JP2615261B2 - かつらの装着方法 - Google Patents

かつらの装着方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はかつらの装着方法、特に部分かつらの装着方
法の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から種々のかつらの装着方法が提案されており、
その代表的な方法には、接着剤を用いてかつらを使用者
の頭皮に直接貼り付ける方法、金属製の止着部材を用い
てかつらを使用者の自毛に取り付ける方法及び植毛した
ネット製かつらベースの網目から自毛を引き出して該自
毛と上記擬毛とを混合して互いに絡ませ合うことにより
かつらを使用者の頭部に保持する方法等がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来の接着剤を用いるかつらの装着方法に
あっては、特に接着部分において、頭皮の皮膚呼吸を妨
げ、蒸れたりかぶれたりするので、かつらの装着感が悪
いという問題があった。
また、前記止着部材を用いるかつらの装着方法にあっ
ては、該止着部材はかつらを確実に保持することができ
その脱着が簡単で自由にできるので好ましいが、かつら
と頭部との間に該止着部材の厚みに相当する隙間が生じ
ることがある。
さらに、前記ネット製かつらベースの網目から引き出
された自毛とかつらベースに植設された擬毛とを混合す
るかつらの装着方法にあっては、使用者の頭部の脱毛範
囲が狭い場合に、かつらベースの面積を小さくし且つ深
さを浅くすると、絡み合う毛髪量が全体として少なくな
るため、かつらが頭部から離脱し易くなるという問題が
あった。
上記課題に鑑み、本発明は、かつらの装着感を向上さ
せると共に、かつらの密着性及び保持力を増大させるこ
とができるかつらの装着方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項1に記載のかつらの
装着方法は、複数の開口部が周縁部に沿って形成された
かつらベース及び該かつらベースに取り付けた多数の擬
毛で成るかつらを、脱毛部分を覆い且つその周辺の自毛
部分に重なるように使用者の頭部に載せ、かつらベース
の開口部に自毛をそれぞれ挿通させるようにしたものに
おいて、開口部に挿通させてかつらベースの表面に引き
出した自毛を、開口部の開口幅より大きく、かつ、両端
が開放した筒状の柔軟なゴム製固着部材に挿通して引き
出すと共に、該固着部材をかつらベースの開口部近傍に
固着することにより、使用者の頭部にかつらを保持する
ように構成されている。
さらに、請求項2に記載のかつらの装着方法は、複数
の開口部が周縁部に沿って形成されたかつらベース及び
該かつらベースに取り付けた多数の擬毛で成るかつら
を、脱毛部分を覆い且つその周辺の自毛部分に重なるよ
うにかつら使用者の頭部に載せ、かつらベースの開口部
に自毛をそれぞれ挿通させるようにものにおいて、開口
部に挿通させてかつらベースの表面に引き出した自毛と
挿通させない自毛とを束ねて、両端が開放した筒状の柔
軟なゴム製固着部材に挿通して引き出すと共に、該固着
部材をかつらベースの開口部近傍に固着することによ
り、使用者の頭部にかつらを保持するように構成されて
いる。
〔作 用〕
請求項1に記載のかつらの装着方法によれば、かつら
ベースの開口部に自毛を挿通させ、この挿通させた自毛
がその開口部近傍で固着部材により固着される。この固
着部材は、かつらベースの開口部の開口幅より大きく形
成される。
従って、かつらはその開口部において、自毛の根元か
ら固着部材までの部分に保持されることになり、該かつ
らが上記自毛から抜け出ようとしても、その開口部の縁
部が固着部材に引っ掛かって抜け出ることはなく、確実
に固定されて、かつらの上記使用者の頭部への密着性及
び保持力が増大する。そして、上記自毛に固着した固着
部材を使用してかつらベースを固定し、かつらを保持す
るので、頭皮の皮膚呼吸が妨げられたり蒸れたりかぶれ
たりすることがなく、かつらの装着感が向上する。
また、請求項2に記載のかつらの装着方法によれば、
