JP2588674B2 - 小型船舶 - Google Patents
小型船舶Info
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- JP2588674B2 JP2588674B2 JP4317233A JP31723392A JP2588674B2 JP 2588674 B2 JP2588674 B2 JP 2588674B2 JP 4317233 A JP4317233 A JP 4317233A JP 31723392 A JP31723392 A JP 31723392A JP 2588674 B2 JP2588674 B2 JP 2588674B2
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- Japan
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- opening
- hull
- deck
- cover body
- seat
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海上を高速で航走す
る小型船舶に関するものである。
る小型船舶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、エンジン付の小型船舶であって水
上を滑走するようにした小型ジェット推進艇が広く用い
られるようになってきた。そしてこの推進艇は水面を滑
走するとともに、急発進や急旋回等の種々の運転(運
動)を行なう。またこの艇体には上部デッキと船底板と
に囲まれる部分に実質上密閉された空間部が形成されて
この空間部に燃料タンクが配置され、この燃料タンクの
点検などは陸上で行なうようにしている。
上を滑走するようにした小型ジェット推進艇が広く用い
られるようになってきた。そしてこの推進艇は水面を滑
走するとともに、急発進や急旋回等の種々の運転(運
動)を行なう。またこの艇体には上部デッキと船底板と
に囲まれる部分に実質上密閉された空間部が形成されて
この空間部に燃料タンクが配置され、この燃料タンクの
点検などは陸上で行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の艇体では、
海上で燃料タンクおよび燃料の残量を点検できるように
することが望まれている。
海上で燃料タンクおよび燃料の残量を点検できるように
することが望まれている。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、小型の艇体において、
海上で燃料タンクおよび燃料の残量を点検できるように
した小型船舶を提供することを目的とするものである。
するためになされたものであり、小型の艇体において、
海上で燃料タンクおよび燃料の残量を点検できるように
した小型船舶を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、艇体上部デ
ッキと船底板とに囲まれる部分に実質上密閉された空間
部が形成されてこの空間部に燃料タンクが配置され、操
舵ハンドルの後側に配置された座席と両側のガンネルと
の間にフートデッキが形成された小型船舶において、上
記座席前方の上部デッキに上記空間部に連通する開口部
が形成され、この開口部を平面視において上記フートデ
ッキの前端における内側端を通るとともに船体長さ方向
に延びる延長線よりも内側に位置させ、艇体前端から上
記開口部前端までの距離を上記フートデッキの横幅より
も大きくして艇体前端と開口部前端との間の上部デッキ
上に乗船部を形成し、上記開口部を覆うとともに上記上
部デッキに対して開閉可能に取付けられたカバー体を設
け、上記開口部の開口縁のうち船体長さ方向に延びる前
後辺に、上記カバー体の周縁下面と対向する座面を形成
するとともに、その座面とカバー体の周縁下面との間に
パッキンを介在させ、上記前後辺に、側面視において前
傾する前傾部を形成したものである。
ッキと船底板とに囲まれる部分に実質上密閉された空間
部が形成されてこの空間部に燃料タンクが配置され、操
舵ハンドルの後側に配置された座席と両側のガンネルと
の間にフートデッキが形成された小型船舶において、上
記座席前方の上部デッキに上記空間部に連通する開口部
が形成され、この開口部を平面視において上記フートデ
ッキの前端における内側端を通るとともに船体長さ方向
