JPS61275095A - 小型舟艇のハンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、原動機を備えた小型舟艇のノ・ンドルに関す
る。

（従来の技術） 従来、小型舟艇のハンドルとして、艇本体の前方部に基
端部を水平軸で軸支し上下方向に旋動可能としたハンド
ボールの自由上端部に、ハンドルバーを左右回動自在に
枢支し、その回動をステアリングノズル等の舵取手段に
伝達するように成したものが知られている。

（発明が解決しようとする問題点） この従来の小型舟艇のハンドルは、流線形状を成しデザ
イン的に優れてはいるが、嵩だかく、又エンジンを点検
する際に起さなければならないという不便があった。

本発明は、上記のような点に鑑みて創案されたものであ
って、舵取操作用ハンドルバーをそれを支えている支持
体と共に軸方向に上下動自在の構成にすることによって
、よシ量産化に適合したコンパクトなものとし、且つエ
ンジン点検時にエンジン室カバーを容易に開放できるよ
うになした小型舟艇のハンドルを提供することを目的と
している。

（問題点を解決するための手段） 本発明の上記目的を達成するための手段・は、舵取操作
用ハンドルバーを上端部に装着した上下動、　摺動体と
、該上下動摺動体にその回転運動を拘束し上下運動を許
容する案内手段を介して係合し、回動自在に艇本体に支
持された従動体と、該従動体に連結しその回動を舵取手
段に伝達する回動部材とから構成され、上記舵取操作用
ハンドルを任意の高さに摺動して舵取操作を行うように
したことを特徴とする小型舟艇のハンドルである。

（作用） 本発明は上記手段によシ、舵取操作用ハンドルバーを任
意の高さに移動させながらも確実に操舵力を案内手段を
介して従動体に伝え、且つその従動体に連結した回動部
材によって舵取手段を作動させるものである。

（実施例′） 以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明の一実施例を小型舟艇全体とともに示し
た一部切欠き側面図、第２図は同実施例の縦断面図、第
３図は第２図のｍ−ｍ線に沿う断面図である。

第１図において、１は例えば合成樹脂製の小型舟艇であ
シ、艇本体１ａの前方のエンジンルーム２内に設置され
た水冷エンジン３よシ回転駆動力をインペラ軸４及びイ
ンペラ５に伝達して回転駆動し、吸水口６ａよシ吸水し
てジェット水流（矢印Ａで示す）を発生させてダクト６
で舵取手段（ノズル）７に導き、ノズル７よシジェット
水流を噴出して推進力を得る、いわゆるジェット推進式
舟艇となっている。ノズル７はダクト６の終端部の上下
において支軸７ａ　、７ｂによって左右に旋動自在に枢
支されておシ、本実施例のハンドル８の舵取操作に連動
するステアリング式ノズルとなっている。

本実施例によるハンドル８のハンドルパー９は、はぼＵ
型の平面形状を成しておシ、両端部にハンドグリップ９
ａ　、９ａを備えている。そして、第２図に示すように
、該ハンドルパー９は中央部葬９ｂにおいてシリンダ形
状の上下動体１０の上端部の頂壁に止具によシ一体的に
取着されている。

また、該中央部９ｂには上下動体１０内の腔室と外気と
の空気の出入を制御するダンパ弁９ｃが付設されている
。

第２図において、上下動摺動体１０は、内周面に長手方
向のキー溝１１ａを一列刻設しておシ、又外周面には最
下位置から最上位置にかけてほぼ等間隔に５条の平行な
レベル保持用溝１０ａが刻設されておシ、又最下位置の
溝１０ａの下側に隣接してストッパリング１０ｂが溶着
されている。

前記上下動体１０内に挿入されるプランジャ形状の従動
体１２は、その外周面の長手方向に刻設された溝にほぼ
全長に渡ってキー１１ｂを嵌合し溶着しておシ、このキ
ー１１ｂがキー溝１１ａに係合するように上下動摺動体
１ｏ内に組みこまれている。そして該キー溝１１ａ及び
キー１１ｂが本実施例における案内手段１１を構成して
いる（第２図、第３図参照）。

従動体１２は下方部の径小部１２ａにおいてブラケット
１ｂに、上下端面にも荷重を支える面を有したスリーブ
軸受１Ｃによシ回動自在に支持され、又端部に突設され
たネジ１２ｂに回動部材１３をナツト１２Ｃによシ締着
することによって回動自在にブラケット１ｂに組込まれ
保持されている。

前記ブラケット１ｂは、この従動体１２がほぼ垂直状態
になるように艇本体１ａ（第１図にのみ示す）に止具１
８によシ取着される。止具１８による取着部には長孔１
９が設けられており、従動体にも傾斜状態にも取着可能
としている。

前記ブラケット１ｂ上には、第３図の如く上下動体１０
を囲むように同芯状に大口径の筒状体１４がその下端部
の外向き７ランジ１４ａにおいて止具によシ取着されて
おシ、この筒状体１４の上端部の内向き７ランジ１４ｂ
の内周面と上下動体１０の外周面との間に極く小さな隙
間を形成している。

前記筒状体１４の上端部の内向き７ランジ１４ｂは、上
下動体１０を抜出せるように筒状体１４の本体に着脱自
在に螺合されている。

前記筒状体１４の本体上端部近傍の周壁には、穿設され
た小孔１４ｃを通って挿通しコイルスプリング１５ａに
よって常時中心方向に付勢されたノブ付きストッパ１５
がケーシング１５ｂ内に組込まれて付設されている。ス
トッパ１５は上下動摺動体１０の外周面の適当レベルの
レベル保持用溝１０ａ・・・・・・に係合し該当溝のレ
ベルにこの上下動摺動体１０を回動自在に保持する。

前記筒状体１４の外周部の前方部分に艇本体１ａ（第１
図にのみ示す）側の補助ブラケット２０に傾動自在に締
着される補助支持板１６が溶着されておシ、又外周部中
央には波等をかぶった際にハンドル８を搭載しているコ
ンソールＣ内に水が侵入するのを防ぐゴムブーツ１７が
被嵌されている。

第２図および第３図に示されるように、従動体１２にそ
の下端部において一体的に締着された回動部材１３は、
その長方形状板の後端部近傍において下方向に突設した
連節ピン１３ａにステアリング式ノズルを連動させるケ
ーブル１３ｂを接手１３Ｃを介して連結している。

上述した構成の小型舟艇の７・ンドル８の操作について
要約すると、座位又はしゃがんだ姿勢で運転操作する場
合は第２図の実線で示した状態で使用される。立位で運
転操作する場合は、ノブ付きストッパ１５を不作用位置
に引いて保持切欠きに（図示を省略）かけておいて７１
ンドルノく−９を持ちあげ、適当なレベル（第２図の仮
想線で最高レベルを示している。）においてノブ付きス
トツノ（１５を作用させてレベル保持用溝１０ａに係合
させ、レベルを保持する。このとき、ダンノ（弁９Ｃを
開放すると、７１ンドルバー９の持ちあげが楽に行える
。所定レベルに設定後はダンノく弁９Ｃは閉鎖しておく
。コイルスプリング１５ａの付勢力とレベル保持用溝１
０ａの形状を適当に選択することによって、ノブ付きス
トッパ１５を〕Ｓ／ドルノ（−９の上げ下げ毎に手で引
く操作を省き、付勢した状態で上げ下げすることももと
よシ可能である。

以上述べた実施例の他に、油圧を利用して）１ンドルバ
ー９のレベル操作を行う機構や、セレーションやスプラ
インを利用した案内手段１１や九上下動摺動体１０をピ
ストン形状にし従動体１２をシリンダ形状にして両部材
を組合せた構成も、もとよシ本発明の特許請求の範囲を
逸脱するものではな〈実施可能である。

（発明の効果） 以上述べた如く、本発明の小型舟艇のノ・ンドルによれ
ば、上下動摺動体と従動体の非常にコンパクトな組合せ
によってよシ軽量化することが可能となり、且つエンジ
ンルーム内の点検もより容易に行うことができる。

又ハンドルバーのレベルを適当に変更しつつも案内手段
によって確実に舵取手段に操舵力を伝達することが可能
となる等多くの利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を小型舟艇全体とともに示し
た一部切欠き側面図、第２図は同実施例の縦断面図、第
３図は第２図のＩ［［−１［１線に沿う断面図である。 １・・・・・・小型舟艇、３・・・・・・水冷エンジン
、４・・・・・・インペラ軸、７・・・・・・舵取手段
、８・・・・・・小型舟艇のハンドル、９・・・・・・
ハンドルパー、１０・・・・・・上下動摺動体、１１・
・・・・・案内手段、１２・・・・・・従動体、１３・
・・・・・回動部材、１４・・・・・・筒状体７小！ｌ
Ｉ＊＊ 第　２図 ＩＪｃ　　　１３ｂ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）舵取操作用ハンドルバーを上端部に装着した上下
   動体と、該上下動体の回転運動を拘束し上下運動を許容
   する案内手段を介して該上下動体に係合されるとともに
   、艇本体に回動自在に支持された従動体と、該従動体に
   連結されてなク、該従動体の回動を舵取手段に伝達する
   回動部材とから構成されることを特徴とする小型舟艇の
   ハンドル。
2. （２）上下動体がシリンダ形状を成し、従動体がプラン
   ジャ形状を成す特許請求の範囲第１項記載の小型舟艇の
   ハンドル。
3. （３）上下動体がピストン形状を成し、従動体がシリン
   ダ形状を成す特許請求の範囲第１項記載の小型舟艇のハ
   ンドル。