組成物中の成分(C)の含有量とは、成分(C)に該当するエチレン−α−オレフィン共重合体の合計量である。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))は、温度が190℃、荷重が2.16kgfの条件で測定したメルトフローレート(以下、MFR(190℃,2.16kgf)と記す)が0.1〜50g/10分であり、中空容器の透明性、低温での耐衝撃性の観点から0.5〜40g/10分であることが好ましく、1〜30g/10分であることがより好ましく、2〜20g/10分であることが特に好ましい。MFR(190℃,2.16kgf)が0.1g/10分より低いと、中空容器の透明性が悪化する。また、50g/10分より高いと中空容器の低温での衝撃強度が低下する。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))の密度は、865〜898kg/m3であり、中空容器の透明性、低温での衝撃強度の観点から868〜897kg/m3であることが好ましく、870〜896kg/m3であることが特に好ましい。密度が865kg/m3に満たないと中空容器の透明性が低下する。また、密度が898kg/m3を超えると中空容器の低温での衝撃強度が低下する。
前記エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))の製造方法としては、例えば、エチレンとα−オレフィンとを、シクロペンタジエン形アニオン骨格を有する基を有する遷移金属化合物を含む触媒(メタロセン触媒)の存在下で重合させる特開平3−234717号公報に記載の方法などが挙げられる。重合方法としては、例えば、溶液法、スラリー法、気相法、高圧イオン法などの公知の重合方法が挙げられる。
本発明の中空容器の層を構成するポリプロピレン系樹脂組成物中の成分(A)、成分(B)および成分(C)の割合は、各成分の合計量を100重量部として、成分(A)が35〜93重量部、成分(B)が2〜35重量部であり、成分(C)が5〜30重量部である。中空容器の柔軟性、透明性、低温での衝撃強度および加熱処理後の透明性の観点から、成分(A)が45〜90重量部、成分(B)が5〜35重量部、成分(C)が5〜20重量部であることが好ましい。成分(A)の含有量が35重量部より少ないと、中空容器の柔軟性が低下し、93重量部より多いと加熱処理後の透明性が悪化する。成分(B)の含有量が2重量部より少ないと加熱処理後の透明性が悪化し、35重量部より多いと中空容器の柔軟性が低下する。成分(C)の含有量が5重量部より少ないと、中空容器の低温での衝撃強度が得られず、30重量部より多いと中空容器が柔らかくなり過ぎる。
本発明に用いる成分(A)、成分(B)および成分(C)を含有するポリプロピレン系樹脂組成物のMFR(230℃,2.16kgf)は、中空容器の透明性および柔軟性の観点から0.1〜8g/10分であることが好ましく、より好ましくは1.5〜8g/7分であり、さらに好ましくは2〜6g/10分である。
本発明の中空容器の層を構成する、前記結晶性プロピレン系重合体(成分(A))、結晶性プロピレン系重合体(成分(B))およびエチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))を含有するポリプロピレン系樹脂組成物は、成分(A)、成分(B)および成分(C)の他に本発明の効果が損なわれない範囲で、中和剤、酸化防止剤、熱安定剤、耐候剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤、抗菌剤、蛍光増白剤、染料、顔料などの添加剤、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、硫酸バリウム、アルミノシリケート、クレー、ガラス繊維、炭素繊維などの充填剤を含有してもよい。
本発明の中空容器を構成するポリプロピレン系樹脂組成物を得る方法としては、前記の各成分の配合割合を本発明の要件の範囲になるように調整し、さらに必要に応じて前記の添加剤等を配合して以下の方法で均一になるように混合した後、各種の公知の方法で溶融混練し、ペレット化する方法が挙げられる。
また、本発明に用いる結晶性プロピレン系重合体(成分(A))、結晶性プロピレン系重合体(成分(B))、エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))、添加剤および充填剤は、公知の方法で均一になるように混合した後、直接中空成形機に供給することもできる。また、各成分を本発明の要件の範囲になるように、計量機を用いて調整しながら中空成形機に直接供給することもできる。
