JP2669521B2 - 小型ジエツト推進艇 - Google Patents

小型ジエツト推進艇

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JP2669521B2
JP2669521B2 JP61187554A JP18755486A JP2669521B2 JP 2669521 B2 JP2669521 B2 JP 2669521B2 JP 61187554 A JP61187554 A JP 61187554A JP 18755486 A JP18755486 A JP 18755486A JP 2669521 B2 JP2669521 B2 JP 2669521B2
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▲しょう▼ 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主に一人乗りで海上を高速で航走する小
型ジェット推進艇に関するものである。 (従来技術) 最近、エンジン付きの小型船舶であって水上を滑走す
るようにした小型ジェット推進艇が広く用いられるよう
になってきた。この推進艇は高速で水上を滑走し、種々
の運動を行うために滑走中に船側部からこのため、波が
打ち上げられにくい構造にすることが望ましく、また推
進抵抗が小さいことが望まれる。 (発明の目的) この発明は、このような従来の課題を解決のためにな
されたものであり、波が打ち上げられるのが防止され、
かつ推進抵抗が小さい小型ジェット推進艇を提供するも
のである。 (発明の構成) この発明は、FRPでそれぞれ一体に成形されたデッキ
部材と船体部材とが互いにその周縁部で接合されてなる
小型ジェット推進艇であって、デッキ部材にはフートデ
ッキが形成され、このフートデッキの左右両側方にデッ
キ部材と船体部材とが立上がって船側ブルワークが形成
され、この船側ブルワークの上端部には、デッキ部材と
船体部材とが互いに面接触して逆U字形に外向きに折曲
げられることによって、船体前部から船尾部に亘って船
体長さ方向に延在するとともに下方に向かって開放する
逆U字形空間が形成され、上記船側ブルワークの後部
は、上記逆U字形空間に入った水を船体後方に向かって
排水するように形成されているものである。 この構成では、フートデッキの左右両側方に形成され
た船側ブルワークの上端部に、船体前部から船体後部に
亘って船体長さ方向に延在するとともに下方に向かって
開放する逆U字形空間を形成したので、波の打上げが防
止される。また、上記船側ブルワークの後部は、上記逆
U字形空間の入った水を船体後方に向かって排水するよ
うに形成されているので、旋回時などに上記逆U字形空
間の入った水は船体後方に向かってスムーズに排出され
ることになり、これによって船の推進抵抗が増大するの
が防止される。 (実施例) 第1図〜第3図において、艇体1はFRPでそれぞれ一
体に成形されたデッキ部材と船体部材とが互いにその周
縁部で接合されてなり、このデッキ部材と船体部材とに
よって囲まれる部分が排水容積となるように形成されて
いる。船体部材は船底板20と船側板22と船尾板40とを有
し、デッキ部材は上部デッキ21とフートデッキ30とを有
し、船底板20と上部デッキ21とに囲まれる部分に実質上
密閉されたエンジンルーム29が形成されている。 デッキ部材には中央部より船尾端に至る範囲で船体中
心線上に座席50が形成され、第4図に示すように、座席
50の両側にはフートデッキ30が形成され、このフートデ
ッキ30の外側に船体部材の立上り部31が形成されて、そ
の上端部が外側に逆U字形に折曲げられている(折曲部
32)。また船側板22の上端部も外側に逆U字形に折曲げ
られ、上記折曲部32とデッキ部材の折曲部23とが重ね合
わされて接合され、ブルワーク88が形成されている。 上記フートデッキ30は船尾端に開放され、第6図に示
すように、ブルブルワーク88の後端部はデッキ部材と船
体部材とが互いに面接触して船尾方向に向いている。ま
たフートデッキ30は後方に開放され、第5図に示すよう
に船尾端では船尾板40の上端部とフートデッキ30の後端
部とが重ね合わされ、船尾板40の折曲部がフートデッキ
30の延長部の水平部の下面に面接触し、その後端部でフ
ートデッキが下向きに折曲げられて折曲部34が形成され
ている。 艇体中央部には座席50の前側に、上部デッキの一部と
なる開閉可能なハッチ28が設けられ、このハッチ28には
ハンドル支持部61が突出して形成され、その上端部にハ
ンドル60が形成され、このハッチ28は突出して形成され
てその下部に浮力空間となる上記エンジンルーム29が形
成されている。また座席50上の操縦者11はその足をフー
トデッキ30上に乗せた状態で上記ハンドル60を握って艇
体1を操縦するようにしており、この状態から操縦者11
は体重を前後、左右に移動させることができるようにし
ている。 上記エンジンルーム29中には艇体の長さ方向および幅
方向のほぼ中央部にエンジン14が配置され、このエンジ
ン14によって図示しないプロペラが回転して船底の水吸
引口36から水を吸引し、座席50の下側に形成された流路
37を通して、船尾の水平方向に揺動するノズル38から水
を後方に噴射させることにより、旋回力および推進力を
生じさせるようにしている。 エンジンルーム29中にはエンジン14の前側に燃料タン
ク15、エンジン14の一側部上方にはウォータロック機
構、他側部にバッテリおよび電装ボックス等がそれぞれ
エンジン14に近接して配置されている。 上記構成では、推進艇の滑走に伴い水面から波が船側
板22に沿って後方上向きに打上げられようとするが、そ
の水は逆U字形に形成されたブルワーク88に遮られ、艇
体上に打上げられるのが阻止される。また、ブルワーク
88の後端部は折曲げ部が形成されず、後方に直線的に延
びているためにこの部分を通る水は後方に逃がされ、艇
体上に打上げられることはない。またこの部分では波を
遮ることがなく、このため推進抵抗を増大させない。さ
らに、艇体上に打上げられた水はフートデッキ30の後端
部の開放部から後方にスムーズに排出される。 またこの艇体を製造するには、デッキ部材と船体部材
とをそれぞれFRPで一体に成形し、それを合せて周縁部
で接合するが、この際多少の寸法誤差が生じることが避
けられず、これを吸収する部分が必要となる。上記構成
では、ブルワーク88の後端部が折曲げられずに単に平行
に延びて面接触した状態となり、かつ船尾板40の上端部
がフートデッキ30の水平部に面接触するようにしている
ために、この部分で接合位置のずれを吸収することがで
きる。すなわち、艇体の前部を基準として船体部材とデ
ッキ部材とを合せて全周を接合させるようにすれば、両
者の寸法誤差が生じた場合に後端部で両者の誤差を吸収
することができ、したがって製造が容易である。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、フートデッ
キの左右両側方に形成された船側ブルワークの上端部
に、船体前部から船体後部に亘って船体長さ方向に延在
するとともに下方に向かって開放する逆U字形空間を形
成したので、波の打上げが防止される。また、上記船側
ブルワークの後部は、上記逆U字形空間に入った水をフ
ートデッキの外側方において船体後方に向かって排水す
るように形成されているので、旋回時などに上記逆U字
形空間に入った水はフートデッキの外側方において船体
後方に向かってスムーズに排出されることになり、これ
によって船の推進抵抗が増大するのが防止される。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例を示す斜視図、第2図はその
側面形状配置図、第3図はその平面形状配置図、第4図
〜第6図はそれぞれ第1図のIV−IV線、V−V線、VI−
VI線断面図である。 1……推進艇、20……船底板、21……上部デッキ、22…
…船側板、30……フートデッキ、40……船尾板、88……
ブルワーク。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.FRPでそれぞれ一体に成形されたデッキ部材と船体
    部材とが互いにその周縁部で接合されてなる小型ジェッ
    ト推進艇であって、デッキ部材にはフートデッキが形成
    され、このフートデッキの左右両側方にデッキ部材と船
    体部材とが立上がって船側ブルワークが形成され、この
    船側ブルワークの上端部には、デッキ部材と船体部材と
    が互いに面接触して逆U字形に外向きに折曲げられるこ
    とによって、船体前部から船尾部に亘って船体長さ方向
    に延在するとともに下方に向かって開放する逆U字形空
    間が形成され、上記船側ブルワークの後部は、上記逆U
    字形空間に入った水をフードデッキの外側方において船
    体後方に向かって排水するように形成されていることを
    特徴とする小型ジェット推進艇。
JP61187554A 1986-08-09 1986-08-09 小型ジエツト推進艇 Expired - Fee Related JP2669521B2 (ja)

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JPS6343894A JPS6343894A (ja) 1988-02-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0615823Y2 (ja) * 1988-07-19 1994-04-27 川崎重工業株式会社 小型滑走艇

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5321197B2 (ja) * 1972-10-09 1978-06-30
JPS619394U (ja) * 1984-06-22 1986-01-20 川崎重工業株式会社 小型滑走艇
JPS6116187A (ja) * 1984-07-02 1986-01-24 Kawasaki Heavy Ind Ltd 小型滑走艇

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