JPH1139436A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JPH1139436A
JPH1139436A JP19855997A JP19855997A JPH1139436A JP H1139436 A JPH1139436 A JP H1139436A JP 19855997 A JP19855997 A JP 19855997A JP 19855997 A JP19855997 A JP 19855997A JP H1139436 A JPH1139436 A JP H1139436A
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Yasuyuki Ikeda
恭之 池田
Hiroshi Yamamoto
博史 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外形寸法が異なる複数種の媒体を、それぞれ
の媒体に応じて最適な搬送処理及び磁気情報処理を行な
うこと。 【解決手段】 通帳識別が可能な磁気情報記録部を有す
る通帳1を受け入れて媒体識別情報の読取りを行い、そ
の読取情報により記憶部22a内の媒体サイズ情報と比
較して媒体種別を特定し、その媒体に対してセンタホー
ルド1a´を意識した搬送制御を行なう。同様に磁気ス
トライプリードライト処理時にも、媒体サイズ情報によ
り最適な制御プログラムを稼働して処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀行等の金融機関で
使用される媒体を取扱う媒体処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】媒体を取扱う媒体処理装置で、特に金融
機関で使用される通帳伝票プリンタ等では挿入された媒
体(通帳として説明する)を装置内に取り込み、磁気記
録情報を読取りして、顧客口座を特定し種々の処理を行
う。即ち、通帳には磁気情報部(磁気ストライプ、以後
MSとする)が設けられており、このMSに記録された
顧客の口座番号等の記録情報の読取りを磁気ストライプ
リーダライタ(以後、磁気R/W部とする)により行な
って、その読取情報を上位装置に送信する。また、媒体
搬送手段により通帳を磁気R/W部に搬送したり、印字
処理部まで搬送して所定の取引データを印字処理してい
る。
【0003】このような装置の搬送系について図16を
用いて説明すると、1は通帳であり、2はフィードロー
ラで、3はプレッシャローラである。このフィードロー
ラ2とプレッシャローラ3で通帳1を挟持し、図示しな
い駆動手段によりフィードローラ2を回転させることに
より印字処理部方向等に向かって搬送される。図はフィ
ードローラ2とプレッシャローラ3で通帳1を挟持した
状態を示すもので、フィードローラ2はフィードローラ
シャフト2aに固着されており、フィードローラシャフ
ト2aの一端には駆動源である図示しないモータが結合
している。
【0004】プレッシャローラ3はプレッシャローラア
ーム9にシャフト3aにより回転可能に支持されてい
る。10はプレッシャシャフトでプレッシャローラアー
ム9を貫通してシャフト3aと平行な位置で図示しない
フレームに回動可能に支持されている。更にプレシャロ
ーラアーム9はピン11と長穴9aとの係合で回転量が
規制されている。12はスプリングで、その両端はそれ
ぞれプレッシャローラアーム9とプレッシャシャフト1
0とに掛止され、動作時に圧接力を発生するものであ
る。なお、プレッシャシャフト10の一端には図示しな
いアームが固着されており、このアームをフレームに取
り付けたソレノイドにより吸引することでプレッシャシ
ャフト10を回転させて前述の圧接力を発生させるもの
である。
【0005】また、磁気情報の読取りについては、MS
を図示しない磁気ヘッドが走査することにより行われ
る。この走査を行う際には通帳1と磁気ヘッドが所定の
位置関係になるように通帳1を搬送すると共に、磁気ヘ
ッドも待機位置から読取開始位置まで移動させ、MSに
圧接した状態で磁気ヘッドを移動させることにより磁気
情報の読取りや書込みが行なわれる。
【0006】ここで、媒体処理装置に使用される通帳1
について図17も併用して説明する。図においては外形
サイズの異なる通帳1a,1bの2種類を重ねて記載し
てあり、図に示すように基準面(図17では左下)を揃
えて考えると、通帳1a(横寸法Wa,縦寸法Ha)と
通帳1b(横寸法Wb,縦寸法Hb)は右側及び上部に
寸法の差異に相当するずれが生じることになる。更に、
各通帳1a,1bに設けられた磁気ストライプ(MS
a,MSb)位置寸法(L1 ,L2,L3 )は同一であっ
ても長さ(Ma,Mb )が異なっている。 また、通帳
の特有の形状(2つ折り)から縦方向の中央にはセンタ
ーホールド(綴じ部)1a′,1b′が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の搬送系において
は、図16(a)に示すようにフィードローラ2にプレ
ッシャローラ3が圧接した状態に通帳1のセンタホール
ド1a′が突入すると、センタホールド1a′を境にし
た上下(図16では左右)に厚さの差があるため、段差
となりプレッシャローラ3に衝突することになる。この
衝突に対してプレッシャローラ3を支持しているプレッ
シャローラアーム9は矢印A方向には回避し易いため、
衝突により通帳1の搬送誤差が生じることは少ない。
【0008】しかしながら、図16(b)に示すように
フィードローラ2にプレッシャローラ3が圧接した状態