かつらベースの開口部に自毛を挿通させ、この挿通させ
た自毛と挿通させない自毛とを束ね、その毛束を固着部
材に挿通させて上記開口部近傍に固着するようにしてい
る。
従って、上記固着部材により上記開口部に挿通させた
自毛と挿通させない自毛とがループ毛を形成し、該ルー
プ毛が上記かつらベースの開口部に挿通されているの
で、かつらが上記ループ毛により確実に固定されること
になり、かつらの上記使用者の頭部への密着性及び保持
力が増大する。そして、上記固着部材を使用して上記か
つらベースの開口部に挿通させた自毛と挿通させない自
毛とを束ねてループ毛を形成することにより、該かつら
ベースがループ毛に固定されるので、頭皮の皮膚呼吸が
妨げられたり蒸れたりかぶれたり等することがなく、か
つらの装着感が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明に係るかつらの装着方法の好適な実施例
を、これに使用するかつらベース及び固着部材とともに
詳細に説明する。
第1図乃至第7図は本発明に係るかつらの装着方法の
第1の実施例を装着工程順に示している。
先ず、第1図に示されているように、かつら使用者の
頭部1にかつら2を装着するに際して、頭部1の脱毛部
分1aを覆い且つその周辺の自毛部分1bに重なるようにか
つらベース3を載置する。
ここで脱毛部分は、完全な脱毛状態のみを指すもので
はなく、薄毛状態を含む広い概念で用いられる。このか
つらベース3は、本実施例にあってはネット状のもの
(以下、ネットベースという)にて形成されているが、
人工皮膚等で形成しても良い。
また、本実施例のかつらベース3の周縁部3aは帯体に
て形成されており、この帯体にはこれに沿って複数の円
形の開口部4が均等間隔で形成されている。
尚、上記第1図はかつらベース3のネットフィラメン
ト3bに取り付けられた擬毛5の大部分を省略して一部分
のみを図示しており、さらに説明の便宜上擬毛5を上向
きに描いている。
このように使用者の頭部1にかつらを載置した状態
で、第2図に示されているように、上記かつらベース3
の周縁部3aに形成された各開口部4に一部の自毛6をそ
れぞれ挿通させる。例えば、使用者の前頭部に自毛6が
残存していない場合には、側頭部及び後頭部の自毛6を
上記開口部4に挿通させる。
さらに、全ての開口部4に上記自毛6を挿通させなく
とも、例えば一つ置きの開口部4に挿通させても構わな
い。
次に、第3図に示されているように、予め用意してお
いた固着部材7の挿通路7aに毛通し治具8を挿通させ
る。この固着部材7は、本実施例にあっては、ゴム製の
ラグビーボール状の筒体にて形成され、このゴム材の軸
芯部には、図示されているように上記挿通路7aが貫通し
て形成されている。
また、この固着部材7は、その少なくとも最大径Rが
上記かつらベース3の開口部4の開口幅(後述する第4
図中、W)よりも大きく形成されている。
尚、この固着部材7は、必ずしも本実施例のように挿
通路7aの穿設されたラグビーボール状の筒体である必要
はなくリング形状や筒体の一部を切り欠いた形状等を呈
していても良い。
さらに、この固着部材7の材質はゴム材で形成され、
柔軟性があり且つ摩擦力等が高くなるよう工夫されてい
ることが望ましい。
また、上記毛通し治具8は、毛髪の径に近い径を有す
る針金を二重に折り曲げ且つ交差させて、その先端部に
ループ部8aが形成されている。
本実施例にあっては、このループ部8aのループ幅S
は、上記固着部材7の挿通路7aの孔径Dよりも大きく形
成されているが、上記固着部材7はゴム材によって形成
されているので、上記固着部材7の挿通路7a内に上記毛
通し治具8が挿入されると該毛通し治具8の幅の増減に
応じて挿通路7aの孔径Dは伸縮するものである。
尚、この毛通し治具8は、本実施例のものに限らず、
例えばカギ針等を採用しても良い。
このように固着部材7の挿通路7aに毛通し治具8を挿
通させた状態で、第4図に示されているように、該毛通
し治具8の先端に形成されたループ部8a内に上記かつら
ベース3の開口部4に通過させた自毛6を通して引っ掛
ける。
次いで、第5図に示されているように、毛通し治具8
