JPH11355796A - 色復調回路およびデジタル画像処理装置 - Google Patents

色復調回路およびデジタル画像処理装置

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JPH11355796A
JPH11355796A JP16162498A JP16162498A JPH11355796A JP H11355796 A JPH11355796 A JP H11355796A JP 16162498 A JP16162498 A JP 16162498A JP 16162498 A JP16162498 A JP 16162498A JP H11355796 A JPH11355796 A JP H11355796A
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color
signal
phase difference
circuit
phase
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Kenji Komori
賢二 小森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログPLLを構成してカラーバースト信
号にロックさせるシステムを構成した場合、外付け部品
が必要になるため、コストや基板面積などの点で不利に
なるとともに、電源電圧を容易に下げられない。 【解決手段】 入力されるC(色)信号を基準信号 sin
θ,cosθに基づいて復調し、2つの色差信号Cr,Cb
として出力する色復調回路において、2つの色差信号C
r,Cbの色搬送波と基準信号 sinθ,cosθとの位相差
を検出する位相補正演算回路24と、この位相差に基づ
いて2つの色差信号Cr,Cbの色搬送波と基準信号 s
inθ,cosθとの周波数誤差を検出する周波数補正演算回
路25と、これら検出した位相誤差および周波数誤差に
基づいて基準信号 sinθ,cosθを生成する内部信号発生
回路26およびROM27を設け、カラーバースト信号
にロックした基準信号 sinθ,cosθをデジタル的に生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色信号(クロマ信
号)を復調する色復調回路(クロマデコーダ)およびこ
れを用いたデジタル画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】色信号C (ωt)は、色差信号をCr,C
b、カラーバースト信号を-cosωt とすると、 C (ωt)=Cr* sinωt +Cb* cosωt なる関係式で表される。但し、ω=2πfであり、πは
色副搬送波(カラーサブキャリア)のベクトルを表わ
す。
【0003】色復調回路では、色信号C (ωt)から色差
信号Cr,Cbを分離する処理が行われる。以下、その
原理について述べる。
【0004】先ず、入力信号である色信号C (ωt)に s
inωt を掛けると、 C (ωt)* sinωt =Cr*sin2ωt +Cb* sinωt * cosωt =(Cr/2)*(1−cos2ωt)+(Cb/2)*sin2ωt となる。すなわち、色信号C (ωt)に sinωt を掛けれ
ば、直流成分(Cr/2)と2倍の周波数成分(Cr/2)
*cos2ωt を含んだ信号となる。
【0005】一方、色信号C (ωt)に cosωt を掛ける
と、 C (ωt)* cosωt =Cr* sinωt * cosωt +Cb*cos2ωt =(Cr/2)*sin2ωt +(Cb/2)* (1+cos2ωt) となる。すなわち、色信号C (ωt)に cosωt を掛けれ
ば、直流成分(Cb/2)と2倍の周波数成分(Cb/2)
*cos2ωt を含んだ信号となる。
【0006】以上のことから、図7に示すように、色信
号C (ωt)に対して乗算器101でsinωt を乗じ、そ
の乗算出力をローパスフィルタ(LPF)102に通し
て2倍の周波数帯域成分を除去し、直流成分のみを取り
出した後、この直流成分をアンプ103で2倍にするこ
とによって色差信号Crを得ることができる。また、色
信号C (ωt)に対して乗算器104で cosωt を乗じ、
その乗算出力をローパスフィルタ105に通して2倍の
周波数帯域成分を除去し、直流成分のみを取り出した
後、この直流成分をアンプ106で2倍にすることによ
って色差信号Crを得ることができる。
【0007】上述した色復調(クロマデコード)の原理
の下に、C (ωt)に対して sinωt,cosωt を掛けると
いう動作を行うためには、色復調回路の内部においてカ
ラーバースト信号にロックした信号(以下、基準信号と