に通帳1のセンタホールド1a′が突入すると、矢印A
方向とは逆の回転モーメントが生じて回避し難いことに
なり、衝突により通帳1の搬送誤差が生じる。このよう
な事象に対しては、プレッシャローラ3の圧接力を高く
することやプレッシャシャフト10とプレッシャローラ
3の位置関係を図16(a)に記載した方向に統一する
ことなどが考えられるが、前者は使用が許容される媒体
として感圧複写媒体が存在すると、圧接力による発色が
発生したり、更に紙厚が薄いと皺がでることがある。後
者は搬送される通帳1が一方向のみ搬送であれば問題と
ならないが、両方向(往復)に搬送される媒体処理装置
では実現不可能となっていた。
【0009】そこで、センタホールド1a′を意識した
プレッシャローラ3の圧接/解除の制御を行なってこれ
らの問題を解決しているが、センタホールド1a′の位
置が可変になると上記、衝突により通帳1に搬送誤差が
生じることを防止できなかった。また、通帳1aに対応
した磁気R/W部14では通帳1bに対してMSの読取
りでは磁気ヘッドが通帳1bの端面に衝突して、反動と
して振動となり磁気出力の乱れとなってしまい、読取り
や書込み動作の安定化の障壁になっていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、媒体識別が可能な磁気情報が記録された磁
気情報記録部を有する媒体を受け入れて搬送する媒体搬
送路と、その媒体搬送路の一部に設けられ磁気情報記録
部に記録されている磁気情報の読取り及び書込みが可能
な磁気情報処理部と、媒体識別情報に対応した媒体サイ
ズ情報と媒体種別毎に最適な制御プログラムを格納した
記憶部と、媒体搬送路に受け入れた媒体に対して媒体識
別情報の読取りを行い、その読取情報により媒体情報記
憶部内の媒体サイズ情報と比較して媒体種別を特定し、
最適な制御プログラムを稼働させる。
【0011】媒体挿入口から磁気情報記録部を有する媒
体を受け入れて搬送する媒体搬送路と、その媒体搬送路
には搬送する媒体の長さを計測する媒体長測定手段と、
磁気情報記録部に記録されている磁気情報の読取り及び
書込みが可能な磁気情報処理部と、媒体の長さに対応し
た媒体サイズ情報と媒体種別毎に最適な制御プログラム
を格納した記憶部と、受け入れた媒体に対して媒体の長
さにより媒体種別を特定し最適な制御プログラムを稼働
させる。
【0012】磁気情報記録部を有する媒体を受け入れて
搬送する媒体搬送路と、その媒体搬送路には挿入される
媒体幅を検出する媒体幅検出手段と、磁気情報記録部に
記録されている磁気情報の読取り及び書込み可能な磁気
情報処理部と、媒体の幅情報に対応した媒体サイズ情報
を格納した媒体情報記憶部と媒体種別毎に最適な制御プ
ログラムを格納した記憶部と、受け入れた媒体に対して
媒体幅検知情報により媒体サイズを特定し最適な制御プ
ログラムを稼働させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図2は本発明の媒体処理装置の全体構成図で、図
3は媒体処理装置の制御ブロックである。なお、従来と
共通な部分には同一の符号を付す。図において、21は
媒体処理装置であり本実施の形態では通帳伝票プリンタ
として説明する。22は通帳伝票プリンタ21を制御す
るための制御装置であり、キーボード23及び表示装置
24も制御するもので、図示せぬインターフェース部を
介してセンタコンピュータ25と接続している。26は
センタコンピュータ25に接続され、顧客口座情報や預
貯金残高金額情報などを記憶している記憶装置である。
【0014】記憶部22aには通帳伝票プリンタ21を
制御するためのプログラムを格納したフロッピーディス
クやROM(Read Only Memory)及び取引内容を一時的
に記録するRAM(Random Access Memory)などで形成
されている。この記憶部22aには複数種の媒体処理を
行なうのに適正なプログラムが各々識別されて格納され
ている。なお、記憶媒体はCD−ROMなどであっても
良いことは言うまでもない。
【0015】27は通帳1を挿入する通帳挿入排出口で
あり、2は搬送用のフィードローラ、3は該フィードロ
ーラ2と対向して設けられ通帳1を挟時し圧接可能な構
造となっているプレッシャローラであり、これらのフィ
ードローラ2とプレッシャローラ3により媒体搬送が行
われるもので、図16で説明した構成とほぼ同様であ
る。 4はプラテン、5はプラテン4に対向して配置し
た印字ヘッドである。8は磁気ヘッドであり、通帳1に
設けられている磁気ストライプ(以後、MSとする)よ
りの情報読取りや更新を行うもので磁気情報の読取/書
込兼用タイプのものである。
【0016】6は通帳1のページマーク(図17に示す
符号P)や印字済み行を検出する頁・行検出部、7は通
帳1の頁を捲る改頁ローラである。28は通帳1等の処
理媒体の裏面の位置を規制するロアガイドで、29が表
面の位置を規制するアッパガイドであり、これらのロア
ガイド28又はアッパガイド29のいずれかの一部から
フィードローラ2の外周面の一部が突出している。
【0017】30は伝票挿入排出口であり、通帳1とと
もに並行して処理される伝票(図示しない)を挿入する
ためのもので、処理された伝票の排出口ともなってい
る。31はブレードであり、通帳挿入排出口27から挿
入される通帳1の搬送路と前記伝票挿入排出口30より
形成される伝票の搬送路との合流箇所に設けて、処理媒
体の搬送方向を切り替えるためのものである。
【0018】32はフィードローラ2とプレッシャロー
ラ3を回転させるためのステッピングモータ(以後、L
Fモ−タとする)で、33は磁気ヘッド8を移動させる
