JPH0532492Y2 - - Google Patents

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JPH0532492Y2
JPH0532492Y2 JP7597188U JP7597188U JPH0532492Y2 JP H0532492 Y2 JPH0532492 Y2 JP H0532492Y2 JP 7597188 U JP7597188 U JP 7597188U JP 7597188 U JP7597188 U JP 7597188U JP H0532492 Y2 JPH0532492 Y2 JP H0532492Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、かつらを装着する際に、頭部にかつ
らを固定保持させるためのかつら装着用固定部材
を備えたかつらに関する。
〔従来の技術〕
かつらを頭部に固定保持するに際しては、一般
に二つの方法に大別される。
その一つは、かつらベース内面に取りつけたか
つら固定用ストツパーを脱毛部周辺の自毛に挟持
するか或いは直接頭皮上に接着剤や両面テープを
取りつけてかつらベース内面と頭皮とを接着する
ことにより頭部にかつらを固定する方法であり、
他の一つは、かつらベースの周囲に沿つて配設し
た線状部材と脱毛部周辺の自毛とを編み込み又は
結絡していくことにより、頭部にかつらを固定す
る方法である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前者の方法のうち、かつら固定用ストツパーを
用いる場合は、両面テープや接着剤による場合に
比べてかつらの着脱が極めて容易となる利点があ
るが、該ストツパーがかつらベース内面に固定的
に取り付けられていることから、常に同じ部位で
自毛が挟持されるため、着脱を繰り返すと頭髪に
負担がかかることになる。
また、脱毛部における頭皮に上記した両面テー
プや接着剤を直接貼着或いは塗布してかつらを装
着し、且つ除去剤を用いてかつらを取り去るよう
にする方法は、皮膚呼吸を妨げてときに頭皮のか
ぶれが生じたりしていた。
一方、後者の方法を採るときは、かつらの着脱
に非常な手間を要するが、一旦装着すると、自毛
が伸びてかつらが頭部から浮き上がるようになる
まで、装着したままの状態に保持し得る利点があ
る。しかし、線状部材を自毛と結絡する際、通常
脱毛部周辺の複数個所で自毛を収束してループを
形成し、これらのループ中に線状部材を挿通する
ことにより自毛とかつらとを直接的に緊締してい
くため、ループ部にかかる負荷が大きく、とくに
洗髪やブラツシング、その他の外力によりループ
の切断や脱毛が生じていた。
本考案は、以上の点に鑑み、頭皮を傷めること
なく、しかも毛髪に直接かかる引張り応力や挟持
作用に起因する毛髪の過度の負担を軽減又は除去
し得る、かつら装着用の固定部材を備えたかつら
を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上記目的を達成するため、本考案のかつらは、
かつらベース及び該かつらベースの表面に植設し
た多数の毛髪を有するかつら本体と、脱毛部周辺
に自立する頭髪の、頭皮と僅かな間隙を隔てた毛
根部近傍の位置に接着固定すべく、該頭髪が挿通
可能な網目を有する、上記かつら本体とは別体の
ネツト状基布で形成したかつら装着用固定部材と
から成り、装着の際、上記かつらベース内面と上
記かつら装着用固定部材とを接着剤、両面テープ
等により固定するか又は上記かつら装着用固定部
材および頭皮間の間隙に通した線状部材を介して
上記かつらベースに形成した係合部と係合して固
定するように構成されている。
この考案によれば、かつら装着用固定部材が、
頭皮から僅かな間隔を有して自毛の毛根部付近に
形成固定されることから、ネツト状基布及びこの
基布に含浸する接着剤が頭皮に直接触れることが
ない。従つて、頭皮がかぶれたり傷付いたりする
ようなことがない。
また、ネツト状基布の網目から外方へ延出した
自毛の毛根部付近とネツトとの交接点において、
これらが接着剤にて互いに結合されることになる
ので、自毛が伸びて固定部材が頭皮から大きく離
隔するようになるまでは固定したままの状態に維
持できる。従つて、かつらの頭部への装着はこの
固定部材を利用して何回でも行うことができ、例
えばこの固定部材上に両面テープ等を貼着するこ
とにより、かつらの着脱が非常に容易となる。ま
た、線状部材を用いてかつらベースを自毛と結合
するタイプのものにあつては、上記固定部材と頭
皮との隙間に該線状部材を挿通し、該固定部材に
かつらベースを固定することによりかつらの装着
ができるので、自毛が線状部材に直接的に引つ張
られるようなことがない。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例について図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
第1図は、脱毛部周辺に自立している毛髪1の
基端部1aの付近に本考案で用いるかつら装着用
固定部材2を接合した状態を示している。
本考案で用い得るかつらは、ネツト製或いは柔
軟な合成樹脂で形成した人工皮膚製のかつらベー
ス及びこのかつらベース表面に植設された多数の
毛髪を有する従来公知のかつら本体が適用可能で
ある。
上記固定部材2は、かつら本体とは別体に形成
されていて、少なくとも毛髪1を挿通し得るに充
分な網目を有するネツト素材で構成されたネツト
状基布3を有し、使用の際は、図示のように該ネ
ツト状基布3の下面側からその網目を通して毛髪
1の先端側1bをネツト状基布3の上面へ突出さ
せて外方へ延出させる。
上記ネツト状基布3は例えばナイロン製で成つ
ていて適宜の幅と長さを有しており、第2図に示
すように、使用者の頭皮Aから僅かな間隙Sをも
つて上方の位置で、毛髪1の基端部1a付近で支
持され、これら毛髪1の基端部1aとネツト状基
布3との交接点において、接着剤4により接着固
定されている。ここで用いられる接着剤4は、使
用者の頭皮に直接塗布されるものではないが、皮
膚に対する刺激ず少ない接着剤、例えばダウコー
ニング891医療用接着剤やダウコーニング355医療
用粘着剤(ともに登録商標、ダウコーニング社
製)が好適である。
尚、上記ネツト状基布3は、好ましくはかつら
ベースの周縁に対応する脱毛部周辺の適宜の位置
において、脱毛症状及びかつらベースのサイズに
合わせた大きさと個数で用いられる。例えば第3
図では、脱毛部周辺の残毛部に沿つて、即ちかつ
らW内面の僅かに内側に沿つて、略半円形の帯状
に連続して一本の固定部材2を配設したものであ
り、また第4図では上記残毛部に沿つて一定間隔
をおいて複数個に分割した小片で成る固定部材2
を配設したものである。
本考案に係るかつら装着用固定部材を備えたか
つらは以上のように構成されており、次に該固定
部材を利用してかつらを装着する場合の二,三の
例につき説明する。
第5図は線状部材5を用いて、かつらWを固定
部材2に固定するようにしたものであり、前記第
3図又は第4図に図示した固定部材2を頭皮Aか
ら若干の間隙Sをあけて予め自毛1に接着剤4に
て固定しておき、かつらWを頭部に位置合わせし
て載置した状態で、この間隙Sに毛髪1の隙間を
通して線状部材5を挿通し(第5図B参照)、か
つらWのベースの周縁部と縫合していき、かつら
Wを頭部に装着固定するものである。従つて、こ
の間隙Sは線状部材5が挿通し得るに足る間隔を
有すればよい。
このようにしてかつらWを装着する場合は、従
来のように線状部材を直接自毛と結合していく方
法と異なり、固定部材と該線状部材とを固定する
ことになるので、自毛にかかる負担が大幅に軽減
される。
第6図はかつら装着用固定部材2の上にホツク
6を固定し、同様にかつらベースの内面の対応箇
所に対のホツク(図示せず)を固定し、これらを
介してかつらを固定部材2に固定することによつ
て、使用者の頭部にかつらを装着するようにした
ものである。勿論、このホツク6に代えて、両面
テープや接着剤を直接貼着又は塗布したり、或い
は面フアスナーや線状部材挿通用のリング等を固
定し得ることはいうまでもない。
このようにしてかつらを装着する場合は、ホツ
ク等の剛体或いは化学品等が直接頭皮に切するこ
とがないので、頭皮が傷付けたりかぶれたりする
ようなことがない。
第7図は固定部材の他の実施例を示すもので、
第1図に示すネツト状基布3の底面を除く全面に
シリコーンゴム7を塗布して、該固定部材2′に
弾力性と柔軟性を保有させることにより、毛髪1
及び頭皮に対する外力の軽減を図つたものであ