前記の各成分の混合に用いる装置としては、例えば、ヘンシェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダー、タンブラブレンダー等が挙げられる。また、溶融混練に用いられる装置としては、例えば、一軸押出機、二軸押出機、ニーダー混練機、バンバリーミキサー、ロールミル等が挙げられる。
本発明の中空容器の製造には、汎用の押出中空成形機を用いることができる。押出中空成形機は、例えば、押出機により溶融、可塑化、混練した組成物をダイから連続または間欠に押出してパリソンを形成する部分、製品形状のキャビティを有する金型、および金型キャビティ内への加圧ガスの吹込装置とを有する。金型が押出機と吹込装置の間を往復移動して成形サイクルをなすレシプロ式の押出中空成形機や、複数の金型を垂直または水平方向に円周上に配置して連続回転移動させるロータリー式の押出中空成形機などが挙げられる。
本発明の中空容器を、押出中空成形機を用いて製造する方法の概略について説明する。
成形機に投入された原材料は、押出機部分のシリンダ中で溶融、混練され、押出機先端のダイとコアとの間隙からチューブ状のパリソンに押出される。押し出されたパリソンを金型にて挟む。次いでパリソン内部に加圧気体が吹込まれる。加圧気体の圧力によりパリソンは金型のキャビティ形状に賦形され、冷却される。その後、金型を開いて容器が排出される。
本発明の中空容器の一態様は、前記した成分(A)、成分(B)および成分(C)を含有するポリプロピレン樹脂組成物からなる層のみから構成される、すなわち単層の容器である。この場合、前記ポリプロピレン系樹脂組成物からなる層の厚さは、容器の用途に応じて適宜決定することができ、特に限定されない。
本発明の中空容器の他の態様は、前記必須のポリプロピレン樹脂組成物からなる少なくとも1層を含む2層以上からなる多層容器である。前記樹脂組成物からなる層以外の層を構成する材料として、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などが挙げられる。また、本発明のプラスチック容器の成形加工時に発生するバリをリサイクルした組成物を用いることもできる。前記多層容器において、前記壁の厚さは、容器の用途に応じて適宜決定することができ、特に限定されない。前記必須の組成物から構成される層の厚さは、容器の壁全体の厚さの30%以上であることが好ましく、より好ましくは40%以上であり、特に好ましくは50%以上である。
本発明の中空容器は、液体包装容器、食品包装容器、医療容器、自動車用品、家電用品、工業用品、雑貨などの広範囲の用途に使用可能であり、マヨネーズ、ケチャップ、ソース、ドレッシング、蜂蜜、ジャム、清涼飲料水、アイスキャンディーなどの食品包装容器や、血液成分、生理食塩水、電解質、デキストラン製剤、マンニトール製剤、糖類製剤、アミノ酸製剤、脂肪乳剤、目薬、流動食などの薬液の収容、運搬容器などの医療容器として特に好適に使用することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明が実施例により限定されるものでないことは言うまでもない。
実施例および比較例で用いた評価方法は以下のとおりである。
1.メルトフローレート(MFR)
結晶性プロピレン系重合体(成分(A))、結晶性プロピレン系重合体(成分(B))は、JIS K7210の条件14の方法に従って230℃で測定した。ポリプロピレン系樹脂組成物のMFR(g/10分)もこれと同様の条件下に測定した。エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))のMFR(g/10分)はJIS K6760に従い190℃で測定した。
2.密度(d)
エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))の密度(kg/m3)は、JIS K6760−1981に従って測定した。
3.結晶融解ピークの温度
パーキンエルマー社製の示差走査型熱量計DSC−VIIを用いて、以下の手順で結晶融解曲線を作成した。下記の(4)−(vii)の工程から得られる結晶融解曲線におけるピーク温度のうち、最もピーク強度の高い温度を結晶融解ピークの温度として求めた。
(1)熱プレス成形により温度230℃にて、直径65mm、厚さ100μmの中空容器を作成する。
(2)(1)で作成した中空容器を、打ち抜き機を用いて直径5mmに打ち抜いて試験片を作成する。この試験片の重量を電子天秤を用いて測定する。
(3)(2)で作成した試験片をサンプルパンに詰める。
(4)サンプルパン中の試験片に、窒素雰囲気下で以下に示す熱履歴を加える。
(i) 24℃から220℃へ300℃/分の速度で昇温