ためのステッピングモータ(以後、MSモータとする)
である。またPD1〜PD3は光学検知器であり、例え
ばロアガイド28側に発光素子を設けアッパガイド29
側に受光素子を配置し、搬送路に対して光軸が直交する
よう設ける。この光軸を媒体が遮断することにより、受
光素子の出力が変化して媒体を検出するものである。な
お、図2ではPD1,PD3のみを記載したが、後述
(図5参照)するように光学検知器PD2を有するもの
である。
【0019】34は光学検知器PD1,PD2,PD3
のアンプ回路であり、35は印字ヘッド5やLFモータ
32、MSモータ33等のドライバ回路であり制御回路
36により全体の動作が制御される。更に制御回路36
には光学検出器PD1〜PD3の検出タイミングやLF
モータ32、MSモータ33の回転ステップ数などのカ
ウンタ(回路)36aを備えている。
【0020】なお、印字ヘッド5やブレード31等の駆
動源として別のモータやソレノイド等が必要であるが省
略した。
【0021】図4はフィードローラ2(2b〜2f)と
プレッシャローラ3(3a〜3f)及びプラテン4、印
字ヘッド5等で構成される媒体搬送路の概念を示す説明
図であり、プレッシャシャフト10の位置をも指し示す
ものである。図5は図4を上方から見た平面図であり、
ロアガイド28とフィードローラ2b〜2f又はプレッ
シャローラ3b〜3fで構成される前記媒体搬送路であ
り、光学検出器PD1〜PD3が図示の配置に設けられ
ている。
【0022】PD1は突当面28aに突き当てて矢印B
方向から挿入される通帳1を検出する挿入検知用であ
り、挿入される通帳1の先端により光軸が遮断されると
受光素子の電流が変化するので、この変化を監視するこ
とにより媒体有無を検出するものである。
【0023】PD2はPD1よりやや内部、即ちプラテ
ン4側に配置され、挿入される媒体長を測定するための
基準位置用であり、通帳伝票プリンタ21で使用が許容
されている媒体横幅に対してはすべて検出可能な位置に
配置されている。
【0024】PD3はPD2から所定量だけ離れてプラ
テン4近傍に設けられ、この光学検出器PD3を通帳1
の先端が通過してから所定量(K)だけ搬送することに
より印字位置が決められる。なお、吸入方向の媒体搬送
をLF(Line Feed)とし、排出方向の媒体搬送をBLF
(Back Line Feed) として説明する。
【0025】6は頁・行検出部であり、開かれた状態で
搬送される通帳1の中紙側に設けられたページマークP
や印字済み行を光学的に読み取るものであり、7は改頁
ローラで通帳1に印字すべき頁が無くなったときに頁を
捲るためのものであり、改頁ローラ7を含めた図示しな
い機構部を制御して改頁される。8は磁気ヘッドであ
り、磁気R/W部14に設けられ通帳1のMSから磁気
情報を読み取ったり書き込んだりするものである。
【0026】プレッシャローラ3(3b〜3f)はプレ
ッシャローラアーム9にシャフト3aにより回転可能に
支持されている。10はプレッシャシャフトでプレッシ
ャローラアーム9を貫通してシャフト3aと平行に位置
している。更にプレシャローラアーム9はピン11と長
穴9aとの係合で回転量が規制され、スプリング12に
よりプレッシャローラ3の動作時に圧接力となるもので
あり、構成,作用は従来と同様である。
【0027】図6は磁気R/W部の構成を示す要部斜視
図である。図において、40はヘッドキャリア、41は
スライドシャフトで図示しないフレームに固定されてい
る。そして、ヘッドキャリア40はスライドシャフト4
1上を直線往復運動が可能となるように軸支される。ガ
イドシャフト42は前記スライドシャフト41と平行に
なるようにフレームに固定されている。そして、このガ
イドシャフト42によりヘッドキャリア40のスライド
シャフト41を中心とした回転運動を抑えている。
【0028】前記MSモータ33はヘッドキャリア40
を駆動するためのもので、図示しないフレームに固定さ
れている。43はMSモータ33に取り付けられたタイ
ミングベルト用のプーリで、図示しないプーリとの間に
タイミングベルト44を張設している。45はヘッドキ
ャリア40の一部にタイミングベルト44を固定するた
めのベルトクランプで、タイミングベルト44の回転に
よりヘッドキャリア40はスライドシャフト41に沿っ
て移動する。
【0029】8が図示しない媒体、例えば通帳1に設け
られた磁気ストライプ(MS)に対する磁気記録情報の
読み取り及び書き込みを行う磁気ヘッドである。この磁
気ヘッド8はヘッドキャリア40に回動可能に軸支され
た磁気ヘッド8の両側面まで延在したアーム46の先端
のポスト46aにより軸支されている。よって、磁気ヘ
ッド8は両側面のポスト46aを中心に回転可能にな
り、MSと均一に面接触できるようになっている。
【0030】47はヘッドキャリア40の一部に設けら
れたガイドローラであり、図示しないスタッドを介して
回転可能に軸支されている。48は磁気ヘッド8の上下
方向の移動量を規制する板カムであり、図示しないフレ
ームに固定され前述のガイドローラ47がカム面に当接
し、滑動するものである。49はコイルスプリングであ
り、アーム46の支持軸に嵌合して取り付けられてい
て、コイルの一端をヘッドキャリア40に掛止させ他端
をアーム46に掛止させることにより、磁気ヘッド8を
矢印C方向に付勢している。よって、ガイドローラ47
は板カム48に常時圧接することになっている。
【0031】磁気ヘッド8がスライドシャフト41に沿
って移動すると、この板カム48により図7に示したよ
うに位置P1から位置P2の区間においてのみ搬送路に
設けた長穴28bから磁気ヘッド8の表面(上部)が突
出してMSに圧接することになる。
【0032】図8は通帳伝票プリンタ21で使用可能な
媒体(通帳と帳票)のデ−タを示す一覧表であり、通帳
種別A,B,C・・Nと帳票種別S,T,U,V・・Z
を登録している。この媒体データは制御装置22内の記
憶部22a(例えば、ROM)に記憶してある。
【0033】通帳Aを例に各データを説明すると、縦寸
法は175mm、横寸法140mmであり、各頁に付与
されたページマーク(コード)は第1頁目が「1」、第
2頁目が「2」・・であり通帳の中紙3枚であれば表紙
見返し頁からコード「1」を付与すると最終頁がコード
「7」になる。L1は図17に示したように通帳左端よ
りMSの設定位置までの寸法であり、L2は通帳下端よ
りMSの設定位置までの寸法で、L3がMSのデータ記
録幅方向の寸法である。
【0034】なお、図では単位をmmで表示するように
したが、これに限定されるものではなくLFモータ32
やMSモータ33の分解能に合せた数値に変換しても良
いことは言うまでもなく、かつ16進数(HEX)など
での表現でも可能である。
【0035】<第1の実施の形態>次に上記構成の本発
明の装置における第1の実施の形態について、図1に示
す動作フローチャートに従って説明する。なお、Sはス
テップを示し、光学検出器PD1〜PD3については光
軸が媒体等により遮断されている状態、即ち受光素子が
光を受けられない状態を「ON]とし、受光素子が所定
の光量を検出している場合を「OFF」として、更に前
述したように通帳1の吸入方向の搬送をLF,排出方向
の搬送をBLFとして説明する。
【0036】印字すべき頁が開かれた通帳1が図5に示
す矢印B方向から挿入され、この通帳1の先端により光
学検出器PD1がONすると、アンプ回路34及び制御
回路36を介して信号が制御装置22に送られる(S
1)。次に制御装置22はこの信号をトリガに記憶部2
2aに予め格納された搬送制御プログラムを起動するこ
とになる。この時点では媒体がどの媒体種別であるか、
またどのようなサイズであるか不明であるので、予め定
めた搬送制御プログラムが選択される。
【0037】まず、プレッシャローラ3bを作用させて
通帳1を挟持し(S2)、この挟持が完了した時点で光
学検出器PD2がONであるか否かを判定する(S
3)。ONしている場合には、光学検出器PD2よりも
奥方まで通帳1が挿入されていると判断し、BLF動作
を開始する(S4)、この動作により光学検出器PD2
がOFFしたら(S5)、BLFを停止する(S6)。
この状態はステップS3における光学検出器PD2がO
Nしていない場合の判定と同一状態となる。以上のステ
ップS4からステップS6までの動作は通帳1の先端位
置を把握し、以降の搬送制御を確実に行なうためのもの
である。
【0038】次に制御装置22はLFモータ32に回転
命令を出して、通帳1の搬送を開始する(S7)、LF
動作により光学検出器PD2がONしたら(S8)、制
御回路36内のカウンタ36aのカウント値をクリア
(ゼロ)にする(S9)。続けて所定量のLFを続行し
プレッシャローラ3cを圧接させ、更にLFを続けると
(S10)、通帳1は内部に取り込まれ通帳1の下端が
光学検出器PD2部を通過する、即ち、光学検出器PD
2がOFFすることになる(S11)。
【0039】光学検出器PD2がOFFしたらカウンタ
36aのカウント(LFモータの総ステップ数:N)を
終了し(S12)、通帳1の縦長さの計算に移行するこ
とになる。なお、この計算中はLFを停止するものでは
ないが説明は省略する。
【0040】媒体長の計算は、カウント値(N)にLF
モータ32の1ステップ当たりの搬送量を乗算すれば容
易に可能である。例えば1ステップ当たりの搬送量が
0.1mmであり、カウント値(N)が1750であれ
ば、媒体縦長さ=0.1×1750=175mmという
ことになる(S13)。
【0041】この計算結果を記憶部22aに格納してい
る媒体データ(図8)と比較すると、挿入された媒体は
通帳種別A又は帳票Zであると判定される(S14)。
なお、図8に示す媒体各部の寸法は単位mmで記載した
が、カウント値(N)に換算して記憶しておくことも可
能であることは前述の通りである。
【0042】媒体長が判定されると、その媒体長に応じ
て予め設定された最適の媒体搬送制御と磁気記録処理が
なされることになる。まず媒体搬送制御については、通
帳種別Aでは縦長さ175mmであるから、その半分、
即ち通帳1の先端から87.5mmの位置にセンタホー
ルド1a′が存在することを考慮したプレッシャローラ
3b〜3fによる媒体挟持及び開放制御が行なわれる
(S15)。
【0043】ここで、図9に示す搬送手段のローラコン
トロールを説明する。図においては、通帳挿入排出口2
7側から順にプレッシャローラ3b,3c,3dとして
符号を付与し、それぞれフィードローラ2b,2c,2
dとの圧接状態を「ON」,開放状態を「OFF]とし
て記載している。通帳1が挿入され光学検出器PD1が
ONするとプレッシャローラ3bがONして、媒体搬送
が開始されt1(LFモータの所定ステップ数)にてプ
レッシャローラ3cがONする。このまま搬送すると通
帳1のセンターホールド1a′とプレッシャローラ3b
が衝突するため、t2にてプレッシャローラ3bをOF
Fして衝突を回避する。そして、フィードローラ2cと
プレッシャローラ3cにより搬送され、通帳1のセンタ
ーホールド1a′がプレッシャローラ3bの位置を通過
する。通過したら再びプレッシャローラ3bをt3にて
ONする。この動作を順次行なうことによりセンターホ
ールド1a′とプレッシャローラ3の衝突を回避する。
