JP4006549B2 - ソリッドゴルフボール - Google Patents

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    • A63B37/0075Three piece balls, i.e. cover, intermediate layer and core

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソリッドゴルフボールの特徴である良好な飛び性能及び耐久性を損なうことなく、打感が向上した2層カバーを有するソリッドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
現在、種々の構造のゴルフボールが市場に提供されており、中でも競技用ゴルフボールとして一般に用いられているのは、ゴムを基材とするコアをアイオノマー樹脂等からなる外層カバーで被覆したツーピースソリッドゴルフボールと、ソリッド又はリキッドセンターに糸ゴムを巻きつけ、これを外層カバーで被覆した糸巻きゴルフボールであり、これらゴルフボールが市場の大半を占めている。
【0003】
上記ツーピースソリッドゴルフボールは、優れた飛び性能及び耐久性を有することから、多くのゴルファーに使用されているが、打感が非常に硬く感じられ、また打撃時の球離れの速さからコントロール性に劣るという欠点を有し、このためプロゴルファーやアマチュア上級者には、ツーピースソリッドゴルフボールよりも糸巻きゴルフボールを使用する人が多い。一方、糸巻きゴルフボールは、フィーリング、コントロール性に優れる反面、飛距離、耐久性の点でツーピースソリッドゴルフボールに劣るという問題がある。
【0004】
このように、ツーピースソリッドゴルフボールと糸巻きゴルフボールとは、互いに相反する性能を有しており、プレーヤーは自分の伎倆や好みにより使用するゴルフボールを選択しているのが現状である。
【0005】
このため、本発明者の検討により、ソリッドゴルフボールにおいて糸巻きゴルフボールに近いフィーリングを実現すべく、ソリッドセンター、内層カバー、及び外層カバーからなる新しいタイプのスリーピースソリッドゴルフボールが提案されている(特公平7−8301号公報、特開平7−24084号公報、特開平9−10358号公報など)。これら公報に開示されたゴルフボールはいずれも外層カバーが内層カバーより硬く形成されており、特にドライバーショットなどの飛距離を多く必要とするショットに対して低スピンになるように設計されている。
【0006】
しかしながら、これらのボールは、飛距離を出すには有利であるが、低スピン構造であるため止まりにくいという性質を有している。
【0007】
これに対して、コントロール性を改善したゴルフボールも数多く提案されている(特公平5−4110号公報、特開平7−24085号公報など)。これらは、内層カバーが外層カバーよりも硬いことが特徴で、外層カバーを軟らかくすることによりクラブフェースとボールとの摩擦を増大させ、スピンの増大化を図っている。
【0008】
しかしながら、このようなゴルフボールは、スピン量は増大するものの、外層カバーが軟らかいために、反発性が低下し、飛距離の増大化を図れない場合がある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ソリッドゴルフボールの特徴である良好な飛び性能及び耐久性を損なうことなく、打感を向上させたソリッドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は上記目的を達成するため、鋭意検討を行った結果、ゴム基材からなるソリッドコアと、このソリッドコアを被覆する内層カバーと、この内層カバーを被覆する外層カバーとを備えた2層カバー構造のソリッドゴルフボールにおいて、内層カバーを1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成し、かつ外層カバーを2価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成すると共に、上記内層カバーと外層カバーとの硬度差をショアD硬度で2以下にすることにより、ソリッドゴルフボールの特徴である良好な飛び性能及び耐久性を損なうことなく、打感が軟らかくフィーリングが向上したソリッドゴルフボールが得られることを知見した。
【0011】
この場合、上記内層カバー及び外層カバーの硬度をそれぞれショアD硬度50〜68及び50〜70にすること、更にソリッドコアをポリブタジエンを主材として形成すると共に、100kg荷重負荷時の変形量を3〜7mmにすること、更に内層カバー、外層カバーの厚さを0.5〜3mmにすることにより、上記性能がより良好に発揮されることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0012】
従って、本発明は、
(1)ソリッドコアと、内層カバーと、外層カバーとを具備するソリッドゴルフボールにおいて、内層カバーが1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成され、かつ外層カバーが2価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成されると共に、内層カバーのショアD硬度が50〜68であり、外層カバーのショアD硬度が50〜70であり、内層カバーと外層カバーとの硬度差がショアD硬度で2以下であることを特徴とするソリッドゴルフボール、
)内層カバー及び外層カバーの硬度がそれぞれ51〜66である(1)記載のソリッドゴルフボール、
)内層カバーが、1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を80〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成された(1)又は(2)記載のソリッドゴルフボール、
)ソリッドコアがポリブタジエンを主材とするゴム組成物からなると共に、ソリッドコアの直径が33〜41mmであり、100kg荷重負荷時の変形量が3〜7mmである(1)〜(3)のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール、
)内層カバー及び外層カバーの厚さがそれぞれ0.5〜3mmの範囲である(1)〜(4)のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール
を提供する。
【0013】
以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明のソリッドゴルフボールは、図1に示したように、ソリッドコア1と、該ソリッドコア1を覆うカバー2とからなるもので、このカバー2は、上記ソリッドコア1を被覆する内層カバー3と、この内層カバー3を被覆する外層カバー4とからなる2層構造に形成されている。この場合、図1はソリッドコア1が1層のスリーピースボールを示すが、必要によりコアは2層以上のマルチコアとすることもできる。
【0014】
ここで、本発明のゴルフボールの各構成について説明すると、まず、コアが1層のスリーピースボールの場合、上記ソリッドコア1は、ゴム基材を主成分とするもので、このゴム基材としては従来からソリッドゴルフボールに用いられている天然ゴム及び/又は合成ゴムを使用することができるが、本発明においては、シス構造を少なくとも40%以上有する1,4−シス−ポリブタジエンが特に好ましく、所望により該ポリブタジエンに天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴムなどを適宜配合することもできる。また、マルチコアの場合も、その中心コア及びこれを被覆する包囲コアも上記と同様のゴム材料にて形成することができる。
【0015】
本発明において、ソリッドコアの硬度は100kgの荷重を加えた時の変形量が3〜7mm、特に3.1〜6.5mm、更に好ましくは3.2〜6.0mmであることが好ましい。なお、ソリッドコア1の直径は33〜41mm、好ましくは34〜40mm、更に好ましくは35〜40mmであることが推奨される。
【0016】
次に、本発明のゴルフボールのカバーは、上述したように内層カバーと外層カバーとからなる2層構造に形成されているものであり、まず、内層カバーについて説明すると、1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%、特に65〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成されるものである。1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂が60重量%未満であると、反発性が低下し、飛距離の低下につながる場合がある。なお、ここでいう1価の金属塩を構成する金属イオンは、ナトリウムイオン、リチウムイオンなどのことをいう。
【0017】
このような1価の金属塩で中和されたアイオノマー樹脂として、具体的には、ナトリウム塩中和型としてハイミラン1605(三井・デュポンポリケミカルズ製)、サーリン8320、同AD8512(デュポン製)など、リチウム塩中和型として、サーリン7930(デュポン製)などを挙げることができ、これらは1種を単独又は2種以上を混合して用いてもよい。
【0018】
また、上記内層カバー材には、上記配合規定を満たせば、多価金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂や他の材料として熱可塑性エラストマーなどを配合してもよく、例えば、亜鉛塩中和型としてハイミラン1706(三井・デュポンポリケミカルズ製)、サーリン9320(デュポン製)、マグネシウム塩中和型としてハイミランAM7311(三井・デュポンポリケミカルズ製)など、また結晶性ポリエチレンブロックを有する熱可塑性エラストマーとしてD6100Pダイナロン(日本合成ゴム製)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、エチレン−不飽和カルボン酸アルキル共重合体の無水マレイン酸変性物、エチレン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸アルキルエステルの三元共重合体などを挙げることができる。
【0019】