(ii) (i)の昇温後、220で5分間保持
(iii) (ii)の保温後、300℃/分の速度で150℃に降温
(iv) (iii)の降温後、150℃で1分間保持
(v) (iv)の保温後、5℃/分の速度で50℃に降温
(vi) (v)の降温後、50℃で1分間保持
(vii) (vi)の保温後、5℃/分の速度で180℃に昇温
4.結晶の融解熱量
前記結晶融解ピークの温度の測定により得られた結晶融解曲線にベースラインを引いた。結晶融解曲線とベースラインに囲まれた領域の面積から結晶の融解熱量(J/g)を算出した。
5.中空容器の落下強度
中空容器に水を500g充填し、ポリプロピレン製キャップをした。その後、5℃の低温恒温槽で24時間以上静置後、1.2mの高さからコンクリート床に容器の胴部を下にして10回繰り返して自由落下させた。10回落下後の容器の状態を観察した。同じ構成の10本の試験容器について同様の試験を行い、未破壊である試験容器の本数の、試験容器の全本数に対する比率(%)を、その構成の容器の落下強度とした。
6.中空容器の圧縮荷重
中空容器の短径側の側壁を上下方向に向けて万能試験機にセットした。その後、直径が25mmの円柱形状をしたダートにより、温度23℃、圧縮速度100mm/minの条件で、中空容器の胴部中を圧縮した。圧縮歪みが10mmのときの圧縮荷重(N)を測定した。
7.中空容器のヘイズ、透過率
本発明の中空容器の側壁部の中央部を切り出して試験片を作成した。この試験片のヘイズ(%)および透過率(%)をJIS K7105に従って測定した。
8.加熱処理後の中空容器のヘイズ、透過率
純水を500g充填した中空容器を、アルプ(株)社製RK−3030型オートクレーブ内に静置し、温度121℃、加圧圧力0.15MPaの条件で20分間水蒸気加熱処理した。その後、オートクレーブ内に冷却水を噴霧して中空容器を冷却した。その後、中空容器の側壁部の中央部を切り抜いて試験片を作成した。この試験片のヘイズ(%)および透過率(%)をJIS K7105に従い測定した。
実施例および比較例で用いた重合体は以下のとおりである。
1.結晶性プロピレン系重合体(成分(A))
プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体(A−1):
MFR(230℃,2.16kgf)は3.8g/10分、エチレン由来の構成単位の含有量は2.4重量%、ブテン−1由来の構成単位の含有量は6.8重量%であった。また、示差走査型熱量計で測定された結晶融解ピークの温度は133℃、結晶の融解熱量は71J/gであった。
2.プロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体(A−2):
MFR(230℃,2.16kgf)は5.0g/10分、エチレン由来の構成単位の含有量は2.2重量%、ブテン−1由来の構成単位の含有量は9.2重量%であった。示差走査型熱量計で測定された結晶融解ピークの温度は130℃、結晶の融解熱量は66J/gであった。
3.プロピレン−ブテン−1共重合体(A−3):
MFR(230℃,2.16kgf)は3.0g/10分、ブテン−1由来の構成単位の含有量は25.0重量%であった。示差走査型熱量計で測定された結晶融解ピークの温度は130℃、結晶の融解熱量は54J/gであった。
4.結晶性プロピレン系重合体(成分(B))
プロピレン−エチレン共重合体(B−1):
MFR(230℃,2.16kgf)は0.5g/10分、エチレン由来の構成単位の含有量は0.3重量%であった。示差走査型熱量計で測定された結晶融解ピークの温度は163℃、結晶の融解熱量は96J/gであった。
5.プロピレン−エチレン共重合体(B−2):
MFR(230℃,2.16kgf)は3.0g/10分、エチレン由来の構成単位の含有量は1.5重量%であった。示差走査型熱量計で測定された結晶融解ピークの温度は155℃、結晶の融解熱量は89J/gであった。
6.エチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))
エチレン−ヘキセン−1共重合体(C−1):
住友化学(株)製の商品名がエクセレンFX グレード名CX4008なるエチレン−ヘキセン−1共重合体であり、MFR(190℃,2.16kgf)が8.0g/10分、密度が883kg/m3、ヘキセン単量体単位の含有量は22.5重量%であった。
7.エチレン−ブテン−1共重合体(C−2):
住友化学(株)製の商品名がエクセレンVL グレード名VL100なるエチレン−ブテン−1共重合体であり、MFR(190℃,2.16kgf)が0.8g/10分、密度が900kg/m3であった。
8.エチレン−ブテン−1共重合体(C−3):