に延びる延長線よりも内側に位置させ、艇体前端から上
記開口部前端までの距離を上記フートデッキの横幅より
も大きくして艇体前端と開口部前端との間の上部デッキ
上に乗船部を形成し、上記開口部を覆うとともに上記上
部デッキに対して開閉可能に取付けられたカバー体を設
け、上記開口部の開口縁のうち船体長さ方向に延びる前
後辺に、上記カバー体の周縁下面と対向する座面を形成
するとともに、その座面とカバー体の周縁下面との間に
パッキンを介在させ、上記前後辺に、側面視において前
傾する前傾部を形成したものである。
【0006】
【作用】上記構成では、艇体前部に、燃料タンクが配置
された空間部に連通する開口部を形成し、この開口部を
覆うカバー体を上部デッキに対して開閉可能に取付けた
ので、乗員が海上で上記カバー体を開閉することによっ
て、燃料タンクおよび燃料の残量の点検を行なうことが
できる。また座席前方の上部デッキに形成した開口部
は、平面視において、フートデッキの前端における内側
端を通るとともに船体長さ方向に延びる延長線よりも内
側に位置しているので、船舶が接岸した際に、上記開口
部が開いている状態であっても、乗員は開口部が邪魔に
ならずに開口部外側の上部デッキ上を伝うことによって
フートデッキからまっすぐ前方に上陸することができ、
便利である。
された空間部に連通する開口部を形成し、この開口部を
覆うカバー体を上部デッキに対して開閉可能に取付けた
ので、乗員が海上で上記カバー体を開閉することによっ
て、燃料タンクおよび燃料の残量の点検を行なうことが
できる。また座席前方の上部デッキに形成した開口部
は、平面視において、フートデッキの前端における内側
端を通るとともに船体長さ方向に延びる延長線よりも内
側に位置しているので、船舶が接岸した際に、上記開口
部が開いている状態であっても、乗員は開口部が邪魔に
ならずに開口部外側の上部デッキ上を伝うことによって
フートデッキからまっすぐ前方に上陸することができ、
便利である。
【0007】さらに艇体前端から開口部前端までの距離
をフートデッキの横幅よりも大きくしたので、艇体前端
と開口部前端との間の上部デッキ上には、乗員の足の幅
よりも広い乗船部が形成される。したがって、船舶が接
岸した際に乗船はこの乗船部も利用して上陸することが
でき、一層便利である。また開口部の開口縁のうち船体
長さ方向に延びる前後辺に、カバー体の周縁下面と対向
する座面を形成するとともに、その座面とカバー体の周
縁下面との間にパッキンを介在させ、上記前後辺に、側
面視において前傾する前傾部を形成したので、開口部の
開口縁とカバー体の周縁との隙間に入り込んだ水は、上
記座面を伝って前方に流れ、この水が乗員にかかること
を防止することができる。
をフートデッキの横幅よりも大きくしたので、艇体前端
と開口部前端との間の上部デッキ上には、乗員の足の幅
よりも広い乗船部が形成される。したがって、船舶が接
岸した際に乗船はこの乗船部も利用して上陸することが
でき、一層便利である。また開口部の開口縁のうち船体
長さ方向に延びる前後辺に、カバー体の周縁下面と対向
する座面を形成するとともに、その座面とカバー体の周
縁下面との間にパッキンを介在させ、上記前後辺に、側
面視において前傾する前傾部を形成したので、開口部の
開口縁とカバー体の周縁との隙間に入り込んだ水は、上
記座面を伝って前方に流れ、この水が乗員にかかること
を防止することができる。
【0008】
【実施例】図1および図2において、艇体100は船底
板20と、艇体の中央部より前側に形成された上部デッ
キ21と、その後方のデッキ部材とによって囲まれる部
分が排水容積となるように構成され、船底板20と上部
デッキ21とに囲まれる部分に実質上密閉された空間部
29たるエンジンルームが形成されている。また艇体中
央部より後側には船幅方向の中央部に座席50が突出し
て形成され、この座席50と両側のガンネル88との間
に船尾端に開放するフートデッキ30が形成されてい
る。そしてこのフートデッキ30および座席50の下側
も排水容積となるように構成されている。
板20と、艇体の中央部より前側に形成された上部デッ
キ21と、その後方のデッキ部材とによって囲まれる部
分が排水容積となるように構成され、船底板20と上部
デッキ21とに囲まれる部分に実質上密閉された空間部
29たるエンジンルームが形成されている。また艇体中
央部より後側には船幅方向の中央部に座席50が突出し
て形成され、この座席50と両側のガンネル88との間
に船尾端に開放するフートデッキ30が形成されてい
る。そしてこのフートデッキ30および座席50の下側
も排水容積となるように構成されている。
【0009】上記座席50上の操縦者11はその足をフ
ートデッキ30上に乗せた状態でハンドル60を握って
艇体100を操縦するようにしており、この状態から操
縦者11は体重を前後、左右に移動させることができる
ようにしている。
ートデッキ30上に乗せた状態でハンドル60を握って
艇体100を操縦するようにしており、この状態から操
縦者11は体重を前後、左右に移動させることができる
ようにしている。
【0010】上記空間部29中にはエンジン14および
燃料タンク15が配置され、このエンジン14によって
図示しないプロペラが回転して船底の水吸引口32から
水を吸引し、座席50の下側に形成された流路33を通
して船尾の水平面内で揺動するノズル34から水を後方
に噴射させることにより、旋回力および推進力を生じさ
せるようにしている。
燃料タンク15が配置され、このエンジン14によって
図示しないプロペラが回転して船底の水吸引口32から
水を吸引し、座席50の下側に形成された流路33を通
して船尾の水平面内で揺動するノズル34から水を後方
に噴射させることにより、旋回力および推進力を生じさ
せるようにしている。
【0011】図3および図5に示すように、空間部29
の上側には開口部230が形成されるとともに、中央部
が上方に突出する形状のカバー体たるハッチカバー(カ
バー体)28が上記開口部230を覆うように開閉可能
に取付けられている。すなわち、カバー体28の前端部
はヒンジ51によって上部デッキ21に結合され、カバ
ー体28はこのヒンジ51を中心として図1仮想線に示
すように開かれる。カバー体28の後端部には閉止状態
を保つための係止具52が取付けられている。
の上側には開口部230が形成されるとともに、中央部
が上方に突出する形状のカバー体たるハッチカバー(カ
バー体)28が上記開口部230を覆うように開閉可能
に取付けられている。すなわち、カバー体28の前端部
はヒンジ51によって上部デッキ21に結合され、カバ
ー体28はこのヒンジ51を中心として図1仮想線に示
すように開かれる。カバー体28の後端部には閉止状態
を保つための係止具52が取付けられている。
【0012】上記カバー体28には操舵ハンドル60を
有する操舵軸40が貫通して取付けられ、この貫通部2
7は厚板で構成されるとともに、その上端部にはハンド
ル支持部61が取付けられている。またカバー体28の
両側部26は、剛性を保つために厚板に構成され、その
内側には後述するビーム取付け用のリブ43が取付けら
れている。
有する操舵軸40が貫通して取付けられ、この貫通部2
7は厚板で構成されるとともに、その上端部にはハンド
ル支持部61が取付けられている。またカバー体28の
両側部26は、剛性を保つために厚板に構成され、その
内側には後述するビーム取付け用のリブ43が取付けら
れている。
【0013】また上記両側部26は、カバー体28の下
端全周縁部に連続して形成され、これに対応する開口部
230の開口縁231には、図4に示すように、この開
口部230の開口縁231のうち、船体長さ方向に延び
る前後辺232に、上記カバー体の周縁下面と対向する
座面233を形成している。すなわち、上部デッキ21
の水平部210の内側端を立ち上げて立上り壁211を
形成し、この立上り壁211の上端を船体幅方向内側に
折り曲げて座面233を形成している。この座面233
の内周側には開口部230をシールするパッキン23を
配置し、カバー体28を閉じた状態ではカバー体28の
周縁部下端部がこのパッキン23に圧着されることによ
り内部が水密構造になるように構成されている。上記開
口縁231のうちの上記前後辺232に、側面視におい
て前傾する前傾部232aを形成しており(図1に示す
ように、カバー体28の側部下端縁281が前下がりに
傾斜しており)、このため座面233上の隙間234
(図4に示すように、座面233と両側部26下端面と
の間)に入り込んだ水は座面233上を前方に流れるこ
とによって水が乗員にはかからないようにしている。
端全周縁部に連続して形成され、これに対応する開口部
230の開口縁231には、図4に示すように、この開
口部230の開口縁231のうち、船体長さ方向に延び
る前後辺232に、上記カバー体の周縁下面と対向する
座面233を形成している。すなわち、上部デッキ21
の水平部210の内側端を立ち上げて立上り壁211を
形成し、この立上り壁211の上端を船体幅方向内側に
折り曲げて座面233を形成している。この座面233
の内周側には開口部230をシールするパッキン23を
配置し、カバー体28を閉じた状態ではカバー体28の
周縁部下端部がこのパッキン23に圧着されることによ
り内部が水密構造になるように構成されている。上記開
口縁231のうちの上記前後辺232に、側面視におい
て前傾する前傾部232aを形成しており(図1に示す
ように、カバー体28の側部下端縁281が前下がりに
傾斜しており)、このため座面233上の隙間234
(図4に示すように、座面233と両側部26下端面と
の間)に入り込んだ水は座面233上を前方に流れるこ
とによって水が乗員にはかからないようにしている。
【0014】またカバー体28の裏側にはカバー体の両
側部26間にビーム42が設けられ、このビーム42の
端部には端部材44が取付けられ、この端部材44と上
記リブ43とをボルト25で結合させることにより両側
部26をビーム42により互いに結合させている。この
ビーム42の中央部には、カバー体28の前部上面との
間に配置されたブラケット41が結合され、このブラケ
ット41はボルトにより上記貫通部27に結合され、こ
のビーム42とブラケット41とによってカバー体28
用の補強部材が構成されている。この補強部材にはベア
リング46が止め具45によって取付けられ、このベア
リング46中を上記操舵軸40を貫通させることによ
り、操舵軸40を回転可能に保持している。
側部26間にビーム42が設けられ、このビーム42の
端部には端部材44が取付けられ、この端部材44と上
記リブ43とをボルト25で結合させることにより両側
部26をビーム42により互いに結合させている。この
ビーム42の中央部には、カバー体28の前部上面との
間に配置されたブラケット41が結合され、このブラケ
ット41はボルトにより上記貫通部27に結合され、こ
のビーム42とブラケット41とによってカバー体28
用の補強部材が構成されている。この補強部材にはベア
リング46が止め具45によって取付けられ、このベア
リング46中を上記操舵軸40を貫通させることによ
り、操舵軸40を回転可能に保持している。
【0015】また図2に示すように、艇体前端から上記
開口部230の前端までの距離Lを上記フートデッキ3
0の横幅Wよりも大きくして艇体前端と開口部230の
前端との間の上部デッキ21上に乗船部を形成して、乗
船時にこの乗船部も利用することができるようにしてい
る。また上記のように、艇体前部における上部デッキ2
1の両側部に艇体幅方向に延在する水平部210を形成
したので、船体が接岸した際に乗員はフートデッキ30
からこの水平部210を伝って上陸することができる。
開口部230の前端までの距離Lを上記フートデッキ3
0の横幅Wよりも大きくして艇体前端と開口部230の
前端との間の上部デッキ21上に乗船部を形成して、乗
船時にこの乗船部も利用することができるようにしてい
る。また上記のように、艇体前部における上部デッキ2
1の両側部に艇体幅方向に延在する水平部210を形成
したので、船体が接岸した際に乗員はフートデッキ30
からこの水平部210を伝って上陸することができる。
【0016】また艇体前部に形成した水平部210は艇
体幅方向に延在しているために、係留時にこの上を海水
が流れることがあり、海上で上記カバー体28を開いて
燃料タンクを点検している際、上記海水が上記空間部に
流れ込むおそれがある。しかしながら、上記水平部21
0の内側端をほぼ鉛直方向に立ち上げて立上り壁211
を形成し、この立上り壁211の上端を艇体幅方向に折
り曲げて形成した座面233上に位置して座面233と
カバー体28との間にパッキン23を介在させたので、
水平部210上を流れる水が上記空間部に流れ込むこと
は上記立上り壁211およびパッキン23によって阻止
され、このため燃料タンク15の点検などの作業を安心
して行なうことができる。さらに、フートデッキ30の
前端部が上記開口部230の外側方に位置しているた
め、上記空間部内の燃料タンク15の点検などの作業
は、フートデッキ30に立ち、開口部230から手を入
れて行なうことができ、作業性が優れている。
体幅方向に延在しているために、係留時にこの上を海水
が流れることがあり、海上で上記カバー体28を開いて
燃料タンクを点検している際、上記海水が上記空間部に
流れ込むおそれがある。しかしながら、上記水平部21
0の内側端をほぼ鉛直方向に立ち上げて立上り壁211
を形成し、この立上り壁211の上端を艇体幅方向に折
り曲げて形成した座面233上に位置して座面233と
カバー体28との間にパッキン23を介在させたので、
水平部210上を流れる水が上記空間部に流れ込むこと
は上記立上り壁211およびパッキン23によって阻止
され、このため燃料タンク15の点検などの作業を安心
して行なうことができる。さらに、フートデッキ30の
前端部が上記開口部230の外側方に位置しているた
め、上記空間部内の燃料タンク15の点検などの作業
は、フートデッキ30に立ち、開口部230から手を入
れて行なうことができ、作業性が優れている。
【0017】上記操舵軸40の下端部にはアーム47が
ナット48で締め付けられることにより固定され、この
アーム47の先端部にはボールジョイント49を介して
ステアリングケーブル70の端部が結合されている。ま
たブラケット41の下面には止め具71が取付けられ、
この止め具71により上記ステアリングケーブル70の
外管を保持している。このようにビーム42とブラケッ
ト41とからなる補強部材はカバー体28の全体の剛性
の向上、操舵軸40の保持およびステアリングケーブル
70の保持およびガイドを行なう機能を具備している。
ナット48で締め付けられることにより固定され、この
アーム47の先端部にはボールジョイント49を介して
ステアリングケーブル70の端部が結合されている。ま
たブラケット41の下面には止め具71が取付けられ、
この止め具71により上記ステアリングケーブル70の
外管を保持している。このようにビーム42とブラケッ
ト41とからなる補強部材はカバー体28の全体の剛性
の向上、操舵軸40の保持およびステアリングケーブル
70の保持およびガイドを行なう機能を具備している。
【0018】上記構成において、座席50上の操縦者1
1の直前にカバー体28の係止具52が位置するため
に、この係止具52を操作してカバー体28の後端部を
持ち上げ、カバー体28を図1仮想線に示すように前端
部のヒンジ51回りに回転させて開くことができる。そ
して開口部230を通して燃料タンク15の点検を行な
い、あるいは燃料タンクの燃料の残量を見ることができ
る。そしてこの操作は海上においても行なうことができ
る。
1の直前にカバー体28の係止具52が位置するため
に、この係止具52を操作してカバー体28の後端部を
持ち上げ、カバー体28を図1仮想線に示すように前端
部のヒンジ51回りに回転させて開くことができる。そ
して開口部230を通して燃料タンク15の点検を行な
い、あるいは燃料タンクの燃料の残量を見ることができ
る。そしてこの操作は海上においても行なうことができ
る。
【0019】また操縦者11がハンドル60を握って操
縦することにより力が操舵軸40に付与され、その力は
カバー体28で受けることになるが、カバー体28は中
央部が突出して形成され、しかも内部で補強材により補
強されて剛性の高い構造となっているために、上記力は
カバー体28の周縁部の広い範囲に分散して上部デッキ
21に伝達されることになる。このため急旋回等の際に
操縦者11から大きな力が加えられても艇体が局部的に
変形する等のおそれはない。また上方に突出して形成さ
れたカバー体28は、その内部に排水容積を形成させて
いるために、艇体が転覆した際にこの部分で浮力を発揮
させて転覆状態から艇体を起こしやすくすることにな
る。
縦することにより力が操舵軸40に付与され、その力は
カバー体28で受けることになるが、カバー体28は中
央部が突出して形成され、しかも内部で補強材により補
強されて剛性の高い構造となっているために、上記力は
カバー体28の周縁部の広い範囲に分散して上部デッキ
21に伝達されることになる。このため急旋回等の際に
操縦者11から大きな力が加えられても艇体が局部的に
変形する等のおそれはない。また上方に突出して形成さ
れたカバー体28は、その内部に排水容積を形成させて
いるために、艇体が転覆した際にこの部分で浮力を発揮
させて転覆状態から艇体を起こしやすくすることにな
る。
【0020】また座席前方の上部デッキに形成した開口
部230は、平面視において、各フートデッキ30の前
端における内側端35と外側端36とを通るとともに船
体長さ方向に延びる延長線37,38に挟まれた領域の
内側に位置しているので、船舶が接岸した際に、開口部
230が開いた状態であっても乗員は開口部230外側
の上部デッキ21上面を伝うことによってフートデッキ
30からまっすぐ前方に上陸することができ、便利であ
る。さらに開口部230の前端を艇体前端から後方に離
隔させて艇体前端と開口部230前端との間に邪魔な物
が配置されていない乗船部を形成したので、船舶が接岸
した際に乗員はこの乗船部も利用して上陸することがで
きる。
部230は、平面視において、各フートデッキ30の前
端における内側端35と外側端36とを通るとともに船
体長さ方向に延びる延長線37,38に挟まれた領域の
内側に位置しているので、船舶が接岸した際に、開口部
230が開いた状態であっても乗員は開口部230外側
の上部デッキ21上面を伝うことによってフートデッキ
30からまっすぐ前方に上陸することができ、便利であ
る。さらに開口部230の前端を艇体前端から後方に離
隔させて艇体前端と開口部230前端との間に邪魔な物
が配置されていない乗船部を形成したので、船舶が接岸
した際に乗員はこの乗船部も利用して上陸することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成で
は艇体前部に、燃料タンクが配置された空間部に連通す
る開口部を形成し、この開口部を覆うカバー体を上部デ
ッキに対して開閉可能に取付けたので、乗員が海上で上
記カバー体を開閉することによって、燃料タンクおよび
燃料の残量の点検を行なうことができる。また座席前方
の上部デッキに形成した開口部は、平面視において、フ
ートデッキの前端における内側端を通るとともに船体長
さ方向に延びる延長線よりも内側に位置しているので、
船舶が接岸した際に、上記開口部が開いている状態であ
っても、乗員は開口部が邪魔にならずに開口部外側の上
部デッキ上を伝うことによってフートデッキからまっす
ぐ前方に上陸することができ、便利である。
は艇体前部に、燃料タンクが配置された空間部に連通す
る開口部を形成し、この開口部を覆うカバー体を上部デ
ッキに対して開閉可能に取付けたので、乗員が海上で上
記カバー体を開閉することによって、燃料タンクおよび
燃料の残量の点検を行なうことができる。また座席前方
の上部デッキに形成した開口部は、平面視において、フ
ートデッキの前端における内側端を通るとともに船体長
さ方向に延びる延長線よりも内側に位置しているので、
船舶が接岸した際に、上記開口部が開いている状態であ
っても、乗員は開口部が邪魔にならずに開口部外側の上
部デッキ上を伝うことによってフートデッキからまっす
ぐ前方に上陸することができ、便利である。
【0022】さらに艇体前端から開口部前端までの距離
をフートデッキの横幅よりも大きくしたので、艇体前端
と開口部前端との間の上部デッキ上には、乗員の足の幅
よりも広い乗船部が形成される。したがって、船舶が接
岸した際に乗船はこの乗船部も利用して上陸することが
でき、一層便利である。また開口部の開口縁のうち船体
長さ方向に延びる前後辺に、カバー体の周縁下面と対向
する座面を形成するとともに、その座面とカバー体の周
縁下面との間にパッキンを介在させ、上記前後辺に、側
面視において前傾する前傾部を形成したので、開口部の
開口縁とカバー体の周縁との隙間に入り込んだ水は、上
記座面を伝って前方に流れ、この水が乗員にかかること
を防止することができる。
をフートデッキの横幅よりも大きくしたので、艇体前端
と開口部前端との間の上部デッキ上には、乗員の足の幅
よりも広い乗船部が形成される。したがって、船舶が接
岸した際に乗船はこの乗船部も利用して上陸することが
でき、一層便利である。また開口部の開口縁のうち船体
長さ方向に延びる前後辺に、カバー体の周縁下面と対向
する座面を形成するとともに、その座面とカバー体の周
縁下面との間にパッキンを介在させ、上記前後辺に、側
面視において前傾する前傾部を形成したので、開口部の
開口縁とカバー体の周縁との隙間に入り込んだ水は、上
記座面を伝って前方に流れ、この水が乗員にかかること
を防止することができる。
【図1】この発明の実施例を示す概略側面図である。
【図2】図1の概略平面図である。
【図3】カバー体の縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】カバー体および補強材の分解斜視図である。
11 操縦者 15 燃料タンク 21 上部デッキ 20 船底板 28 カバー体(ハッチカバー) 23 パッキン 29 空間部 30 フートデッキ 40 操舵軸 50 座席 51 ヒンジ 52 係止具 60 ハンドル 230 開口部 231 開口部の開口縁 232 開口縁の前後辺 232a 前後辺の前傾部 233 座面
Claims (1)
- 【請求項1】 艇体上部デッキと船底板とに囲まれる部
分に実質上密閉された空間部が形成されてこの空間部に
燃料タンクが配置され、操舵ハンドルの後側に配置され
た座席と両側のガンネルとの間にフートデッキが形成さ
れた小型船舶において、上記座席前方の上部デッキに上
記空間部に連通する開口部が形成され、この開口部を平
面視において上記フートデッキの前端における内側端を
通るとともに船体長さ方向に延びる延長線よりも内側に
位置させ、艇体前端から上記開口部前端までの距離を上
記フートデッキの横幅よりも大きくして艇体前端と開口
部前端との間の上部デッキ上に乗船部を形成し、上記開
口部を覆うとともに上記上部デッキに対して開閉可能に
取付けられたカバー体を設け、上記開口部の開口縁のう
ち船体長さ方向に延びる前後辺に、上記カバー体の周縁
下面と対向する座面を形成するとともに、その座面とカ
バー体の周縁下面との間にパッキンを介在させ、上記前
後辺に、側面視において前傾する前傾部を形成したこと
を特徴とする小型船舶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4317233A JP2588674B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 小型船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4317233A JP2588674B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 小型船舶 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60265885A Division JPH0741874B2 (ja) | 1985-11-26 | 1985-11-26 | 小型ジエツト推進艇 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05319367A JPH05319367A (ja) | 1993-12-03 |
| JP2588674B2 true JP2588674B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=18085968
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4317233A Expired - Fee Related JP2588674B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 小型船舶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588674B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4749094B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-08-17 | 川崎重工業株式会社 | 小型滑走艇 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53140796A (en) * | 1977-05-12 | 1978-12-08 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Water jet propelling device for small boat |
| JPS58160801A (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-24 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子式分度器 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP4317233A patent/JP2588674B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05319367A (ja) | 1993-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |