JP4301869B2 - 小型滑走艇 - Google Patents
小型滑走艇 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4301869B2 JP4301869B2 JP2003161542A JP2003161542A JP4301869B2 JP 4301869 B2 JP4301869 B2 JP 4301869B2 JP 2003161542 A JP2003161542 A JP 2003161542A JP 2003161542 A JP2003161542 A JP 2003161542A JP 4301869 B2 JP4301869 B2 JP 4301869B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiver
- engine
- signal
- transmitter
- personal watercraft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63J—AUXILIARIES ON VESSELS
- B63J99/00—Subject matter not provided for in other groups of this subclass
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B17/00—Vessels parts, details, or accessories, not otherwise provided for
- B63B2017/0009—Methods or devices specially adapted for preventing theft, or unauthorized use of vessels, or parts or accessories thereof, other than by using locks
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、盗難防止機能を備えた小型滑走艇に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ランヤードやイモビライザを用いて、所定の識別情報の照合が行われた場合だけ、エンジンを始動可能な状態にするロック機構を備えた小型滑走艇がある(例えば、特許文献1参照)。この小型滑走艇では、船体の内部に、アンテナと、識別情報の信号を識別する識別装置が設けられ、運転者の手に識別情報が入力されたトランスポンダを装着するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平2001−27137号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような小型滑走艇では、受信機を海水等の水が浸入し易い場所に取り付けると、水に濡れて機能が低下し易くなるという問題が生じる。また、受信機は、必要に応じて点検や修理ができる場所に設置する必要がある。さらに、受信機には、受信性能の安定性が求められ、指向性がなくどのような方向からでも信号を受信できることが要求される。しかしながら、従来の小型滑走艇が備えるロック機構では、これらの機能が充分には発揮されていなかった。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、受信機が水に濡れることを防止できるとともに、受信機の点検が容易になり、かつ受信性能が安定する小型滑走艇を提供することである。
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明に係る小型滑走艇の構成上の特徴は、船体前部側に収容部が設けられデッキに前記収容部を開閉するリッドが設けられているとともに、船体における収容部の後方にエンジン室が設けられた小型滑走艇であって、識別情報を信号として発信する発信機と、発信機が発信する信号を受信する受信機と、受信機が受信した信号が所定の識別情報にかかる信号であるか否かを照合する照合手段と、照合手段が照合した信号が所定の識別情報にかかる信号であるときにエンジンを始動可能にするエンジン始動制御手段とを備え、エンジン室内における喫水線よりも上方の部分でかつエンジン室内における上下方向の略中央に受信機を設置するとともに、収容部とエンジン室との間の壁部における収容部の底部よりも上方位置で受信機の近傍に受信機点検用開口部を設けて、受信機点検用開口部を蓋部材で開閉可能にし、さらに受信機点検用開口部の上方がリッドによって覆われるようにしたことにある。
【0007】
このように構成した本発明の小型滑走艇では、受信機が小型滑走艇の内部における喫水線よりも上方の海水等の水が浸入しにくい部分に設置されているため、水がかかりにくくなる。また、受信機の設置位置の近傍には、蓋部材を着脱することにより開閉する受信機点検用開口部が設けられているため、必要に応じて、蓋部材を取り外すことにより受信機点検用開口部から手を入れて受信機の点検が行える。また、受信機は、水が浸入しにくいエンジン室内に設置され、受信機点検用開口部は、リッドの下方に設けられて表面から見えない状態になる。このため、受信機が水に濡れることを防止できるとともに、小型滑走艇の美観が低下することを防止することができる。
【0008】
また、本発明に係る小型滑走艇の他の構成上の特徴は、小型滑走艇が、運転者着座用のシートを備えており、シートの前方に受信機点検用開口部を設け、シートと受信機点検用開口部との間に、発信機を収容するための収容箱を設けたことにある。
【0009】
この小型滑走艇では、運転者が座るシートの前部側に収容箱を設けて、発信機を収容できるようにしているため、小型滑走艇の運転をする際には、この収容箱内に発信機を入れておくことができる。これによって、小型滑走艇の運転中に発信機が邪魔になることがなくなるとともに、発信機の出し入れが容易になる。また、これによって、運転中における発信機と受信機とが近い位置になるため、発信機と受信機との間で頻繁に信号の送受信を行う場合には、その信号の送受信が良好な状態で行える。
