JPH114796A - 食器洗浄システム - Google Patents

食器洗浄システム

Info

Publication number
JPH114796A
JPH114796A JP15831797A JP15831797A JPH114796A JP H114796 A JPH114796 A JP H114796A JP 15831797 A JP15831797 A JP 15831797A JP 15831797 A JP15831797 A JP 15831797A JP H114796 A JPH114796 A JP H114796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature
washing
storage tank
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15831797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3403919B2 (ja
Inventor
Kenji Touya
謙二 洞谷
Koichi Ito
伊藤  公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP15831797A priority Critical patent/JP3403919B2/ja
Publication of JPH114796A publication Critical patent/JPH114796A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3403919B2 publication Critical patent/JP3403919B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】食器洗浄装置の貯留槽に高い温度の湯が供給さ
れても、支障無く食器洗浄を行うことができる食器洗浄
システムを提供する。 【解決手段】給湯器1に給湯管6,7を介して接続され
た食器洗浄装置3に冷却動作制御手段33を設ける。冷
却動作制御手段33は、食器洗浄装置3の貯留槽24に
貯留された洗浄用水の温度が所定温度以上であるとき、
食器の洗浄運転を待機状態として洗浄用水を貯留槽24
内に放置することにより洗浄用水の温度を低下させ、洗
浄用水の温度が所定温度より低温となったとき洗浄運転
の待機状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器と食器洗浄
装置とが給湯管を介して接続されており、食器洗浄装置
が、給湯器からの給湯を受けて食器の洗浄を行う食器洗
浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、この種の食器洗浄装置は、洗浄す
る食器類を収容する洗浄室と、所定量の水を貯留する貯
留槽とを備えており、洗浄を行う際には、貯留槽に所定
量の水を貯留して、その水を洗浄ポンプによってノズル
を介して食器に向かって噴出して洗浄を行う。洗浄後の
水は再び貯留槽に溜まり、上記の動作を繰り返す。その
間、適宜排水と給水が行われる。
【0003】また、この種の食器洗浄装置における食器
洗浄時には、洗浄効率を向上させるために最適な温度
(一般には60℃とされている)の湯が用いられる。こ
のため、前記貯留槽にヒータを設けて貯留槽内の水を洗
浄に最適な温度に加熱及び保温している。
【0004】また、近年では、食器洗浄装置に給湯器を
接続して、食器洗浄時に給湯器の湯を使用する食器洗浄
システムが知られている。給湯器は、風呂や台所の流し
台等に給湯する設備として周知であるが、この種の食器
洗浄システムは、給湯器の給湯管に食器洗浄装置を追加
して接続したものである。これによって、食器洗浄装置
に食器洗浄に適した温度の湯を供給することができるの
で、食器洗浄装置の貯留槽におけるヒータによる加熱時
間を大幅に短縮することができ、食器洗浄時の運転時間
の短縮が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の食
器洗浄システムにおける給湯器は、使用者が操作するこ
とによって所望の給湯温度に設定する温度設定手段を備
えており、食器洗浄装置の運転中であるか否かにかかわ
らず、使用者が風呂や台所のカランから所望の温度で給
湯可能になっている。更に、この種の食器洗浄システム
においては、給湯器と食器洗浄装置との間で通信を行
い、食器洗浄装置が運転を開始するときには、設定温度
が何度に設定されていても、給湯器を食器洗浄に適した