住友化学(株)製の商品名がスミカセン−L グレード名FS250Aなるエチレン−ブテン−1共重合体であり、MFR(190℃,2.16kgf)が1.8g/10分、密度が922kg/m3であった。
実施例1
成分(A)としてプロピレン−エチレン−ブテン−1共重合体(A−1)89重量部、成分(B)としてプロピレン−エチレン共重合体(B−1)5重量部、成分(C)としてエチレン−ヘキセン−1共重合体(C−1)6重量部を配合し、さらにハイドロタルサイトDHT−4C(協和化学工業株式会社製)0.01重量部、イルガノックス1010(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)0.075重量部を加え、ヘンシェルミキサーで混合した。得られた混合物をフルフライトタイプで直径が65mmのスクリューを有する単軸押出機を用い、温度230℃、スクリュー回転数100rpmにて溶融混練してポリプロピレン系樹脂組成物を得た。この樹脂組成物のMFRは4.1g/10分であった。各成分の配合比、樹脂組成物のMFRを表1に示した。該ポリプロピレン系樹脂組成物を、フルフライトタイプで直径が50mmのスクリューを有する(株)日本製鋼所製NB3B型中空成形機にて、押出量5kg/時、ダイおよびコア温度210℃でホットパリソンに押し出した。該ホットパリソンを、14℃に温度調節した金型で挟んだ後、圧力0.3MPaの圧縮空気を20秒間吹き込み、重量が28g、容量が600ml、側壁の厚さが約0.4mmで該ポリプロピレン系樹脂組成物からなる層のみから構成される中空容器を製造した。この中空容器の物性を表3に示した。
実施例2〜5
前記の成分(A)の結晶性プロピレン系重合体、成分(B)の結晶性プロピレン系重合体、成分(C)のエチレン−α−オレフィン共重合体から選ばれる各重合体を、表1に示す配合割合で、実施例1と同様に溶融混練してポリプロピレン系樹脂組成物を得た。該樹脂組成物のMFRを表1に示す。実施例1と同様にポリプロピレン系樹脂組成物のみから構成される中空容器を製造した。これらの中空容器の物性を表3に示した。
比較例1〜5
前記の成分(A)の結晶性プロピレン系重合体、成分(B)の結晶性プロピレン系重合体、成分(C)のエチレン−α−オレフィン共重合体から選ばれる各重合体を、表2に示す配合割合で、実施例1と同様に溶融混練してポリプロピレン系樹脂組成物を得た。該樹脂組成物のMFRを表1に示す。実施例1と同様にポリプロピレン系樹脂組成物のみから構成される中空容器を製造した。これらの中空容器の物性を表3に示した。これらの中空容器は、柔軟性、透明性、耐衝撃性、加熱処理後の透明性のいずれかで前記の実施例より劣るものであった。
Figure 2006225536
Figure 2006225536
Figure 2006225536

Claims (6)

  1. 示差走査熱量測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピーク温度が100〜145℃である結晶性プロピレン系重合体(成分(A))35〜93重量部と、示差走査熱量測定において50〜180℃の範囲に観測される最大の結晶融解ピーク温度が150℃以上である結晶性プロピレン系重合体(成分(B))2〜35重量部と、下記要件[1]、[2]及び[3]を満たすエチレン−α−オレフィン共重合体(成分(C))5〜30重量部(但し、成分(A)、(B)及び(C)の合計量を100重量部とする)を含むポリプロピレン系樹脂組成物からなる層を有する中空容器。
    [1]エチレン由来の構成単位の含有量が50重量%以上であり、エチレンと炭素原子数4〜12のα−オレフィンとの共重合体である。
    [2]温度が190℃、荷重が2.16kgfの条件で測定したメルトフローレートが0.1〜50g/10分である。
    [3]密度が865〜898kg/m3である。
  2. 温度が230℃、荷重が2.16kgfの条件で測定した前記ポリプロピレン系樹脂組成物のメルトフローレートが0.1〜8g/10分である請求項1に記載の中空容器。
  3. 前記ポリプロピレン系樹脂組成物からなる層のみから構成される請求項1または2に記載の中空容器。
  4. 2層以上から構成される中空容器であって、少なくとも1層が請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹脂組成物からなる層である中空容器。
  5. 食品用容器である請求項1〜4いずれかに記載の中空容器。
  6. 医療用容器である請求項1〜4いずれかに記載の中空容器。
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