JPH1181021A - かつら並びにその止着方法 - Google Patents

かつら並びにその止着方法

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JPH1181021A
JPH1181021A JP18324798A JP18324798A JPH1181021A JP H1181021 A JPH1181021 A JP H1181021A JP 18324798 A JP18324798 A JP 18324798A JP 18324798 A JP18324798 A JP 18324798A JP H1181021 A JPH1181021 A JP H1181021A
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JP
Japan
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wig
hair
wig base
base
peripheral
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JP18324798A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Ueda
敏一 植田
Masataka Ito
正敬 伊東
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Aderans Co Ltd
Original Assignee
Aderans Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1181021A publication Critical patent/JPH1181021A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かつらを止着する箇所が嵩張らず長期間
装着においても違和感が生じず、また、長期間確実に止
着でき、頭皮や毛根に影響が生じる懸念が無いかつら並
びにかつらの止着方法を提供する。 【解決手段】 表側に義毛が植毛されているかつらベ−
スの頭部に接触する面側の周縁部に、外周側部分が可撓
性面状部材で構成され、内周側部分がネット状部材で構
成される帯状体、または、可撓性面状部材で構成され、
且つ複数のスリットを有する帯状体が、かつらベ−スに
固着されて成ることを特徴とするかつら並びに当該かつ
らの止着方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はかつら並びにかつら
を頭部に装着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かつらの頭部への止着方法として
は以下のような手法があった。従来方法その1として、
かつらをヘアピン或は櫛歯を有するかつら用ストッパー
で自毛(かつら装着者自身の頭髪)を挟持してかつらを
止着する方法がある。また、従来方法その2としては、
かつらベ−スの裏面の縁部に粘着剤が付着された両面テ
ープを貼付しその粘着力で自毛又は直接頭皮に固定しか
つらを止着する方法がある。さらに、従来方法その3と
して、かつらベ−スの裏面の縁部に毛髪用接着剤を塗布
しかつらを自毛に固定してかつらを止着する方法があ
る。
【0003】しかし上記の方法にはいずれも解決すべき
問題点があった。即ち、ヘアピン等でかつらを自毛に止
着する方法(前記その1)においては、かつらの着脱は
容易であるがヘアピンやストッパーにある程度の厚みが
あるため、長期間の外出または旅行の際は、ヘアピンや
ストッパ−が枕に当たり眠れないという問題や風呂に入
れない、または水泳できないという問題があった。
【0004】また、両面粘着テープを使用してかつらを
自毛に止着する方法(前記その2)においては、かつら