次に、本発明のゴルフボールは、外層カバーとして2価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%、特に65〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成される。2価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂が60重量%未満であると、耐摩耗性が低下するため、アイアン打撃時の表面耐久性が悪くなる場合がある。なお、ここでいう2価の金属塩を構成する金属イオンとしては、亜鉛イオン、マグネシウムイオンなどが挙げられる。具体的には、亜鉛塩中和型としてハイミラン1554、同1706(三井・デュポンポリケミカルズ製)、サーリン9320(デュポン製)、マグネシウム塩中和型としてハイミランAM7311(三井・デュポンポリケミカルズ製)などが例示され、これらは1種を単独又は2種以上を混合して用いてもよい。
【0020】
更に、外層カバー材には、上記配合規定を満たすものであれば、他のアイオノマー樹脂を配合することもでき、例えば、1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂などを挙げることができ、具体的には、ナトリウム塩中和型としてハイミラン1605(三井・デュポンポリケミカルズ製)、サーリン8320(デュポン製)など、リチウム塩中和型として、サーリン7930(デュポン製)などを好適に使用できる。
【0021】
上記内層・外層カバー材中には、それぞれ必要に応じて顔料、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、可塑剤等の公知の添加剤を配合することもできる。
【0022】
本発明において、上記内層カバーと外層カバーとの硬度差はショアD硬度で2以下にすることが必要で、この場合、内層及び外層カバーはそれぞれショアD硬度50〜68及び50〜70、特に両者とも51〜68、更に好ましくは両者とも51〜66であることが好ましく、ショアD硬度が50未満であると反発性が低下し、またショアD硬度が70を超えると打撃時のフィーリングが非常に硬くなり、使用に耐え難くなってしまう場合がある。なお、本発明でいう硬度とはASTM2240に準拠した計測方法により測定されるものである。
【0023】
以上のように形成されたカバーの総厚さは、通常1〜5mm、特に1.2〜4.5mmに形成されることが好ましく、また本発明において、上記内層カバーと外層カバーそれぞれの厚さは、通常0.5〜3mm、特に0.6〜2.5mmに形成し得、この場合、どちらか一方のカバー厚が0.5mmより薄いと打撃耐久性が低下し、割れる原因になる場合があり、また、3mmより厚いと反発性が低下してしまう場合がある。
【0024】
本発明のソリッドゴルフボールは、上述したゴム基材を使用してソリッドコアを加硫成形し、得られたソリッドコアに対して上述した上記内層カバー3、外層カバー4を順に被覆形成することによって2層構造のカバーを有するソリッドゴルフボールを製造することができる。
【0025】
なお、ソリッドコアを得るには、ゴム基材、架橋剤、共架橋剤、不活性充填剤を使用し、加硫条件、配合比を適宜調節して製造を行う。
【0026】
ここで、基材ゴムとしては、上述した天然ゴム及び/又は合成ゴムなどを使用することができ、架橋剤としては、ジクミルパーオキサイドやジ−t−ブチルパーオキサイドのような有機過酸化物等を例示でき、特にジクミルパーオキサイドを使用することが好ましい。なお、架橋剤の配合量は基材ゴム100重量部に対して通常0.5〜2重量部である。
【0027】
また、共架橋剤は特に制限されず、不飽和脂肪酸の金属塩、特に、炭素原子数3〜8の不飽和脂肪酸(例えば、アクリル酸、メタアクリル酸等)の亜鉛塩やマグネシウム塩等の金属塩を例示できるが、アクリル酸亜鉛が特に好適である。この共架橋剤の配合量は基材ゴム100重量部に対して10〜34重量部、好ましくは12〜34重量部である。
【0028】
更に、不活性充填剤としては酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、炭酸カルシウム及び炭酸亜鉛等が例示されるが、酸化亜鉛、硫酸バリウムが一般的で、その配合量はコアとカバーの比重、ボールの重量規格等に応じて適宜調節され、特に限定されないが、通常は基材ゴム100重量部に対して15〜35重量部である。なお、本発明においては酸化亜鉛、硫酸バリウムの配合割合を適宜調整することで上述した最適なソリッドコアの硬度(100kg荷重負荷時のボールの最適な変形量)を得ることができる。
【0029】
上記成分を配合して得られるソリッドコア組成物は通常の混練機、例えばバンバリーミキサーやロール等を用いて混練し、コア用金型に圧縮又は射出成形し、成形体を架橋剤及び共架橋剤が作用するのに十分な温度(例えば架橋剤としてジクミルパーオキサイドを用い、共架橋剤としてアクリル酸亜鉛を用いる場合には約130〜170℃)で加熱硬化してソリッドコアを調製する。
【0030】
