JPH11196431A - 2重ループpll回路及びこのpll回路を用いた色復調回路 - Google Patents

2重ループpll回路及びこのpll回路を用いた色復調回路

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JPH11196431A
JPH11196431A JP9369511A JP36951197A JPH11196431A JP H11196431 A JPH11196431 A JP H11196431A JP 9369511 A JP9369511 A JP 9369511A JP 36951197 A JP36951197 A JP 36951197A JP H11196431 A JPH11196431 A JP H11196431A
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signal
phase
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outputting
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JP9369511A
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Junichi Onodera
純一 小野寺
Nobuyuki Takagi
暢之 高木
Masamichi Nakajima
正道 中島
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Fujitsu General Ltd
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Fujitsu General Ltd
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  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/D変換用のサンプリングクロックの位相
を連続的に変化させる調整ができ、色復調利用時に色差
信号を容易かつ高精度に復調できること。 【解決手段】 クランプ回路12、A/D変換回路1
4、基準カラーバースト出力回路18、PLL回路24
及び位相検出回路34を具備し、位相検出回路34内の
位相基準値によってスライスレベルSLを変化させ、基
準カラーバースト出力回路18から出力する基準カラー
バーストKKの位相を変化させて、PLL回路24から
A/D変換回路14へ出力するサンプリングクロック
は、カラーバーストに位相同期した周波数4Fscの信
号で、その位相を位相基準値によって連続的に変化でき
る。このため、サンプリングクロックの位相を所望値
(例えば位相基準点に対して57°)に調整して、A/
D変換回路14の出力信号を所定順序で色差信号(例え
ば−I、−Q、I、Q)を出力する色信号にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力した複合カラ
ー信号又は色信号をディジタル処理する際に用いられ
る、カラーバーストに位相同期(ロック)したA/D
(アナログ/ディジタル)変換用のサンプリングクロッ
クを作成するPLL(Phase-Locked Loop)回路、及び
このPLL回路を用いた色復調回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーバーストに位相同期したA
/D変換用のサンプリングクロックを作成するPLL回
路は、カラーバースト期間に色副搬送波を検出し、この
検出した色副搬送波に位相同期したクロックをVCO
(電圧制御発振器)の発振周波数制御によって作成し、
このクロックをA/D変換回路へサンプリングクロック
として出力していた。固定遅延量をもった遅延器を多段
に接続することによって、サンプリングクロックの位相
を微調整していた。また、従来の色復調は、アナログ復
調回路又はこのアナログ復調回路をディジタル化した回
路で行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のPLL回路では、固定遅延量をもった遅延器を
多段に接続してサンプリングクロックの位相を微調整し
ていたので、サンプリングクロックの位相を飛び飛びに
しか微調整することができず、連続的に変化させること
ができないという問題点があった。例えば、色復調に用
いた場合、色差信号の復調を容易かつ高精度に行うこと
ができないという問題点があった。また、上述した従来
のアナログ復調回路では、PDP(プラズマディスプレ
イパネル)やLCD(液晶ディスプレイ)パネルを用い
た表示装置のような、ディジタルインタフェースをもつ
表示装置に利用した場合、ディジタル回路特有のノイズ
を拾ってしまうという問題点があった。また、上述した
従来のアナログ復調回路をディジタル化した回路では、
A/D変換用のサンプリングクロックの位相を連続的に
変化させることができないので、色復調や色合い調整に
不自然な感じが残るという問題点があった。
【0004】例えば、NTSC(National TV System C
ommittee)方式の複合カラー信号(以下単にNTSC信
号という)Eは、つぎの式(1)に示されるように、周
波数Fscの色副搬送波を2つの色差信号I、Qで直角
2相振幅変調し、輝度信号Yに周波数多重して作成され
ている。 E=Y+I・cos(2π・Fsc・t+33°)+Q・sin(2π・Fsc・t+33°)…(1) (1)式のFscは(455/2)・Fhで約3.58
MHzを表し、このFhは水平走査周波数を表す。NT
SC信号における色の信号の位相関係は図8のようにな
っている。この図8において、B−Y、R−Yは、I、
Qとは異なる2つの色差信号を表す。色差信号I、Qと
カラーバーストとは図9に示すような位相関係にあるの
で、位相基準点(B−Y軸)からの位相差が57°と2
37°では色差信号Iの振幅が−1と1で色差信号Qの
振幅が0、位相差が147°と327°では色差信号I
の振幅が0で色差信号Qの振幅が−1と1となる(I、
Qの最大振幅を1、−1とする)。このため、色信号C
(=I+Q)を色差信号Q、Iの振幅が0となる点でサ
ンプリングすれば、I成分、Q成分のみを取り出すこと
ができる。換言すると、カラーバーストの上述した57
°に位相同期した周波数4Fscのサンプリングクロッ
クで標本化すると、信号Cから色差信号I、Qを容易に
復調することができ、かつ補間演算等で推測するよりも
高精度に復調できる。しかしながら、上述した従来のP
LL回路では、サンプリングクロックの位相を連続的に
変化させることができないので、カラーバーストの所定
位相点(例えば57°)に位相同期した周波数4Fsc
のサンプリングクロックを作成できず、色差信号の復調
を容易かつ高精度に行うことができないという問題点が
あった。
【0005】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、A/D変換用のサンプリングクロックの位相を連
続的に変化できるPLL回路、及びこのPLL回路を用
いて複合映像信号から色差信号を容易かつ高精度に復調
できる色復調回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る2
重ループPLL回路は、入力した複合カラー信号又は色
信号の直流レベルを一定の固定レベルにクランプして出
力するクランプ回路と、このクランプ回路の出力信号を
サンプリングクロックで標本化してディジタル信号を出
力するA/D変換回路と、クランプ回路の出力信号のう
ちの周波数Fscのカラーバーストをスライスレベルと
比較し矩形波状の基準カラーバーストを出力する基準カ
ラーバースト出力回路と、発振周波数制御によって基準
カラーバーストに位相同期した周波数N・Fsc(Nは
4の整数倍の数)の信号を作成し、A/D変換回路へサ
ンプリングクロックとして出力するPLL回路と、A/
D変換回路の出力信号と予め設定した位相基準値とのレ
ベル差に基づきサンプリングクロックと基準カラーバー
ストの位相差を検出し、位相差に対応したスライスレベ
ルを基準カラーバースト出力回路へ出力する位相検出回
路とを具備してなることを特徴とする。ここで、色信号
とは、2つの色差信号と90度位相がずれた2つの色副
搬送波により、搬送波抑圧振幅変調された信号をいう。
【0007】PLL回路は、基準カラーバースト出力回
路から出力する基準カラーバーストに位相同期した周波
数N・Fscの信号を作成し、サンプリングクロックと
してA/D変換回路へ出力している。基準カラーバース
ト出力回路から出力する基準カラーバーストの位相はス
ライスレベルで変化し、このスライスレベルは位相検出
回路内の位相基準値で変化するので、サンプリングクロ
ックはカラーバーストに位相同期した周波数N・Fsc
の信号で、しかもその位相が位相基準値によって連続的
に変化させて所望値に調整できる。例えば、色復調を簡
単にするために、サンプリングクロックの位相を所望値
(例えば位相基準点(B−Y軸)との位相差が57°と
なる値)にするときには、矩形波状の基準カラーバース
トの立上り点の位相が対応した値(例えば位相基準点と
の位相差が57°となる値)となるように、位相基準値
(例えば−0.2079)とする。位相検出回路内の位
相基準値を上述の値(例えば−0.2079)に設定し
たときには、位相検出回路から出力するスライスレベル
は対応した値(例えば、−0.5446)となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、基準カラーバースト出力回路の構成を簡単にするた
めに、基準カラーバースト出力回路を、クランプ回路の
出力信号をスライスレベルと比較し矩形波信号を出力す
るレベル比較器と、このレベル比較器の出力信号のうち
のカラーバースト期間の信号を抜き取るバースト期間抜
取回路とで構成する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、サンプリングクロックの位相を所望値から意
識的にずらすことができるようにするために、位相検出
回路を、位相基準値に位相調整値を加算する加算器と、
入力信号の種類に応じて予め設定された期間の間、加算
器の加算値とA/D変換回路の出力信号とを比較しレベ
ル差に対応した信号を出力する比較器と、この比較器の
出力信号に基づき対応したスライスレベルを出力するス
ライスレベル出力回路とで構成する。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、サンプリングクロックの位相を所望値から意
識的にずらすことができるとともに、NTSC方式とP
AL(Phase Alternate Line)方式の複合カラー信号又
は色信号に対して利用できるようにするために、位相検
出回路を、予め設定されたNTSC用とPAL用の位相
基準値を切換信号で切り換えて出力する位相基準値切換
回路と、入力信号がNTSC方式の信号かPAL方式の
信号かに対応して予め設定された期間の間、位相基準値
切換回路の出力する位相基準値とA/D変換回路の出力
信号を比較しレベル差に応じた信号を出力する比較器
と、この比較器の出力信号に基づき対応したスライスレ
ベルを出力するスライスレベル出力回路とで構成する。
【0011】請求項5の発明は、請求項3又は4の発明
において、スライスレベル出力回路の構成を簡単にする
ために、スライスレベル出力回路を、比較器の出力信号
を平滑化して出力するフィルタと、このフィルタの出力
信号に基づき対応したパルス幅変調信号をスライスレベ
ルとして出力するパルス幅変調回路とで構成する。
【0012】請求項6の発明に係る色復調回路は、入力
した複合カラー信号又は色信号の直流レベルを一定の固
定レベルにクランプして出力するクランプ回路と、この
クランプ回路の出力信号をサンプリングクロックで標本
化してディジタル信号を出力するA/D変換回路と、ク
ランプ回路の出力信号のうちの周波数Fscのカラーバ
ーストをスライスレベルと比較し矩形波状の基準カラー
バーストを出力する基準カラーバースト出力回路と、発
振周波数制御によって基準カラーバーストに位相同期し
た周波数N・Fscの信号を作成し、A/D変換回路へ
サンプリングクロックとして出力するPLL回路と、A
/D変換回路の出力信号と予め設定した位相基準値との
レベル差に基づきサンプリングクロックと基準カラーバ
ーストとの位相差を検出し、位相差に対応したスライス
レベルを基準カラーバースト出力回路へ出力する位相検
出回路と、A/D変換回路の出力信号を色差信号に変換
して出力する信号変換回路とを具備してなることを特徴
とする。
【0013】請求項1の発明と同様にして、PLL回路
からA/D変換回路へ出力するサンプリングクロック
は、カラーバーストに位相同期した周波数N・Fscの
信号で、かつ、その位相が位相基準値によって連続的に
変化するように調整できる。このため、サンプリングク
ロックの位相が所望値(例えば、色差信号I又はQの振
幅が0となる位相点である57°)となるように、位相
基準値(例えば−0.2079)を設定することによっ
て、A/D変換回路から所定順序の色差信号(例えば−
I、−Q、I、Q)をもった信号Cを出力させることが
できる。信号変換回路は、A/D変換回路から出力する
信号C(例えば−I、−Q、I、Q)を個別の色差信号
I、Qに変換して出力する。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、信号変換回路の構成を簡単にするために、信号変換
回路を、A/D変換回路の出力信号を−1倍して出力す
る乗算器と、A/D変換回路の出力信号と前記乗算器の
出力信号とを選択的に切り換えて出力する選択回路とで
構成する。
【0015】請求項8の発明は、請求項6又は7の発明
において、基準カラーバースト出力回路の構成を簡単に
するために、基準カラーバースト出力回路を、クランプ
回路の出力信号をスライスレベルと比較し矩形波信号を
出力するレベル比較器と、このレベル比較器の出力信号
のうちのカラーバースト期間の信号を抜き取るバースト
期間抜取回路とで構成する。
【0016】請求項9の発明は、請求項6、7又は8の
発明において、色合い調整ができるようにするために、
位相検出回路を、位相基準値に色合い調整用の位相調整
値を加算する加算器と、入力信号の種類に応じて予め設
定された期間の間、加算器の加算値とA/D変換回路の
出力信号とを比較しレベル差に対応した信号を出力する
比較器と、この比較器の出力信号に基づき対応したスラ
イスレベルを出力するスライスレベル出力回路とで構成
する。
【0017】請求項10の発明は、請求項6、7又は8
の発明において、色合い調整ができるとともに、NTS
C方式及びPAL(Phase Alternate Line)方式の複合
カラー信号又は色信号に対して利用できるようにするた
めに、位相検出回路を、予め設定されたNTSC用とP
AL用の位相基準値を切換信号で切り換えて出力する位
相基準値切換回路と、入力信号がNTSC方式の信号か
PAL方式の信号かに対応して予め設定された期間の
間、位相基準値切換回路の出力する位相基準値とA/D
変換回路の出力信号を比較しレベル差に対応した信号を
出力する比較器と、この比較器の出力信号に基づき対応
したスライスレベルを出力するスライスレベル出力回路
とで構成する。
【0018】請求項11の発明は、請求項9又は10の
発明において、スライスレベル出力回路の構成を簡単に
するために、スライスレベル出力回路を、比較器の出力
信号を平滑化して出力するフィルタと、このフィルタの
出力信号に基づき対応したパルス幅変調信号をスライス
レベルとして出力するパルス幅変調回路とで構成する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による2重ループP
LL回路及びこのPLL回路を用いた色復調回路の一実
施形態例を図面を用いて説明する。図1は2重ループP
LL回路の一実施形態例を示すもので、この図1におい
て、10はアナログの複合カラー信号としてのNTSC
信号を入力する入力端子、12はクランプ回路、14は
A/D変換回路である。前記クランプ回路12は、入力
端子10に入力したNTSC信号の直流レベルを、NT
SC信号中のペデスタル期間で一定の固定レベルにクラ
ンプして出力し、前記A/D変換回路14は前記クラン
プ回路12から出力する信号をサンプリングクロックで
標本化したディジタルの信号(例えば搬送色信号C)を
出力端子16へ出力する。
【0020】18は、前記クランプ回路12の出力信号
のうちの周波数FscのカラーバーストKをスライスレ
ベルSLと比較し矩形波状の基準カラーバーストKKを
出力する基準カラーバースト出力回路で、この基準カラ
ーバースト出力回路18は、前記クランプ回路12の出
力信号をスライスレベルSLと比較し矩形波の信号を出
力するレベル比較器20と、このレベル比較器20の出
力信号のうちのカラーバースト期間の信号を抜き取り、
基準カラーバーストKKとして出力するバースト期間抜
取回路22とで構成されている。
【0021】24はPLL回路で、このPLL回路24
は、前記基準カラーバースト出力回路18から出力する
基準カラーバーストKKを基準信号として比較信号と比
較し、位相差に対応した電圧を出力する位相比較器26
と、この位相比較器26の出力信号の低周波成分を制御
信号として出力するLPF(ローパスフィルタ)28
と、このLPF28の制御信号によって発振周波数が変
化するVCO(電圧制御発振器)30と、このVCO3
0の出力信号の周波数を1/4に分周(N=4の場合)
し比較信号として前記位相比較器26へ出力する分周器
32とからなり、前記LPF28から前記VCO30へ
出力する制御信号は、前記位相比較器26に入力する基
準カラーバーストKKと比較信号の位相差が小さくなる
方向に前記VCO30の発振周波数を制御し、比較信号
を基準カラーバーストKKに位相同期させる。この位相
同期時において前記VCO30から前記A/D変換回路
14へ出力するサンプリングクロックの周波数は4Fs
cとなる。
【0022】34は位相検出回路で、この位相検出回路
34は、前記A/D変換回路14の出力信号と予め設定
した位相基準値とのレベル差に基づきサンプリングクロ
ックと基準カラーバーストの位相差を検出し、位相差に
対応したスライスレベルを前記基準カラーバースト出力
回路18へ出力する。36は制御信号出力回路で、この
制御信号出力回路36は、前記A/D変換回路14の出
力信号からバースト期間を検出し、前記バースト期間抜
取回路22へ抜取制御信号としてのバースト期間信号を
出力する。
【0023】前記位相検出回路34は、図2に示すよう
に、NTSC用の位相基準値(例えば−0.2079)
に位相調整値(例えば色合い調整用)を加算する加算器
38と、NTSC用の位相比較期間に対応した比較期間
信号を発生する比較期間発生回路40と、この比較期間
発生回路40の比較期間信号によって制御された比較期
間の間、前記A/D変換回路14の出力信号と前記加算
器38から出力する位相基準値とを比較し、そのレベル
差に対応した信号を出力する比較器42と、この比較器
42から出力する信号の低周波成分を出力するフィルタ
44と、このフィルタ44の出力信号に対応したPWM
(パルス幅変調)信号をスライスレベルとして前記レベ
ル比較器20へ出力するPWM回路46とからなってい
る。前記フィルタ44とPWM回路46はスライスレベ
ル出力回路48を構成している。
【0024】つぎに、図1及び図2の作用を図3を併用
して説明する。 (イ)入力端子10に入力したNTSC信号は、クラン
プ回路12によってその信号中のペデスタル期間で直流
レベルが一定の固定レベルにクランプされ、レベル比較
器20に入力してスライスレベルSLと比較され、この
レベル比較器20から矩形波状の信号が出力する。バー
スト期間抜取回路22は、制御信号出力回路36のバー
スト期間信号によって、レベル比較器20から出力する
矩形波状の信号のうちのカラーバースト期間の信号を抜
き取るので、後述するサンプリングクロックの位相が所
望値のときには、図3に示すような矩形波状の基準カラ
ーバーストKKを基準信号としてPLL回路24へ出力
する。図3において、横軸は位相基準点(B−Y軸)と
の位相差を示し、縦軸は振幅を示し、Kは周波数Fsc
のカラーバーストを示す。PLL回路24は、基準カラ
ーバースト出力回路18から出力する基準カラーバース
トKKに位相同期した周波数4Fsc(N=4の場合)
の信号を作成し、サンプリングクロックとしてA/D変
換回路14へ出力している。
【0025】(ロ)基準カラーバースト出力回路18か
ら出力する基準カラーバーストKKの位相はスライスレ
ベルSLで変化し、このスライスレベルSLは位相検出
回路34内の位相基準値で変化するので、サンプリング
クロックはカラーバーストKに位相同期した周波数N・
Fscの信号で、しかもその位相を位相基準値によって
連続的に変化させて所望値に調整できる。PLL回路2
4からA/D変換回路14へ出力するサンプリングクロ
ックの位相を所望値(例えば位相基準点(B−Y軸)と
の位相差が57°となる値)に調整する場合には、矩形
波状の基準カラーバーストKKの立上り点の位相が対応
した値(例えば位相基準点との位相差が57°となる
値)となるように、位相基準値を対応した値(例えば−
0.2079)に設定すると共に、位相調整値を0とす
る。この位相検出回路34内の位相基準値を上述の値
(例えば−0.2079)に設定したときには、位相検
出回路34から出力するスライスレベルSLは対応した
値(例えば、−0.5446)となる。
【0026】(ハ)PLL回路24からA/D変換回路
14へ出力するサンプリングクロックの位相を所望値か
ら一定値ずらせる調整(例えば色合い調整)をする場合
には、位相検出回路34内の位相調整値を対応した値に
設定し、加算器38で位相基準値に位相調整値を加算し
た値(新たな位相基準値)が比較値として比較器42に
入力する。この場合において、サンプリングクロックの
位相が所定値(所望値に一定値を加算した値)に調整さ
れているときには、A/D変換回路14の出力信号と位
相基準値とのレベル差も対応した値となり、位相検出回
路34から基準カラーバースト出力回路18へフィード
バックするスライスレベルSLも、所望値(例えば−
0.5446)から対応した値へ変化する。
【0027】図1及び図2の実施形態例では、入力信号
がNTSC信号(複合カラー信号の一例)の場合につい
て説明したが、本発明はこれに限るものでなく、PAL
信号の場合、切換可能なNTSC信号とPAL信号の場
合、又はNTSC用若しくはPAL用の色信号の場合に
ついても利用することができる。例えば、図4に示すよ
うに、位相検出回路34内の加算器38の前段に位相基
準値切換回路50を付加し、入力信号がNTSC信号で
あるかPAL信号であるかに応じて、NTSC用の位相
基準値(例えば−0.2079)とPAL用の位相基準
値(例えば0.0000)を切り換えて加算器38に出
力するようにしてもよい。
【0028】図5は本発明の色復調回路の一実施形態例
を示すもので、図1と同一部分は同一符号とし説明を省
略する。図5において、52はA/D変換回路14の出
力信号(例えば信号C)を色差信号I、Qに変換する信
号変換回路で、この信号変換回路52は、図6に示すよ
うに、A/D変換回路14の出力信号を−1倍して出力
する乗算器54と、前記A/D変換回路14の出力信号
と前記乗算器54の出力信号とを、第1、第2選択信号
で選択的に切り換えて個別の色差信号I、Qとして出力
する選択回路56とで構成されている。
【0029】つぎに、図5及び図6の作用を図7を併用
して説明する。位相検出回路34内の位相基準値をNT
SC用の値(例えば−0.2079)に設定すると共に
位相調整値を0とすることによって、PLL回路24か
らA/D変換回路14へ出力するサンプリングクロック
の位相が所望値(例えば位相基準点(B−Y軸)との位
相差が57°となる値)に調整されているときには、図
1及び図2の場合と同様に、A/D変換回路14の出力
信号と位相基準値とのレベル差も設定値となり、位相検
出回路34から基準カラーバースト出力回路18へフィ
ードバックするスライスレベルSLが対応した値(例え
ば−0.5446)となり、基準カラーバーストKKの
立上り点の位相が対応した値(例えば位相基準点から5
7°)となる。このため、A/D変換回路14の出力信
号は、周波数4Fscのタイミングで色差信号が−I、
−Q、I、Qの順序で切り換わる色信号となる。選択回
路56は、前段の切換部を図7(a)に示す第1選択信
号(周波数Fsc)で切り換え、後段の切換部を同図
(b)に示す第2選択信号(周波数2Fsc)で切り換
え、色差信号I、Qを個別に出力する。
【0030】また、図1及び図2の場合と同様に、サン
プリングクロックの位相基準点との位相差は、位相検出
回路34内の位相基準値及び/又は位相調整値を変化さ
せることによって連続的に変えることができるので、レ
ベル比較器20やA/D変換回路14での信号遅延によ
る位相ずれを位相基準値及び/又は位相調整値の調整で
行うことができる。
【0031】また、PLL回路24からA/D変換回路
14へ出力するサンプリングクロックの位相を所望値か
ら一定値ずらせて色合いを調整をする場合には、位相検
出回路34内の位相調整値を対応した値に設定し、加算
器38で位相基準値に位相調整値を加算した値(新たな
位相基準値)が比較値として比較器42に入力する。こ
の場合において、サンプリングクロックの位相が所定値
(所望値に一定値を加算した値)に調整されているとき
には、A/D変換回路14の出力信号と位相基準値との
レベル差も対応した値に変化し、位相検出回路34から
基準カラーバースト出力回路18へフィードバックする
スライスレベルSLも対応した値に変化している。この
ため、PLL回路24からA/D変換回路14へ出力す
るサンプリングクロックは、カラーバーストKに位相同
期した周波数4Fscの信号で、かつスライスレベルS
L(位相基準値と位相調整値の加算値に対応した値)で
位相調整された基準カラーバーストKKに位相同期した
信号となり、信号変換回路52から出力する色差信号
I、Qが位相調整値に対応した値だけ変化し色合い調整
ができる。
【0032】図5の実施形態例では、位相検出回路が図
2に示すようなNTSC用の位相基準値と色合い調整用
の位相調整値とを加算可能な構成の場合について説明し
たが、本発明はこれに限るものでなく、位相検出回路が
位相調整値の加算を省略してNTSC用の位相基準値の
みを有する構成の場合、又は位相検出回路が図4に示す
ようなNTSC用とPAL用の位相基準値を切り換えで
きる構成の場合についても利用することができる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明に係る2重ループPLL
回路は、クランプ回路、A/D変換回路、基準カラーバ
ースト出力回路、PLL回路及び位相検出回路を具備
し、位相検出回路の位相基準値(位相調整値を加算する
場合を含む)の変化でスライスレベルを変化させ、この
スライスレベルの変化で基準カラーバースト出力回路か
ら出力する基準カラーバーストの位相を変化させるよう
に構成したので、PLL回路からA/D変換回路へ出力
するサンプリングクロックは、カラーバーストに位相同
期した周波数N・Fscの信号で、しかもその位相が位
相基準値によって連続的に変化するように調整できる。
例えば、基準カラーバーストの立上り点の位相を、位相
基準点との位相差が57°となるように調整することに
よって、色復調に適したA/D変換用のサンプリングク
ロックを出力することができる。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、基準カラーバースト出力回路を、クランプ回路の出
力信号をスライスレベルと比較し矩形波信号を出力する
レベル比較器と、このレベル比較器の出力信号のうちの
カラーバースト期間の信号を抜き取るバースト期間抜取
回路とで構成したので、基準カラーバースト出力回路の
構成を簡単にすることができる。
【0035】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、位相検出回路を、位相基準値に位相調整値を
加算する加算器と、入力した複合カラー信号又は色信号
の種類に応じて予め設定された期間の間、加算器の加算
値とA/D変換回路の出力信号とを比較しレベル差に対
応した信号を出力する比較器と、この比較器の出力信号
に基づき対応したスライスレベルを出力するスライスレ
ベル出力回路とで構成したので、サンプリングクロック
の位相を所望値から意識的にずらすことができる。
【0036】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、位相検出回路を、予め設定されたNTSC用
とPAL用の位相基準値を切換信号で切り換えて出力す
る位相基準値切換回路と、入力した複合カラー信号又は
色信号がNTSC方式の信号かPAL方式の信号か対応
して予め設定された期間の間、位相基準値切換回路の出
力する位相基準値とA/D変換回路の出力信号を比較し
レベル差に対応した信号を出力する比較器と、この比較
器の出力信号に基づき対応したスライスレベルを出力す
るスライスレベル出力回路とで構成したので、サンプリ
ングクロックの位相を所望値から意識的にずらすことが
できるとともに、NTSC方式とPAL方式の信号に対
しても利用できる。
【0037】請求項5の発明は、請求項3又は4の発明
において、スライスレベル出力回路を、比較器の出力信
号を平滑化して出力するフィルタと、このフィルタの出
力信号に基づき対応したパルス幅変調信号をスライスレ
ベルとして出力するパルス幅変調回路とで構成したの
で、スライスレベル出力回路の構成を簡単にすることが
できる。
【0038】請求項6の発明に係る色復調回路は、クラ
ンプ回路、A/D変換回路、基準カラーバースト出力回
路、PLL回路、位相検出回路及び信号変換回路を具備
し、PLL回路からA/D変換回路へ出力するサンプリ
ングクロックを、カラーバーストに位相同期した周波数
N・Fscの信号で、しかもその位相が位相基準値によ
って連続的に変化すると共に、信号変換回路でA/D変
換回路の出力信号を色差信号(例えばI、Q)に変換す
るように構成したので、A/D変換回路の出力信号を色
差信号が所定順序(例えば−I、−Q、I、Qの順序)
で現われる信号にすることができ、簡単な構成の信号変
換回路で精度よく色差信号を得ることができる。また、
ディジタル復調なのでディジタル回路特有のノイズを拾
うことがない。さらに、サンプリングクロックの位相を
連続的に変化させた調整を行うことができるので、色復
調や色合い調整に不自然な感じが残らない。
【0039】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、信号変換回路を、A/D変換回路の出力信号を−1
倍して出力する乗算器と、A/D変換回路の出力信号と
乗算器の出力信号とを選択的に切り換えて出力する選択
回路とで構成したので、信号変換回路の構成をさらに簡
単にすることができる。
【0040】請求項8の発明は、請求項6又は7の発明
において、基準カラーバースト出力回路を、クランプ回
路の出力信号をスライスレベルと比較し矩形波信号を出
力するレベル比較器と、このレベル比較器の出力信号の
うちのカラーバースト期間の信号を抜き取るバースト期
間抜取回路とで構成したので、基準カラーバースト出力
回路の構成を簡単にすることができる。
【0041】請求項9の発明は、請求項6、7又は8の
発明において、位相検出回路を、位相基準値に色合い調
整用の位相調整値を加算する加算器と、入力信号の種類
に応じて予め設定された期間の間、加算器の加算値とA
/D変換回路の出力信号とを比較しレベル差に対応した
信号を出力する比較器と、この比較器の出力信号に基づ
き対応したスライスレベルを出力するスライスレベル出
力回路とで構成したので、色合い調整を行うことができ
る。
【0042】請求項10の発明は、請求項6、7又は8
の発明において、位相検出回路を、予め設定されたNT
SC用とPAL用の位相基準値を切換信号で切り換えて
出力する位相基準値切換回路と、入力した複合カラー信
号又は色信号がNTSC方式の信号かPAL方式の信号
かに対応して予め設定された期間の間、位相基準値切換
回路の出力する位相基準値とA/D変換回路の出力信号
を比較しレベル差に応じた信号を出力する比較器と、こ
の比較器の出力信号に基づき対応したスライスレベルを
出力するスライスレベル出力回路とで構成した場合に
は、色合い調整ができるとともに、NTSC方式及びP
AL方式の信号に対して利用できる。
【0043】請求項11の発明は、請求項9又は10の
発明において、スライスレベル出力回路を、比較器の出
力信号を平滑化して出力するLPFと、このLPFの出
力信号に基づき対応したパルス幅変調信号をスライスレ
ベルとして出力するパルス幅変調回路とで構成したの
で、スライスレベル出力回路の構成を簡単にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による2重ループPLL回路の一実施形
態例を示すブロック図である。
【図2】図1中の位相検出回路を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の基準カラーバースト出力回路から出力す
る基準カラーバーストKKの波形図である。
【図4】図1中の位相検出回路の他の例を示すブロック
図である。
【図5】本発明による色復調回路の一実施形態例を示す
ブロック図である。
【図6】図5中の信号変換回路を示すブロック図であ
る。
【図7】図6中の選択回路への第1、第2選択信号の波
形図である。
【図8】NTSC信号における色差信号の位相関係を示
す説明図である。
【図9】NTSC色差信号I、Qと色信号C(=I+
Q)とカラーバーストKの位相関係を示す波形図であ
る。
【符号の説明】
10…入力端子、 12…クランプ回路、 14…A/
D変換回路、 16…出力端子、 18…基準カラーバ
ースト出力回路、 20…レベル比較器、 22…バー
スト期間抜取回路、 24…PLL回路、 26…位相
比較器、 28…LPF、 30…VCO、 32…分
周器、 34…位相検出回路、 36…制御信号出力回
路、 38…加算器、 40…比較期間発生回路、 4
2…比較器、 44…フィルタ、 46…PWM、 4
8…スライスレベル出力回路、50…位相基準値切換回
路、 52…信号変換回路、 54…乗算器、 56…
選択回路、 C…色信号、 Fsc…色副搬送波の周波
数(約3.58MHz)、 K…カラーバースト、 K
K…基準カラーバースト、 I、Q…色差信号、SL…
スライスレベル。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した複合カラー信号又は色信号の直流
    レベルを一定の固定レベルにクランプして出力するクラ
    ンプ回路と、このクランプ回路の出力信号をサンプリン
    グクロックで標本化してディジタル信号を出力するA/
    D変換回路と、前記クランプ回路の出力信号のうちの周
    波数Fsc(Fscは色副搬送波の周波数)のカラーバ
    ーストをスライスレベルと比較し矩形波状の基準カラー
    バーストを出力する基準カラーバースト出力回路と、発
    振周波数制御によって基準カラーバーストに位相同期し
    た周波数N・Fsc(Nは4の整数倍の数)の信号を作
    成し、前記A/D変換回路へサンプリングクロックとし
    て出力するPLL回路と、前記A/D変換回路の出力信
    号と予め設定した位相基準値とのレベル差に基づきサン
    プリングクロックと基準カラーバーストの位相差を検出
    し、位相差に対応したスライスレベルを前記基準カラー
    バースト出力回路へ出力する位相検出回路とを具備して
    なることを特徴とする2重ループPLL回路。
  2. 【請求項2】基準カラーバースト出力回路は、クランプ
    回路の出力信号をスライスレベルと比較し矩形波信号を
    出力するレベル比較器と、このレベル比較器の出力信号
    のうちのカラーバースト期間の信号を抜き取るバースト
    期間抜取回路とからなる請求項1記載の2重ループPL
    L回路。
  3. 【請求項3】位相検出回路は、位相基準値に位相調整値
    を加算する加算器と、入力信号の種類に対応して予め設
    定された期間の間、前記加算器の加算値とA/D変換回
    路の出力信号を比較しレベル差に対応した信号を出力す
    る比較器と、この比較器の出力信号に基づき対応したス
    ライスレベルを出力するスライスレベル出力回路とから
    なる請求項1又は2記載の2重ループPLL回路。
  4. 【請求項4】位相検出回路は、予め設定されたNTSC
    用とPAL用の位相基準値を切換信号で切り換えて出力
    する位相基準値切換回路と、入力信号がNTSC方式の
    信号かPAL方式の信号かに対応して予め設定された期
    間の間、前記位相基準値切換回路の出力する位相基準値
    とA/D変換回路の出力信号を比較しレベル差に対応し
    た信号を出力する比較器と、この比較器の出力信号に基
    づき対応したスライスレベルを出力するスライスレベル
    出力回路とからなる請求項1又は2記載の2重ループP
    LL回路。
  5. 【請求項5】スライスレベル出力回路は、比較器の出力
    信号を平滑化して出力するフィルタと、このフィルタの
    出力信号に基づき対応したパルス幅変調信号をスライス
    レベルとして出力するパルス幅変調回路とからなる請求
    項3又は4記載の2重ループPLL回路。
  6. 【請求項6】入力した複合カラー信号又は色信号の直流
    レベルを一定の固定レベルにクランプして出力するクラ
    ンプ回路と、このクランプ回路の出力信号をサンプリン
    グクロックで標本化してディジタル信号を出力するA/
    D変換回路と、前記クランプ回路の出力信号のうちの周
    波数Fsc(Fscは色副搬送波の周波数)のカラーバ
    ーストをスライスレベルと比較し矩形波状の基準カラー
    バーストを出力する基準カラーバースト出力回路と、発
    振周波数制御によって基準カラーバーストに位相同期し
    た周波数N・Fsc(Nは4の整数倍の数)の信号を作
    成し、前記A/D変換回路へサンプリングクロックとし
    て出力するPLL回路と、前記A/D変換回路の出力信
    号と予め設定した位相基準値とのレベル差に基づきサン
    プリングクロックと基準カラーバーストの位相差を検出
    し、位相差に対応したスライスレベルを前記基準カラー
    バースト出力回路へ出力する位相検出回路と、前記A/
    D変換回路の出力信号を色差信号に変換して出力する信
    号変換回路とを具備してなることを特徴とする色復調回
    路。
  7. 【請求項7】信号変換回路は、A/D変換回路の出力信
    号を−1倍して出力する乗算器と、前記A/D変換回路
    の出力信号と前記乗算器の出力信号とを選択的に切り換
    えて出力する選択回路とからなる請求項6記載の色復調
    回路。
  8. 【請求項8】基準カラーバースト出力回路は、クランプ
    回路の出力信号をスライスレベルと比較し矩形波信号を
    出力するレベル比較器と、このレベル比較器の出力信号
    のうちのカラーバースト期間の信号を抜き取るバースト
    期間抜取回路とからなる請求項6又は7記載の色復調回
    路。
  9. 【請求項9】位相検出回路は、位相基準値に色合い調整
    用の位相調整値を加算する加算器と、入力信号の種類に
    応じて予め設定された期間の間、前記加算器の加算値と
    A/D変換回路の出力信号とを比較しレベル差に対応し
    た信号を出力する比較器と、この比較器の出力信号に基
    づき対応したスライスレベルを出力するスライスレベル
    出力回路とからなる請求項6、7又は8記載の色復調回
    路。
  10. 【請求項10】位相検出回路は、予め設定されたNTS
    C用とPAL用の位相基準値を切換信号で切り換えて出
    力する位相基準値切換回路と、入力信号がNTSC方式
    の信号かPAL方式の信号かに対応して予め設定された
    期間の間、前記位相基準値切換回路の出力する位相基準
    値レベルとA/D変換回路の出力信号とを比較し、レベ
    ル差に対応した信号を出力する比較器と、この比較器の
    出力信号に基づき対応したスライスレベルを出力するス
    ライスレベル出力回路とからなる請求項6、7又は8記
    載の色復調回路。
  11. 【請求項11】スライスレベル出力回路は、比較器の出
    力信号を平滑化して出力するフィルタと、このフィルタ
    の出力信号に基づき対応したパルス幅変調信号をスライ
    スレベルとして出力するパルス幅変調回路とからなる請
    求項9又は10記載の色復調回路。
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