JP4369537B2 - かつら止着用部材並びにかつらの止着方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はかつらを頭部に止着するためのかつら止着用部材並びにかつらの頭部への止着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かつらの頭部への止着方法としては以下のような手法があった。
従来方法その1として、かつらをヘアピン或は櫛歯を有するかつら用ストッパーで自毛(かつら装着者自身の頭髪)を挟持してかつらを止着する方法がある。
また、従来方法その2としては、かつら台材の裏面の縁部に粘着剤が付着された両面テープを貼付しその粘着力で自毛又は直接頭皮に固定しかつらを止着する方法がある。
さらに、従来方法その3として、かつら台材の裏面の縁部に毛髪用接着剤を塗布しかつらを自毛に固定してかつらを止着する方法がある。
【0003】
しかし上記の方法にはいずれも解決すべき問題点があった。
即ち、ヘアピン等でかつらを自毛に止着する方法(前記その1)においては、かつらの着脱は容易であるがヘアピンやストッパーにある程度の厚みがあるためかつら止着箇所に嵩張りが生じ、長期間の装着に違和感が生じる場合があった。
【0004】
また、両面粘着テープを使用してかつらを自毛に止着する方法(前記その2)においては、かつらの着脱が容易でかつら止着箇所の嵩張りも生じないが、粘着力が弱いため頭皮から出る汗や脂肪によって剥離してしまい長期間の装着には無理があった。さらに、この方法においてはかつら台材の裏面に対する粘着剤の粘着力がそれほど強力ではないため、かつら台材から剥離する場合もあった。
【0005】
また、接着剤を塗布する方法(前記その3)においては、塗布された接着剤がかつらに圧迫されて必要以上に広範囲に広がり頭皮や毛根に影響が生じる懸念もあった。また、接着剤によるかつら台材の変形や変色の恐れがあり、さらに、この方法においては、かつらを再装着するときに付着している接着剤固化物をかつら台材から剥離し除去する必要があるが、その際にかつら台材を損傷させてしまう問題点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来のかつら止着方法における各問題点を総合的に解決するために為されたものであり、その目的とするところは、かつらを自毛に止着する箇所が嵩張らず長期間の装着においても違和感が生じず、また、長期間確実に止着でき、頭皮や毛根に影響が生じる懸念が無いかつら止着用部材並びにかつらの止着方法を提供することにある。
また、従来の止着部材に比べてかつらの止着力が強化され、かつ頭部からの取り外しが簡単かつ短時間で済み、しかも取り外し箇所が奇麗であり、さらに、かつら台材を損傷、変形、変色させずに取付け可能なかつら止着用部材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のかつら止着用部材(請求項1)は「合成樹脂製の極薄フィルム又は薄手のシートに形成した可撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着され、該可撓性面状部材の他方の面をかつら台材の裏面の周縁部に貼着することを特徴とするかつら止着用部材。」である。また、「前記ネット状部材上に両端が止着され、中間部が止着されてない糸状体を設け、この中間部にかつら装着者の自毛を挿通し、この自毛を掛止してなる」ことを特徴とする(請求項2)。
【0008】
また、本発明のかつらの止着方法(請求項3)は、「かつらの頭部への止着方法において、合成樹脂製の極薄フィルム又は薄手のシートに形成した可撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてなるかつら止着用部材が前記可撓性面状部材の他方の面側でかつら台材の裏面に取付けられたかつらにおいて、前記ネット状部材上に塗布した接着剤が未固化状態でかつら装着者の頭部に載せて自毛と係合させ、次いで前記接着剤を固化させてかつらを自毛に固定させることを特徴とするかつらの止着方法」である。
【0009】
また、本発明のかつらの止着方法(請求項4)は、「かつらの頭部への止着方法において、合成樹脂製の極薄フィルム又は薄手のシートに形成した可撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてなり、且つ当該ネット状部材上に両端が止着され、中間部分が止着されてない糸状体を設け、この中間部分にかつら装着者の自毛を挿通し、この自毛を掛止するためのかつら止着用部材が前記可撓性面状部材の他方の面側でかつら台材の裏面に取付けられたかつらを装着者の頭部に載せ、次いで当該かつら台材の周縁部近傍の自毛を前記糸状体と前記ネット状部材の間に挿通した後、前記糸状体に掛止し折り返して前記かつら台材の周縁部外側に引き出し、次いで、当該挿通し掛止してある前記ネット状部材、糸状体および自毛との会する個所に接着剤を塗布し固化させてかつらを自毛に固定させることを特徴とする」である。
【0010】
【発明の実施の形態】
(1)かつら止着用部材
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係るかつら止着用部材を示す(以下、実施例1)。
図1(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、図1(b)は図1(a)におけるA−A線拡大断面図である。
【0011】
図1において、かつら止着用部材1は、可撓性面状部材2の片方の面にネット状部材3が貼着されてなるものである。即ち、かつら止着用部材1は、図1(b)に示すように、可撓性面状部材2の層/ネット状部材3の2層からなる積層部材である。
【0012】
可撓性面状部材2は、可撓性がある面状の部材、即ち、長さ及び幅に比べて厚さが小さな部材であり、素材としてプラスチック、例えばポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンや塩化ビニル等の透明又は半透明状の合成樹脂を可撓性のある極薄のフィルム又は薄手のシートに成形したものが好ましい。
【0013】
ネット状部材3は、網目の模様が縦横の格子状(四角形)、蜂の巣状(六角形)、或は複雑なレース模様等の各種網目地のものを使用できる。
網目の大きさは、ネットが頭皮に当たったときの感触の良さ並びにネットに接着剤が上手く絡まり自毛との付着性向上の観点から、網目の細かいものが好ましい。
かかるネット状部材3はその表裏いずれか一方の面が、接着剤を使用して又は縫着により可撓性面状部材2に貼着され固定される。
【0014】
このかつら止着用部材1は、かつら台材の裏面に取付けられるが、その形態としてはかつら台材裏面全周囲にわたる長尺のテープ状に成形しても良く、また、小片状(ピース状)に成形して複数個をかつら台材の裏面に並べて取付けても良い。
【0015】
なお、可撓性面状部材2又はネット状部材3を成形加工する際に、頭皮の肌色や頭髪の黒色に合わせた着色剤を添加して外部から目立つことがないようにすることもできる。
【0016】
図2は、本発明に係るかつら止着用部材の上記実施例1とは別の実施例を示す(以下、実施例2)。
図2(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、図2(b)は図2(a)におけるA−A線拡大断面図、図2(c)は図2(a)におけるB−B線拡大断面図である。
【0017】
この実施例2は、前記実施例1におけるかつら止着用部材1において、ネット状部材3上にさらにかつら装着者の自毛を挿通し掛止するための糸状体4が付設されてなるものである。従って、糸状体4が付設されている以外は、前記実施例1と同様の態様であり、かつら止着用部材1は、可撓性面状部材2の片方の面にネット状部材3が貼着されてなるものである。即ち、かつら止着用部材1は、図2(b)と(c)に示すように、可撓性面状部材2の層/ネット状部材3の2層からなる積層部材に糸状体4が付設されたものであり、その構成部材である可撓性面状部材2、ネット状部材3は前記実施例1と同様のものを使用する。
【0018】