温度(例えば60℃)で給湯するように設定温度を変更
する設定温度変更手段を設けることが考えられる。
【0006】しかし、使用者の使い勝手を考慮して温度
設定手段による温度設定を優先させるものでは、食器洗
浄開始時に、前記設定温度変更手段により設定温度が食
器洗浄に適した温度に変更されても、給湯器から食器洗
浄に適した温度の洗浄用水が食器洗浄装置に供給されて
いる最中に、使用者が温度設定手段を所望の温度になる
ように操作して風呂や台所のカランからの給湯を開始す
ると、給湯器からの給湯温度は使用者が所望する温度と
されて、食器洗浄に適さない温度の洗浄用水が食器洗浄
装置に供給されることがある。
【0007】このとき、給湯器から食器洗浄装置に供給
される洗浄用水の温度が極めて高い(例えば、浴槽への
差し湯等で使用する80℃)場合には、食器に付着して
いたタンパク質が湯の温度によりの固化して食器への付
着状態が強固となり洗浄困難となる不都合がある。
【0008】かかる不都合を解消して、本発明は、食器
洗浄装置の貯留槽に極めて高い温度の湯が供給されて
も、支障無く食器洗浄を行うことができる食器洗浄シス
テムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第1の態様は、給湯器と、該給湯器に給
湯管を介して接続された食器洗浄装置とからなり、該食
器洗浄装置は、前記給湯管に接続された給水弁と、該給
水弁を介して供給される湯水を洗浄用水として貯留する
貯留槽と、食器の洗浄運転の開始時に給水弁を開弁して
貯留槽に洗浄用水を貯留し、該洗浄槽に貯留された洗浄
用水による食器類の洗浄を行う洗浄運転制御手段とを備
える食器洗浄システムにおいて、前記給湯器は、給湯温
度を設定可能な温度設定手段を備え、前記食器洗浄装置
は、前記貯留槽内に貯留された洗浄用水の温度を検出す
る温度検出手段と、該温度検出手段の検出温度が所定温
度以上であるとき、食器の洗浄運転を待機状態として洗
浄用水を貯留槽内に放置することにより洗浄用水の温度
を低下させ、前記温度検出手段の検出温度が所定温度よ
り低温となったとき洗浄運転の待機状態を解除する冷却
動作制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】本発明の第1の態様によれば、食器洗浄装
置の運転が開始されたとき、前記洗浄運転制御手段の制
御により、先ず前記給水弁が開弁される。該給水弁が開
弁することによって、前記給湯器から供給された湯が洗
浄用水として食器洗浄装置の貯留槽に貯留される。貯留
槽には前記温度検出手段が設けられており、該温度検出
手段によって貯留槽に貯留された洗浄用水の温度が検出
される。該温度検出手段によって検出された洗浄用水の
温度が所定温度(例えば、70℃)より低温であったと
きには、前記洗浄運転制御手段の制御により食器の洗浄
運転が継続される。
【0011】該温度検出手段によって検出された洗浄用
水の温度が所定温度(例えば、70℃)以上であったと
きには、前記冷却動作制御手段が作動する。即ち、先
ず、前記洗浄運転制御手段の制御による食器の洗浄運転
を待機状態とする。これにより、洗浄用水は貯留槽内に
放置され、その温度が低下する。そして、温度検出手段
によって検出された洗浄用水の温度が所定温度より低温
となったとき、洗浄運転の待機状態を解除して、前記洗
浄運転制御手段の制御による食器の洗浄運転を再開す
る。このときの食器の洗浄では、前記冷却動作制御手段
によって所定温度より低温となった洗浄用水が使用され
るので、食器類に付着するタンパク質を固化させること
なく洗浄を行うことができる。
【0012】このように、前記冷却動作制御手段を設け
たことによって、食器洗浄装置の運転中であっても、使
用者は、所望する温度で給湯することができ、使用者へ
の給湯に伴って食器洗浄装置の貯留槽にタンパク質が固
化するような高温の洗浄用水が供給されても、食器洗浄
装置においては洗浄用水の温度を低下させて支障無く食
器の洗浄を行うことができる。
【0013】また、本発明の第2の態様は、給湯器と、
該給湯器に給湯管を介して接続された食器洗浄装置とか
らなり、該食器洗浄装置は、前記給湯管に接続された給
水弁と、該給水弁を介して供給される湯水を洗浄用水と
して貯留する貯留槽と、食器の洗浄運転の開始時に給水
弁を開弁して貯留槽に洗浄用水を貯留し、該貯留槽に貯
留された洗浄用水による食器類の洗浄を行う洗浄運転制
御手段とを備える食器洗浄システムにおいて、前記給湯
器と前記食器洗浄装置とは、互いに運転情報の通信を行
う通信手段を備え、前記給湯器は、給湯温度を設定操作