【0044】よって、通帳1の縦長さが異なり、例えば
通帳Bではセンターホールド1a′とセンターホールド
1b′の差寸法(h)に相当する分だけt2(所定のス
テップ数)の時間を早くした搬送制御となる。また、磁
気記録処理についても図17に示したようにMSの位置
が特定されるため、例えば、図11(b)に示すような
処理が可能になる。なお、磁気記録処理については後述
する。
【0045】このようにして最適な媒体搬送制御によ
り、磁気ヘッド8とMSとが所定の位置関係となるよう
にしてから通帳1の磁気情報を読み取る(S16)。こ
のMSの口座番号やキーボード23から入力した取引情
報がセンタコンピュ−タ25に送信されると、センタコ
ンピュータ25では口座番号に基づいた情報検索が行な
われ、該当する顧客情報と預貯金残高情報などが制御装
置22に返信され、表示装置24の取引指定画面の所定
の表示枠に自動的に表示される。オペレータにより顧客
から提示された伝票の記載と表示画面情報との一致が確
認され、取引内容がキーボード23から続けて入力され
る。
【0046】取引に必要な情報が全て入力され取引可能
であると、この取引内容を通帳1に印字することにな
る。まず、磁気読取りがなされた通帳1を印字ヘッド5
に向かって搬送する(S17)。途中に設けた頁・行検
出部6により開かれている頁情報(ページマーク)と印
字済み行の検出が行なわれ、MSからの読取情報と一致
していれば印字可能と判断する。ここで、両者が不一致
のときには、一旦、BLFして排出し、オペレータに通
帳1の頁良否を目視確認させたり、又は、読取り頁が図
8に示した媒体種別毎の頁別マーク構成から前後のペー
ジであることが予想される場合には改頁ローラ7により
頁捲りを行なうが詳細な説明は省略する。
【0047】印字ヘッド5に向かって搬送され、光学検
出器PD3がONしたことが検出されると、所定量搬送
して停止する(S19)。この搬送量は通帳1の上端か
ら印字行までの寸法に光学検出器PD3から印字ヘッド
5までの距離(K)を加えた値となる。印字位置まで搬
送された通帳1に対して、印字を開始して(S20)、
印字及び改行を行なって印字すべきデータがなくなった
ら印字終了となり(S21)、印字ヘッド5部から通帳
1を磁気R/W部14まで搬送(BLF)する(S2
2)。磁気R/W部14では、MSに最終印字頁及び行
情報を磁気記録する(S23)。この磁気記録処理につ
いては後述する。
【0048】磁気記録処理が完了すると、通帳挿入排出
口27に向かって搬送を開始し(S24)、光学検出器
PD2が通帳1の先端によりOFFされたらBLFを終
了して全てのプレッシャローラ3をOFFし(S2
5)、オペレータによる通帳1の抜き取り待ち状態とな
る。オペレータにより通帳1が抜き取られたことは光学
検出器PD1がOFFとなることで判断される(S2
6)。
【0049】次に媒体判定後の磁気ストライプの処理に
ついて説明する。図10は本発明の実施の形態の磁気情
報処理の動作フローチャートであり、図11は磁気情報
処理のタイムチャートである。図11(a)において、
1aは横幅140mmの通帳種別Aであり、1bは横幅
130mmの通帳種別Bとして説明する。このような通
帳1aに対しては同図(b)に示すようなタイムチャー
トにより動作する。まず、MSモータ33はホームポジ
ション(HP)に磁気ヘッド8を停止させていて、処理
命令があると所定の加速度テーブルにより加速し所定速
度(図では1000PPS)まで速度を立ち上げる(R
1)。
【0050】続けて、一定速度(1000PPS)にて
MS全域を走査させ(R2)、そして、所定の加速度テ
ーブルにより減速していき停止する(RS)。このMS
モータ33の回転によりタイミングベルト44を介して
磁気ヘッド8が移動し、板カム48により磁気ヘッド8
は図7に示すP0〜P1〜P2〜P3に移動することに
なる。
【0051】立ち上がり(HP〜R1区間)の加速区間
を磁気ヘッド8の移動区間(P0〜P1)とほぼ同一量
になるように設定してあり、また、立ち下がり(R2〜
RS区間)の減加速度区間は磁気ヘッド8の移動区間
(P2〜P3)とほぼ同一量になるように設定してあ
る。
【0052】以上のMSモータ33の駆動制御時に制御
装置22はリードゲート信号を符号G1〜G2の区間だ
け有効になるように制御する。即ち、この区間以外にお
いて磁気ヘッド8から得られた信号は全て受け捨てるこ
とになる。なお、このリードゲートオープン区間は予め
定められた磁気情報の記録範囲を含めていることは言う
までもない。
【0053】同様にライトゲートについても符号G3〜
G4の区間だけ記録信号を出力するように制御する。な
お、この区間以外(RS〜G3,G4〜HP)において
は磁気ヘッド8にはイレーズ信号を出力するように制御
している。
【0054】同図(b)からも理解できるようにMSモ
ータ33の定速域内に磁気記録区間が存在し、その磁気
記録区間内に読取区間が存在する。同図(c)は通帳1
bの場合を示すもので、特に磁気記録を行う場合の走査
安定化を図ったものであり、磁気ライト時の立ち上り区
間(RS〜R2´)の立ち上げ加速度を小さくしている
ものである。即ち、通帳1bの端部に磁気ヘッド8が衝
突するが低速であるため振動量を少なくでき、かつ、そ
の振動の静定時間も確保できるものである。なお、通帳
1bでは磁気情報の記録範囲は通帳1aとは異なるが、
通帳1bとして設定されている所定の規格を逸脱するも
のではない。
【0055】次に磁気情報処理の動作フローチャートを
説明する。搬送制御コントロールによりMSと磁気ヘッ
ド8の対応が適正な位置まで搬送されると、通帳1の搬
送を停止する(S31)。静止した通帳1に対して、前