を矢印Pの方向に引っ張り、そのループ部8aに引っ掛け
た自毛6を上記固着部材7の挿通路7a内に引き込む。
そして、上記毛通し治具8をさらに上記矢印Pの方向
に引っ張り、そのループ部8aを上記固着部材7の挿通路
7aから引出し、そのまま引っ張ると、第6図に示されて
いるように、上記かつらベース3の開口部4に挿通させ
た自毛6の先端部は一旦上記挿通路7aを通過して固着部
材7の下端部から垂下されることになる。
そして、このまま、矢印Yで示す自毛の根元方向に固
着部材7をずらしていけば、かつらベース3の開口部4
挿通させた自毛6の上記開口部側に固着部材7は固着さ
れる。
このようにかつらベース3の周縁部3aに沿って、例え
ば均等間隔に形成した開口部4に自毛6を挿通させ、該
挿通させた自毛6を固着部材7で束ねて固着していけ
ば、第7図に示されているように、かつらベース3はそ
の周縁部3aの数カ所で固着部材7と上記自毛6の根元と
の間に固定保持されることになる。
かくして、かつらベース3に擬毛4を植設したかつら
2は、使用者の頭部1に確実に保持される。
最後に、上記かつらベース3の固着部材7を固着した
部分よりも上方に位置するネットフィラメント3aに植設
された擬毛5を固着部材7上に下ろして覆い、ブラッシ
ングすることにより、該固着部材7を隠蔽することにな
る。
次に、前記第1の実施例における作用を述べる。
上述したように、かつらベース3の周縁部3aに、これ
に沿って形成された複数の開口部4にそれぞれ自毛6を
挿通させ、該挿通させた自毛6がその開口部近傍で固着
部材7により固着されている。
本実施例にあっては、上記固着部材7がゴム材によっ
て形成されているので、これが自毛6にその柔軟性によ
り密着し摩擦力が高められることにより、上記開口部4
に挿通させた自毛6の該開口部側に確実に固着されるこ
とになる。
即ち、かつらベース3はその開口部4において、自毛
6の根元から固着部材7までの部分に保持されているこ
とになる。
また、この固着部材7の少なくとも最大径Rが、かつ
らベース3の開口部4の開口幅Wより大きく形成されて
いる。
従って、かつらベース3が自毛6から抜け出ようとし
ても、その開口部4の縁部が固着部材7に引っ掛かって
抜け出ることはなく、確実に固定されて、使用者の頭部
1へのかつらの密着性及び保持力が増大する。
このように、開口部4に挿通させた自毛6に固着した
固着部材7を使用して、上記開口部4を有するかつらベ
ース3を固定し、かつら2を保持するので、頭皮の皮膚
呼吸が妨げられたり蒸れたりかぶれたりすることがな
く、かつら2の装着感を向上させることができる。
尚、本実施例にあっては、固着部材7がゴム材にて形
成されているので、固着性能が高いにもかかわらず、自
毛6からの脱着が極めて容易である。
尚、かつらベース3に形成された開口部4内に自毛6
を挿通させる場合にも、毛通し治具8が使用できること
は明らかである。
第8図は本発明に係るかつらの装着方法の第2の実施
例を示す要部拡大図である。
図示されているように、第2の実施例にあっては、か
つらベース3の周縁部3aに形成された複数の開口部14に
自毛16を挿通させ、相隣接する開口部14a,14bに挿通さ
せた自毛16a,16b同士を一つの固着部材7に挿通させ
て、該固着部材7を毛束16a,16bの上記開口部側に固着
したものである。
即ち、第2の実施例は一つの固着部材7で固着する上
記開口部14を挿通させた自毛16の束の数が、第1の実施
例と異なるものであり、装着工程は上記第1の実施例と
同様の手順でなされる。
従って、第2の実施例は第1の実施例と基本的に作用
効果を示すが、特に第2の実施例にあっては上記一つの
固着部材7により自毛16a,16bがループ毛16cを形成し、
このループ毛16cが上記相隣接する開口部14a,14bに挿通
されているので、上記固着部材7の最大径Rを上記開口
部14の開口幅Wよりも小さく形成することができる。
このように該固着部材7を小さく形成することができ
るので、目立たなくさせることができる。
第9図は本発明に係るかつらの装着方法の第3の実施
例を示す要部拡大図である。
図示されているように、第3の実施例にあっては、使
用者の頭部1の脱毛部分1aに載置したかつらベース3の
各開口部4に、自毛26をそれぞれ挿通させ、該開口部4
に挿通させた自毛26aと挿通させない自毛26bとを束ねて
固着部材7に挿通させ、その開口部近傍に固着して頭部
1にかつら2を保持するようにしたものである。
即ち、第3の実施例は固着部材7で固着する自毛26が
かつらベース3の開口部4に挿通させた自毛26aと挿通
させない自毛26bとである点で第1及び第2の実施例と
異なるものであり、装着工程は上記第1及び第2の実施
例と同様の手順でなされる。
従って、第3の実施例は第1及び第2の実施例と基本
的に同様の作用効果を示すが、特に第3の実施例にあっ
てはかつらベース3の開口部4に挿通させた自毛26aと
挿通させない自毛26bとを束ね、その毛束26a,26bの上記
開口部近傍に固着部材7を挿通させて該毛束26a,26bの
根元部分に固着するようにしている。
即ち、上記固着部材7により開口部4に挿通させた自
毛26aと挿通させない自毛26bとがループ毛26cを形成
し、該ループ毛26cが開口部4に挿通されているので、
該開口部4を有するかつらベース3はループ毛26cによ
り確実に固定されることになり、かつら2の頭部1への
密着性及び保持力が増大するものである。
このように、上記固着部材7を使用してかつらベース
3の開口部4に挿通させた自毛26aと挿通させない自毛2
6bとを束ねてループ毛26cを形成することにより、該か
つらベース3がループ毛26cに固定されるので、頭皮の
皮膚呼吸が妨げられたり、蒸れたりかぶれたり等するこ
とがなく、かつらの装着感が向上する。
さらに、第10図は本発明に係るかつらベースの一実施
例を示す要部拡大図である。
図示されているように、本実施例にあっては、かつら
使用者の頭部1の少なくとも脱毛部分1aを覆うようにか
つらベース本体33bを形成し、該かつらベース本体33bの
周縁部33aに突出させて複数の開口部34を形成すべく、
該周縁部33aにこれに沿って複数の例えば半リング状の
フック部30を取り付けたものである。フック部30は半リ
ング状のものに限らず開口部34がかつらベース本体33b
の周縁部33aに突出させて形成されていれば、他にコ字
状等を呈していても良い。
さらに、このフック部30の材質は、本実施例にあって
はかつらベース33bの周縁部33aと共材によって構成され
ているが、他の合成樹脂材や柔軟性を有する材料等よっ
て構成しても良い。
即ち、本実施例のかつらベース33は上記かつらの装着
方法の第1の実施例において説明した上記開口部4を改
良したものであり、開口部34をフック部30により上記か
つらベース本体33bの周縁部33aに突出させて形成した点
において異なるものである。
尚、かつらベース本体33aはネットにて形成されてい
るが、人工皮膚等で形成しても良い。
このように本実施例のかつらベース33によれば、かつ
らベース本体33bの周縁部33aに突出させて開口部34が形
成されるので、該開口部34に自毛36等を挿通させ易く、
上記フック部30を簡単にかつらベース33の固定に利用す
ることができる。
また、上記開口部34を有するフック部30が上記周縁部
33aに沿って複数形成されるので、これらフック部30を
該周縁部33aに沿って均等間隔で形成すれば、自毛36等
により頭部1にかつらベース33を均一に保持することが
できることになる。
そして、本実施例のかつらベース33を使用した本第4
の実施例は、前記第1乃至第3の実施例と略同様の装着
工程でなされるものである。特に該第4の実施例は、第
10図に示されているように、フック部30の開口部34に自
毛36を挿通させ、且つ該フック部30に自毛36を締結した
後、該締結部36aの近傍に上記固着部材7を固着してい
るものである。
従って、第4の実施例は第1乃至第3の実施例と基本
的に同様の作用効果を示すが、特に第4の実施例にあっ
ては上記フック部30に柔軟性があるので、これに自毛36
を締結する際の引張力・締結力を付加して上記自毛36の
根元側に該フック部30を変形させて引き付ければ、上記
頭部1にかつら2を確実に固定することができる。
また、固着部材7をゴム材等の高弾性体で形成すれ
ば、これらフック部30及びこれに締結した自毛の締結部
36aの全体を該固着部材7の挿通路7a内に挿入すること
により、これらを隠蔽することができる。
次に、第11図は前述した固着部材7の改良例を示すも
のである。
図示されているように、この固着部材47は、ゴム製の
ラグビーボール状の筒体にて形成された固着本体47bの
軸芯部に挿通路47aを貫通して形成し、該固着本体47bに
その外周部を覆うように擬毛45を植設することにより、
みの毛付き固着部材として形成されている。
該みの毛付き固着部材47にあっても、上述したよう
に、上記固着本体47bは挿通路47aの穿設されたラグビー
ボール状の筒体である必要はなくリング形状や一部が切
り欠かれた筒状体等を呈していても良く、またその材質
はゴム材である必要はなく合成樹脂材や金属等でも構わ
ないが、柔軟製があり且つ摩擦力が高くなるよう工夫さ
れていることが望ましい。
さらに、上記固着本体47bに植設する擬毛45は、使用
者の自毛と同等の毛色や毛質のものを採用すれば、人毛
あるいは人工毛の難れでも構わない。
上記みの毛付き固着部材47を使用して前記第1乃至第
4の実施例のかつらの装着を行う場合、基本的には前記
固着部材7を用いた場合と同様の作用効果を示すが、特
にこのみの毛付き固着部材47を用いれば固着本体47bの
外周部を覆うように擬毛45が植設されたので、該固着本
体47bを自毛6に固着してもその擬毛45により、一層隠
蔽されることができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明のかつらの装着方法によれ
ば、かつらの装着感を向上させることができ、かつらの
密着性及び保持力を増大させることができるという、優
れた効果を発揮する。
〔符号の説明〕
1……頭部;1a……脱毛部分;1b……自毛部分;かつら;
3,33……かつらベース;3a,33a……かつらベースの周縁
部;3b……ネットフィラメント;4,34……開口部;5,45…
…擬毛;6,16a,16b,26a,26b,36……自毛,7,47……固着部
材;7a,47a……挿通路;8……毛通し治具;8a……ループ
部;16c,26c……ループ毛;47a……固着本体;S……ループ
幅;D……孔径;R……最大径;W……開口幅;P……引張る方
向;Y……根元方向。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の開口部が周縁部に沿って形成された
    かつらベース及び該かつらベースに取り付けた多数の擬
    毛で成るかつらを、脱毛部分を覆い且つその周辺の自毛
    部分に重なるように使用者の頭部に載せ、上記かつらベ
    ースの開口部に上記自毛をそれぞれ挿通させるようにし
    たかつらの装着方法において、 上記開口部に挿通させてかつらベースの表面に引き出し
    た自毛を、上記開口部の開口幅より大きく、かつ、両端
    が開放した筒状の柔軟なゴム製固着部材に挿通して引き
    出すと共に、該固着部材を上記かつらベースの開口部近
    傍に固着することにより、 上記使用者の頭部にかつらを保持するようにしたことを
    特徴とする、かつらの装着方法。
  2. 【請求項2】複数の開口部が周縁部に沿って形成された
    かつらベース及び該かつらベースに取り付けた多数の擬
    毛で成るかつらを、脱毛部分を覆い且つその周辺の自毛
    部分に重なるように使用者の頭部に載せ、上記かつらベ
    ースの開口部に上記自毛をそれぞれ挿通させるようにし
    たかつらの装着方法において、 上記開口部に挿通させてかつらベースの表面に引き出し
    た自毛と挿通させない自毛とを束ねて、両端が開放した
    筒状の柔軟なゴム製固着部材に挿通して引き出すと共
    に、該固着部材を上記かつらベースの開口部近傍に固着
    することにより、 上記使用者の頭部にかつらを保持するようにしたことを
    特徴とする、かつらの装着方法。
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