JPH1136152A - 複合加工糸 - Google Patents

複合加工糸

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JPH1136152A
JPH1136152A JP18654397A JP18654397A JPH1136152A JP H1136152 A JPH1136152 A JP H1136152A JP 18654397 A JP18654397 A JP 18654397A JP 18654397 A JP18654397 A JP 18654397A JP H1136152 A JPH1136152 A JP H1136152A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反発性と適度なふくらみとを兼ね備えた、優れ
た風合い有する編織物を得ることができる複合加工糸を
提供する。 【解決手段】沸騰水収縮率が15%以上である高収縮繊
維を含む、少なくとも2種のポリエステル系繊維から構
成される芯鞘構造を有する複合加工糸であって、70℃
における芯糸と鞘糸の低速昇温収縮率(%)の差(ΔS
e70−ΔSc70)、150℃における芯糸と鞘糸の低速
昇温収縮率(%)の差(ΔSe150 −ΔSc150 )、お
よび芯糸と鞘糸の熱処理前の糸長差(ΔFL%)の関係
が下記式1および式2を満足することを特徴とする複合
加工糸。 −3<ΔFL−(ΔSe70−ΔSc70)<3 …(式
1) 5≦ΔFL−(ΔSe150 −ΔSc150 ) …(式
2)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高収縮繊維群を含む
複合加工糸に関し、さらに詳しくは織編物にした後の染
色仕上加工により、適度なふくらみ、高反発感などの優
れた風合いを呈する織編物が得られる複合加工糸に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル織編物をふくらみや
反発感などに優れた風合いにするための手段として、織
編物とした後にアルカリ減量をすることが広く行われて
きた。これは減量加工により繊維間空隙が増大し、布帛
が曲げられた際に単糸が動きやすくなるからである。し
かしながら、アルカリ減量加工は薬品を大量に使用し、
長時間の加工を要するため、環境を悪化したり、コスト
高になるという問題点があった。
【0003】また、反発感に加えてふくらみ感を得るた
めに、高収縮糸や自発伸長糸のような収縮率の異なる2
種以上の繊維群を混繊したいわゆる収縮差混繊糸を織物
とした後、染色仕上げ工程での熱処理で繊維群間に糸長
差を付与することでふくらみ感を得ることは異収縮混繊
加工技術として広く行われていたが、芯糸に高収縮糸を
用いた場合、収縮によって芯糸が織物内で突張った構造
となり、ふくらみはでるものの、芯のある硬い反発にな
ってしまうという欠点がある。
【0004】また、自発伸長糸を鞘糸に用いた場合、伸
長による糸長差によってふくらみはでるものの、収縮が
小さく、収縮時の応力も小さいため、十分な反発を得る
ことができない。これらを改善する目的で糸条の収縮時
の応力を最大限に活かすために、本発明者らはすでに芯
糸と鞘糸の両方に高収縮糸を用い、さらに芯糸鞘糸の最
大収縮応力発現温度が異なる複合加工糸を提案し、その
多段階の収縮により、高反発感と適度なふくらみを得る
ことができたという知見を得ているが、高密度織物など
糸条拘束力の高い場合は収縮力が十分でなく、望ましい
風合いが得られないという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来の問題を解消し、反発性と適度なふくらみと
を兼ね備えた、優れた風合い有する編織物を得ることが
できる複合加工糸を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の複合加工糸は、
前記課題を解決するため以下の構成を有する。すなわ
ち、 (1)沸騰水収縮率が15%以上である高収縮繊維を含