述した通帳種別による固有の処理プログラムを起動して
磁気読取処理に入る(S32)。まず、通帳種別Aに対
しては11(b)に示したようなMSモータ33の駆動
制御を行い(S33)、区間G1〜G2のみリードゲー
トを開くと(S34)、MSに記録されている記録情報
が読み取られ制御回路36を介して制御装置22に送ら
れる(S35)。この磁気情報の読取動作により磁気ヘ
ッド8から所定の出力レベル及びビット数が得られずに
エラーとなったときにはリトライ動作が必要となり(S
39)、リトライ動作として前述したステップS33〜
ステップS35までを繰り返すことになる。
【0056】読取りが正常に行われたことが判断される
と磁気ヘッド8をHPに戻すようにMSモータ33を制
御する(S40)。ステップS32において、通帳種別
Bの場合には低速の処理プログラムを起動して磁気読取
処理に入る。まず、通帳種別Bに対しては11(c)に
示したようなMSモータ33の駆動制御を行い(S3
6)、区間G1〜G2´のみリードゲートを開くと(S
37)、MSに記録されている記録情報が制御回路36
を介して制御装置22に送られる(S38)。以下は前
述したステップS39と以降と同様に処理される。
【0057】<第2の実施の形態>次に本発明の第2の
実施の形態について説明する。第1の実施の形態では磁
気情報記録部の設定位置が通帳種別により差異があった
も処理を可能にしたものだが、本実施の形態では外形寸
法は異なってもMS位置が通帳の端部から同一位置に設
けられている場合である。図17において、寸法L1,
L2,L3が一定であり、MS(磁気ストライプ)記録
情報内に媒体種別情報が格納されている,又は、読取っ
た顧客情報からセンタコンピュータ25による媒体種別
の判定が可能であるとして説明する。なお、媒体を識別
するまでの説明であり、識別後の媒体搬送及び磁気記録
処理は前記の通りであるので説明を省略する。
【0058】図12に示す媒体判定動作フローチャート
に従って説明する。印字すべき頁が開かれた通帳1が図
5に示す矢印B方向から挿入され、この挿入される通帳
1の先端により光学検出器PD1がONすると、アンプ
回路34及び制御回路36を介して信号が制御装置22
に送られる(S51)。次に制御装置22はこの信号を
トリガに記憶部22aに予め格納された搬送制御プログ
ラムを起動することになる。この時点では媒体がどの種
別であるか、またどようなサイズであるか不明であるの
で、予め定められた搬送制御プログラムが実行される。
【0059】まず、プレッシャローラ3bを作用させて
通帳1を挟持し(S52)、この挟持が完了した時点で
LFモータ32を起動して(S53)、光学検出器PD
2がONしてからも更に搬送を続け、光学検出器PD2
がOFFするまで続ける(S54)。ステップS51で
光学検出器PD2がONしている場合は、光学検出器P
D2よりも奥方まで通帳1が挿入されていると判断でき
るが、無視してLFを開始する。
【0060】光学検出器PD2がOFFしたら、所定量
(磁気R/W部とMS位置が一致する位置)の搬送で停
止する(S55)。この状態は磁気R/W部14とMS
位置が一致しているので磁気記録情報の読取りが可能で
ある。磁気情報の読取りが図11(b)に示したタイミ
ングにより行われる(S56)。
【0061】この読取り動作により口座情報や印字頁/
行情報とともに通帳識別情報が読取られると、その情報
はセンタコンピュータ25に送信され、口座情報を基に
顧客の預貯金残高情報などが検索される。検索が終了す
ると、顧客氏名や残高情報が制御装置22に返信される
が、この返信データの中に媒体情報(この場合には通
帳)も含まれている。
【0062】この媒体情報によって、予め設定された最
適の媒体搬送制御と磁気記録処理がなされることにな
る。まず媒体搬送制御については、通帳種別Aでは縦長
さ175mmであるから、その半分、即ち通帳1の先端
から87.5mmの位置にセンタホールドが存在するこ
とを考慮したプレッシャローラ3b〜3fによる媒体挟
持及び開放制御が行なわれることは前記の通りである。
なお、第2の実施の形態では、センタコンピュータ25
側に媒体情報を格納しておき、口座情報とともに送信さ
れたMSからの情報との一致検索をしているが、これに
限定されるものではなく、制御装置22側の記憶部22
aに格納しておいても良いことは言うまでもない。
【0063】<第3の実施の形態>次に本発明の第3の
実施の形態について図13,図14を用いて説明する。
第3の実施の形態では磁気情報記録部の設定位置が通帳
横幅により種々の位置に設けられている場合の対応実施
例である。但し、同一幅の通帳のMSはすべて同位置に
存在することにする。図14は媒体搬送路の説明図であ
り、前述した図5と異なる部分は光学検出器PD4,P
D5,PD6が追加されているものである。
【0064】光学検出器PD4は媒体の突当面28aか
らL4(例えば、124mm)の位置,光学検出器PD
5は媒体の突当面28aからL5(例えば、134m
m)の位置,同様に光学検出器PD6はL6(例えば、
144mm)の位置に設けられている。
【0065】図13に示す動作フローチャートに従って
説明する。印字すべき頁が開かれた通帳1が図14に示
す矢印B方向から挿入され、この挿入される通帳1の先
端により光学検出器PD1がONすると、アンプ回路3
4で増幅され制御回路36を介して信号が制御装置22
に送られる(S61)。プレッシャローラ3bを作用さ
せて通帳1を挟持し(S62)、この挟持が完了した時
点で光学検出器PD4〜PD6のON/OFF情報を検
出する。