の着脱が容易でかつら止着箇所の嵩張りも生じないが、
頭皮から出る汗や脂肪によって粘着力が低下し、その結
果剥離してしまい長期間の装着には無理があった。さら
に、この方法においてはかつらベ−スの裏面に対する粘
着剤の粘着力がそれほど強力ではないため、かつらベ−
スが剥離する場合もあった。
【0005】また、接着剤を塗布する方法(前記その
3)においては、塗布された接着剤がかつらに圧迫され
て必要以上に広範囲に広がり頭皮や毛根に影響が生じる
懸念もあると共に、かつらを再装着するときに付着して
いる接着剤固化物の除去が煩雑であり多くの手間を要し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
かつら止着方法における各問題点を総合的に解決するた
めに為されたものであり、その目的とするところは、か
つらを自毛に止着する箇所が嵩張らず長期間の装着にお
いても違和感が生ぜず、また、長期間確実に止着できる
と共に洗髪も容易であり、更に、頭皮や毛根に影響が生
じる懸念が無いかつら並びにかつらの止着方法を提供す
ることにある。また、従来に比べてかつらの止着力が強
化され、且つ頭部からの取り外しが容易で短時間で済
み、しかも取り外し箇所が奇麗であり、更に、かつらベ
−スを損傷、変形、変色させずに取付け可能なかつらを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るかつらは、
次の如く構成したことを特徴とする。即ち、表側に義毛
が植毛されているかつらベ−スの裏側の周縁部が、当該
周縁部の内周端を分岐点として表側縁部と裏側縁部との
表裏2枚に分離しており、表側縁部は可撓性面状部材で
構成され、裏側縁部はその外周側部分が可撓性面状部材
で構成され、当該外周側部分に隣接する内周側部分がネ
ット状部材で構成されていることを特徴とし、また、表
側に義毛が植毛されているかつらベ−スの頭部に接触す
る面側の周縁部に、外周側部分が可撓性面状部材で構成
され、当該外周側部分に隣接する内周側部分がネット状
部材で構成される帯状体が、その内周側の端部を固着箇
所として付設されていることを特徴とし、また、前記帯
状体が適宜長さに分断され、適宜間隔を設けてその内周
側の端部を固着箇所として付設されることを特徴とす
る。また、周縁部が可撓性面状部材で構成され、その他
の部分がネット状部材で構成されるかつらベ−スの義毛
が植毛されている面側の周縁部に、内周側の一部が前記
ネット状部材と重複し且つその内周側の端部を固着箇所
として帯状体が付設されていることを特徴とし、更に、
表側に義毛が植毛されているかつらベ−スの頭部に接触
する面側の周縁部に、複数個の外側スリット及び複数個
の内側スリットを有する帯状体が、当該帯状体の内周側
の端部において断続的に固着されていることを特徴とす
る。
【0008】また、本発明に係るかつらの止着方法とし
ては、表側に義毛が植毛されているかつらを装着者の頭
部に載せ、次いでかつらベ−スの周縁部近傍の自毛を裏
側縁部のネット状部材または帯状体のネット状部材を挿
通して表側縁部またはかつらベ−ス周縁部間に引き出し
た後、当該自毛を裏側縁部の可撓性面状部材と表側縁部
との間、または帯状体の可撓性面状部材とかつらベ−ス
の周縁部との間に挟ませ、毛髪用接着剤を塗布し固化さ
せることによりかつらを自毛に固定させることを特徴と
し、また、表側に義毛が植毛されているかつらを装着者
の頭部に載せ、次いでかつらベ−スの周縁部近傍の自毛
を帯状体に設けられた複数個の内側スリットおよび外側
スリットの適宜箇所を挿通してかつらベ−ス周縁部間に
引き出した後、当該自毛を前記帯状体及びかつらベ−ス
の周縁部との間に挟ませ、毛髪用接着剤を塗布し固化さ
せることによりかつらを自毛に固定させるか、または、
前記帯状体及びかつらベ−スの周縁部に設けられた接着
テ−プによりかつらを自毛に固定させることを特徴とす
る。更に詳しくは、表側に義毛が植毛されているかつら
を装着者の頭部に載せ、次いでかつらベ−スの周縁部を
捲りあげて帯状体を露出させて帯状体の頭部に対する止
着箇所のマ−キングを行うことにより装着位置を決め、
次に帯状体に設けられた複数個の内側スリットおよび外
側スリットの内、外側スリット近傍の自毛を外側スリッ
トの適宜箇所を挿通してかつらベ−ス周縁部間に引き出
し、更に内側スリット近傍の自毛を内側スリットの適宜
箇所を挿通してかつらベ−ス周縁部間に引き出し、当該
自毛を前記帯状体及びかつらベ−スの周縁部との間に挟
ませ、当該挟着面に毛髪用接着剤を塗布し固化させるこ
とによりかつらを自毛に固定させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(a)は本実施例のかつらベ
−スの表面(義毛が植毛される面側)の平面図、図1
(b)は図1(a)におけるA−A線断面の説明図、図
2(a)は本実施例のかつらベ−スの裏面(かつら装着
者の頭部に接触する面側)の平面図、図2(b)は図2
(a)におけるB−B線断面の説明図、図3は本実施例
の帯状体と、帯状体を付設する前のかつらベ−スの裏面
の平面図、図4(a)は本実施例のかつらベ−スの裏面
に付設された略環状の帯状体を一部めくった状態を示す
平面図、図4(b)は小片状の帯状体が付設されたかつ
らベ−スの裏面の平面図、図5(a)は本実施例のかつ
らベ−スの表面(義毛が植毛されている面側であるが、
義毛は図示せず)の平面図、図5(b)は図5(a)の
C−C線断面の説明図、図6は本実施例の帯状体と、帯
状体を付設する前のかつらベ−スの表面(義毛が植毛さ
れる面側であるが、義毛は図示せず)の平面図、図7は
本実施例の他の形態を示す図であり、スリットを設けた
帯状体と、帯状体を付設する前のかつらベ−スの裏面の
平面図、図8の(a)、(b)、(c)は、本実施例に
係るかつらを頭部に試着する方法を示した概略説明図、
図9の(a)、(b)は、本実施例の他の形態に係るか
つらを頭部に止着する方法を示した概略説明図である。
【0010】図において、符号1はかつら、2は自毛、
2aはかつらベ−スの周縁部外側の自毛、3は先端にフ
ックが付いた操作棒、4は毛髪用接着剤、5はかつらベ
−ス、10はかつらベ−ス、11は表側縁部、12は裏
側縁部、12aは可撓性面状部材、12bはネット状部
材、13はかつらベ−スの周縁部の内周端、20はかつ
らベ−ス、21は帯状体、21aは可撓性面状部材、2
1bはネット状部材、30はかつらベ−ス、30aは可
撓性面状部材、30bはネット状部材、31は帯状体、
31aは帯状体の内周側の一部、41は帯状体、41a
は可撓性面状部材、41bは内側スリット、41cは外
側スリット、41dは固着部、201はかつらベ−スの
周縁部、211は帯状体の内周側の端部、212は帯状
体の外周側の端部、311は帯状体の内周側の端部、3
12は帯状体の外周側の端部、411は帯状体の内周側
の端部、412は帯状体の外周側の端部を示す。
【0011】図1に示すように本発明のかつらは、かつ
らベ−ス10の周縁部が全周において表側縁部11と裏
側縁部12との2枚に分離した一体構造であることを特
徴とする。即ち、かつらベ−ス10の周縁部は、当該周
縁部の内周端13を分岐点として表側縁部11と裏側縁
部12との2枚に分かれ、両縁部の先端が開放されてい
る。また、表側縁部11は可撓性面状部材で構成され、
裏側縁部12はその外周側部分が可撓性面状部材12a
で、当該外周側部分に隣接する内周側部分がネット状部
材12bで構成される複合部材である。
【0012】かつらの止着時には、自毛をネット状部材
12bのネットに挿通し、この自毛を表側縁部11と裏
側縁部12の可撓性面状部材12aとの間に挟ませ、当
該箇所に毛髪用接着剤を塗布し固化させて固定するので
接着剤が頭皮側に広がるおそれはない。また、自毛をネ
ット状部材に挿通掛止し、更に接着剤を塗布することに
よりかつらを強固に固定可能である。
【0013】上記の特徴を備えたかつらの、さらに具体
的な態様について、以下、図面に示す実施例に基づいて
説明する。
【0014】図1乃至図4(a)は本発明のかつらの実
施例を示す。本実施例に示すかつらは、かつらベ−ス2
0の頭部に接触する面側の周縁部に、外周側部分が可撓
性面状部材21aで、当該外周側部分に隣接する内周側
部分がネット状部材21bで構成される帯状体21が、
その内周側の端部211をかつらベ−ス20に対する固
着箇所として付設されていることを特徴とする。
【0015】かつらベ−ス20は、例えば、全体が柔軟
なポリウレタン製シートで構成されたもの、或いは中央
部がネットで周縁部が柔軟なポリウレタン製シートで構
成されたものを使用する。図1〜図4(a)に示すよう
に、帯状体21はかつらベ−ス20の頭部に接触する面
側の周縁部に付設するため略環状、即ちドーナツ状に形
成されており、その外周側部分が可撓性面状部材21a
で当該外周側部分に隣接する内周側部分がネット状部材
21bで構成される複合部材である。
【0016】可撓性面状部材21aは織布、不織布等の
布地や合成樹脂フィルム又はシート等の柔軟な素材が使
用され、接着剤を塗布した場合に頭部接触面側に浸出し
ないような素材が好適であり、織布の場合には織り目の
細かいものを使用することが好ましい。また、ネット状
部材21bは合成繊維、植物繊維や動物繊維を撚って又
は束ねて糸状体としたもの、或いは太めの繊維単体を網
状に形成されたものを使用し、素材としては耐久性のあ
るポリエステルやナイロン等の合成繊維が好適である。
【0017】帯状体21はその内周側の端部211のみ
でかつらベ−ス20に固着され、その外周側の端部21
2は開放されている。即ち、ネット状部材21bの内周
側の端部211でのみ固着されているので、帯状体21
はひれ(鰭)状となり、ネット状部材21bに自毛を挿
通し掛止することができる。従って、かつらベ−ス20
の周縁部201近傍の自毛をネット状部材21bのネッ
トに挿通し掛止し、可撓性面状部材21aと周縁部20
1との間に自毛を挟ませ、毛髪用接着剤を塗布して自毛
を固定しかつらを頭部に止着することができる。また、
接着剤はかつらベ−ス20の裏面側の周縁部201と可
撓性面状部材21aとの間に止まり頭皮に広がる恐れも
解消できる。なお、帯状体21のかつらベ−ス20への
固着は、縫着により又は接着剤を使用して、或いは両手
段を併用して行われる。
【0018】本発明の他の実施例を図4(b)により説
明する。図2から図4(a)に示す実施例においては、
帯状体21を略環状のドーナツ状に形成し、かつらベ−
ス20の裏面側の周縁部201の全周囲に付設されてい
るが、図4(b)に示すように、帯状体21を適当な長
さにカットして小片状とし、適当な間隔でかつらベ−ス
20の周縁部201に配置しても良く、この場合は洗髪
時において液体の流れが良く洗髪しやすい。なお、この
場合もネット状部材21bの内周側の端部211でのみ
固着することを要する。
【0019】本発明の他の実施例を図5乃至図6により
説明する。本実施例に示すかつらベ−ス30は、周縁部
が可撓性面状部材30aでその他の部分がネット状部材
30bで構成される。かつらベ−ス30の義毛が植毛さ
れている面側の周縁部に、内周側の一部31aが前記ネ
ット状部材30bと重複し且つその内周側の端部311
をかつらベ−ス30に対する固着箇所として帯状体31
が付設されていることを特徴とする。なお、図示してい
ないが帯状体31表面側にも義毛が植毛されている。
【0020】かつらベ−ス30は、周縁部が可撓性面状
部材30aで構成され、その他の部分がネット状部材3
0bで構成されるものを使用する。可撓性面状部材30
aは織布、不織布等の布地やフィルム又はシート状の合
成樹脂等の柔軟な素材が使用され、接着剤を塗布した場
合に頭部接触面側に浸出しないような素材が好適であ
り、織布の場合には織り目の細かいものを使用すること
が好ましい。また、ネット状部材30bは、合成繊維、
植物繊維や動物繊維を撚って又は束ねて糸状体としたも
の、或いは太めの繊維単体を網状に形成されたものを使
用し、素材としては耐久性のあるポリエステルやナイロ
ン等の合成繊維が好適である。
【0021】帯状体31はかつらベ−ス30の表面側の
周縁部上に付設するため略環状、即ちドーナツ状に形成
されている。帯状体31は、可撓性面状部材30aと同
様に、織布、不織布等の布地やシート又はフィルム状の
合成樹脂等の柔軟な素材が使用され接着剤を塗布した場
合に裏面の頭部接触面側に浸出しないような素材が好適
であり、織布の場合には織り目の細かいものを使用する
ことが好ましい。
【0022】帯状体31は、その内周側の一部31a
が、かつら台材周縁部のネット状部材30bと重複し、
即ち、重ね合わされており、且つその内周側の端部31
1でのみかつら台材30に固着されている。即ち、帯状
体31は、外周側の端部312が開放された、ひれ
(鰭)状となっているので、ネット状部材30bのうち
帯状体31の一部31aが重複する箇所のネットに自毛
を挿通し掛止することができる。
【0023】従って、かつらベ−ス30の周縁部近傍の
自毛をネット状部材30bに挿通し掛止し、可撓性面状
部材30aと帯状体31の間に自毛を挟ませ、毛髪用接
着剤を塗布して自毛を固定しかつらを頭部に止着するこ
とができる。また、接着剤はかつらベ−ス30の可撓性
面状部材30aと帯状体31の間に止まり頭皮に広がる
恐れも解消できる。なお、帯状体31のかつらベ−ス3
0への固着は縫着により又は接着剤を使用して、或いは
両手段を併用して行われる。
【0024】本発明のその他の実施例を図7により説明
する。図7は表面側に義毛が植毛されているかつらベ−
ス20の裏面側に帯状体41が付設される前の状態を示
している。かつらベ−ス20の構成は前記と同様である
が、付設される帯状体41は可撓性面状部材41aで構
成され、その材質は前記可撓性面状部材21aと同様に
織布、不織布等の布地や合成樹脂フィルム又はシ−ト等
の柔軟な素材が使用され、接着剤を塗布した場合に頭部
接触面側に浸出しないような素材が好適である。
【0025】帯状体41は略環状に形成されており、内
側に複数の内側スリット41bと外側に複数の外側スリ
ット41cが設けられ、かつらベ−ス20の頭部に接触
する面側の周縁部に、帯状体の内周側の端部411の複
数の固着部41dにより断続的に固着される。固着部4
1dの数は強度的に4ケ所以上が好ましく、固着手段と
しては縫着または接着により固着される。内側スリット
41bと外側スリット41cは、自毛を帯状体41とか
つらベ−スの周縁部201との間に引き出した後、両部
材間に挟ませ、毛髪用接着剤または両部材面に予め設け
られた接着テ−プによりかつらを自毛に固定させるため
に設けられているが、帯状体41がかつらベ−ス20に
断続的に固着されているため、かつらベ−ス20を大き
くめくることができ、かつらが動くことなく、かつらの
位置決めが容易であり、また、ネットに比べて自毛を引
き出し易いため作業性が良く、また、洗髪した場合に良
く流れ、洗髪し易い。
【0026】次に本発明に係るかつらの止着方法を図面
に示す実施例に基づいて説明する。図8の(a)、
(b)、(c)は、上記本発明に係るかつらを頭部に止
着する方法を示した概略説明図である。図7(a)に示
すように、まず、上述した本発明に係るかつら1を装着
者の頭部に載せる。次いで、図8(b)に示すように、
先端にフックが付いた操作棒3をかつらベ−ス5の2枚
の縁部のうち裏側縁部のネット状部材12bのネットに
挿入してかつらベ−ス5の周縁部近傍の自毛2、好まし
くは当該自毛のうちかつらベ−ス5の周縁部外側の自毛
2aをフックに引っ掛けてネット状部材12b上に引き
上げる。次に、図8(c)に示すように、挿通した自毛
(2、2a)をネット状部材12bに掛止して折り返
し、裏側縁部の可撓性面状部材12aと表側縁部11の
間に挟ませて、かつらベ−ス5の周縁部外側に引き出
す。次に、裏側縁部の可撓性面状部材12aと表側縁部
11の間に接着剤4を塗布し固化させかつら1を自毛
(2、2a)に固定することによりかつら1を装着者の
頭部に止着する。
【0027】なお、接着剤4としては、ラテックス系、
シリコン系、エポキシ系又はポリウレタン系等の毛髪用
接着剤が使用されるが、中でもラテックス系の水性エマ
ルジョンが好ましい。
【0028】かつらベ−ス5の周縁部近傍の自毛2のう
ち周縁部外側の自毛2aのみをネット状部材12b上に
引き上げてかつら1の止着用に使用することが好まし
い。というのは、自毛2は下向き(頭頂部から頭側部に
向かう方向)に生えているので、かつらベ−ス5の周縁
部外側の自毛2aのみを引き上げてネットに掛止し、自
毛が生えている下向きの方向に折り返してかつらベ−ス
5の周縁部外側に引き出せば、自毛の生える方向に逆ら
うことがなく、かつら1の浮き上がりを防止できるから
である。
【0029】以上はネット状部材を有するかつらの止着
方法であるが、次にスリットを有する帯状体41を備え
たかつらの試着方法を図7及び図9面に基づいて説明す
る。図9の(a)、(b)は、上記本発明に係るかつら
を頭部に止着する方法を示した概略説明図である。 図
9(a)に示すように、まず、上述した本発明に係るか
つら1を装着者の頭部に載せた後、かつらベ−ス20を
大きくめくり上げ、帯状体41を露出させて帯状体41
の頭部に対する止着箇所をマ−キングすることにより装
着位置を決め、次に帯状体41に設けられて複数個の内
側スリット41b及び外側スリット41cの内、先ず外
側スリット41c近傍の自毛を先端にフックが付いた操
作棒3のフックにより外側スリット41cの適宜箇所を
挿通してかつらベ−スの周縁部201間に引き出し、更
に内側スリット41b近傍の自毛を内側スリット41b
の適宜箇所を挿通してかつらベ−ス周縁部201間に引
き出すが、場合によっては内側スリット41bまたは外
側スリット41cのどちらか片方を通してかつらベ−ス
の周縁部外側の自毛を引き出してもよい。次に、図9
(b)に示すように、挿通した自毛(2、2a)をかつ
らベ−スの周縁部201と帯状体41との間に挟ませ
る。 次に、かつらベ−スの周縁部201と帯状体41
との間に毛髪用接着剤4を塗布し固化させて、かつら1
を自毛(2、2a)に固定することによりかつら1を装
着者の頭部に止着する。スリットの幅及び長さは特に限
定されないが、幅としては0.5mm〜2mm、長さと
しては10mm〜30mmが適当である。
【0030】上記は毛髪用接着剤4を用いる場合であ
り、強固に接着できる利点を有するが、毛髪用接着剤4
は必ずしも必要でなく、かつらベ−ス周縁部及び帯状体
41に予め設けられた両面接着テ−プ(図示せず)等の
接着テ−プにより、自毛を挟み込み、かつら1を装着者
の頭部に止着することも可能である。内側スリット41
b及び外側スリット41cは数多く設けられており、全
てのスリットに自毛を挿通する必要はなく、適宜挿通箇
所を変えることにより、自毛の損傷を低減することがで
きる。
【0031】
【発明の効果】
(1)本発明に係るかつらの止着箇所は、厚みの無い可
撓性面状部材とネット状部材、または、複数のスリット
を有する帯状体とから構成されており、かつらを自毛に
固定し頭部に止着する箇所が嵩張らず、旅行等長期間装
着においても違和感がなく、また、就寝時に枕に当たっ
て痛いこともなく安眠できる。 (2)本発明に係るかつらは、自毛と接着剤で固定され
るのでヘアピンやクリップで自毛を挟持するよりも長期
間確実に固定できる。また、自毛を掛止させるネットが
あるので接着剤を単独で使用する場合に比べ一層強固に
固定できる。 (3)本発明に係るかつらの止着箇所は、自毛が可撓性
面状部材上において接着剤で固定されるので接着剤が係
る部材以外に広がることは無く、頭皮や毛根に影響が生
