JP2729050B2 - 小型ジエツト推進艇 - Google Patents

小型ジエツト推進艇

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JP2729050B2
JP2729050B2 JP62022693A JP2269387A JP2729050B2 JP 2729050 B2 JP2729050 B2 JP 2729050B2 JP 62022693 A JP62022693 A JP 62022693A JP 2269387 A JP2269387 A JP 2269387A JP 2729050 B2 JP2729050 B2 JP 2729050B2
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small jet
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▲しょう▼ 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、艇体上に人が乗り、ジェット推進により
水面上を滑走する遊戯用の小型ジェット推進艇に関する
ものである。 (従来技術) 最近、艇体上に人が乗り、ジェット推進により水面上
を滑走する遊戯用の小型ジェット推進艇(波乗り板)が
用いられるようになってきた。このジェット推進艇は、
海や湖などに運搬して水面上を高速で滑走させて遊ぶも
のであるために、艇体が軽量であること、および波など
の衝撃に対し、あるいはエンジンなどを強固に装着する
ために、局部的および全体的な強度が優れていることが
要求される。 従来のこの種の艇体は、外皮がFRPで形成されてお
り、この板厚は上記種々の外力に耐えるように相当に厚
いものが使用され、このため重量が大きく運搬に不便で
あるという欠点がある。 (発明の目的) この発明は、このような従来の欠点を解消するために
なされたものであり、艇体が軽量で運搬に便利であり、
しかも種々の外力に対して優れた強度を発揮する小型ジ
ェット推進艇を提供するものである。 (発明の構成) この発明は、船底板とデッキ部材とによって船体を形
成し、この船体内部にエンジンとこのエンジンによって
駆動される推進ユニットとを前後に配置して収容し、上
記推進ユニットはエンジンから延びる回転軸上に設けた
プロペラを内包する流路を備え、上記デッキ部材は上記
エンジンの上方を覆うカバー体を備えた小型ジェット推
進艇において、上記船底板の上面に発泡材を重ねるとと
もにこの発泡材の上面にプラスチック製の薄板を重ね、
この薄板の上面に上記エンジンの取付け部を形成してそ
こにエンジンを搭載する一方、上記発泡材の両側部を船
体外側端よりも船体中心線側において上方に向かって膨
出させ、この膨出部の上面に上記カバー体の下端部を当
接させ、上記流路の両側に発泡材を配置したものであ
る。 上記構成では、船底板の上面に発泡材を重ねるととも
にこの発泡材の上面にプラスチック製の薄板を重ねたの
で、艇体を軽量かつ強度の優れたものにすることができ
る。また発泡材の両側部を上方に向かって膨出させたの
で、艇体の強度をさらに向上することができる。さらに
船底板の上面に重ねた発泡材の上面にプラスチックの薄
板を重ね、この薄板の上面にエンジンの取付け部を形成
してそこにエンジンを搭載したので、発泡材によってエ
ンジンの振動、騒音が吸収され、振動、騒音を低減する
ことができる。 (実施例) 図面において、艇体1はプラスチックの発泡材からな
る心材2とその外表面を覆うプラスチック製の薄板から
なる外皮3とによって構成され、艇体1の中央部から後
方上面には平坦なデッキ30(外皮3の一部)が形成さ
れ、その上に人10が乗るようにしている。艇体1の前部
には凹部が形成され、この凹部にはエンジン4、燃料タ
ンク5、バッテリー06および電装ボックス7がそれぞれ
収納され、さらにその前側の凹部には艇体外に開口する
ベンチレーションパイプ70が配置されている。そしてこ
れらの上側は蓋(カバー体)41および蓋71でそれぞれ覆
われている。 これらの凹部の内面も、図4および図5に示すよう
に、プラスチック製の薄板が心材2の表面に重ねられて
なり、したがってエンジン4などはこのプラスチック製
の薄板を介して心材2によって荷重が支持されている。
そしてこれらの上側は蓋41および71でそれぞれ覆われて
いる。このように、艇体1は船底板31の上面に発泡材か
らなる心材2が重ねられ、この心材2の上面にプラスチ
ック製の薄板からなる外皮3が重ねられて艇体1上に形
成された凹部の内面をも覆い、これら心材2の上面の外
皮3および凹部上を覆う蓋41,71によってデッキ部材が
形成されている。 上記エンジン4の回転軸40は艇体内を後方に延び、そ
の後端部には図示しないプロペラが取付けられ、このプ
ロペラを内包する流路8が艇体後部に形成され、これら
によって推進ユニットが構成されている。この流路8の
一端部は船底板31(外皮3の一部)に開口して開口部80
が形成され、また流路8の後端部には水平方向に揺動す
るノズル81が取付けられている。そしてこのプロペラの
回転により、開口部80から水を吸引し、流路8を通して
水を艇体1の後方に噴射させ、これによって推進力およ
び旋回力を生じさせるようにしている。 また艇体1の前部上側には取付け部材90が取付けら
れ、この取付け部材90に一端部が保持されたステアリン
グポール91が後方上向きに突出し、その先端部にはハン
ドル9を有するステアリングタワー92が取付けられてい
る。 上記心材2は、船首端からエンジン4などの収納用凹
部の下部および両側部、回転軸40および流路8の両側部
まで連続して一体に構成され、このような形状にプラス
チックの発泡材で形成されている。この発泡材として
は、発泡ウレタンを用いて比重0.02〜0.06程度に発泡さ
せ、あるいは発泡ポリプロピレンを用いて比重0.02〜0.
05に発泡させることにより形成させればよい。また外皮
3としては、厚さ2〜3mm程度のFRPの積層板、または厚
さ3〜5mm程度のABSなどを採用すればよい。 また心材2と外皮3との結合方法としては、心材2を
プラスチックの発泡により所定の形状に成形し、この成
形された心材2を型として、その外表面にFRPを積層す
ることにより外皮3を形成してもよく、あるいは外皮3
を別に成形して心材2と結合させてもよく、さらには所
定の形状に外皮3を成形した後、この内側で発泡を行な
わせることにより心材2を形成させてもよい。 上記構成では、外皮3の全外表面が心材2によって受
けられて形状保持されているために、波による衝撃ある
いは浮力の作用による曲げ作用などに対して変形するの
が防止され、また局部的な外力に対しては心材2が荷重
を分散して受けることになり、したがって全体的および
局部的に優れた剛性が発揮される。このため外皮3の厚
さを薄くして艇体1の重量の軽量化を図ることができ
る。 また外皮3の内部がすべて発泡材で占められているた
めに、外皮3に局部的な損傷が生じたり、接合部から漏
洩が生じたりした場合にも浸水するおそれはなく、艇体
1自体が沈没することがないために、この種の遊戯用艇
体として非常に好ましいものである。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明は船底板の上面に発泡
材を重ねるとともにこの発泡材の上面にプラスチック製
の薄板を重ねたので、艇体を軽量かつ強度の優れたもの
にすることができる。また発泡材の両側部を上方に向か
って膨出させたので、艇体の強度をさらに向上すること
ができる。さらに船底板の上面に重ねた発泡材の上面に
プラスチックの薄板を重ね、この薄板の上面にエンジン
の取付け部を形成してそこにエンジンを搭載したので、
発泡材によってエンジンの振動、騒音が吸収され、振
動、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例を示す艇体の平面形状線図、
第2図はその中央縦断面図、第3図、第4図、第5図お
よび第6図はそれぞれ第2図のIII−III線、IV−IV線、
V−V線およびVI−VI線断面図である。 1……艇体、2……発泡材からなる心材、3……外皮、
4……エンジン、8……流路、9……ハンドル、30……
デッキ。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.船底板とデッキ部材とによって船体を形成し、この
    船体内部にエンジンとこのエンジンによって駆動される
    推進ユニットとを前後に配置して収容し、上記推進ユニ
    ットはエンジンから延びる回転軸上に設けたプロペラを
    内包する流路を備え、上記デッキ部材は上記エンジンの
    上方を覆うカバー体を備えた小型ジェット推進艇におい
    て、上記船底板の上面に発泡材を重ねるとともにこの発
    泡材の上面にプラスチック製の薄板を重ね、この薄板の
    上面に上記エンジンの取付け部を形成してそこにエンジ
    ンを搭載する一方、上記発泡材の両側部を船体外側端よ
    りも船体中心線側において上方に向かって膨出させ、こ
    の膨出部の上面に上記カバー体の下端部を当接させ、上
    記流路の両側に発泡材を配置したことを特徴とする小型
    ジェット推進艇。
JP62022693A 1987-02-03 1987-02-03 小型ジエツト推進艇 Expired - Fee Related JP2729050B2 (ja)

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JP3111187B1 (ja) * 1999-11-25 2000-11-20 川崎重工業株式会社 小型滑走艇

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