む、少なくとも2種のポリエステル系繊維から構成され
る芯鞘構造を有する複合加工糸であって、70℃におけ
る芯糸と鞘糸の低速昇温収縮率(%)の差(ΔSe70−
ΔSc70)、150℃における芯糸と鞘糸の低速昇温収
縮率(%)の差(ΔSe150 −ΔSc150 )、および芯
糸と鞘糸の熱処理前の糸長差(ΔFL%)の関係が下記
式1および式2を満足することを特徴とする複合加工
糸。
【0007】 −3<ΔFL−(ΔSe70−ΔSc70)<3 …(式1) 5≦ΔFL−(ΔSe150 −ΔSc150 ) …(式2) (2)鞘糸が高収縮繊維であることを特徴とする前記
(1)に記載の複合加工糸。
【0008】(3)鞘糸が捲縮を有することを特徴とす
る前記(1)または(2)に記載の複合加工糸。
【0009】(4)高収縮繊維の50℃における低速昇
温時の伸縮復元率(CR50)(%)と150℃における
低速昇温時の伸縮復元率(CR150 )(%)とが、下記
式3を満足することを特徴とする前記(3)に記載の複
合加工糸。
【0010】 CR50−CR150 >5 …(式3) (5)高収縮繊維の50℃における低速昇温時の伸縮復
元率(CR50)(%)が、下記式4を満足することを特
徴とする前記(4)に記載の複合加工糸。
【0011】 CR50>7 …(式4)
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の複合加工糸につい
て詳細に説明する。
【0013】本発明者らは、織編物の反発性を向上させ
るには、単糸間の空隙を増大させることが効果的であ
り、織物の場合は経糸緯糸間の適度な空隙をもたせるこ
とが効果が大きい。さらに、空隙の多様性が芯のない反
発性を得るためには重要であるという知見を得ている。
従来の芯糸に高収縮糸を用いたものや鞘糸に自発伸長糸
を用いたものも、それぞれ収縮、伸長によって繊維間に
空隙を生じさせることで、ふくらみと反発性を付与して
いるが、これらの場合、糸条の表層は空隙の多い粗な構
造にはなるが、中心部は比較的密な構造をとっており、
このことにより芯のある硬い反発を発現させている。
【0014】本発明の複合加工糸に用いる、高収縮繊維
は、熱処理条件により、収縮特性が特異な挙動を示すも
のである。すなわち、本発明に用いる高収縮繊維は沸騰
水収縮率が15%以上であり、そして比較的低温(70
℃)で大きな収縮を有し、比較的高温(150℃)で収
縮率は減少する、すなわち収縮後伸長するものである。
【0015】すなわち、下記式1および2を満足するも
のである。
【0016】 −3<ΔFL−(ΔSe70−ΔSc70)<3 …(式1) 5≦ΔFL−(ΔSe150 −ΔSc150 ) …(式2) 上記の式1は、70℃での収縮率が芯糸より鞘糸の方が
大きいこと、芯糸と鞘糸のフィード率設定差による糸長
差(収縮処理前)がプラスであること、70℃での熱処
理後、鞘糸であったAと芯糸であったBの糸長差がほぼ
0に近くなること(−3〜3%)を意味する。
【0017】また、上記の式2は、150℃での収縮率
が芯糸より鞘糸の方が大きいけれども差が小さくなるこ
と、すなわち、鞘糸が自発伸長することを意味する(S
e70>Se150 )。さらに、式2は、150℃熱処理
後、式1では芯糸、鞘糸の糸長差が0に近いものが、5
%以上に大きくなることを意味する。すなわち、式1に
引き続き、染色工程の染色処理、中間セットなど150
℃近辺の処理温度によって鞘糸の自発伸長によって芯・
鞘糸長差が拡大され、ふくらみ感と反発性が得れるもの
である。
【0018】また、熱処理前に芯糸および鞘糸の間に糸
長差を有し、かつ、70℃において芯糸鞘糸が収縮した
ときに糸長差が±3%より小さいことが好ましく、0に
近いことがさらに好ましい。い。
【0019】このような構成を有する複合加工糸は、そ
れを用いた織編物を染色仕上げ加工において加熱する
と、従来の複合加工糸では得られなかったダイナミック
な収縮挙動を発現する。すなわち、従来、芯糸の収縮力
だけで布帛を嵩高化していたものが、本発明によれば高