可能な温度設定手段を備え、前記食器洗浄装置は、前記
貯留槽内の洗浄用水を排水する排水手段と、該貯留槽内
に貯留された洗浄用水の温度を検出する温度検出手段
と、該温度検出手段の検出温度が所定温度以上であると
き、食器の洗浄運転を待機状態とし、前記給湯器が運転
を停止したことによって非加熱状態の洗浄用水が供給可
能とされた後に、前記排水手段を作動させつつ前記給水
弁を開弁することにより停止状態の給湯器から非加熱状
態の洗浄用水を供給して貯留槽内の洗浄用水の温度を低
下させ、前記温度検出手段の検出温度が所定温度より低
温となったとき洗浄運転の待機状態を解除する冷却動作
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0014】本発明の第2の態様によれば、食器洗浄装
置の運転が開始されたとき、前記洗浄運転制御手段の制
御により前記給水弁が開弁され、前記給湯器から供給さ
れた湯が洗浄用水として食器洗浄装置の貯留槽に貯留さ
れる。貯留槽に設けられた前記温度検出手段は、貯留槽
内に貯留された洗浄用水の温度を検出する。そして、該
検出温度が所定温度(例えば、70℃)より低温であっ
たときには、前記洗浄運転制御手段の制御により食器の
洗浄運転が継続される。
【0015】また、該温度検出手段による検出温度が所
定温度(例えば、70℃)以上であったときには、前記
冷却動作制御手段が次のような制御を行う。先ず、前記
洗浄運転制御手段の制御による食器の洗浄運転を待機状
態とする。そして、前記給湯器の運転が停止(主に、使
用者の操作による)されて非加熱状態の洗浄用水が供給
可能になったとき、貯留槽内の洗浄用水を排水しながら
給湯器から非加熱状態の洗浄用水を供給する。
【0016】なお、前記通信手段によって、給湯器と食
器洗浄装置との間の通信が行われているので、例えば、
使用者が給湯器の運転を停止した旨の情報を該給湯器か
ら食器洗浄装置へ送信するようにすることができる。
【0017】停止状態の給湯器から供給される非加熱状
態の洗浄用水の温度は、給湯器の運転時の温度よりも低
く、貯留槽内の洗浄用水は置換されて温度が低下する。
そして、温度検出手段によって検出された洗浄用水の温
度が所定温度より低温となったとき、洗浄運転の待機状
態を解除して、前記洗浄運転制御手段の制御による食器
の洗浄運転を再開する。貯留槽内の洗浄用水は、冷却動
作制御手段によって所定温度より低温とされているの
で、食器類に付着するタンパク質を固化させることなく
洗浄を行うことができる。
【0018】このように、前記冷却動作制御手段を設け
たことによって、食器洗浄装置の運転中であっても、使
用者は、所望する温度で給湯することができ、使用者へ
の給湯に伴って食器洗浄装置の貯留槽にタンパク質が固
化するような高温の洗浄用水が供給されても、食器洗浄
装置においては洗浄用水の温度を低下させて支障無く食
器の洗浄を行うことができる。
【0019】また、本発明の第2の態様においては、前
記給湯器は水流検出手段を備えており、前記食器洗浄装
置の冷却動作制御手段は、前記温度検出手段の検出温度
が所定温度以上であるとき、前記給湯器の水流検出手段
において所定時間水流のないことが検出された場合に、
前記給湯器の運転を停止させて非加熱状態の洗浄用水を
供給可能とし、その後、前記排水手段を作動させつつ前
記給水弁を開弁することを特徴とする。
【0020】本発明によるときには、前記温度検出手段
の検出温度が所定温度以上であるために、前記冷却動作
制御手段が作動したとき、前述した貯留槽内の洗浄用水
の給排水に先立って、食器洗浄装置が給湯器の運転を停
止させる。給湯器の運転停止は、水流検出手段において
所定時間水流のないことが検出された場合に行う。即
ち、所定時間水流のない場合は、使用者による給湯器の
運転停止がされなくても、使用者による給湯が終了した
とみなして給湯器の運転を停止させる。これにより、使
用者による給湯器の運転停止を待たずに、給湯器から非
加熱状態の洗浄用水が供給可能とすることができるの
で、迅速に、排水手段を作動させつつ前記給水弁を開弁
することで貯留槽内の洗浄用水の温度を低下させること
ができる。
【0021】なお、食器洗浄装置が給湯器の運転を停止
させることは、前記通信手段によって行うことができ
る。即ち、給湯器と食器洗浄装置との間の通信が行われ
ているので、例えば、食器洗浄装置から給湯器へ運転を
停止させる信号を送信することで、給湯器を遠隔操作し
てその運転を停止させ、非加熱状態の洗浄用水を供給可
能とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施形態の食器洗浄シス
