JPH0545682B2 - - Google Patents

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JPH0545682B2
JPH0545682B2 JP1091666A JP9166689A JPH0545682B2 JP H0545682 B2 JPH0545682 B2 JP H0545682B2 JP 1091666 A JP1091666 A JP 1091666A JP 9166689 A JP9166689 A JP 9166689A JP H0545682 B2 JPH0545682 B2 JP H0545682B2
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JP
Japan
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skin
wig
hair
head
plate
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JP1091666A
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JPH02269804A (ja
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Shozo Hosozawa
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鬘と、鬘固定方法に係り、特に短時
間でかつ簡単な作業で取付けることができ、か
つ、人毛を不必要に消耗することのないものに関
する。
(従来の技術) 従来、鬘を固定する方法としては、接着テープ
を使用する方法、接着剤を使用する方法、ワンタ
ツチピンを使用する方法等があり、さらに、いわ
ゆるウエービング法と、リング法と称される方法
がある。
ウエービング法とは、毛(人毛又は人工毛)を
備えた皮体を頭部の措定位置に被冠し、皮体に固
着されている毛と、頭部に生えている人毛とを編
むことにより、鬘を頭部に固定するものである。
一方、リング法とは、毛を備えた皮体の裏面側
に短管で固着されていて、皮体を頭部の所定位置
に被冠した状態で、上記短管内に頭部に生えてい
る人毛を治具を使つて挿通させ、その状態で短管
を潰すことにより、挿通した人毛の抜けを防止
し、それによつて、鬘を頭部に固定するものであ
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の構成によると、次のような問題があ
つた。
まず、接着剤あるいは接着テープを使用する場
合には、いわゆる「べとつき」が問題となり、装
着した状態で不快感を与えてしまうという問題が
あつた。
又、ワンタツチピンによる場合には、金属製で
あるために、落雷、あるいは飛行場等における金
属探知機に不必要に反応してしまうといつた問題
があつた。
さらに、ウエービング法及びリング法の場合に
は、共に着脱作業が繁雑であつて、着脱に長時間
を要してしまうという問題があつた。特に、ウエ
ービング法の場合には、皮体に固着されている毛
と頭部に生えている人毛とを編む必要があり、こ
の作業は極めて繁雑であるとともに、作業に熟練
を要するといつた問題もあつた。
又、リング法の場合には、鬘を取り外すために
は、短管を通過した毛を切断しなければならず、
不必要に人毛を消耗してしまうという問題もあつ
た。
本発明はこのような点に基づいてなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な作業で、か
つ、いたずらに人毛を消耗することなく着脱でき
る鬘を提供することにあり、また、そのような鬘
を頭部に固定する鬘固定方法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本願発明の第1請求項
による鬘は、表面に毛を備えるとともに頭部の所
定値に被冠される皮体と、この皮体の周縁部に形
成され皮体を頭部に被冠させた状態で皮体の下方
に位置する人毛を引出して皮体の上方に取出すた
めの孔と、上記孔の近傍位置の皮体に固着され上
記孔より取出した人毛を接着するプレートと、上
記プレートに人毛の接着・固定する接着剤と、を
具備したことを特徴とするものである。
第2請求項による鬘は、請求項1記載の鬘にお
いて、プレートは非金属製であることを特徴とす
るものである。
第3請求項による鬘固定方法は、表面に毛を備
えた皮体を頭部の所定位置に被冠する工程と、皮
体に形成された孔より皮体の下方に位置する人毛
を引出して皮体の上方に取出す工程と、取出した
人毛を接着剤により皮体に固着されているプレー
トに接着・固定する工程と、を具備したことを特
徴とするものである。
(作用) 第1請求項による鬘の場合には、皮体の周縁部
に孔が形成されているとともに、その孔の近傍に
プレートが固着されている。
そして、鬘を頭部に固定する場合には、皮体を
頭部の所定位置に被冠して、孔を介して皮体下方
の人毛を取り出し、それを接着剤でプレートに接
着・固定する。
又、鬘を取り外す場合には、プレートに接着・
固定された人毛を緩やかに引つ張ることによつ
て、接着剤とプレートを外し、皮体を頭部から離
間させる。あとは接着剤を揉みほぐして自毛から
接着剤を取り除けばよい。
したがつて、従来のウエービング法あるいはリ
ング法等に比べて、その着脱が容易であり、か
つ、接着した自毛を繰り返し使用できいたずらに
人毛を消耗することもない。
第2請求項による鬘は、プレートを非金属製と
したものであり、それによつて、金属製とした場
合に懸念される問題、例えば、落雷、金属探知機
に対する不必要な反応、といつた問題を解消す
る。
第3請求項による鬘固定方法の場合には、ま
ず、表面に毛を備えた皮体を頭部の所定位置に被
冠する。次に、皮体に形成された孔より皮体の下
方に位置する人毛を引出して皮体の上方に取出
す。
そして、取出した人毛を接着剤により皮体に固
着されているプレートに接着・固定する。
従来の各種方法に比べて、作業が極めて簡単で
あり、かつ画一的な作業であるので、安定した固
定状態を確実に得ることができる。
(実施例) 以下第1図ないし第9図を参照して本発明の一
実施例を説明する。
第1図は本実施例による鬘1を頭部3の所定位
置に被冠した状態を示す側面図であり、第2図は
上方から見た平面図である。
鬘1は、第3図に拡大して示すように、皮体5
を備えている。この皮体5としては、一枚の薄皮
状のもの、ネツト状のもの、等があるとともに、
その材質としては、例えば、塩化ビニール、シリ
コン等が考えられる。
皮体5の表面には毛(人毛の場合と人工毛の場
合とがある)7が固着されている(図ではその一
部を示す)。
皮体5の周縁部には孔9が複数形成されてい
る。又、これら各孔9のさらに外周位置には、プ
レート11が固着されている。上記プレート11
はプラスチツクス製である。
又、鬘1を頭部に着脱する際しては、第4図な
示すカギ棒13と、第5図に示すピンセツト15
を適宜使用する。
次に、上記構成の鬘1を頭部に着脱する方法に
ついて、第6図ないし第9図を参照して説明す
る。
まず、鬘1を頭部3に固定する方法について説
明する。最初に、鬘1を頭部3の所定位置に被冠
する。次に、第6図に示すように皮体5の下方に
生えている人毛17を、孔9よりカギ棒13によ
り引き出して、皮体5の表面側に取り出す。
次に、第7図に示すように、取り出した人毛1
7をプレート11上に寝かすとともに、接着剤1
9(ゼリー状の瞬間接着剤)を数滴たらして、人
毛17をプレート11上に接着・固定する。
かかる作業を全ての孔9及びプレート11で行
うことにより、鬘1を頭部3の所定位置に固定す
る。
尚、皮体5の下方に人毛17がない場合(例え
ば、頭部3の前部)には、頭部に接触しても無害
な接着剤(例えば、外科用瞬間接着剤)により、
皮体5を頭部3の皮膚に直接接着・固定する。
次に、鬘1を頭部3より取外す作業について説
明する。
この場合には、第8図に示すように、プレート
11上の固化している接着剤19の部分に、接着
剤剥がし液21を数滴たらして、固化している接
着剤19を溶かす。
次に、毛抜き15でホツクを外すように接着剤
とプレート11を引き剥す。そして、皮体5を頭
部3より離間させ、自毛17が孔9より外れ、そ
れによつて鬘1は頭部3より取り外される。あと
は、第9図に示すように、剥がし液21を指23
につけて接着部分を揉みほぐして、接着剤19を
除去する。
以上本実施例によると以下のような効果を奏す
ることができる。
まず、鬘1の着脱作業が極めて容易である。す
なわち、従来のように、人毛と鬘に固着された毛
とを編んだり、人毛を短管に通して短管を潰した
り、といつた剥雑な作業は不要であり、単に、人
毛17を孔9より取り出して、接着剤19により
プレート11に接着・固定するだけでよいからで
ある。したがつて、短時間の内に鬘1を取付ける
ことができる。
これは、鬘1を取り外す場合も同様であり、接
着部分をプレート11より引き剥すだけで、簡単
に取り外すことができる。又、接着剤の除去は剥
がし液21を付けた指23で揉みほぐすだけでよ
い。又、自毛17を引き出すための孔9は小さく
て良く、引き出す自毛17も少なくて差し支えな
い。したがつて、鬘1の毛に余計なボリユームが
ついて外観を損なうこともない。又、取り外す場
合に、従来のように自毛17を切断する必要はな
く、前回接着した自毛17を次の接着にも繰り返
して使用することができ、自毛17のいたずらな
消耗をなくすことができる。
さらに、プレート11はプラスチツクス製であ
るので、金属であるために懸念される全ての問題
を解消することができる。
尚、本発明は前記一実施例に限定されるもので
はなく、孔の数及び位置、プレートの数及び位
置、等については種々のものが考えられる。
又、孔より人毛を引き出す手段、及びプレート
から人毛を引き剥がす手段も、前記のかぎ棒、毛
抜きに限らず、種々のものが考えられる。
又、プレートの材質についても、これを特に限
定するものではない。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明による鬘と鬘固定
方法によると、その着脱が容易であり、短時間の
内に作業できるとともに、着脱に際して、外観を
損なうことがなく、人毛をいたずらに消耗するこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の一実施例を示す
図で、第1図は鬘を頭部に被冠させた状態を示す
側面図、第2図は鬘を頭部に被冠させた状態を示
す平面図、第3図は鬘の側面図、第4図はカギ棒
の側面図、第5図はピンセツトの斜視図、第6図
は人毛を孔より取り出した状態を示す図、第7図
は人毛を接着剤よりプレートに接着・固定した状
態を示す図、第8図は接着剤剥がし液をたらした
状態を示す図、第9図は接着部分を揉みほぐして
る状態を示す図である。 1……鬘、3……頭部、5……皮体、7……
毛、9……孔、11……プレート、17……人
毛、19……接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面に毛を備えるとともに頭部の所定位置に
    被冠される皮体と、この皮体の周縁部に形成され
    皮体を頭部に被冠させた状態で皮体の下方に位置
    する人毛を引出して皮体の上方に取出すための孔
    と、上記孔の近傍位置の皮体に固着され上記孔よ
    り取出した人毛を接着するプレートと、上記プレ
    ートに人毛を接着・固定する接着剤と、を具備し
    たことを特徴とする鬘。 2 請求項1記載の鬘において、プレートは非金
    属製であることを特徴とする鬘。 3 表面に毛を備えた皮体を頭部の所定位置に被
    冠する工程と、皮体に形成された孔より皮体の下
    方に位置する人毛を引出して皮体の上方に取出す
    工程と、取出した人毛を接着剤により皮体に固着
    されているプレートに接着・固定する工程と、を
    具備したことを特徴とする鬘固定方法。
JP9166689A 1989-04-11 1989-04-11 鬘と鬘固定方法 Granted JPH02269804A (ja)

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JP9166689A JPH02269804A (ja) 1989-04-11 1989-04-11 鬘と鬘固定方法

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JPH02269804A JPH02269804A (ja) 1990-11-05
JPH0545682B2 true JPH0545682B2 (ja) 1993-07-09

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