収縮応力を発現する温度領域で、芯糸と鞘糸がちょうど
引き揃った構造となり、ほぼ2倍の収縮力が嵩高化に寄
与することとなる。式1に示すように、70℃での収縮
後の糸長差が3%以上であると実質芯糸のみの収縮力し
か効果として得られず、反発感の不十分なものとなる傾
向がある。逆に−3%より小さいと実質鞘糸のみの収縮
力しか効果として得られない。
【0020】さらに、式2に示すように、鞘糸は収縮後
伸長することにより、150℃においては5%以上の最
終的な糸長差を形成しうることが重要である。高温での
最終的な糸長差が5%より小さいと適度なふくらみが得
られないという問題がある。本発明において、鞘糸が高
収縮であることは、芯糸と鞘糸のフィード率設定差が大
きくとれること、ΔFLを大きくできることである。こ
のことにより、式2の150℃熱処理後の芯鞘糸長差を
より大きくとることが可能になる。これによってふくら
み感を付与することができる。
【0021】また、より複雑な繊維間空隙を形成させ
て、反発感、ふくらみ感を得るためには、捲縮を有して
いることが好ましい。捲縮によりふくらみが増すととも
に、収縮・伸長の際に単糸同士の干渉が少なく繊維間空
隙がより多様なものとなる。
【0022】また、さらに、捲縮の伸縮復元率は低温で
はより大きく、高温になるにしたがって小さくなること
が、より好ましい。その際の伸縮復元率の差が5%以上
であると、より反発感のある織編物を得ることができ
る。これは、収縮が起こる前に捲縮によりすでにある程
度の繊維間空隙が形成されており、捲縮が減少すると同
時に、収縮伸長が起こるため多様でより微細な空隙が形
成されるためと考えられる。この効果を得るためには、
低温での伸縮復元率はある程度大きいほうが良く、7%
以上であることが好ましい。
【0023】前述のような特性を有する複合加工糸を得
る方法として、高配向ポリエステル未延伸糸を低温好ま
しくは室温で、延伸した高収縮糸を芯糸、鞘糸とし、引
き続き空気交絡処理するものである。この場合、芯糸、
鞘糸の収縮特性を調整する簡便な方法としては、延伸倍
率を変更することにより可能である。すなわち、自然延
伸比(N)を基準にしてそれより延伸倍率が大きくなる
にしたがって収縮率が低下する。
【0024】さらには、高配向ポリエステル未延伸糸を
特殊な仮撚加工をして鞘糸を構成することによって、前
述の捲縮特性を有する複合加工糸を得ることができる。
すなわち、高配向ポリエステル未延伸糸を適正な延伸倍
率で、低温、好ましくは室温(ヒータを使用しない)で
仮撚加工することによって得られる。
【0025】本発明において、芯糸および鞘糸は双方と
もポリエステルであることが好ましい。
【0026】
【実施例】なお、本発明において、低速昇温収縮率と低
速昇温時の伸縮復元率ならびに糸長差は、次のようにし
て測定されるものである。
【0027】[低速昇温収縮率]対象となるポリエステ
ルフィラメントを40℃の温水に投入したのち、昇温速
度2℃/minで70℃まで昇温した時の原長L0 に対
する収縮長L1 の割合を、次式により求めたものであ
る。
【0028】芯糸の70℃での低速昇温収縮率(%): ΔSc70=(L1 /L0 )×100 鞘糸の70℃での低速昇温収縮率(%): ΔSe70=(L1 /L0 )×100 対象となるポリエステルフィラメントを40℃の温水に
投入したのち、昇温速度2℃/minで100℃まで昇
温したのち、150℃、10分間の乾熱処理を施した時
の原長L0 に対する収縮長L2 の割合を、次式により求
めたものである。
【0029】芯糸の150℃での低速昇温収縮率
(%): ΔSc150=(L2 /L0 )×100 鞘糸の150℃での低速昇温収縮率(%): ΔSe150=(L2 /L0 )×100 [低速昇温時の伸縮復元率]対象となるポリエステルフ
ィラメントを40℃の温水に投入したのち、昇温速度2
℃/minで50℃まで昇温したのち、20℃の水中で
0.1g/dの荷重下での糸長M0 と2mg/dの荷重
下での糸長M1 から、次式により求めたものである。
【0030】50℃での低速昇温時の伸縮復元率
(%): CR50={(M0 −M1 )/M0 }×100 対象となるポリエステルフィラメントを40℃の温水に
投入したのち、昇温速度2℃/minで100℃まで昇
温し、続いて150℃、10分間の乾熱処理を施しの
ち、20℃の水中で0.1/dの荷重下での糸長M2 と
2mg/gの荷重下での糸長M3 から、次式により求め
たものである。
【0031】150℃での低速昇温時の伸縮復元率
(%): CR150 ={(M2 −M3 )/M2 }×100 なお、本特性は捲縮の強さを示すものである。
【0032】[糸長差]サンプルを30〜50cm採取
し、0.1g/dの荷重をかけて、芯糸の長さL0 を測
定したのち、芯糸のみ切断し、鞘糸の長さL1 を測定
し、次式により求めたものである。
【0033】糸長差(%): ΔFL=(L1 −L0 )×100 (実施例1)図2に示すような延伸機を用い、供給糸1
として複屈折率54×10-3、密度1.350、75D
−24fの高配向ポリエステル未延伸糸を使用し、延伸
ピン9を間に有する供給ローラー8と延伸ローラー10
との間で延伸倍率1.50倍で延伸を行うことにより、
ΔSe70 =27.5%、ΔSe150=21.8%の高収縮
繊維群(A)を得た。
【0034】これとは別に複屈折率が36×10-3、密
度1.340、75D−24fの高配向ポリエステル未
延伸糸を使用し、延伸倍率1.90倍で延伸を行い、Δ
Sc70 =17.4%、ΔSc150=17.8%の延伸糸
(B)を得た。つづけて高収縮繊維群(A)を12%の
オーバーフィード下で、延伸糸(B)を供給糸2として
供給ローラー8′から、2%オーバーフィード下で流体
交絡ノズル11に供給し、糸長差(ΔFL)が9.8%
の複合加工糸を得た。得られた複合加工糸は非捲縮であ
った。
【0035】この複合加工糸を経糸、緯糸に使用して平
織物にした後、通常のポリエステル染色を行ったとこ
ろ、適度のふくらみ感と反発性に優れた風合いの織物を
得た。結果を表1に示す。
【0036】(実施例2)図1に示すような延伸仮ヨリ
機を用い、ヨリ掛け装置4を間に有する供給ローラー3
と延伸ローラー5との間で延伸倍率1.50倍で仮撚同
時延伸を行うことにより、ΔSe70 =26.8%、ΔS
e150=20.2%、CR50=12.5%、CR150 =
4.5%である高収縮繊維群(A)を用いた以外は実施
例1と同様の方法により、糸長差(ΔFL)が9.5%
の複合加工糸を得た。
【0037】この複合加工糸を実施例1と同様の方法で
製織、染色を行ったところ、適度のふくらみ感と反発性
に優れた風合いの織物を得た。結果を表1に示す。
【0038】(比較例1)高収縮繊維群(A)を5%オ
ーバーフィード下、延伸糸(B)を2%オーバーフィー
ド下で流体ノズルに供給した以外は、実施例2と同様の
方法で糸長差(ΔFL)が2.5%の複合加工糸を得
た。
【0039】この複合加工糸を経糸緯糸に使用して平織
物にした後、通常のポリエステル染色を行ったところ、
若干のふくらみはあるものの反発感に欠ける風合いであ
った。結果を表1に示す。
【0040】(比較例2)供給糸として複屈折率54×
10-3、密度1.350、75D−24fの高配向未延
伸糸を使用し、延伸倍率1.50倍で延伸を行うことに
よりΔSe70 =27.5%、ΔSe150=21.8%の高
収縮繊維群(A)および同一特性の高収縮繊維群(B)
を得た。
【0041】高収縮繊維群(A)を2%オーバーフィー
ド下で高収縮繊維群(B)を12%オーバーフィード下
で流体ノズルに供給し、糸長差(ΔFL)が9.6%の
複合加工糸を得た。
【0042】この複合加工糸を実施例1と同様の方法で
製織、染色を行ったところ、若干反発はあるもののふく
らみに乏しい風合いの織物であった。結果を表1に示
す。
【0043】(比較例3)供給糸として複屈折率54×
10-3、密度1.350、75D−24fの高配向未延
伸糸を使用し、延伸倍率1.30倍で仮撚同時延伸を行
うことによりΔSe70 =33.4%、ΔSe150=24.
0%、CR50=18.6%、CR150 =8.2%の高収
縮繊維群(A)を得た。つづけて高収縮繊維群(A)を
12%のオーバーフィード下で、ΔSc70 =18.0
%、ΔSc150=27.6%の共重合高収縮糸(B)を2
%オーバーフィード下で流体ノズルに供給し、糸長差
(ΔFL)が9.8%の複合加工糸を得た。
【0044】この複合加工糸を実施例1と同様の方法で
製織、染色を行ったところ、若干のふくらみ感はあるも
のの反発感の不足する風合いの織物であった。結果を表
1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明の複合加工糸によれば、これを織
編物としたとき、収縮とケン縮による布帛の嵩高化と中
心部の多様な空隙により、適度なふくらみ感と芯のない
優れた反発性とを兼ね備えた風合いの織物を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1および比較例2、3に用いる
延伸機との概略図を示す。
【図2】本発明の実施例2および比較例1に用いる延伸
仮ヨリ機の概略図を示す。
【符号の説明】 1:供給糸 2:延伸糸 3,3′:供給ローラー 4:ヨリ掛け装置 5:延伸ローラー 6:流体ノズル 7:巻取り糸 8,8′:供給ローラー 9:延伸ピン 10:延伸ローラー 11:流体ノズル 12:巻取り糸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沸騰水収縮率が15%以上である高収縮繊
    維を含む、少なくとも2種のポリエステル系繊維から構
    成される芯鞘構造を有する複合加工糸であって、70℃
    における芯糸と鞘糸の低速昇温収縮率(%)の差(ΔS
    e70−ΔSc70)、150℃における芯糸と鞘糸の低速
    昇温収縮率(%)の差(ΔSe150 −ΔSc150 )、お
    よび芯糸と鞘糸の熱処理前の糸長差(ΔFL%)の関係
    が下記式1および式2を満足することを特徴とする複合
    加工糸。 −3<ΔFL−(ΔSe70−ΔSc70)<3 …(式1) 5≦ΔFL−(ΔSe150 −ΔSc150 ) …(式2)
  2. 【請求項2】鞘糸が高収縮繊維であることを特徴とする
    請求項1に記載の複合加工糸。
  3. 【請求項3】鞘糸が捲縮を有することを特徴とする請求
    項1または2に記載の複合加工糸。
  4. 【請求項4】高収縮繊維の50℃における低速昇温時の
    伸縮復元率(CR50)(%)と150℃における低速昇
    温時の伸縮復元率(CR150 )(%)とが、下記式3を
    満足することを特徴とする請求項3に記載の複合加工
    糸。 CR50−CR150 >5 …(式3)
  5. 【請求項5】高収縮繊維の50℃における低速昇温時の
    伸縮復元率(CR50)(%)が、下記式4を満足するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の複合加工糸。 CR50>7 …(式4)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6211376B1 (en) 1996-09-10 2001-04-03 Pharmacia & Upjohn Company 8-hydroxy-7-substituted quinolines as anti-viral agents
KR100580314B1 (ko) * 1999-08-28 2006-05-15 주식회사 코오롱 폴리에스테르 복합가공사 및 그의 제조방법

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