る。
シリコーンゴム7は、必要又は所望によりネツ
ト状基布3の全面或いは上面のみに積層して形成
してもよい。
また、この固定部材2′の毛髪との固定は、た
とえば接着剤が混入したシリコーンゴム7を用い
れば、別途接着剤を塗布する工程を削減すること
ができる。従つて、本考案で接着剤とは、ネツト
状基布を毛髪と固定し得るものであれば、特にシ
リコーンゴム等の樹脂成分を含むものに限らず広
く適用可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、かつら本
体とは別体に形成したネツト状基布によるかつ装
着用固定部材を、頭皮から僅かな間隙を以て毛髪
の毛根部付近に近接した状態で、接着剤を塗布し
て接着固定することができるので、かつらを装着
する際、例えば該かつらのベース内面と上記ネツ
ト状基布とを接着剤、両面テープ、ホツク等を用
いて固定するだけで、かつらを頭部に装着し得
る。従つて、これら化学品或いはホツク等の剛体
が直接頭皮と接触しないため、頭皮がかぶれたり
負傷したりするようなことがない。
また、例えばネツト状基布及び頭皮間の間隙に
通した線状部材を介して上記かつらベースに形成
した係合部と係合してかつらを頭部に固定するよ
うにすれば、自毛が線状部材により直接引つ張ら
れることがないので、毛髪の切断や牽引性脱毛が
生ずるようなことがない。
さらに、固定部材は頭皮から間隙をもつて配置
されるので、頭皮の皮膚呼吸が妨げられず、且つ
かつらを装着した場合の通気性にも優れている。
かくして、本考案によれば、頭皮のかぶれや傷
を生じさせず、しかも自毛の切断や脱毛が生じな
い、各種のかつら装着法を適宜選択し得るかつら
装着用固定部材を備えた優れたかつらを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
かつら装着用固定部材の斜視図、第2図は頭部へ
の固定状態を示す断面図、第3図及び第4図はそ
れぞれ自毛部へ配置した固定部材の変形例を示す
平面図、第5図はかつらの固定部材との係合状態
を示し、Aは斜視図、Bは部分断面図、第6図は
固定部材にホツクを付設した状態を示す斜視図、
第7図は他の実施例による固定部材の断面図であ
る。 1……毛髪(自毛)、1a……毛髪の基端部、
1b……毛髪の先端部、2……固定部材、3……
ネツト状基布、4……接着剤、5……線状部材、
6……ホツク、7……シリコーンゴム、S……間
隙、A……頭皮、W……かつら。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) かつらベース及び該かつらベースに植設した
    多数の毛髪を有するかつら本体と、 脱毛部周辺に自立する頭髪の、頭皮と僅かな
    間隙を隔てた毛根部近傍の位置に接着固定すべ
    く、該頭髪が挿通可能な網目を有する、上記か
    つら本体とは別体のネツト状基布で形成したか
    つら装着用固定部材とから成り、 装着の際、上記かつらベース内面と上記かつ
    ら装着用固定部材とを接着剤、両面テープ等に
    より固定するか又は上記かつら装着用固定部材
    及び頭皮間の間隙に通した線状部材を介して上
    記かつらベースに形成した係合部と係合して固
    定するようにしたことを特徴とするかつら。 (2) 前記かつら装着用固定部材が、前記ネツト状
    基布と、該ネツト状基布の上面及び側面を覆つ
    たシリコーンゴム層により形成されていること
    を特徴とする、請求項第1項記載のかつら。
JP7597188U 1988-06-08 1988-06-08 Expired - Lifetime JPH0532492Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3866831B2 (ja) * 1997-05-14 2007-01-10 株式会社アデランス かつら止着用部材、かつら止着用部材のかつら台材への取付け方法並びにかつらの止着方法

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JPH02323U (ja) 1990-01-05

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