糸状体4は、木綿、麻等の植物繊維、ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル等の合成繊維、羊毛等の動物繊維を撚ったものや、単に束ねただけのもの或は太めの繊維単体であり、ネット状部材3上にその両端41で止着され、その中間部は止着されずに自由であり自毛を挿通し掛止することができる。
【0019】
糸状体4のネット部材3上への付設方法としては、本実施例の図2(c)に示すように、各々1本の長糸を使用してその両端41で止着用部材1の反対面側に貫通させ同面側で結ぶ方法が簡便である。
なお、図2に示す実施例においては、糸状体4はその両端41でネット状部材3に止着されているが、自毛を挿通し掛止できる自由な部分を有していれば両端41以外にその中間部に止着箇所が設けられていても良い。
【0020】
かかる糸状体4は、1又は2本以上がネット状部材3上に付設されるが、かつらを装着者の頭部に止着する際に自毛を挿通し掛止するために使用され、さらに自毛を掛止した後に毛髪用接着剤で固定するので複数本を配した方が掛止作業並びに接着剤の塗布作業が容易となるので好適である。
図2において糸状体4は2本ほぼ平行状に配置されているが、平行状でなく撚糸状に束ねても良い。
【0021】
(2)かつら止着用部材のかつら台材への取付け方法
前述した本発明に係るかつら止着用部材のかつら台材への取付け方法は、以下のとおりである。
図3は一例としてのかつら台材の裏面の一部を示す平面図である。すなわち、図3においては中央部がネットで周縁部が可撓性シート状のかつら台材を示すが、本発明に係るかつら止着用部材はこのような形状のかつら台材に限定されず、全体がポリウレタンや不織布からなる可撓性シート状のかつら台材、或は全体がネットからなるかつら台材或はこれらの組み合わせにも広く適用可能である。
【0022】
また図3においては、止着用部材1がかつら台材の周縁部に取付けられているが、かつら止着用部材1がネット状部材に糸状体が付設されていないタイプである場合には、周縁部に限らず中央部に取付けても良い。
【0023】
図3において、まずかつら止着用部材1のネット状部材が貼着された面の反対側の面で、かつら台材5の裏面の周縁部51に貼着する。即ち、ネット状部材が表面になるように接着剤を使用して又は縫着して固着させて取付ける。
この場合に、かつら台材の損傷防止の観点から周縁部51との境界部15で固着させることが好適であり、その手段としては接着剤を境界部15に塗布する方法や、かつら台材が樹脂製のときは同樹脂を溶剤で溶かした樹脂溶液を塗布し溶剤を揮発させて固化させる方法が挙げられる。
【0024】
なお、かつら止着用部材1がネット状部材に糸状体が付設されているタイプである場合には、自毛を挿通し掛止する都合上、糸状体がかつら台材の周縁とほぼ平行になるように取付けることが好ましい。
【0025】
通常、かつら台材5の裏面の頭部接触面である周縁部51は、ポリウレタンを基材とした人工皮膚で形成されているが、このようにかつら台材5の周縁部51がポリウレタン製である場合のかつら止着用部材1のかつら台材5への固着に使用する樹脂溶液としては、ポリウレタンをジメチルホルムアミド(DMF)とメチルエチルケトン(MEK)との混合溶液(溶剤)に溶解させたものを使用することが好ましい。
なお、かつら止着用部材1が小片状の場合、かつら台材5裏面に取付けるかつら止着用部材1の個数は、かつら台材5の大きさ等に依拠して適宜設定する。
【0026】
(3)かつらの頭部への止着方法
前述したかつら台材5の裏面にかつら止着用部材1が取付けられたかつらの頭部への止着方法は以下のとおりである。
(i)ネット状部材上に自毛を挿通し掛止するための糸状体が付設されていないかつら止着用部材(前記実施例1の態様)の場合
図4の(a)と(b)は上記かつら止着用部材を使用してかつらを頭部に止着する状況を示した概略説明図である。
【0027】
図4(a)に示すように、かつら台材5の裏面に取付けたかつら止着用部材1のネット状部材3上に毛髪用接着剤9を塗布する。