【0010】
また、本発明に係る小型滑走艇のさらに他の構成上の特徴は、リッドの近傍に受信機を設置したことにある。これによると、受信機点検用開口部をリッドによって覆われて表面から見えない部分に設けることができ、受信機点検用開口部によって小型滑走艇の美観が低下することがなくなる。
【0013】
また、本発明に係る小型滑走艇のさらに他の構成上の特徴は、デッキにリッドが設けられた小型滑走艇であって、識別情報を信号として発信する発信機と、発信機が発信する信号を受信する受信機と、受信機が受信した信号が所定の識別情報にかかる信号であるか否かを照合する照合手段と、照合手段が照合した信号が所定の識別情報にかかる信号であるときにエンジンを始動可能にするエンジン始動制御手段とを備え、リッドの下方に小型滑走艇の内部と外部とを区切る壁部を設けて、小型滑走艇の内部のエンジン室内における喫水線よりも上方の部分に受信機を設置するとともに、壁部における受信機の近傍に受信機点検用開口部を設けて、受信機点検用開口部の周縁部に蓋部材としてのトレーを着脱可能に設けることにより、トレーの内部とエンジン室との間を区切ったことにある。これによると、通常はトレーで受信機点検用開口部を閉塞するとともに、トレーに物を収容しておくことができる。また、受信機の点検を行う場合には、リッドを開けるとともに、トレーを取り出すことによって、受信機の点検を容易に行える。
【0014】
また、本発明に係る小型滑走艇のさらに他の構成上の特徴は、受信機の上面にリング状のアンテナを取り付けたことにある。これによると、アンテナがリング状であるため、指向性がなくなりどの方向からでも発信機が発信する信号を受信することができるようになる。このアンテナは、例えば、リード線を円形や四角形等のリング状にすることにより簡単に製造することができる。
【0015】
また、本発明に係る小型滑走艇の取付構造のさらに他の構成上の特徴は、送信機を水に浮くように構成したことにある。この場合、送信機の本体自体を比重の小さな材質のもので構成したり、送信機に比重の小さなものを浮き部材として取り付けたりすることができる。これによると、小型滑走艇の走行中に、収容箱内から送信機が飛び出て水中に落下しても、送信機が水面に浮くため、容易に回収することができ、送信機の紛失を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1ないし図3は、本発明にかかる小型滑走艇10を示している。この小型滑走艇10では、船体11がデッキ11aとハル11bで構成されており、その船体11における上部の略中央に操舵ハンドル12が設けられ、その後方にシート13が設けられている。そして、船体11の内部は、フロントバルクヘッド14とリアバルクヘッド15とによって区切られている。
【0017】
フロントバルクヘッド14は、ハル11bの内部前端側部分に形成された水平部分とその水平部分の後端から船底に向って下方に延びた傾斜部分とかならる壁部14aと、壁部14aの上部に形成された容器状の収容部14bとで構成されている。壁部14aと船底との間は密閉空間部に形成され、収容部14bは、上面における後部側部分が開口して、物を収容することのできる空間部に形成されている。また、収容部14bの上部開口は、前端部がデッキ11aにヒンジ連結されて上下方向に回転可能になったリッド16によって開閉可能になっている。そして、収容部14bの後壁部には、開口部14cが形成され、この開口部14cに、蓋部材17が、ボルト17aによって着脱自在に取り付けられている。
【0018】
船体11の内部におけるフロントバルクヘッド14とリアバルクヘッド15との間に位置する中央部はエンジン室18に形成され、リアバルクヘッド15よりも後部側の部分はポンプ室19に形成されている。そして、エンジン室18には、燃料タンク21やエンジン22などが設置され、ポンプ室19には、推進機23やウォーターロック24などが設置されている。
【0019】
エンジン22の後部からはクランク軸25aにカップリング25bを介して連結されたインペラー軸25cがリアバルクヘッド15を貫通して後方のポンプ室19内に延びている。このインペラー軸25cは、船体11の船尾に設けられた推進機23の内部に設けられたインペラー23aに連結され、エンジン22の駆動によるクランク軸25aの回転力をインペラー23aに伝達してインペラー23aを回転させる。
【0020】
また、推進機23は、船体11の底部に開口する水導入口26aと船尾に開口する水噴射口26bとを備えており、水導入口26aから導入される海水をインペラーの回転により水噴射口26bから噴射させることにより船体11に推進力を生じさせる。この推進機23は、ケーシング27によって、船体11の本体側と隔離された状態で船体11の船尾における底部に取り付けられており、インペラー軸25cは、リアバルクヘッド15およびケーシング27を貫通することによって、エンジン22から推進機23に延びている。
【0021】
また、エンジン22の後方には排気装置が設けられている。この排気装置は、屈曲した管からなる排気チャンバ28とタンク状のウォーターロック24とで構成されている。排気チャンバ28は、エンジン22の一側部に設けられ、後端部が後方に向って延びてバルクヘッド15を貫通している。
【0022】
そして、排気チャンバ28の後端部は、ウォーターロック24の前部に連結されている。このウォーターロック24の後部上面からは、二股に分岐した排気ガス管29が後方に向って延びている。この排気ガス管29の上流端部は、ウォーターロック24の上面に連通しており、下流側が左右に分岐してそれぞれ一旦上方に延びたのちに下方後部に延びて、下流端部はケーシング27を貫通して推進機23の水噴射口26bに合流している。
【0023】
また、リアバルクヘッド15におけるエンジン室18側の壁面には、電装ボックス30が設けられている。電装ボックス30は、図4に示したCPU39a,EEPROM39b、タイマー39cおよび通信装置39d等で構成される電気制御装置39や各種の電気部品を備えており、これらによって小型滑走艇10の運転に関する各処理が実行される。EEPROM39bは、実行されるプログラムを記憶するとともに、消去や再書き込みが可能なメモリであり、CPU39aは、EEPROM39bが記憶するプログラムを中央演算処理装置として実行し、タイマー39cは、そのプログラム実行中の時間を計測する。また、通信装置39dはインターフェースなどからなり電気制御装置39に接続された他の装置との間で信号の送受信を行う。
【0024】
船体11の上面部におけるリッド16の後端部の下方に位置する部分には、メータ31等の計器を設置するための密閉状態の収容部32が形成され、その内部に図5に示した受信機33を含むイモビユニット49が固定されている。受信機33は、基板等を収容した箱状の本体33aと、リード線をリング状に形成して本体33aの上面に取り付けられたアンテナ33bとで構成されている。また、本体33aの両側部には、挿通穴を備えた固定用突起33cが形成されており、ボルト34aおよびナット34bを用いて固定用突起33cを収容部32の底面部に固定することにより受信機33は収容部32内に取り付けられている。
【0025】
イモビユニット49は、受信機33の外に、図4に示したCPU49a,EEPROM49b、照合装置49cおよび通信装置49dを含んでいる。照合装置49cは、後述する識別情報を照合するための機能を備え、通信装置49dは、電気制御装置39との間で信号の送受信を行う。収容部32内に設置されたメータ31やイモビユニット49等の各機器は、収容部32の底面部に形成された穴部を挿通する配線30aを介して電装ボックス30に接続されている。また、収容部32の上面前部側には、本発明の受信機点検用開口部である開口部32aが形成され、その開口部32aに、蓋部材35が、ボルト35aによって着脱可能な状態で取り付けられている。
【0026】
また、船体11の上部におけるシート13の前端側部分には、上面が蓋36aによって開閉可能になった本発明の収容箱としてのグローブボックス36が形成され、その内部に図6および図7に示したカップホルダー37が取り付けられている。カップホルダー37は、グローブボックス36内に着脱可能に取り付けられた皿状部材で構成されており、飲料水等を収容した容器を傾倒させることなく置くための2個の穴部37aと、発信機38を収容するための収納部37bとを備えている。
【0027】
発信機38は、基板や電池等を収容した箱状に形成されており、表面に、エンジン22を始動不可の状態にするためのロック用ボタン38aと、エンジン22を始動可能な状態にするための解除ボタン38bとが形成されている。発信機38には、所定の識別情報が記憶されており、受信機33との間の距離が所定距離以下のときに、識別情報が信号として受信機33に発信され、イモビユニット49が備える照合装置49cが、発信機38から発信された信号と受信機33が記憶する識別情報とが一致するか否かの照合を行う。そして、照合の結果、一致したのちに、ロック用ボタン38aを押すと、電装ボックス30が備える電気制御装置39がエンジン22を始動不可の状態にする。
【0028】
また、発信機38から発信された信号と受信機33が記憶する識別情報とが一致するとイモビユニット49が備える照合装置49cが照合したのちに、発信機38の解除ボタン38bを押すと、電装ボックス30が備える電気制御装置39がエンジン22を始動可能な状態にする。これらのエンジン22の始動可否の制御は、EEPROM39bが記憶するプログラムをCPU39aが実行することにより行われる。
【0029】
発信機38の本体は、内部に密閉空間部を有する比重の小さな樹脂で構成されており、発信機38がグローブボックス36内から飛び出て海中に落下した場合には、水面に浮くようになっている。また、発信機38は、小型滑走艇10の運転時には、グローブボックス36内に取り付けられたカップホルダー37の収納部37bに収納されるが、小型滑走艇10を使用しない場合には、小型滑走艇10から離れた場所に保管される。
【0030】
本実施形態に係る小型滑走艇10は、前述した各装置の外に、電源スイッチ、スタータースイッチ(図4参照)45、ブザーおよび表示用LEDも備えている。電装ボックス30の電気制御装置39は、電源スイッチをオン状態にすることにより作動可能な状態になる。また、スタータースイッチ45は、運転者による操作によってオンに操作されることにより、エンジン22を始動させるイグニッションスイッチで構成されている。
【0031】
エンジン22は、図4に示すように、点火装置22aおよびスターターモーター22bを含んでいる。点火装置22aは、エンジン22に供給される空気と燃料との混合気を点火して爆発させることにより、エンジン22に駆動力を発生させ、スターターモーター22bは、スタータースイッチ45のオン操作により作動してエンジン22を始動させる。
【0032】
ブザーは、発信機38のロック用ボタン38aが押され、エンジン22が始動不可の状態になったときに長い音を1回発音し、その際、表示用LEDは短く1回点灯する。また、発信機38の解除ボタン38bが押され、エンジン22が始動可能な状態になったときに、ブザーは短い音を2回発音し、その際、表示用LEDは2回点灯するように、それぞれブザーおよび表示用LEDは設定されている。
【0033】
つぎに、以上のように構成された小型滑走艇10を走行させるときの操作および電気制御装置39が行う制御について説明する。この制御は、図8に示したフローチャートのプログラムにしたがって実行される。このプログラムは、ステップ100において開始され、電気制御装置39のCPU39aは、ステップ102においてエンジン22が停止中であるか否かの判定を行う。この判定は、エンジン22から電気制御装置39へのタコ信号の送信の有無で行われ、タコ信号の送信が無ければエンジン22は停止中で「YES」と判定し、タコ信号の送信があればエンジン22は駆動中で「NO」と判定する。
【0034】
エンジン22が停止中で、ステップ102において「YES」と判定すると、プログラムはステップ104に進み、識別情報の入力の有無を判定する。発信機38持った運転者が、小型滑走艇10に所定距離以下近づいたときに、発信機38から運転者を識別するためのIDコード等の識別情報が、信号として受信機33に向けて発信される。ステップ104では、この識別情報の信号が受信機33に入力されたか否かの判定が行われ、入力が無ければ「NO」と判定してステップ124に進み、プログラムは終了する。
【0035】
識別情報の信号が発信機38から受信機33に送信され、「YES」と判定すると、プログラムはステップ106に進み、照合装置49cによって、発信機38から発信された信号が、受信機33が記憶する識別情報と一致するか否かの照合が行われる。照合の結果一致しなければ、「NO」と判定してステップ124に進み、プログラムは終了する。また、信号が識別情報と一致すれば、ステップ106において「YES」と判定してプログラムはステップ108に進む。
【0036】
ステップ108においては、ロック信号が入力されたか否かの判定が行われる。これは、小型滑走艇10に近づいた運転者による発信機38の操作の有無を判定する処理で、運転者が発信機38のロック用ボタン38aを押していれば、「YES」と判定してステップ124に進み、プログラムは終了する。このロック用ボタン38aの操作により、エンジン22は始動不可の状態になる。また、ロック用ボタン38aを押していなければ、「NO」と判定してステップ110に進み、アンロック信号の入力が有ったか否かの判定を行う。ここで、運転者が発信機38の解除ボタン38bを押していなければ、「NO」と判定してステップ124に進み、プログラムは終了する。この場合、エンジン22は始動不可の状態を維持する。
【0037】
また、運転者が解除ボタン38bを押していれば、「YES」と判定してステップ112に進む。解除ボタン38bを押すことによって、エンジン22は始動可能な状態になる。その際、ブザーは2回発音し、表示用LEDは2回短く点灯する。これによって、運転者は、小型滑走艇10が運転可能な状態になったことを知ることができる。また、この場合、受信機33は、図2に示すように、船体11の上部における前後方向のセンターラインに近い部分に取り付けられており、その上面にはリング状のアンテナ33bが取り付けられているため、受信できる信号に指向性がなくなり、運転者がどの方向から発信機38を操作しても、受信が可能になる。
【0038】
ステップ112においては、スタート信号の入力の有無を判定する。このステップ112は、運転者によるスタータースイッチ45のオン操作の有無を判定するためのステップで、運転者がスタータースイッチ45を操作していなければ、「NO」と判定してステップ124に進み、プログラムは終了する。また、スタータースイッチ45がオン状態に操作されていれば、「YES」と判定してステップ114に進み、ステップ114での処理によりエンジン22が始動する。そして、プログラムはステップ124に進み終了する。
【0039】
スタータースイッチ45のオン操作によって、エンジン22のスターターモーター22bおよび点火装置22aが作動してエンジン22が始動することにより小型滑走艇10は走行可能な状態になる。このため、運転者が操舵ハンドル12を操舵するとともに、操舵ハンドル12のグリップを回転操作することにより小型滑走艇10は各操作に応じた所定の方向に所定の速度で走行する。この際、発信機38はグローブボックス36内に取り付けられたカップホルダー37の収納部37bに収納しておく。また、必要に応じて、飲料水等の容器を穴部37aに取り付けておく。
【0040】
また、エンジン22が駆動中で、ステップ102において、「NO」と判定すると、プログラムはステップ116に進み、識別情報の入力の有無を判定する。発信機38から受信機33への識別情報の信号の発信が継続されていれば、ステップ116では、「YES」と判定して、プログラムはステップ118に進み、照合装置49cによる照合が行われる。照合の結果、信号が識別情報と一致していれば、ステップ118において「YES」と判定してプログラムはステップ120に進む。ステップ120では、エンジン22の駆動を継続させるための処理が行われる。これによって、小型滑走艇10は走行を継続する。そして、プログラムは、ステップ124に進み終了する。
【0041】
また、ステップ116の処理の際に、発信機38が小型滑走艇10から海中に落下する等によって、受信機33に信号が入力されなくなったときなどには、「NO」と判定して、ステップ122の処理が行われる。ステップ122では、エンジン22を停止させるための処理が行われる。そして、プログラムはステップ124に進み終了する。また、ステップ118において、照合の結果が一致しないと判定した場合にも、「NO」と判定してステップ122に進み、エンジン22を停止させるための処理が行われる。そして、プログラムはステップ124に進み終了する。なお、識別情報の信号が途絶えたことによりエンジン22が停止した場合には、発信機38から受信機33への識別情報の信号の発信を再開させて小型滑走艇10を走行可能な状態にする。
【0042】
小型滑走艇10の運転が終了すると、小型滑走艇10を所定の場所に停止させるとともに、キーの操作により電源スイッチ等をオフ状態にして、エンジン22を停止させる。つぎに、グローブボックス36内から発信機38を取り出して、ロック用ボタン38aを押すことにより、エンジン22を始動不可の状態にする。その際、ブザーは1回発音し、表示用LEDは1回短く点灯する。これによって、運転者は、小型滑走艇10がロック状態になったことを知ることができる。
【0043】
また、受信機33に支障が生じたり、長期間使用したりして、修理や点検が必要になった場合には、リッド16の後端部を上方に持ち上げて収容部14bを開けるとともに、蓋部材35を取り外して、開口部32aを開ける。そして、開口部32aから収容部32内に手を入れて受信機33の手入れを行う。
【0044】
このように、本実施形態による小型滑走艇10では、受信機33が、蓋部材35によって開口部32aが閉塞された収容部32内に設置され、蓋部材35の上方は、リッド16によって覆われている。このため、小型滑走艇10の走行時に、収容部32内に海水が浸入して受信機33が海水で濡れるといったことが防止される。これによって、海水に濡れて受信機33の性能が低下することを防止できる。
【0045】
また、収容部32の開口部32aを閉塞する蓋部材35は、ボルト35aの操作によって簡単に取り外すことができるため、受信機33の点検作業が容易になる。さらに、受信機33は、船体11の上部に取り付けられ、その上面にはリング状のアンテナ33bが取り付けられているため、遠く離れたどの方向からでも発信機38から発信された信号が受信機33に受信される。また、受信機33の近傍には、例えば電動ビルジポンプ等のように電波に悪影響を及ぼす機器や部材が設けられていないため、他の機器からの悪影響を受けることもない。
【0046】
また、前述した実施形態では、発信機38は、小型滑走艇10が運転状態にある間には、絶えず信号を受信機33に向かって発信し、信号の発信が途絶えたときには、電気制御装置39がエンジン22を停止させるようにしているが、発信機38からの信号発信は、ロック用ボタン38aや解除ボタン38bを操作したときだけにすることもできる。また、発信機38から発信された信号が、所定の識別情報と一致すると照合されたときに、エンジン22が始動するようにすることもできる。これによると、エンジン22を始動させるための操作が不要になる。
【0047】
図9および図10は、本発明の他の実施形態による小型滑走艇40を示している。この小型滑走艇40では、受信機43が、収容部42内でなく収容部42とエンジン室48とを区切る底面部41の後部側部分におけるエンジン室48側に取り付けられている。そして、収容部42の開口部42aには、蓋部材は取り付けられてなく、開口部42aは、リッド46の後端部によって開閉される。
【0048】
また、この小型滑走艇40では、収容部44bの後壁部に形成された開口部44cが本発明の受信機点検用開口部を構成しており、この開口部44cに、蓋部材47が、ボルト47aによって着脱可能な状態で取り付けられている。この小型滑走艇40のそれ以外の部分の構成については、前述した実施形態による小型滑走艇10と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。
【0049】
小型滑走艇40を運転する際には、前述した小型滑走艇10の操作と同一の操作を行う。また、受信機43の点検や修理を行うときには、リッド46の後端部を上方に持ち上げて収容部44bを開けるとともに、蓋部材47を取り外して、開口部44cを開ける。そして、開口部44cからエンジン室48内に手を入れて受信機43の手入れを行う。
【0050】
この小型滑走艇40によると、底面部41に受信機43の配線30a用の穴部を設ける必要が無くなる。また、受信機43を、防水機能を備えたエンジン室48内に設置しているため、特に、受信機43を防水するための構造を設ける必要がなくなる。また、開口部44cは大きく設定することができるため、手を入れやすくなり、受信機43の点検作業をし易くなる。この小型滑走艇40におけるそれ以外の作用効果については、前述した小型滑走艇10の作用効果と同様である。
【0051】
図11および図12は、本発明のさらに他の実施形態による小型滑走艇50を示している。この小型滑走艇50では、受信機53が、エンジン室58の前端側部分における側壁部51の喫水線aより上方に位置する部分に取り付けられている。この小型滑走艇50のそれ以外の部分の構成については、前述した実施形態による小型滑走艇40と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。この小型滑走艇40によると、受信機53が開口部44cの近くに位置するため点検作業がし易くなる。この小型滑走艇50におけるそれ以外の作用効果については、前述した小型滑走艇40の作用効果と同様である。
【0052】
図13は、本発明のさらに他の実施形態による小型滑走艇60を示している。この小型滑走艇60では、受信機63が、収容部62とエンジン室68とを区切る底面部61の後部側部分におけるエンジン室68側に取り付けられている。また、小型滑走艇60には、収容部44b、開口部44c、蓋部材47およびボルト47aは設けられてなく、デッキ61aにおけるリッド66の下方に位置する部分に、本発明の受信機点検用開口部を構成する開口部64が形成されている。
【0053】
そして、開口部64に物を収容することのできるトレー65が着脱可能な状態で取り付けられている。この小型滑走艇60のそれ以外の部分の構成については、前述した実施形態による小型滑走艇40と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。
【0054】
この構成において、受信機63の点検や修理を行うときには、リッド66の後端部を上方に持ち上げるとともに、トレー65を取り外して、開口部64を開ける。そして、開口部64からエンジン室68内に手を入れて受信機63の手入れを行う。この小型滑走艇60によると、収容部44b等がないため構造が単純になり製造の簡略化やコストの低下が図れる。また、受信機63の点検の際には、リッド66とトレー65を持ち上げるだけの簡単な操作で開口部64を開けることができるため、点検作業も容易になる。この小型滑走艇60におけるそれ以外の作用効果については、前述した小型滑走艇40の作用効果と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るロック機構の取付構造を備えた小型滑走艇の内部を示す断面図である。
【図2】 図1の小型滑走艇を示す平面図である。
【図3】 図1の小型滑走艇の3−3断面図である。
【図4】 小型滑走艇が備える各装置を示す構成図である。
【図5】 受信機を示す斜視図である。
【図6】 図1の小型滑走艇の6−6断面図である。
【図7】 カップホルダーとそれに収納される発信機を示す斜視図である。
【図8】 電気制御装置が備えるCPUが実行するプログラムを示すフローチャートである。
【図9】 本発明の他の実施形態に係るロック機構の取付構造を備えた小型滑走艇の内部を示す断面図である。
【図10】 図9の小型滑走艇の10−10断面図である。
【図11】 本発明のさらに他の実施形態に係るロック機構の取付構造を備えた小型滑走艇の内部を示す断面図である。
【図12】 図11の小型滑走艇の12−12断面図である。
【図13】 本発明のさらに他の実施形態に係るロック機構の取付構造を備えた小型滑走艇の内部を示す断面図である。
【符号の説明】
10,40,50,60…小型滑走艇、11…船体、11a,61a…デッキ、13…シート、14b,44b…収容部、16,46,66…リッド、18,48,58,68…エンジン室、22…エンジン、30…電装ボックス、32…収容部、32a,44c,64…開口部、33,43,53,63…受信機、33b…アンテナ、35,47…蓋部材、36…グローブボックス、38…発信機、65…トレー、a…喫水線。
Claims (6)
- 船体前部側に収容部が設けられデッキに前記収容部を開閉するリッドが設けられているとともに、前記船体における前記収容部の後方にエンジン室が設けられた小型滑走艇であって、
識別情報を信号として発信する発信機と、前記発信機が発信する信号を受信する受信機と、前記受信機が受信した信号が所定の識別情報にかかる信号であるか否かを照合する照合手段と、前記照合手段が照合した前記信号が所定の識別情報にかかる信号であるときにエンジンを始動可能にするエンジン始動制御手段とを備え、
前記エンジン室内における喫水線よりも上方の部分でかつ前記エンジン室内における上下方向の略中央に前記受信機を設置するとともに、前記収容部と前記エンジン室との間の壁部における前記収容部の底部よりも上方位置で前記受信機の近傍に受信機点検用開口部を設けて、前記受信機点検用開口部を蓋部材で開閉可能にし、さらに前記受信機点検用開口部の上方が前記リッドによって覆われるようにしたことを特徴とする小型滑走艇。 - 前記小型滑走艇が、運転者着座用のシートを備えており、前記シートの前方に前記受信機点検用開口部を設け、前記シートと前記受信機点検用開口部との間に、前記発信機を収容するための収容箱を設けた請求項1に記載の小型滑走艇。
- 前記リッドの近傍に前記受信機を設置した請求項1または2に記載の小型滑走艇。
- デッキにリッドが設けられた小型滑走艇であって、
識別情報を信号として発信する発信機と、前記発信機が発信する信号を受信する受信機と、前記受信機が受信した信号が所定の識別情報にかかる信号であるか否かを照合する照合手段と、前記照合手段が照合した前記信号が所定の識別情報にかかる信号であるときにエンジンを始動可能にするエンジン始動制御手段とを備え、
前記リッドの下方に前記小型滑走艇の内部と外部とを区切る壁部を設けて、前記前記小型滑走艇の内部のエンジン室内における喫水線よりも上方の部分に前記受信機を設置するとともに、前記壁部における前記受信機の近傍に受信機点検用開口部を設けて、前記受信機点検用開口部の周縁部に蓋部材としてのトレーを着脱可能に設けることにより、前記トレーの内部と前記エンジン室との間を区切ったことを特徴とする小型滑走艇。 - 前記受信機の上面にリング状のアンテナを取り付けた請求項1ないし4のうちのいずれか一つに記載の小型滑走艇。
- 前記送信機を水に浮くように構成した請求項1ないし5のうちのいずれか一つに記載の小型滑走艇。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003161542A JP4301869B2 (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 小型滑走艇 |
US10/862,823 US7186154B2 (en) | 2003-06-06 | 2004-06-07 | Security system for watercraft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003161542A JP4301869B2 (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 小型滑走艇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004359140A JP2004359140A (ja) | 2004-12-24 |
JP4301869B2 true JP4301869B2 (ja) | 2009-07-22 |
Family
ID=33549173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003161542A Expired - Fee Related JP4301869B2 (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 小型滑走艇 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7186154B2 (ja) |
JP (1) | JP4301869B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5059694B2 (ja) * | 2008-06-09 | 2012-10-24 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機のイモビライザ受信装置 |
JP5081103B2 (ja) * | 2008-08-22 | 2012-11-21 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶用盗難抑止装置およびそれを備えた船舶 |
US8751158B2 (en) * | 2008-11-26 | 2014-06-10 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Personal watercraft |
US8044869B2 (en) * | 2009-02-18 | 2011-10-25 | The Cellboat Company, Llc | Stealth wireless communications facility |
JP5162566B2 (ja) | 2009-12-09 | 2013-03-13 | 本田技研工業株式会社 | 船外機の盗難防止装置 |
JP2015511193A (ja) * | 2012-02-24 | 2015-04-16 | ザ プロクター アンド ギャンブルカンパニー | 高熱伝導率共射出成形システム |
US10011327B2 (en) * | 2016-07-27 | 2018-07-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Watercraft |
US11186232B2 (en) | 2017-07-10 | 2021-11-30 | Christopher Hawkins | ECM protection bracket |
US10611438B1 (en) * | 2018-09-14 | 2020-04-07 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Personal watercraft |
US11027797B1 (en) * | 2019-12-30 | 2021-06-08 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Personal watercraft |
JP2021165970A (ja) * | 2020-04-07 | 2021-10-14 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶の貸し出しシステム、船舶の貸し出し方法、及び船舶用のコンピュータ |
US20220414757A1 (en) * | 2020-04-07 | 2022-12-29 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Watercraft rental system, a watercraft rental method, and a computer for a watercraft |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4162449A (en) * | 1978-04-14 | 1979-07-24 | Bernard Bouyssounouse | Apparatus for communicating receipt of transmitted messages |
JPH07114094B2 (ja) | 1987-07-23 | 1995-12-06 | 株式会社不二工機製作所 | 三動作形圧力スイッチ |
JPH023592A (ja) * | 1987-11-27 | 1990-01-09 | Sanshin Ind Co Ltd | 水上バイク用乗船感知制御装置 |
US5319698A (en) | 1992-02-11 | 1994-06-07 | Boat Buddy Sentry, Ltd. | Security system |
DE4420798C2 (de) * | 1994-06-16 | 1996-10-02 | Barbara Catrin Parr | Selbststeueranlage für Wasserfahrzeuge |
US5854736A (en) | 1994-08-26 | 1998-12-29 | Packard Bell Nec | Peripheral card locking device |
US5593330A (en) | 1994-12-01 | 1997-01-14 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Lock system for a watercraft |
US5623245A (en) | 1995-07-31 | 1997-04-22 | Gilmore; Jack R. | Remotely activated vehicle anti-theft and anti-carjacking device |
US6195018B1 (en) * | 1996-02-07 | 2001-02-27 | Cellnet Data Systems, Inc. | Metering system |
US5725228A (en) | 1996-05-28 | 1998-03-10 | Livingston; David T. | Trailerable recreational vehicles and watercraft with rear lights for safe towing on a trailer |
US6077133A (en) | 1997-07-09 | 2000-06-20 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Locking device for outboard motor |
JPH1143093A (ja) | 1997-07-30 | 1999-02-16 | Yamaha Motor Co Ltd | Gps付き小型船舶 |
JP4205261B2 (ja) | 1999-07-14 | 2009-01-07 | ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社 | エンジン停止装置 |
JP2001088789A (ja) | 1999-09-24 | 2001-04-03 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型推進艇の盗難防止装置 |
JP2001254549A (ja) | 2000-03-10 | 2001-09-21 | Omron Corp | 制御装置 |
JP2002145182A (ja) * | 2000-11-07 | 2002-05-22 | Yamaha Motor Co Ltd | 水上乗物の荷物収納部の蓋構造 |
JP2002256928A (ja) | 2001-02-26 | 2002-09-11 | Yamaha Motor Co Ltd | 水ジェット推進艇のエンジン出力制御装置 |
JP3962236B2 (ja) * | 2001-10-25 | 2007-08-22 | ヤマハマリン株式会社 | 船舶制御システム、船舶への制御入力システム、船舶制御装置 |
JP2004276634A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-10-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 小型滑走艇の盗難防止方法及び装置 |
JP2004346818A (ja) | 2003-05-22 | 2004-12-09 | Yamaha Marine Co Ltd | 小型滑走艇におけるスロットルバルブ制御装置 |
-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003161542A patent/JP4301869B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-06-07 US US10/862,823 patent/US7186154B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004359140A (ja) | 2004-12-24 |
US20050003716A1 (en) | 2005-01-06 |
US7186154B2 (en) | 2007-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4301869B2 (ja) | 小型滑走艇 | |
TWI304779B (ja) | ||
JP4097132B2 (ja) | 自動二輪車における盗難防止装置 | |
JPH023592A (ja) | 水上バイク用乗船感知制御装置 | |
JP2007276634A (ja) | 自動二輪車 | |
JP4802827B2 (ja) | 自動二輪車の緊急解錠システム | |
US8515603B2 (en) | Antitheft apparatus for equipment with prime mover | |
US8491348B2 (en) | Lever position sensor | |
JP4205261B2 (ja) | エンジン停止装置 | |
US7044814B2 (en) | Main switch apparatus of small watercraft | |
JP2004114836A (ja) | 自動二輪車における盗難防止装置 | |
JP2004346818A (ja) | 小型滑走艇におけるスロットルバルブ制御装置 | |
JP2001146148A (ja) | 盗難防止装置 | |
JP2005269472A (ja) | 小型船舶の制御装置 | |
US7037148B2 (en) | Theft prevention method and apparatus of personal watercraft | |
JP4258766B2 (ja) | 小型船舶のエンジン制御方法 | |
EP1211170A2 (en) | Locking device for a motorcycle, motorcycle with a locking device and a method for controlling a locking device for a motorcycle | |
JP2004268796A (ja) | 小型滑走艇 | |
JP3437041B2 (ja) | 小型船舶の始動装置 | |
US20030082965A1 (en) | Jet propulsion boat | |
JP3886044B2 (ja) | 自動二輪車における盗難防止装置 | |
US20230150611A1 (en) | Small planing watercraft and processing method for small planing watercraft | |
US11247741B2 (en) | Authentication device for saddled vehicle | |
JP3411760B2 (ja) | 電装品の収納箱 | |
JP2001278142A (ja) | 自動二輪車のリモコン装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080930 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081128 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090120 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090318 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20090331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090421 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090421 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |