JPH1143093A - Gps付き小型船舶 - Google Patents

Gps付き小型船舶

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Publication number
JPH1143093A
JPH1143093A JP9204478A JP20447897A JPH1143093A JP H1143093 A JPH1143093 A JP H1143093A JP 9204478 A JP9204478 A JP 9204478A JP 20447897 A JP20447897 A JP 20447897A JP H1143093 A JPH1143093 A JP H1143093A
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JP
Japan
Prior art keywords
gps
hull
antenna
gps antenna
deck member
Prior art date
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Application number
JP9204478A
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English (en)
Inventor
Sumihiro Takashima
純広 高島
Yasukazu Kojima
靖和 小島
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/153,022 priority patent/US6125782A/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B49/00Arrangements of nautical instruments or navigational aids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B1/00Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils
    • B63B1/16Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces
    • B63B1/18Hydrodynamic or hydrostatic features of hulls or of hydrofoils deriving additional lift from hydrodynamic forces of hydroplane type
    • B63B2001/186Sponsons; Arrangements thereof

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 GSPのアンテナを波などから良好に保護す
るとともに、受信性能の向上を良好に達成するように小
型船舶に取付ける。 【解決手段】 ハル部材12とデッキ部材11とがそれ
らの周縁部で互いに接合されてなる船体において、上記
接合部で外周に突出するガンネル13が構成され、この
ガンネル13より内方のデッキ部材あるいはハル部材に
GPSのアンテナ80〜88が設置されている。具体的
には、デッキ部材12に取付けられたリッドの外面また
は内面、操舵ハンドル5のパッド、操舵ハンドルの握り
部51の近傍、小物入れの上面または内部、操舵ハンド
ルの下方のデッキ18の側面、跨座式シートの後端部の
グラブバー22、ブルワーク4の上面、ハル部材のチャ
インより上方であってガンネル13より下方における船
側板17の内部または外表面にそれぞれ取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、GPS付き小型
船舶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ジェット推進艇などの小型船舶が
広く使用されており、この船では限られた海域を高速で
航走することが普通であるために、測位システムは利用
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ジェット推進艇を
釣船などとして利用することも行なわれており、その場
合には比較的遠距離の沖合まで航走することも必要とな
ってくる。そしてその場合には、測位システムを具備す
る必要性も生じてくる。このような目的の測位システム
として、GPS(Global Positioning System:全地球
航空測位システム)の採用が考えられる。この装置は、
人工衛星の発信した電波を捉えて緯度や経度など位置を