なお、接着剤9としては、ラテックス系、シリコン系、エポキシ系又はポリウレタン系等の毛髪用接着剤が使用されるが、中でもラテックス系の水性エマルジョンが好ましい。
【0028】
次いで、図4(b)に示すように、接着剤9が未固化状態、好ましくは半固化状態でかつら6を装着者の頭部に載せて接着剤9を自毛7に係合、付着させた後、接着剤9を完全若しくはほぼ完全に固化させかつら6を止着する。
接着剤9は、自毛7とネット状部材3の細かな網目の隅々まで行き渡り、特に網目に入り込むので表面が平滑な部材を使用した場合に比べ、いわゆるアンカー効果(投錨効果)的な作用によってより強固な接着効果が得られる。
【0029】
(ii)ネット状部材に自毛を挿通し掛止するための糸状体が付設されたかつら止着用部材(前記実施例2の態様)の場合
図5の(a)〜(c)は上記かつら止着用部材を使用してかつらを頭部に止着する状況を示した概略説明図である。また、図6は図5(c)における自毛を挿通し掛止する箇所の部分拡大図である。
図5(a)に示すように、まず、かつら6を装着者の頭部に載せる。
【0030】
次いで、図5(b)に示すように、先端にフックが付いた操作棒8をネット状部材3と糸状体4の隙間に挿入してかつら台材5の周縁部近傍の自毛7、好ましくは当該自毛7のうちかつら台材5の周縁部外側の自毛71をフックに引っ掛けた後に、フックをネット状部材3に引き上げることによりネット状部材3と糸状体4との間に自毛を挿通させる。
【0031】
次に、図5(c)に示すように、挿通した自毛を糸状体4に掛止して折り返し、かつら台材5の周縁部外側に引き出し、次いで当該挿通し掛止した箇所、すなわちネット状部材3と糸状体4と自毛(7又は71)の3者が会する箇所、に接着剤9を塗布し固化させてかつらを止着する。
【0032】
挿通し掛止した箇所に塗布された接着剤9は、自毛(7又は71)と糸状体4とネット状部材3の細かな網目の隅々まで行き渡り、特に網目に入り込むので表面が平滑な部材を使用した場合に比べ、いわゆるアンカー効果(投錨効果)的な作用によってより強固な接着効果が得られる。
なお、前記実施例と同様に、接着剤9としては、ラテックス系、シリコン系、エポキシ系又はポリウレタン系等の毛髪用接着剤が使用されるが、中でもラテックス系の水性エマルジョンが好ましい。
【0033】
図6に示すように、かつら台材5の周縁部近傍の自毛7のうち周縁部外側の自毛71のみをネット状部材3上に引き上げてかつら6の止着用に使用することが好ましい。というのは、自毛7は下向き(頭頂部から頭側部に向かう方向)に生えているので、周縁部外側の自毛71のみを引き上げて糸状体4に掛止し、自毛が生えている下向きの方向に折り返してかつら台材の周縁部外側に引き出せば、自毛の生える方向に逆らうことがなく、かつら6の浮き上がりを防止できるからである。
【0034】
【発明の効果】
(1)本発明に係るかつら止着用部材は、ともに薄地の可撓性面状部材とネット状部材とから構成されており、かつらを自毛に固定し頭部に止着する箇所が嵩張らず長期間装着においても違和感が生じない。
【0035】
(2)本発明に係るかつら止着用部材は、自毛を接着剤で固定しかつらが止着されるので長時間確実に止着できる。また、自毛を挿通し掛止する糸状体を付設すれば、一層強固に止着できる。
【0036】
(3)本発明に係るかつら止着用部材は、自毛を接着剤で固定し止着する側がネット状部材であるので、接着剤は、自毛と(糸状体と)ネット状部材の細かな網目の隅々まで行き渡り、特に網目に入り込むので前述したように表面が平滑な部材を使用した場合に比べ、いわゆるアンカー効果(投錨効果)的な作用によって強固に接着できる。また、ネット状部材として網目が細かく薄地のものを使用すれば頭皮に接触した場合の触感に優れる。
また、従来の止着部材に比べてかつらの止着力が強化され、かつ頭部からの取り外しが簡単かつ短時間で済み、しかも取り外し箇所が奇麗である。
【0037】
(4)本発明に係るかつら止着用部材と自毛とを接着剤で固定しかつらを止着する際に接着剤はネット状部材の面以外には広がることはないので、頭皮や毛根に影響が生じる懸念が無い。
【0038】
(5)本発明に係るかつらの止着方法によれば、前記本発明に係るかつら止着用部材を使用するので前述のように装着感に優れ、かつ強固に止着されるので長期間の装着でも外れることがなく、また、装着したままで頭髪をシャンプーすることが可能となる。
また、かつら台材の周縁部近傍の自毛のうち周縁部外側の自毛のみをかつら止着用部材に引き上げて固定し、次いで自毛の生えている下向きの方向に折り返してかつら周縁部外側に引き出せば、さらにかつらの浮き上がり防止を図ることが可能となる。
【0039】
(6)本発明に係るかつら止着用部材のかつら台材への取付け方法は、前記本発明に係るかつら止着用部材が粘着剤が塗布された可撓性面状部材を使用しているので、かつら止着用部材をかつら台材との境界部だけで固着させればよいので、接着剤等によるかつら台材の損傷、変形、変色を最小限に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるかつら止着用部材を示し、図1(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、図1(b)は図1(a)におけるA−A線拡大断面図である。
【図2】本発明におけるかつら止着用部材を示し、図2(a)はかつら止着用部材の斜視図であり、図2(b)は図2(a)におけるA−A線拡大断面図、図2(c)は図2(a)におけるB−B線拡大断面図である。
【図3】かつら台材の裏面の一部を示す平面図である。
【図4】かつらを頭部に止着する状況を示した概略説明図である。
【図5】かつらを頭部に止着する状況を示した概略説明図である。
【図6】図5(c)における自毛を挿通し掛止する箇所の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 かつら止着用部材
2 可撓性面状部材
3 ネット状部材
4 糸状体
5 かつら台材
6 かつら
7 自毛
8 先端にフックが付いた操作棒
9 接着剤
15 かつら止着用部材とかつら台材裏面の周縁部との境界部
41 糸状体の端
51 かつら台材の裏面の周縁部
71 かつら台材の周辺部外側の自毛
Claims (4)
- 合成樹脂製の極薄フィルム又は薄手のシートに形成した可撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着され、該可撓性面状部材の他方の面をかつら台材の裏面の周縁部に貼着することを特徴とするかつら止着用部材。
- 前記ネット状部材上に両端が止着され、中間部が止着されてない糸状体を設け、この中間部にかつら装着者の自毛を挿通し、この自毛を掛止してなることを特徴とする請求項1記載のかつら止着用部材。
- かつらの頭部への止着方法において、合成樹脂製の極薄フィルム又は薄手のシートに形成した可撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてなるかつら止着用部材が前記可撓性面状部材の他方の面側でかつら台材の裏面に取付けられたかつらにおいて、
前記ネット状部材上に塗布した接着剤が未固化状態でかつら装着者の頭部に載せて自毛と係合させ、次いで前記接着剤を固化させてかつらを自毛に固定させることを特徴とするかつらの止着方法。 - かつらの頭部への止着方法において、合成樹脂製の極薄フィルム又は薄手のシートに形成した可撓性面状部材の一方の面にネット状部材が貼着されてなり、且つ当該ネット状部材上に両端が止着され、中間部分が止着されてない糸状体を設け、この中間部分にかつら装着者の自毛を挿通し、この自毛を掛止するためのかつら止着用部材が前記可撓性面状部材の他方の面側でかつら台材の裏面に取付けられたかつらを装着者の頭部に載せ、次いで当該かつら台材の周縁部近傍の自毛を前記糸状体と前記ネット状部材の間に挿通した後、前記糸状体に掛止し折り返して前記かつら台材の周縁部外側に引き出し、次いで、当該挿通し掛止してある前記ネット状部材、糸状体および自毛との会する個所に接着剤を塗布し固化させてかつらを自毛に固定させることを特徴とするかつらの止着方法。
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