称する)を生成しなければならない。図8に、色信号C
(ωt)、色差信号Cr,Cbおよび基準信号の位相関係
を示す。色復調回路では、この基準信号(カラーバース
ト基準)の生成がもっとも重要となる。
【0008】この種の色復調回路としては、従来は、ア
ナログ回路を使用してPLL(PhaseLocked Loop) を構
成し、このアナログPLLによってカラーバースト信号
にロックさせるシステム構成を採るのが一般的であっ
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の色復調回路では、アナログPLLを構成してカ
ラーバースト信号にロックさせるシステム構成を採って
いることから、アナログPLLを構成する例えばチャー
ジポンプ回路のコンデンサや抵抗などの外付け部品が必
要になるため、コストや基板面積などの点で不利になる
とともに、電源電圧を容易に下げられない、ばらつきが
大きいなどの課題があった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、外付け部品の削減に
よる低コスト化および電源電圧の低減による低消費電力
化を可能とした色復調回路およびデジタル画像処理装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による色復調回路
は、入力される色信号を基準信号に基づいて復調し、2
つの色差信号として出力する色復調回路であって、2つ
の色差信号の色搬送波と基準信号との位相差を検出する
位相差検出手段と、この位相差検出手段によって検出さ
れた位相差に基づいて2つの色差信号の色搬送波と基準
信号との周波数誤差を検出する周波数誤差検出手段と、
この検出された位相差および周波数誤差に基づいて上記
基準信号を生成する基準信号生成手段とを備えた構成と
なっている。
【0012】本発明によるデジタル画像処理装置は、入
力される色信号を基準信号に基づいて復調し、2つの色
差信号として出力する色復調回路として、2つの色差信
号の色搬送波と基準信号との位相差を検出する位相差検
出手段と、この位相差検出手段によって検出された位相
差に基づいて2つの色差信号の色搬送波と基準信号との
周波数誤差を検出する周波数誤差検出手段と、この検出
された位相差および周波数誤差に基づいて上記基準信号
を生成する基準信号生成手段とを有する色復調回路を用
いた構成となっている。
【0013】上記構成の色復調回路およびデジタル画像
処理装置では、色信号に対して非同期のクロックに基づ
いて動作するフリーランクロックのシステム構成となっ
ており、カラーバースト信号の復調(デコード)結果か
ら、2つの色差信号の色搬送波と基準信号との位相のず
れ量および周波数のずれ量を求め、その情報をフィード
バックする。これにより、カラーバースト信号にロック
した基準信号を内部で生成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態に係る色復調
回路を示すブロック図である。図1において、入力端子
11に与えられる色信号(クロマ信号)は、ACC(Aut
omatic Color Control)回路12で大まかなゲインの調
整が行われる。このACC回路12でゲイン調整が行わ
れた色信号は、先述した色復調の原理に基づいて復調
(デコード)され、2つの色差信号Cr,Cbとして出
力される。
【0016】すなわち、ACC回路12を経た色信号に
対して、後述するように内部で生成した基準信号 sin
θ,cosθを乗算器13,14で乗じ、さらに各乗算出力
をローパスフィルタ(LPF)15,16を通して直流
成分を取り出すことにより、2つの色差信号Cr,Cb
が得られる。この2つの色差信号Cr,Cbは、乗算器
17,18およびACC回路19によって最終的なゲイ
ンの調整が行われた後、アンプ20,21を通して出力
端子22,23から外部へ出力される。
【0017】ローパスフィルタ15,16で取り出され
た色差信号Cr,Cbは、位相補正演算回路24にも供
給される。この位相補正演算回路24では、バースト期
間のデコード結果に基づいて色差信号Cr,Cbの色副
搬送波と基準信号 sinθ,cosθとの位相差を検出する処
理が行われる。なお、NTSCテレビジョン方式のカラ
ー映像信号においては、3.58MHzの色副搬送波が
水平同期信号の直後のバックポーチに挿入されており、
これをカラーバーストと言う。
【0018】その位相差の検出原理は、次の通りであ
る。すなわち、バースト期間の色差信号Cr,Cbが、
Cr=0,Cb=−A(Aは振幅)となれば、2つの色
差信号Cr,Cbの位相が基準信号 sinθ,cosθと一致
したことになることから、仮に位相がずれた場合に、C
r成分とCb成分の比をとれば、入力の色副搬送波と基
準信号 sinθ,cosθとの位相がどれだけずれているかを
判別することができる。つまり、位相補正演算回路24
では、色差信号Cr,Cbの比から、位相のずれ量の検
出が行われる。
【0019】図2は、位相補正演算回路24の構成の一
例を示すブロック図である。図2において、色差信号C
r,Cbは、バースト期間積分回路31,32にそれぞ
れ入力される。バースト期間積分回路31,32は、カ
ラー映像信号のバースト期間に与えられるバーストタイ
ミング信号に応答してカラーバースト信号を積分し、絶
対値変換回路33,34に供給する。
【0020】絶対値変換回路33,34は、バースト期
間積分回路31,32から与えられる各積分値を絶対値
化し、しかる後演算回路35に供給する。演算回路35
は、絶対値変換回路33,34から与えられる色差信号
Cr,Cbのバースト期間の各積分値の絶対値に基づい
てCr成分とCb成分の比を求めるための演算処理を行
う。
【0021】ここで、色差信号Cr,Cbの色副搬送波
と基準信号 sinθ,cosθとの位相のずれは、先述したよ
うに、バースト信号区間のCr成分とCb成分の比で求
められる。図3に、カラーバースト信号の位相ずれの状
態を示し、(a)は0°〜90°のとき、(b)は90
°〜180°のとき、(c)は−0°〜190°のと
き、(d)は−90°〜−180°のときをそれぞれ示
している。
【0022】演算回路35で求められたCr成分とCb
成分の比は、位相変換回路36で位相ずれ量に変換され
る。なお、演算回路35には、バースト期間積分回路3
1,32から各積分値の極性を示す情報、いわゆるサイ
ンビット情報が与えられるようになっている。このサイ
ンビット情報に基づいて、カラーバースト信号の位相の
象限(図3(a)〜(c)を参照)を知ることができ
る。
【0023】この位相補正演算回路24で算出された位
相ずれ量(位相誤差情報)は、周波数補正演算回路25
および内部信号発生回路26に供給される。周波数補正
演算回路25では、位相補正演算回路24から与えられ
る位相ずれ量に基づいて、2つの色差信号Cr,Cbの
色搬送波と基準信号 sinθ,cosθとの周波数誤差を検出
する処理が行われる。
【0024】ところで、色差信号Cr,Cbの色搬送波
と基準信号 sinθ,cosθとの位相が常に一定量でずれる
場合、この位相ずれ量が周波数のずれになる。実際は、
検出誤差が含まれるため、位相ずれを積分してこの検出
誤差をキャンセルする。この処理を行うことにより、周
波数のずれ量を容易に検出することができる。
【0025】図4は、周波数補正演算回路25の構成の
一例を示すブロック図である。図4において、位相補正
演算回路24から与えられる位相ずれ量は、平均値演算
回路43によって位相補正量の平均値(積分値)が算出
される。この平均値演算回路43は、位相ずれ量を一方
の入力とする加算器41と、この加算器41の加算出力
をシステムクロックの1クロック分だけ遅延し、その遅
延出力を加算器41の他方の入力とするディレイ(D)
回路42とから構成されている。
【0026】平均値演算回路43で算出された位相補正
量平均値は、補正量演算回路44に供給される。補正量
演算回路44は、位相補正量平均値に基づいて周波数ず
れ量(周波数誤差)を算出し、これを内部信号発生回路
26に供給する。なお、補正量演算に当たっては、位相
のずれ量が大きい場合は、補正量演算回路44からディ
レイ回路42に与えるリセット信号RSTのタイミング
を早くし、積分期間を短くすることによって応答速度を
上げるようにする。
【0027】後述するROM(Read Only Memory)27と
共に、基準信号 sinθ,cosθを生成する基準信号生成手
段を構成する内部信号発生回路26は、位相補正演算回
路24から与えられる位相ずれ量(位相誤差)および周
波数補正演算回路25から与えられる周波数ずれ量(周
波数誤差)に基づいて、基準信号 sinθ,cosθのための
位相情報を発生する。
【0028】この基準信号 sinθ,cosθを発生する原理
は、次の通りである。先ず、1クロックあたりの進める
位相量を求め、このままでは誤差が大きいので、1ライ
ンあたりの誤差量がどれだけになるのかを求める。そし
て、この誤差量を1ラインのクロック数で割り、そのク
ロック数で誤差を補正する。
【0029】具体的に言えば、3.58MHzのカラー
バースト信号を作る場合、例えば13.5MHzのシス
テムクロックで生成させるためには、1ラインが約85
8クロックであり、色副搬送波周波数が周波数インター
リーブのために水平走査周波数の455/2倍(2ライ
ンで455倍)に定められており、ROM27が12ビ
ット仕様で1周期が4096(=212)とすると、40
96×455/858×2≒1086となり、C信号が
例えば11ビットであれば、1クロックあたり1086
/2048πだけ位相を進める。
【0030】この際に、1ラインで52/2048πの
ずれが生じる。そこで、1ラインのうち52回、1クロ
ックで1087/2048πだけ進めるように補正す
る。また、補正する間隔はなるべく偏らないようにする
ために58/858を積分し、この積分値が1を超えた
らそのときに補正するとともに、積分値から1を引く処
理を行う。位相の補正は、このようにして生成された位
相情報に対して、位相補正演算回路24から与えられる
位相ずれ量を足すことによって行う。
【0031】上述した処理を実現する内部信号発生回路
26の具体的な構成の一例を図5に示す。図5におい
て、内部信号発生演算回路51は、周波数補正演算回路
25から与えられる周波数ずれ量に基づいて、1クロッ
クごとの位相量、例えば1086/2048πを生成す
るとともに、1ライン分の端数、例えば52/2048
πを生成する。
【0032】1クロックごとの位相量は、積分回路52
で積分される。積分回路52は、1クロックごとの位相
量を一方の入力とする加算器53と、この加算器53の
加算出力をシステムクロックの1クロック分だけ遅延
し、その遅延出力を加算器53の他方の入力とするディ
レイ(D)回路54とから構成されている。
【0033】一方、1ライン分の端数は、1/1Hのク
ロック数(=1/858)を乗算器55で乗ぜられた
後、積分回路56に供給される。積分回路56は、乗算
器55の乗算出力(=58/858)を積分し、この積
分値が1を超えたら積分回路52の加算器53に1を与
えるとともに、積分値から1を引く。積分回路52の積
分値は、位相補正演算回路24から与えられる位相ずれ
量が加算器57で加算されて位相情報として出力され
る。
【0034】内部信号発生回路26から出力される位相
情報は、ROM27に与えられる。ROM27は、基準
信号 sinθ,cosθを内部信号発生回路26の位相情報と
対応関係を持ったマップとしてあらかじめ格納してお
り、内部信号発生回路26から位相情報が与えられたと
き、これに対応した基準信号 sinθ,cosθを発生し、乗
算器13,14にそれぞれ供給する。
【0035】上記構成の本実施形態に係る色分離回路で
は、入力端子11に与えられる色信号に対して非同期の
外部クロックを入力端子28から取り込み、これをシス
テムクロックとして各回路が動作するように構成された
フリーランクロックシステムとなっている。
【0036】そして、このフリーランクロックシステム
の色分離回路において、2つの色差信号Cr,Cbの色
搬送波と基準信号 sinθ,cosθとの位相差を検出すると
ともに、この位相差に基づいて周波数誤差を検出し、こ
れら位相差および周波数誤差に基づいて基準信号 sin
θ,cosθを生成するようにしている。これにより、外付
け部品が必要となるアナログPLLを構成しなくても、
カラーバースト信号にロックした基準信号 sinθ,cosθ
をデジタル的に生成することができる。
【0037】なお、上記実施形態では、NTSCテレビ
ジョン方式のカラー映像信号に適用した場合を例に採っ
て説明したが、PALテレビジョン方式のカラー映像信
号にも同様に適用可能である。
【0038】図6は、本発明に係るデジタル画像処理装
置のビデオ信号処理系の構成の一例を示すブロック図で
ある。なお、デジタル画像処理装置としては、デジタル
テレビジョンやデジタルプリンタなどがある。
【0039】図6において、コンポジットビデオ信号ま
たはセパレートビデオ信号のY信号は、切り替えスイッ
チ61によって選択的に取り込まれ、ローパスフィルタ
(LPF)62を経てA/D変換器63でデジタル信号
に変換された後、Y/C分離回路64に供給される。こ
のY/C分離回路64では、Y信号(輝度信号)とC信
号(色信号)との分離が行われる。
【0040】一方、セパレートビデオ信号のC信号は、
ローパスフィルタ65を経た後、A/D変換器66でデ
ジタル信号に変換される。切り替えスイッチ67は、切
り替えスイッチ61と連動し、Y/C分離回路64で分
離されたC信号またはローパスフィルタ65およびA/
D変換器66を経たC信号を選択的に色復調回路68に
供給する。
【0041】この色復調回路68として、図1に示した
本発明に係る色復調回路が用いられる。これによれば、
本発明に係る色復調回路では、外付け部品が必要なアナ
ログPLLを構成しなくても、カラーバースト信号にロ
ックした基準信号 sinθ,cosθをデジタル的に生成する
ことができるため、コストや消費電力などの点で有利と
なる。
【0042】そして、本デジタル画像処理装置が例えば
デジタルテレビジョンの場合には、Y信号および色差信
号Cb,Crに基づいて後段の色信号処理回路(図示せ
ず)でR(赤),G(緑),B(青)の3原色信号に変
換された後、CRTやLCDなどの表示装置に供給され
て画像表示が行われる。
【0043】また、本デジタル画像処理装置が例えばデ
ジタルプリンタの場合には、Y信号および色差信号C
b,Crに基づいて後段の色信号処理回路(図示せず)
でR,G,Bの3原色信号に変換された後、さらに色変
換回路(図示せず)でYe(イエロー),Mg(マゼン
タ),Cy(シアン),K(クロ)の4色に変換されて
画像出力装置に供給されて印刷出力される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラーバースト信号の復調結果から、2つの色差信号の
色搬送波と基準信号との位相のずれ量および周波数のず
れ量を求め、その情報をフィードバックすることによ
り、カラーバースト信号にロックした基準信号をデジタ
ル的に生成できる。これにより、外付け部品が必要とな
るアナログPLLを構成しなくて済むため、コストや基
板面積などの点で有利になり、またデジタル化によって
電源電圧の低電圧化が可能となるため、低消費電力化が
図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る色復調回路を示すブ
ロック図である。
【図2】位相補正演算回路24の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】カラーバースト信号の位相ずれの状態を示す図
であり、(a)は0°〜90°のとき、(b)は90°
〜180°のとき、(c)は−0°〜190°のとき、
(d)は−90°〜−180°のときをそれぞれ示して
いる。
【図4】周波数補正演算回路25の構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図5】内部信号発生回路26の具体的な構成の一例を
示すブロック図である。
【図6】本発明に係るデジタル画像処理装置のビデオ信
号処理系の構成の一例を示すブロック図である。
【図7】色復調回路の原理図である。
【図8】色信号、色差信号および基準信号の位相関係を
示す図である。
【符号の説明】
13,14,17,18…乗算器、15,16…ローパ
スフィルタ(LPF)、24…位相補正演算回路、25
…周波数補正演算回路、26…内部信号発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される色信号を基準信号に基づいて
    復調し、2つの色差信号として出力する色復調回路であ
    って、 前記2つの色差信号の色搬送波と前記基準信号との位相
    差を検出する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段によって検出された位相差に基づい
    て前記2つの色差信号の色搬送波と前記基準信号との周
    波数誤差を検出する周波数誤差検出手段と、 前記位相差検出手段によって検出された位相差および前
    記周波数誤差検出手段によって検出された周波数誤差に
    基づいて前記基準信号を生成する基準信号生成手段とを
    備えたことを特徴とする色復調回路。
  2. 【請求項2】 前記位相差検出手段は、バースト期間の
    前記2つの色差信号の比から前記位相差を検出すること
    を特徴とする請求項1記載の色復調回路。
  3. 【請求項3】 入力される色信号を基準信号に基づいて
    復調し、2つの色差信号として出力する色復調回路を具
    備したデジタル画像処理装置であって、 前記色復調回路は、 前記2つの色差信号の色搬送波と前記基準信号との位相
    差を検出する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段によって検出された位相差に基づい
    て前記2つの色差信号の色搬送波と前記基準信号との周
    波数誤差を検出する周波数誤差検出手段と、 前記位相差検出手段によって検出された位相差および前
    記周波数誤差検出手段によって検出された周波数誤差に
    基づいて前記基準信号を生成する基準信号生成手段とを
    有することを特徴とするデジタル画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記位相差検出手段は、バースト期間の
    前記2つの色差信号の比から前記位相差を検出すること
    を特徴とする請求項3記載のデジタル画像処理装置。
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