JPH1147309A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents
マルチピースソリッドゴルフボールInfo
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- JPH1147309A JPH1147309A JP9219282A JP21928297A JPH1147309A JP H1147309 A JPH1147309 A JP H1147309A JP 9219282 A JP9219282 A JP 9219282A JP 21928297 A JP21928297 A JP 21928297A JP H1147309 A JPH1147309 A JP H1147309A
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- golf ball
- shore
- outermost layer
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- A63B37/0003—Golf balls
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- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
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- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/007—Characteristics of the ball as a whole
- A63B37/0077—Physical properties
- A63B37/0092—Hardness distribution amongst different ball layers
- A63B37/00921—Hardness distribution amongst different ball layers whereby hardness of the cover is higher than hardness of the intermediate layers
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- A63B37/0003—Golf balls
- A63B37/007—Characteristics of the ball as a whole
- A63B37/0072—Characteristics of the ball as a whole with a specified number of layers
- A63B37/0076—Multi-piece balls, i.e. having two or more intermediate layers
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ソリッドコアと、該ソリッドコアを表面
被覆するカバーとからなり、該カバーがソリッドコアを
被覆する最内層、該最内層を被覆する少なくとも１層以
上の中間層、及び該中間層を被覆する最外層とからなる
多層構造に形成されると共に、最外層の表面に複数のデ
ィンプルを有するマルチピースソリッドゴルフボールに
おいて、最内層がショアＤ硬度６０以上、中間層がショ
アＤ硬度４０以下、及び最外層がショアＤ硬度６０以上
であると共に、上記最外層のディンプル総数が３７０〜
４５０個、ディンプルの表面占有率が６５％以上である
ことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のマルチピースソリッドゴルフボール
は、ドライバーからパターまでのどのクラブでショット
した時にも軟らかく良好な打感を有し、ヘッドスピード
依存性が極めて少なく、低ヘッドスピード域から高ヘッ
ドスピード域の広いヘッドスピード域において飛距離の
増大を図ることができるものである。
被覆するカバーとからなり、該カバーがソリッドコアを
被覆する最内層、該最内層を被覆する少なくとも１層以
上の中間層、及び該中間層を被覆する最外層とからなる
多層構造に形成されると共に、最外層の表面に複数のデ
ィンプルを有するマルチピースソリッドゴルフボールに
おいて、最内層がショアＤ硬度６０以上、中間層がショ
アＤ硬度４０以下、及び最外層がショアＤ硬度６０以上
であると共に、上記最外層のディンプル総数が３７０〜
４５０個、ディンプルの表面占有率が６５％以上である
ことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。 【効果】 本発明のマルチピースソリッドゴルフボール
は、ドライバーからパターまでのどのクラブでショット
した時にも軟らかく良好な打感を有し、ヘッドスピード
依存性が極めて少なく、低ヘッドスピード域から高ヘッ
ドスピード域の広いヘッドスピード域において飛距離の
増大を図ることができるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、４層以上の構造を
有するマルチピースソリッドゴルフボールに関し、更に
詳述すると、ドライバーからパターまでのどのクラブで
ショットした時にも軟らかく良好な打感を有すると共
に、低ヘッドスピード域から高ヘッドスピード域の広い
ヘッドスピード域で飛距離の増大を図ることができ、ヘ
ッドスピードの高低及びクラブにかかわりなく好適に使
用することができるマルチピースソリッドゴルフボール
に関する。
有するマルチピースソリッドゴルフボールに関し、更に
詳述すると、ドライバーからパターまでのどのクラブで
ショットした時にも軟らかく良好な打感を有すると共
に、低ヘッドスピード域から高ヘッドスピード域の広い
ヘッドスピード域で飛距離の増大を図ることができ、ヘ
ッドスピードの高低及びクラブにかかわりなく好適に使
用することができるマルチピースソリッドゴルフボール
に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
種々の構造のゴルフボールが市場に提供されており、中
でも競技用ゴルフボールとして一般に用いられているの
は、ゴムを基材とするコアをアイオノマー樹脂等からな
るカバーで被覆したツーピースソリッドゴルフボールと
ソリッド又はリキッドセンターに糸ゴムを巻きつけ、こ
れをカバーで被覆した糸巻きゴルフボールである。
種々の構造のゴルフボールが市場に提供されており、中
でも競技用ゴルフボールとして一般に用いられているの
は、ゴムを基材とするコアをアイオノマー樹脂等からな
るカバーで被覆したツーピースソリッドゴルフボールと
ソリッド又はリキッドセンターに糸ゴムを巻きつけ、こ
れをカバーで被覆した糸巻きゴルフボールである。
【０００３】ツーピースソリッドゴルフボールは、優れ
た飛び性能及び耐久性を有することから、多くの一般ゴ
ルファーに使用されているが、打感が非常に硬く感じら
れ、また打撃時の球離れの速さからコントロール性に劣
るという欠点を有し、このためプロゴルファーやアマチ
ュア上級者は、ツーピースソリッドゴルフボールよりも
糸巻きゴルフボールを好んで使用する場合が多い。一
方、糸巻きゴルフボールは、フィーリング、コントロー
ル性に優れる反面、飛距離、耐久性の点でツーピースソ
リッドゴルフボールに劣るという欠点がある。
た飛び性能及び耐久性を有することから、多くの一般ゴ
ルファーに使用されているが、打感が非常に硬く感じら
れ、また打撃時の球離れの速さからコントロール性に劣
るという欠点を有し、このためプロゴルファーやアマチ
ュア上級者は、ツーピースソリッドゴルフボールよりも
糸巻きゴルフボールを好んで使用する場合が多い。一
方、糸巻きゴルフボールは、フィーリング、コントロー
ル性に優れる反面、飛距離、耐久性の点でツーピースソ
リッドゴルフボールに劣るという欠点がある。
【０００４】このように、ツーピースゴルフボールと糸
巻きゴルフボールとは、互いに相反する性能を有してお
り、プレーヤーは自分の伎倆や好みにより使用するゴル
フボールを選択しているのが現状である。
巻きゴルフボールとは、互いに相反する性能を有してお
り、プレーヤーは自分の伎倆や好みにより使用するゴル
フボールを選択しているのが現状である。
【０００５】現在、ソリッドゴルフボールにおいて、糸
巻きゴルフボールに近いフィーリングを実現するため、
軟らかいタイプのツーピースソリッドゴルフボールが種
々提案されている。このような軟らかいタイプのツーピ
ースソリッドゴルフボールを得るためには、軟らかいコ
アを用いることになるが、コアを軟らかくすると、反発
性が低下して飛び性能が劣化すると共に、耐久性も著し
く低下し、ツーピースソリッドゴルフボールの特徴であ
る優れた飛び性能及び耐久性が得られないばかりでな
く、実際の使用に耐え難くなる場合があるという問題が
あった。
巻きゴルフボールに近いフィーリングを実現するため、
軟らかいタイプのツーピースソリッドゴルフボールが種
々提案されている。このような軟らかいタイプのツーピ
ースソリッドゴルフボールを得るためには、軟らかいコ
アを用いることになるが、コアを軟らかくすると、反発
性が低下して飛び性能が劣化すると共に、耐久性も著し
く低下し、ツーピースソリッドゴルフボールの特徴であ
る優れた飛び性能及び耐久性が得られないばかりでな
く、実際の使用に耐え難くなる場合があるという問題が
あった。
【０００６】このため、上記問題点を解決すべく、ソリ
ッドコアとカバーとの間に中間層を介在させた３層構造
からなるスリーピースソリッドゴルフボールが種々提案
されている。例えば、大きな飛距離と糸巻きゴルフボー
ルに近い打感とコントロール性とを得るために、軟らか
く、比較的小さな内層（外径：２４〜２９ｍｍ，硬度シ
ョアＤ１５〜３０）を硬い外層（外径：３６〜４１ｍ
ｍ、硬度ショアＤ５５〜６５）で被覆したコアを形成し
たもの（特公平４−５５０７７号公報、特開昭６４−８
０３７７号公報）、また、ソリッドゴルフボールの特徴
である良好な飛び性能及び耐久性を劣化させることな
く、フィーリングの向上を図るためにセンターコアとボ
ール最外層のカバーとの間に軟らかい中間層を設けたも
の（特開平７−２４０８４号公報）等がある。
ッドコアとカバーとの間に中間層を介在させた３層構造
からなるスリーピースソリッドゴルフボールが種々提案
されている。例えば、大きな飛距離と糸巻きゴルフボー
ルに近い打感とコントロール性とを得るために、軟らか
く、比較的小さな内層（外径：２４〜２９ｍｍ，硬度シ
ョアＤ１５〜３０）を硬い外層（外径：３６〜４１ｍ
ｍ、硬度ショアＤ５５〜６５）で被覆したコアを形成し
たもの（特公平４−５５０７７号公報、特開昭６４−８
０３７７号公報）、また、ソリッドゴルフボールの特徴
である良好な飛び性能及び耐久性を劣化させることな
く、フィーリングの向上を図るためにセンターコアとボ
ール最外層のカバーとの間に軟らかい中間層を設けたも
の（特開平７−２４０８４号公報）等がある。
【０００７】しかしながら、上記スリーピースソリッド
ゴルフボールは、対象をヘッドスピードが４５ｍ／ｓｅ
ｃ以上の速いヘッドスピードのゴルファーに絞ったもの
が多く、必然的に上級者レベルのプレーヤーに適したも
のとなっており、ヘッドスピードの速いプレーヤーが使
用した場合には飛距離の増大や良好なフィーリングを得
ることができるが、ヘッドスピードの遅いプレーヤー、
例えば、初級者、レディース、シニアプレーヤー等が同
じゴルフボールを使用していても、インパクト時にボー
ルに与える力が弱いため、ボールの変形量が小さく、ヘ
ッドスピードの依存性が大きくなり、飛距離の増大や、
良好なフィーリングが得られない場合がある。また、ゴ
ルフ人口の増大により、ボール特性（飛び性能、フィー
リング、コントロール性及び耐久性等）に対するプレー
ヤーの要望も多様化・個性化してきており、個々のプレ
ーヤーの力量や好み等に対応した、特にヘッドスピード
依存性の少ないゴルフボールの開発が望まれていた。
ゴルフボールは、対象をヘッドスピードが４５ｍ／ｓｅ
ｃ以上の速いヘッドスピードのゴルファーに絞ったもの
が多く、必然的に上級者レベルのプレーヤーに適したも
のとなっており、ヘッドスピードの速いプレーヤーが使
用した場合には飛距離の増大や良好なフィーリングを得
ることができるが、ヘッドスピードの遅いプレーヤー、
例えば、初級者、レディース、シニアプレーヤー等が同
じゴルフボールを使用していても、インパクト時にボー
ルに与える力が弱いため、ボールの変形量が小さく、ヘ
ッドスピードの依存性が大きくなり、飛距離の増大や、
良好なフィーリングが得られない場合がある。また、ゴ
ルフ人口の増大により、ボール特性（飛び性能、フィー
リング、コントロール性及び耐久性等）に対するプレー
ヤーの要望も多様化・個性化してきており、個々のプレ
ーヤーの力量や好み等に対応した、特にヘッドスピード
依存性の少ないゴルフボールの開発が望まれていた。
【０００８】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、低ヘッドスピード域から高ヘッドスピード域までの
広いヘッドスピード域で飛距離の増大を図ることができ
ると共に、ドライバーからパターまでのどのクラブでシ
ョットした時にも軟らかく良好な打感を有する高品質、
高性能のマルチピースソリッドゴルフボールを提供する
ことを目的とする。
で、低ヘッドスピード域から高ヘッドスピード域までの
広いヘッドスピード域で飛距離の増大を図ることができ
ると共に、ドライバーからパターまでのどのクラブでシ
ョットした時にも軟らかく良好な打感を有する高品質、
高性能のマルチピースソリッドゴルフボールを提供する
ことを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、ソリッドコアと、該ソリッドコアを表面被覆する
カバーとからなり、該カバーがソリッドコアを被覆する
最内層、該最内層を被覆する少なくとも１層以上の中間
層、及び該中間層を被覆する最外層とからなる多層構造
に形成されると共に、最外層の表面に複数のディンプル
を有するマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
上記カバーを最内層と最外層との硬度に対する中間層の
硬度をショアＤ硬度で最も低くかつ最適な値にショアＤ
硬度を調整して、硬−軟−硬構造にすると共に、最外層
に形成されるディンプル総数を規定し、かつ該ディンプ
ルの表面占有率を規定することにより、各カバー及びデ
ィンプルが適正化され、これら構造の相乗効果により、
クラブとしてドライバーを用いたときの打感が良好とな
り、軟らかい良好な打感が得られ、しかもパターショッ
トに好適であること、一方、ドライバーショット時のス
ピン量が適正化され、ボールのフケ上がりを抑え、飛距
離が増大し、特に低ヘッドスピードでの飛距離の増大を
図ることができるマルチピースソリッドゴルフボールが
得られることを知見した。従って、上記マルチピースソ
リッドゴルフボールは、ヘッドスピードの依存性を極め
て少なくすることができ、低ヘッドスピード域から高ヘ
ッドスピード域までの広いヘッドスピード域で飛距離の
飛躍的増大を図ることができると共に、ドライバーから
パターまでのどのクラブでショットした時にも軟らかく
良好な打感を有する高品質、高性能のマルチピースソリ
ッドゴルフボールが得られることを見出し、本発明を完
成したものである。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、ソリッドコアと、該ソリッドコアを表面被覆する
カバーとからなり、該カバーがソリッドコアを被覆する
最内層、該最内層を被覆する少なくとも１層以上の中間
層、及び該中間層を被覆する最外層とからなる多層構造
に形成されると共に、最外層の表面に複数のディンプル
を有するマルチピースソリッドゴルフボールにおいて、
上記カバーを最内層と最外層との硬度に対する中間層の
硬度をショアＤ硬度で最も低くかつ最適な値にショアＤ
硬度を調整して、硬−軟−硬構造にすると共に、最外層
に形成されるディンプル総数を規定し、かつ該ディンプ
ルの表面占有率を規定することにより、各カバー及びデ
ィンプルが適正化され、これら構造の相乗効果により、
クラブとしてドライバーを用いたときの打感が良好とな
り、軟らかい良好な打感が得られ、しかもパターショッ
トに好適であること、一方、ドライバーショット時のス
ピン量が適正化され、ボールのフケ上がりを抑え、飛距
離が増大し、特に低ヘッドスピードでの飛距離の増大を
図ることができるマルチピースソリッドゴルフボールが
得られることを知見した。従って、上記マルチピースソ
リッドゴルフボールは、ヘッドスピードの依存性を極め
て少なくすることができ、低ヘッドスピード域から高ヘ
ッドスピード域までの広いヘッドスピード域で飛距離の
飛躍的増大を図ることができると共に、ドライバーから
パターまでのどのクラブでショットした時にも軟らかく
良好な打感を有する高品質、高性能のマルチピースソリ
ッドゴルフボールが得られることを見出し、本発明を完
成したものである。
【００１０】従って、本発明は、（１）ソリッドコア
と、該ソリッドコアを表面被覆するカバーとからなり、
該カバーがソリッドコアを被覆する最内層、該最内層を
被覆する少なくとも１層以上の中間層、及び該中間層を
被覆する最外層とからなる多層構造に形成されると共
に、最外層の表面に複数のディンプルを有するマルチピ
ースソリッドゴルフボールにおいて、最内層がショアＤ
硬度６０以上、中間層がショアＤ硬度４０以下、及び最
外層がショアＤ硬度６０以上であると共に、最外層のデ
ィンプルの総数が３７０〜４５０個、ディンプルの表面
占有率が６５％以上であることを特徴とするマルチピー
スソリッドゴルフボール、（２）最内層と最外層との硬
度差がショアＤ硬度３以下である（１）記載のマルチピ
ースソリッドゴルフボール、（３）最外層と中間層との
硬度差及び最内層と中間層との硬度差のいずれか一方又
は双方が、ショアＤ硬度２０以上である（１）又は
（２）記載のマルチピースソリッドゴルフボール、
（４）直径の異なるディンプルが２種類以上あると共
に、最大径を有するディンプルの直径が３．８〜４．３
ｍｍであり、かつ２番目に大きい径を有するディンプル
の直径が３．３〜４ｍｍである（１）乃至（３）のいず
れか１項に記載のマルチピースソリッドゴルフボール、
（５）最外層がアイオノマー樹脂を主材としてなる
（１）乃至（４）のいずれか１項に記載のマルチピース
ソリッドゴルフボール、（６）中間層がポリエステル系
熱可塑性エラストマーを主材としてなる（１）乃至
（５）のいずれか１項に記載のマルチピースソリッドゴ
ルフボール、及び（７）最内層がアイオノマー樹脂を主
材としてなる（１）乃至（６）のいずれか１項に記載の
マルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
と、該ソリッドコアを表面被覆するカバーとからなり、
該カバーがソリッドコアを被覆する最内層、該最内層を
被覆する少なくとも１層以上の中間層、及び該中間層を
被覆する最外層とからなる多層構造に形成されると共
に、最外層の表面に複数のディンプルを有するマルチピ
ースソリッドゴルフボールにおいて、最内層がショアＤ
硬度６０以上、中間層がショアＤ硬度４０以下、及び最
外層がショアＤ硬度６０以上であると共に、最外層のデ
ィンプルの総数が３７０〜４５０個、ディンプルの表面
占有率が６５％以上であることを特徴とするマルチピー
スソリッドゴルフボール、（２）最内層と最外層との硬
度差がショアＤ硬度３以下である（１）記載のマルチピ
ースソリッドゴルフボール、（３）最外層と中間層との
硬度差及び最内層と中間層との硬度差のいずれか一方又
は双方が、ショアＤ硬度２０以上である（１）又は
（２）記載のマルチピースソリッドゴルフボール、
（４）直径の異なるディンプルが２種類以上あると共
に、最大径を有するディンプルの直径が３．８〜４．３
ｍｍであり、かつ２番目に大きい径を有するディンプル
の直径が３．３〜４ｍｍである（１）乃至（３）のいず
れか１項に記載のマルチピースソリッドゴルフボール、
（５）最外層がアイオノマー樹脂を主材としてなる
（１）乃至（４）のいずれか１項に記載のマルチピース
ソリッドゴルフボール、（６）中間層がポリエステル系
熱可塑性エラストマーを主材としてなる（１）乃至
（５）のいずれか１項に記載のマルチピースソリッドゴ
ルフボール、及び（７）最内層がアイオノマー樹脂を主
材としてなる（１）乃至（６）のいずれか１項に記載の
マルチピースソリッドゴルフボールを提供する。
【００１１】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、図
１に示したように、ソリッドコア１と該ソリッドコア１
を被覆するカバー２とからなるもので、このカバー２
は、ソリッドコア１を最内層３、中間層４、最外層５の
順に被覆した多層構造に形成されている。
と、本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、図
１に示したように、ソリッドコア１と該ソリッドコア１
を被覆するカバー２とからなるもので、このカバー２
は、ソリッドコア１を最内層３、中間層４、最外層５の
順に被覆した多層構造に形成されている。
【００１２】ここで、ソリッドコア１は、従来のツーピ
ースソリッドゴルフボールのソリッドコアと同様にシス
−１，４−ポリブタジエンを主成分するゴム基材から形
成され、このゴム基材に公知の架橋剤、共架橋剤、不活
性充填剤等を配合して、公知の方法により成形すること
ができる。
ースソリッドゴルフボールのソリッドコアと同様にシス
−１，４−ポリブタジエンを主成分するゴム基材から形
成され、このゴム基材に公知の架橋剤、共架橋剤、不活
性充填剤等を配合して、公知の方法により成形すること
ができる。
【００１３】また、ソリッドコア１の直径は、通常３０
〜４０ｍｍ、好ましくは３２．５〜３９．５ｍｍであ
る。また、硬度は、１００ｋｇ荷重負荷時の変形量で２
〜７ｍｍ、好ましくは２．５〜６ｍｍである。変形量が
２ｍｍ未満ではコアが硬くなりすぎ、良好なフィーリン
グが得られなくなる場合がある。一方、７ｍｍを超える
とコアが軟らかくなりすぎ、優れた飛び性能を発揮でき
ない場合がある。なお、コアは単一コアであっても、２
層以上のマルチコアであってもよい。
〜４０ｍｍ、好ましくは３２．５〜３９．５ｍｍであ
る。また、硬度は、１００ｋｇ荷重負荷時の変形量で２
〜７ｍｍ、好ましくは２．５〜６ｍｍである。変形量が
２ｍｍ未満ではコアが硬くなりすぎ、良好なフィーリン
グが得られなくなる場合がある。一方、７ｍｍを超える
とコアが軟らかくなりすぎ、優れた飛び性能を発揮でき
ない場合がある。なお、コアは単一コアであっても、２
層以上のマルチコアであってもよい。
【００１４】次に、本発明のマルチピースソリッドゴル
フボールは、上記ソリッドコア１にカバー２を被覆形成
してなるものであるが、上述したように、カバー２は、
ソリッドコア１を被覆する最内層３、該最内層３を被覆
する中間層４、該中間層４を被覆する最外層５とからな
る３層構造に形成されている。
フボールは、上記ソリッドコア１にカバー２を被覆形成
してなるものであるが、上述したように、カバー２は、
ソリッドコア１を被覆する最内層３、該最内層３を被覆
する中間層４、該中間層４を被覆する最外層５とからな
る３層構造に形成されている。
【００１５】本発明において、上記カバー２の硬度は、
上記３層構造のうち中間層４のショアＤ硬度が最も低
く、最内層３と最外層５とは、中間層４の硬度よりも高
く形成される。なお、本発明でいうショアＤ硬度とはＡ
ＳＴＭ２２４０に準拠した計測方法にて測定される硬度
である。
上記３層構造のうち中間層４のショアＤ硬度が最も低
く、最内層３と最外層５とは、中間層４の硬度よりも高
く形成される。なお、本発明でいうショアＤ硬度とはＡ
ＳＴＭ２２４０に準拠した計測方法にて測定される硬度
である。
【００１６】本発明において、上記中間層４のショアＤ
硬度は４０以下、好ましくは３８以下、更に好ましくは
３５以下であることが推奨され、ショアＤ硬度が４０を
超えると、パターやアプローチで硬く感じられることが
ある。なお、硬度の下限はショアＤ硬度２０以上、特に
２５以上である。
硬度は４０以下、好ましくは３８以下、更に好ましくは
３５以下であることが推奨され、ショアＤ硬度が４０を
超えると、パターやアプローチで硬く感じられることが
ある。なお、硬度の下限はショアＤ硬度２０以上、特に
２５以上である。
【００１７】本発明において、最内層３及び最外層５の
ショアＤ硬度はそれぞれ６０以上であることが必要であ
る。より具体的には、最内層３のショアＤ硬度は６０以
上、好ましくは６３以上、更に好ましくは６５以上であ
り、また最外層５のショアＤ硬度は、６０以上、好まし
くは６３以上、更に好ましくは６５以上であることが推
奨される。なお、硬度の上限はそれぞれショアＤ硬度７
５以下、特に７０以下である。
ショアＤ硬度はそれぞれ６０以上であることが必要であ
る。より具体的には、最内層３のショアＤ硬度は６０以
上、好ましくは６３以上、更に好ましくは６５以上であ
り、また最外層５のショアＤ硬度は、６０以上、好まし
くは６３以上、更に好ましくは６５以上であることが推
奨される。なお、硬度の上限はそれぞれショアＤ硬度７
５以下、特に７０以下である。
【００１８】上述したように、最内層３及び最外層５
は、中間層４よりも硬度が高いものであるが、この場
合、最内層３と最外層５との硬度差はショアＤ硬度で３
以下、特に２以下であることが好ましい。従って、最内
層３及び最外層５の硬度は同一又は近似した値を取るこ
とが好ましいが、最内層３と最外層５とに硬度差がある
場合、特に最内層３を最外層５のショアＤ硬度より大き
くすることができる。
は、中間層４よりも硬度が高いものであるが、この場
合、最内層３と最外層５との硬度差はショアＤ硬度で３
以下、特に２以下であることが好ましい。従って、最内
層３及び最外層５の硬度は同一又は近似した値を取るこ
とが好ましいが、最内層３と最外層５とに硬度差がある
場合、特に最内層３を最外層５のショアＤ硬度より大き
くすることができる。
【００１９】本発明において、以上のような硬度規定を
有する最内層３及び最外層５と上記中間層４との硬度差
のいずれか一方、好ましくは双方がショアＤ硬度で２０
以上、好ましくは２２以上、更に好ましくは２５以上に
なるように形成されることが推奨される。なお、その上
限値はショアＤ硬度４５以下、特に４０以下とすること
が好ましい。
有する最内層３及び最外層５と上記中間層４との硬度差
のいずれか一方、好ましくは双方がショアＤ硬度で２０
以上、好ましくは２２以上、更に好ましくは２５以上に
なるように形成されることが推奨される。なお、その上
限値はショアＤ硬度４５以下、特に４０以下とすること
が好ましい。
【００２０】本発明のカバー２を構成する最内層３、中
間層４、及び最外層５は、上記硬度規定を満たすもので
あればそれぞれ公知のカバー材にて形成することがで
き、特に制限されるものではないが、最内層３及び最外
層５はアイオノマー樹脂を、中間層４はポリエステル系
熱可塑性エラストマーをそれぞれ主材として形成される
ことが好ましい。
間層４、及び最外層５は、上記硬度規定を満たすもので
あればそれぞれ公知のカバー材にて形成することがで
き、特に制限されるものではないが、最内層３及び最外
層５はアイオノマー樹脂を、中間層４はポリエステル系
熱可塑性エラストマーをそれぞれ主材として形成される
ことが好ましい。
【００２１】ここで、上記最内層３及び最外層５を形成
するアイオノマー樹脂としては公知のアイオノマー樹脂
が使用でき、具体的には、ハイミラン１５５７、同１６
０１、同１６０５、同１７０６、同ＡＭ７３１７、同Ａ
Ｍ７３１８（三井・デュポンポリケミカル（株）製）等
が例示でき、これらは１種を単独で或いは２種以上を混
合して用いることができる。
するアイオノマー樹脂としては公知のアイオノマー樹脂
が使用でき、具体的には、ハイミラン１５５７、同１６
０１、同１６０５、同１７０６、同ＡＭ７３１７、同Ａ
Ｍ７３１８（三井・デュポンポリケミカル（株）製）等
が例示でき、これらは１種を単独で或いは２種以上を混
合して用いることができる。
【００２２】また、上記中間層４を形成するポリエステ
ル系熱可塑性エラストマーとしては、ハイトレル４０４
７、同４７６７、同５５５７（東レ・デュポン社製）等
の市販されているポリエステル系熱可塑性エラストマー
などが好適に用いられる。また、中間層４は２層以上に
してもよく、上記材料を使用することによって形成する
ことができる。
ル系熱可塑性エラストマーとしては、ハイトレル４０４
７、同４７６７、同５５５７（東レ・デュポン社製）等
の市販されているポリエステル系熱可塑性エラストマー
などが好適に用いられる。また、中間層４は２層以上に
してもよく、上記材料を使用することによって形成する
ことができる。
【００２３】なお、上記それぞれのカバー材には、必要
に応じて上記樹脂成分以外に種々の添加剤、例えば、顔
料、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤等を常
用量添加することができる。
に応じて上記樹脂成分以外に種々の添加剤、例えば、顔
料、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、離型剤等を常
用量添加することができる。
【００２４】以上の材料から形成されるカバー２の総厚
さは１．３５〜６．３５ｍｍ、特に１．５〜６．０ｍｍ
に形成されることが好ましく、このカバー２を構成する
最内層３、中間層４、及び最外層５は、上記カバー厚さ
に準じて適宜調整され、この場合の厚さは特に制限され
るものではないが、通常、最内層は０．５〜２．３ｍ
ｍ、特に１．０〜２．０ｍｍ、中間層は０．５〜２．３
ｍｍ、特に１．０〜２．０ｍｍ、更に最外層は０．５〜
２．３ｍｍ、特に１．０〜２．０ｍｍにそれぞれ形成さ
れることが好ましい。
さは１．３５〜６．３５ｍｍ、特に１．５〜６．０ｍｍ
に形成されることが好ましく、このカバー２を構成する
最内層３、中間層４、及び最外層５は、上記カバー厚さ
に準じて適宜調整され、この場合の厚さは特に制限され
るものではないが、通常、最内層は０．５〜２．３ｍ
ｍ、特に１．０〜２．０ｍｍ、中間層は０．５〜２．３
ｍｍ、特に１．０〜２．０ｍｍ、更に最外層は０．５〜
２．３ｍｍ、特に１．０〜２．０ｍｍにそれぞれ形成さ
れることが好ましい。
【００２５】上記最内層３、中間層４、及び最外層５を
ソリッドコア１に被覆する方法は特に制限されず、予め
半球殻状に成形した３層構造の２枚のハーフカップでソ
リッドコア１を包み、加熱加圧成形するか、カバー用組
成物を順次射出成形してソリッドコア１を包み込む等の
方法で形成することができる。
ソリッドコア１に被覆する方法は特に制限されず、予め
半球殻状に成形した３層構造の２枚のハーフカップでソ
リッドコア１を包み、加熱加圧成形するか、カバー用組
成物を順次射出成形してソリッドコア１を包み込む等の
方法で形成することができる。
【００２６】本発明のゴルフボールは、最外層５に多数
のディンプルを形成するものであるが、このディンプル
総数は３７０〜４５０個、特に３８０〜４４０個で、デ
ィンプルの表面占有率は６５％以上、特に６８〜８５％
になるように形成する。上記ディンプル総数はディンプ
ルの表面占有率６５％以上を確保するために必要とされ
るディンプル数で、また、ディンプルの表面占有率はボ
ールの飛距離性能に関与するものである。従って、ディ
ンプルの表面占有率が６５％未満であると、十分な飛距
離を得ることができない。なお、ディンプルの表面占有
率は、ゴルフボールを完全な球体とみなしてその表面を
仮想球面としたとき、個々のディンプルの縁部によって
囲まれる仮想球面上の表面積の総和が仮想球面の全表面
積に占める割合である。
のディンプルを形成するものであるが、このディンプル
総数は３７０〜４５０個、特に３８０〜４４０個で、デ
ィンプルの表面占有率は６５％以上、特に６８〜８５％
になるように形成する。上記ディンプル総数はディンプ
ルの表面占有率６５％以上を確保するために必要とされ
るディンプル数で、また、ディンプルの表面占有率はボ
ールの飛距離性能に関与するものである。従って、ディ
ンプルの表面占有率が６５％未満であると、十分な飛距
離を得ることができない。なお、ディンプルの表面占有
率は、ゴルフボールを完全な球体とみなしてその表面を
仮想球面としたとき、個々のディンプルの縁部によって
囲まれる仮想球面上の表面積の総和が仮想球面の全表面
積に占める割合である。
【００２７】また、本発明において、ディンプルは上記
総数及び表面占有率を満たせば全て同形であっても異な
る径を２種以上有するものであってもよいが、本発明に
おいては、径の異なるディンプルを２種類以上、好まし
くは２〜６種類、更に好ましくは２〜４種類有すること
が推奨され、この場合、最大径を有するディンプルの直
径が３．８〜４．３ｍｍ、特に３．８〜４．２ｍｍ、ま
た２番目に大きい径を有するディンプルの直径は３．３
〜４ｍｍ、特に３．３〜３．９ｍｍであることが好まし
く、更に小径のディンプルを有する場合は、その直径は
適宜調節される。
総数及び表面占有率を満たせば全て同形であっても異な
る径を２種以上有するものであってもよいが、本発明に
おいては、径の異なるディンプルを２種類以上、好まし
くは２〜６種類、更に好ましくは２〜４種類有すること
が推奨され、この場合、最大径を有するディンプルの直
径が３．８〜４．３ｍｍ、特に３．８〜４．２ｍｍ、ま
た２番目に大きい径を有するディンプルの直径は３．３
〜４ｍｍ、特に３．３〜３．９ｍｍであることが好まし
く、更に小径のディンプルを有する場合は、その直径は
適宜調節される。
【００２８】以上の要件を具備するゴルフボールは、デ
ィンプルを成形した後、その表面に対しバフ研磨、塗
装、スタンプ等の仕上げ作業を行うことができる。
ィンプルを成形した後、その表面に対しバフ研磨、塗
装、スタンプ等の仕上げ作業を行うことができる。
【００２９】本発明のゴルフボールは、上述したよう
に、ドライバーからパターまでのどのクラブでショット
した時にも軟らかく良好な打感を有すると共に、中、高
ヘッドスピードのプレーヤーは勿論、低ヘッドスピー
ド、特にヘッドスピードが３５ｍ／ｓｅｃ程度のプレー
ヤーでも良好な飛距離及びフィーリングが得られるヘッ
ドスピード依存性の極めて少ないものである。
に、ドライバーからパターまでのどのクラブでショット
した時にも軟らかく良好な打感を有すると共に、中、高
ヘッドスピードのプレーヤーは勿論、低ヘッドスピー
ド、特にヘッドスピードが３５ｍ／ｓｅｃ程度のプレー
ヤーでも良好な飛距離及びフィーリングが得られるヘッ
ドスピード依存性の極めて少ないものである。
【００３０】本発明のゴルフボールは、以上の構成を有
するが、その直径、重さ等はゴルフ規則に従い、直径は
４２．６７ｍｍ以上、重量は４５．９３ｇ以下で適宜設
定することができる。
するが、その直径、重さ等はゴルフ規則に従い、直径は
４２．６７ｍｍ以上、重量は４５．９３ｇ以下で適宜設
定することができる。
【００３１】
【発明の効果】本発明のマルチピースソリッドゴルフボ
ールは、ドライバーからパターまでのどのクラブでショ
ットした時にも軟らかく良好な打感を有し、ヘッドスピ
ード依存性が極めて少なく、低ヘッドスピード域から高
ヘッドスピード域の広いヘッドスピード域において飛距
離の増大を図ることができるものである。
ールは、ドライバーからパターまでのどのクラブでショ
ットした時にも軟らかく良好な打感を有し、ヘッドスピ
ード依存性が極めて少なく、低ヘッドスピード域から高
ヘッドスピード域の広いヘッドスピード域において飛距
離の増大を図ることができるものである。
【００３２】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるもの
ではない。
【００３３】［実施例、比較例］表１の配合処方による
ソリッドコア用ゴム組成物を混練ロールを用いて混練
し、モールド内で１５５℃で１５分間加硫成形して、表
５に示す直径、硬度を有するソリッドコアを調製した。
ソリッドコア用ゴム組成物を混練ロールを用いて混練
し、モールド内で１５５℃で１５分間加硫成形して、表
５に示す直径、硬度を有するソリッドコアを調製した。
【００３４】次に、得られたソリッドコアの上に表２、
３に示した配合処方により調製した最内層、中間層、及
び最外層材を表５の処方に従って射出成形により被覆
し、その最外層表面に表４に示される態様のディンプル
を形成し、フォーピースソリッドゴルフボールをそれぞ
れ得た。
３に示した配合処方により調製した最内層、中間層、及
び最外層材を表５の処方に従って射出成形により被覆
し、その最外層表面に表４に示される態様のディンプル
を形成し、フォーピースソリッドゴルフボールをそれぞ
れ得た。
【００３５】次に、得られた各ゴルフボールについて、
下記方法により、ソリッドコア硬度、飛び性能、及び打
感を評価した。結果を表６に示す。
下記方法により、ソリッドコア硬度、飛び性能、及び打
感を評価した。結果を表６に示す。
【００３６】ソリッドコア硬度 ソリッドコアに１００ｋｇ荷重を負荷した時の変形量
（ｍｍ）飛び性能 スィングロボットを用いて、クラブとしてドライバー
（＃Ｗ１）を用いてヘッドスピード４５ｍ／ｓｅｃ（Ｈ
Ｓ４５）及び３５ｍ／ｓｅｃ（ＨＳ３５）でショットし
た時のキャリー、トータル飛距離を測定した。打感 クラブとしてドライバー（＃Ｗ１）を用いて、ヘッドス
ピード約４５ｍ／ｓｅｃのプロ３名、及び約３５ｍ／ｓ
ｅｃの女子トップアマ３名により実打したときの感触を
下記基準により評価した。また、パターに関しても同様
に評価した。 ◎：非常に軟らかい ○：軟らかい △：やや硬い ×：硬い
（ｍｍ）飛び性能 スィングロボットを用いて、クラブとしてドライバー
（＃Ｗ１）を用いてヘッドスピード４５ｍ／ｓｅｃ（Ｈ
Ｓ４５）及び３５ｍ／ｓｅｃ（ＨＳ３５）でショットし
た時のキャリー、トータル飛距離を測定した。打感 クラブとしてドライバー（＃Ｗ１）を用いて、ヘッドス
ピード約４５ｍ／ｓｅｃのプロ３名、及び約３５ｍ／ｓ
ｅｃの女子トップアマ３名により実打したときの感触を
下記基準により評価した。また、パターに関しても同様
に評価した。 ◎：非常に軟らかい ○：軟らかい △：やや硬い ×：硬い
【００３７】
【表１】
【００３８】
【表２】
【００３９】
【表３】
【００４０】
【表４】
【００４１】
【表５】
【００４２】
【表６】
【００４３】表６の結果から、本発明の４層構造のマル
チピ−スソリッドゴルフボールは、高ヘッドスピード
（ＨＳ４５）、低ヘッドスピード（ＨＳ３５）にかかわ
らず飛距離が増大し、クラブとしてドライバー、パター
のいずれを使用しても非常に軟らかい良好な打感を有す
ることが認められた。
チピ−スソリッドゴルフボールは、高ヘッドスピード
（ＨＳ４５）、低ヘッドスピード（ＨＳ３５）にかかわ
らず飛距離が増大し、クラブとしてドライバー、パター
のいずれを使用しても非常に軟らかい良好な打感を有す
ることが認められた。
【図１】本発明ゴルフボールの一例を示す断面図であ
る。
る。
１ ソリッドコア ２ カバー ３ 最内層 ４ 中間層 ５ 最外層
Claims (7)
- 【請求項１】 ソリッドコアと、該ソリッドコアを表面
被覆するカバーとからなり、該カバーがソリッドコアを
被覆する最内層、該最内層を被覆する少なくとも１層以
上の中間層、及び該中間層を被覆する最外層とからなる
多層構造に形成されると共に、最外層の表面に複数のデ
ィンプルを有するマルチピースソリッドゴルフボールに
おいて、最内層がショアＤ硬度６０以上、中間層がショ
アＤ硬度４０以下、及び最外層がショアＤ硬度６０以上
であると共に、上記最外層のディンプル総数が３７０〜
４５０個、ディンプルの表面占有率が６５％以上である
ことを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボール。 - 【請求項２】 最内層と最外層との硬度差がショアＤ硬
度３以下である請求項１記載のマルチピースソリッドゴ
ルフボール。 - 【請求項３】 最外層と中間層との硬度差及び最内層と
中間層との硬度差のいずれか一方又は双方が、ショアＤ
硬度２０以上である請求項１又は２記載のマルチピース
ソリッドゴルフボール。 - 【請求項４】 直径の異なるディンプルが２種類以上あ
ると共に、最大径を有するディンプルの直径が３．８〜
４．３ｍｍであり、かつ２番目に大きい径を有するディ
ンプルの直径が３．３〜４ｍｍである請求項１乃至３の
いずれか１項に記載のマルチピースソリッドゴルフボー
ル。 - 【請求項５】 最外層がアイオノマー樹脂を主材として
なる請求項１乃至４のいずれか１項に記載のマルチピー
スソリッドゴルフボール。 - 【請求項６】 中間層がポリエステル系熱可塑性エラス
トマーを主材としてなる請求項１乃至５のいずれか１項
に記載のマルチピースソリッドゴルフボール。 - 【請求項７】 最内層がアイオノマー樹脂を主材として
なる請求項１乃至６のいずれか１項に記載のマルチピー
スソリッドゴルフボール。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219282A JPH1147309A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | マルチピースソリッドゴルフボール |
| US09/124,363 US6056650A (en) | 1997-07-30 | 1998-07-29 | Multi-piece solid golf ball |
| GB9816688A GB2327617B (en) | 1997-07-30 | 1998-07-30 | Multi-piece solid golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219282A JPH1147309A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | マルチピースソリッドゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147309A true JPH1147309A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16733076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9219282A Pending JPH1147309A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | マルチピースソリッドゴルフボール |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6056650A (ja) |
| JP (1) | JPH1147309A (ja) |
| GB (1) | GB2327617B (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6461251B1 (en) | 1999-07-22 | 2002-10-08 | Bridgestone Sports Co, Ltd. | Solid golf ball |
| JP2003038681A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| JP2013244339A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| JP2013244322A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| JP2013244129A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| JP2013244131A (ja) * | 2012-05-25 | 2013-12-09 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフボール |
| US9061181B2 (en) | 2012-05-17 | 2015-06-23 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US9162112B2 (en) | 2011-11-15 | 2015-10-20 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US9364720B2 (en) | 2010-12-29 | 2016-06-14 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US9409058B2 (en) | 2010-12-29 | 2016-08-09 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US9486673B2 (en) | 2010-12-29 | 2016-11-08 | Dunlop Sports Co. Ltd. | Golf ball |
| US10265585B2 (en) | 2010-12-03 | 2019-04-23 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Golf ball |
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| JP4282177B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2009-06-17 | Ｓｒｉスポーツ株式会社 | フォーピースソリッドゴルフボール |
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| JP3985127B2 (ja) | 2000-12-25 | 2007-10-03 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | マルチピースソリッドゴルフボール |
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