テムを模式的に示す説明図、図2は本発明の他の実施形
態の食器洗浄システムを模式的に示す説明図である。
【0023】図1示の食器洗浄システムAにおいて、1
は給湯器本体、2は給湯器本体1を遠隔操作するリモコ
ン、3は台所に設置された食器洗浄装置、4は浴槽5に
設置されたカランである。また、6は始端部が前記給湯
器本体1に接続されて台所に向かって延設された主給湯
配管である。該主給湯配管6は、前記食器洗浄装置3に
接続する第1給湯配管7と、前記カラン4に接続する第
2給湯配管8とに分岐する。
【0024】前記給湯器本体1は、水流検出手段である
水流センサ9と、水を加熱する加熱装置10とを備えて
いる。該給湯器本体1は、前記食器洗浄装置3や前記カ
ラン4が使用され、主給湯配管6に水流が生じた場合
に、水流センサ9が水流を検出することにより加熱装置
10が水を加熱して給湯を開始する、所謂先止め式の給
湯を行う。加熱装置10は、ガス管11から供給される
ガスを燃焼させるガスバーナ12と、該ガスバーナ12
の燃焼により、給水管13から供給される水を加熱する
熱交換器14とを備えている。該加熱装置10は、燃焼
制御手段15によって制御される。更に、該給湯器本体
1は、リモコン2及び該リモコン2を介して食器洗浄装
置3との設定情報の通信を行う通信手段16を備えてい
る。
【0025】前記リモコン2は、使用者が給湯温度を所
望の温度に設定する温度設定手段17と、食器洗浄装置
3が洗浄運転を開始するときに温度設定手段17による
設定温度を食器洗浄に適した温度(本実施形態では60
℃)に変更する設定温度変更手段18とを備えている。
なお、設定温度変更手段18により60℃に変更された
後も、温度設定手段17による温度設定操作があれば、
それに応じて設定温度を使用者の希望する温度に変更す
る。更に、リモコン2は、設定温度等の給湯温度に関す
る情報や給湯状況を表示する表示手段19を備えてい
る。前記給湯器本体1の燃焼制御手段15は、該リモコ
ン2の温度設定手段17の操作によって設定された温度
又は設定温度変更手段18による食器洗浄に適した温度
に基づいて加熱装置10を制御する。
【0026】また、該リモコン2は、水流が生じた時に
加熱装置10を作動可能とする状態を運転状態(オン)
とし、給湯が不要な場合に加熱装置10の動作を不能と
する状態を非運転状態(オフ)として切り換え自在の運
転スイッチ20を備えている。
【0027】前記食器洗浄装置3は、洗浄する食器類W
を収容し且つ洗浄を行う食器類収容室21を備えてい
る。該食器類収容室21は、前記第1給湯配管7に接続
された給湯管22から洗浄用水が供給される。該給湯管
22には開閉自在の給水弁23が設けられている。
【0028】また、食器類収容室21の下部には、給湯
管22を介して供給された洗浄用水を一時的に貯留して
おく貯留槽24が設けられている。該貯留槽24には、
該貯留槽24に貯留された洗浄用水の温度を検出する温
度検出手段である温度センサ25が設けられている。ま
た、該貯留槽24には、洗浄用水が洗浄に最適な温度よ
り低い場合に洗浄用水を再加熱し保温するヒータ26が
設けられている。該貯留槽24に貯留された洗浄用水
は、図示しない洗剤投入手段によって洗剤が投入されて
洗浄に使用される。該貯留槽24の下部には、残菜フィ
ルタ27を介して濾過された洗浄用水を、食器類収容室
21に配設された散水チューブ28に送り出す洗浄ポン
プ29が接続されている。該散水チューブ28は、洗浄
用水を食器類Wに向かって噴射する複数の噴射ノズル
(図示せず)を備えている。更に、前記貯留槽24の下
部には、排水手段である排水ポンプ30及び排水管31
が接続されている。なお、図示していないが、排水管3
1には、その上端が貯留槽24の上面より上方となるト
ラップが形成されている。
【0029】更に、該食器洗浄装置3は、洗浄運転を制
御する洗浄運転制御手段32と、後述する冷却動作制御
手段33と、運転情報をリモコン2に送信する通信手段
34とを備えている。洗浄運転制御手段32は、運転ス
イッチ35の操作によって食器類Wの洗浄が指示された
とき(運転スイッチ35がオンのとき)、洗浄用水に洗
剤を投入することなく食器類Wのおおまかな汚れを洗い
落とす予備洗浄動作を行い、次いで洗浄用水に洗剤を投
入して食器類Wの汚れを十分に洗い落とす本洗浄動作を
行う。予備洗浄動作においては、前記給水弁23を開弁
して貯留槽24に所定量の洗浄用水を貯留し、洗浄用水
が貯留槽24に所定量貯留されたとき、前記給水弁23
を閉弁する。そして、該洗浄運転制御手段32は、次い
で、洗浄ポンプ29を動作させて噴射ノズルを介して食
器類Wに向かって貯留槽24の洗浄用水を噴射し、排水