更に、内層カバー及び外層カバーは、上述したようなアイオノマー樹脂を主材とするカバー材を使用して形成するが、内層カバーをソリッドコアに被覆形成する方法、外層カバーをソリッドコアに被覆形成された内層カバーに被覆する方法は特に制限されず、通常は予め半球殻状に成形した2枚の外層カバーで内層カバーを包み、ソリッドコアにかぶせて加熱加圧成形するか、内層・外層カバー材を順にソリッドコアに射出成形する方法等を採用し得る。
【0031】
このようにして得られたソリッドゴルフボールは、上記外層カバーにディンプルを形成するが、ディンプル数としては300〜600個、特に310〜550個、また、その幾何学的配列としては、8面体、20面体などで、ディンプルの模様としては、スクウェアー型、ヘキサゴン型、ペンタゴン型、トライアングル型などのいかなるものを採用しても差支えない。
【0032】
なお、本発明のゴルフボールは、その直径、重さはゴルフ規則に従い、直径42.67mm以上、重量は45.93g以下に形成することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明のソリッドゴルフボールは、ソリッドゴルフボールの本来の特徴である良好な飛び性能及び耐久性を損なうことなく、打感が向上したものである。
【0034】
【実施例】
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。
【0035】
[実施例、比較例]
表1,2に示した組成でソリッドコア、内層カバー及び外層カバーを形成し、表1,2の性状のスリーピースソリッドゴルフボールを製造した。
【0036】
この場合、ソリッドコアは各成分を混練ロールを用いて混練し、155℃で15分間加圧成形することにより形成し、内層カバーは射出成形により、ソリッドコアの表面を被って形成した。そして、この内層カバーの表面に射出成形によってカバーを形成し、スリーピースソリッドゴルフボールとした。
【0037】
次に得られた各ゴルフボールについて、下記の諸特性を評価した。結果を表1,2に示す。
飛び性能
スイングロボットを用い、ドライバー(#W1,ブリヂストンスポーツ製「PRO 230 Titan」ロフト角11度,ハーモテックライト HM50J(HKカーボンシャフト),硬度S,バランスD2)でヘッドスピード45m/secにて打撃し、それぞれのキャリーとトータル飛距離を測定した。
打感
#W1及びパター(#PT)について、プロゴルファー3名により実打した時の感触を下記基準により評価した。
◎:非常に軟らかい
○:軟らかい
△:やや硬い
×:硬い
耐久性
サンドウェッジ(#SW)でヘッドスピード33m/secにて、同一のボールについて1回打撃を行った後、ボール表面の様子を目視し、下記基準にて評価した。
◎:非常に良好
○:良好
△:普通
×:傷又は切れあり
【0038】
【表1】
Figure 0004006549
【0039】
【表2】
Figure 0004006549
1)100kg荷重付加時のボールの変形量(mm)
2)アイオノマー樹脂
ハイミラン(三井・デュポンポリケミカルズ製)
サーリン(デュポン製)
3)日本合成ゴム製結晶性エチレンブロックを有する熱可塑性エラストマー
【0040】
表1,2の結果から、本発明のスリーピースソリッドゴルフボールは、優れた飛び性能を維持しつつ、飛距離が増大すると共に、耐久性、打感の良好なものであることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のソリッドゴルフボールの一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ソリッドコア
2 カバー
3 内層カバー
4 外層カバー

Claims (5)

  1. ソリッドコアと、内層カバーと、外層カバーとを具備するソリッドゴルフボールにおいて、内層カバーが1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成され、かつ外層カバーが2価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を60〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成されると共に、内層カバーのショアD硬度が50〜68であり、外層カバーのショアD硬度が50〜70であり、内層カバーと外層カバーとの硬度差がショアD硬度で2以下であることを特徴とするソリッドゴルフボール。
  2. 内層カバー及び外層カバーの硬度がそれぞれ51〜66である請求項1記載のソリッドゴルフボール。
  3. 内層カバーが、1価の金属塩にて中和されたアイオノマー樹脂を80〜100重量%含有してなる熱可塑性樹脂にて形成された請求項1又は2記載のソリッドゴルフボール。
  4. ソリッドコアがポリブタジエンを主材とするゴム組成物からなると共に、ソリッドコアの直径が33〜41mmであり、100kg荷重負荷時の変形量が3〜7mmである請求項1乃至3のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
  5. 内層カバー及び外層カバーの厚さがそれぞれ0.5〜3mmの範囲である請求項1乃至4のいずれか1項記載のソリッドゴルフボール。
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