検出する装置であり、通常アンテナと表示部と制御部と
からなっている。この装置をジェット推進艇などの小型
船舶に適用する場合には、船体が激しい運動を行なうと
ともに波をかぶりやすいという条件下にあるために、と
くにアンテナの波などからの保護、あるいは受信性能の
向上などを考慮した取付け位置を検討する必要がある。
【0004】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、GPSのアンテナを波
などから良好に保護するとともに、受信性能の向上を良
好に達成するGPS付き小型船舶を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハル
部材とデッキ部材とがそれらの周縁部で互いに接合され
てなる船体において、上記接合部で外周に突出するガン
ネルが構成され、このガンネルより内方のデッキ部材に
GPSのアンテナが設置されているものである。
【0006】請求項1の発明では、GPSのアンテナが
ガンネルより内方のデッキ部材に設置されているため
に、船の航走時に打ち上げられる水がガンネルに遮られ
てアンテナに水がかかりにくいという利点があり、とく
に波がたちやすい水域を航走する船に適用すると有利で
ある。なお、ここにいうデッキ部材にGPSのアンテナ
を取付けるとは、デッキ部材に直接に取付ける場合に限
らず、ブラケットやハッチカバーなどを介して間接的に
取付ける場合も含む概念である。
【0007】請求項2の発明は、上記デッキ部材に形成
された開口部の周縁部に対し、弾性体からなるパッキン
を介してリッドが開閉可能に取付けられ、このリッドの
外面または内面にGPSのアンテナが設置されているも
のである。なお、ここにいう開閉可能とは、着脱可能と
なっているものも含む概念である。
【0008】請求項2の発明では、GPSのアンテナが
リッドの外面または内面に取付けられているために、リ
ッド周縁部の弾性体からなるパッキンにより船体に発生
する振動が緩衝されて耐久性が優れるという利点があ
る。さらにリッドの外面に取付けられた場合には、船の
外観上のデザインの向上に寄与することになり、またリ
ッドの内面に取付けられた場合には、リッドの周縁部の
パッキンによりシールされた部分に配置されているため
に、船の航走に伴う波や雨などがかからないという利点
がある。
【0009】請求項3の発明は、上記デッキ部材にはバ
ー式操舵ハンドルが設けられ、この操舵ハンドルの中央
部には操舵ハンドルを覆う弾性体からなるパッドが設け
られ、このパッドにGPSのアンテナが取付けられてい
るものである。GPSのアンテナの取付け位置は、パッ
ドの外表面でも内表面でもいずれでもよい。
【0010】請求項3の発明では、GPSのアンテナが
操舵ハンドルの中央部を覆う弾性体からなるパッドに取
付けられているために、船体からの振動がパッドにより
緩衝されて耐久性が優れるとともに、このパッドは水面
から遠く高い位置にあるために、船の航走に伴う波がか
かりにくいという利点がある。さらに船の高い位置に取
付けられていることにより、アンテナによる受信が良好
に行なわれるという利点もある。
【0011】請求項4の発明は、上記デッキ部材にはバ
ー式操舵ハンドルが設けられ、この操舵ハンドルの握り
部またはその近傍にGPSのアンテナが取付けられてい
るものである。
【0012】請求項4の発明では、水面から遠く高い位
置にあるバー式操舵ハンドルにGPSのアンテナが取付
けられているために、船の航走に伴う波がかかりにくい
という利点がある。さらに船の高い位置に取付けられて
いることにより、アンテナによる受信が良好に行なわれ
るという利点もある。なお、バーハンドルには、通常ス
イッチやメータなどが取付けられるが、これらとともに
GPSのアンテナをまとめて機器ユニットとして取付け
てもよく、またGPSのアンテナのみを単独で取付けて
もよい。
【0013】請求項5の発明は、上記デッキ部材に形成
された小物入れの上面または内部にGPSのアンテナが
設置されているものである。
【0014】請求項5の発明では、船の航走に伴う波や
雨などがかかりにくいという利点がある。
【0015】請求項6の発明は、上記船体には跨座式シ
ートが設けられるとともに、その前方にバー式操舵ハン
ドルが設けられ、このバー式操舵ハンドルの下方近傍の
デッキ部材の側面に、外側方に突出するようにGPSの
アンテナが取付けられているものである。
【0016】請求項6の発明では、運転者が船の旋回を
行なう際などに、上記GPSのアンテナに足を当ててG
PSのアンテナを支えとして利用することができ、これ
によって旋回などの際の体重移動を行ないやすくするこ
とができる。
【0017】請求項7の発明は、上記船体には跨座式シ
ートが設けられるとともに、この跨座式シートの後端部
にはグラブバーが設けられ、このグラブバーの外側面ま
たは内部にGPSのアンテナが取付けられているもので
ある。
【0018】請求項7の発明では、グラブバーの外側面
に取付けた場合には、人がグラブバーを握った際に外側
面に突出したGPSのアンテナが滑り止めの機能を果た
すことになる。また外側面に取付けた場合および内部に
収納した場合のいずれの場合も、グラブバーが高い位置
にあるために受信性能が良好であり、さらにグラブバー
自体は船体に強固に取付けられているために、それに取
付けられたGPSのアンテナも強固に保持されることに
なる。
【0019】請求項8の発明は、上記船体には跨座式シ
ートが設けられ、その両側にはフートステップが形成さ
れ、このフートステップの両側船側にはブルワークが形
成され、このブルワーク上面にGPSのアンテナが設置
されているものである。
【0020】請求項8の発明では、運転者はシートの両
側のフートステップに足を置くが、GPSのアンテナは
そのフートステップのさらに外側のブルワークの上面に
設置されているために、船の旋回のために体重移動を行
なう際にもGPSのアンテナが邪魔になることがない。
また高い位置にあるブルワーク上面に設置されたGPS
のアンテナは受信性能が良好に発揮される。
【0021】請求項9の発明は、ハル部材とデッキ部材
とがそれらの周縁部で互いに接合されてなる船体におい
て、上記接合部で外周に突出するガンネルが構成され、
上記ハル部材のチャインより上方であってガンネルより
下方における外表面にGPSのアンテナが設置されてい
るものである。
【0022】請求項9の発明では、アンテナをガンネル
よりも下方に設置したために、航走時に運転者が体重の
移動を行なう際にアンテナが邪魔にならず、また滑走時
に水面に接しているのは主にチャインよりも下方のハル
部材である点に着目してチャインよりも上方のハル部材
にアンテナを設置したので、水面からの水の衝撃力を受
けにくい。
【0023】請求項10の発明は、ハル部材とデッキ部
材とがそれらの周縁部で互いに接合されてなる船体にお
いて、ハル部材とデッキ部材とで構成される内部空間に
GPSのアンテナが設置されるとともに、このGPSの
アンテナの近傍に位置してハル部材またはデッキ部材に
点検口が形成されているものである。なお、ここにいう
アンテナの近傍とは、点検口を介して人の手がアンテナ
に届くような位置を意味している。
【0024】請求項10の発明では、GPSのアンテナ
を風雨から保護することができ、また航走時に運転者が
体重の移動を行なう際に邪魔にならず、またアンテナの
点検、整備を容易に行なうことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態を示す
船体側面図、図2はその平面図、図3は図1のA−A線
断面形状線図である。これらの図において、ジェット推
進機99を備えたFRP製の船体100はハル部材11
とデッキ部材12とがそれらの周縁部で互いに接合され
てなり、上記接合部で外周に突出するガンネル13が構
成されている。また船体中心線上には前後方向中央部付
近から船尾方向に延びる跨座式シート2が形成され、そ
の前側にバー式操舵ハンドル5が設けられている。この
操舵ハンドル5は、デッキ部材12に対して開閉可能に
取付けられたハッチ18に取付けられており、このハッ
チ18とともにデッキ部材12に対して開閉ができるよ
うに構成されている。またこの操舵ハンドル5は両側方
に延びる握り部51を備え、中央部にはウレタンなどの
弾性体からなるパッド52が設けられている。
【0026】操舵ハンドル5の前側にはデッキ部材12
に物入れ62が設けられ、その上側の開口部にはハッチ
カバー(リッド)61がその周縁部でゴム製のパッキン
を介してシール構造で開閉自在に取付けられている。こ
のハッチカバー61の後端部下側には、スピードメータ
65が配置されており、その表示面66は運転者に対向
している。また操舵ハンドル5の中央部後側には小物入
れ64が形成され、その上側の開口部は周縁部にゴム製
のパッキンを備えたリッド63により開閉可能に覆われ
ている。なお、アンテナ81で受信した電波を処理する
制御部と、処理された電波を表示する表示部をスピード
メータ65に一体的に組み込んでもよい。また表示部の
みスピードメータ65に一体的に組み込み、制御部を船
体内部に配置してもよく、この場合は制御部に水がかか
りにくくなるという利点がある。
【0027】上記跨座式シート2の両側にはフートステ
ップ3が形成されてその後端は船尾端に開放され、この
フートステップ3の外側船側にはブルワーク4が形成さ
れている。上記跨座式シート2の後部下側には、シート
の後部座席20を囲むように平面形状U字形のグラブバ
ー21が取付けられ、このグラブバー21の後端部には
水中の人が船尾から乗船する際に掴むための握り部22
が形成されている。
【0028】上記構成において、GPSをこの船に装着
する場合、そのアンテナの取付け位置として種々の位置
が考えられる。1例として、船首端付近のデッキ部材1
2上にGPSのアンテナ80が取付けられている。他の
例として、物入れ62のカバーとしてのリッド61の幅
方向中央部の上面にアンテナ81が取付けられている。
このアンテナ81はリッド61の裏面に取付けてもよ
く、物入れ62の後壁に取付けてもよい。さらに別の例
として、操舵ハンドル5の中央部のパッド52上にGP
Sのアンテナ82が取付けられている。このアンテナ8
2はパッド52中に内蔵させてもよい。またGPSのア
ンテナ83は、操舵ハンドル5の握り部51の基部付近
に取付けられている。またGPSのアンテナ84は、操
舵ハンドル5の後側の小物入れ64のリッド63上に取
付けられている。このアンテナ84はリッド63の裏面
に取付けてもよく、あるいは小物入れ64中に設置して
もよい。さらに別の例として、操舵ハンドル5が取付け
られているハッチ18の一側面または両側面において、
シート2に着座した運転者の膝に対応する部分、すなわ
ち操舵ハンドル5の下方近傍のデッキ部材12の側部
に、GPSのアンテナ85が外側方に突出するように取
付けられている。このアンテナ85はハッチ18の裏面
に取付けてもよい。
【0029】さらに別の例として、ハル部材11のチャ
イン15より上側でガンネル13より下側の船側板17
にGPSのアンテナ86が取付けられている。このアン
テナ86は船側板17の内面に取付けてもよい。またフ
ートステップ3の外側に形成されたブルワーク4の後部
上面に突出部41が形成され、この突出部41上にGP
Sのアンテナ87が形成されている。このアンテナ87
は突出部41上に限らず、ブルワーク4の他の部分の上
面に取付けてもよく、またいずれか一方のブルワーク4
の上面のみに形成してもよい。また別の例として、グラ
ブバー21の後部の握り部22上にGPSのアンテナ8
8が取付けられている。このアンテナ88はグラブバー
21に内蔵させてもよい。
【0030】また図示は省略しているが、ハル部材11
とデッキ部材12とで構成される内部空間にGPSのア
ンテナを設置してもよく、この場合には人がこのGPS
のアンテナに手が届く位置のハル部材11またはデッキ
部材12に点検口を形成することが望ましい。例えば、
着脱自在のシート2の下方のデッキ部材12上面に点検
口を設ければよい。
【0031】上記構成において、GPSのアンテナ80
はガンネル13より内方のデッキ部材12上に設置され
ているために、船の航走時に打ち上げられる水がガンネ
ル13に遮られてアンテナ80に水がかかりにくいとい
う利点があり、とくに波がたちやすい水域を航走する船
に適用すると有利である。とくに海上を走行する場合は
アンテナに塩が付着して錆びが発生したりすることを防
止できる。
【0032】またGPSのアンテナ81,84がリッド
61,63の外面または内面に取付けられているため
に、リッド周縁部の弾性体からなるパッキンにより船体
に発生する振動が緩衝されて耐久性が優れるとともに、
とくにリッド63を着脱式にした場合には点検の際には
リッド63を取り外すことにより容易に持ち運びができ
るという利点がある。さらにリッド61,63の外面に
取付けられた場合には、船の外観上のデザインの向上に
寄与することになり、またリッド61,63の内面に取
付けられた場合には、リッドの周縁部のパッキンにより
シールされた部分に配置されているために、船の航走に
伴う波や雨などがかからないという利点がある。
【0033】またGPSのアンテナ82は、操舵ハンド
ルの中央部のクッション性のあるパッド52に取付けら
れているために、船体からの振動がパッド52により緩
衝されて耐久性が優れるとともに、このパッド52は水
面から遠く高い位置にあるために、船の航走に伴う波が
かかりにくいという利点がある。さらに船の高い位置に
取付けられていることにより、アンテナ84による受信
が良好に行なわれるという利点もある。
【0034】またGPSのアンテナ83は水面から遠く
高い位置にあるバー式操舵ハンドル5の握り部51の付
近に取付けられているために、水面から遠く高い位置に
あり、このため船の航走に伴う波がかかりにくいという
利点がある。さらに船の高い位置に取付けられているこ
とにより、アンテナ83による受信が良好に行なわれる
という利点もある。なお、この握り部51の付近には、
通常スイッチやメータなどが取付けられるが、これらと
ともにGPSのアンテナ83をまとめて機器ユニットと
して取付けてもよく、またGPSのアンテナ83のみを
単独で取付けてもよい。
【0035】またGPSのアンテナ85は、運転者が船
の旋回を行なう際などに、このアンテナ85に足を当て
てアンテナ85を支えとして利用することができ、これ
によって旋回などの際の体重移動を行ないやすくするこ
とができる。
【0036】また運転者はシートの両側のフートステッ
プ3に足を置くが、GPSのアンテナ87はそのフート
ステップ3のさらに外側のブルワークの上面に設置され
ているために、船の旋回のために体重移動を行なう際に
もアンテナ87が邪魔になることがない。また高い位置
にあるブルワーク4の上面に設置されたアンテナ87は
受信性能が良好に発揮される。
【0037】またグラブバー21の外側面に取付けたG
PSのアンテナ88では、人がグラブバー21を握った
際に外側面に突出したアンテナ88が滑り止めの機能を
果たすことになる。また外側面に取付けた場合および内
部に収納した場合のいずれの場合も、グラブバー21が
高い位置にあるために受信性能が良好であり、さらにグ
ラブバー21自体はデッキ部材12に強固に取付けられ
ているために、それに取付けられたGPSのアンテナ8
8も強固に保持されることになる。
【0038】またGPSのアンテナ86は、ガンネル1
3より下方であるために、航走時に運転者が体重の移動
を行なう際に邪魔にならず、また滑走時に水面に接して
いるのは主にチャイン15よりも下方のハル部材11で
あることに着目してチャインより上側のハル部材11の
表面にアンテナを取付けたために、アンテナ86は水の
衝撃力を受けにくい。さらにハル部材11とデッキ部材
12とで構成される内部空間にGPSのアンテナを設置
した場合には、アンテナを風雨から保護することがで
き、また航走時に運転者が体重の移動を行なう際に邪魔
にならず、船上の人は点検口を通してこのアンテナの点
検、補修をすることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明では、GPSのアンテナ
がガンネルより内方のデッキ部材に設置されているため
に、船の航走時に打ち上げられる水がガンネルに遮られ
てアンテナに水がかかりにくいという利点があり、とく
に波がたちやすい水域を航走する船に適用すると有利で
ある。なお、ここにいうデッキ部材にGPSのアンテナ
を取付けるとは、デッキ部材に直接に取付ける場合に限
らず、ブラケットやハッチカバーなどを介して間接的に
取付ける場合も含む概念である。
【0040】請求項2の発明では、GPSのアンテナが
リッドの外面または内面に取付けられているために、リ
ッド周縁部の弾性体からなるパッキンにより船体に発生
する振動が緩衝されて耐久性が優れるという利点があ
る。さらにリッドの外面に取付けられた場合には、船の
外観上のデザインの向上に寄与することになり、またリ
ッドの内面に取付けられた場合には、リッドの周縁部の
パッキンによりシールされた部分に配置されているため
に、船の航走に伴う波や雨などがかからないという利点
がある。
【0041】請求項3の発明では、GPSのアンテナが
操舵ハンドルの中央部を覆う弾性体からなるパッドに取
付けられているために、船体からの振動がパッドにより
緩衝されて耐久性が優れるとともに、このパッドは水面
から遠く高い位置にあるために、船の航走に伴う波がか
かりにくいという利点がある。さらに船の高い位置に取
付けられていることにより、アンテナによる受信が良好
に行なわれるという利点もある。
【0042】請求項4の発明では、水面から遠く高い位
置にあるバー式操舵ハンドルにGPSのアンテナが取付
けられているために、船の航走に伴う波がかかりにくい
という利点がある。さらに船の高い位置に取付けられて
いることにより、アンテナによる受信が良好に行なわれ
るという利点もある。なお、バーハンドルには、通常ス
イッチやメータなどが取付けられるが、これらとともに
GPSのアンテナをまとめて機器ユニットとして取付け
てもよく、またGPSのアンテナのみを単独で取付けて
もよい。
【0043】請求項5の発明では、船の航走に伴う波や
雨などがかかりにくいという利点がある。
【0044】請求項6の発明では、運転者が船の旋回を
行なう際などに、上記GPSのアンテナに足を当ててG
PSのアンテナを支えとして利用することができ、これ
によって旋回などの際の体重移動を行ないやすくするこ
とができる。
【0045】請求項7の発明では、グラブバーの外側面
に取付けた場合には、人がグラブバーを握った際に外側
面に突出したGPSのアンテナが滑り止めの機能を果た
すことになる。また外側面に取付けた場合および内部に
収納した場合のいずれの場合も、グラブバーが高い位置
にあるために受信性能が良好であり、さらにグラブバー
自体は船体に強固に取付けられているために、それに取
付けられたGPSのアンテナも強固に保持されることに
なる。
【0046】請求項8の発明では、運転者はシートの両
側のフートステップに足を置くが、GPSのアンテナは
そのフートステップのさらに外側のブルワークの上面に
設置されているために、船の旋回のために体重移動を行
なう際にもGPSのアンテナが邪魔になることがない。
また高い位置にあるブルワーク上面に設置されたGPS
のアンテナは受信性能が良好に発揮される。
【0047】請求項9の発明では、アンテナをガンネル
よりも下方に設置したために、航走時に運転者が体重の
移動を行なう際にアンテナが邪魔にならず、また滑走時
に水面に接しているのは主にチャインよりも下方のハル
部材である点に着目してチャインよりも上方のハル部材
にアンテナを設置したので、水面からの水の衝撃力を受
けにくい。
【0048】請求項10の発明では、GPSのアンテナ
を風雨から保護することができ、また航走時に運転者が
体重の移動を行なう際に邪魔にならず、またアンテナの
点検、整備を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す船体側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A線断面形状線図である。
【符号の説明】
2 跨座式シート 3 フートステップ 4 ブルワーク 5 操舵ハンドル 11 ハル部材 12 デッキ部材 13 ガンネル 15 チャイン 17 船側板 18 ハッチ 21 グラブバー 51 操舵ハンドルの握り部 52 操舵ハンドルのパッド 61,63 リッド 80〜88 GPSのアンテナ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハル部材とデッキ部材とがそれらの周縁
    部で互いに接合されてなる船体において、上記接合部で
    外周に突出するガンネルが構成され、このガンネルより
    内方のデッキ部材にGPSのアンテナが設置されている
    ことを特徴とするGPS付き小型船舶。
  2. 【請求項2】 上記デッキ部材に形成された開口部の周
    縁部に対し、弾性体からなるパッキンを介してリッドが
    開閉可能に取付けられ、このリッドの外面または内面に
    GPSのアンテナが設置されていることを特徴とする請
    求項1記載のGPS付き小型船舶。
  3. 【請求項3】 上記デッキ部材にはバー式操舵ハンドル
    が設けられ、この操舵ハンドルの中央部には操舵ハンド
    ルを覆う弾性体からなるパッドが設けられ、このパッド
    にGPSのアンテナが取付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のGPS付き小型船舶。
  4. 【請求項4】 上記デッキ部材にはバー式操舵ハンドル
    が設けられ、この操舵ハンドルの握り部またはその近傍
    にGPSのアンテナが取付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載のGPS付き小型船舶。
  5. 【請求項5】 上記デッキ部材に形成された小物入れの
    上面または内部にGPSのアンテナが設置されているこ
    とを特徴とする請求項1記載のGPS付き小型船舶。
  6. 【請求項6】 上記船体には跨座式シートが設けられる
    とともに、その前方にバー式操舵ハンドルが設けられ、
    このバー式操舵ハンドルの下方近傍のデッキ部材の側面
    に、外側方に突出するようにGPSのアンテナが取付け
    られていることを特徴とする請求項1記載のGPS付き
    小型船舶。
  7. 【請求項7】 上記船体には跨座式シートが設けられる
    とともに、この跨座式シートの後端部にはグラブバーが
    設けられ、このグラブバーの外側面または内部にGPS
    のアンテナが取付けられていることを特徴とする請求項
    1記載のGPS付き小型船舶。
  8. 【請求項8】 上記船体には跨座式シートが設けられ、
    その両側にはフートステップが形成され、このフートス
    テップの両側船側にはブルワークが形成され、このブル
    ワーク上面にGPSのアンテナが設置されていることを
    特徴とする請求項1記載のGPS付き小型船舶。
  9. 【請求項9】 ハル部材とデッキ部材とがそれらの周縁
    部で互いに接合されてなる船体において、上記接合部で
    外周に突出するガンネルが構成され、上記ハル部材のチ
    ャインより上方であってガンネルより下方における外表
    面にGPSのアンテナが設置されていることを特徴とす
    るGPS付き小型船舶。
  10. 【請求項10】 ハル部材とデッキ部材とがそれらの周
    縁部で互いに接合されてなる船体において、ハル部材と
    デッキ部材とで構成される内部空間にGPSのアンテナ
    が設置されるとともに、このGPSのアンテナの近傍に
    位置して上記ハル部材またはデッキ部材に点検口が形成
    されていることを特徴とするGPS付き小型船舶。
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