じる懸念がない。また、接着剤は必ずしも必要でなく、
両面テ−プ等の接着テ−プにより、かつらを固定するこ
とができる。 (4)本発明に係るかつらの止着箇所が断続的に固着し
ているものは、装着したままで頭髪を洗髪する際、液体
の流れが良く、洗髪が容易にできる。 (5)本発明に係るかつらの内、複数のスリットを有す
る帯状体を設けたものは、自毛の挿通が更に容易とな
り、作業能率が更に向上する。 (6)本発明に係るかつらは、自毛を全ての網目または
スリットに通す必要がなく、かつらを装着する度に、固
定する自毛を変えることができるため、特定箇所の自毛
が痛むことがなく、自毛の損傷を低減させることができ
る。 (7)本発明に係るかつらの止着方法によれば、かつら
の止着箇所は前記のように構成されているので、かつら
の装着が容易であり、かつら止着作業の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本実施例のかつらベ−スの表面
(義毛が植毛される面側)の平面図であり、図1(b)
は図1(a)におけるA−A線断面の説明図である。
【図2】図2(a)は本実施例のかつらベ−スの裏面
(かつら装着者の頭部に接触する面側)の平面図であ
り、図2(b)は図2(a)におけるB−B線断面の説
明図である。
【図3】図3は本実施例の帯状体と、帯状体を付設する
前のかつらベ−スの裏面の平面図である。
【図4】図4(a)は本実施例のかつらベ−スの裏面に
付設された略環状の帯状体を一部めくった状態を示す平
面図である。図4(b)は小片状の帯状体が付設された
かつらベ−スの裏面の平面図である。
【図5】図5(a)は本実施例のかつらベ−スの表面
(義毛が植毛されている面側であるが、義毛は図示せ
ず)の平面図であり、図5(b)は図5(a)のC−C
線断面の説明図である。
【図6】図6は本実施例の帯状体と、帯状体を付設する
前のかつらベ−スの表面(義毛が植毛される面側である
が、義毛は図示せず)の平面図である。
【図7】図7は本実施例の他の形態を示す図であり、ス
リットを設けた帯状体と、帯状体を付設する前のかつら
ベ−スの裏面の平面図である
【図8】図8の(a)、(b)、(c)は、本実施例に
係るかつらを頭部に止着する方法を示した概略説明図で
ある。
【図9】図9の(a)、(b)は、本実施例の他の形態
に係るかつらを頭部に止着する方法を示した概略説明図
である。
【符号の説明】
1 かつら 2 自毛 2a かつらベ−スの周縁部外側の自毛 3 先端にフックが付いた操作棒 4 毛髪用接着剤 5 かつらベ−ス 10 かつらベ−ス 11 表側縁部 12 裏側縁部 12a 可撓性面状部材 12b ネット状部材 13 かつらベ−スの周縁部の内周端 20 かつらベ−ス 21 帯状体 21a 可撓性面状部材 21b ネット状部材 30 かつらベ−ス 30a 可撓性面状部材 30b ネット状部材 31 帯状体 31a 帯状体の内周側の一部 41 帯状体 41a 可撓性面状部材 41b 内側スリット 41c 外側スリット 41d 固着部 201 かつらベ−スの周縁部 211 帯状体の内周側の端部 212 帯状体の外周側の端部 311 帯状体の内周側の端部 312 帯状体の外周側の端部 411 帯状体の内周側の端部 412 帯状体の外周側の端部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側に義毛が植毛されているかつらベ−
    スの裏側の周縁部が、当該周縁部の内周端を分岐点とし
    て表側縁部と裏側縁部との表裏2枚に分離しており、表
    側縁部は可撓性面状部材で構成され、裏側縁部はその外
    周側部分が可撓性面状部材で構成され、当該外周側部分
    に隣接する内周側部分がネット状部材で構成されている
    ことを特徴とするかつら。
  2. 【請求項2】 表側に義毛が植毛されているかつらベ−
    スの頭部に接触する面側の周縁部に、外周側部分が可撓
    性面状部材で構成され、当該外周側部分に隣接する内周
    側部分がネット状部材で構成される帯状体が、その内周
    側の端部を固着箇所として付設されていることを特徴と
    するかつら。
  3. 【請求項3】 前記帯状体が適宜長さに分断され、適宜
    間隔を設けてその内周側の端部を固着箇所として付設さ
    れる請求項2に記載のかつら。
  4. 【請求項4】 周縁部が可撓性面状部材で構成され、そ
    の他の部分がネット状部材で構成されるかつらベ−スの
    義毛が植毛されている面側の周縁部に、内周側の一部が
    前記ネット状部材と重複し且つその内周側の端部を固着
    箇所として帯状体が付設されていることを特徴とするか
    つら。
  5. 【請求項5】 表側に義毛が植毛されているかつらベ−
    スの頭部に接触する面側の周縁部に、複数個の外側スリ
    ット及び複数個の内側スリットを有する帯状体が、当該
    帯状体の内周側の端部において断続的に固着されている
    ことを特徴とするかつら。
  6. 【請求項6】 かつらの頭部への止着方法において、表
    側に義毛が植毛されているかつらを装着者の頭部に載
    せ、次いでかつらベ−スの周縁部近傍の自毛を裏側縁部
    のネット状部材または帯状体のネット状部材を挿通して
    表側縁部またはかつらベ−ス周縁部間に引き出した後、
    当該自毛を裏側縁部の可撓性面状部材と表側縁部との
    間、または帯状体の可撓性面状部材とかつらベ−スの周
    縁部との間に挟ませ、当該挟着面に毛髪用接着剤を塗布
    し固化させることによりかつらを自毛に固定させること
    を特徴とするかつらの止着方法。
  7. 【請求項7】 かつらの頭部への止着方法において、表
    側に義毛が植毛されているかつらを装着者の頭部に載
    せ、次いでかつらベ−スの周縁部近傍の自毛を帯状体に
    設けられた複数個の内側スリットおよび外側スリットの
    適宜箇所を挿通してかつらベ−ス周縁部間に引き出した
    後、当該自毛を前記帯状体及びかつらベ−スの周縁部と
    の間に挟ませ、前記帯状体及びかつらベ−スの周縁部に
    設けられた接着テ−プによりかつらを自毛に固定させる
    ことを特徴とするかつらの止着方法。
  8. 【請求項8】 かつらの頭部への止着方法において、表
    側に義毛が植毛されているかつらを装着者の頭部に載
    せ、次いでかつらベ−スの周縁部近傍の自毛を帯状体に
    設けられた複数個の内側スリットおよび外側スリットの
    適宜箇所を挿通してかつらベ−ス周縁部間に引き出した
    後、当該自毛を前記帯状体及びかつらベ−スの周縁部と
    の間に挟ませ、当該挟着面に毛髪用接着剤を塗布し固化
    させることによりかつらを自毛に固定させることを特徴
    とするかつらの止着方法。
  9. 【請求項9】 かつらの頭部への止着方法において、表
    側に義毛が植毛されているかつらを装着者の頭部に載
    せ、次いでかつらベ−スの周縁部を捲りあげて帯状体を
    露出させて帯状体の頭部に対する止着箇所のマ−キング
    を行うことにより装着位置を決め、次に帯状体に設けら
    れた複数個の内側スリットおよび外側スリットの内、外
    側スリット近傍の自毛を外側スリットの適宜箇所を挿通
    してかつらベ−ス周縁部間に引き出し、更に内側スリッ
    ト近傍の自毛を内側スリットの適宜箇所を挿通してかつ
    らベ−ス周縁部間に引き出し、当該自毛を前記帯状体及
    びかつらベ−スの周縁部との間に挟ませ、当該挟着面に
    毛髪用接着剤を塗布し固化させることによりかつらを自
    毛に固定させることを特徴とする請求項8に記載のかつ
    らの止着方法。
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