JPH1136124A - かつら止着用部材並びにかつらの止着方法 - Google Patents

かつら止着用部材並びにかつらの止着方法

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JPH1136124A
JPH1136124A JP20100597A JP20100597A JPH1136124A JP H1136124 A JPH1136124 A JP H1136124A JP 20100597 A JP20100597 A JP 20100597A JP 20100597 A JP20100597 A JP 20100597A JP H1136124 A JPH1136124 A JP H1136124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かつらを止着する箇所が嵩張らず長期間
装着においても違和感が生じず、また、長期間確実に止
着でき、頭皮や毛根に影響が生じる懸念が無いかつら止
着用部材並びにかつらの止着方法を提供することであ
る。 【解決手段】 可撓性面状部材の一方の面にネット状部
材が貼着されてなることを特徴とするかつら止着用部材
である。また、当該かつら止着用部材が前記可撓性面状
部材の他方の面側でかつら台材の裏面に取付けられたか
つらにおいて、前記ネット状部材上に塗布した接着剤が
未固化状態でかつら装着者の頭部に載せて自毛と係合さ
せ、次いで前記接着剤を固化させてかつらを自毛に固定
させることを特徴とするかつらの止着方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかつらを頭部に止着
するためのかつら止着用部材並びにかつらの頭部への止
着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かつらの頭部への止着方法として
は以下のような手法があった。従来方法その1として、
かつらをヘアピン或は櫛歯を有するかつら用ストッパー
で自毛(かつら装着者自身の頭髪)を挟持してかつらを
止着する方法がある。また、従来方法その2としては、
かつら台材の裏面の縁部に粘着剤が付着された両面テー
プを貼付しその粘着力で自毛又は直接頭皮に固定しかつ
らを止着する方法がある。さらに、従来方法その3とし
て、かつら台材の裏面の縁部に毛髪用接着剤を塗布しか
つらを自毛に固定してかつらを止着する方法がある。
【0003】しかし上記の方法にはいずれも解決すべき
問題点があった。即ち、ヘアピン等でかつらを自毛に止
着する方法(前記その1)においては、かつらの着脱は
容易であるがヘアピンやストッパーにある程度の厚みが
あるためかつら止着箇所に嵩張りが生じ、長期間の装着
に違和感が生じる場合があった。
【0004】また、両面粘着テープを使用してかつらを
自毛に止着する方法(前記その2)においては、かつら
の着脱が容易でかつら止着箇所の嵩張りも生じないが、
粘着力が弱いため頭皮から出る汗や脂肪によって剥離し
てしまい長期間の装着には無理があった。さらに、この
方法においてはかつら台材の裏面に対する粘着剤の粘着
力がそれほど強力ではないため、かつら台材から剥離す
る場合もあった。
【0005】また、接着剤を塗布する方法(前記その
3)においては、塗布された接着剤がかつらに圧迫され
て必要以上に広範囲に広がり頭皮や毛根に影響が生じる
懸念もあった。また、接着剤によるかつら台材の変形や
変色の恐れがあり、さらに、この方法においては、かつ
らを再装着するときに付着している接着剤固化物をかつ
ら台材から剥離し除去する必要があるが、その際にかつ
ら台材を損傷させてしまう問題点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
かつら止着方法における各問題点を総合的に解決するた
めに為されたものであり、その目的とするところは、か
つらを自毛に止着する箇所が嵩張らず長期間の装着にお
いても違和感が生じず、また、長期間確実に止着でき、
頭皮や毛根に影響が生じる懸念が無いかつら止着用部材
並びにかつらの止着方法を提供することにある。また、
従来の止着部材に比べてかつらの止着力が強化され、か
つ頭部からの取り外しが簡単かつ短時間で済み、しかも
取り外し箇所が奇麗であり、さらに、かつら台材を損
傷、変形、変色させずに取付け可能なかつら止着用部材
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】要するに本発明のかつら
止着用部材(請求項1)は、「可撓性面状部材の一方の
面にネット状部材が貼着されてなることを特徴とするか
つら止着用部材」である。また「ネット状部材上にかつ
ら装着者の自毛を挿通し掛止するための糸状体が付設さ
れてなる」ことを特徴とする(請求項2)。
【0008】また本発明のかつらの止着方法(請求項
3)は、「かつらの頭部への止着方法において、可撓性
面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてなるか
つら止着用部材が前記可撓性面状部材の他方の面側でか
つら台材の裏面に取付けられたかつらにおいて、前記ネ
ット状部材上に塗布した接着剤が未固化状態でかつら装
着者の頭部に載せて自毛と係合させ、次いで前記接着剤
を固化させてかつらを自毛に固定させることを特徴とす
るかつらの止着方法」である。
【0009】また、本発明のかつらの止着方法(請求項
4)は、「かつらの頭部への止着方法において、可撓性
面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてなり且
つ当該ネット状部材上にかつら装着者の自毛を挿通し掛
止するための糸状体が付設されてなるかつら止着用部材
が前記可撓性面状部材の他方の面側でかつら台材の裏面
に取付けられたかつらを装着者の頭部に載せ、次いで当
該かつら台材の周縁部近傍の自毛を前記糸状体と前記ネ
ット状部材の間に挿通した後、前記糸状体に掛止し折り
返してかつら台材の周縁部外側に引き出し、次いで当該
挿通し掛止した箇所に接着剤を塗布し固化させてかつら
を自毛に固定させることを特徴とするかつらの止着方
法」である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(1)かつら止着用部材 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。図
1は本発明に係るかつら止着用部材を示す(以下、実施
例1)。図1(a)はかつら止着用部材の斜視図であ
り、図1(b)は図1(a)におけるA−A線拡大断面
図である。
【0011】図1において、かつら止着用部材1は、可
撓性面状部材2の片方の面にネット状部材3が貼着され
てなるものである。即ち、かつら止着用部材1は、図1
(b)に示すように、可撓性面状部材2の層/ネット状
部材3の2層からなる積層部材である。
【0012】可撓性面状部材2は、可撓性がある面状の
部材、即ち、長さ及び幅に比べて厚さが小さな部材であ
り、素材としてプラスチック、例えばポリウレタン、ポ
リエチレン、ポリプロピレンや塩化ビニル等の透明又は
半透明状の合成樹脂を可撓性のある極薄のフィルム又は
薄手のシートに成形したものが好ましい。
【0013】ネット状部材3は、網目の模様が縦横の格
子状(四角形)、蜂の巣状(六角形)、或は複雑なレー
ス模様等の各種網目地のものを使用できる。網目の大き
さは、ネットが頭皮に当たったときの感触の良さ並びに
ネットに接着剤が上手く絡まり自毛との付着性向上の観
点から、網目の細かいものが好ましい。かかるネット状
部材3はその表裏いずれか一方の面が、接着剤を使用し
て又は縫着により可撓性面状部材2に貼着され固定され
る。
【0014】このかつら止着用部材1は、かつら台材の
裏面に取付けられるが、その形態としてはかつら台材裏
面全周囲にわたる長尺のテープ状に成形しても良く、ま
た、小片状(ピース状)に成形して複数個をかつら台材
の裏面に並べて取付けても良い。
【0015】なお、可撓性面状部材2又はネット状部材
3を成形加工する際に、頭皮の肌色や頭髪の黒色に合わ
せた着色剤を添加して外部から目立つことがないように
することもできる。
【0016】図2は、本発明に係るかつら止着用部材の
上記実施例1とは別の実施例を示す(以下、実施例
2)。図2(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、
図2(b)は図2(a)におけるA−A線拡大断面図、
図2(c)は図2(a)におけるB−B線拡大断面図で
ある。
【0017】この実施例2は、前記実施例1におけるか
つら止着用部材1において、ネット状部材3上にさらに
かつら装着者の自毛を挿通し掛止するための糸状体4が
付設されてなるものである。従って、糸状体4が付設さ
れている以外は、前記実施例1と同様の態様であり、か
つら止着用部材1は、可撓性面状部材2の片方の面にネ
ット状部材3が貼着されてなるものである。即ち、かつ
ら止着用部材1は、図2(b)と(c)に示すように、
可撓性面状部材2の層/ネット状部材3の2層からなる
積層部材に糸状体4が付設されたものであり、その構成
部材である可撓性面状部材2、ネット状部材3は前記実
施例1と同様のものを使用する。
【0018】糸状体4は、木綿、麻等の植物繊維、ナイ
ロン、ポリウレタン、ポリエステル等の合成繊維、羊毛
等の動物繊維を撚ったものや、単に束ねただけのもの或
は太めの繊維単体であり、ネット状部材3上にその両端
41で止着され、その中間部は止着されずに自由であり
自毛を挿通し掛止することができる。
【0019】糸状体4のネット部材3上への付設方法と
しては、本実施例の図2(c)に示すように、各々1本
の長糸を使用してその両端41で止着用部材1の反対面
側に貫通させ同面側で結ぶ方法が簡便である。なお、図
2に示す実施例においては、糸状体4はその両端41で
ネット状部材3に止着されているが、自毛を挿通し掛止
できる自由な部分を有していれば両端41以外にその中
間部に止着箇所が設けられていても良い。
【0020】かかる糸状体4は、1又は2本以上がネッ
ト状部材3上に付設されるが、かつらを装着者の頭部に
止着する際に自毛を挿通し掛止するために使用され、さ
らに自毛を掛止した後に毛髪用接着剤で固定するので複
数本を配した方が掛止作業並びに接着剤の塗布作業が容
易となるので好適である。図2において糸状体4は2本
ほぼ平行状に配置されているが、平行状でなく撚糸状に
束ねても良い。
【0021】(2)かつら止着用部材のかつら台材への
取付け方法 前述した本発明に係るかつら止着用部材のかつら台材へ
の取付け方法は、以下のとおりである。図3は一例とし
てのかつら台材の裏面の一部を示す平面図である。すな
わち、図3においては中央部がネットで周縁部が可撓性
シート状のかつら台材を示すが、本発明に係るかつら止
着用部材はこのような形状のかつら台材に限定されず、
全体がポリウレタンや不織布からなる可撓性シート状の
かつら台材、或は全体がネットからなるかつら台材或は
これらの組み合わせにも広く適用可能である。
【0022】また図3においては、止着用部材1がかつ
ら台材の周縁部に取付けられているが、かつら止着用部
材1がネット状部材に糸状体が付設されていないタイプ
である場合には、周縁部に限らず中央部に取付けても良
い。
【0023】図3において、まずかつら止着用部材1の
ネット状部材が貼着された面の反対側の面で、かつら台
材5の裏面の周縁部51に貼着する。即ち、ネット状部
材が表面になるように接着剤を使用して又は縫着して固
着させて取付ける。この場合に、かつら台材の損傷防止
の観点から周縁部51との境界部15で固着させること
が好適であり、その手段としては接着剤を境界部15に
塗布する方法や、かつら台材が樹脂製のときは同樹脂を
溶剤で溶かした樹脂溶液を塗布し溶剤を揮発させて固化
させる方法が挙げられる。
【0024】なお、かつら止着用部材1がネット状部材
に糸状体が付設されているタイプである場合には、自毛
を挿通し掛止する都合上、糸状体がかつら台材の周縁と
ほぼ平行になるように取付けることが好ましい。
【0025】通常、かつら台材5の裏面の頭部接触面で
ある周縁部51は、ポリウレタンを基材とした人工皮膚
で形成されているが、このようにかつら台材5の周縁部
51がポリウレタン製である場合のかつら止着用部材1
のかつら台材5への固着に使用する樹脂溶液としては、
ポリウレタンをジメチルホルムアミド(DMF)とメチ
ルエチルケトン(MEK)との混合溶液(溶剤)に溶解
させたものを使用することが好ましい。なお、かつら止
着用部材1が小片状の場合、かつら台材5裏面に取付け
るかつら止着用部材1の個数は、かつら台材5の大きさ
等に依拠して適宜設定する。
【0026】(3)かつらの頭部への止着方法 前述したかつら台材5の裏面にかつら止着用部材1が取
付けられたかつらの頭部への止着方法は以下のとおりで
ある。 (i)ネット状部材上に自毛を挿通し掛止するための糸
状体が付設されていないかつら止着用部材(前記実施例
1の態様)の場合 図4の(a)と(b)は上記かつら止着用部材を使用し
てかつらを頭部に止着する状況を示した概略説明図であ
る。
【0027】図4(a)に示すように、かつら台材5の
裏面に取付けたかつら止着用部材1のネット状部材3上
に毛髪用接着剤9を塗布する。なお、接着剤9として
は、ラテックス系、シリコン系、エポキシ系又はポリウ
レタン系等の毛髪用接着剤が使用されるが、中でもラテ
ックス系の水性エマルジョンが好ましい。
【0028】次いで、図4(b)に示すように、接着剤
9が未固化状態、好ましくは半固化状態でかつら6を装
着者の頭部に載せて接着剤9を自毛7に係合、付着させ
た後、接着剤9を完全若しくはほぼ完全に固化させかつ
ら6を止着する。接着剤9は、自毛7とネット状部材3
の細かな網目の隅々まで行き渡り、特に網目に入り込む
ので表面が平滑な部材を使用した場合に比べ、いわゆる
アンカー効果(投錨効果)的な作用によってより強固な
接着効果が得られる。
【0029】(ii)ネット状部材に自毛を挿通し掛止す
るための糸状体が付設されたかつら止着用部材(前記実
施例2の態様)の場合 図5の(a)〜(c)は上記かつら止着用部材を使用し
てかつらを頭部に止着する状況を示した概略説明図であ
る。また、図6は図5(c)における自毛を挿通し掛止
する箇所の部分拡大図である。図5(a)に示すよう
に、まず、かつら6を装着者の頭部に載せる。
【0030】次いで、図5(b)に示すように、先端に
フックが付いた操作棒8をネット状部材3と糸状体4の
隙間に挿入してかつら台材5の周縁部近傍の自毛7、好
ましくは当該自毛7のうちかつら台材5の周縁部外側の
自毛71をフックに引っ掛けた後に、フックをネット状
部材3に引き上げることによりネット状部材3と糸状体
4との間に自毛を挿通させる。
【0031】次に、図5(c)に示すように、挿通した
自毛を糸状体4に掛止して折り返し、かつら台材5の周
縁部外側に引き出し、次いで当該挿通し掛止した箇所、
すなわちネット状部材3と糸状体4と自毛(7又は7
1)の3者が会する箇所、に接着剤9を塗布し固化させ
てかつらを止着する。
【0032】挿通し掛止した箇所に塗布された接着剤9
は、自毛(7又は71)と糸状体4とネット状部材3の
細かな網目の隅々まで行き渡り、特に網目に入り込むの
で表面が平滑な部材を使用した場合に比べ、いわゆるア
ンカー効果(投錨効果)的な作用によってより強固な接
着効果が得られる。なお、前記実施例と同様に、接着剤
9としては、ラテックス系、シリコン系、エポキシ系又
はポリウレタン系等の毛髪用接着剤が使用されるが、中
でもラテックス系の水性エマルジョンが好ましい。
【0033】図6に示すように、かつら台材5の周縁部
近傍の自毛7のうち周縁部外側の自毛71のみをネット
状部材3上に引き上げてかつら6の止着用に使用するこ
とが好ましい。というのは、自毛7は下向き(頭頂部か
ら頭側部に向かう方向)に生えているので、周縁部外側
の自毛71のみを引き上げて糸状体4に掛止し、自毛が
生えている下向きの方向に折り返してかつら台材の周縁
部外側に引き出せば、自毛の生える方向に逆らうことが
なく、かつら6の浮き上がりを防止できるからである。
【0034】
【発明の効果】
(1)本発明に係るかつら止着用部材は、ともに薄地の
可撓性面状部材とネット状部材とから構成されており、
かつらを自毛に固定し頭部に止着する箇所が嵩張らず長
期間装着においても違和感が生じない。
【0035】(2)本発明に係るかつら止着用部材は、
自毛を接着剤で固定しかつらが止着されるので長時間確
実に止着できる。また、自毛を挿通し掛止する糸状体を
付設すれば、一層強固に止着できる。
【0036】(3)本発明に係るかつら止着用部材は、
自毛を接着剤で固定し止着する側がネット状部材である
ので、接着剤は、自毛と(糸状体と)ネット状部材の細
かな網目の隅々まで行き渡り、特に網目に入り込むので
前述したように表面が平滑な部材を使用した場合に比
べ、いわゆるアンカー効果(投錨効果)的な作用によっ
て強固に接着できる。また、ネット状部材として網目が
細かく薄地のものを使用すれば頭皮に接触した場合の触
感に優れる。また、従来の止着部材に比べてかつらの止
着力が強化され、かつ頭部からの取り外しが簡単かつ短
時間で済み、しかも取り外し箇所が奇麗である。
【0037】(4)本発明に係るかつら止着用部材と自
毛とを接着剤で固定しかつらを止着する際に接着剤はネ
ット状部材の面以外には広がることはないので、頭皮や
毛根に影響が生じる懸念が無い。
【0038】(5)本発明に係るかつらの止着方法によ
れば、前記本発明に係るかつら止着用部材を使用するの
で前述のように装着感に優れ、かつ強固に止着されるの
で長期間の装着でも外れることがなく、また、装着した
ままで頭髪をシャンプーすることが可能となる。また、
かつら台材の周縁部近傍の自毛のうち周縁部外側の自毛
のみをかつら止着用部材に引き上げて固定し、次いで自
毛の生えている下向きの方向に折り返してかつら周縁部
外側に引き出せば、さらにかつらの浮き上がり防止を図
ることが可能となる。
【0039】(6)本発明に係るかつら止着用部材のか
つら台材への取付け方法は、前記本発明に係るかつら止
着用部材が粘着剤が塗布された可撓性面状部材を使用し
ているので、かつら止着用部材をかつら台材との境界部
だけで固着させればよいので、接着剤等によるかつら台
材の損傷、変形、変色を最小限に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるかつら止着用部材を示し、図1
(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、図1(b)
は図1(a)におけるA−A線拡大断面図である。
【図2】本発明におけるかつら止着用部材を示し、図2
(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、図2(b)
は図2(a)におけるA−A線拡大断面図、図2(c)
は図2(a)におけるB−B線拡大断面図である。
【図3】かつら台材の裏面の一部を示す平面図である。
【図4】かつらを頭部に止着する状況を示した概略説明
図である。
【図5】かつらを頭部に止着する状況を示した概略説明
図である。
【図6】図5(c)における自毛を挿通し掛止する箇所
の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 かつら止着用部材 2 可撓性面状部材 3 ネット状部材 4 糸状体 5 かつら台材 6 かつら 7 自毛 8 先端にフックが付いた操作棒 9 接着剤 15 かつら止着用部材とかつら台材裏面の周縁部と
の境界部 41 糸状体の端 51 かつら台材の裏面の周縁部 71 かつら台材の周辺部外側の自毛

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性面状部材の一方の面にネット状部
    材が貼着されてなることを特徴とするかつら止着用部
    材。
  2. 【請求項2】 ネット状部材上にかつら装着者の自毛を
    挿通し掛止するための糸状体が付設されてなる請求項1
    記載のかつら止着用部材。
  3. 【請求項3】 かつらの頭部への止着方法において、可
    撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてな
    るかつら止着用部材が前記可撓性面状部材の他方の面側
    でかつら台材の裏面に取付けられたかつらにおいて、前
    記ネット状部材上に塗布した接着剤が未固化状態でかつ
    ら装着者の頭部に載せて自毛と係合させ、次いで前記接
    着剤を固化させてかつらを自毛に固定させることを特徴
    とするかつらの止着方法。
  4. 【請求項4】 かつらの頭部への止着方法において、可
    撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてな
    り且つ当該ネット状部材上にかつら装着者の自毛を挿通
    し掛止するための糸状体が付設されてなるかつら止着用
    部材が前記可撓性面状部材の他方の面側でかつら台材の
    裏面に取付けられたかつらを装着者の頭部に載せ、次い
    で当該かつら台材の周縁部近傍の自毛を前記糸状体と前
    記ネット状部材の間に挿通した後、前記糸状体に掛止し
    折り返して前記かつら台材の周縁部外側に引き出し、次
    いで当該挿通し掛止した箇所に接着剤を塗布し固化させ
    てかつらを自毛に固定させることを特徴とするかつらの
    止着方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011084830A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Natural Kk かつら
JP2017082365A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社アートネイチャー かつら取付具、及び、かつら

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JP2011084830A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Natural Kk かつら
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