JPH07267184A - 水ジェット推進艇 - Google Patents
水ジェット推進艇Info
- Publication number
- JPH07267184A JPH07267184A JP6058848A JP5884894A JPH07267184A JP H07267184 A JPH07267184 A JP H07267184A JP 6058848 A JP6058848 A JP 6058848A JP 5884894 A JP5884894 A JP 5884894A JP H07267184 A JPH07267184 A JP H07267184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- driver
- fuel tank
- water jet
- backrest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for outboard marine engines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B34/00—Vessels specially adapted for water sports or leisure; Body-supporting devices specially adapted for water sports or leisure
- B63B34/10—Power-driven personal watercraft, e.g. water scooters; Accessories therefor
Abstract
(57)【要約】
【目的】 急旋回の際などに船体を大きく横傾斜させる
ことができるようにするとともに、大きな波のある海上
での遠方の視野を広くする。 【構成】 船体１のほぼ中央部に運転者用シート３が形
成されるとともに、その前側に操作ハンドル２が形成さ
れてなる水ジェット推進艇において、上記シート３の後
端部には浮体からなる運転者用の背凭れ３１が形成さ
れ、上記シートの後側には立ち乗り者用のフートデッキ
２３が形成され、上記背凭れ３１の上端部には立ち乗り
者用のつかみ部３２が形成され、上記操作ハンドル２の
前側には補助燃料タンク用の物入れが形成されている。
ことができるようにするとともに、大きな波のある海上
での遠方の視野を広くする。 【構成】 船体１のほぼ中央部に運転者用シート３が形
成されるとともに、その前側に操作ハンドル２が形成さ
れてなる水ジェット推進艇において、上記シート３の後
端部には浮体からなる運転者用の背凭れ３１が形成さ
れ、上記シートの後側には立ち乗り者用のフートデッキ
２３が形成され、上記背凭れ３１の上端部には立ち乗り
者用のつかみ部３２が形成され、上記操作ハンドル２の
前側には補助燃料タンク用の物入れが形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、船底部に水ジェット
推進機を備え、船上に運転者用シートを備えた水ジェッ
ト推進艇に関するものである。
推進機を備え、船上に運転者用シートを備えた水ジェッ
ト推進艇に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、船底部に水ジェット推進機を備
え、船上に運転者用シートを備え、船底部から水を吸引
して船尾後方に噴射させることにより水上を高速で走行
して急旋回などの種々の運転を行なうようにした水ジェ
ット推進艇が広く用いられている。
え、船上に運転者用シートを備え、船底部から水を吸引
して船尾後方に噴射させることにより水上を高速で走行
して急旋回などの種々の運転を行なうようにした水ジェ
ット推進艇が広く用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、運転者
はシートに腰掛けているために運転中の姿勢は安定して
いるが、急旋回などの際に体重を横向きに大きく移動さ
せて船体を横傾斜させるという姿勢変更が行ないにくい
という欠点がある。また腰掛け姿勢では運転者の目の位
置が低いために、大きな波のある海上では遠方の視野が
狭くなるという問題もある。さらに二人以上乗船する場
合に、船体の前後方向の重心の調整を行なうことができ
ないという問題もある。
はシートに腰掛けているために運転中の姿勢は安定して
いるが、急旋回などの際に体重を横向きに大きく移動さ
せて船体を横傾斜させるという姿勢変更が行ないにくい
という欠点がある。また腰掛け姿勢では運転者の目の位
置が低いために、大きな波のある海上では遠方の視野が
狭くなるという問題もある。さらに二人以上乗船する場
合に、船体の前後方向の重心の調整を行なうことができ
ないという問題もある。
【０００４】この発明の目的は、急旋回の際などに船体
を大きく横傾斜させることができるようにすることにあ
る。
を大きく横傾斜させることができるようにすることにあ
る。
【０００５】この発明の別の目的は、大きな波のある海
上での遠方の視野を広くすることができるようにするこ
とにある。
上での遠方の視野を広くすることができるようにするこ
とにある。
【０００６】この発明のさらに別の目的は、二人以上乗
船する場合に、船体の前後方向の重心の調整を行なうこ
とができるようにすることにある。
船する場合に、船体の前後方向の重心の調整を行なうこ
とができるようにすることにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、船体のほぼ
中央部に跨座式の運転者用シートが形成されるととも
に、その両側にはフートデッキが形成され、運転者用シ
ートの前側には操作ハンドルが形成されてなる水ジェッ
ト推進艇において、上記シートの後端部には運転者用の
背凭れが形成され、上記シートの後側には立ち乗り者用
のフートデッキが形成され、立ち乗り者用のフートデッ
キの両側部は運転者用シートの両側のフートデッキの後
端部によって形成され、上記背凭れの上端部には立ち乗
り者用のつかみ部が形成され、このつかみ部は左右両側
部の立上り部とこの立上り部の上端部間を連結する連結
部とから構成されているものである。
中央部に跨座式の運転者用シートが形成されるととも
に、その両側にはフートデッキが形成され、運転者用シ
ートの前側には操作ハンドルが形成されてなる水ジェッ
ト推進艇において、上記シートの後端部には運転者用の
背凭れが形成され、上記シートの後側には立ち乗り者用
のフートデッキが形成され、立ち乗り者用のフートデッ
キの両側部は運転者用シートの両側のフートデッキの後
端部によって形成され、上記背凭れの上端部には立ち乗
り者用のつかみ部が形成され、このつかみ部は左右両側
部の立上り部とこの立上り部の上端部間を連結する連結
部とから構成されているものである。
【０００８】上記操作ハンドルの前側にはデッキ上に開
口部が形成されるとともに、この開口部に開閉可能なカ
バーが設置され、この開口部の下側に補助燃料タンク用
の物入れが形成され、この物入れに補助燃料タンクが設
置されている構成としてもよい。また上記補助燃料タン
クは取出し可能に設置され、主燃料タンクの給油口が船
上に設置されている構成としてもよく、さらに上記背凭
れを浮体で構成してもよい。
口部が形成されるとともに、この開口部に開閉可能なカ
バーが設置され、この開口部の下側に補助燃料タンク用
の物入れが形成され、この物入れに補助燃料タンクが設
置されている構成としてもよい。また上記補助燃料タン
クは取出し可能に設置され、主燃料タンクの給油口が船
上に設置されている構成としてもよく、さらに上記背凭
れを浮体で構成してもよい。
【０００９】
【作用】上記構成では、運転者の後側に立ち乗り姿勢で
人が乗ることにより、急旋回の際などに船体を大きく横
傾斜させることができ、また大きな波のある海上での遠
方の視野を広くすることができる。
人が乗ることにより、急旋回の際などに船体を大きく横
傾斜させることができ、また大きな波のある海上での遠
方の視野を広くすることができる。
【００１０】また、操作ハンドルの前側に物入れを形成
してそこに補助燃料タンクを設置すると、燃料の配分の
調整により、二人以上乗船する場合に、船体の前後方向
の重心の調整を行なうことができる。
してそこに補助燃料タンクを設置すると、燃料の配分の
調整により、二人以上乗船する場合に、船体の前後方向
の重心の調整を行なうことができる。
【００１１】さらに背凭れを浮体で構成することによ
り、船が転覆した際には、背凭れが水中に没入すること
により浮体で形成された背凭れに浮力が作用して船体が
９０°以上回転することが防止され、このため水中の人
が容易に船体を起こすことができる。
り、船が転覆した際には、背凭れが水中に没入すること
により浮体で形成された背凭れに浮力が作用して船体が
９０°以上回転することが防止され、このため水中の人
が容易に船体を起こすことができる。
【００１２】
【実施例】図１〜図３において、ジェット推進艇の船体
１はデッキを構成するデッキ部材１１と船底板および船
側板を構成する船体部材１２とがそれぞれＦＲＰなどで
一体に構成され、それらが周縁部１３で互いに接合され
て船体１が構成されている。船体１上には、そのほぼ中
央部にシート台３０上に設置された跨座式の運転者用シ
ート３が形成されるとともに、運転者用シート（運転
席）３の後部は立上って背凭れ３１が形成され、このシ
ート台３０の後面と背凭れ３１の後面とが滑らかに連続
している。この背凭れ３１の上端部には、両側の立上り
部３２０とそれらの上端部間を連結する連結部とからな
るハンドレール（つかみ部）３２が設けられ、立上り部
３２０は背凭れ３１の両側方に突出するように形成され
ている。この背凭れ３１の上端部には、運転者の腰部を
当てるために膨出させた腰当て部３１０が形成され、こ
の腰当て部３１０につかみ部３２が取付けられている。
またこの背凭れ３１は、船の転覆時に浮力を発生させる
ように適宜の浮体で構成されている。
１はデッキを構成するデッキ部材１１と船底板および船
側板を構成する船体部材１２とがそれぞれＦＲＰなどで
一体に構成され、それらが周縁部１３で互いに接合され
て船体１が構成されている。船体１上には、そのほぼ中
央部にシート台３０上に設置された跨座式の運転者用シ
ート３が形成されるとともに、運転者用シート（運転
席）３の後部は立上って背凭れ３１が形成され、このシ
ート台３０の後面と背凭れ３１の後面とが滑らかに連続
している。この背凭れ３１の上端部には、両側の立上り
部３２０とそれらの上端部間を連結する連結部とからな
るハンドレール（つかみ部）３２が設けられ、立上り部
３２０は背凭れ３１の両側方に突出するように形成され
ている。この背凭れ３１の上端部には、運転者の腰部を
当てるために膨出させた腰当て部３１０が形成され、こ
の腰当て部３１０につかみ部３２が取付けられている。
またこの背凭れ３１は、船の転覆時に浮力を発生させる
ように適宜の浮体で構成されている。
【００１３】また運転者用シート３の前側には操作ハン
ドル２が形成され、運転者用シート３の両側には船側の
ガンネル１４との間に平坦なフートデッキ２０が形成さ
れ、その前側には前部デッキ１１０との間に前方に傾斜
した傾斜デッキ２２が形成されている。さらにこのフー
トデッキ２０の後端部には運転者用シート３の後側で両
側のガンネル１４間に、立ち乗り者用のフートデッキ２
３が形成され、このフートデッキ２３の両側部はフート
デッキ２０の後端部によって形成されている。このフー
トデッキ２３にはラダー４が設置され、このラダー４は
その後端部のヒンジ４０により回転可能に固定され、図
２に示すようにフートデッキ２３の面上に収納された状
態から、ヒンジ４０回りに回転して図３に示すように船
尾端下向きに張り出された状態になるように構成されて
いる。
ドル２が形成され、運転者用シート３の両側には船側の
ガンネル１４との間に平坦なフートデッキ２０が形成さ
れ、その前側には前部デッキ１１０との間に前方に傾斜
した傾斜デッキ２２が形成されている。さらにこのフー
トデッキ２０の後端部には運転者用シート３の後側で両
側のガンネル１４間に、立ち乗り者用のフートデッキ２
３が形成され、このフートデッキ２３の両側部はフート
デッキ２０の後端部によって形成されている。このフー
トデッキ２３にはラダー４が設置され、このラダー４は
その後端部のヒンジ４０により回転可能に固定され、図
２に示すようにフートデッキ２３の面上に収納された状
態から、ヒンジ４０回りに回転して図３に示すように船
尾端下向きに張り出された状態になるように構成されて
いる。
【００１４】また船体１の内部には、図４に示すように
エンジン６０が設置されるとともに、このエンジン６０
により駆動される水ジェット推進機６が設置され、エン
ジン６０の出力軸に連結されたインペラー軸６４の先端
部のインペラー６５が流路６３中で回転することにより
船底の水吸引口６１から水を吸引し、船尾の水噴射口６
２から船尾の所定方向に噴射させることにより推進力お
よび旋回力を発生させるようにしている。またエンジン
６０の前側にはウォータロック６６が配置されるととも
に、その前側には燃料タンク７が設置されている。そし
てその上側には操作ハンドル２の前側のデッキ部材１１
に点検用の開口部が形成されてその開口部に開閉可能な
カバー５が取付けられている。またシート台３０中には
バッテリ３８が収納されている。
エンジン６０が設置されるとともに、このエンジン６０
により駆動される水ジェット推進機６が設置され、エン
ジン６０の出力軸に連結されたインペラー軸６４の先端
部のインペラー６５が流路６３中で回転することにより
船底の水吸引口６１から水を吸引し、船尾の水噴射口６
２から船尾の所定方向に噴射させることにより推進力お
よび旋回力を発生させるようにしている。またエンジン
６０の前側にはウォータロック６６が配置されるととも
に、その前側には燃料タンク７が設置されている。そし
てその上側には操作ハンドル２の前側のデッキ部材１１
に点検用の開口部が形成されてその開口部に開閉可能な
カバー５が取付けられている。またシート台３０中には
バッテリ３８が収納されている。
【００１５】図５は船体の内部構成の別の例を示し、エ
ンジン６０の前側には燃料管７７によって接続された主
燃料タンク７６が設置され、この主燃料タンク７６の供
給口７０は操作ハンドル２の前側一側部で前部デッキ１
１０上に開口している。また操作ハンドル２の前側には
前側デッキ１１０上面に開口部が形成されるとともに、
この開口部に開閉可能なカバー８が設置され、この開口
部の下側に物入れ８０が形成され、この物入れ８０中に
補助燃料タンク７１が設置されている。この補助燃料タ
ンク７１は固定バンド８２によって着脱可能に固定され
ている。また物入れ８０は、燃料がこぼれた場合でもエ
ンジンルームに入り込まないように密閉空間に形成され
ている。
ンジン６０の前側には燃料管７７によって接続された主
燃料タンク７６が設置され、この主燃料タンク７６の供
給口７０は操作ハンドル２の前側一側部で前部デッキ１
１０上に開口している。また操作ハンドル２の前側には
前側デッキ１１０上面に開口部が形成されるとともに、
この開口部に開閉可能なカバー８が設置され、この開口
部の下側に物入れ８０が形成され、この物入れ８０中に
補助燃料タンク７１が設置されている。この補助燃料タ
ンク７１は固定バンド８２によって着脱可能に固定され
ている。また物入れ８０は、燃料がこぼれた場合でもエ
ンジンルームに入り込まないように密閉空間に形成され
ている。
【００１６】図６は図５の構成において補助燃料タンク
７１と主燃料タンク７６とを接続させた例を示し、補助
燃料タンク７１の給油管７９に対して物入れ８０の壁を
貫通する移送管７４が接続され、この移送管７４の他端
部は主燃料タンク７６に接続されている。この移送管７
４には物入れ８０中で手動ポンプ７５が設けられ、また
補助燃料タンク７１の給油管７９に対しては継手７８に
よって着脱可能に接続されている。またカバー８は前端
部の船幅方向の軸（ヒンジ）８１回りに回転して開閉す
るように構成されている。
７１と主燃料タンク７６とを接続させた例を示し、補助
燃料タンク７１の給油管７９に対して物入れ８０の壁を
貫通する移送管７４が接続され、この移送管７４の他端
部は主燃料タンク７６に接続されている。この移送管７
４には物入れ８０中で手動ポンプ７５が設けられ、また
補助燃料タンク７１の給油管７９に対しては継手７８に
よって着脱可能に接続されている。またカバー８は前端
部の船幅方向の軸（ヒンジ）８１回りに回転して開閉す
るように構成されている。
【００１７】上記図１〜図４の構成において、図１仮想
線に示すように運転者用シート３には運転者１００が腰
掛けて操作ハンドル２を握って船を操縦する。また運転
者用シート３の後側のフートステップ２３には同乗者１
０１が立ち乗り姿勢で、ハンドレール３２を掴んで乗
る。この状態では、急旋回などに際して立ち乗り姿勢の
同乗者１０１が横方向（船幅方向）に大きく体重を移動
させることによって船体を大きく傾斜させることがで
き、このため旋回運動を良好に行なうことができる。す
なわち、フートデッキ２３はその両側部がフートデッキ
２０の後端部によって形成されて充分に広い横幅があ
り、またハンドレール３２は両側部に立上り部３２０が
形成されているために、同乗者１０１はこの立上り部３
２０をつかんで体を大きく横移動させることができる。
線に示すように運転者用シート３には運転者１００が腰
掛けて操作ハンドル２を握って船を操縦する。また運転
者用シート３の後側のフートステップ２３には同乗者１
０１が立ち乗り姿勢で、ハンドレール３２を掴んで乗
る。この状態では、急旋回などに際して立ち乗り姿勢の
同乗者１０１が横方向（船幅方向）に大きく体重を移動
させることによって船体を大きく傾斜させることがで
き、このため旋回運動を良好に行なうことができる。す
なわち、フートデッキ２３はその両側部がフートデッキ
２０の後端部によって形成されて充分に広い横幅があ
り、またハンドレール３２は両側部に立上り部３２０が
形成されているために、同乗者１０１はこの立上り部３
２０をつかんで体を大きく横移動させることができる。
【００１８】また同乗者１０１はつかみ部３２をつかん
だ状態でシート台３０背凭れ３１の後面に片足を掛けて
体重移動を行なうことがあるが、シート台３０の後面と
背凭れ３１の後面とが滑らかに連続しているためにこれ
らに掛けた足をスムーズに移動させることができ、体重
移動を容易に行なうことができる。さらにこの場合につ
かみ部３２は両側方に突出する立上り部３２０を有する
ために、体重を横移動させた状態でつかみ部３２の立上
り部３２０をつかみやすいという利点がある。また背凭
れ３１の上端部には運転者の腰部を当てるために膨出さ
せた腰当て部３１０が形成され、この腰当て部３１０に
つかみ部３２が取付けられているために、つかみ部３２
を強固に取付けることができる。
だ状態でシート台３０背凭れ３１の後面に片足を掛けて
体重移動を行なうことがあるが、シート台３０の後面と
背凭れ３１の後面とが滑らかに連続しているためにこれ
らに掛けた足をスムーズに移動させることができ、体重
移動を容易に行なうことができる。さらにこの場合につ
かみ部３２は両側方に突出する立上り部３２０を有する
ために、体重を横移動させた状態でつかみ部３２の立上
り部３２０をつかみやすいという利点がある。また背凭
れ３１の上端部には運転者の腰部を当てるために膨出さ
せた腰当て部３１０が形成され、この腰当て部３１０に
つかみ部３２が取付けられているために、つかみ部３２
を強固に取付けることができる。
【００１９】また立ち乗り姿勢の同乗者１０１の目の位
置が高いために、波間を走行する際には遠方まで視界が
広がり、このため走行中に運転者１００に適切なアドバ
イスを与えることができる。さらに船が転覆した際に
は、背凭れ３１が水中に没入することにより浮体で形成
された背凭れ３１に浮力が作用して船体が９０°以上回
転することが防止され、このため水中の人が容易に船体
を起こすことができる。さらに運転者１００にとっては
背凭れ３１があるために、運転中に体を安定させやすい
という利点もある。
置が高いために、波間を走行する際には遠方まで視界が
広がり、このため走行中に運転者１００に適切なアドバ
イスを与えることができる。さらに船が転覆した際に
は、背凭れ３１が水中に没入することにより浮体で形成
された背凭れ３１に浮力が作用して船体が９０°以上回
転することが防止され、このため水中の人が容易に船体
を起こすことができる。さらに運転者１００にとっては
背凭れ３１があるために、運転中に体を安定させやすい
という利点もある。
【００２０】また図５の構成では、燃料タンクが主燃料
タンク７６と補助燃料タンク７１とに分割され、これら
が船体の前後方向に別の位置に配置されているために、
両タンクへの燃料の量の配分を調整することにより船体
のトリムを調整することができる。したがって、例えば
一人で乗船する場合と二人で乗船する場合とで船体のト
リムは異なるが、上記のように燃料タンクへの燃料の配
分を調整することにより、いずれの場合も最適のトリム
状態になるように調整することができる。また補助燃料
タンク７１中の燃料を主燃料タンク７６中に移す際に
は、運転者１００は運転席から手を伸ばしてカバー８を
開き、固定バンド８２を外して補助燃料タンク７１を取
出し、前部デッキ１１０上に露出した供給口７０を通し
て注入すればよい。したがって、航海中に海上で燃料の
移し替えを行なうことができる。
タンク７６と補助燃料タンク７１とに分割され、これら
が船体の前後方向に別の位置に配置されているために、
両タンクへの燃料の量の配分を調整することにより船体
のトリムを調整することができる。したがって、例えば
一人で乗船する場合と二人で乗船する場合とで船体のト
リムは異なるが、上記のように燃料タンクへの燃料の配
分を調整することにより、いずれの場合も最適のトリム
状態になるように調整することができる。また補助燃料
タンク７１中の燃料を主燃料タンク７６中に移す際に
は、運転者１００は運転席から手を伸ばしてカバー８を
開き、固定バンド８２を外して補助燃料タンク７１を取
出し、前部デッキ１１０上に露出した供給口７０を通し
て注入すればよい。したがって、航海中に海上で燃料の
移し替えを行なうことができる。
【００２１】また図６の構成では、運転者１００がカバ
ー８を開いて物入れ８０中のポンプ７５を操作するだけ
で、補助燃料タンク７１中の燃料を主燃料タンク７６中
に移すことができる。
ー８を開いて物入れ８０中のポンプ７５を操作するだけ
で、補助燃料タンク７１中の燃料を主燃料タンク７６中
に移すことができる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
運転者の後側に立ち乗り姿勢で人が乗ることにより、急
旋回の際などに船体を大きく横傾斜させることができ、
また大きな波のある海上での遠方の視野を広くすること
ができる。
運転者の後側に立ち乗り姿勢で人が乗ることにより、急
旋回の際などに船体を大きく横傾斜させることができ、
また大きな波のある海上での遠方の視野を広くすること
ができる。
【００２３】また、操作ハンドルの前側に物入れを形成
してそこに補助燃料タンクを設置すると、燃料の配分の
調整により、二人以上乗船する場合に、船体の前後方向
の重心の調整を行なうことができる。
してそこに補助燃料タンクを設置すると、燃料の配分の
調整により、二人以上乗船する場合に、船体の前後方向
の重心の調整を行なうことができる。
【００２４】さらに背凭れを浮体で構成することによ
り、船が転覆した際には、背凭れが水中に没入すること
により浮体で形成された背凭れに浮力が作用して船体が
９０°以上回転することが防止され、このため水中の人
が容易に船体を起こすことができる。
り、船が転覆した際には、背凭れが水中に没入すること
により浮体で形成された背凭れに浮力が作用して船体が
９０°以上回転することが防止され、このため水中の人
が容易に船体を起こすことができる。
【図１】この発明の実施例を示す側面図である。
【図２】図１の平面図である。
【図３】図１の背面図である。
【図４】図１の内部構成を示す側面配置図である。
【図５】内部構成の他の例を示す図１相当図である。
【図６】燃料タンクの他の例を示す側面説明図である。
１ 船体 ２ 操作ハンドル ３ 運転者用シート ３１ 背凭れ ３２ ハンドレール ２０，２３ フートデッキ ６０ エンジン ７１ 補助燃料タンク ７６ 主燃料タンク ８０ 物入れ
Claims (4)
- 【請求項１】 船体のほぼ中央部に跨座式の運転者用シ
ートが形成されるとともに、その両側にはフートデッキ
が形成され、運転者用シートの前側には操作ハンドルが
形成されてなる水ジェット推進艇において、上記シート
の後端部には運転者用の背凭れが形成され、上記シート
の後側には立ち乗り者用のフートデッキが形成され、立
ち乗り者用のフートデッキの両側部は運転者用シートの
両側のフートデッキの後端部によって形成され、上記背
凭れの上端部には立ち乗り者用のつかみ部が形成され、
このつかみ部は左右両側部の立上り部とこの立上り部の
上端部間を連結する連結部とから構成されていることを
特徴とする水ジェット推進艇。 - 【請求項２】 上記操作ハンドルの前側にはデッキ上に
開口部が形成されるとともに、この開口部に開閉可能な
カバーが設置され、この開口部の下側に補助燃料タンク
用の物入れが形成され、この物入れに補助燃料タンクが
設置されていることを特徴とする請求項１記載の水ジェ
ット推進艇。 - 【請求項３】 上記補助燃料タンクは取出し可能に設置
され、主燃料タンクの給油口が船上に設置されているこ
とを特徴とする請求項１記載の水ジェット推進艇。 - 【請求項４】 上記背凭れが浮体で構成されていること
を特徴とする請求項１記載の水ジェット推進艇。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6058848A JPH07267184A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 水ジェット推進艇 |
| US08/411,580 US5537948A (en) | 1994-03-29 | 1995-03-29 | Water vehicle with hand grip |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6058848A JPH07267184A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | 水ジェット推進艇 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07267184A true JPH07267184A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13096102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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