【0066】光学検出器PD4がOFFの時には(S6
3)、寸法L4未満である(例えば、124mm未満)
であるから該当する媒体は図8より通帳Cであると判断
できる(S64)。光学検出器PD4がONしていれば
次ステップに移行する。次に、光学検出器PD5がOF
Fの時には(S65)、寸法L5未満で、寸法L4以上
である(例えば、124mm以上134mm未満)から
該当する媒体は通帳Bであると判断できる(S66)。
光学検出器PD5がONしていれば次ステップに移行す
る。
【0067】光学検出器PD6がOFFの時には(S6
7)、寸法L6未満で、寸法L5以上である(例えば、
134mm以上144mm未満)から該当する媒体は通
帳A又は帳票Zであると判断できる。ステップS67で
光学検出器PD6がONしている場合には、寸法L6
(例えば、144mm)以上であるから通帳ではなく帳
票サイズであると判断する(S68)。
【0068】以上のように通帳挿入排出口27の近傍に
媒体横幅を検出可能な光学検出器PD4,PD5,PD
6を設けたが、内部に配置しておき挿入された媒体の搬
送動作中に判定しても良いこと,更に通帳種別数により
光学検出器の数を増減することができることは言うまで
もない。
【0069】このように挿入時に媒体種別を特定するこ
とが可能になると、初期の搬送動作から媒体に最適な搬
送制御を行なうことができる。
【0070】<その他の実施の形態>次に媒体判定後の
磁気ストライプの処理について、その他の実施例を説明
する。図15は本発明のその他の実施の形態の磁気情報
処理の動作フローチャートであり、図10で説明したス
テップと同一内容は同一ステップ符号を付与して説明す
る。
【0071】搬送制御コントロールによりMSと磁気ヘ
ッド8の対応が適正な位置まで搬送されると、通帳1の
搬送を停止する(S31)。静止した通帳1に対して、
前述した通帳種別による固有の処理プログラムを起動し
て磁気読取処理に入る(S32)。まず、通帳種別Aに
対しては図10で説明したステップS33からステップ
S35は同一であるので省略する。
【0072】ステップS32で通帳種別Bと判定された
場合には、MSモータ33の立ち上げ位置までの総ステ
ップ数(移動量)は変えないが、総ステップ数の略半分
のステップ数まで加速し、残りの略半分のステップ数は
減速加速する。即ち、図11(b)に示す区間RS〜R
2間の移動において、位置P2ではMSモータ33は停
止していることになる。そして通帳1bのMSへの衝撃
を緩和するとともに振動を静止する時間(ウエイト時間
として、例えば200ms程度)を設ける。以後、ステ
ップ37からステップS40は図10で説明した内容と
同一であるので説明を省略する。
【0073】なお、図7に示すほぼ位置P2ではMSモ
ータ33は停止しているため、磁気R/W処理において
は、MSモータ33の再立ち上げとなるが磁気ヘッド8
が媒体に圧接している状態からの起動であることと、リ
ード/ライトゲートの制御は図11(c)に示すよう
に、通帳1aより余裕があるので立ち上り時の磁気処理
への影響を抑えることができる。
【0074】
【発明の効果】以上、説明した本発明には次の効果があ
る。媒体識別が可能な磁気情報記録部を有する媒体を受
け入れて搬送する媒体搬送路に設けた磁気情報の読取り
及び書込みが可能な磁気情報処理部と、媒体識別情報に
対応した媒体サイズ情報と媒体種別毎に最適な制御プロ
グラムを格納した記憶部とを設け、媒体搬送路に受け入
れた媒体に対して媒体識別情報の読取りを行い、その読
取情報により媒体情報記憶部内の媒体サイズ情報と比較
して媒体種別を特定し、最適な制御プログラムを稼働す
る。よって、各種処理前に挿入された媒体に対して最適
な制御が可能となり、センタホールドを意識したプレッ
シャローラの圧接/解除の制御を行なって衝突により発
生する搬送誤差が防止できる。
【0075】また、通帳に対応した磁気R/W部での最
適な制御を行なうため通帳に対して磁気ストライプの読
取りでは磁気ヘッドが通帳の端面に衝突しても、読取り
や書込み動作の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の動作フローチャー
トである。
【図2】本発明の媒体処理装置の全体構成図である。
【図3】本発明の媒体処理装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の媒体搬送路の概念を示す
説明図である。
【図5】本発明の第1,第2の実施の形態の媒体搬送路
の平面図である。
【図6】本発明の磁気ストライプリーダライタの要部斜
視図である。
【図7】本発明の磁気ヘッドの移動状態を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の媒体データを示す一覧表である。
【図9】搬送手段としてのローラコントロールを示すタ
イムチャートである。
【図10】本発明の実施の形態の磁気情報処理動作フロ
ーチャートである。
【図11】本発明の実施の形態の磁気情報処理動作タイ
ムチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態の動作フローチャ
ートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態の動作フローチャ
ートである。
【図14】本発明の第3の実施の形態の媒体搬送路の説
明図である。
【図15】本発明のその他の実施の形態の磁気情報処理
動作フローチャートである。
【図16】媒体搬送ローラ機構を示す説明図である。
【図17】媒体処理装置に使用される通帳を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 通帳 2 フィードローラ 3 プレッシャローラ 4 プラテン 5 印字ヘッド 8 磁気ヘッド 9 プレッシャアーム 10 プレッシャシャフト 14 磁気ストライプリーダライタ(磁気R/W部) 21 媒体処理装置(通帳伝票プリンタ) 22 制御装置 24 表示装置 25 センタコンピュータ 32 LFモータ 33 MSモータ 41 スライドシャフト 48 板カム MS 磁気ストライプ PD1〜PD6 光学検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 19/12 521 G06F 15/30 K

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体識別が可能な磁気情報が記録された
    磁気情報記録部を有する媒体を受け入れて搬送する媒体
    搬送路と、 該媒体搬送路の一部に設けられ、前記磁気情報記録部に
    記録されている磁気情報の読取り及び書込みが可能な磁
    気情報処理部と、 前記媒体識別情報に対応した少なくとも1種類以上の媒
    体サイズ情報と媒体種別毎に最適な制御プログラムを格
    納した記憶部とを設け、 前記媒体搬送路に受け入れた媒体に対して媒体識別情報
    の読取りを行い、該読取情報により前記記憶部内の媒体
    サイズ情報と比較して媒体種別を特定し最適な制御を行
    うことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の媒体処理装置において、 前記媒体サイズ情報は、少なくとも媒体の外形寸法であ
    る媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 媒体挿入口から磁気情報記録部を有する
    媒体を受け入れて搬送する媒体搬送路と、 該媒体搬送路には搬送する媒体の長さを計測する媒体長
    測定手段と、 前記磁気情報記録部に記録されている磁気情報の読取り
    及び書込みが可能な磁気情報処理部と、 前記媒体の長さに対応した少なくとも1種類以上の媒体
    サイズ情報と媒体種別毎に最適な制御プログラムを格納
    した記憶部とを設け、 前記媒体搬送路に受け入れた媒体に対して媒体の長さに
    より受け入れた媒体種別を特定し最適な制御を行うこと
    を特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の媒体処理装置において、 前記媒体の長さ情報は、少なくとも媒体の縦寸法である
    媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の媒体処理装置において、 挿入された処理媒体の表面と裏面位置を規制するガイド
    部材と、 該ガイド部材より突出し回転可能に軸支される駆動ロー
    ラと、 該駆動ローラと圧接可能に軸支される押圧ローラと、 該押圧ローラを回動可能に軸支するローラアームとを設
    け、 前記駆動ローラを回転することにより前記ガイド部材に
    沿って媒体搬送を可能にすると共に、該ローラアームの
    回転支軸を前記駆動ローラに対して媒体挿入口側に設け
    て構成した媒体処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の媒体処理装置において、 少なくとも前記駆動ローラとローラアームの回転支軸の
    位置関係は、前記媒体長を計測する媒体長測定手段が計
    測を完了する位置まで設定されている媒体処理装置。
  7. 【請求項7】 磁気情報記録部を有する媒体を受け入れ
    て搬送する媒体搬送路と、 該媒体搬送路には挿入される媒体幅を検出する媒体幅検
    出手段と、 前記磁気情報記録部に記録されている磁気情報の読取り
    及び書込み可能な磁気情報処理部と、 前記媒体の幅情報に対応した少なくとも1種類以上の媒
    体サイズ情報と媒体種別毎に最適な制御プログラムを格
    納した記憶部とを設け、 前記媒体搬送路に受け入れた媒体に対して媒体幅検知情
    報により媒体サイズを特定し最適な制御を行うことを特
    徴とする媒体処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の媒体処理装置において、 前記媒体サイズ情報を前記記憶部に代えて、前記磁気情
    報記録部に記録した媒体処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は請求項3又は請求項7記載
    の媒体処理装置において、 前記記憶部に格納された制御プログラムは、媒体搬送用
    と磁気情報処理用のいずれか一方、又は両方である媒体
    処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の媒体処理装置におい
    て、 前記磁気情報処理用プログラムは、磁気情報記録部に圧
    接かつ摺接移動可能な磁気ヘッドを配し、媒体外形寸法
    により前記接触速度又は摺接移動時間を制御する媒体処
    理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1又は請求項3又は請求項7記
    載の媒体処理装置には周辺装置を接続し、 前記媒体サイズ情報を前記記憶部に代えて、前記周辺装
    置に記憶させた媒体処理装置。
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