ポンプ30を動作させて食器類Wの汚れと共に落下した
洗浄用水を排出する。本洗浄動作においては、前記給水
弁23を開弁して貯留槽24に洗浄用水を貯留し、洗浄
用水が貯留槽24に所定量貯留されたとき、洗剤を投入
し、前記給水弁23を閉弁する。続いて、該洗浄運転制
御手段32は、洗浄ポンプ30を動作させて食器類Wに
貯留槽24の洗浄用水を噴射する。このとき、食器類W
の汚れと共に落下した洗浄用水は、再び貯留槽24及び
残菜フィルタ27を通過して洗浄ポンプ29により食器
類Wに向かって噴射される。このような洗浄動作を所定
時間行った後に、該洗浄運転制御手段32は、洗浄ポン
プ29の動作を停止させ、排水ポンプ30を動作させ
る。これにより、食器類Wの汚れと共に落下した洗浄用
水は、排水管31を介して排水される。
【0030】また、該食器洗浄装置3は、運転スイッチ
35の操作によって洗浄運転制御手段32に食器類Wの
洗浄が指示されたとき、通信手段34によりその情報を
リモコン2に送信する。前記リモコン2は、食器洗浄装
置3において洗浄動作が指示されたことを受信したと
き、設定温度変更手段18によって温度設定手段17に
よる設定温度(例えば40℃)を食器洗浄に最適の温度
(60℃)に変更する。これによって、給湯器本体1の
燃焼制御手段15は設定温度変更手段18によって変更
された温度(60℃)を設定温度として給湯動作の制御
を行い、食器洗浄装置3においては食器洗浄に最適の温
度の洗浄用水が供給される。
【0031】ここで、食器洗浄装置3への給湯中に、使
用者が前記カラン4から給湯を開始し、しかも、設定温
度を高温(例えば差し湯のために80℃)に変更た場合
には、食器洗浄装置3の貯留槽24へも高温の洗浄用水
が供給される。食器洗浄の際、特に、予備洗浄時の給湯
において70℃以上の洗浄用水が給湯されると、食器類
Wに付着する卵白等のタンパク質が固化して洗浄困難と
なる。そこで、貯留槽24に供給された洗浄用水の温度
が、前記温度センサ25によって所定温度(本実施形態
では70℃)以上であることが検出された場合には、前
記冷却動作制御手段33が作動する。詳しく説明すれ
ば、運転スイッチ35の操作によって食器類Wの洗浄が
指示されて給水弁23を介して貯留槽24に洗浄用水が
供給されたとき、前記温度センサ25が貯留槽24内の
洗浄用水の温度を検出する。この検出温度が70℃以上
であった場合には、冷却動作制御手段33は、先ず洗浄
運転制御手段32による洗浄運転を待機状態とする。こ
れによって、貯留槽24内の洗浄用水は放置された状態
となり、この間に洗浄用水は自然に温度が低下する。そ
して、前記温度センサ25の検出温度が70℃より低温
となったとき、洗浄運転の待機状態を解除して、洗浄運
転制御手段32による洗浄運転を再開する。これによっ
て、食器の洗浄に使用される洗浄用水は70℃より低温
であるので、タンパク質を固化させることなく効率のよ
い洗浄を行うことができる。
【0032】また、前記冷却動作制御手段33において
は、貯留槽24内の洗浄用水を放置することにより温度
を低下させる制御を行うが、更に積極的に洗浄用水の温
度を低下させる制御を行ってもよい。詳しく説明すれ
ば、貯留槽24に供給された洗浄用水の温度が、前記温
度センサ25によって所定温度(本実施形態では70
℃)以上であることが検出された場合には、冷却動作制
御手段33は、先ず、洗浄運転制御手段32による洗浄
運転を待機状態する。そして、使用者によりリモコン2
の運転スイッチ20がオフとされて給湯器本体1の運転
が停止状態となるまで待機する。運転スイッチ20がオ
フとされたことは、リモコン2から食器洗浄装置3に信
号を送信することにより冷却動作制御手段33が容易に
判断することができる。そして、運転スイッチ20がオ
フとされたとき、冷却動作制御手段33は給水弁23を
開弁し同時に前記排水ポンプ30を作動させる。給湯器
本体1はその運転が停止状態であるため水流が生じても
加熱装置10は動作せず、比較的低い温度の洗浄用水が
供給されて、貯留槽24内の洗浄用水が置換される。そ
の後、前記温度センサ25の検出温度が70℃より低温
となったとき、洗浄運転の待機状態を解除して、洗浄運
転制御手段32による洗浄運転を再開する。冷却動作制
御手段33によってこのような制御を行うことにより、
迅速に貯留槽24内の洗浄用水の温度を低下させること
ができる。
【0033】また、冷却動作制御手段33は、使用者に
よりリモコン2の運転スイッチ20がオフとされるのを
待つのではなく、使用者による給湯が終了した時点で、
貯留槽24内の洗浄用水を置換する動作を行ってもよ
い。即ち、使用者による給湯が終了して使用者が運転ス
イッチ20をオフとすることを忘れる場合が考えられ
る。このような場合には待機時間が長時間とされるた
め、これを防止するために、先ず、冷却動作制御手段3
3はリモコン2を介して給湯器本体1との通信により、
給湯器本体1の水流センサ9を監視する。そして、所定
時間(例えば10分)経過しても水流が生じなかった場
合には、使用者による給湯が終了したとみなして、通信
手段34を介して運転スイッチ20をオフとする信号を
送信する。こうすることにより、使用者が運転スイッチ
20をオフとすることを忘れた場合にも、迅速に貯留槽
24内の洗浄用水の置換を実行して、貯留槽24内の洗
浄用水の温度を低下させることができる。
【0034】なお、食器洗浄装置3への給湯中(特に、
予備洗浄時の給湯)に使用者が給湯を開始しても、温度
センサ25の検出により貯留槽24に供給された洗浄用
水の温度がタンパク質が固化するおそれがない70℃よ
り低い場合には、前記冷却動作制御手段33は作動せ
ず、洗浄運転制御手段32は、食器の洗浄を継続して行
う。
【0035】次に、本発明の他の実施形態を図2に基づ
いて説明する。図2示の食器洗浄システムBにおいて、
前記図1示の食器洗浄システムAと同様のものは、図1
中と同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0036】食器洗浄システムBにおいては、図2に示
すように、設定温度変更手段18が給湯器本体1に設け
られている。更に、給湯器本体1の通信手段16と食器
洗浄装置3の通信手段34とは、リモコン2を介すこと
なく接続されている。このように構成した場合には、食
器洗浄装置3の運転スイッチ35の操作によって洗浄運
転制御手段32に食器類Wの洗浄が指示されたとき、そ
の情報を通信手段34を介して給湯器本体1に送信す
る。給湯器本体1は、食器洗浄装置3において洗浄動作
が指示されたことを受信したとき、リモコン2の温度設
定手段17を介して設定されていた温度(例えば40
℃)を、設定温度変更手段18によって食器洗浄に最適
の温度(60℃)に変更する。これによって、給湯器本
体1の燃焼制御手段15は設定温度変更手段18による
変更温度(60℃)を設定温度として給湯動作の制御を
行う。
【0037】このように構成された食器洗浄システムB
においても、前述した食器洗浄システムAと同様に、貯
留槽24に供給された洗浄用水の温度が、前記温度セン
サ25によって所定温度(本実施形態では70℃)以上
であることが検出された場合には、前記冷却動作制御手
段33が作動する。
【0038】冷却動作制御手段33は、先ず洗浄運転制
御手段32による洗浄運転を待機状態とし、貯留槽24
内の洗浄用水を放置する。そして、前記温度センサ25
の検出温度が70℃より低温となったとき、洗浄運転の
待機状態を解除して、洗浄運転制御手段32による洗浄
運転を再開する。
【0039】また、前述したように、前記冷却動作制御
手段33による他の制御としては、洗浄運転制御手段3
2による洗浄運転を待機状態とし、使用者によりリモコ
ン2の運転スイッチ20がオフとされて給湯器本体1の
運転が停止状態となったとき、給水弁23を開弁し同時
に前記排水ポンプ30を作動させる。これにより、貯留
槽24内の高温の洗浄用水を、比較的低い温度の洗浄用
水に置換し、前記温度センサ25の検出温度が70℃よ
り低温となったとき、洗浄運転制御手段32による洗浄
運転を再開するようにしてもよい。
【0040】更に、食器洗浄システムBにおいては、冷
却動作制御手段33は、給湯器本体1との直接の通信に
より、リモコン2と並行して給湯器本体1を遠隔操作す
ることができる。これによって、冷却動作制御手段33
は給湯器本体1の水流センサ9を監視し、所定時間(例
えば10分)経過しても水流が生じなかった場合には、
使用者による給湯が終了したとみなして、給湯器本体1
の運転を停止させることができる。これにより、使用者
がリモコン2の運転スイッチ20をオフとすることを忘
れた場合にも、食器洗浄装置3は直接に給湯器本体1の
運転を停止させて、迅速に貯留槽24内の洗浄用水の置
換を実行して、貯留槽24内の洗浄用水の温度を低下さ
せることができる。
【0041】また、上記各実施形態においては、給湯器
本体1、リモコン2、食器洗浄装置3が有線通信によっ
て情報の通信を行うように構成したが、無線通信を行う
ように構成してもよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の食器洗浄システムを模式
的に示す説明図。
【図2】本発明の他の実施形態の食器洗浄システムを模
式的に示す説明図。
【符号の説明】
A,B…食器洗浄システム、1…給湯器本体、3…食器
洗浄装置、6,7…給湯配管(給湯管)、9…水流検出
手段(水流センサ)、16,34…通信手段、17…温
度設定手段、18…設定温度変更手段、23…給水弁、
24…貯留槽、25…温度検出手段(温度センサ)、3
0…排水手段(排水ポンプ)、32…洗浄運転制御手
段、33…冷却動作制御手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯器と、該給湯器に給湯管を介して接続
    された食器洗浄装置とからなり、該食器洗浄装置は、前
    記給湯管に接続された給水弁と、該給水弁を介して供給
    される湯水を洗浄用水として貯留する貯留槽と、食器の
    洗浄運転の開始時に給水弁を開弁して貯留槽に洗浄用水
    を貯留し、該貯留槽に貯留された洗浄用水による食器類
    の洗浄を行う洗浄運転制御手段とを備える食器洗浄シス
    テムにおいて、 前記給湯器は、給湯温度を設定操作可能な温度設定手段
    を備え、 前記食器洗浄装置は、前記貯留槽内に貯留された洗浄用
    水の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段の
    検出温度が所定温度以上であるとき、食器の洗浄運転を
    待機状態として洗浄用水を貯留槽内に放置することによ
    り洗浄用水の温度を低下させ、前記温度検出手段の検出
    温度が所定温度より低温となったとき洗浄運転の待機状
    態を解除する冷却動作制御手段とを備えることを特徴と
    する食器洗浄システム。
  2. 【請求項2】給湯器と、該給湯器に給湯管を介して接続
    された食器洗浄装置とからなり、該食器洗浄装置は、前
    記給湯管に接続された給水弁と、該給水弁を介して供給
    される湯水を洗浄用水として貯留する貯留槽と、食器の
    洗浄運転の開始時に給水弁を開弁して貯留槽に洗浄用水
    を貯留し、該貯留槽に貯留された洗浄用水による食器類
    の洗浄を行う洗浄運転制御手段とを備える食器洗浄シス
    テムにおいて、 前記給湯器と前記食器洗浄装置とは、互いに運転情報の
    通信を行う通信手段を備え、 前記給湯器は、給湯温度を設定操作可能な温度設定手段
    を備え、 前記食器洗浄装置は、前記貯留槽内の洗浄用水を排水す
    る排水手段と、該貯留槽内に貯留された洗浄用水の温度
    を検出する温度検出手段と、該温度検出手段の検出温度
    が所定温度以上であるとき、食器の洗浄運転を待機状態
    とし、前記給湯器が運転を停止したことによって非加熱
    状態の洗浄用水が供給可能とされた後に、前記排水手段
    を作動させつつ前記給水弁を開弁することにより停止状
    態の給湯器から非加熱状態の洗浄用水を供給して貯留槽
    内の洗浄用水の温度を低下させ、前記温度検出手段の検
    出温度が所定温度より低温となったとき洗浄運転の待機
    状態を解除する冷却動作制御手段とを備えることを特徴
    とする食器洗浄システム。
  3. 【請求項3】前記給湯器は水流検出手段を備えており、
    前記食器洗浄装置の冷却動作制御手段は、前記温度検出
    手段の検出温度が所定温度以上であるとき、前記給湯器
    の水流検出手段において所定時間水流のないことが検出
    された場合に、前記給湯器の運転を停止させて非加熱状
    態の洗浄用水を供給可能とし、その後、前記排水手段を
    作動させつつ前記給水弁を開弁することを特徴とする請
    求項2記載の食器洗浄システム。
JP15831797A 1997-06-16 1997-06-16 食器洗浄システム Expired - Fee Related JP3403919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15831797A JP3403919B2 (ja) 1997-06-16 1997-06-16 食器洗浄システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15831797A JP3403919B2 (ja) 1997-06-16 1997-06-16 食器洗浄システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH114796A true JPH114796A (ja) 1999-01-12
JP3403919B2 JP3403919B2 (ja) 2003-05-06

Family

ID=15669000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15831797A Expired - Fee Related JP3403919B2 (ja) 1997-06-16 1997-06-16 食器洗浄システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3403919B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204676A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Toto Ltd 食器洗い機
JP2008144873A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Rinnai Corp 給水弁装置
JP2012080967A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Hoshizaki Electric Co Ltd 洗浄機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204676A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Toto Ltd 食器洗い機
JP2008144873A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Rinnai Corp 給水弁装置
JP2012080967A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Hoshizaki Electric Co Ltd 洗浄機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3403919B2 (ja) 2003-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7221061B2 (ja) 食器洗浄システム
JP6205705B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2009162460A (ja) 浴槽自動洗浄装置
JPH114796A (ja) 食器洗浄システム
JP3585699B2 (ja) 食器洗浄システム
JP3642916B2 (ja) 食器洗浄システム
JP3583260B2 (ja) 食器洗浄システム
JP3403002B2 (ja) 食器洗浄システム
JP3318510B2 (ja) 食器洗浄システム
JP3583249B2 (ja) 給湯システム
JP3366827B2 (ja) 食器洗浄装置及び食器洗浄システム
JP2000245678A (ja) 食器洗浄乾燥器
JPH02142524A (ja) 食器洗い器
JPH0751214A (ja) 食器洗い器
JP2000300501A (ja) 食器洗浄装置
JP3338621B2 (ja) 洗浄機
JP3399791B2 (ja) 食器洗浄システム
JP3445465B2 (ja) 食器洗浄システム
JPH11128146A (ja) 洗浄機
JP2000279357A (ja) 食器洗浄機
JP2791507B2 (ja) 浴槽洗浄始動の制御方法
JPH04164432A (ja) 浴槽洗浄方法
JP2000279356A (ja) 食器洗浄機
JPH08266458A (ja) 食器洗浄機
JPH05261060A (ja) 浴槽洗浄装置および自動洗浄浴槽

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090228

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100228

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110228

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120229

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130228

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140228

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees