JPS62125986A - 小型ジエツト推進艇 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、主に一人乗りで海上を高速で航走する小型
ジェット推進艇に関するものである。

（従来技術） 最近、エンジン付きの小型船舶であって水上を滑走する
ようにした小型ジェット）１進艇が広く用いられるよう
になってきた。この船は水面を滑走するとともに、急発
進や急旋回等の種々の運転（運動）をを行うこともある
。このため艇体は非常に激しい条件にさらされるために
、できるだけ強固に構成することが望まれるが、一方で
は水面上の滑走性を良好に保持するため、艇体を軽量に
構成する必要がある。

（発明の目的） この発明は、このような従来の課題の解決のためになさ
れたものであり、小型の艇体において軽量でしかも秤々
の外力に対する強度が優れ、取扱いの便利な小型ジェッ
ト推進艇を提供するものである。

（発明の構成） この発明は、小型ジェット推進艇において、艇体中心線
上で艇体中央部より後側に座席が形成され、その両側に
はガンネルとの間にツー１−デツキが形成され、上記座
席の前側の上部デツキと船底板とに囲まれる部分に実買
上密閉されたエンジンルームが形成され、このエンジン
ルームの上側には開口部が形成されるとともに中央部が
上方に突出するハツチカバーが上記開口部を覆うように
開閉可能に取付けられ、このハツチカバーには操舵ハン
ドルを右する操舵軸が貫通して取付けられ、ハツチカバ
ーの裏側にはハツチカバーの両側部間に設けられたビー
ムとこのビームの中央部をハツチカバーの前部に結合さ
せるブラケットとからなる補強部材が取付けられ、１２
補強部材によりベアリングを介して上記操舵軸が回転可
能に保持され、操舵軸の下端部には操舵ケーブルが連結
されているものである。

上記構成では、ハツチカバーが上方に突出して形成され
かつその内部が補強材により補強されているために、操
舵ハンドルに加えられる力を艇体の広い範囲に分散して
伝達し、局部的な強度の低下が生じるのを防止している
。

（実施例） 第１図および第２図において、艇体１００は船底板２０
と艇体の中央部Ｊ：り前側に形成された上部デツキ２１
とその後方のデツキ部材とによって囲まれる部分が排水
容積となるように構成され、船底板２０と上部デツキ２
１とに囲まれる部分に実質上密閉されたエンジンルーム
２９が形成されている。また艇体中央部より後側には船
幅方向の中央部に座席５０が突出して形成され、この座
席５０と両側のガンネル８８との間に船尾端に開放する
フートデツキ３０が形成されている。そしてこのフート
デツキ３０および座席５０の下側も排水容積となるよう
に構成されている。

上記座席５０上の操ｔＩ１者１１はその足をフートデツ
キ３０上に乗せた状態でハンドル６０を握って艇体１０
０を操縦するようにしており、この状態から操縦者１１
は体重を前後、左右に移動させることができるようにし
ている。

上記エンジンルーム２９中にはエンジン１４が配置され
、このエンジン１４によって図示しないプロペラが回転
して船底の水吸引口３２から水を吸引し、座席５０の下
側に形成された流路３３を通して、船尾の水平方向に揺
動するノズル３４から水を後方に噴射さけることにより
、旋回力および推進力を生じさせるようにしている。１
５は燃料タンクである。

第３図へ・第５図に示すように、エンジンルーム２９の
上側に（よ開口部が形成されるとともに、中央部が上方
に突出する形状のハツチカバー２８が上記開口部を覆う
ように開閉可能に取付けられている。すなわち、ハツチ
カバー２８の前端部にはヒンジ５１によって上部デツキ
２１に結合され、ハツチカバー２８はこのヒンジ５１を
中心として第１図仮想線に示ずように開かれる。ハツチ
カバー２８の後端部には開止状態を保つための係止具５
２が取付けられている。

上記ハツチカバー２８には操舵ハンドル６０を有する操
舵軸４０が貫通して数州ｔ′Ｊられ、この貫通部２７は
厚板で構成されるとともに、その上端面にはハンドル支
持部６１が取付けられている。

またハツチカバー２８の両側部２６は、剛性を保つため
に厚板に構成され、その内側には後述するビーム取付は
用のリブ４３が取付けられている。

また上記両側部２６は、ハツチカバー２８の下端全周縁
部に連続して形成され、これに対応する開口部縁部には
、第４図に示すようなパツキン２３が連続して配置され
、ハツチカバー２８を閉じた状態ではハツチカバー２８
の周縁部下端部がこのパツキン２３に圧着されることに
より内部が水密構造になるにうに構成されている。また
ハツチカバー２８の裏側にはハツチカバーの両側部２６
間にビーム４２が設けられ、このビーム４２の端部には
端部材４４が取イ；１けられ、この端部材４４と上記リ
ブ４３とをボルト２５で結合させることにより両側部２
６をビーム４２により互いに結合さけている。このビー
ム４２の中央部には、ハツチカバー２８の面部上面との
間に配置されたブラケラト４１が結合され、このブラケ
ツｈ　４１はボルトにより上記貞通部２７に結合され、
このビーム４２とブラケット４１とによってハツチカバ
ー２８用の補強部材が構成されている。この補強部材に
はベアリング４６が止め具４５によって取付けられ、こ
のベアリング４６中を上記操舵＠４０を貫通させること
により、操舵軸４０を回転可能に保槓している。

」−記操舵情４０の下端部にはアーム４７がナラ１−　
／Ｉ８で締（・１けられることにより固定され、このア
ーム４７の先端部にはポールジョイン１〜４９を介して
ステアリングケーブル７０の端部が結合されている。ま
たブラケット４１の下面には止め具７１が取付けられ、
この止め具７１により上記ステアリングケーブル７０の
外管を保持している。

このようにビーム４２とブラケット４１とからなる補強
部材はハツチカバー２８の全体の剛性の向上、操舵軸４
０の保持およびステアリングケーブル７０の保持および
ガイドを行う機能を具備している。

上記構成において、操縦者１１がハンドル６０を握って
操縦することにより力が操舵軸４０に付与され、その力
はハツチカバー２８で受番ｊることになるが、ハツチカ
バー２８は中央部が突出して形成され、しかもその内部
で補強材により補強されて剛性の高い構造となっている
ために、上記力はハツチカバー２８の周縁部の広い範囲
に分散して上部デツキ２１に伝達されることになる。こ
のため急旋回等の際に操縦者１１から大ぎイγ力が加え
られても艇体が局部的に変形する等のお（れはない。ま
た上方に突出して形成されたハツチカバー２８は、その
内部に排水容積を形成させているために、艇体が転覆し
た際にこの部分で浮力を発生させて転覆状態から艇体を
起しゃすくすることになる。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明の構成ではハツチカバー
が上方に突出して形成されかつその内部が補強材により
補強されているために、操舵ハンドルに加えられる力を
艇体の広い範囲に分散して伝達することにより局部的な
強度の低下が生じるのを防止し、また補強材は操舵軸や
ステアリングケーブルの保持およびガイドの機能を果す
という利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す概略側面図、第２図Ｃ
まその概略平面図、第３図はハツチカバーの縦断面図、
第４図はそのＩＶ　−ＩＶ線断面図、第５図はハツチカ
バーおよび補強材等の分解斜視図である。 １００・・・艇体、１１・・・操縦者、２１・・・上部
デツキ、２８・・・ハツチカバー、３０・・・フーＩ−
デツキ、４０・・・操舵軸、４１・・・ブラケット（補
強部０）、４２・・・ビーム（補強部材）、５０・・・
座席、５１・・・ヒンジ、６０・・・ハンドル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、艇体上部デッキと船底板とに囲まれる部分に実質上
   密閉されたエンジンルームが形成され、このエンジンル
   ームの上側には開口部が形成されるとともに中央部が上
   方に突出するハッチカバーが上記開口部を覆うように開
   閉可能に取付けられ、このハッチカバーには操舵ハンド
   ルを有する操舵軸が貫通して回転可能に取付けられ、操
   舵軸の下端部には操舵ケーブルが連結されていることを
   特徴とする小型ジェット推進艇。 ２、上記ハッチカバーの裏側にはハッチカバーの両側部
   間に設けられたビームとこのビームの中央部をハッチカ
   バーの前部に結合させるブラケットとからなる補強部材
   が取付けられ、上記補強部材によりベアリングを介して
   上記操舵軸が回転可能に保持されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の小型ジェット推進艇。