JPH05230705A - 補毛用基線体、補毛用ネット及び補毛具 - Google Patents

補毛用基線体、補毛用ネット及び補毛具

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JPH05230705A
JPH05230705A JP2835292A JP2835292A JPH05230705A JP H05230705 A JPH05230705 A JP H05230705A JP 2835292 A JP2835292 A JP 2835292A JP 2835292 A JP2835292 A JP 2835292A JP H05230705 A JPH05230705 A JP H05230705A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 植毛、かつら、毛様短繊維のふりかけ付着に
おける問題を解消するとともに、多数の毛を備えること
ができる補毛具及びかかる補毛具を提供するための補毛
用基線体を提供する。 【構成】 多数の中空リング部113を連続的に並べ形
成し、且つ、該リング部の中空部112を形成するリン
グ形成ライン部113aの少なくとも一部を、そこに複
数本の毛12を取り付け得るように形成した補毛用基線
体11及びこれに毛12を取り付けた補毛具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は禿部分、毛の薄くなった
部分等に毛を補うための補毛用基線体、補毛用ネット及
びこれらを用いた補毛具に関する。
【0002】
【従来の技術】人体の禿部、毛の薄くなった部分に補毛
する手段としては、該部分の皮膚に直接植毛する、該部
分にかつらを付けるという方法が知られている。この
他、該部分に毛様の短繊維をふりかけて静電気力で付着
させるという方法もある。しかし、人体皮膚に直接植毛
する方法は、それ自体一般人に馴染みがうすいうえ、該
植毛行為が医療行為に該当するので、気軽に採用するこ
とができない。
【0003】また、従来のかつらによるときには、か
つらを付けた部分を洗うのにかつらをいちいち取り外
し、洗浄後、再び装着しなければならないので面倒であ
る、かつらの髪形、毛量等は当初から固定されている
ので、例えば、数箇月かけて目立たないように徐々に増
毛することはできない。毛様の短繊維のふりかけ付着は
該繊維が擦り力、強風等にて脱離するという難点があ
る。
【0004】そこで、このような問題を解消する補毛具
として、特開平2−234903号公報記載の補毛具が
提案されている。この補毛具は、人体の補毛が望まれる
部分、例えば、頭部に点状に、又は線状に、あるいは線
の組み合わせによる面状に、さらにはこれらの組み合わ
せにより補毛するという考え方に基づくものである。
【0005】そして点状に補毛するとの観点から、先
ず、一部に小リング部又は小ループが形成され、少なく
とも一端が該小リング部又は小ループに通されて閉ルー
プが形成され、この閉ループに人体残毛を通して該閉ル
ープを閉じ締めすることで該残毛に補毛できるという補
毛具が提案されている。さらに進んで、線状、面状に補
毛するとの観点から、一本のフィラメント、或いはネッ
ト様のフィラメントに毛を取り付けた補毛具も提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
補毛具のうち、一本のフィラメント或いはネット様のフ
ィラメントに毛を取り付けた補毛具では、図8に示すよ
うに、毛Hは連続するフィラメントf上に順次並べ取り
付けられることになり、フィラメント単位長さ当たりに
取り付け得る毛の数が、一本一本の毛の太さに応じた数
に限定され、その結果、所望の毛数を備えた補毛具を提
供し難いという問題があるそこで本発明は、前述の植
毛、かつら、毛様短繊維のふりかけ付着における問題を
解消するとともに、多数の毛を備えることができる補毛
具及びかかる補毛具を提供するための材料を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的に従
い、多数の中空リング部を連続的に並べ形成し、且つ、
該リング部の中空部を形成するリング形成ライン部の少
なくとも一部を、そこに複数本の毛を取り付け得るよう
に形成した補毛用基線体、及びこの基線体のリング形成
ライン部に毛を取り付けた補毛具、さらに、かかる基線
体からなる補毛用ネット及びこのネットの基線体のリン
グ形成ライン部に毛を取り付けた補毛具を提供するもの
である。
【0008】本発明に係る前記各補毛具の毛は人毛でも
人工毛でもよい。人工毛としては既に知られている各種
材質のものを適宜採用でき、人工毛を採用すると、品質
の安定化の点で有利である。前記補毛用基線体の形態と
しては、連続する線状体(帯状体を含む)に前記中空リ
ング部を形成するように順次孔を開けたもの、多数の中
空リングを連続的に継ないだもの、一本又は複数の線体
を前記中空リングを形成しつつ長く編んだもの等が考え
られる。前記補毛用基線体の材質も各種のものが考えら
れるが、何れにしても人体に害のないもの、人の汗、脂
質等により変質しない又は変質しにくいものが良い。
【0009】該基線体は柔軟で必要強度を有し、皮膚へ
の取り付け作業が困難にならない範囲でできるだけ細径
であることが望ましい。前記基線体には、必要に応じ、
これを付着させる人体部分の残毛を取り付けるための1
又は2以上の残毛係留部を設けることができる。この係
留部としては、ループ状のもの、フック状のもの等様々
考えることができる。
【0010】前記補毛用ネットの場合、該ネットの網目
の寸法は、該ネットを人体部分に被せたとき、該人体部
分の残毛が該ネット網目から外へ引き出せる寸法が望ま
しい。該目の寸法としては、補毛の密度をどの程度にす
るかということ、及び残毛の引き出し易さを考慮すれ
ば、目の形を矩形とした場合なら、約0.5cm×0.
5cm〜4cm×4cmの範囲のものを例示できる。な
お、ネットの目の形としては正方形、長方形に限らず、
円形、楕円形等様々の形を考えることができ、要するに
フィラメントが交差するように配置されているものであ
ればよい。また、交差している部分は必ずしも互いに結
合されている必要はない。
【0011】前記補毛用ネットに毛を取り付けた補毛具
の場合、該ネットの1又は2以上の箇所には、一つには
補毛具の形状保持という目的でベースシート部を設ける
ことができる。該ベースシート部にはさらに補毛具付着
対象人体部分の残毛を取り付ける残毛係留部を設けるこ
とができる。この係留部もループ状のもの、フック状の
もの等様々考えることができる。
【0012】また、該ベースシート部は該シート部裏面
側へ毛が伸び出るように植毛されている周縁部分を含む
ことができる。そのような周縁部分は、一般に考えられ
るのは、人頭の額側の部分にあたる部分であるが、そこ
に限定されない。前記ベースシート部の少なくとも一部
は、補毛具付着対象人体部分に適合する形状に形成する
ための塑性変形可能な部材を備えていることが望まし
い。かかる部材を備える部分として一般的に考えられる
のは、人頭の額側の部分にあたる部分であるが、そこに
限定されない。前記塑性変形可能な部材としては、各種
材料の各種形状、態様のものを考えることができるが、
例えば、熱可塑性合成樹脂製の細棒、ネット、帯状体、
手指等で変形させ得る金属の細棒、ネット、帯状体を挙
げることができる。
【0013】
【作用】本発明補毛用基線体を単独で用いるときは、そ
の中空リング部の中空部を形成するリング形成ライン部
に所望本数の毛を取り付ける。この取り付けは、リング
形成ライン部への毛の接着(例えば、医療用接着剤によ
る)、結びつけ、さらに必要に応じ、その結びつけを接
着固定する等により行う。かくして、補毛用基線体に毛
を取り付けた補毛具が得られる。この補毛具を人体の所
望部分に配置してそこに取り付けることで補毛できる。
【0014】この補毛具の取り付けは、接着剤(例え
ば医療用のもの)を用いて全体に又は部分的に接着す
る、補毛を要する人体部分の残毛を絡みつける、結び
つける等する、接着剤の使用とともに人体残毛を絡み
つける等する、さらに必要に応じ基線体に絡みつける
等した毛を該基線体に接着剤で留める等により行う。前
記補毛用ネットについては、これを構成する補毛用基線
体に前述と同様にして所望数の毛を取り付けて補毛具と
できる。この補毛具は人体の所望部分に配置してそこに
取り付けることで補毛できる。この取り付けは前記と同
様にして行える。
【0015】この補毛具にベースシート部が設けられて
いるときには、該ベースシート部を利用して両面接着テ
ープ、接着剤等にて取り付け可能である。該ベースシー
ト部が残毛係留部を有するときには、補毛具付着対象人
体部分の残毛を該係留部に絡みつける、結びつける等で
きる。また、それだけでは不十分であるとか、より確実
に取り付けたいときには、接着剤で該係留部分に残毛を
留めてもよい。
【0016】ベースシート部が備わっていないときに
は、ネットを構成する補毛用基線体やそれに設けること
ができる残毛係留部等を利用して取り付けることができ
る。該ベースシート部が塑性変形可能な形状セット用の
部材を備えているときには、該部材を塑性変形させて、
該部材が備わっているベースシート部分を該部分があた
る人体部分の形状に適合させ得る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る補毛用基線体の1例を示して
おり、同図中、(A)図はその平面図であり、(B)図
は一部拡大平面図である。この基線体11は合成樹脂
(例えばアクリル樹脂、ポリエステル)製の耐熱温度約
150℃、幅0.5〜10mm、厚さ0.5〜10mm
の細幅帯からなる線体111に等間隔に孔(中空部)1
12を順次形成することで多数連続する中空リング部1
13を形成したものである。基線体11の両端にはリン
グ形状の残毛係留部13を形成してある。
【0018】図2の(A)図は補毛用基線体11の各リ
ング部113に対し、その中空部を囲むリング形成ライ
ン部113aに人工毛12を複数本取り付けてなる補毛
具1を示している。図2の(B)図はこの補毛具の一部
拡大図である。人工毛12は合成樹脂(例えば、アクリ
ル繊維、ポリエステル繊維)製で、耐熱温度約150℃
であり、人毛同様に整髪、髪乾燥等に用いるヘアドライ
ヤ処理が可能である。
【0019】この人工毛12の基線体11への取り付け
は図2の(B)図に示すように行われる。すなわち、一
つには一本の連続する人工毛12(a1)の中間部を二
つ折りして小ループa2を形成し、該小ループを孔11
2に通したのち、該小ループに毛a1の両端a3、a4
を通してリング形成ライン部113aを周る閉ループa
5を形成し、このループを閉じ締めし、これを接着剤、
例えば医療用瞬間接着剤にて固定する。
【0020】また、一つには、一本の連続する人工毛1
2(b1)の中間部に結び目を作って小リング部b2と
し、この毛を孔112に通したのち、該リング部に毛b
1の一端b3を通して閉ループb4を形成し、このルー
プを閉じ締めして接着剤で固定する。この補毛具1は、
例えば図3に示すように、人頭の禿部又は毛が薄くなっ
た部分(補毛具付着対象部分)10に配置して、接着
剤、例えば医療用瞬間接着剤にて部分的に付着させるこ
とができる。また、該接着とともに、又は接着剤による
接着に代えて部分10の残毛5を基線体11の残毛係留
部13に絡ませて取り付けることもできる。さらに必要
に応じ、絡ませた毛を接着剤にて係留部13に固定させ
てもよい。また、残毛5を基線体11の係留部の無い部
分11a等に絡ませて付けてもよい。
【0021】かくして人体の所望部分10にライン状に
補毛される。なお、図3では、分かり易くするため、基
線体11に取り付けた毛12の多くを省略してある。補
毛具1の使用数を徐々に増やすことにより、又は人体に
取り付けた基線体11にさらに人工毛12を増やし固定
することにより、あるいはこれらの組み合わせにより自
然に近い状態で増毛させることができる。
【0022】複数の補毛具1を取り付ける場合、それら
の基線体11の配置は並行、交差等任意に決定できる。
なお、基線体11に間隔をあけて人工毛12を固定すれ
ば、点状ないし基線体長より短いライン状に補毛するこ
とも可能である。なお、補毛具基線体としては、図1に
示すもののほか、図4の(A)図、(B)図、(C)図
に示すものも例示できる。
【0023】これら基線体はいずれも直径0.1〜0.
5mm程度の範囲から選ばれたアクリル繊維、ポリエス
テル繊維等の合成樹脂モノフィラメントからなってお
り、(A)図のものは、1本のフィラメントFを二つ折
りし、その途中の複数箇所及び両端同士を相互に熱溶着
又は接着剤にて接着し、多数の中空リング部RAを連続
形成したものである。
【0024】(B)図のものは複数の中空リング部RB
を鎖状に連結したものである。(C)図のものは、一本
の又は複数本のフィラメントFを編みつつ、多数の中空
リング部RCを連続させたものである。図5及び図6
は、図1或いは図4の(A)図、(B)図又は(C)図
に示す補毛用基線体11を用いて形成した補毛用ネット
21及びこのネットに毛を取り付けてなる補毛具2を併
せて示している。図5は補毛具の平面図であり、図6は
同底面図である。
【0025】この補毛具2は、頭髪補毛用のもので、複
数本の基線体11が交差するように組まれてなる補毛用
ネット21を含み、該基線体11には図2の補毛具1と
同様にして人工毛12が多数固定されている。基線体1
1の交差部分は互いに結合されている。ネット21の網
目は略正方形であり、該寸法は約1cm×1cm〜1.
5cm×1.5cmの範囲にある。
【0026】ネット21の周囲には保形用兼残毛係留用
のベースシート部3が設けられている。該ベースシート
部3は植毛(12a)した柔軟な布31の裏面に前記ネ
ット21の周端部をあてがって該裏面を合成樹脂(例え
ばポリウレタン)32でコーティングするとともに、同
コーティング材料で毛髪の分け目にあたる部分に跨がる
人工皮膚33を形成してなるものである。皮膚33には
分け目形成が可能なように植毛(12a)されている。
毛12aは毛12と同材質のものである。布31のうち
人工皮膚33に隣合う部分には柔軟な補強用ネット38
が前記コーティング前に配置され、該コーティングによ
りそこに固定されている。なお、補強用ネット38は必
ずしも必要ではない。毛髪の分け目にあたる部分が不要
な場合には、人工皮膚33を作る必要はない。
【0027】該ベースシート部3のうち、両サイド3
4、35から後部36には前記コーティングに先立って
配置されたループの形状の残毛係留部30が複数設けら
れている。また、額側の部分37にはそのような係留部
はないが、該部分37の縁371には、シート部表面だ
けでなく、裏面3aにも植毛(12a)されている。さ
らに、部分37には前記コーティングに先立って配置さ
れた熱可塑性合成樹脂製の細い棒4が複数埋設されてい
る。
【0028】ベースシート部3の表面色は頭皮に似せら
れている。なお、前記補毛用ネット21の周囲輪郭形
状、該ネットへの人工毛12の分布や固定量、ベースシ
ート部3の形状やそこの植毛状態等は、補毛具2を取り
付ける頭の部分の状態に応じて定められる。この補毛具
2は、図7に示すように、頭の毛の薄い所望部分に配置
される。使用に先立って、ベースシート部の一部37に
埋設された棒4を、必要に応じ、それが配置される頭部
分の形状にそってエアドライヤ等の熱により塑性変形さ
せる。このように変形させることで該部分37が風のあ
おり等により浮き上がることが防止される。補毛具2が
頭に配置されたあと、ネット21の目から頭部残毛5が
外側へ引き出され、人工毛12、12aと共に整えられ
る。
【0029】一方、ベースシート部3の係留部30に残
毛5が絡められる。それだけで不十分な場合やより確実
に取り付けたいときには、該毛を係留部30に接着剤に
て固定する。また、ベースシート部3の額側の縁371
の裏面3aに設けた毛12aが該縁371に弧を描いて
表面側へ回し伸ばされ、表面側の毛とともに整えられ
る。かくして、該縁371が毛12aに覆われ、縁37
1と頭皮との境目が目立ちにくくなる。
【0030】なお、図7ではネット21、ベースシート
部3等が見えているが、これは理解を容易にするために
そのように示しただけであって、実際にはそれら部分は
残毛5及び人工毛12、12aにより覆いかくされる。
補毛具2の場合も人工毛12及び(又は)12aを徐々
に増やすことにより、より自然に近いかたちで次第に増
毛させることができる。人工毛12の増加は補毛具2を
頭に取り付けたままの状態でも可能である。
【0031】前記何れの補毛具も、頭の所望部分に簡
単、確実に装着することができ、装着したまま頭を洗
い、洗髪後、全体を櫛といて整えることができる。この
際、人工毛は既述のとおり耐熱性を有するので、エアド
ライヤ等による整髪も可能である。なお、人工毛にかえ
て人毛を採用する場合にも同様な処理が可能である。本
発明は前記実施例に限定されるものではなく、他にも様
々の態様で実施することができる。
【0032】例えば、補毛具2において、ベースシート
部が無いものも考えられる。そのように構成するときに
は、ネット21に直接、適当な残毛係留部を設けること
ができる。また、本発明補毛用基線体、補毛用ネット及
びこれらを用いた補毛具は男性にも女性にも適用でき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、次の利点を有する補毛
用基線体、補毛用ネット及び補毛具を提供することがで
きる。先ず補毛用基線体、補毛用ネットについては、該
補毛用基線体、該ネットを構成する基線体に多数の中空
リング部を並べ形成して各中空リング部の中空部を形成
するリング形成ライン部に複数の毛を取り付けることが
できるようにしたから、これによって所望の補毛量を有
する補毛具を提供できる。
【0034】次に補毛具については、 所望の毛数を備え、所望の補毛を十分満足できるよ
うに行うことができる。 皮膚に植毛する場合のような抵抗感がなく気軽に安
全に着用することができる、 着用したまま該着用部分を洗うことができる、 風や少しの摺擦力では脱離しない、 点状に、又は線状に、あるいは面状に、例えば数箇
月かけて徐々に補毛量を増やす用い方が可能であるか
ら、従来のかつらに比べると自然な状態で増毛が可能で
あり、しかも、人体に着用したまま増毛することもでき
る。 補毛用ネットに毛を保持させる態様の補毛具の場合
で、該ネットの1又は2以上の箇所にベースシート部が
設けられており、該ベースシート部に植毛されていると
きには、広い範囲にわたる補毛が可能であり、しかも該
ベースシート部の保形性により着用し易い、 前記補毛用基線体、これを用いた補毛用ネットや該
ネットに設けたベースシート部に補毛具付着対象人体部
分の残毛を付着させる係留部が設けられているときに
は、装着を一層確実に行うことができる、 前記ベースシート部を含む補毛具において、該シー
ト部裏面側へ毛が伸び出るように植毛されている周縁部
分を含んでいるときには、該裏面側へ伸び出た毛を該周
縁部分にループを描いて表側へ回し伸ばすことにより、
該周縁部を覆い隠すことができ、該周縁部と皮膚との境
がそれだけ目立たなくなる、 前記ベースシート部を含む補毛具において、そのベ
ースシート部の少なくとも一部が補毛具付着対象人体部
分に適合する形状に形成するための塑性変形可能な部材
を備えているときには、該部材を該人体部分形状に沿っ
て塑性変形させて、残毛の係留なしで人体皮膚に密に接
触維持させることができ、例えば該部分を人頭の無毛の
額側に好適に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補毛用基線体の1例を示すもの
で、図(A)はその平面図、図(B)はその一部拡大図
である。
【図2】本発明に係る補毛具の1例を示すもので、図
(A)はその側面図、図(B)はその一部拡大図であ
る。
【図3】図2に示す補毛具の使用状態説明図である。
【図4】図(A)、図(B)、図(C)はいずれも本発
明に係る補毛用基線体の他の例を示す一部拡大平面図で
ある。
【図5】本発明に係る補毛具の他の例の平面図である。
【図6】図5に示す補毛具の底面図である。
【図7】図5に示す補毛具の使用状態説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1、2 補毛具 11 補毛用基線体 111 線体 112 孔 113 中空リング部 113a リング形成ライン部 12、12(a1)、12(b1)、12a 人工毛 13 残毛係留部 5 残毛 21 補毛用ネット 3 ベースシート部 30 残毛係留部 371 縁部 371a 縁部裏面 10 補毛具付着対象人体部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の中空リング部を連続的に並べ形成
    し、且つ、該リング部の中空部を形成するリング形成ラ
    イン部の少なくとも一部を、そこに複数本の毛を取り付
    け得るように形成した補毛用基線体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の補毛用基線体において該
    基線体を人体残毛に取り付けるための残毛係留部を有し
    ている補毛用基線体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の補毛用基線体のリ
    ング形成ライン部に毛を取り付けた補毛具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の補毛用基線体からなる補
    毛用ネット。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の補毛用ネットにおける補
    毛用基線体のリング形成ライン部に毛を取り付けた補毛
    具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の補毛具においてその補毛
    用ネットの1又は2以上の箇所にベースシート部を設
    け、該ベースシート部に植毛してある補毛具。
  7. 【請求項7】 前記ベースシート部に補毛具付着対象人
    体部分の残毛を取り付ける残毛係留部を設けてある請求
    項6記載の補毛具。
  8. 【請求項8】 前記ベースシート部は該シート部裏面側
    へ毛が伸び出るように植毛されている周縁部分を含んで
    いる請求項6又は7記載の補毛具。
  9. 【請求項9】 前記ベースシート部の少なくとも一部が
    補毛具付着対象人体部分に適合する形状に形成するため
    の塑性変形可能な部材を備えている請求項6、7又は8
    記載の補毛具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09324317A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Art Neichiyaa:Kk 増毛かつら及びその植毛部材
WO2014156491A1 (ja) 2013-03-25 2014-10-02 株式会社アデランス 増毛具およびその取付方法
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